JP2007249778A - 運転者管理システム、携帯無線通信端末、サーバ装置、運転者管理方法およびプログラム - Google Patents

運転者管理システム、携帯無線通信端末、サーバ装置、運転者管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】輸送に携わる運転手の仕事中の体調不良を推測可能にした運転者管理システムを提供する。
【解決手段】携帯無線通信端末10とサーバ装置20とがネットワークを介して接続され、携帯無線通信端末10は、運転者の仕事と休憩の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間の判定基準となる第2の所定時間、および休憩不足の判定基準となる閾値が格納された記憶部と、位置データを測定する位置検出手段と、時刻データを出力する時計部と、車両の走行開始を示す信号が入力されると、位置データと時刻データとを記憶部に記録する処理を開始し、走行開始から第1の所定時間が経過すると、第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、停車時間の合計の第1の所定時間に対する割合が閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報をサーバ装置に送信する制御部とを有し、サーバ装置20は、記憶部と、携帯無線通信端末から受信する運転者情報を記憶部に格納する制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運転手の体調を管理するための運転者管理システム、携帯無線通信端末、サーバ装置、運転者管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
流通サービスの競争激化により、長距離運送のトラックは、夜間に800km以上の距離を移動しなければならないこともある。このような長距離運送のトラックの運転手は、夜、荷物を荷台に載せると、次の日の朝の決められた時刻までに目的地に荷物を運ばなければならない。高速道路を利用して荷物を運ぶ場合には、通常、途中のサービスエリアで仮眠をとったり、食事をしたりして、休憩をとる。しかし、途中で渋滞が発生してしまうと、定刻に目的地に着くためには、休憩を充分にとれないこともある。休憩が不充分なまま長時間運転をすると、運転中に眠くなるおそれがある。その対策として、運転手が眠くなるのを防ぐための方法が提案されている(特許文献1参照)。なお、夜間に目的地まで乗客を輸送するスキーバスおよび旅行バスなどの運転手についても同様である。
運転手は、渋滞などのアクシデントに遭遇する回数が多くなると、睡眠不足による疲労が蓄積し、体調不良になってしまう。このような場合、体調の異変に気づいた運転者は、会社への出勤前や会社に戻ってきたときなどのタイミングに、自己申告により体調不良である旨を会社側に通知することが多い。会社側は、この通知を受けると、その運転者に休暇を認めたり、その運転者の仕事量を見直したりするなどの対応をとることが可能となる。
特開2003−123198号公報
上述したように、体調不良の通知を運転者による自己申告に頼る場合、運転者個人の主観や考え方により、体調不良を我慢してしまい、会社側が運転者の体調不良を事前に把握できないことがあった。一方、運転者の体調不良が原因で事故が起きると、運転者本人、運転者の所属する会社、積荷がある場合は荷主、乗客を乗せている場合は、乗客に、多大な被害、損害を生じることになる。実際には、運転者は仕事中に急に体調不良になるケースが多く、体調に異変が生じた際にタイムリーにその情報を会社が入手できるようにすることが望ましい。そのため、運転者による自己申告を待つのではなく、運転者の体調に関する情報を、継続的に、または定期的に収集するシステムの実現が待たれていた。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、輸送に携わる運転手の仕事中における体調不良を推測可能にした運転者管理システム、携帯無線通信端末、サーバ装置、運転者管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の運転者管理システムは、
運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報が格納された端末記憶部と、車両の緯度および経度を含む位置データを所定の時間間隔で測定する位置検出手段と、前記位置データが測定された時刻の情報である時刻データを出力する時計部と、前記車両の走行開始を示す信号が入力されると、前記位置検出手段より受信する前記位置データと前記時計部から受信する前記時刻データとを組にして前記端末記憶部に記録する処理を開始し、走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記端末記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、該停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を外部に送信する端末制御部とを含む携帯無線通信端末と、
