JP2007250875A - 露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007250875A
JP2007250875A JP2006072827A JP2006072827A JP2007250875A JP 2007250875 A JP2007250875 A JP 2007250875A JP 2006072827 A JP2006072827 A JP 2006072827A JP 2006072827 A JP2006072827 A JP 2006072827A JP 2007250875 A JP2007250875 A JP 2007250875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
euv light
optical system
exposure apparatus
multilayer
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006072827A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Terajima
茂 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006072827A priority Critical patent/JP2007250875A/ja
Publication of JP2007250875A publication Critical patent/JP2007250875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】反射率の低下を低減し、優れたスループットを有する露光装置を提供する。
【解決手段】EUV光を用いてレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを備える露光装置であって、前記照明光学系及び前記投影光学系は、前記EUV光を反射する複数の多層膜ミラーを有し、前記複数の多層膜ミラーのうち、前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置される少なくとも1つの多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする露光装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般には、露光装置に係り、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板などの被処理体を露光する露光装置に関する。本発明は、特に、露光光源として極端紫外線(EUV:Extreme ultraviolet)光を利用する露光装置に好適である。
フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いて微細な半導体素子を製造する際に、マスク(レチクル)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する投影露光装置が従来から使用されている。
投影露光装置で転写できる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、投影光学系の開口数(NA)に反比例する。従って、波長を短くすればするほど解像度はよくなる。このため、近年の半導体素子の微細化への要求に伴い露光光の短波長化が進められてきた。具体的には、超高圧水銀ランプ(i線(波長約365nm))、KrFエキシマレーザー(波長約248nm)、ArFエキシマレーザー(波長約193nm)と、露光光として用いられる紫外光の波長は短くなってきた。
近年では、半導体素子は急速に微細化しており、紫外光を用いたリソグラフィーでは限界がある。そこで、70nm以下の非常に微細な回路パターンを効率よく転写するために、紫外光よりも更に波長が短い、波長10nm乃至15nm程度のEUV光を用いた投影露光装置(以下、「EUV露光装置」と称する。)が開発されている。
EUV光の波長領域では、物質による光の吸収が非常に大きくなる。従って、EUV露光装置では、可視光や紫外光で用いられるような光の屈折を利用した透過型の光学素子は実用的ではなく、光の反射を利用した反射型の光学素子が用いられる。EUV露光装置に用いられる反射型の光学素子としては、光学定数の異なる2種類の物質を交互に積層した多層膜ミラーがある。多層膜ミラーは、例えば、図7に示すように、精密な形状に研磨された基板STの表面に、モリブデン層Moとシリコン層Siを交互に積層した多層膜MFを有する。また、モリブデン層Moの厚さは、例えば、3nm程度、シリコン層Siの厚さは、例えば、4nm程度である。ここで、図7は、従来の多層膜ミラーの構成を示す概略断面図である。
一方、EUV光は、大気中に存在するガス成分によっても吸収され、著しく減衰するため、EUV露光装置内は、EUV光(露光光)が減衰しない程度の真空雰囲気に維持されている。但し、EUV露光装置内の真空雰囲気中には、主に炭素系の物質を含むガスや水が残留している。このような残留ガス成分は、EUV露光装置に使用される部材から発生し、また、ウェハ上に塗布されたレジスト(感光性の物質)から揮発する成分も含まれる。
