JP3014915U - 燃料油改質材及び燃料油タンク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 自動車等のエンジンの燃焼効率を高め、燃焼
の消費量を大幅に節減するとともに、燃料系統を浄化
し、放出される排ガス量を低減させることができる燃料
油改質材を提供することにある。 【構成】 表面に無数の通気孔２０が形成されたケース
体２内部の一端部に固定用永久磁石２３が配設されてな
るとともにこのケース体内部には少なくともＮ極同士が
相対して設けられた永久磁石２ａと、高温焼結遠赤外線
放射セラミックス２ｂと複合遷移金属が混合された低温
焼結セラミックス２ｃとが配設されてなる燃料油改質
材。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は燃料油改質材に係り、その目的は自動車や船舶等のエンジンの燃焼 効率を高め、燃焼の消費量を大幅に節減するとともに、燃料系統を浄化し、放出 される排ガス量を低減させることができる燃料油改質材を提供することにある。

【０００２】

【従来の技術】

ガソリンやディーゼルエンジン等の各種エンジンの性能を向上させる、或いは 排ガス中の有機物質の減少させるうえで磁気処理が有効であることが知られてい る。 例えば、燃焼機関のエンジン付近の空気供給路に、３００〜３０００ガウスの 磁力を発生する磁石を取り付けて、燃焼機関へ供給する空気を磁気雰囲気下に曝 す方法が存在している。 一方では、特開平５−１５７２２０号公報において、ケーシングの内部に複数 のリング状の永久磁石の同極の磁力を２つの極突部にそれぞれ集めて相対向させ 、これら相対向する２つの極突部の間に電気石を介在させると共に燃料油の通過 経路に遠赤外線放射繊維フィルターを設けた「燃料油の磁場通過装置」が開示さ れている。 さらには、特開平５−１５７２２０号公報においては燃焼供給路又は空気供給 路の少なくとも一方に設けられ、前記供給路の一部に設けられる繊維集合体、前 記繊維集合体に部分的に設けられる電磁波発生部とを含み、供給路を流れる空気 及び燃料の少なくとも一方を活性化させる「燃焼あるいは排気の処理装置」が開 示されている。 この開示技術は、セラミックス材料からなる電磁発生部と繊維集合体とを組み 合わせた処理装置により、供給路を流れる空気及び燃料のいずれか一方を効果的 に活性化させんとする技術であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前記した空気供給路に磁石を取り付ける方法では、燃料油の性 能向上において充分なものではないという課題が存在した。 また、特開平５−１５７２２０号公報及び特開平５−１５７２２０号公報にて 開示されている技術はいずれも燃料油の供給路に所定の装置を装着する方法であ るが、このような方法では供給路中にスケールやスライムが生じている場合、全 く効果が得られないという課題が存在した。 しかも前記開示技術では、いずれも燃料油を瞬間的に磁石と接触させるだけで あるので、磁力の効果を燃料油に対して充分に発現させることができないという 課題も存在した。 さらには、磁石と遠赤外線放射繊維との組合せ、或いは電磁発生部と繊維集合 体との組合せによる装置では燃料油を充分に改質させることはできないという課 題も存在した。 そこで、この考案では自動車等の燃料における燃焼効率を飛躍的に高め、燃焼 の消費量を大幅に節減するとともに、燃料系統を浄化し、連結されている配管中 にスライムやスケール等を生じさせることがなく、しかも放出される排ガス量を 低減させることができる優れた燃料油改質材の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は上記目的を達成するためになされたものであって、請求項１の燃料 油改質材では、表面に無数の通気孔が形成されたケース体内部の一端部に固定用 永久磁石が配設されてなるとともにこのケース体内部には少なくともＮ極同士が 相対して設けられた永久磁石と、高温焼結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移 金属が混合された低温焼結セラミックスとが配設されてなることとした。 請求項２の燃料油改質材では、表面に無数の通気孔が形成されたケース体内部 の一端部に固定用永久磁石が配設されてなるとともにこのケース体内部には中心 軸に沿って銅棒が架設され、且つ少なくともＮ極同士が相対して設けられた永久 磁石と、高温焼結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移金属が混合された低温焼 結セラミックスとが配設されてなることとした。 請求項５の燃料油タンクでは、キャップにより開閉自在とされる供給部を有し 、且つ内部に所定の燃料油が充填された燃料油タンクであって、この燃料油タン ク内部には線材とこの線材の先端部に取着されたケース体からなる燃料油改質材 が配設され、前記ケース体は表面に無数の通気孔が形成されるとともに前記線材 が取着されている端部と反対側の端部内部には固定用永久磁石が配設されてなり 、且つケース体内部には少なくともＮ極同士が相対して設けられた永久磁石と高 温焼結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移金属が混合された低温焼結セラミッ クスとが配設されてなり、このケース体全体が前記燃料油中に浸漬されてなると ともに前記線材の先端部が前記供給部のキャップに取着され、且つケース体の一 端部が燃料油タンクの底部に固定されてなることとした。

