JP2007250458A - エッジ入力型バックライト - Google Patents

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Abstract

【課題】点光源であるLEDを用いながら導光板内での光の損失を極力抑制し、かつ光利用効率の高いバックライトを実現し、コンパクトで明るい液晶表示装置を提供する。
【解決手段】エッジ入力型バックライト(LB)において、導光板(410)の入射面(411)に設けられた開口部(G)に発光素子モジュール(420)が挿入され、導光板(410)の発光素子挿入部分の上下の面(PS)を前記発光素子(421)側端面に向かって前記導光板(410)厚みが小さくなるよう傾斜面(410S)になるよう構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置、特に液晶パネルをその背面から照明するバックライトに関する。
薄型軽量で画像表示が可能な液晶表示装置が、その製造技術の進展による価格低減や高画質化に伴って急速に普及し、パーソナルコンピュータのモニターやTV受像機などに広く用いられている。液晶表示装置としては様々な種類があるが、透過型液晶表示装置が一般的に用いられている。透過型液晶表示装置は、バックライトと呼ばれる面状光源を備え、当該光源から照射される照明光を液晶パネルによって空間変調して画像を生成する。バックライトには、ほぼ線状光源である冷陰極管を用いて、薄板状の導光板の側面より光を入射する方式が良く用いられている。
図6および図8を参照して、上述の従来のバックライトの構成について説明する。なお、図6(a)に従来の冷陰極線管を用いたバックライトを、光の出射面側から見た状態を示す。そして、図6(b)に、図6(a)における直線IIVB−IIVBで切断したバックライトの断面図を示す。図6(a)に示すように、バックライトBLcは、導光板110および冷陰極線管120を含む。図6(b)に示すように、冷陰極線管120は、概ねコの字状の断面を有するリフレクタ130にて覆われている。なお、リフレクタ130の開放端は、導光板110の一端に接続されている。なお、図6(a)には、視認性の都合上、リフレクタ130は表示されていない。
導光板110の反射面113の側に反射シート140を設けることにより、反射面113から導光板110の外部に漏れる一部の光が導光板110に向かって反射されて光Lの損失が防止される。また、バックライトから出射する光の指向性を制御して所望の配光特性で液晶パネルを照明するために、導光板110の出射面112の側に拡散フィルムあるいはプリズムシートなどの光学フィルム150を設置するのが一般的である。そして、冷陰極線管120の発光する光Lを余すところ無く導光板110の内部に導くために、冷陰極線管120を囲み導光板110の入射面111に向かって開口するリフレクタ130が設けられている。
また、最近開発された発光効率の高い発光ダイオード(以下、「LED」)を液晶バックライトの光源として用いることが提案されている。点光源であるLEDからバックライトとして使用可能な面状の照明光をえるためには、多数のLEDを導光板の端面に配置して、それぞれのLEDから出射される光を導光板の内部に直接に入射させる方法が一般的である。この方法については、図7、図9、および9を参照して、以下に詳述する。
図7を参照して、上述の複数のLEDにより面状の発光をえる方法の1つであるサイドエミッタ型のLED発光素子を用いた方式について説明する。サイドエミッタ型においては、発光素子自身に箱状の反射部材が備えられる。図7(a)は、光源部を中心とした要部の部分断面を示し、図7(b)は光源部を導光板210の入射面111から観察した状態を示している。なお図7(b)においては、視認性を考慮して、光源部における透明な封止樹脂が割愛されている。
図7(b)に示すように、個々の素子基板222の実装面上には、その概ね中心にLEDチップ221がボンディングされ、その周囲にはLEDチップ221を囲むように反射部材223が設けられている。そして、入射面211および反射部材223は、透明な封止樹脂で構成される封止部224で素子基板222に対して封止されて、サイドエミッタ型のLED光源素子220が構成されている。そして、図7(a)に示すように、配線基板270の上に、所定の間隔で配列された複数のLED光源素子220は接続電極225に接続されて光源部が構成される。
