JP2007250571A - テープボンディング装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のテープボンディング装置では、IGBT素子のボンディング基準面がボンディングツールの下降方向に対して傾斜していたときには、ボンディング基準面が傾斜したままの姿勢でボンディング動作が行われることになり、IGBT素子に大きな力がかかって、破損や特性の劣化が生じるおそれが高かった。
【解決手段】 ハウジング6に半導体装置5を接合して構成される被加工物4における、前記半導体装置5の配線用端子52aにテープ材14を接続するテープボンディング装置であって、前記半導体装置5の配線用端子52aへのテープ材14のボンディング時に、該テープ材14のボンディング領域周辺を押圧する押圧ピン3を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング装置およびその方法に関する。
近年、環境保全等の観点から、ハイブリッド自動車や電気自動車に関心が集まってきているが、このハイブリッド自動車等に搭載されるインバータ装置は、例えば、主にパワー半導体素子であるIGBT素子を絶縁基板上にはんだ接合し、IGBT素子を接合した絶縁基板をインバータ装置のハウジングとなる基材にはんだ接合して構成されている。
また、絶縁基板を介して基材に接合されたIGBT素子は、該基材に形成される回路配線や他の電子部品等と、金属導体にて電気的に接続されている。
前記IGBT素子と他の回路配線等とを接続する金属導体としては、例えばアルミワイヤ等が用いられ、該アルミワイヤをIGBT素子と他の回路配線等との間でワイヤボンディングすることで、両者を接続している。
また、近年では、IGBT素子に高電流密度化の要請があり、IGBT素子と他の回路配線等とを接続する金属導体にも大電流が流れることとなるため、該金属導体として、電気抵抗が大きいワイヤに代えてテープ状に形成された(幅広な薄板状に形成された)断面積の大きい金属導体を用いる場合が増えてきている。
ここで、IGBT素子と他の回路配線等とをワイヤにより接続する際には、例えばボンディング装置のボンディングツールにより、IGBT素子の配線用端子に、ワイヤを荷重をかけながら接触させた状態で超音波を付与することで、該ワイヤがIGBT素子の配線用端子に対して超音波接合される。
このように、IGBT素子の配線用端子にワイヤをボンディングする場合、適正な接合を行うためには、IGBT素子の配線用端子に対するボンディングツールの位置決めを行う必要がある。
この位置決めは、IGBT素子の配線用端子等の被加工物をカメラにより撮像することで行われ、例えば撮像画像を基準位置パターンと照合するなどして被加工物の位置ずれを検出し、その位置ずれを適正に補正して位置決めしている。
また、位置決めは、例えば特許文献1に記載されるように、水平面方向の位置、および高さ方向の位置について行われている。
特許第3272640号公報
前述のごとく、ワイヤボンディングを行う場合、図9(a)に示すように、IGBT素子101の配線用端子101aが形成されるボンディング基準面は、ボンディングツール102の下降方向に対して略直角に配置されている。
そして、ボンディングされるワイヤ103は、ボンディング開始時に前記ボンディングツール102により下方へ押さえ付けられて、IGBT素子101の配線用端子101aに接触する。
この場合、該ワイヤ103は、まず始めに下端の1点Caにて配線用端子101aと接触することとなる。
また、IGBT素子101は、該IGBT素子101よりも大きな面積を有する板状部材である基材上に複数が接合されており、IGBT素子101を基材上に接合する際のはんだ厚みの精度や、基材の反り等の影響により、IGBT素子101のボンディング基準面がボンディングツール102の下降方向に対して傾斜することがある(図9(b)参照、傾斜角は図9(b)におけるθ)。
しかし、図9(b)に示すように、IGBT素子101のボンディング基準面が傾斜している場合でも、ワイヤ103は、まず始めに下端部の1点Cbにて配線用端子101aと接触することとなるため、IGBT素子101のボンディング基準面がボンディングツール102の下降方向に対して略直角に配置されている図9(a)の場合と、傾斜している図9(b)の場合とで、ボンディング時にIGBT素子101に加わる応力の大きさはさほど差がない。
前述のように、ワイヤ103のボンディングを行うボンディング装置には、被加工物に対するボンディングツール102の水平面方向の位置決め、および高さ方向の位置決めを行う位置決め機構が備えられているが、IGBT素子101のボンディング基準面の傾斜を補正する機能は有していない。