【０００５】

【作用】

ケース体表面に無数の通気孔が形成されたケース体内に銅棒を架設し、しかも 永久磁石と高温焼結遠赤外線放射セラミックスと低温焼結セラミックスとを配設 しておくことによって、このケース体を燃料油中に浸漬しておくと、複合遷移金 属元素が混合された低温焼結セラミックスによる触媒作用と、遠赤外線放射セラ ミックスによる遠赤外線と、永久磁石による磁力の作用とがそれぞれ相乗的に発 現される。 すなわち、低温焼結セラミックスの触媒作用によって酸化還元作用（酸素の吸 着と離脱）が行われ、この作用が繰り返し行われることによって液中の活性化が 促進される。 また、永久磁石により燃料油が磁化されることにより、燃料油中の未炭化物質 が微細化されるとともに、この微細化が遠赤外線放射セラミックスの作用により 促進される。 以上の低温焼結セラミックスの触媒作用、永久磁石及び遠赤外線放射セラミッ クスによる微細化作用との相乗効果によって、液体燃料の分子構造がより気化し やすい構造に変化され、空気との混合燃焼を効率良く行うことにより完全燃焼さ せ燃料の消費量を大幅に節減することができる。 さらに、燃料油中のクラスターが微細化されることによって酸素イオンや水素 イオンが増え、しかもこれらイオンの磁気共鳴化により燃焼効率が増加し、燃費 出力が向上する。 しかも内燃機関、循環系統、排気管などに付着した不純物被膜を燃料の超微細 化と磁化エクセルギー効果により除去することができ燃料系統が浄化され、ＮＯ ＸやＳＯＸ、或いは煤塵の発生が低減される。 さらに、前記ケース体内に有機ゲルマニウムを配設しておくことにより、上記 作用が一層顕著に発現される。 また、ケース体内部の一端部に固定用永久磁石が配設されているので、金属容 器内部に容易に固定させることができる。 しかも、ケース体の一端に線材を取着しておくことによって、容易に自動車エ ンジンの燃料油タンクにこの改質材を配置させておくことができる。

【０００６】

【実施例】

以下、この考案に係る燃料油改質材及び燃料油タンクの好ましい実施例を図面 を参照しながら説明する。 図１はこの考案に係る燃料油改質材の一実施例を示す外観図で、図２は前記実 施例における断面説明図である。 図示するようにこの考案の燃料油改質材１は表面に無数の通気孔２０が設けら れたケース体２と、このケース体の端部の取付部２２を介して取着される線材３ より構成される。

【０００７】 ケース体２及び線材３の素材としては、錆等が付着しにくく、しかも浸漬する 燃料油に対して活性等を示さないものであればいずれのものでも使用可能で、ス テンレス製のものが好ましく使用できる。 また、ケース体２表面に設けられる通気孔２０の口径としても特に限定はされ ず、内部に配設されているセラミックス等が漏洩せず、しかもセラミックス等が 放射する電磁波を良好に通過できる程度の大きさであればよい。