残留ガス成分は、EUV露光装置に用いられる光学素子、即ち、多層膜ミラーの表面において物理吸着と離脱を繰り返す。残留ガス成分が多層膜ミラーの表面に吸着される時間は物質によって様々であるが、数10ピコ秒から数千秒に及ぶ。残留ガス成分は、一般には、多層膜ミラーの表面に物理吸着されるだけであり、付着したり反応を起こしたりすることはない。しかし、多層膜ミラーにEUV光が照射されると、多層膜ミラーの表面で2次電子が発生し、かかる2次電子によって多層膜ミラーの表面に吸着された残留ガス成分が解離を起こす。特に、炭素を含む化合物が物理吸着した場合は、解離によってカーボンが多層膜ミラーの表面に堆積する。また、水が物理吸着した場合は、解離によって生成された活性種が多層膜ミラーの表面で反応し、多層膜ミラーの表面を酸化させてしまう。
多層膜ミラーの表面にカーボンが堆積する又は多層膜ミラーの表面が酸化されると、多層膜ミラーの光学性能が劣化し、スループットの低下を招いてしまう。特に、EUV露光装置では、多層膜ミラーの表面にカーボンが僅か数nm堆積する又は多層膜ミラーの表面が僅か数nm酸化するだけでも反射率が低下し、1つの多層膜ミラーの反射率が低下するとスループットに非常に大きな影響を与えてしまう。また、カーボンの堆積や酸化の進行に従って多層膜ミラーの反射率が劣化するため、かかる劣化に基づいて露光条件を補正しなければならないという問題も生じる。更に、多層膜ミラーの表面に堆積したカーボンは除去することができるが、酸化した多層膜ミラーをもとに戻すことはできない。従って、多層膜ミラーの光学性能を維持するためには、酸化を避けることが必須となる。
そこで、多層膜の最表面に反射率調整膜を有する多層膜ミラー(反射素子)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる多層膜ミラーは、反射率調整膜によって、多層膜ミラーの表面へのカーボンの堆積や多層膜ミラーの表面の酸化を低減することができる。
特開2005−260072号公報
しかしながら、特許文献1が提案する多層膜ミラーは、反射率調整膜を有するため、例えば、モリブデン層とシリコン層を交互に積層した多層膜のみを有する多層膜ミラーと比較して、反射率が劣るという問題がある。従って、EUV露光装置を構成する全ての多層膜ミラーに、特許文献1が提案する多層膜ミラーを用いた場合、カーボンの堆積や酸化を低減することができるが、装置全体の反射率の低下を招き、スループットが著しく低下してしまう。換言すれば、特許文献1が提案する多層膜ミラーをEUV露光装置に用いる場合、全ての多層膜ミラーに用いるのではなく、効率的に、即ち、限定的に用いる必要がある。
そこで、本発明では、反射率の低下を低減し、優れたスループットを有する露光装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、EUV光を用いてレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを備える露光装置であって、前記照明光学系及び前記投影光学系は、前記EUV光を反射する複数の多層膜ミラーを有し、前記複数の多層膜ミラーのうち、前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置される少なくとも1つの多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての露光装置は、EUV光を用いてレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを備える露光装置であって、前記照明光学系及び前記投影光学系は、前記EUV光を反射する複数の多層膜ミラーを有し、前記複数の多層膜ミラーのうち、1×10−5Pa以上の圧力の領域に配置される少なくとも1つの多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、EUV光を用いてレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを備える露光装置であって、前記照明光学系及び前記投影光学系は、前記EUV光を反射する複数の多層膜ミラーを有し、前記複数の多層膜ミラーのうち、1×10−5Pa以上の圧力の領域であって、前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置される少なくとも1つの多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、EUV光を用いてレチクルを照明し、前記レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置され、前記EUV光を反射する多層膜ミラーを有し、前記多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、EUV光を用いてレチクルを照明し、前記レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、1×10−5Pa以上の圧力の領域に配置され、前記EUV光を反射する多層膜ミラーを有し、前記多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、EUV光を用いてレチクルを照明し、前記レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、1×10−5Pa以上の圧力の領域であって、前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置され、前記EUV光を反射する多層膜ミラーを有し、前記多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、反射率の低下を低減し、優れたスループットを有する露光装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての露光装置について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の露光装置1の構成を示す概略断面図である。
