JP2007253312A - 部品のパレットへの挿入装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】切断パンチとパレットの挿入溝のセンターずれ量の許容範囲が広く、かつ切断パンチやパレットの耐久性が高い機構で、高精度に部品をパレットに挿入できる製造装置及びその方法を提供すること。
【解決手段】切断パンチ1とパレット6を備え、それぞれに加工された真空穴12及び13を用いて吸着で部品2の受け渡しを行い、パレットの真空穴13からの真空吸引によりパレット6の溝に収まるように位置補正することで、パレット溝の加工精度と同精度で部品を配列できる部品のパレットへの挿入装置及びその方法。
【選択図】図1
【解決手段】切断パンチ1とパレット6を備え、それぞれに加工された真空穴12及び13を用いて吸着で部品2の受け渡しを行い、パレットの真空穴13からの真空吸引によりパレット6の溝に収まるように位置補正することで、パレット溝の加工精度と同精度で部品を配列できる部品のパレットへの挿入装置及びその方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種部品のパレットへの挿入装置及びその方法に関するものである。
従来この種の部品のパレットへの挿入方法としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがあった。図5〜図7は前記特許文献に記載された従来の部品のパレットへの挿入方法を示している。
図5において、金型内部に切断パンチ1が垂直方向に移動できるように設置されている。切断パンチ1の下方にガイドピン5を設置し、このガイドピン5はスライドガイドブロック7によって、垂直方向にスライド可能な機構となっている。
複数の部品2が一定間隔で連続して組み付けられたフープ材3を切断パンチ1とガイドピン5で挟み込んだ状態で切断する。図6において、部品2を切断パンチ1とガイドピン5で挟みこんだ状態で下降し続ける。図7においてパレット6に部品2を挿入後、切断パンチ1はパレット6上方へ上昇後停止し、ガイドピン5はパレット6から抜けるまでさらに下降した後、パレット6を次の部品2の挿入位置に移動させて使用していた。
特公平7−41480号公報
しかしながら、パレット6の溝に部品2が挿入するための切断パンチ1とガイドピン5とパレット6のセンターズレの許容量が小さいために、高い部品加工精度と位置決め精度が必要となり、またパレット6を固定するXYテーブルは高精度のロボットが必要となりコスト高となる。パレット6の着脱を行う必要がある場合やパレット6への部品2のパレットへの挿入配列を変更する場合などは、切断パンチ1とガイドピン5とパレット6の位置精度を再度調整することが必要になるという課題を有していた。
本発明は、前記課題を解決しようとするものであり、パレットの部品配列用の溝から多少ずれて部品が実装されても真空吸引により部品位置が補正されて部品を溝に挿入することができる機能を提供するものである。
前記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
請求項1に記載の発明は、特に、真空吸引を用いてガイドピンなしで部品の受け渡しを行う構成を有しており、これにより切断パンチ、パレット、部品のカケ・キズの発生がなくパレットへ挿入できるという作用効果を有する。
請求項2に記載の発明は、特に、真空穴を設置した入れ子パレットという構成を有しており、これにより、真空吸引により多少の位置ずれは補正されるためパンチとパレットの位置決め精度の許容範囲が広くなるという作用効果を有する。
請求項3に記載の発明は、特に、パレット部品を挿入する溝部分を別部品にするという構成を有しており、これにより、品種切り替え時には、この別部品を再利用して貫通穴を有するパレットのみを作り変えるために、低コストで対応できるという作用効果を有する。
請求項4に記載の発明は、特に、パレット部品を挿入する溝部分を別部品にするという構成を有しており、これにより、パレットが低コストで製作できるという作用効果を有する。
請求項5に記載の発明は、特に、パレット部品を挿入する溝部にマグネットを埋設するという構成を有しており、これにより一度溝部に挿入された磁性を有する部品が外乱により溝部から外れにくくするという作用効果を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、特に、パレットの部品配列用の溝底の表面のすべり性を向上させるという構成を有しており、これにより、真空吸引による位置ずれ補正されやすいという作用効果を有する。
本発明の部品のパレットへの挿入方法は、真空穴を設置した切断パンチ及びパレットを用いて部品の受け渡しをするという構成であり、ガイドピンによる接触受け渡しでないため真空吸引により多少の位置ずれは補正されるためパンチとパレットの位置決め精度の許容範囲が広くできるという効果を有する。
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜6に記載の発明について図面を参照しながら説明する。
なお、背景の技術において説明したものと同じ構成部材などについては、同じ符号を付与し詳細な説明は省略する。
(実施の形態1)
図1〜図4は本発明の実施の形態1における電子部品のパレットへの挿入装置の断面図である。
図1〜図4は本発明の実施の形態1における電子部品のパレットへの挿入装置の断面図である。
図1、図2において、1は金型内部に設置された切断パンチ、2は電子部品、3は複数の部品2が一定間隔に連続で組み立てられたフープ材、4は切断ダイ、6は所望の部品実装位置に貫通穴が加工されたパレット、8は製品の位置と姿勢を保持できる溝形状が上面に加工された入れ子パレット、9は真空だまりブロック、10は入れ子パレット8とパレット6を固定するOリング、11はマグネット、12は切断パンチ1の中心部に設置された真空穴、13は入れ子パレット8の中心部に設置された真空穴、14はフープ材をピッチ送りする際のフープガイドである。
次に、本発明の請求項1〜請求項6に記載の発明について、図面を参照しながら説明する。図1、図2に示すように、フープガイド14の間をフープ材3をピンホイール等を用いて搬送して、適切な位置で停止する。次に図3に示すように、切断パンチ1を下降させて、フープ材3と部品2を接合している金属桟を切断して、部品2を個片化する。
