JP5121876B2 - データ転送装置 - Google Patents
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Bに置換えられる傾向にある。
UARTによるインターフェイスとUSBによるインターフェイスは互換性がないため、従来のUARTによるインターフェイスを装備した機器をUSBに接続することは出来ない。そのため従来のUARTによるインターフェイスを装備した機器からUSBインターフェイスを装備した機器にデータ転送する場合、互いのインターフェイスを接続するためのUART〜USB変換デバイスが商品化されている。以下UART〜USB変換デバイスの例を説明する。
転送元機器20は、データの転送要求を発生するアプリケーション部21と、アプリケーション部21からのデータ転送要求に基づいてUART(調歩同期)でデータ送信を行うシリアルインターフェイス処理部(SIO)22を備えている。
転送元機器20では、アプリケーション部21から一連のデータの送信要求があるとデ
ータの転送を開始する。転送されたデータは、UART〜USB変換デバイス10内のFIFO部11およびDMA部12を通じて、USB送信用バッファ部(X−Buffer、Y−Buffer)13へDMA転送される。DMA転送先のバッファはUSBバッファマネージャ14により、バッファ中のデータが存在しない(即ち、USBのエンドポイントへの送信準備ステータスが未完了となっているバッファ)いずれかのバッファが選択される。図2では、一連のデータの先頭データの受信バッファとしてX−Bufferが選択されている。
ステータスが受信完了となったバッファが存在するとき、USBバッファマネージャ14は、転送先機器30より発行される送信要求(INトークン)に応じて、受信完了となったバッファ内のデータをパケット送信し、送信準備ステータスを未完了に戻す。
転送先機器30のホストコントローラ31は、UART〜USB変換デバイス10より送信された一連のデータのパケットサイズが、UART〜USB変換デバイス10内の各バッファのサイズより小さいとき、転送元機器20より転送された一連のデータの終端と判断して、アプリケーション部33へのデータ転送を行う。
一連のデータとして送信されるデータのサイズは一般に大きいため、転送先機器30に設けられる一連のデータを受信するためのデータバッファ32は一つであるのが一般的である。
ングするバッファを別のバッファに切り替えるバッファ制御手段と、受信側からデータの送信要求が発行され、送信要求の際にバッファ制御手段が設定するステータスが受信完了であれば、バッファに蓄積されたデータを受信側に転送する第二のデータ転送手段と、第二のデータ転送手段で転送されたデータをバッファリングするデータバッファと、第二のデータ転送手段より一度に受信したデータのサイズが、複数のバッファのバッファサイズより小さい場合、もしくはバッファ制御手段が設定するステータスがあらかじめ設定された所定の時間t2以上受信完了とならない場合に、データバッファに蓄積されたデータを転送する第三のデータ転送手段を備え、第一のデータ転送手段は、一つ前のデータ転送要求によるデータ送信完了から次のデータ転送要求を受信するまでの時間が、あらかじめ設定された所定の時間t3より大きいとき、所定の時間t3経過したタイミングからあらかじめ設定された所定の時間t4経過するまでの間データの転送を開始せず、その間に発生したデータ転送要求によるデータの転送開始を遅延する機能を持つようにしたものである。
ミングからあらかじめ設定された所定の時間t4経過するまでの間データの転送を開始せず、その間に発生したデータ転送要求によるデータの転送開始を遅延する機能を持つようにしたものである。
また、あらかじめ設定された所定の時間t2、時間t3の設定値として、所定の時間t1と同じ値を用い、あらかじめ設定された所定の時間t4の設定値として、第三のデータ転送手段が一度の転送に要する所要時間の最大値を用いることにより、遅延要素の挿入によるスループットの低下を最小限にすることができる。
以下、この発明の実施の形態1におけるデータ転送装置について、図1〜図4に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施形態のデータ転送装置の概略図を示し、図1において、UART〜USB変換デバイス10は、転送元機器20と転送先機器30との間に接続されて使用される。
くはデータ受信があらかじめ設定された所定の時間t1以上行われなかったときに、バッファリング中のバッファのステータスを受信完了とし、FIFO部11より転送されるデータをバッファリングするバッファを別のバッファ(例えばY−Buffer)に切り替
