JP2007253070A - 紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理効率に優れた紙葉類処理方法を提供すること。
【解決手段】未認識の紙葉類画像の転送先を制御する制御端末と、前記制御端末の制御に基づき未認識の紙葉類画像を転送する転送端末と、前記転送端末により転送される未認識の紙葉類画像を処理する複数の処理端末とを備え、順次搬送される紙葉類の画像を認識し紙葉類を区分するシステムに適用される紙葉類処理方法であって、前記複数の処理端末は、紙葉類の搬送時間に基づき決定される第1の認識時間を上限とする第1の認識処理(オンラインの認識処理)、及び前記第1の認識時間より長い第2の認識時間を上限とする第2の認識処理(オフラインの認識処理)を選択的に実行し、前記制御端末は、各処理端末に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、第1の認識処理を担う処理端末の数と第2の認識処理を担う処理端末の数を動的に変化させる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、順次搬送される郵便物等の紙葉類の画像を認識し紙葉類を区分する紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法に関する。
従来、区分システムは、紙葉類の画像から認識する区分先を示す情報(区分情報)に基づいて紙葉類を区分する区分機と、区分機で区分情報が認識出来なかった紙葉類の区分先を示す情報を人手で入力するコーディングシステム(VCS)とを有している。上記区分機は、紙葉類上の画像を読み取ってオンラインOCRにて区分先を示す情報(区分情報)の認識処理を行い、この認識結果に基づいて紙葉類を区分する。このため、上記オンラインOCRでは、上記紙葉類の搬送時間に基づく所定時間に区分情報を認識する。また、上記オンラインOCRにより上記所定時間内に区分情報が認識できなった場合、当該紙葉類の画像は、ビデオコーディングシステムに送られる。上記ビデオコーディングシステムは、上記オンラインOCRにて区分情報が認識できなかった紙葉類の画像を一旦蓄積し、複数のビデオコーディングディスク(VCD)へ分配する蓄積分配装置を有している。このビデオコーディングシステムでは、蓄積分配装置に蓄積した画像をビデオコーディングディスクに分配し、各ビデオコーディングディスクでオペレータが区分情報の打鍵入力処理を行うようになっている。
また、最近、上記蓄積分配装置にオフラインOCRを接続し、上記蓄積分配装置からビデオコーディングディスクとオフラインOCRとへ画像を分配するものがある。このようなオフラインOCRでは、上記オンラインOCRでの認識処理よりも多くの処理時間をかけることができるため、上記オンラインOCRよりも認識率が高い。このため、最近では、オペレータの負担を軽減することを目的として、ビデオコーディングディスクと並行してオフラインOCRを設置した区分システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−211095
しかしながら、上記したシステムでは、オンラインOCRとオフラインOCRとが別々に設置されるため、オンラインOCRを担当する端末の数とオフラインOCRを担当する端末の数が固定となってしまい、処理効率が悪いという問題がある。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、処理効率に優れた紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法を提供することにある。
この発明の紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法は、以下のように構成されている。
(1)この発明の紙葉類処理システムは、順次搬送される紙葉類の画像を認識し紙葉類を区分する紙葉類処理システムであって、未認識の紙葉類画像の転送先を制御する制御手段と、未認識の紙葉類画像を順次受信し、前記制御手段の制御に基づき未認識の紙葉類画像を転送する転送手段と、前記転送手段により転送される未認識の紙葉類画像を受信し、この未認識の紙葉類画像を処理する複数の処理手段とを備え、前記複数の処理手段は、紙葉類の搬送時間に基づき決定される第1の認識時間を上限とする第1の認識処理(オンラインの認識処理)、及び前記第1の認識時間より長い第2の認識時間を上限とする第2の認識処理(オフラインの認識処理)を選択的に実行し、前記制御手段は、各処理手段に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、第1の認識処理を担う処理手段の数と第2の認識処理を担う処理手段の数を動的に変化させる。