前記携帯無線通信端末とネットワークを介して接続され、前記運転者情報を格納するためのサーバ記憶部と、前記運転者情報を前記携帯無線通信端末から受信すると該サーバ記憶部に格納するサーバ制御部とを含むサーバ装置と、
を有する構成である。
また、本発明の運転者管理システムは、
車両の緯度および経度を含む位置データを所定の時間間隔で測定する位置検出手段と、前記位置データが測定された時刻の情報である時刻データを出力する時計部と、車両の走行開始を示す信号が入力されると、前記位置検出手段より受信する前記位置データと前記時計部から受信する前記時刻データとを組にして外部に送信する処理を開始する端末制御部とを含む携帯無線通信端末と、
前記携帯無線通信端末とネットワークを介して接続され、前記車両の運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報が格納されたサーバ記憶部と、前記携帯無線通信端末から受信する前記位置データおよび前記時刻データを該サーバ記憶部に格納し、走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記サーバ記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、該停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を前記サーバ記憶部に格納するサーバ制御部とを含むサーバ装置と、
を有する構成である。
本発明によれば、運転者の業務中における一定時間毎に車両の停車時間が記録され、停車時間から運転者が休憩不足であるか否かが判定される。そして、休憩不足と判定されると、その結果がサーバ装置に格納されるため、サーバ装置に格納された情報を読み出せば、運転者が休憩不足であるか否かを確認することが可能となる。
一方、上記目的を達成するための本発明の携帯無線通信端末は、運転者の体調を管理するためのサーバ装置とネットワークを介して通信可能に接続される携帯無線通信端末であって、
運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報が格納された記憶部と、
前記車両の緯度および経度を含む位置データを所定の時間間隔で測定する位置検出手段と、
前記位置データが測定された時刻の情報である時刻データを出力する時計部と、
前記車両の走行開始を示す信号が入力されると、前記位置検出手段より受信する前記位置データと前記時計部から受信する前記時刻データとを組にして前記記憶部に記録する処理を開始し、走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、該停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を前記サーバ装置に送信する制御部と、
を有する構成である。
また、上記目的を達成するための本発明のサーバ装置は、車両に設けられた携帯無線通信端末とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
前記車両の運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、休憩時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報が格納された記憶部と、
所定の時間間隔で測定される、前記車両の緯度および経度を含む位置データおよび該位置データが測定された時刻の情報である時刻データを前記携帯無線通信端末から受信すると、該位置データおよび該時刻データを前記記憶部に格納し、前記車両の走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を休憩時間として、前記記憶部に記録された位置データと時刻データより休憩時間の合計を算出し、該休憩時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を前記記憶部に格納する制御部と、
を有する構成である。
また、上記目的を達成するための本発明の運転者管理方法は、運転者の体調を管理するための情報処理装置による運転者管理方法であって、
運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報を記憶部に格納し、
前記車両の走行開始を示す信号が入力されると、前記車両の緯度および経度を含む位置データおよび該位置データが測定された時刻の情報である時刻データとを組にして前記記憶部に記録する処理を開始し、