この際、切断パンチ1の真空穴12を通して真空吸引を行い、部品2が個片化した後も切断パンチ1に吸着したまま、さらに下降する。切断パンチの下降速度は、金属桟を切断した際の反力が切断パンチ1の真空吸引力より大きくなり部品2が外れることがない程度に充分低速度で切断を行う。
次に図4に示すように、切断パンチ1をパレット6の上面との隙間が0.5mm以下で、且つ切断パンチ1をパレット6に接触しない程度まで下降した後、切断パンチ1を停止し、真空穴12から行っている真空吸引を停止し、逆にエアーブローを行う。それと同時にパレット6に挿入された入れ子パレット8の中心部に設置された真空穴13から真空吸引を行うことにより、実装位置が0.5mm以内の範囲であれば補正されて、より安定的にパレット6へ部品2を挿入することができる。この補正は電子部品がスイッチモジュール等に用いるドーム型の薄板の軽量な金属の場合にはさらに有効に作用する。
このとき、入れ子パレット8の溝底の表面を、例えば、研磨仕上げで表面粗さRa1.6μm以下として、さらに溝底の表面にテフロン(登録商標)処理などを施すことで、真空吸引による位置補正の効果を高めることができる。ハンドラインなどでパレット6を取り外して搬送を行う必要がある場合には、部品2がスイッチモジュール等に用いる、ドーム型の薄板の軽量な金属などの磁性を有する金属板などで構成されている場合には、マグネット11により部品2が保持されているために、搬送の際にずれることが少なく取り扱いが容易である。
また、品種交換で部品実装位置を変更する必要があるときには、パレット6を取り外して、パレット6とOリング10を用いて固定されている入れ子パレット8のみを裏面から押して、取り外し、別の入れ子パレットに交換することができる。
本発明にかかる部品のパレットへの挿入装置及びその方法は、非接触で真空を用いて、切断パンチとパレット間で部品の受け渡しをする構成であり、これにより多少の位置ずれは補正できる機構を有し、薄板など軽量の金属部品を移し替える方法として有用である。
1 切断パンチ
2 部品
3 フープ材
4 フープガイド
5 ガイドピン
6 パレット
7 スライドガイドブロック
8 入れ子パレット
9 真空だまりブロック
10 Oリング
11 マグネット
12 真空穴
13 真空穴
14 フープガイド
15 XYテーブル
16 挿入溝
17 表面処理加工済
2 部品
3 フープ材
4 フープガイド
5 ガイドピン
6 パレット
7 スライドガイドブロック
8 入れ子パレット
9 真空だまりブロック
10 Oリング
11 マグネット
12 真空穴
13 真空穴
14 フープガイド
15 XYテーブル
16 挿入溝
17 表面処理加工済
Claims (6)
- XY方向に移動可能なテーブルと、そのテーブル上面に着脱可能で、部品配列用の溝が加工されており、その中心部には真空吸引穴が加工されたパレットと、そのパレットの上方に設置され複数の部品が一定間隔で連続して組み立てられたフープ材を切断するためのパンチとダイの金型と、そのパンチの中心部に真空吸引穴が加工され、パレットの上面まで垂直方向にストロークし切断部品を吸着することが可能な切断パンチからなる部品の挿入装置。
- 請求項1に記載の挿入装置において、フープ材を切断パンチにて切断して部品を個片化した後、その切断パンチの中心部に加工された穴から真空吸引を行い、部品を切断パンチの先端に吸着したまま、切断パンチを下降させパレットの上面から0.1mm程度上方の位置まで下降し、切断パンチの真空吸引を停止した後、エアーブローを行うと同時に、パレットの真空吸引を行い、パレットの部品配列用の溝に部品を挿入する部品の挿入方法。
- 請求項1に記載の挿入装置において、部品を固定するのに必要な溝形状及びその溝の中心部に真空吸引穴が上面に加工され、段付の円筒形状外周にOリングを設置した入れ子パレットを、部品の配列用のパレットに加工した精度穴に挿入するパレットを有する部品の挿入装置。
- 請求項1に記載の挿入装置において、部品を固定するのに必要な溝形状及びその溝の中心部に真空吸引穴が上面に加工された入れ子パレットを、部品配列用のパレットに加工した精度穴に圧入あるいは挿入後に接着剤にて固定したパレットを有する部品の挿入装置。
- 請求項3に記載の挿入装置において、入れ子パレットの部品配列用の溝底にマグネットを埋設したパレットを有する部品の挿入装置。
- 請求項3に記載の挿入装置において、パレットの部品配列用の入れ子パレットの溝底の表面粗さを小さくし、あるいは表面のすべり性を良化させる表面処理を行った挿入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006084581A JP2007253312A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 部品のパレットへの挿入装置及びその方法 |
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JP2007253312A true JP2007253312A (ja) | 2007-10-04 |
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JP2006084581A Pending JP2007253312A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 部品のパレットへの挿入装置及びその方法 |
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JP (1) | JP2007253312A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022082831A1 (zh) * | 2020-10-23 | 2022-04-28 | 苏州润迈德医疗科技有限公司 | 一种用于三通阀组装的工装系统及方法 |
-
2006
- 2006-03-27 JP JP2006084581A patent/JP2007253312A/ja active Pending
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WO2022082831A1 (zh) * | 2020-10-23 | 2022-04-28 | 苏州润迈德医疗科技有限公司 | 一种用于三通阀组装的工装系统及方法 |
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