えるUSBバッファマネージャ14と、後述する転送先機器30のホストコントローラ31からの送信要求に応じてUSB送信用バッファ部13にバッファされているデータをUSBのエンドポイントに送信する機能を持ったUSBデバイスコントローラ15を備えている。
なお、第一のデータ転送手段からのデータ送信間隔が所定の時間t3以上開くときに、次のデータの送信を遅らせる遅延機能22aはシリアルインターフェイス処理部(SIO)22に設ける場合を説明したが、UART〜USB変換デバイス10のFIFO部11またはDMA部12に設けてもよい。
また、FIFO部11は、受信データのキューイングを行なうバッファメモリとして動作するもので、このFIFO部11を省略して第一のデータ転送手段を構成してもよい。
また、UART〜USB変換デバイス10にDMA部12を用いた例を示しているが、この発明の構成においてDMA部12は必ずしも必要ではなく、例えばUART〜USB変換デバイス10の駆動ソフトウェアなどにより転送するようにすれば省略可能である。
また、USBバッファマネージャ14は、複数のUSB送信用バッファ部13のどのバッファにデータを蓄積するかの切り替え、およびバッファのステータス(データ受信完了、未完了など)を記憶しておくバッファ制御手段を構成している。
転送元機器20では、アプリケーション部21から一連のデータの送信要求(図中(1)
)がシリアルインターフェイス処理部(SIO)22にあると、シリアルインターフェイス処理部(SIO)22はデータの転送を開始する。転送されたデータは、UART〜USB変換デバイス10内のFIFO部11およびDMA部12を通じて、USB送信用バッファ部(X−Buffer、Y−Buffer)13へDMA転送される。DMA転送先のバッファはUSBバッファマネージャ14により、バッファ中のデータが存在しない(即ちUSBのエンドポイントへの送信準備ステータスが未完了となっているバッファ)いずれかのバッファが選択される。図2では転送元機器20で発生する1回目のデータ送信要求に対応して送信されるデータの受信バッファとしてX−Bufferが選択されている。
して送信されるデータ受信中にDMA転送先のバッファ(X−Buffer)が一杯になると(図中★のタイミング)、USBバッファマネージャ14が、該バッファのステータスを受信完了に設定するとともに、受信バッファとして該バッファと異なるバッファ(Y−Buffer)を受信バッファとして選択する。(図中(3))
ステータスが受信完了となったバッファ(X−Buffer)が存在するとき、転送先機器30のホストコントローラ31より発行される送信要求(INトークン)(図中(4)
)に応じて、USBデバイスコントローラ15は受信完了となったバッファ内のデータを転送先機器30にパケット送信(図中(5))する。一方、USBバッファマネージャ14
は、受信バッファの送信準備ステータスを未完了に戻す。
ーラ31より発行される送信要求(INトークン)に応じて、USBデバイスコントローラ15は受信完了となったバッファ(Y−Buffer)内のデータを転送先機器30にパケット送信する。一方、USBバッファマネージャ14は、受信バッファの送信準備ステータスを未完了に戻す。
示すように転送先機器30のホストコントローラ31は、送信要求(INトークン)に対応するUART〜USB変換デバイス10よりのデータパケット送信が、所定の時間t2以上の間ない場合、一連のデータの終端と判断して、アプリケーション部33へのデータ
転送を行う。
この発明のデータ転送装置では、転送元機器20からデータ送信が完了してから、次のデータ送信要求を受信するまでの時間が、あらかじめ設定された時間t3より大きいとき、シリアルインターフェイス処理部(SIO)22は、その遅延機能22aによりウエイト(遅延要素)を挿入し、データ送信要求に対応したデータの送信を遅延するようにしている。
信完了から3回目のデータ送信要求(図中(9))までの時間が、あらかじめ設定された所
定の時間t3経過しておれば、シリアルインターフェイス処理部(SIO)22の遅延機能22aはウエイト(遅延要素)を挿入し、所定の時間t3経過したタイミングから、あらかじめ設定された所定の時間t4経過するまでの間、データの転送を開始せず、その間に発生したデータ転送要求によるデータの転送開始を遅延するようにしている。
〜USB変換デバイス10のUSB送信用バッファ部(X−Buffer、Y−Buffer)13にデータの欠落がない状態でバッファリングされ、さらに転送先機器30のデータバッファ32への転送、アプリケーション部33への転送もデータの欠落が生じない。