走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、
前記停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、運転者が休憩不足であると判定するものである。
さらに、上記目的を達成するための本発明のプログラムは、運転者の体調管理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報を記憶部に格納するステップと、
前記車両の走行開始を示す信号が入力されると、定期的に前記車両の緯度および経度を含む位置データおよび該位置データが測定された時刻の情報である時刻データとを組にして前記記憶部に記録するステップと、
走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出するステップと、
前記停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、運転者が休憩不足であると判定するステップと、
を有する処理を前記コンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、運転者の体調に関連する情報を、継続的に、または定期的に入手することで、運転者が体調不良になっているか否かを推測することができる。
本発明の運転者管理システムは、運転者の体調に関連する情報をモニタするための携帯無線通信端末と、携帯無線通信端末から受信する体調不良の情報を格納するサーバ装置とを有することを特徴とするものである。
(第1の実施例)
次に、本発明の実施例の構成について図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の運転者管理システムは、携帯無線通信端末10と、サーバ装置20とを有する構成である。携帯無線通信端末10とサーバ装置20は、携帯電話網である携帯電話ネットワーク30、および通信ネットワーク40を介して接続される。携帯電話ネットワーク30には、一般的な電話回線網も含まれる。通信ネットワーク40には、例えば、インターネットがある。携帯電話ネットワーク30および通信ネットワーク40を総称して、単にネットワークと称する。
携帯無線通信端末10について詳細に説明する。なお、携帯無線通信端末10は、一般的な携帯電話機と同様に、通話機能だけでなく、電子メールの送受信機能を備えている。これらの機能については従来と同様であるため、ここでは、詳細な説明を省略する。携帯無線通信端末10は、携帯用通信手段として運転手が車両から離れるときは、運転手が携帯してもよいが、車両の走行中は車両内にある。
携帯無線通信端末10は、位置検出手段としてのGPS(Global Positioning Systems)受信機11と、携帯無線通信端末10に対応する識別子が格納された端末記憶部13と、時刻を出力する時計部14と、キー等の入力手段である入力部15と、ネットワークを介して外部と通信するための通信部16と、運転者の体調を判断するための体調判断手段17と、GPS受信機11、端末記憶部13、時計部14、入力部15、通信部16および体調判断手段17を制御する端末制御部12とを有する。
GPS受信機11は、所定の時間間隔で携帯無線通信端末10の緯度および経度を測定し、緯度および経度の情報を含む位置データを出力する。測定の時間間隔は、車両の速度や方向変化の頻度にもよるが、数秒から数分の範囲である。GPS受信機11は、GPSによる端末位置の情報と携帯電話の基地局の情報の両方を使って位置を特定するA−GPS(アドバンストGPS)であってもよい。アドバンストGPSの一種として、米国クアルコム社のハイブリッド型の位置計測手段がある。携帯電話の基地局の情報とは、端末が基地局から離れるほど受信する電波が弱くなることを利用して、端末が複数の基地局から受信する電波の強さを測定することによって得られる位置データである。または、端末から受信する電波が弱いほど送信電力を大きくする送信電力制御を基地局が行っていれば、電力制御量を計測することによって得られる位置データである。なお、位置検出手段は、GPSを利用したものに限らず、端末の位置を測定可能であればどのような機器でもよい。
体調判断手段17は、運転者が十分に休憩を取っているか否かで、運転者の体調を判断する。そのため、車両が走行を開始してから一定の時間に運転者がどのくらい休憩しているかを調べる。2種類の時間について、以下のように定義する。車両が走行を開始してから一定の時間を第1の所定時間とする。第1の所定時間は、運転者の仕事時間と休憩時間を含む基準合計時間となる。また、車両が通常の信号待ちよりも長く停止しているような時間を停車時間として計測する。停車時間と判定する基準となる時間を第2の所定時間とする。本実施形態では、車両が第2の所定時間以上停車していると、運転手が休憩しているものとする。第1の所定時間および第2の所定時間の情報は、予め端末記憶部13に格納されている。
