JP2007251715A - データ転送方法及びそのデータ転送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】USBの転送レートを向上させる。
【解決手段】ホスト21からUSBバス22を介して、デバイス23のUSBコントローラ30内に設けたFIFOバッファ35へ、所定のトークン処理(OUTトークン処理又はPINGトークン処理)によりデータを転送する場合に、USBコントローラ30側において、予め前記所定のトークン処理の設定処理時間を定め、FIFOバッファ35にデータの転送を受け付ける空きがない場合であっても、データの転送の処理時間が設定処理時間より短い場合にはホスト21へACKを発行し、設定処理時間より長い場合にはホスト21へNYETを発行する。そして、ACKの発行に応じてホスト21が前記所定のトークン処理を行ったが、データをFIFOバッファ35に格納できないときは、ホスト21へNAKを発行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus;USB)のハイスピード(High-Speed)転送等において、次のパケットの到着を予測することで、デバイス(装置)のデータ転送レートを向上させるデータ転送方法及びそのデータ転送装置に関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ(PC)等のコンピュータと周辺機器等のデバイスとを接続するインタフェース規格として、USB規格が知られており、この中で、より高速な動作レートを実現できるUSB2.0規格が注目され、これを用いた通信方法や通信装置等が提案されている。例えば、下記の文献には、USB2.0規格を用いた通信コントローラの技術が記載されている。
特開2005−107683号公報
この特許文献1等に記載されているように、USB2.0規格では、High-Speed転送で480Mbpsという速度を実現し、且つ127台までの周辺デバイスを接続するため、USBバスでの無駄なデータを省く方法として、ノット・イエット(NYET)とピング(PING)が採用されている。NYETは、デバイスが次のデータを受信する際の十分なファーストイン・ファーストアウト(FIFO)バッファからなるバッファメモリの空きがない場合に使用するハンドシェーク(送受信確認処理)である。PINGは、コンピュータ等のホストがデバイスのFIFOバッファの空きを確認するために使用するトークン(taken、制御パケット)である。
図7は、USB2.0規格を用いた従来のUSBのデータ転送方法の一例を示す図である。
例えば、ホスト1からUSBバス2を介してデバイス3へデータを転送する場合、ホスト1は、先ず、アウト・トークン(OUTトークン)とデータ(DATA)をデバイス3へ送信する。デバイス3は、受信したDATAにエラーのないことを確認し、且つ次のDATAを受信する際の十分なFIFOバッファの空きがない場合、NYETをホスト1へ送信する。ホスト1はNYETを受け、PINGトークンをデバイス3へ発行し、デバイス3のFIFOバッファの空きを確認する。
デバイス3はPINGトークンを受信したら、FIFOバッファの空きがあればアクノリッジ(ACK)、空きがなければネガティブ・アクノリッジ(NACK又はNAK)を送信する。PINGトランザクション(PING処理)はデバイス3からACKが送信されるまで行われるので、デバイス3の処理速度により複数回実施されることもある。デバイス3がPINGに対してACKを送信したら、ホスト1はOUTトークンとDATAを送信する。
図8は、図7のデータ転送方法を用いた従来のUSBコントローラを示す概略の構成図である。
ホスト1には、USBバス2を介してデバイス3が接続されている。デバイス3内には、デバイス全体を制御する制御部(例えば、マイクロコンピュータ(MCU))3a、データ格納用のメモリ3b、及びUSBコントローラ10等が設けられている。
USBコントローラ10は、USBバス2に対して送受信を行うUSBトランシーバ11、シリアル・インタフェース・エンジン(Serial Interface Engine;SIE)12、FIFOバッファ13、レジスタ群14、MCUインタフェース(MCU I/F)15等で構成されている。