【０００８】 ケース体２は図２に示すように中空状となっており、この中空部２０には中心 軸に沿って銅棒２１が架設されている。 ここで、このように銅棒２１を架設しておくのは、銅は反磁性体であって且つ 電導性を有するので、内部に架設させておくことによってこの改質材１の効果を より高めることができる また、この考案においては前記銅棒２１表面にルビジウム、プラチナ等による 被膜を形成しておいてもよい。 ケース体２の線材３が取着される側と反対側の端部内には固定用永久磁石２３ が配設されている。 このように固定用永久磁石２３を配設しておくことによって、この燃料油改質 材１がこの端部において固定される。 以上のようなケース体中空部２０には、図示する実施例では仕切り板２４によ って四つの空間２４ａに区画されている。

【０００９】 この空間２４ａにはそれぞれ永久磁石２ａ・２ａが、そのＮ極同士を相対させ た状態で配設されている。 永久磁石２ａとしては、Ｎ極同士が相対して配設された際に４０００〜８００ ０ガウス程度の磁界形成能を備えたものが微細化を良好に行えるため好ましく使 用できる。 前記空間２４ａ内の下側に配設された永久磁石２ａの側方には高温焼結遠赤外 線放射セラミックス２ｂが配設され、この高温焼結遠赤外線放射セラミックス２ ｂの上層には複合遷移金属が混合された低温焼結セラミックス２ｃが配設される 構成となっている。 ここで、高温焼結遠赤外線放射セラミックス２ｂとしては、４〜１６ミクロン 程度の波長の遠赤外線を放射するものであればいずれのものでも限定されること なく好適に使用できる。 具体的には酸化チタン、酸化ケイ素、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、ジ ルコニア等を高温で処理して焼結体としたものが好ましく使用される。

【００１０】 低温焼結セラミックス２ｃは、前記した酸化チタン、酸化ケイ素、酸化アルミ ニウム等のセラミックス類に複合遷移金属が混合され、低温で処理して焼結体と したもので、より望ましくは優れた酸化還元作用を発現する触媒とするために、 特にトリリン酸カルシウムと人工雲母とを主成分とし、これに酸化チタンや酸化 ケイ素などのセラミックスを混合し、さらにマグネタイト、フェライト等の二価 三価鉄塩を数種類添加し、低温焼結法によって焼結した多孔質セラミックが望ま しく使用される。

【００１１】 この考案では以上のように、一の空間２４ａ内に永久磁石２ａをＮ極同士が相 対するよう配設し、この周囲に高温焼結遠赤外線放射セラミックス２ｂ及び低温 焼結セラミックス２ｃを積層させたものを一単位とし、この単位を少なくとも４ 単位以上、１０単位以内の間で適宜ケース体２内に配設する。 このような構成を採用することによって、前述した永久磁石２ａと高温焼結遠 赤外線放射セラミックス２ｂ及び低温焼結セラミックス２ｃとの相乗作用による 燃料油の改質効果を良好に発現させることができる。

【００１２】 以上のようなこの考案の燃料油改質材１は図３及び図４に示すように供給路４ を通じて燃料タンク５内に浸漬されて、一端部を固定用永久磁石２３により固定 された状態で使用される。 この際、少なくとも図５に示すように燃料タンク５内に充填されている燃料油 ５ａ中にケース体２全体が浸漬されるよう配設されるのが望ましい。 また、このように燃料タンク５内にケース体２を浸漬させた状態で固定するに は、線材３先端部に図５に示すようなスプリングピン３ａを図６に示すように取 り付け、このスプリングピン３ａの先端部を前記図３にて示したように燃料油タ ンク５のキャップ５１裏面の空気穴５１ａに差し込んで係止させておくとよい。