しかしながら、IGBT素子101のボンディング基準面が傾斜していた場合には、該ボンディング基準面が傾斜したままの姿勢でボンディング動作が行われるが、ボンディングツール102からIGBT素子101へ加わる圧力はボンディング基準面が垂直である場合と同等であるので、IGBT素子101が破損したり特性が劣化したりすることはない。
一方、図10(a)に示すように、ワイヤの代わりにテープ状の金属導体(以降、単に「テープ材」と記載する)を用いた場合、IGBT素子101のボンディング基準面が、ボンディングツール102の下降方向に対して略直角に配置されているときには(ボンディング基準面がテープ材105の下面105aと平行であるときには)、テープ材105の下面105a全体がIGBT素子101の配線用端子101aに接触することとなる。
この場合、テープ材105は、下面105a全体といった広い面積で配線用端子101aに接触するため、該下面105aの1点にかかる、ボンディングツール102から受ける圧力が、前述のワイヤ103の場合と同等になるように(下面105aの1点にかかる圧力がテープ材105と配線用端子101aとの接合に必要な圧力を下回らないように)、ボンディングツール102の下方への押圧力は、ワイヤ103の場合に比べて大きく設定されている。
また、図10(b)に示すように、IGBT素子101のボンディング基準面がボンディングツール102の下降方向に対して傾斜していたときには(ボンディング基準面がテープ材105の下面105aに対して傾斜していたときには)、テープ材105は、その下面105a側の1点CdでIGBT素子101の配線用端子101aに接触し始める。
この場合、前述のように押圧力が大きく設定されたボンディングツール102からの圧力が、IGBT素子101におけるテープ材105の1点Cdと接触する部分にかかるため、該IGBT素子101には大きな力がかかることとなる。
前述のように、テープ材105のボンディングを行うボンディング装置は、IGBT素子101のボンディング基準面の傾斜を補正する機能は有していないため、該ボンディング基準面が傾斜したままの姿勢でボンディング動作が行われることになり、該IGBT素子101には大きな力がかかって、破損や特性の劣化が生じるおそれが高くなる。
特に、近年は、オン抵抗を削減する等の理由によりIGBT素子101の薄板化が進行してきており、該IGBT素子101の耐応力性が低下する傾向にあるため、テープボンディング時にIGBT素子101に破損や特性の劣化が生じ易くなっている。
上記課題を解決するテープボンディング装置およびその方法は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載のごとく、テープボンディング装置は、基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング装置であって、前記半導体装置の端子へのテープ状導体のボンディング時に、該テープ状導体のボンディング領域周辺を押圧する押圧手段を備える。
これにより、テープボンディングが行われるボンディング基準面となる半導体装置の端子面を、テープボンディング装置におけるボンディングツールの下降方向に対して略垂直に補正することができ、テープボンディング時にボンディングツールから半導体装置に対してかかる応力の大きさを低減することができ、該半導体装置に破損や特性の劣化が生じることを防止することができる。
また、請求項2記載のごとく、前記テープボンディング装置は、前記半導体装置のテープボンディング基準面の高さを、少なくとも2点で検知する高さ検知手段を備え、該検知手段が検知したテープボンディング基準面の少なくとも2点の高さに基づいて、前記押圧手段による押圧量を決定する。
これにより、半導体装置におけるテープボンディング基準面のボンディングツールの下降方向に対する垂直度を、より高精度に補正することが可能となる。
また、請求項3記載のごとく、テープボンディング装置は、基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング装置であって、前記半導体装置のテープボンディング基準面の高さを、少なくとも2点で検知する高さ検知手段と、前記検知手段が検知したテープボンディング基準面の少なくとも2点の高さに基づいて、前記被加工物が載置されるテーブルの傾きを調節する傾き調節手段とを備える。
これにより、半導体装置におけるテープボンディング基準面の、テープボンディング装置に備えられるボンディングツールの下降方向に対する垂直度を補正して、テープボンディング時にボンディングツールから半導体装置に対してかかる応力の大きさを低減し、該半導体装置に破損や特性の劣化が生じることを防止することができる。