露光装置1は、露光光としてEUV光(例えば、波長約13.5nm)ELを用いて、マスク200に形成された回路パターンを被処理体400に露光するEUV露光装置である。露光装置1は、本実施形態では、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置であるが、ステップ・アンド・リピート方式やその他の露光装置を適用することができる。
露光装置1は、図1に示すように、照明装置100と、マスク200を載置するマスクステージ250と、投影光学系300と、被処理体400を載置するウェハステージ450と、アライメント機構500と、フィーカス位置検出機構600とを有する。
また、露光装置1は、EUV光ELが通る光路を真空雰囲気に維持するため、真空チャンバVCを有する。なお、真空チャンバVCは、各部材が配置された空間(以下、例えば、EUV光源110が配置された空間を「EUV光源の空間」と称する。)を分離する隔壁を有する。具体的には、真空チャンバVCは、EUV光源の空間LSSと照明光学系の空間IOSとを分離する隔壁PT1と、照明光学系の空間IOSとマスクステージ空間MSSとを分離する隔壁PT2とを有する。また、真空チャンバVCは、マスクステージの空間MSSと投影光学系の空間POSとを分離する隔壁PT3と、投影光学系の空間POSとウェハステージの空間WSSとを分離する隔壁PT4とを有する。更に、真空チャンバVCは、照明光学系の空間IOSと投影光学系の空間POSとを分離する隔壁PT5を有する。
なお、隔壁PT1は、EUV光ELをEUV光源の空間LSSから照明光学系の空間IOSに透過させる透過窓TWを有する。また、隔壁PT2はマスク200を照明するEUV光ELが通過するための開口OP1を有する。同様に、隔壁PT3はマスク200で反射されたEUV光ELが通過するための開口OP2を有し、隔壁PT4は投影光学系300からのEUV光ELが通過するための開口OP3を有する。これにより、EUV光源110から射出したEUV光ELは、被処理体400に到達することができる。
また、EUV光源の空間LSP、照明光学系の空間IOS、マスクステージの空間MSS、投影光学系の空間POS及びウェハステージの空間WSSには、各空間を排気するための排気系(例えば、ターボ分子ポンプ)EP1乃至EP5が設けられている。更に、EUV光源の空間LSS、照明光学系の空間IOS、マスクステージの空間MSS、投影光学系の空間POS及びウェハステージの空間WSSには、各空間の圧力を計測するための圧力ゲージPG1乃至PG5が設けられている。
照明装置100は、投影光学系300の円弧状の視野に対して円弧状のEUV光によりマスク200を照明する照明装置であって、EUV光源110と、照明光学系120とを有する。
EUV光源110は、本実施形態では、レーザープラズマ光源を用いる。EUV光源110は、真空雰囲気に供給されたターゲット材に高強度のパルスレーザーを照射して高温のプラズマPLを生成し、プラズマPLから放射されるEUV光を供給する。但し、EUV光源110は、レーザープラズマ光源に限定するものではなく、例えば、放電プラズマ光源を用いてもよい。
照明光学系120は、EUV光源110からのEUV光ELを用いてマスク200を照明する光学系である。照明光学系120は、本実施形態では、多層膜ミラー121乃至123と、オプティカルインテグレーター124と、アパーチャ125とを有する。
多層膜ミラー121は、プラズマPLからほぼ等方的に放射されるEUV光ELを集光し、集光ミラーとして機能する。また、多層膜ミラー122及び123は、EUV光を反射し、マスク200に導光する。オプティカルインテグレーター124は、マスク200を均一に所定の開口数で照明する機能を有する。アパーチャ125は、マスク200と共役な位置に配置され、照明領域を円弧状に限定する。
マスク200は、反射型マスクであり、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、マスクステージ250により支持及び駆動される。マスク200から発せられた回折光は、投影光学系300で反射され、被処理体400上に投影される。マスク200と被処理体400とは、光学的に共役の関係に配置される。露光装置1は、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置であるため、マスク200と被処理体400とを走査することにより、マスク200のパターンを被処理体400上に縮小投影する。
マスクステージ250は、マスクチャック252を介してマスク200を支持し、図示しない移動機構に接続されている。マスクステージ250は、当業界周知のいかなる構成をも適用することができる。図示しない移動機構は、リニアモーターなどで構成され、少なくともX方向にマスクステージ250を駆動することで、マスク200を移動させることができる。ここで、マスク200又は被処理体400面内で走査方向をX、それに垂直な方向をY、マスク200又は被処理体400面に垂直な方向をZとする。
投影光学系300は、複数の多層膜ミラー301乃至304を有し、マスク200のパターンを被処理体400上に縮小投影する。少ない枚数のミラーで広い露光領域を実現するためには、光軸から一定の距離だけ離れた細い円弧状の領域(リングフィールド)だけを用いて、マスク200と被処理体400とを同時に走査して広い面積を転写する。投影光学系300の開口数(NA)は、0.2乃至0.3程度である。