次にこの発明の実施の形態2のデータ転送装置について説明する。この実施の形態2のデータ転送装置の構成は図1と同じ構成である。
第三のデータ転送手段(CPU34)でアプリケーション部33にデータを転送する場合、実施の形態1では、バッファ制御手段であるUSBバッファマネージャ14が設定するステータスがあらかじめ設定された所定の時間t2以上受信完了とならない場合に、一連のデータの終端と判断してデータを転送していた。
このように送信要求(INトークン)の発行回数が所定の回数Nになれば、第三のデータ転送手段(CPU34)によりアプリケーション部33にデータを転送する。
この構成によれば、USBバッファマネージャ14にタイマを別途設けることなくタイミングを検出することができるので、機能を実現するに必要な回路規模を最小限に抑えることができる。
次にこの発明の実施の形態3のデータ転送装置について説明する。この実施の形態3のデータ転送装置の構成は図1と同じ構成である。
実施の形態1および実施の形態2の発明において、バッファ制御手段であるUSBバッファマネージャ14は、第一のデータ転送手段からUSB送信用バッファ部(X−Buffer、Y−Buffer)13へのデータ受信が、あらかじめ設定された所定の時間t1以上行われなかったときに、バッファリング中のバッファのステータスを受信完了としていたが、実施の形態3の発明は、所定の時間t1の時間計測の代替として、ホストコントローラ31より発行される送信要求(INトークン)の発行回数を計数し、あらかじめ設定された所定の発行回数N1になればバッファのステータスを受信完了のタイミングと判定するようにしたものである。
その他の構成および動作は実施の形態1或いは実施の形態2と同じであるので、その説明は省略する。
この構成によれば、USBバッファマネージャ14にタイマを別途設けることなくタイミングを検出することができるので、機能を実現するに必要な回路規模を最小限に抑えることができる。
あらかじめ設定された所定の時間t3の設定値として、第二のデータ転送手段からの送信要求が所定の回数N1発行される時間の最小値を用い、あらかじめ設定された所定の時間t4の設定値として、第三のデータ転送手段が一度の転送に要する所要時間の最大値を用いると、ウエイト(遅延要素)の挿入による転送レートの低下を最小限に抑えることが出来る。
上述の構成において所定時間の計測には誤差が伴うため、所定の時間t2、t3や、所定の回数N1、N2の設定値を、検出時間の誤差マージンを考慮した設定値としても良い。
12:DMA(Direct Memory Access)部 13:USB送信用バッファ部
14USBバッファマネージャ(バッファ制御手段)
15:USBデバイスコントローラ
20:転送元機器 21:アプリケーション部
22:シリアルインターフェイス処理部(SIO) 22a:遅延機能
30:転送先機器 31:ホストコントローラ
32:データバッファ 34:CPU(第三のデータ転送手段)
Claims (6)
- データフロー制御機能を持たない第一のデータ転送手段と、前記第一のデータ転送手段で転送されたデータをバッファリングする複数のバッファと、前記第一のデータ転送手段より受信したデータ量が前記複数のバッファの1つのバッファのバッファサイズと等しくなったとき、もしくは前記第一のデータ転送手段からのデータ受信があらかじめ設定された所定の時間t1以上行われなかったときに、バッファリング中のバッファのステータスを受信完了とし、前記第一のデータ転送手段より転送されるデータをバッファリングするバッファを別のバッファに切り替えるバッファ制御手段と、受信側からデータの送信要求が発行され、前記送信要求の際に前記バッファ制御手段が設定するステータスが受信完了であれば、前記バッファに蓄積されたデータを受信側に転送する第二のデータ転送手段と、前記第二のデータ転送手段で転送されたデータをバッファリングするデータバッファと、前記第二のデータ転送手段より一度に受信したデータのサイズが、前記複数のバッファのバッファサイズより小さい場合、もしくは前記バッファ制御手段が設定するステータスがあらかじめ設定された所定の時間t2以上受信完了とならない場合に、前記データバッファに蓄積されたデータを転送する第三のデータ転送手段を備え、