光源部は、複数のサイドエミッタ型LED素子220の開口部が導光板210の入射面211と近接して対向するように、フレーム260の上に固定される。なお、導光板210の下面、つまりフレーム260に近接する側には反射シート240が配され、導光板210の上面には光学フィルム250が配されている。このように構成することにより、光源部を導光板210と対向する所定の位置に安定に保持して、光源部から出射する光を導光板210に導くことを図っている。
図8を参照して、さらなる従来のバックライトについて説明する。このバックライトにおいては、図7に示したものとは異なり多数の高出力のLEDを導光板の端面に配置して直接光を入力する方式が採用されている。同バックライトにおいて、複数のLEDチップを1つの配線基板に直線状に配列して封止して構成されるLEDアレイモジュールが光源として用いられる(例えば特許文献1参照)。なお、図8(a)は光源部を中心とした要部の部分断面を示し、図8(b)は光源部を導光板310の入射面311から観察した状態を示している。なお、図8(b)においては、図面の視認性の都合上、LEDアレイモジュールにおける透明な封止樹脂で構成される封止部324が割愛されている。
図8(a)および図8(b)から見て取れるように、LEDアレイモジュール320は、モジュール基板322の上に所定の間隔で直線状に配列された複数のLEDチップ321が透明な封止部324で封止されて構成される。そして、LEDアレイモジュール320は、複数のLEDチップ321が導光板310の入射面311と近接して対向するように、フレーム360の上に固定される。なお、導光板310の下面、つまりフレーム360に近接する側には反射シート340が配され、導光板310の上面には光学フィルム350が配されている。このように構成することにより、LEDアレイモジュール320を導光板310と対向する所定の位置に安定に保持して、光を導光板310に導くことを図っている。
なお、LEDアレイモジュール320は、1つの大きな基板上にマトリクス状にLEDチップ321を配置して封止した後に、これを切断することによって効率よく作成できる。また、モジュール基板322として、配線基板を用いることによりモジュール内の複数のLEDチップを内部で接続することが可能になり接続点数を削減する効果も有している。
上述の方法で作成されたLEDアレイモジュール320の樹脂封止部324は、モジュール基板322の実装面とほぼ同一の矩形状の断面を有し、モジュール基板322と対向する面のみならず、モジュール基板322の実装面に概ね直交する側面部からも光が出射可能な光出射部を構成する。それゆえに、封止部324の側面部324Sから反射フィルム330の側面に渡って、反射フィルム330が設けられている。これにより、LEDアレイモジュール320(封止部324)の側面部324Sから導光板310の入射面311以外の部分に光が漏れ出すことの防止を図っている。
このように複数LEDチップ321が一体的に封止されたLEDアレイモジュール320を用いる光源は、複数のLEDチップ221が個々に封止されたLED光源素子220を用いる場合に比べて、製造コストを低減でき、配線が簡略化できる等の大きな効果が期待できる。
特開2004−235319号公報
しかしながら、図8(a)および図8(b)に示したように、モジュール基板322および封止部324の側面部に、単純に、反射フィルム330を配置する構造では必ずしも光を有効利用できないと言う問題があることを発明者らは見出した。以下に、図9を参照して、その問題について説明する。
図9は、図8(a)と同様にLEDアレイモジュール320の断面図において、LEDチップ321から発せられて、封止部324の側面324Sから漏れ出す光Lの挙動を点線で示している。同図に示すように、封止部324の側面324Sから漏れ出した光Lは、反射フィルム330によって反射されて封止部324の内部に再入射した後に、モジュール基板322に対向する封止部324の天面324Tに達する。しかしながら、光Lは、天面324Tで全反射されて封止部324から出射できない。
一般にLEDの封止に用いられる、透明で耐熱性および耐光性に優れたエポキシやシリコンなどの樹脂の屈折率は1.5程度である。この場合、空気との界面での臨界角は約42度であり、互いに直交する面の一方に空気側から入射した光は他方の面で必ず全反射する。空気から入射する光は封止部材内で、その入射面法線方向から42度以上にはなりえず、従ってそれと直交する面にその法線から48度以下の角度で入射し得ない。これは、平行平板の側面から入射した光は、全反射を繰り返しながら伝播するという導光板のメカニズムからも明らかである。