(2)この発明の紙葉類処理方法は、未認識の紙葉類画像の転送先を制御する制御端末と、未認識の紙葉類画像を順次受信し、前記制御端末の制御に基づき未認識の紙葉類画像を転送する転送端末と、前記転送端末により転送される未認識の紙葉類画像を受信し、この未認識の紙葉類画像を処理する複数の処理端末とを備え、順次搬送される紙葉類の画像を認識し紙葉類を区分するシステムに適用される紙葉類処理方法であって、前記複数の処理端末は、紙葉類の搬送時間に基づき決定される第1の認識時間を上限とする第1の認識処理(オンラインの認識処理)、及び前記第1の認識時間より長い第2の認識時間を上限とする第2の認識処理(オフラインの認識処理)を選択的に実行し、前記制御端末は、各処理端末に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、第1の認識処理を担う処理端末の数と第2の認識処理を担う処理端末の数を動的に変化させる。
本発明によれば、処理効率に優れた紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法を提供を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る集中判別システム(紙葉類処理システム)の概略構成を示す図である。図1に示すように、集中判別システムは、制御手段(制御端末)としての制御PC1、画像転送手段(画像転送端末)としての画像転送PC2、処理手段(処理端末)としての複数の認識・蓄積・打鍵PC3の三種類のPCを備えている。
紙葉類処理システムは、順次搬送される紙葉類の画像を認識し紙葉類を区分するシステムである。制御PC1は、未認識の紙葉類画像の転送先を制御する。画像転送PC2は、区分機から未認識の紙葉類画像を順次受信し、制御PC1の制御に基づき未認識の紙葉類画像を転送する。認識・蓄積・打鍵PC3は、画像転送PC2により転送される未認識の紙葉類画像を受信し、この未認識の紙葉類画像を処理する。認識・蓄積・打鍵PC3は、紙葉類の搬送時間に基づき決定される第1の認識時間を上限とするオンラインの認識処理(オンラインOCR処理)、及び第1の認識時間より長い第2の認識時間を上限とするオフラインの認識処理(オフラインOCR処理)を選択的に実行する。制御PC1は、各処理手段に対してオンラインとオフラインの認識処理の切り替えを指示し、オンラインの認識処理を担う認識・蓄積・打鍵PC3の数とオフラインの認識処理を担う認識・蓄積・打鍵PC3の数を動的に変化させる。このオンラインとオフラインの認識処理の切り替え制御については、後に詳しく説明する。
なお、オンライン認識処理は、紙葉類の搬送時間に基づき決定される第1の認識時間を上限とする認識処理であり、比較的、認識精度は低い。これに対して、オフライン認識処理は、紙葉類の搬送時間とは関係なく、第1の認識時間より長い第2の認識時間を上限とする認識処理であり、比較的、認識精度は高い。
上記三種類のPCの動作について、図2〜図10を参照して説明する。
最初に、図2及び図7のフローチャートを参照する。図2は、画像転送PCの動作の一例を示すフローチャートである。図7は、制御PCによる割り当て処理の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、各区分機から送られてきた紙葉類の画像は、それぞれ専用の画像転送PC2に送られる。画像転送PC2は、これら紙葉類の画像を受信し(ST201)、制御PC1へ分配先の認識・蓄積・打鍵PC3を問い合わせる(ST202)。
図7に示すように、制御PC1は、画像転送PC2により分配先の問合せを受信し(ST701)、オンライン認識処理及びオフライン認識処理をしていない認識・蓄積・打鍵PC3を検索し(ST702)、画像転送PC2に分配先を指示する(ST703)。例えば、オンライン認識処理及びオフライン認識処理をしていない認識・蓄積・打鍵PC3が見つかれば、この認識・蓄積・打鍵PC3を分配先として指示する。オンライン認識処理及びオフライン認識処理をしていない認識・蓄積・打鍵PC3が見つからなければ、オンライン認識処理及びオフライン認識処理が比較的早く終了する認識・蓄積・打鍵PC3を検出し、この認識・蓄積・打鍵PC3を分配先として指示する。