SIE12は、USB通信のシリアル通信制御を行う部分であって、プロトコルの一部も分担しており、ハンドシェークの自動応答や、データを送受信する機能を有し、演算・制御を行う制御部12a、バイトカウンタ12b、及びスタート・オフ・フレーム(Start Of Frame;SOF)タイマ12c等で構成されている。バイトカウンタ12bは、データ受信数をカウントするものである。SOFとは、ホスト1がデバイス2と同期をとるために定期的に送信するパケットであり、High-Speed転送の場合、125μsec毎とに送信される。何らかのUSBバス2上の事故により、デバイス3にSOFが届かない場合のことが考えられるため、USBコントローラ10内部にはSOFタイマ12cが内蔵される。FIFOバッファ13は、1パケットの最大長を1個と考え、構成によっては2個以上の場合もある。
図8のデータ転送方法を説明する。
先ず、デバイス3は、ホスト1からUSBバス2を通じてUSBトランシーバ11によりデータを受信すると、SIE12を通じてFIFOバッファ13へデータを格納する。FIFOバッファ13へデータを格納する際、バイトカウンタ12bで受信サイズを計測する。デバイス3は、データ格納後、FIFOバッファ13の空き状況によってハンドシェークを決定する。受信データにエラーがなく、且つFIFOバッファ13に空きがあればACKを、空きがなければNYETを送信する。ハンドシェークを送信後、USBバス2を介してホスト1へ割り込みを上げ、FIFOバッファ13からホスト1内のメモリへデータをコピーする。
しかしながら、従来のデータ転送方法では、次のような課題があった。
データ受信時のFIFOバッファ状況のみでハンドシェークを決定している。このため、FIFOバッファ13が1個の場合には、必ずNYETが送信される。又、FIFOバッファ13が2個の場合は、メモリ3bへ格納する速度によりFIFOバッファ13に空きがないため、NYETを送信する。デバイス3が一旦NYETを送信すると、ホスト1はデバイス3内のFIFOバッファ13の空き状況を確認するため、PINGトランザクションを開始する。PINGトランザクションは、USBバス2のデータの占有率を低下させる反面、データの転送スピードも低下させるという問題点がある。特にNYET後、最初のPINGトランザクションまでにFIFOバッファ13に空きができた場合、PINGトランザクション分の転送レート低下につながるという問題点がある。
本発明のデータ転送方法、及びデータ転送装置では、ホストからシリアルバスを介して、デバイスに設けたバッファメモリへ、所定のトークン処理によりデータを転送する場合に、前記デバイス側で前記バッファメモリを監視し、前記ホストへNYETを発行すべき場合であっても、次のパケット到着までに前記バッファメモリに空きができると予測される場合には前記ホストへACKを送信し、実際に前記ホストから前記データを転送してきたときに前記バッファメモリに空きがなかつた場合には、前記ホストへNAKを送信する。
本発明のデータ転送方法、及びデータ転送装置によれば、次のトランザクションを予測し、バッファメモリを監視することで、余分なPINGトランザクションが省略され、バッファメモリを有効に利用できるように、ホストからデバイスへデータを転送するため、データ転送の高速化が達成できる。更に、パケットサイズやフレーム間隔を監視することで、より正確に次のトランザクションを予測することができる。
USBのデータ転送方法では、ホストからUSBバスを介して、デバイスのUSBコントローラ内に設けたFIFOバッファへ、所定のトークン処理(OUTトークン処理又はPINGトークン処理)によりデータを転送する場合に、前記USBコントローラ側において、予め前記所定のトークン処理の設定処理時間を定め、前記FIFOバッファに前記データの転送を受け付ける空きがない場合であっても、前記データの転送の処理時間が前記設定処理時間より短い場合には前記ホストへACKを発行し、前記設定処理時間より長い場合には前記ホストへNYETを発行する。そして、前記ACKの発行に応じて前記ホストが前記所定のトークン処理を行ったが、前記データを前記FIFOバッファに格納できないときは、前記ホストへNAKを発行する。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1に係るデータ転送方法に用いられるデータ転送装置(例えば、USBコントローラ)を示す概略の構成図である。