体調判断手段17は、走行開始を示す信号が入力部15を介して入力されると、以下の処理を実行する。所定の時間間隔で位置データをGPS受信機11より受信すると、位置データを受信したときの時刻データを時計部14から入手し、位置データと時刻データを組にして端末記憶部13に記録する。走行開始時刻から第1の所定時間までの間で、第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、端末記憶部13に記録した位置データと時刻データより停車時間の合計を算出する。走行開始からの経過時間となる第1の所定時間に対する停車時間の合計の割合が所定の閾値よりも小さいと、休憩不足であると判断する。そして、停車時間の合計の割合を示すデータと休憩不足である旨の情報を含む結果を出力する。この閾値は、休憩不足か否かの判定基準となり、この情報も予め端末記憶部13に格納されている。
体調判断手段17による判断の具体例を挙げる。夜間の長距離運送の場合で、第1の所定時間を9時間とする。この場合、その前後の労働条件にもよるが、最低限必要な休憩時間を、食事と仮眠の時間を含めて5時間とする。また、第2の所定時間を10分とする。このとき、休憩不足の判定基準となる閾値は、5時間÷9時間≒0.556となる。算出した停車時間の合計が2.5時間であると、停車時間の合計の割合は約0.278となる。この値は閾値よりも小さいため、休憩不足と判断される。
また、昼の宅配の場合で、第1の所定時間を9時間とする。この場合、最低限必要な休憩時間を、食事の時間を含めて1.5時間とする。第2の所定時間を、上記と同様に10分とする。このとき、休憩不足の判定基準となる閾値は、1.5時間÷9時間≒0.167となる。算出した停車時間の合計が2時間であると、停車時間の合計の割合は約0.222となる。この値は閾値よりも大きいため、休憩不足とは判断されない。
端末制御部12は、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、プログラムを格納するためのメモリとを有する。体調判断手段17は、CPUがプログラムを実行することで携帯無線通信端末10に仮想的に構成される。端末制御部12は、体調判断手段17の結果から、停車時間の合計の割合を示すデータと休憩不足である旨の情報のうち少なくともいずれかを含む運転者情報を通信部16およびネットワークを介してサーバ装置20に送信する。本実施例では、両方の情報を運転者情報に含むものとする。なお、端末制御部12が、サーバ装置20とデータを送受信する際、携帯無線通信端末10の識別子をデータのヘッダに添付する。これは、通常の通話や電子メールの場合と同様であるため、その詳細な説明を省略する。また、両者のデータの送受信を電子メールで行うようにしてもよい。この場合、携帯無線通信端末10の識別子を電子メールアドレスとしてもよい。
次に、サーバ装置20について説明する。
サーバ装置20は、携帯無線通信端末10から受信するデータを格納するためのサーバ記憶部22と、ネットワークを介して外部とデータを送受信するネットワーク接続部23と、サーバ記憶部22およびネットワーク接続部23を制御するサーバ制御部21とを有する。
サーバ制御部21は、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPUと、プログラムを格納するためのメモリとを有する。サーバ制御部21は、運転者情報を携帯無線通信端末10から受信すると、携帯無線通信端末10の識別子毎に運転者情報を分類し、識別子とともに運転者情報をサーバ記憶部22に格納する。サーバ装置20を運転者の雇用主となる運送会社が所有していれば、事業主は、運転者情報を見て、休憩時間不足の運転手が体調不良に至るおそれがあるとして予測でき、その運転手の仕事の量を減らすなどの対策をとることができる。
また、サーバ装置20を運送会社が所有していない場合、運送会社が所有する情報処理装置(不図示)および運転者の家族が所有する情報処理装置(不図示)について、サーバ装置20へのアクセスを予め許可し、サーバ装置20と通信可能に設定してもよい。この場合、事業主だけでなく、家族も、運転に携わる身内の体調不良を推測できる。ただし、運転者の家族が情報処理装置を操作して読み出すことが可能な運転者情報は、その運転者の携帯無線通信端末の識別子が添付された情報に限られる。
次に、本実施例の運転者管理システムの動作を説明する。なお、携帯無線通信端末10とサーバ装置20とのデータの送受信は、携帯無線通信端末10の通信部16と、サーバ装置20のネットワーク接続部23を介して行うものとし、以下では、その説明を省略する。
図2は本実施例の運転者管理システムにおける動作を示すフローチャートである。運転者が車両を動かす際、携帯無線通信端末10の入力部15に走行開始の旨を入力する(ステップS11)。携帯無線通信端末10は、GPS受信機11より所定の時間間隔で携帯無線通信端末10の位置データを取得し、時計部14より得た時刻データとともに端末記憶部13に記録する(ステップS12)。