モジュール基板322に対向する、封止部324の天面324Tで全反射された光Lは、図9において破線で示されるような軌跡を描いてLEDチップ321またはモジュール基板322に戻る。モジュール基板322に到達した光Lは、その一部が反射されてモジュール基板322に対向する面に向って進むものの、電極材料やレジスト材料などに吸収され損失となる成分が発生する。
このように、単純にアレイモジュール322の側面部(側面324S)に反射フィルム330を配置する方法では、封止部324の側面324Sからの光Lの出射を完全に防止することはできる。しかしながら、反射フィルム330で反射された光Lは、必ずしも有効にモジュール基板322に対向する封止部324の天面324Tから導光板310の入射面311に向かって出射されないという問題がある。加えて LEDチップ321の中心と導光板310との中心との位置関係がずれていれば、天面324Tから出射した光Lが、入射面311を介して導光板310の内部に入射できないこともある。
よって、本発明は、上記の問題を考慮し、点光源であるLEDを用いながら導光板内での光の損失を極力抑制し、かつ光利用効率の高いバックライトを実現し、コンパクトで明るい液晶表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のエッジ入力型バックライトは、
ほぼ平板状で、側面部入射面から導入された光を対向する2つの主面の一方の出射面から出射させて面状の照明をする導光板と、
複数の発光素子を細長い基板上にその長手方向に沿って配列し透明材料により封止して光出射部を形成した発光素子アレイモジュールとを備え、
前記導光板の前記入射面に設けられた開口部に前記発光素子モジュールが挿入され、前記導光板の発光素子挿入部分の上下の面を前記発光素子側端面に向かって前記導光板の厚みが小さくなるよう傾斜面になるよう構成されていることを特徴とする。
本発明のエッジ入力型バックライトは、発光素子アレイモジュールの側面から出射する光も有効に利用することが可能になり、かつ、光の利用効率を損なうことが少なく、高効率な光結合を実現できる。
(第1の実施形態)
以下に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるエッジ入力型バックライトの光源について説明する。図1(a)は、本実施の形態にかかる光源LSをその主出光面を上から見た様子を示している。そして、図1(b)は、図1(a)の光源LSのII−II断面を示している。細長い矩形状のモジュール基板422の上に、所定の間隔で配列且つ接続された複数のLEDチップ421が、透明樹脂から成る封止部424によって封止されて、LEDアレイモジュール420が構成される。なお、封止部424は、その底面がモジュール基板422と同一形状を有する角柱状に形成されるが、これについては後ほど詳述する。
上述のLEDアレイモジュール420の具体的な構成について、以下に詳細に説明する。モジュール基板422の実装面Pm(図1(b))において、その短辺を概ね2等分する中心点C1を結ぶ直線を中心線Lc1(図1(a))とする。LEDチップ421は、その発光中心Ceが中心線Lc1の上に位置するように配列される。そして、図1(b)において一点鎖線で示される、発光中心CeよりLEDチップ421の発光面およびモジュール基板422の実装面Pmに対して概ね垂直に伸びる軸を発光軸Aeと呼ぶ。つまり、中心線Lc1と発光軸Aeとは互いに直交する。よって、LEDアレイモジュール420に含まれる全てのLEDチップ421は、その発光中心Ceが中心線Lc1と発光軸Aeとで規定される平面上に位置するように配置される。なお、この平面を便宜上、光軸平面Poaと呼ぶ。
封止部424は、モジュール基板422の長手方向の両端部(以降、「長端部」)に対して概ね垂直で、且つ互いに平行な2つの長側面424Sを有する。さらに、封止部424は、モジュール基板422に対して概ね平行且つ対向する上面424Tを有する。つまり、光軸平面Poaは、上面424Tに対して概ね垂直であり、2つの長側面424Sに対して概ね平行である。そして、封止部424の長手方法の両端部(以降、「短端部」)には、それぞれ側面424S、上面424T、および光軸平面Poaに対して概ね垂直且つ、互いに平行な2つの短側面424Eを有する。なお、発光軸Aeは、長側面424Sおよび短側面424Eに対しては概ね平行であり、上面424Tに対しては概ね垂直である。