また、請求項4記載のごとく、テープボンディング方法は、基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング方法であって、前記半導体装置の端子へのテープ状導体のボンディング時に、該半導体装置のテープボンディング基準面の高さを、少なくとも2点で検知し、検知したテープボンディング基準面の少なくとも2点の高さに基づいて、テープ状導体のボンディング領域周辺を押圧する。
これにより、テープボンディングが行われるボンディング基準面となる半導体装置の端子面を、テープボンディング装置におけるボンディングツールの下降方向に対して略垂直に補正することができ、テープボンディング時にボンディングツールから半導体装置に対してかかる応力の大きさを低減することができ、該半導体装置に破損や特性の劣化が生じることを防止することができる。
また、請求項5記載のごとく、テープボンディング方法は、基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング方法であって、前記半導体装置の端子へのテープ状導体のボンディング時に、該半導体装置のテープボンディング基準面の高さを、少なくとも2点で検知し、検知したテープボンディング基準面の少なくとも2点の高さに基づいて、前記被加工物が載置されるテーブルの傾きを変化させる。
これにより、半導体装置におけるテープボンディング基準面の、テープボンディング装置に備えられるボンディングツールの下降方向に対する垂直度を補正して、テープボンディング時にボンディングツールから半導体装置に対してかかる応力の大きさを低減し、該半導体装置に破損や特性の劣化が生じることを防止することができる。
本発明によれば、テープボンディングが行われるボンディング基準面を、テープボンディング装置におけるボンディングツールの下降方向に対して略垂直に補正することができ、テープボンディング時にボンディングツールから半導体装置に対してかかる応力の大きさを低減することができ、該半導体装置に破損や特性の劣化が生じることを防止することができる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1には、本発明にかかるテープボンディング装置の実施形態を示している。
テープボンディング装置は、パワー半導体素子であるIGBT素子52等の半導体素子が実装された半導体装置5を基材となるハウジング6に接合して構成された被加工物4に対して、テープ状の導体(以降、単に「テープ材」と記載する)14をボンディングするための装置であり、該被加工物4のIGBT素子52に前記テープ材14をボンディングするボンディングヘッド部1と、前記被加工物4が載置され、該被加工物4の平面方向位置決めを行うXYテーブル7と、該XYテーブル7を支持するベース台8とを備えている。
また、前記XYテーブル7とベース台8との間には、前記被加工物4の高さ位置の位置決めを行う高さ調節機構部9が設けられている。
さらに、テープボンディング装置は、上下方向に移動可能であり、前記被加工物4を上方から押圧可能な押圧ピン3が、複数設けられている。
前記半導体装置5は、絶縁基板51に対してIGBT素子52をはんだ53にてはんだ接合して構成されており、該半導体装置5は、はんだ53を用いてハウジング6にはんだ接合されており、これにより被加工物4が構成されている。
また、前記ボンディングヘッド部1には、テープ材14をIGBT素子52の配線用端子52aに圧接させるとともに、該テープ材14に超音波を付与して、該テープ材14と配線用端子52aとを超音波接合するためのボンディングツール12が備えられており、該ボンディングツール12の先端部(下端部)にはテープ材14が供給されている。
また、ボンディングヘッド部1は、XYテーブル7上に載置された被加工物4に対して上下移動可能に構成されている。
このように構成されるテープボンディング装置においては、次のようにテープボンディングが行われる。
まず、半導体装置5がハウジング6にはんだ接合されて構成された被加工物4をXYテーブル7に載置する。
その後、ボンディングヘッド部1を下降させて、ボンディングツール12によりテープ材14をIGBT素子52の配線用端子52aに荷重をかけながら接触させるとともに、超音波による振動を付与して、該テープ材14と配線用端子52aとを超音波接合する。
ここで、図2(a)に示すように、テープ材14をIGBT素子52へボンディングするテープボンディング装置においては、テープ材14が、該テープ材14の下面14a全体といった広い面積で配線用端子52aに接触するため、該下面14aの1点にかかるボンディングツール12から受ける圧力が、下端の1点で配線用端子52aに接触するボンディングワイヤの場合と同等になるように(テープ材14の下面14aの1点にかかる圧力が、該テープ材14と配線用端子52aとの接合に必要な圧力を下回らないように)、ボンディングツール12の下方への押圧力が、ワイヤボンディングを行う場合に比べて大きく設定されている。