図2に示すように、画像転送PC2は、制御PC1の指示により、画像を任意の認識・蓄積・打鍵PC3に送信する(ST203)。
続いて、図3のフローチャートを参照する。図3は、認識・蓄積・打鍵PCのオンライン認識処理の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、制御PC1は、所定の認識・蓄積・打鍵PC3にオンラインの認識処理を指示し、オンラインの認識処理に指定された認識・蓄積・打鍵PC3が、画像を受信すると(ST301)、オフラインの認識処理を実行する(ST302)。認識・蓄積・打鍵PC3が、画像認識に成功すれば、認識結果を制御PCに通知し、認識された画像を削除する。認識・蓄積・打鍵PC3が、画像認識に失敗すると(完全に認識できなかった場合は)、画像を保存し(自PCのHDDに保存し)(ST303)、そのことを制御PC1に通知する(ST304)。例えば、認識結果リストとして認識エラー及び認識率が制御PC1に通知される。制御PC1は、認識率に基づき、各画像に対する処理優先度を決定する。例えば、認識率の比較的高いものに高い優先度を付与し、認識率の比較的低いものに低い優先度を付与する。
続いて、図4、図6、及び図8のフローチャートを参照する。図4は、認識・蓄積・打鍵PCの打鍵処理の一例を示すフローチャートである。図6は、認識・蓄積・打鍵PCの画像転送処理の一例を示すフローチャートである。図8は、制御PCの打鍵画像指示処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、認識・蓄積・打鍵PC3にオペレータがログインすると(ST401)、つまり認識・蓄積・打鍵PC3がオペレータのログイン操作を受け付けると、認識・蓄積・打鍵PC3は、制御PC1へ処理対象画像を問い合わせる(ST402)。以下、この認識・蓄積・打鍵PC3を、第1の認識・蓄積・打鍵PC3と称する。
図8に示すように、制御PC1は、第1の認識・蓄積・打鍵PC3からの処理対象画像の問合せを受信する(ST801)。制御PC1は、認識結果リストから優先度の最も高い画像を検索する(ST802)。制御PC1は、最も高い優先度の処理対象画像が、第1の認識・蓄積・打鍵PC3(HDD)に保存されているか否かを判別し(ST803)、最も高い優先度の処理対象画像が、第1の認識・蓄積・打鍵PC3(HDD)に保存されている場合は(ST803、YES)、第1の認識・蓄積・打鍵PC3(HDD)に保存されている最も高い優先度の処理対象画像を回答する(ST804)。逆に、最も高い優先度の処理対象画像が、第1の認識・蓄積・打鍵PC3(HDD)に保存されていない場合は(ST803、NO)、つまり、第1の認識・蓄積・打鍵PC3と異なる第2の認識・蓄積・打鍵PC3に保存されている場合は、第2の認識・蓄積・打鍵PC3に保存されている最も高い優先度の処理対象画像を回答する(ST805)。この場合、制御PC1は、この第2の認識・蓄積・打鍵PC3に対して、第1の認識・蓄積・打鍵PC3へ最も高い優先度の処理対象画像を送信するように要求する。
図6に示すように、第2の認識・蓄積・打鍵PC3は、制御PC1からの画像送信要求を受信し(ST601)、打鍵用画像LANを介して、第1の認識・蓄積・打鍵PC3へ最も高い優先度の処理対象画像を送信する(ST602)。
図4に示すように、認識・蓄積・打鍵PC3は、制御PC1からの回答を受信し(ST403)、処理対象画像が保存されている場合には(ST403、YES)、そのまま処理対象画像を読み込む(ST404)。処理対象画像が保存されていない場合(ST403、NO)、つまり処理対象画像が第2の認識・蓄積・打鍵PC3に保存されている場合には、打鍵用画像LANを介して第2の認識・蓄積・打鍵PC3から送信される処理対象画像を受信する(ST405)。認識・蓄積・打鍵PC3は、読み込んだ処理対象画像又は受信した処理対象画像を表示し、オペレータによる打鍵処理を受け付け(ST407)、制御PC11に対して打鍵処理結果を送信する(ST408)。