被処理体400は、本実施形態では、ウェハであるが、液晶基板、その他の被処理体を広く含む。被処理体400には、フォトレジストが塗布されている。
ウェハステージ450は、ウェハチャック452を介して被処理体400を支持する。ウェハステージ450は、例えば、リニアモーターを利用してXYZ方向に被処理体400を移動する。マスク200と被処理体400は、同期して走査される。また、マスクステージ250の位置とウェハステージ450の位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。
アライメント機構500は、マスク200の位置と投影光学系300の光軸との位置関係、及び、被処理体400の位置と投影光学系300の光軸との位置関係を計測する。更に、アライメント機構500は、マスク200の投影像が被処理体400の所定の位置に一致するように、マスクステージ250及びウェハステージ450の位置と角度を設定する。
フォーカス位置検出機構600は、被処理体400面でZ方向のフォーカス位置を計測し、ウェハステージ450の位置及び角度を制御する。フォーカス位置検出機構600は、露光中、被処理体400面を投影光学系300による結像位置に維持する。
ここで、照明光学系120を構成する多層膜ミラー121乃至123及び投影光学系300を構成する多層膜ミラー301乃至304について詳細に説明する。多層膜ミラー121乃至123及び301乃至304は、波長13.5nmのEUV光ELを効率よく反射する多層膜ミラーであり、EUV光ELの反射角度や照射される強度(照射強度)によって、それぞれ最適な多層膜(膜構成)を選択する。なお、EUV光ELの反射角度の違いに対しては、多層膜のそれぞれの膜厚を最適に設計することで対応する。
多層膜ミラー121乃至123及び301乃至304は、EUV光ELが照射されることによって、上述したように、表面においてカーボンの堆積及び酸化反応が発生する。多層膜ミラー121乃至123及び301乃至304の表面におけるカーボンの堆積及び酸化反応は、EUV光ELの照射強度及び配置されている環境、即ち、残留ガスの状況に影響される。酸化反応は、EUV光ELの照射強度が大きいほど起きやすい。例えば、多層膜ミラーの最表面(即ち、EUV光の入射側の最表面)がSi又はMoのように酸化しやすい物質の場合、EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える照射強度を受ける位置では、酸化反応が進行しやすい。一方、EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mm以下の照射強度を受ける位置では、カーボンの付着が進行しやすいという傾向がある。
本実施形態において、EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える照射強度を受ける位置には、多層膜ミラー121乃至123及び303が配置されている。そこで、多層膜ミラー121乃至123及び303は、図2に示すように、EUV光ELの照射に対する多層膜MLの損傷を防止するために、最表面に白金層PtLを有する多層膜ミラーMLMを用いる。図2は、多層膜ミラーMLMの構成を示す概略断面図である。
多層膜ミラーMLMは、例えば、ゼロデュアで構成されたミラー基板MST上に、Si層SiLとMo層MoLとが交互に積層され、EUV光ELの反射に寄与する多層膜MLを有する。多層膜MLの上には、白金層PtLがコーティングされている。なお、図2では、多層膜MLは、数層しか示されていないが、EUV露光装置に使用される多層膜ミラーが有する多層膜は、40層乃至50層程度又はそれ以上の層数が積層されている。また、白金層PtLは、カーボンの付着を抑制する効果も有する。
白金層PtLは、最表面の酸化防止の効果を向上させるために、化合物や合金ではなく、単体であることが好ましい。白金層PtLの厚さは、多層膜ML(即ち、Si層SiL及びMo層MoL)の層構成及び白金層PtLに接する層の厚さによって、0.5nm乃至5nm程度の間で適する厚さを選択する。白金はEUV光ELの吸収が大きいため、白金層PtLは薄い方がよいが、あまり薄すぎると酸化防止の効果が小さくなる。従って、白金層PtLは、最適な厚さを慎重に選択する必要がある。
白金層PtLがSi層SiLに接している場合、白金層PtLを薄くすると、Siは他の物質に対して拡散しやすい性質を有しているため、表面近傍にまでSiの原子が拡散してしまうこともあり得る。このような場合、白金層PtLは、酸化防止機能を十分に発揮することができない。そこで、図3に示すように、Si層SiLと白金層PtLとの間に炭素又は炭素化合物からなる拡散防止層DPLを形成し、Siの拡散を防止する。これにより、白金層PtLは、純粋な状態に維持され、酸化防止効果を向上させることができる。ここで、図3は、多層膜ミラーMLMの構成を示す概略断面図である。
このように、EUV光ELの照射強度が比較的強い位置に配置される多層膜ミラーに多層膜ミラーMLMを用いることで、Si層SiLやMo層MoLの酸化を防止し、反射率の低下を防止することができる。但し、上述したように、白金はEUV光ELを吸収する性質を有するため、多層膜ミラー121乃至123及び303の全てに多層膜ミラーMLMを用いることは効率的でない場合がある。その場合、多層膜ミラーの表面がより酸化しやすい条件、即ち、EUV光ELの照射強度の最も高い位置に配置された多層膜ミラー121と、それに準じて照射強度の高い位置に配置された多層膜ミラー122に多層膜ミラーMLMを用いればよい。これにより、EUV光ELの利用効率の低下を最小限に抑えると共に、反射率の低下を防ぐことができる。