しかし、図2(b)に示すように、IGBT素子52のボンディング基準面となる配線用端子52a面がボンディングツール12の下降方向に対して傾斜していたときには、テープ材14は、まず、その下面14a側の1点CdがIGBT素子52の配線用端子52aに接触し始める。
この場合、前述のように押圧力が大きく設定されたボンディングツール12からの圧力が、IGBT素子52におけるテープ材14の1点Cdと接触する部分にかかるため、該IGBT素子52には大きな力がかかることとなり、該IGBT素子52に破損や特性の劣化が生じる恐れがある。
従って、本テープボンディング装置においては、XYテーブル7に載置された被加工品4におけるIGBT素子52の配線用端子52aが、ボンディングツール12の下降方向に対して傾斜していた場合でも、IGBT素子52のボンディング基準面(配線用端子52a面)がボンディングツール12の下降方向に対して略垂直となった状態で、テープボンディングを行うことができるように、その傾斜を補正するための機構を備えている。
つまり、本テープボンディング装置は、IGBT素子52のボンディング基準面をボンディングツール12の下降方向に対して略垂直となるように補正するための機構として、複数の前記押圧ピン3を備えている。
該各押圧ピン3は、ボンディングヘッド部1と一体的に昇降するように構成されており、各押圧ピン3の下端の高さ位置は同じ高さに(例えばXYテーブル7の上面からの高さ寸法hが同じ高さとなるように)設定されている。
そして、テープボンディング時にボンディングヘッド部1が下降するのに伴って各押圧ピン3も下降し、該各押圧ピン3の下端がハウジング6の上面に当接するように構成されている。
図3に示すように、ハウジング6には複数の半導体装置5(5a〜5h)が接合されており、前記各押圧ピン3は該ハウジング6の複数箇所に当接する。
本例においては、各押圧ピン3は、複数の半導体装置5(5a〜5h)が配置されている範囲の外周部近傍の複数箇所に当接するように構成されている。
例えば、各押圧ピン3は、ハウジング6における各当接箇所6a〜6fのうちの何れかの複数箇所に当接するように構成されている。
さらに具体的に言えば、例えば半導体装置5aのIGBT52にテープボンディングを行う際には、ハウジング6の当接箇所6a・6b・6cの3箇所に押圧ピン3をそれぞれ当接させている。つまり、半導体装置5aの最も近くに位置する3つの押圧ピン3をハウジング6に当接させるようにしている。
ハウジング6に当接した押圧ピン3は、さらに押し下げられハウジング6を下方に押圧する。
ハウジング6には、高温状態で複数の半導体装置5a〜5hが接合されるため、接合後に冷却されたときには、半導体装置5a〜5hとハウジング6との熱膨張差により、該ハウジング6に反りが生じ易い。このハウジング6に生じた反りによって、各半導体装置5aのボンディング基準面に傾斜が生じる。
例えば、図4(a)に示すように、ハウジング6が凹に反っている状態では、半導体装置5aに傾斜が生じているが、該半導体装置5aにテープボンディングを行う場合には、押圧ピン3を下降させて、図4(b)に示すように、該押圧ピン3によりハウジング6の当接箇所6a・6b・6cを押圧する。
該当接箇所6a・6b・6cを押圧することで、ボンディングツール12の下降方向に対して傾斜していたIGBT素子52の配線用端子52a面(図4(a)に示す状態)の傾斜角度が補正されて、ボンディングツール12の下降方向に対して略垂直となる。
つまり、各押圧ピン3の下端の高さ位置が同じ高さ位置に設定されているので、半導体装置5aの外周近傍に位置する3箇所の押圧ピン3によりハウジング6を押圧することで、ハウジング6の各当接箇所6a・6b・6cにおける高さ位置が同じとなり、半導体装置5aが接合されている部分のハウジング6の傾きが補正されて、半導体装置5aにおけるIGBT素子52の配線用端子52a面が、ボンディングツール12の下降方向に対して略垂直となる。
このように、テープボンディング装置に複数の押圧ピン3を設けて、該押圧ピン3により、IGBT素子52の配線用端子52a面の近く(すなわち、テープ材14のボンディング領域周辺)に位置するハウジング6を押圧することで、該配線用端子52a面をボンディングツール12の下降方向に対して略垂直に補正することができ、テープボンディング時にボンディングツール12からIGBT素子52に対してかかる応力の大きさを低減することができ、該IGBT素子52に破損や特性の劣化が生じることを防止することができる。