続いて、図5、図6、及び図9を参照する。図5は、認識・蓄積・打鍵PCのオフラインの認識処理の一例を示すフローチャートである。図9は、制御PCによるオフライン認識指示処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、制御PC1は、所定の認識・蓄積・打鍵PC3にオフラインの認識処理を指示する。この場合、制御PC1は、認識結果リストから優先度の最も高い画像を検索する(ST902)。制御PC1は、最も高い優先度の処理対象画像が、オフラインの認識処理を指示した認識・蓄積・打鍵PC3(HDD)に保存されているか否かを判別し(ST903)、最も高い優先度の処理対象画像が、オフラインの認識処理を指示した認識・蓄積・打鍵PC3(HDD)に保存されている場合は(ST903、YES)、オフラインの認識処理を指示した認識・蓄積・打鍵PC3(HDD)に保存されている最も高い優先度の処理対象画像を回答する(ST904)。逆に、最も高い優先度の処理対象画像が、オフラインの認識処理を指示した認識・蓄積・打鍵PC3(HDD)に保存されていない場合は(ST903、NO)、つまり、オフラインの認識処理を指示した認識・蓄積・打鍵PC3と異なる別の認識・蓄積・打鍵PC3に保存されている場合は、別の認識・蓄積・打鍵PC3に保存されている最も高い優先度の処理対象画像を回答する(ST905)。この場合、制御PC1は、この別の認識・蓄積・打鍵PC3に対して、オフラインの認識処理を指示した認識・蓄積・打鍵PC3へ最も高い優先度の処理対象画像を送信するように要求する。
図6に示すように、別の認識・蓄積・打鍵PC3は、制御PC1からの画像送信要求を受信し(ST601)、打鍵用画像LANを介して、オフラインの認識処理を指示した認識・蓄積・打鍵PC3へ最も高い優先度の処理対象画像を送信する(ST602)。
図5に示すように、認識・蓄積・打鍵PC3は、制御PC1からのオフラインの認識処理の指示を受けて(ST501)、処理対象画像が保存されている場合には(ST502、YES)、そのまま処理対象画像を読み込む(ST503)。処理対象画像が保存されていない場合(ST502、NO)、つまり処理対象画像が別の認識・蓄積・打鍵PC3に保存されている場合には、打鍵用画像LANを介して別の認識・蓄積・打鍵PC3から送信される処理対象画像を受信する(ST504)。さらに、認識・蓄積・打鍵PC3は、読み込んだ処理対象画像又は受信した処理対象画像に対してオフライン認識処理を実行する(ST505)。認識・蓄積・打鍵PC3が、オフライン認識処理に成功すれば、認識結果を制御PC1に通知し(ST506)、認識された画像を削除する。認識・蓄積・打鍵PC3が、オフライン認識処理に失敗すると(完全に認識できなかった場合は)、画像を保存し(自PCのHDDに保存し)、そのことを制御PC1に通知する(ST506)。
上記したように、制御PC1による、打鍵処理やオフラインの認識処理の対象となる画像の優先順位は、全ての未認識画像の中から優先順位でソートして、同一優先順位の中で、画像転送が不要な画像が存在する場合は、その画像を優先する。つまり、打鍵処理やオフラインの認識処理を実行しようとする認識・蓄積・打鍵PC3が保存している画像を優先する。
なお、打鍵処理・認識処理は、同一の認識・蓄積・打鍵PC3内で同時並行に動作させることができる。また、打鍵処理を使用しない認識・蓄積・打鍵PCは、ディスプレイ、キーボードをはずすことにより、認識・蓄積処理のみを行うPCとして機能する。
以下に、上記実施形態をまとめる。
上記したように、画像転送PCから、認識・蓄積・打鍵PCへの画像転送の割り当ては、負荷を分散するため、システム全体で均等になるように制御する。認識・蓄積・打鍵PCで、認識処理が完了しなかった画像は、自PC内のHDDに蓄積する。オペレータがログインした場合は、自PC内のHDDにある画像の打鍵を優先する。認識・蓄積・打鍵PCに、打鍵機能を設けないPCがある場合は、ソフトウェア、PC本体のハードウェアの構成は同一で、キーボード、CRTをつけない状態にする。認識処理(オンライン、オフライン含む)は、打鍵処理と同時平行して行う。打鍵処理や、オフラインの認識処理で用いる画像を、他の認識・蓄積・打鍵PCから転送する場合は、LANの負荷を分散させるために、打鍵用画像LANを用いる。
これにより、以下の作用効果が得られる。
認識・蓄積・打鍵処理を、複数の認識・蓄積・打鍵PCに分散させ、かつ、それぞれPC内で完結させることにより、蓄積分配時の画像転送負荷、蓄積時のディスク保存負荷、VCDへの画像転送負荷を分散し、現在の技術で安価に実現できるシステムの構築を可能にすることができる。