従来の図8と同様に、PC等のホスト21には、USBバス22を介してデバイス23が接続されている。デバイス23は、監視してホスト21から送信されるSOFを受信する等の機能を有している。このデバイス23内には、デバイス全体を制御する制御部(例えば、MCU)23a、データ格納用のメモリ23b、及びUSBコントローラ30等が設けられている。
USBコントローラ30は、従来と同様に、USBバス22に対して送受信を行うUSBトランシーバ31、SIE34、バッファメモリ(例えば、FIFOバッファ)35、レジスタ群37、及びMCU I/F38を有すると共に、新たに、第1の計測手段(例えば、トランザクション間隔タイマ)32、比較手段(例えば、比較部)33、FIFO読み出し時間を計測する第2の計測手段(例えば、FIFO読み出しタイマ)36、及びレジスタ群37内のフレーム間隔レジスタ37aが設けられている。
USBコントローラ30において、USBトランシーバ31は、USBバス31との間で送受信を行う回路である。USBトランシーバ31には、トランザクション間隔タイマ32及びSIE34が接続され、そのトランザクション間隔タイマ32が、比較部33を介してSIE34に接続されている。
トランザクション間隔タイマ32は、デバイス23がハンドシェークを送信してからOUTトークン又はPINGトークンを受信するまでのトランザクション間隔を計測するタイマである。OUTトランザクション間隔の計算は多数の方法が考えられるが、本実施例1では前の保持値と現タイマ値との平均を取る方法を採用している。又、トランザクション間隔タイマ32の初期値は、例えば、1フレーム時間125μsec/1フレームの最大パケット数13≠9μsecとする。
トランザクション間隔タイマ32に接続された比較部33は、該トランザクション間隔タイマ32の出力値とFIFO読み出しタイマ36の出力値とを比較するものであり、この出力側に、SIE34が接続されている。SIE34は、従来と同様に、USB通信のシリアル通信制御を行う部分であって、プロトコルの一部も分担しており、ハンドシェークの自動応答や、データを送受信する機能を有し、演算・制御を行う予測手段・決定手段(例えば、制御部)34a、データ受信数をカウントする第3の計測手段(例えば、バイトカウンタ)34b、及びSOFタイマ34c等で構成されている。SOFタイマ34cは、従来と同様に、ホスト21がデバイス23と同期をとるためのタイマである。何らかのUSBバス22上の事故により、デバイス23にSOFが届かない場合のことを考え、SOFタイマ34cが内蔵される。
SIE34には、FIFOバッファ35と、フレーム間隔タイマ37aを有するレジスタ群37とが接続されている。FIFOバッファ35は、1パケットの最大長を1個と考え、構成によっては2個以上の場合もある。フレーム間隔レジスタ37aは、ソフトウェアが設定できるレジスタであり、フレームの有効時間を設定する。このフレーム間隔レジスタ37aに示される時間以降にハンドシェークを送信する場合には、先ずSOFまでの残り時間とトランザクション間隔とを比較し、SOFまでの残り時間が大きければ、トランザクション間隔をSOFまでの残り時間に置き換える。
FIFOバッファ35には、FIFO読み出しタイマ36とMCU I/F38が接続され、そのFIFO読み出しタイマ36が比較部33に接続されている。FIFO読み出しタイマ36は、FIFOバッファ35内のデータをホスト21側のメモリに読み出す時間を計測するタイマであり、このFIFO読み出し時間は前回のFIFO読み出し時間を使用する。レジスタ群37もMCU I/F38に接続されている。MCU I/F38には、MCU23a、及びメモリ23b等が接続されている。
(データ転送方法の概略)
本実施例1では、トランザクション間隔タイマ32により、OUTトランザクションの間隔を計測することで、次のOUTトランザクションもしくはPINGトランザクションの到着時刻を予測し、この予測時刻と、FIFO読み出しタイマ36により計測したFIFOバッファ読み出し時間とを比較部33で比較することで、ハンドシェークを決定する。又、バイトカウンタ34bで受信パケットサイズや、フレーム間隔レジスタ37aでフレーム間隔を監視することにより、無駄なトランザクションを削減する。