上述のように、封止部424は、2つの長側面424S、2つの短側面424E、上面424T、および実装面Pm(モジュール基板422)で規定される直方体あるいは立方体状に形成されている。そして、配線基板430の上に、内部に複数のLEDチップ421が封止されている封止部424と、モジュール基板422とが配線基板430の上に形成されてLEDアレイモジュール420が構成される。
封止部424およびモジュール基板422の発光軸Aeと平行な方向の寸法をそれぞれ、T1およびT2とし、長側面424Sの中心線Lc1と平行な方向の寸法をH1とし、短側面424Eの上面424Tと平行な方向の寸法をV1とすると、封止部424は縦がV1(短側面424E)、横がH1(長側面424S)、高さT3がT3=T1+T2で規定される直方体あるいは立方体形状に構成される。
なお、図1においては、1つのLEDアレイモジュール420には3つのLEDチップ421が配列され、光源LSには4つのLEDアレイモジュール420が配列された例が示されている。しかしながら、それらの数はそれぞれ3および4に限定されるものでなく、用いられる液晶パネルの大きさおよびLEDチップ421の照度に応じて適宜決定される。
次に、図2、図3、および図4を参照して、本実施の形態にエッジ入力型バックライトについて説明する。エッジ入力型バックライトBL1は、上述の本実施の形態にかかる光源LSのLEDアレイモジュール420が、導光板の入射面側に埋設されて一体的に構成されることに主な特徴がある。
図2にエッジ入力型バックライトBL1が光源LSの封止部424が導光板410に一体的に組み込まれて構成されている様子を示す。具体的には、図2(a)はエッジ入力型バックライトBL1を光源LSの後部から斜視した様子を示し、図2(b)は光源LSのLEDアレイモジュール420が組みこまれた状態のエッジ入力型バックライトBL1において、光源LSのLEDアレイモジュール420を中心とする断面形状を示している。図2(a)においては、作図上の都合により図示されていないが、図2(b)に示すように、導光板410の上には、プリズムシート460および拡散シート470が順番に設けられ、導光板410とフレーム480との間には反射シート450が設けられている。
次に、図3を参照して、エッジ入力型バックライトBL1の導光板410における、光源LSのLEDアレイモジュール420を受け入れて組み込む構造について説明する。図3(a)は、図2(b)から導光板410のみを抜き出して、つまり光源LSが埋設される前の状態を示している。そして、図3(b)は、図3(a)に示した導光板410の端部を、図2(a)におけるのと同様に光源LSの側から見た様子を示している。
なお、導光板410をその厚さ方向に2分する平面を導光平面PDと呼ぶ。導光平面PDは、図2(b)においては発光軸Aeおよび光軸平面Poaと重なり合う。導光板410の長手方向の一端部は、導光平面PDに対して垂直な端面(端部441)によって矩形状に形成されている。そして同端面に対向する他端部は台形に形成されている。つまり、導光平面PDに対して所定の角度θ1を成す上下の斜面Psと、上下の斜面Psをつなぐ導光平面PDに対して垂直な端部411によって、台形状に形成されている。
導光板410の端部411の中央には、光源LSのLEDアレイモジュール420の外形に対して好ましくは同一あるいは相似の形状を有する嵌合溝Gが設けられている。つまり、封止部424の寸法H1、V1、およびT3に対応する嵌合溝Gの寸法をそれぞれh1、v1、およびh3とすると、これらの寸法の間には基本的に以下の式(1)、(2)、および(3)で表される関係がある。
H1≦h1 ・・・・ (1)
V1≦v1 ・・・・ (2)
T3≦h3 ・・・・ (3)
但し、上式(1)、(2)、および(3)の関係は、具体的には、封止部424を嵌合溝Gに挿入でき、かつ挿入後に嵌合溝Gと封止部424との間に空間が生じないように、封止部424および導光板410の材質や使用環境に応じて適切に決定される。具体的には、光源LSの抑え部材440を押して、封止部424を導光板410の嵌合溝Gに圧入嵌合させるが、このときに封止部424と導光板410との間に空気が残らないように組み込まれることが重要である。