また、空間の水分圧が1×10−5Pa以上になると、Si層とMi層の多層膜を有する多層膜ミラーは、EUV光の照射によって酸化反応が進行する。勿論、空間の水分圧が1×10−5Pa以下でも酸化反応は起こるが、その進行は比較的遅い。
図1に示すように、EUV光源の空間LSS、照明光学系の空間IOS、投影光学系の空間POSなど、それぞれの空間が隔壁P1乃至P4によって分離されている場合、それぞれの空間の圧力は清浄度や排気系の性能によって違いが生じる。特に、EUV光源の空間LSSの圧力は、Xeを導入することもあり、EUV光源の空間LSSの圧力は、多層膜ミラーが配置されている空間(照明光学系の空間IOSや投影光学系の空間POSなど)の圧力よりも高くなる。例えば、EUV光源の空間LSSの圧力ゲージPG1が指示する圧力値は、0.1Pa程度である。かかる圧力状態では、Xeが99%以上であるため、EUV光源の空間LSSの水分圧は、約1×10−3Pa以下1×10−4Pa以上の範囲内である。
また、本実施形態では、EUV光源の空間LSSと照明光学系の空間IOSとの間に、透過窓TWを配置しているため、照明光学系の空間IOSの水分圧は、2×10−6Pa以下にまで下がる。但し、投影光学系の空間POSは、ウェハステージの空間WSSとマスクステージの空間MSSの両方からアウトガスの影響を受けるため、高真空に維持することは難しく、投影光学系の空間POSの水分圧は、5×10−5Pa程度となる。
従って、本実施形態では、EUV光源の空間LSSに配置される多層膜ミラー121と、投影光学系の空間POSに配置される多層膜ミラーのうちEUV光ELの照射強度が比較的高い多層膜ミラー303に多層膜ミラーMLMを用いる。これにより、EUV光ELの利用効率の低下を最小限に抑えると共に、反射率の低下を防ぐことができる。
本実施形態では、それぞれの空間の水分圧を質量分析にて測定した一例を示したが、実際には、真空中の水分圧を正確に測定することは困難である。しかしながら、EUV光源の空間LSSのように特定の元素を集的に導入する場合を除き、一般的には、1Pa程度より低い圧力の熱処理(ベーキング処理)されていない真空空間では、空間の圧力(真空度)の半分以上を水分子が占めている。従って、本実施形態では、よりわかりやすい数値として空間の圧力値をもって規定している。
なお、マスクステージの空間MSSには、反射型の光学素子であるマスク200が配置されている。マスクステージの空間MSSには多くの部材が配置されているため、排気系の排気性能を上げたとしても、マスクステージの空間MSSを高真空に維持することは難しい。上述したように、空間の圧力が1×10−5Pa以上の領域では、マスクもEUV光の照射によって酸化されてしまう。
マスク200の反射領域が酸化され、反射率が低下すると、非反射領域とのコントラストが低下するため、像性能が悪化してしまう。このような場合、図4に示すように、マスクの反射領域の最表面に白金層PtLを有するマスクMKを用いて、EUV光ELの照射による酸化を防止すればよい。図4は、マスクMKの構成を示す概略断面図である。
マスクMKは、例えば、ゼロデュアで構成されたマスク基板MKT上に、Si層SiLとMo層MoLとが交互に積層され、EUV光ELの反射に寄与する多層膜MLを有する。多層膜MLの上には、白金層PtLがコーティングされている。白金層PtLの上には、吸収体ASMが形成されている。
吸収体ASMは、例えば、Ta等のEUV光ELに対して吸収率が大きい元素で構成され、マスクMK上に転写されるパターンを形成する。吸収体ASMが存在しない領域ではEUV光ELが反射し、吸収体ASMが存在する領域ではEUV光ELが反射されない。これにより、マスクMK上のパターン情報が被処理体400に転写される。マスクMKは、白金層PtLによって多層膜MLの酸化、即ち、反射率の低下を防止することができ、反射領域と非反射領域とのコントラストを維持することができる。
このように、露光装置1は、最表面に白金がコーティングされた多層膜を有する多層膜ミラーを用いているため、多層膜ミラーの表面の酸化を防止し、反射率を維持することができる。また、白金とSi層との間に炭素又は炭素化合物からなる拡散防止層を形成することで、Si層が酸化することを未然に防ぐことができる。更に、露光装置1は、照明光学系及び投影光学系を構成する多層膜ミラーのうち、上述したような所定の条件を満たす位置に、最表面に白金を有する多層膜ミラーを限定的に用いている。これにより、露光装置1は、酸化による反射率の低下を防止し、EUV光を効率的に利用することができ、露光性能を安定して維持することができる。
露光において、EUV光源110から発せられたEUV光ELは、照明光学系120によりマスク200を照明する。マスク100で反射されてマスクパターンを反映する光は、投影光学系300により被処理体400に結像される。露光装置1(照明光学系120及び投影光学系300)は、上述したように、EUV光ELを高い反射率で反射し、優れた結像性能を有する。これにより、露光装置1は、高いスループットで経済性よく高品位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