USBはパケット通信であるため、ホスト21からUSBバス22を介してデバイス23へデータを転送する場合、複数のパケットに分割されて送信される場合が多く、且つ複数のパケットはおよそ同間隔で転送されてくるものと予測できる。トランザクション間隔タイマ32により計測したトランザクションの間隔と、FIFO読み出しタイマ36により計測した、FIFOバッファ35からデータを読み出す時間とを比較部33で比較し、次のトランザクションまでにFIFOバッファ35が空になると予測した場合にはACKを送信する。これにより、NYETを送信した場合と比べて、トランザクション数が減り、データ転送レートを向上できる。
USBはホスト21とデバイス22の同期を取るため、ホスト21は一定間隔でSOFを送信する。ホスト21はSOFを送信するため、SOF直前には新しいトランザクションを開始しない。USBはシリアル通信であるため、デバイス23が送信するパケットとぶつかる可能性があるためである。この点に着目し、デバイス23が、ソフトウェアの指定したフレーム間隔レジスタ37aにおけるフレーム間隔時間以降からSOF到着までにハンドシェークを送信する場合に、SOF到着までの時間が十分大きければACKを返す。SOFまでの時間を有効に使用することで、よりトランザクション数を減らし、転送レートを向上することができる。
USBは1パケットの最大長が決まっている。これ以下のサイズのパケットをショートパケットという。USBでは、データが複数のパケットに跨った場合、最後のパケット以外のパケットサイズは最大長であることと規定されている。このため、ショートパケットの場合は複数パケット転送の最後であり、その後暫くは転送がないと予想できるので、ショートパケットの場合にはACKを送信する。これにより、次の転送が始まる時の余分なトランザクションを減らし、転送レートを向上することができる。
又、1フレーム中にOUTトランザクションもしくはPINGトランザクションがない場合には、その後暫く転送がないと予想できるため、トランザクション間隔タイマ32を停止する。
(データ転送方法の詳細)
図2は、図1のUSBコントローラ30におけるデータ受信時の動作フローを示す図である。
先ず、USBコントローラ30では、USBトランシーバ31が、ホスト21からUSBバス22を介して送られてくるデータを受信すると(ステップS1)、SIE34内の制御部34aにより、FIFOバッファ36が空か否かを判定する(ステップS3)。FIFOバッファ35が空であれば、SIE34を通じて、FIFOバッファ35へデータを格納する(ステップS4)。FIFOバッファ35が空でない場合には、制御部34aの制御により、トランザクション間隔タイマ32で計測されるトランザクション間隔を初期化し(ステップS11)、USBトランシーバ31からホスト21へNAKを送信する(ステップS12)。
FIFOバッファ35へデータを格納する際(ステップS4)、バイトカウンタ34bにて受信サイズを計測し、制御部34aにより、データがショートパケットか否かを判定する(ステップS5)。もしショートパケットである場合には、制御部34aの制御により、USBトランシーバ31からホスト21へACKを送信する(ステップS10)。
ショートパケットでない場合は、制御部34aにより、OUTトランザクションの平均間隔を計算する(ステップS7)。計算したOUTトランザクションの平均間隔が、予めFIFO読み出しタイマ36で測定してあるFIFO読み出し時間よりも大きいか否か(トランザクション平均間隔 ≧ FIFO読み出し時間)を、比較部33で比較する(ステップS8)。大きければ、USBトランシーバ31からホスト21へACKを送信し(ステップS9)、小さければ、NYETを送信し(ステップS10)、制御部34aの制御により、トランザクション間隔タイマ32を起動して、データ受信動作を終了する。
図3は、図2中のOUTトランザクション平均間隔計算方法(ステップS7)のフローを示す図である。
先ず、制御部34aにより、トランザクション間隔タイマ32から値を取得し、前回のトランザクション平均間隔時間との平均を計算し(ステップS7−1)、この平均値がフレーム間隔以降か否かを判定する(ステップS7−2)。もし平均値が、フレーム間隔レジスタ37aに示される時間よりも後ならば、制御部34aにより、SOFまでの残り時間と比較し(ステップS7−3)、SOFまでの残り時間が大きければ、トランザクション間隔タイマ32のトランザクション間隔をSOFまでの残り時間に置き換え(ステップS7−4)、計算処理を終了する。