また、用途、構成の異なる複数のPCからなる従来システムに対して、本システムは同一の機能の複数のPCにより構成されるため、保守部品を共通化でき、保守性が向上する。
打鍵処理は、CPUへの負荷が比較的少ないので、認識処理と同時並行で行うことにより、コストの削減が可能になる。
続いて、図10のフローチャートを参照する。図10は、認識・蓄積・打鍵PC3でのオンラインとオフラインの認識処理の切り替え制御の一例を示すフローチャートである。
認識・蓄積・打鍵PC3(認識処理が終了した認識・蓄積・打鍵PC3)は、制御PC1に対して次の処理を問い合わせる。このとき、制御PC1は、動的制御が選択されているか、ユーザ指定制御が選択されているかを判断する(ST1001)。ユーザ指定制御の場合は(ST1001、YES)、機械(紙葉類の搬送)が停止している場合は、全ての認識・蓄積・打鍵PC3をオンラインの認識処理に使用し、機械(紙葉類の搬送)が動作している場合は、オンラインの認識処理に使用している認識・蓄積・打鍵PC3の数がユーザ指定数に満たない場合は(ST1002、YES)オンラインの認識処理を割り当て(ST1006)、ユーザ指定数を満たしている場合は(ST1002、NO)オフラインの認識処理を割り当てる(ST1007)。
動的制御が選択されている場合は(ST1001、YES)、まず、オフラインの認識処理での処理通数増加予測(オフラインの認識処理待ちの紙葉類の増加予測)を計算する(ST1003)。オフラインの認識処理での処理通数増加予測(fP)は以下の式で表される。
fP=平均認識率/平均処理時間
次に、オンライン処理での処理通数予測(オンラインの認識処理待ちの紙葉類の増加予測)を計算する(ST1004)。オンラインの認識処理での処理通数増加予測(oP)は以下の式で表される。
oP=(平均割り当て不能数+平均タイムオーバー数)×平均認識率/平均処理時間
なお、平均割り合わせ不能数とは、言い換えると、オンラインの認識処理をリアルタイムに実行できない認識・蓄積・打鍵PC3の平均数である。平均タイムオーバー数とは、言い換えると、オンラインの認識処理のタイムオーバーによる認識エラーの平均数である。
なお、機械動作中はオンラインの認識処理の読取率を確保するため、平均処理時間/平均ピッチを滞り無く実行するだけの認識・蓄積・打鍵PC3をオンラインの認識処理用に確保する。それ以外の場合、fP>oPなら(ST1005、YES)、オフラインの認識処理に割り当て(ST1007)、fP≦oPなら(ST1005、NO)オンラインの認識処理に割り当てる(ST1006)。
つまり、制御PC1は、紙葉類の処理状況に応じて、各認識・蓄積・打鍵PC3に対してオンラインの認識処理とオフラインの認識処理の切り替えを指示し、オンラインの認識処理を担う認識・蓄積・打鍵PC3の数とオフラインの認識処理を担う認識・蓄積・打鍵PC3の数を動的に変化させる。
具体的には、制御PC1は、オンラインの認識処理待ちの紙葉類の増加予測とオフラインの認識処理待ちの紙葉類の増加予測を比較し、オフラインの認識処理待ちの紙葉類の増加予測がオンラインの認識処理待ちの紙葉類の増加予測を超える場合(fP>oP)、オンラインの認識処理を担ういくつかの認識・蓄積・打鍵PC3の少なくとも一つに対してオフラインの認識処理への切り替えを指示し、オンラインの認識処理待ちの紙葉類の増加予測がオフラインの認識処理待ちの紙葉類の増加予測以上となる場合(fP≦oP)、オフラインの認識処理を担ういくつかの認識・蓄積・打鍵PC3の少なくとも一つに対してオンラインの認識処理への切り替えを指示する。
或いは、制御PC1は、時間帯に応じて、各認識・蓄積・打鍵PC3に対してオンラインの認識処理とオフラインの認識処理の切り替えを指示し、オンラインの認識処理を担う認識・蓄積・打鍵PC3の数とオフラインの認識処理を担う認識・蓄積・打鍵PC3の数を動的に変化させるようにしてもよい。
以下に、上記実施形態をまとめる。
上記したように、紙葉類処理システムの集中判別の認識処理で、オンライン・オフラインの認識処理に用いるPCの数を動的に変化させることにより、少ない構成のPCで効率良く文字認識を行うことができる。
紙葉類処理システムの集中判別の認識処理で、ユーザにより、オンライン・オフラインの認識処理に用いるPCの数を設定させることにより、状況に応じた優先度で効率良く文字認識を行なうことができる。