次に、図5及び図6を参照して、上述した露光装置1を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図5は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いてリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図6は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重の回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、EUV露光装置の照明光学系が使用するオプティカルインテグレーターも反射型の光学素子であり、白金をコーティングしてもよい。
本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略断面図である。 図1に示す露光装置が用いる多層膜ミラーの構成を示す概略断面図である。 図1に示す露光装置が用いる多層膜ミラーの構成を示す概略断面図である。 図1に示す露光装置が用いるマスクの構成を示す概略断面図である。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図5に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。 従来の多層膜ミラーの構成を示す概略断面図である。
符号の説明
1 露光装置
100 照明装置
110 EUV光源
120 照明光学系
121乃至123 多層膜ミラー
200 マスク
300 投影光学系
301乃至304 多層膜ミラー
400 被処理体
500 アライメント機構
600 フォーカス位置検出機構
VC 真空チャンバ
TW 透過窓
PT1乃至PT4 隔壁
OP1乃至OP3 開口
EP1乃至EP5 排気系
PG1乃至PG5 圧力ゲージ
LSS EUV光源の空間
IOS 照明光学系の空間
MSS マスクステージの空間
POS 投影光学系の空間
WSS ウェハステージの空間
MLM 多層膜ミラー
MST ミラー基板
SiL Si層
MoL Mo層
ML 多層膜
PtL 白金層
DPL 拡散防止層
MK マスク
MKT マスク基板
ASM 吸収体

Claims (7)

  1. EUV光を用いてレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを備える露光装置であって、
    前記照明光学系及び前記投影光学系は、前記EUV光を反射する複数の多層膜ミラーを有し、
    前記複数の多層膜ミラーのうち、前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置される少なくとも1つの多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする露光装置。
  2. EUV光を用いてレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを備える露光装置であって、
    前記照明光学系及び前記投影光学系は、前記EUV光を反射する複数の多層膜ミラーを有し、
    前記複数の多層膜ミラーのうち、1×10−5Pa以上の圧力の領域に配置される少なくとも1つの多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする露光装置。
  3. EUV光を用いてレチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを備える露光装置であって、
    前記照明光学系及び前記投影光学系は、前記EUV光を反射する複数の多層膜ミラーを有し、
    前記複数の多層膜ミラーのうち、1×10−5Pa以上の圧力の領域であって、前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置される少なくとも1つの多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする露光装置。
  4. EUV光を用いてレチクルを照明し、前記レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、
    前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置され、前記EUV光を反射する多層膜ミラーを有し、
    前記多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする露光装置。
  5. EUV光を用いてレチクルを照明し、前記レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、
    1×10−5Pa以上の圧力の領域に配置され、前記EUV光を反射する多層膜ミラーを有し、
    前記多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする露光装置。
  6. EUV光を用いてレチクルを照明し、前記レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、
    1×10−5Pa以上の圧力の領域であって、前記EUV光の単位面積あたりの照射強度が0.1mW/mmを超える位置に配置され、前記EUV光を反射する多層膜ミラーを有し、
    前記多層膜ミラーは、前記EUV光の入射側の最表面に白金を有することを特徴とする露光装置。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