一方、前記平均値が、フレーム間隔レジスタ37aに示される時間よりも前の場合は計算処理を終了し(ステップS7−2)、又、前記SOFまでの残り時間が小さければ、計算処理を終了する(ステップS7−3)。
図4は、図1のUSBコントローラ30におけるNYET送信後のPINGトランザクション処理の動作(PINGトークン受信動作)フローを示す図である。
先ず、USBコントローラ30では、USBトランシーバ31が、ホスト21からUSBバス22を介して送られてくるPINGトークンを受信すると(ステップS20)、SIE34内の制御部34aにより、トランザクション間隔タイマ32を停止し(ステップS21)、PINGトランザクション間隔を計算する(ステップS22)。制御部34aにより、トランザクション平均間隔を求めたら、比較部33により、FIFO読み出しタイマ36で測定されたFIFO読み出し時間と比較する(ステップS23)。もしトランザクション平均間隔がFIFO読み出し時間よりも大きければ(トランザクション平均間隔 ≧ FIFO読み出し時間)、USBトランシーバ31からホスト21へACKを送信し(ステップS24)、小さければ、NAKを送信し(ステップS25)、制御部34aの制御により、トランザクション間隔タイマ32を起動して、PINGトークンの受信動作を終了する。
図5は、図4中のPINGトランザクション間隔計算方法(ステップS22)のフローを示す図である。
制御部34aにより、トランザクションタ間隔タイマ32の値をトランザクション平均間隔に足し、トランザクション平均間隔を求める(ステップS22−1)。制御部34aにより、フレーム間隔以降か否かを判定する(ステップS22−2)。フレーム間隔以降でない場合は、PINGトランザクション間隔計算処理を終了する。フレーム間隔以降であれば、制御部34aにより、OUTトランザクションと同様、SOFまでの時間と比較する(ステップS22−3,S22−4)。即ち、SOFまでの残り時間が、トランザクション平均間隔を超えるか否かを判定し(ステップS22−3)、超えない場合には、計算処理を終了し、超える場合には、SOFまでの残り時間を、トランザクション平均間隔として出力し(ステップS22−4)、計算処理を終了する。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
(1) 次のトランザクションを予測し(ステップS8,S23等)、FIFOバッファ35を監視することで(ステップS3等)、余分なPINGトランザクションが省略され、FIFOバッファ35を有効に利用できるように、ホスト21からデバイス23へデータを転送するため、データ転送の高速化が達成できる。
(2) 図6(A)、(B)は、本発明の実施例1のUSB転送における前記(1)の効果の一例を示す図である。
例えば、2回に1回、ホスト21へNYETを送信するようなデバイス23の場合、図6(A)に示すように、(OUTトランザクション(ACK)−OUTトランザクション(NYET)−PINGトランザクション(ACK))というシーケンスが考えられるが、本実施例1の図6(B)に示すように、NYETを送信すべき時にACKを送信すれば、シーケンス(OUTトランザクション(ACK)−OUTトランザクション(ACK))の2回のトランザクションで転送が終了するため、単純計算で約1.5倍の転送レート向上が期待できる。
(3) パケットサイズやフレーム間隔を監視することで(ステップS5,S8,S23等)、より正確に次のトランザクションを予測することができる。
なお、本発明は、上記実施例1に限定されず、例えば、図1のUSBコントローラ30を図示以外の他の回路構成に変更したり、あるいは、図2〜図6のフローを図示以外の他の処理内容に変更する等、種々の変形や利用形態が可能である。
本発明の実施例1に係るデータ転送方法に用いられるUSBコントローラを示す概略の構成図である。 図1のUSBコントローラにおけるデータ受信時の動作フローを示す図である。 図2中のOUTトランザクション平均間隔計算方法のフローを示す図である。 図1のUSBコントローラにおけるNYET送信後のPINGトランザクション処理の動作(PINGトークン受信動作)フローを示す図である。 図4中のPINGトランザクション間隔計算方法のフローを示す図である。 本発明の実施例1のUSB転送における効果の一例を示す図である。 従来のUSBのデータ転送方法の一例を示す図である。 図7のデータ転送方法を用いた従来のUSBコントローラを示す概略の構成図である。