なお、嵌合溝Gをその短辺方向に2分する平面は、導光板410をその厚さ方向に2分する導光平面PDと同一である。そして、エッジ入力型バックライトBL1においては、光軸平面Poaと導光平面PDが一致するように、LEDアレイモジュール420が嵌合溝Gに気密に嵌合挿入されて、フレーム480上に保持される。なお、斜面Psの導光平面PDに平行な方向の長さDは、エッジ入力型バックライトBL1の使用時に次式(4)を満足するように設定される。
h3≦D ・・・・ (4)
なお、LEDアレイモジュール320の封止部424を嵌合溝Gに挿入した場合に、封止部424の長側面424S、短側面424E、および上面424Tと、嵌合溝Gの内壁面と間に空間が生じないように形成される。なお、嵌合溝Gにおいて、LEDアレイモジュール420の中心線Lc1に相当する中心線をLc2とすると、封止部424が嵌合溝Gに装着された時には、導光板410の厚み方向の中心線Lc3は中心線Lc1およびLc2と概ね一致するように構成されるものとする。
図4を参照して、上述の如く構成された嵌合溝GにLEDアレイモジュール420が埋設されてフレーム480に配線基板430が固定されたエッジ入力型バックライトBL1において、光源LSから出射された光が導光板410によって如何に導光されるについて説明する。なお、図4には、図2(b)における光源LSが埋設された導光板410の部分が拡大して表されている。反射シート450は白色のPETシートであり、導光板410の下面より漏洩してきた光を導光板410に戻す役割を果たす。プリズムシート460は、透明PETシートを基材としてその一方の面に紫外線硬化樹脂などで微細なプリズムアレイを形成したものであり、プリズム面が反導光板側になるように設置されて、導光板410から外部に漏れ出す光を液晶パネル(導光板410)の照明面方向に集光して正面(照明面)方向を明るくする機能を有する。
同図において、LEDチップ321の側面より出射された光L、は導光板410の斜面Psの点Aに達すると、光線Lは次式(5)で表されるスネルの法則に従って、導光板410の外側(方向Db)に屈折しながら射出する。
nsineθ2=sineθ3 ・・・・ (5)
nは導光板410の屈折率。
アクリル樹脂の屈折率、つまりnが1.49とすると、点Aで光Lが全反射する条件であるθ3=90度とすると、θ2=42.2度になる。つまり、概略42度以上になれば
光線Lは点Aで全反射して、導光板410の内部を進行する。言い換えれば、導光板41d0の上面および下面に対して斜面Psがそれぞれ成す角度θ1が42.2度以上あれば、LEDチップ321の側面から導光平面PDに対して成す角度が90度までの光を全反射させて導光板410の内部を進行させることができる。
このように、導光板410の端部411の近傍の上面部および下面部を所定の角度θ1で傾斜する斜面Psとすることにより、通常は導光板410の外部に出射してしまってエッジ入力型バックライトの照明として利用できない光を、導光板410の内部に留めて照明として利用できる。結果、光の利用効率の高いエッジ入力型バックライトBL1を実現できる。
さらに、上述の式(1)、(2)、(3)、および(4)で規定された条件を満たすように、導光板410(嵌合溝G)と光源LS(LEDアレイモジュール420)が構成されることにより、光軸平面Poaと導光平面PDが一致し、より効率のよい導光構造を実現できる。
(第2の実施の形態)
図5を参照して、第2の実施の形態にかかるエッジ入力型バックライトについて説明する。図5は図4と同様に光源LSが埋設された導光板410の部分が拡大して表されている。同エッジ入力型バックライトBL2は、光源LSはエッジ入力型バックライトBL1におけるものと同じであるが、導光板410が導光板410hに交換されている。導光板410hは導光板410に、嵌合溝Gの内部、それもできるだけ底部の近傍から外部に伸びる空気抜き穴hが設けられて構成されている。この空気抜き穴hは、LEDアレイモジュール420の封止部424を、導光板410の嵌合溝Gに圧入嵌合する際に両者の間に空隙生じること防止するために設けられている。
そのため、空気抜き穴hの径はできるだけ小さく、封止部424から空気抜き穴hを介して光が漏れ出しにくい位置に設けられる。この意味においては、封止部424の上面424Tに面する位置が好ましいが、製造上の困難さを招くために、図4に例示した位置位が妥当である。