紙葉類処理システムの集中判別の認識処理で、ユーザにより、自動的に認識ユニットの数を動的変化させるか、ユーザ指定の数で処理させるかを選択させることにより、省スペース・低コストで必要によって状況に応じた処理を行なうことができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の実施形態に係る集中判別システム(紙葉類処理システム)の概略構成を示す図である。 画像転送PCの動作の一例を示すフローチャートである。 認識・蓄積・打鍵PCのオンライン認識処理の一例を示すフローチャートである。 認識・蓄積・打鍵PCの打鍵処理の一例を示すフローチャートである。 認識・蓄積・打鍵PCのオフラインの認識処理の一例を示すフローチャートである。 認識・蓄積・打鍵PCの画像転送処理の一例を示すフローチャートである。 制御PCによる割り当て処理の一例を示すフローチャートである。 制御PCの打鍵画像指示処理の一例を示すフローチャートである。 制御PCによるオフラインの認識指示処理の一例を示すフローチャートである。 認識・蓄積・打鍵PCでのオンラインとオフラインの認識処理の切り替え制御の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…制御PC、2…画像転送PC、3…認識・蓄積・打鍵PC

Claims (14)

  1. 順次搬送される紙葉類の画像を認識し紙葉類を区分する紙葉類処理システムであって、
    未認識の紙葉類画像の転送先を制御する制御手段と、
    未認識の紙葉類画像を順次受信し、前記制御手段の制御に基づき未認識の紙葉類画像を転送する転送手段と、
    前記転送手段により転送される未認識の紙葉類画像を受信し、この未認識の紙葉類画像を処理する複数の処理手段と、
    を備え、
    前記複数の処理手段は、紙葉類の搬送時間に基づき決定される第1の認識時間を上限とする第1の認識処理、及び前記第1の認識時間より長い第2の認識時間を上限とする第2の認識処理を選択的に実行し、
    前記制御手段は、各処理手段に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、第1の認識処理を担う処理手段の数と第2の認識処理を担う処理手段の数を動的に変化させる、
    ことを特徴とする紙葉類処理システム。
  2. 前記制御手段は、ユーザからの前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示入力に基づき、前記第1の認識処理を担う前記処理手段の数と前記第2の認識処理を担う前記処理手段の数を動的に変化させることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理システム。
  3. 前記制御手段は、紙葉類の処理状況に応じて、前記各処理手段に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、前記第1の認識処理を担う前記処理手段の数と前記第2の認識処理を担う前記処理手段の数を動的に変化させることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理システム。
  4. 前記制御手段は、前記第1及び第2の認識処理待ちの紙葉類の増加予測に基づき、各処理手段に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、第1の認識処理を担う処理手段の数と第2の認識処理を担う処理手段の数を動的に変化させることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理システム。
  5. 前記制御手段は、前記第1及び第2の認識処理待ちの紙葉類の増加予測を比較し、前記第2の認識処理待ちの紙葉類の増加予測が前記第1の認識処理待ちの紙葉類の増加予測を超える場合、前記第1の認識処理を担う処理手段の少なくとも一つに対して前記第2の認識処理への切り替えを指示し、前記第1の認識処理待ちの紙葉類の増加予測が前記第2の認識処理待ちの紙葉類の増加予測以上となる場合、前記第2の認識処理を担う処理手段の少なくとも一つに対して前記第1の認識処理への切り替えを指示することを特徴とする請求項4に記載の紙葉類処理システム。