符号の説明
21 ホスト
22 USBバス
23 デバイス
30 USBコントローラ
32 トランザクション間隔タイマ
34 SIE
34a 制御部
34b バイトカウンタ
34c SOFタイマ
35 FIFOバッファ
36 FIFO読み出しタイマ
37a フレーム間隔レジスタ

Claims (7)

  1. ホストからシリアルバスを介して、デバイスに設けたバッファメモリへ、所定のトークン処理によりデータを転送する場合に、
    前記デバイス側で前記バッファメモリを監視し、前記ホストへノット・イエット(NYET)を発行すべき場合であっても、次のパケット到着までに前記バッファメモリに空きができると予測される場合には前記ホストへアクノリッジ(ACK)を送信し、実際に前記ホストから前記データを転送してきたときに前記バッファメモリに空きがなかつた場合には、前記ホストへネガティブ・アクノリッジ(NAK)を送信することを特徴とするデータ転送方法。
  2. ホストからシリアルバスを介して、デバイスのシリアルバス・コントローラ内に設けたバッファメモリへ、所定のトークン処理によりデータを転送する場合に、
    前記シリアルバス・コントローラ側において、予め前記所定のトークン処理の設定処理時間を定め、
    前記バッファメモリに前記データの転送を受け付ける空きがない場合であっても、
    前記データの転送の処理時間が前記設定処理時間より短い場合には前記ホストへアクノリッジ(ACK)を発行し、前記設定処理時間より長い場合には前記ホストへノット・イエット(NYET)を発行するデータ転送方法であって、
    前記アクノリッジ(ACK)の発行に応じて前記ホストが前記所定のトークン処理を行ったが、前記データを前記バッファメモリに格納できないときは、前記ホストへネガティブ・アクノリッジ(NAK)を発行することを特徴とするデータ転送方法。
  3. 前記設定処理時間は、前記シリアルバス・コントローラにおける前記所定のトークン処理の平均処理時間とすることを特徴とする請求項2記載のデータ転送方法。
  4. 前記シリアルバス・コントローラは、前記ホストからのデータ受信時に、前記バッファメモリに空きがあって前記データを格納する際に、前記データがショートパケットの場合には、前記ホストへアクノリッジ(ACK)を発行することを特徴とする請求項2又は3記載のデータ転送方法。
  5. 前記アクノリッジ(ACK)を発行する場合、フレーム間隔を監視し、予めフレーム間隔を定め、フレーム時間からスタート・オフ・フレーム(SOF)トークンまで充分に時間がある場合に、前記アクノリッジ(ACK)を発行することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のデータ転送方法。
  6. 前記所定のトークン処理は、アウト(OUT)トークン処理、又はピング(PING)トークン処理であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータ転送方法。
  7. デバイスに設けられ、ホストからシリアルバスを介して前記デバイスへアウト(OUT)トークン処理又はピング(PING)トークン処理によりデータを転送するデータ転送装置において、
    前記データを格納するバッファメモリと、
    アウト(OUT)トランザクションの間隔を計測する第1の計測手段と、
    前記第1の計測手段の計測結果に基づき、次のアウト(OUT)トランザクション又はピング(PING)トランザクションの到着時刻を予測する予測手段と、
    前記バッファメモリの読み出し時間を計測する第2の計測手段と、
    前記予測手段の予測結果と前記第2の計測手段の計測結果とを比較する比較手段と、
    前記データにおける受信パケットサイズを計測する第3の計測手段と、
    前記比較手段の比較結果、前記第3の計測手段の計測結果、及び指定されたフレーム間隔に基づき、ハンドシェイクを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とするデータ転送装置。
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