【００１１】

【考案の効果】

以上詳述した如く、請求項１に係る考案は表面に無数の通気孔が形成されたケ ース体内部の一端部に固定用永久磁石が配設されてなるとともにこのケース体内 部には少なくともＮ極同士が相対して設けられた永久磁石と、高温焼結遠赤外線 放射セラミックスと複合遷移金属が混合された低温焼結セラミックスとが配設さ れてなることを特徴とする燃料油改質材であるから、複合遷移金属元素が混合さ れた低温焼結セラミックスによる触媒作用と、遠赤外線放射セラミックスによる 遠赤外線と、永久磁石による磁力の作用とがそれぞれ相乗的に発現され、自動車 や船舶等の内燃機関に使用される燃料油中において、液体燃料の分子構造がより 気化しやすい構造に変化され、空気との混合燃焼を効率良く行うことができ、消 費量を大幅に節減することができるという効果を奏する。 さらに、燃料油中のクラスターが永久磁石と遠赤外線放射セラミックスとの相 乗作用により超微細化されることによって、酸素イオンや水素イオンが増え、し かもこれらイオンの磁気共鳴化により燃焼効率が増加し、燃費出力が向上すると いう効果を奏する。 しかも内燃機関、循環系統、排気管などに付着した不純物被膜を燃料の超微細 化と磁化エクセルギー効果により除去することができ燃料系統が浄化され、ＮＯ ＸやＳＯＸ、或いは煤塵の発生が低減されるという効果を奏する。 また、請求項２に係る考案は表面に無数の通気孔が形成されたケース体内部の 一端部に固定用永久磁石が配設されてなるとともにこのケース体内部には中心軸 に沿って銅棒が架設され、且つ少なくともＮ極同士が相対して設けられた永久磁 石と、高温焼結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移金属が混合された低温焼結 セラミックスとが配設されてなることを特徴とする燃料油改質材であるから、前 記した作用が一層顕著に行われ、より高い燃料効率と、燃焼消費量のより大幅な 節減を図ることができるという優れた効果を奏する。 請求項３に係る考案は表面に無数の通気孔が形成されたケース体とこのケース 体の一端に取着される吊り下げ用の線材とからなり、前記ケース体の線材が取着 されている端部と反対側の端部内部には固定用永久磁石が配設されてなるととも にケース体内部には少なくともＮ極同士が相対して設けられた永久磁石と高温焼 結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移金属が混合された低温焼結セラミックス とが配設されてなることを特徴とする燃料油改質材であり、また請求項４に係る 考案は表面に無数の通気孔が形成されたケース体とこのケース体の一端に取着さ れる吊り下げ用の線材とからなり、前記ケース体の線材が取着されている端部と 反対側の端部内部には固定用永久磁石が配設されてなるとともにケース体内部に は中心軸に沿って銅棒が架設され、且つ少なくともＮ極同士が相対して設けられ た永久磁石と高温焼結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移金属が混合された低 温焼結セラミックスとが配設されてなることを特徴とする燃料油改質材であるか ら、前記した優れた燃料油改質材を自動車エンジンにおける燃料油タンク内に簡 便に配設しておくことができるという効果を奏する。 請求項５に係る考案はキャップにより開閉自在とされる供給部を有し、且つ内 部に所定の燃料油が充填された燃料油タンクであって、この燃料油タンク内部に は線材とこの線材の先端部に取着されたケース体からなる燃料油改質材が配設さ れ、前記ケース体は表面に無数の通気孔が形成されるとともに前記線材が取着さ れている端部と反対側の端部内部には固定用永久磁石が配設されてなり、且つケ ース体内部には少なくともＮ極同士が相対して設けられた永久磁石と高温焼結遠 赤外線放射セラミックスと複合遷移金属が混合された低温焼結セラミックスとが 配設されてなり、このケース体全体が前記燃料油中に浸漬されてなるとともに前 記線材の先端部が前記供給部のキャップに取着され、且つケース体の一端部が燃 料油タンクの底部に固定されてなることを特徴とする燃料油タンクであるから、 燃焼効率が高く、燃焼の消費量を大幅に節減できるとともに燃料油中の未炭化物 質の微細化が促進され、さらには燃料系統が浄化され、排ガス中の有害物質を減 少させることができ、しかも配管中にスケールやスライムを生じさせることのな い優れた燃料油タンクであるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る燃料油改質材の一実施例を示す
外観図である。