JP2006072827A 2006-03-16 2006-03-16 露光装置及びデバイス製造方法 Pending JP2007250875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006072827A JP2007250875A (ja) 2006-03-16 2006-03-16 露光装置及びデバイス製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006072827A JP2007250875A (ja) 2006-03-16 2006-03-16 露光装置及びデバイス製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007250875A true JP2007250875A (ja) 2007-09-27

Family

ID=38594841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006072827A Pending JP2007250875A (ja) 2006-03-16 2006-03-16 露光装置及びデバイス製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007250875A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012524391A (ja) * 2009-04-15 2012-10-11 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー Euv波長域用のミラー、そのようなミラーを備えるマイクロリソグラフィ用の投影対物鏡、およびそのような投影対物鏡を備えるマイクロリソグラフィ用の投影露光装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012524391A (ja) * 2009-04-15 2012-10-11 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー Euv波長域用のミラー、そのようなミラーを備えるマイクロリソグラフィ用の投影対物鏡、およびそのような投影対物鏡を備えるマイクロリソグラフィ用の投影露光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100877639B1 (ko) 다층막미러, 평가방법, 노광장치 및 디바이스 제조 방법
JP4369217B2 (ja) リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
US7518132B2 (en) Light source apparatus, exposure apparatus and device fabrication method
JP2004103731A (ja) 差動排気システム及び露光装置
JP2005057154A (ja) 露光装置
JP2003329820A (ja) 光学素子、当該光学素子を有する光源装置及び露光装置
JP2004040107A (ja) 自己集合単分子層を伴う光学エレメントを備えたeuvリソグラフィ投影装置、自己集合単分子層を伴う光学エレメント、自己集合単分子層を適用する方法、デバイス製造法およびそれによって製造したデバイス
JP2007169683A (ja) 成膜装置及び方法、露光装置、並びに、デバイス製造方法
JP2003233002A (ja) 反射型投影光学系、露光装置及びデバイス製造方法
JP2007108194A (ja) 多層膜ミラーの製造方法、光学系の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法
JP2003233005A (ja) 反射型投影光学系、露光装置及びデバイス製造方法
JP2006100363A (ja) 露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法。
JP2004228456A (ja) 露光装置
TWI452440B (zh) 多層鏡及微影裝置
JP2006303462A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
US8004657B2 (en) Exposure apparatus, control method for the same, and device manufacturing method
JP2011077480A (ja) 反射型マスク、露光装置及び露光方法並びにデバイス製造方法
JP2007250875A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
JP2005116849A (ja) 静電吸着装置及び方法、露光装置、デバイスの製造方法
JP4393227B2 (ja) 露光装置、デバイスの製造方法、露光装置の製造方法
JP2010267926A (ja) 基板処理装置及びデバイスの製造方法
JP3870118B2 (ja) 結像光学系、該光学系を有する露光装置、収差低減方法
JP2004022945A (ja) 露光装置及び方法
JP4908807B2 (ja) 処理装置、露光装置、およびデバイス製造方法
JP2011204864A (ja) 反射型マスク、露光装置、露光方法及びデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080116