なお、前記半導体装置5bのIGBT素子52にテープボンディングを行う際には、例えばハウジング6の当接箇所6a・6b・6dの3箇所に押圧ピン3を当接させ、半導体装置5cのIGBT素子52にテープボンディングを行う際には、例えばハウジング6の当接箇所6a・6c・6dの3箇所に押圧ピン3を当接させ、半導体装置5dのIGBT52にテープボンディングを行う際には、例えばハウジング6の当接箇所6b・6c・6dの3箇所に押圧ピン3を当接させることができる。
また、押圧ピン3によるハウジング6の押圧箇所は、3点だけに限るものではなく、2点を押圧するように構成してもよく、4点以上を押圧するように構成することもできる。
さらに、押圧ピン3による押圧は、テープボンディングを行うIGBT素子52が接合される絶縁基板51に対して行うことも可能である。
また、前記テープボンディング装置には、図5に示すように、テープボンディングのボンディング基準面の高さ位置を検知する高さ位置検出センサ2を設けて、該高さ位置検出センサ2が検出するボンディング基準面の高さ位置に基づいて、前記押圧ピン3によるハウジング6の押圧量を決定するように構成することもできる。
前記高さ位置検出センサ2は、テープボンディングのボンディング基準面、すなわちテープボンディングを行う際に、IGBT素子52の配線用端子52a面の高さ位置を検出するものであり、ボンディングヘッド部1とともに水平方向へ移動可能に構成されていて、少なくとも2点の配線用端子52a面の高さ位置を検出するように構成されている。
高さ位置検出センサ2による高さ位置の検出は、テープボンディングが行われるIGBT素子52自身の配線用端子52a面内における2点以上について行ってもよく、テープボンディングが行われるIGBT素子52の配線用端子52a面と、そのIGBT素子52に隣接するIGBT素子52や、その他のIGBT素子52の配線用端子52a面との2点以上について行うこともできる。
前記高さ位置検出センサ2は、例えば、カメラに構成して、高さ位置検出箇所を画像認識することで高さ位置検出を行うようにしたり、レーザー照射装置に構成して、レーザー照射により高さ位置検出箇所までの距離を測定するようにしたりすることができる。
また、本例においては、前記複数の押圧ピン3は、各押圧ピン3が個別に昇降可能なように構成されており、該各押圧ピン3の下端の高さ位置(例えばXYテーブル7の上面からの高さ寸法h)が、互いに異なるように設定可能となっている。
さらに、各押圧ピン3の下端の高さ位置(各押圧ピン3によるハウジング6の押圧量)は、高さ位置検出センサ2により検出された2点以上におけるボンディング基準面の高さ位置に基づいて、テープボンディングが行われるIGBT素子52の配線用端子52a面が、ボンディングツール12の下降方向に対して略垂直となるように決定される。
例えば、図6(a)に示すように、半導体装置5がハウジング6に対して傾斜して接合されており、該半導体装置5におけるIGBT素子52の配線用端子52a面が、ボンディングツール12の下降方向に対する垂直方向から角度θ1だけ傾斜している場合、各押圧ピン3は、図6(b)に示すように、IGBT素子52の配線用端子52a面がボンディングツール12の下降方向に対して垂直となるように、ハウジング6を押圧する。
この場合、ハウジング6の押圧量は各押圧ピン3によって異なり、図6(b)における左側の押圧ピン3の下端と右側の押圧ピン3の下端との高さ位置は、寸法h1だけ異なっている。
このように、半導体装置5のテープボンディング基準面となる配線用端子52a面の高さ位置を、少なくとも2点で検知する高さ位置検出センサ2を備え、該高さ位置検出センサ2が検知した配線用端子52a面の少なくとも2点の高さに基づいて、前記押圧ピン3押圧量を決定するように構成することで、前述の図1等に示した、各押圧ピン3の下端の高さ位置を同じ高さに設定し、該各押圧ピン3がボンディングヘッド部1と一体的に昇降するように構成した場合に比べて、半導体装置5のテープボンディング基準面のボンディングツール12の下降方向に対する垂直度を、より高精度に補正することが可能となる。
また、図7に示すように、前記前記テープボンディング装置においては、前記高さ位置検出センサ2を設けるとともに、前記押圧ピン3に代えて、前記高さ調節機構部9にXYテーブル7の傾斜角度を調節する傾き調節機構を備えるように構成することもできる。
つまり、図8(a)に示すように、半導体装置5がハウジング6に対して傾斜して接合されていた場合、高さ位置検出センサ2により、少なくとも2点のテープボンディング基準面の高さ位置を検出し、検出した少なくとも2点の高さ位置に基づいて、図8(b)に示すように、前記高さ調節機構部9に備えられた傾き調節機構を用いてXYテーブル7の傾斜角度を調節し、半導体装置5のテープボンディング基準面となる配線用端子52a面の傾斜度合いを補正して、該配線用端子52a面がボンディングツール12の下降方向に対して垂直となるように構成する。