入力部15に走行開始の旨を入力してから第1の所定時間が経過すると、走行開始時刻から第1の所定時間までの間で、第2の所定時間以上、車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、その合計を求める。そして、走行開始からの経過時間に対する停車時間の合計の割合を算出する(ステップS13)。停車時間の合計の割合が判定基準となる閾値よりも小さいと、停車時間の合計の割合のデータと休憩不足である旨の情報を含む運転者情報をサーバ装置20に送信する(ステップS14)。その後、走行終了の場合は、本動作を終了する。走行中である場合は、ステップS12に戻る(ステップS15)。
サーバ装置20は、携帯無線通信端末10より運転者情報を受信すると、運転者情報を携帯無線通信端末10の識別子の情報とともにサーバ記憶部22に格納する。そして、サーバ装置20へのアクセスが許可された情報処理装置(不図示)に対して、サーバ記憶部22の運転者情報を読み出し可能とする(ステップS21)。
本実施例では、運転者の休憩不足の情報がサーバ装置20に格納され、事業者、および運転者の家族が情報処理装置を操作してサーバ装置20にアクセスすることで、運転者が休憩不足であるか否かを確認できる。これにより、運転者の体調を推測することができる。また、運転者情報に、携帯無線通信端末10の判断時刻を含んでいる場合は、休憩不足と判断された時刻も知ることができる。なお、休憩不足とする判定を、疲労蓄積による体調不良と判定してもよい。
(第2の実施例)
本実施例の運転者管理システムは、第1の実施例の携帯無線通信端末10に設けた体調判断手段17を、携帯無線通信端末10の代わりにサーバ装置20側に設けたものである。
本実施例の運転者管理システムの構成を説明する。なお、第1の実施例と同様な構成については、その詳細な説明を省略する。
図3は本実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。図3に示すように、第1の実施例で説明した体調判断手段17が携帯無線通信端末10には設けられていないが、サーバ装置20に体調判断手段24が設けられている。
携帯無線通信端末10の端末制御部12は、走行開始の旨が入力されると、走行開始時刻を時計部14より取得し、走行開始時刻をサーバ装置20に送信する。また、所定の時間間隔で計測される位置データと時刻データをサーバ装置20に送信する。
サーバ装置20のサーバ記憶部22には、第1の実施例で述べた第1の所定時間、第2の所定時間および閾値が予め格納されている。サーバ制御部21は、携帯無線通信端末10から受信する走行開始時刻をサーバ記憶部22に格納する。また、位置データおよび時刻データを受信すると、これらを組にしてサーバ記憶部22に格納する。そして、走行開始時刻から時間を計測し、走行開始時刻から第1の所定時間が経過すると、体調判断手段24に処理を実行させる。
体調判断手段24は、サーバ制御部21のCPUがプログラムを実行することでサーバ装置20に仮想的に構成される。体調判断手段24は、サーバ制御部21からの指示により、第1の実施例と同様にして、第1の所定時間内で、第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、サーバ記憶部22に記録した位置データと時刻データより停車時間の合計を算出する。第1の所定時間に対する停車時間の合計の割合が所定の閾値よりも小さいと、休憩不足であると判断する。そして、停車時間の合計の割合を示すデータと休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を携帯無線通信端末10の識別子に対応してサーバ記憶部22に格納する。
次に、本実施例の運転者管理システムの動作を説明する。なお、携帯無線通信端末10とサーバ装置20とのデータの送受信は、携帯無線通信端末10の通信部16と、サーバ装置20のネットワーク接続部23を介して行うものとする。
図4は本実施例の運転者管理システムにおける動作を示すフローチャートである。運転者が車両を動かす際、携帯無線通信端末10の入力部15に走行開始の旨を入力する。携帯無線通信端末10は、走行開始の旨が入力されると、時計部14より走行開始時刻を取得し、走行開始時刻をサーバ装置20に送信する(ステップS31)。サーバ装置20は、携帯無線通信端末10より走行開始時刻を受信すると、走行開始時刻をサーバ記憶部22に格納する(ステップS41)。
携帯無線通信端末10は、GPS受信機11より所定の時間間隔で携帯無線通信端末10の位置データを取得し、時計部14から取得した時刻データとともに位置データをサーバ装置20へ送信する(ステップS32)。サーバ装置20は、携帯無線通信端末10より携帯無線通信端末10の位置データと時刻データを受信すると、これらの情報とともに携帯無線通信端末10の識別子を組にしてサーバ記憶部22に格納する(ステップS42)。