  6. 前記制御手段は、第1の認識処理待ち紙葉類の増加予測を、(第1の認識処理をリアルタイムに実行できない前記処理手段の平均数)+(第1の認識処理のタイムオーバーによる認識エラーの平均数)×第1の認識処理の平均認識率/第1の認識処理の平均処理時間に基づき算出し、第2の認識処理待ち紙葉類の増加予測を、第2の認識処理の平均認識率/第2の認識処理の平均処理時間に基づき算出することを特徴とする請求項5に記載の紙葉類処理システム。
  7. 前記制御手段は、時間帯に応じて、前記各処理手段に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、前記第1の認識処理を担う前記処理手段の数と前記第2の認識処理を担う前記処理手段の数を動的に変化させることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理システム。
  8. 未認識の紙葉類画像の転送先を制御する制御端末と、未認識の紙葉類画像を順次受信し、前記制御端末の制御に基づき未認識の紙葉類画像を転送する転送端末と、前記転送端末により転送される未認識の紙葉類画像を受信し、この未認識の紙葉類画像を処理する複数の処理端末とを備え、順次搬送される紙葉類の画像を認識し紙葉類を区分するシステムに適用される紙葉類処理方法であって、
    前記複数の処理端末は、紙葉類の搬送時間に基づき決定される第1の認識時間を上限とする第1の認識処理、及び前記第1の認識時間より長い第2の認識時間を上限とする第2の認識処理を選択的に実行し、
    前記制御端末は、各処理端末に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、第1の認識処理を担う処理端末の数と第2の認識処理を担う処理端末の数を動的に変化させる、
    ことを特徴とする紙葉類処理方法。
  9. 前記制御端末は、ユーザからの前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示入力に基づき、前記第1の認識処理を担う前記処理端末の数と前記第2の認識処理を担う前記処理端末の数を動的に変化させることを特徴とする請求項8に記載の紙葉類処理システム。
  10. 前記制御端末は、紙葉類の処理状況に応じて、前記各処理端末に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、前記第1の認識処理を担う前記処理端末の数と前記第2の認識処理を担う前記処理端末の数を動的に変化させることを特徴とする請求項8に記載の紙葉類処理システム。
  11. 前記制御端末は、前記第1及び第2の認識処理待ちの紙葉類の増加予測に基づき、各処理端末に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、第1の認識処理を担う処理端末の数と第2の認識処理を担う処理端末の数を動的に変化させることを特徴とする請求項8に記載の紙葉類処理システム。
  12. 前記制御端末は、前記第1及び第2の認識処理待ちの紙葉類の増加予測を比較し、前記第2の認識処理待ちの紙葉類の増加予測が前記第1の認識処理待ちの紙葉類の増加予測を超える場合、前記第1の認識処理を担う処理端末の少なくとも一つに対して前記第2の認識処理への切り替えを指示し、前記第1の認識処理待ちの紙葉類の増加予測が前記第2の認識処理待ちの紙葉類の増加予測以上となる場合、前記第2の認識処理を担う処理端末の少なくとも一つに対して前記第1の認識処理への切り替えを指示することを特徴とする請求項11に記載の紙葉類処理システム。
  13. 前記制御端末は、第1の認識処理待ち紙葉類の増加予測を、(第1の認識処理をリアルタイムに実行できない前記処理端末の平均数)+(第1の認識処理のタイムオーバーによる認識エラーの平均数)×第1の認識処理の平均認識率/第1の認識処理の平均処理時間に基づき算出し、第2の認識処理待ち紙葉類の増加予測を、第2の認識処理の平均認識率/第2の認識処理の平均処理時間に基づき算出することを特徴とする請求項12に記載の紙葉類処理システム。
  14. 前記制御端末は、時間帯に応じて、前記各処理端末に対して前記第1及び第2の認識処理の切り替えを指示し、前記第1の認識処理を担う前記処理端末の数と前記第2の認識処理を担う前記処理端末の数を動的に変化させることを特徴とする請求項8に記載の紙葉類処理システム。
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