このように、前記高さ位置検出センサ2を設けるとともに、前記高さ調節機構部9にXYテーブル7の傾斜角度を調節する傾き調節機構を備えることでも、半導体装置5のテープボンディング基準面のボンディングツール12の下降方向に対する垂直度を補正して、テープボンディング時にボンディングツール12からIGBT素子52に対してかかる応力の大きさを低減し、該IGBT素子52に破損や特性の劣化が生じることを防止することができる。
なお、XYテーブル7の傾斜角度を調節する傾き調節機構は、前記高さ調節機構部9とは別に設けることも可能である。
第1の実施形態にかかるテープボンディング装置を示す側面図である。 IGBT素子の配線用端子面が水平なときと傾斜しているときとの、テープボンディング時におけるテープ材の配線用端子に対する接触状態を示す側面図である。 半導体装置が接合されたハウジングにおける押圧ピンの当接箇所を示す平面図である。 押圧ピンによりハウジングを押圧して、IGBT素子の配線用端子面の傾斜角度を補正する様子を示す側面図である。 第2の実施形態にかかるテープボンディング装置を示す側面図である。 第2の実施形態にかかるテープボンディング装置において、IGBT素子の配線用端子面の傾斜角度を補正する様子を示す側面図である。 第3の実施形態にかかるテープボンディング装置を示す側面図である。 第3の実施形態にかかるテープボンディング装置において、IGBT素子の配線用端子面の傾斜角度を補正する様子を示す側面図である。 従来のワイヤボンディング時においては、ボンディング基準面の傾斜角度が異なっても、ワイヤがボンディング基準面に対して点接触することを示す側面図である。 従来のテープボンディング時においては、ボンディング基準面がテープ面と平行であればテープがボンディング基準面に対して面接触し、ボンディング基準面が傾斜していると、テープがボンディング基準面に対して点接触することを示す側面図である。
符号の説明
1 ボンディングヘッド部
2 高さ位置検出センサ
3 押圧ピン
4 被加工物
5 半導体装置
6 ハウジング
7 XYテーブル
8 ベース台
9 高さ調節機構部
12 ボンディングツール
14 テープ材
51 絶縁基板
52 IGBT素子
52a 配線用端子(ボンディング基準面)

Claims (5)

  1. 基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング装置であって、
    前記半導体装置の端子へのテープ状導体のボンディング時に、該テープ状導体のボンディング領域周辺を押圧する押圧手段を備える、
    ことを特徴とするテープボンディング装置。
  2. 前記テープボンディング装置は、
    前記半導体装置のテープボンディング基準面の高さを、少なくとも2点で検知する高さ検知手段を備え、
    該検知手段が検知したテープボンディング基準面の少なくとも2点の高さに基づいて、前記押圧手段による押圧量を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のテープボンディング装置。
  3. 基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング装置であって、
    前記半導体装置のテープボンディング基準面の高さを、少なくとも2点で検知する高さ検知手段と、
    前記検知手段が検知したテープボンディング基準面の少なくとも2点の高さに基づいて、前記被加工物が載置されるテーブルの傾きを調節する傾き調節手段とを備える、
    ことを特徴とするテープボンディング装置。
  4. 基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング方法であって、
    前記半導体装置の端子へのテープ状導体のボンディング時に、
    該半導体装置のテープボンディング基準面の高さを、少なくとも2点で検知し、
    検知したテープボンディング基準面の少なくとも2点の高さに基づいて、テープ状導体のボンディング領域周辺を押圧する、
    ことを特徴とするテープボンディング方法。
  5. 基材に半導体装置を接合して構成される被加工物における、前記半導体装置の端子にテープ状導体を接続するテープボンディング方法であって、
    前記半導体装置の端子へのテープ状導体のボンディング時に、
    該半導体装置のテープボンディング基準面の高さを、少なくとも2点で検知し、
    検知したテープボンディング基準面の少なくとも2点の高さに基づいて、前記被加工物が載置されるテーブルの傾きを変化させる、
    ことを特徴とするテープボンディング方法。


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