前記第一のデータ転送手段は、一つ前のデータ転送要求によるデータ送信完了から次のデータ転送要求を受信するまでの時間が、あらかじめ設定された所定の時間t3より大きいとき、前記所定の時間t3経過したタイミングからあらかじめ設定された所定の時間t4経過するまでの間データの転送を開始せず、その間に発生したデータ転送要求によるデータの転送開始を遅延する機能を持つことを特徴とするデータ転送装置。 - 前記所定の時間t2、時間t3の設定値として、前記所定の時間t1と同じ値を用い、前記所定の時間t4の設定値として、前記第三のデータ転送手段が一度の転送に要する所要時間の最大値を用いることを特徴とする請求項1に記載のデータ転送装置。
- データフロー制御機能を持たない第一のデータ転送手段と、前記第一のデータ転送手段で転送されたデータをバッファリングする複数のバッファと、前記第一のデータ転送手段より受信したデータ量が前記複数のバッファの1つのバッファのバッファサイズと等しくなったとき、もしくは前記第一のデータ転送手段からのデータ受信があらかじめ設定された所定の時間t1以上行われなかったときに、バッファリング中のバッファのステータスを受信完了とし、前記第一のデータ転送手段より転送されるデータをバッファリングするバッファを別のバッファに切り替えるバッファ制御手段と、受信側からデータの送信要求が発行され、前記送信要求の際に前記バッファ制御手段が設定するステータスが受信完了であれば、前記バッファに蓄積されたデータを受信側に転送する第二のデータ転送手段と、前記第二のデータ転送手段で転送されたデータをバッファリングするデータバッファと、前記第二のデータ転送手段より一度に受信したデータのサイズが、前記複数のバッファのバッファサイズより小さい場合、もしくはあらかじめ設定された所定の回数N以上送信要求を行ったにもかかわらず、前記バッファ制御手段が設定するステータスが受信完了とならない場合に、前記データバッファに蓄積されたデータを転送する第三のデータ転送手段を備え、
前記第一のデータ転送手段は、一つ前のデータ転送要求によるデータ送信完了から次のデータ転送要求を受信するまでの時間が、あらかじめ設定された所定の時間t3より大きいとき、前記所定の時間t3経過したタイミングからあらかじめ設定された所定の時間t4経過するまでの間データの転送を開始せず、その間に発生したデータ転送要求によるデータの転送開始を遅延する機能を持つことを特徴とするデータ転送装置。 - 前記所定の時間t3の設定値として、前記所定の時間t1と同じ値を用い、前記所定の回数Nの設定値として、前記所定の時間t1あたりに受信側から発行される送信要求の回数を用い、前記所定の時間t4の設定値として、前記第三のデータ転送手段が一度の転送
に要する所要時間の最大値を用いることを特徴とする請求項3に記載のデータ転送装置。 - データフロー制御機能を持たない第一のデータ転送手段と、前記第一のデータ転送手段で転送されたデータをバッファリングする複数のバッファと、前記第一のデータ転送手段より受信したデータ量が前記複数のバッファの1つのバッファのバッファサイズと等しくなったとき、もしくは受信側からの送信要求を所定の回数N1受ける間に、前記第一のデータ転送手段からのデータ受信が無かったときに、バッファリング中のバッファのステータスを受信完了とし、前記第一のデータ転送手段より転送されるデータをバッファリングするバッファを別のバッファに切り替えるバッファ制御手段と、受信側からデータの送信要求が発行され、送信要求の際に前記バッファ制御手段が設定するステータスが受信完了であれば、前記バッファに蓄積されたデータを受信側に転送する第二のデータ転送手段と、前記第二のデータ転送手段で転送されたデータをバッファリングするデータバッファと、前記第二の転送手段より一度に受信したデータのサイズが、前記複数のバッファのバッファサイズより小さい場合、もしくは所定の回数N2以上送信要求を行ったにもかかわらず、前記バッファ制御手段が設定するステータスが受信完了とならない場合に、前記データバッファに蓄積されたデータを転送する第三のデータ転送手段を備え、
前記第一のデータ転送手段は、一つ前のデータ転送要求によるデータ送信完了から次のデータ転送要求を受信するまでの時間が、あらかじめ設定された所定の時間t3より大きいとき、前記所定の時間t3経過したタイミングからあらかじめ設定された所定の時間t4経過するまでの間データの転送を開始せず、その間に発生したデータ転送要求によるデータの転送開始を遅延する機能を持つことを特徴とするデータ転送装置。 - 前記の所定の回数N2として所定の回数N1と同じ値を用い、前記所定の時間t3の設定値として前記所定の回数N1発行される時間の最小値を用い、前記所定の時間t4の設定値として、前記第三のデータ転送手段が一度の転送に要する所要時間の最大値を用いることを特徴とする請求項5に記載のデータ転送装置。
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