なお圧入嵌合以外にも、封止部424と導光板410との間に空隙を生じさせない方法として、接着材を用いてもよい。この場合、導光板410の屈折率と近い屈折率を有する接着財を用いることで、封止部424と導光板410との界面での光の反射を低減することができる。なお、導光板410として一般的に用いられる材質であるアクリルおよびゼオノアの屈折率はそれぞれ約1.49および1.53であり、封止部424として用いられるエポキシおよびシリコンの屈折率は1.49〜1.57および1.41〜1.5である。
上述のエッジ入力型バックライトBL1においては、導光板410から外部に光が漏れ出すのを防止するために、導光板410の斜面Psによる全反射を利用している。しかしながら、光の漏れ出しをより良く防止するために、斜面Psに反射部材を設けて鏡面反射面としても良い。鏡面反射面の実現するためには、例えば斜面Psに直接アルミや銀の金属蒸着を施したり、シート(例えばPETフィルム)にアルミや銀の蒸着をしたものを斜面Psに粘着テープ等で貼付してもよい。けっか、斜面Psに到達した光を確実に導光板410内に取り込むことができる。
上述のように、本発明においては、導光板端面の開口部にLEDアレイモジュールを挿入しその上下面を傾斜状にすることにより、光の利用率および結合効率の高いエッジ入力型バックライトが実現できる。
本発明にかかるエッジ入力型バックライトは、特に小型軽量化が要求される携帯型情報端末やノート型パーソナルコンピュータなどの映像表部等に有用である。
本発明の第1の実施の形態にかかるエッジ入力型バックライトの光源の構成を示す図 本発明の第1の実施の形態にかかるエッジ入力型バックライトの構成を示す図 図2に示した導光板に設けられた嵌合溝の説明図 図2に示した下エッジ入力型バックライトにおける光の反射経路の説明図 本発明の第2の実施の形態にかかるエッジ入力型バックライトの導光板に設けられた嵌合溝Gの説明図 従来の冷陰極線管を用いたエッジ入力型バックライトの構成を示す図 従来のサイドエミッタ型LED光源素子を用いたエッジ入力型バックライトを示す要部断面図 LEDアレイモジュールを用いた従来のエッジ入力型バックライトを示す要部断面図 図8のLEDアレイのジュールの側面から出射する光線の軌跡の説明図
符号の説明
110、210、310、410 導光板
111、211、311 入射面
112 出射面
113 反射面
120 冷陰極線管
130 リフレクタ
220、320 LED光源素子
221、321、421 LEDチップ
222 素子基板
223 反射部材
224、324、424 封止部
240、340、450 反射シート
250、350 光学フィルム
260、360 フレーム
270 配線基板
322、422 モジュール基板
324S 側面
324T 天面
411 端部
420 LEDアレイモジュール
430 配線基板
440 押え部材
460 プリズムシート
470 拡散シート
Ae 発光軸
h 空気抜き
Poa 光軸平面
PD 導光平面
Pm 実装面
LS 光源
Ps 斜面
BLc、 BL1、BL2 エッジ入力型バックライト
G 嵌合溝

Claims (4)

  1. ほぼ平板状で、側面部入射面から導入された光を対向する2つの主面の一方の出射面から出射させて面状の照明をする導光板と、
    複数の発光素子を細長い基板上にその長手方向に沿って配列し透明材料により封止して光出射部を形成した発光素子アレイモジュールとを備え、
    前記導光板の前記入射面に設けられた開口部に前記発光素子モジュールが挿入され、前記導光板の発光素子挿入部分の上下の面を前記発光素子側端面に向かって前記導光板の厚みが小さくなるよう傾斜面になるよう構成されていることを特徴とするエッジ入力型バックライト。
  2. 前記導光板の入射面に設けられた開口部は、前記導光板の厚み方向の中心と前記発光素子アレイモジュールを挿入したとき前記発光素子の中心とが一致するよう設定されることを特徴とする請求項1に記載のエッジ入力型バックライト。
  3. 前記導光板の上下の傾斜面に鏡面反射機能を持たせることを特徴とする請求項1に記載のエッジ入力型バックライト。
  4. 前記導光板には前記開口部の内部から外部に延在する空気抜き穴が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエッジ入力型バックライト。

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