【図２】前記実施例における断面説明図である。

【図３】この考案に係る燃料油改質材を燃料タンク内に
配設した状態を示す説明図である。

【図４】この考案に係る燃料油改質材を燃料タンク内に
配設した状態を示す断面図であ

【図５】この考案に係る燃料油改質材を構成する線材の
先端部に取着されるスプリングピンの一例を示す外観図
である。

【図６】この考案に係る燃料油改質材を構成する線材の
先端部に取着されるスプリングピンを線材先端に取着し
た状態をしめす説明図である。

【符号の説明】

１ 燃料油改質材 ２ ケース体 ２０ 通気口 ２ａ 永久磁石 ２ｂ 高温焼結遠赤外線放射セラミックス ２ｃ 低温焼結セラミックス ３ 線材 ５ 燃料タンク

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面に無数の通気孔が形成されたケース
   体内部の一端部に固定用永久磁石が配設されてなるとと
   もにこのケース体内部には少なくともＮ極同士が相対し
   て設けられた永久磁石と、高温焼結遠赤外線放射セラミ
   ックスと複合遷移金属が混合された低温焼結セラミック
   スとが配設されてなることを特徴とする燃料油改質材。
2. 【請求項２】 表面に無数の通気孔が形成されたケース
   体内部の一端部に固定用永久磁石が配設されてなるとと
   もにこのケース体内部には中心軸に沿って銅棒が架設さ
   れ、且つ少なくともＮ極同士が相対して設けられた永久
   磁石と、高温焼結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移
   金属が混合された低温焼結セラミックスとが配設されて
   なることを特徴とする燃料油改質材。
3. 【請求項３】 表面に無数の通気孔が形成されたケース
   体とこのケース体の一端に取着される吊り下げ用の線材
   とからなり、前記ケース体の線材が取着されている端部
   と反対側の端部内部には固定用永久磁石が配設されてな
   るとともにケース体内部には少なくともＮ極同士が相対
   して設けられた永久磁石と高温焼結遠赤外線放射セラミ
   ックスと複合遷移金属が混合された低温焼結セラミック
   スとが配設されてなることを特徴とする燃料油改質材。
4. 【請求項４】 表面に無数の通気孔が形成されたケース
   体とこのケース体の一端に取着される吊り下げ用の線材
   とからなり、前記ケース体の線材が取着されている端部
   と反対側の端部内部には固定用永久磁石が配設されてな
   るとともにケース体内部には中心軸に沿って銅棒が架設
   され、且つ少なくともＮ極同士が相対して設けられた永
   久磁石と高温焼結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移
   金属が混合された低温焼結セラミックスとが配設されて
   なることを特徴とする燃料油改質材。
5. 【請求項５】 キャップにより開閉自在とされる供給部
   を有し、且つ内部に所定の燃料油が充填された燃料油タ
   ンクであって、この燃料油タンク内部には線材とこの線
   材の先端部に取着されたケース体からなる燃料油改質材
   が配設され、前記ケース体は表面に無数の通気孔が形成
   されるとともに前記線材が取着されている端部と反対側
   の端部内部には固定用永久磁石が配設され、且つケース
   体内部には少なくともＮ極同士が相対して設けられた永
   久磁石と高温焼結遠赤外線放射セラミックスと複合遷移
   金属が混合された低温焼結セラミックスとが配設されて
   なり、このケース体全体が前記燃料油中に浸漬されてな
   るとともに前記線材の先端部が前記供給部のキャップに
   取着され、且つケース体の一端部が燃料油タンクの底部
   に固定されてなることを特徴とする燃料油タンク。