走行開始時刻から第1の所定時間が経過するまでの間で、第2の所定時間以上、車両の位置が変化しなかった時間を停車時間としてその合計を求める。そして、走行開始からの経過時間に対する停車時間の合計の割合を算出する(ステップS43)。停車時間の合計の割合が判定基準となる閾値よりも小さいと、停車時間の合計の割合のデータと休憩不足である旨の情報を含む運転者情報をサーバ記憶部22に携帯無線通信端末10の識別子と一緒に格納する。そして、サーバ装置20へのアクセスが許可された情報処理装置(不図示)に対して、サーバ記憶部22の運転者情報を読み出し可能とする(ステップS44)。携帯無線通信端末10は、その後、走行終了の場合は、本動作を終了する。走行中である場合は、ステップS32に戻る(ステップS33)。
本実施例では、運転手の休憩時間を推測するためのデータ収集や休憩不足か否かの判定などCPUに負荷のかかる処理を携帯無線通信端末10からサーバ装置20に任せることができる。
(第3の実施例)
本実施例の運転者管理システムは、第1の実施例で説明した携帯無線通信端末10に、運転者が作業の進み具合の情報を入力するための作業進捗入力手段18と、運転者自身が体調に関する情報を入力するための体調入力手段19とを設けた構成である。
本実施例の運転者管理システムの構成を説明する。なお、第1の実施例と同様な構成については、その詳細な説明を省略する。
端末記憶部13には、作業進捗管理のためのプログラムと、運転者の体調情報を登録するためのプログラムが予め格納されている。以下では、作業進捗管理のためのプログラムを作業管理プログラムと称し、体調情報を登録するためのプログラムを体調情報登録プログラムと称する。
作業進捗管理プログラムには、日毎に運転手が行う作業内容を示す作業予定の情報が予め登録されている。作業内容には、作業を示す作業項目、作業開始予定時刻、および作業完了予定時刻が含まれる。運転手の作業が荷物を運搬するだけであれば、作業項目を目的地とし、作業完了予定時刻を到着予定時刻としてもよい。作業管理プログラムおよび体調情報登録プログラムをそれぞれ実行させたときの動作については、作業進捗入力手段18、体調入力手段19および体調判断手段17の構成および動作と一緒に説明する。
作業進捗入力手段18は、テンキーを含む複数のキーと表示部とを有する構成である。キーを操作して、作業進捗を入力する旨を入力すると、予め登録された作業項目が表示部に表示される。作業が複数ある場合には、作業項目が複数表示される。そして、作業項目毎に、その作業についての進捗を入力するための複数の選択肢が表示される。選択肢には、「完了」、「未完了」および「完了割合」がある。運転手は、休憩に入るときなどの作業の合間に、キーを操作していずれかを選択する。「完了割合」を選択した場合には、その割合を入力する。なお、作業項目と作業進捗をキー操作で文字入力するようにしてもよい。
体調入力手段19は、テンキーを含む複数のキーと表示部とを有する構成である。キーを操作して、体調情報を入力する旨を入力すると、予め登録された体調を示す複数の選択肢が表示部に表示される。選択肢には、「体調良好」、「体調少し不良」、「体調不良」および「体調最悪」などがある。運転手は、作業の合間に、キーを操作していずれかを選択する。なお、体調の良好度をキー操作により百分率で入力するようにしてもよい。例えば、100%が体調良好、100%未満はその減少程度により体調の悪化を示す。
上記作業進捗入力手段18と体調入力手段19の構成について、それぞれ表示部を設けるとしたが、1つの表示部でそれぞれの手段についての画面を表示するようにしてもよい。また、作業進捗の入力方法は、上記方法に限らず、作業の遅れ時間を算出できれば、どのような方法であってもよい。体調情報の入力方法についても、運転手の体調の良し悪しが判断できれば、どのような方法であってもよい。
体調判断手段17は、作業進捗入力手段18より作業進捗が入力されると、現在の時刻データを時計部14から取得し、端末記憶部13に格納された作業予定を読み出す。そして、作業予定に記載された各作業項目の完了予定時刻を参照し、現在時刻において完了が予定されている作業項目のうち、作業が完了していない作業項目を特定する。続いて、特定した作業項目の完了予定時刻と現在時刻の差を算出して作業の遅れ時間を算出する。この遅れ時間が所定時間以上であれば、作業の遅れは運転手の疲労によるものとし、運転手の体調不良と判断する。道路混雑により作業が遅れることも考えられるが、道路混雑の間も運転者にストレスがかかることから、運転手の体調不良に結びつくものとしている。このようにして、作業の遅れ時間から、運転者の体調不良を推測する。そして、体調不良である旨の情報を運転者情報に含める。なお、作業の遅れから体調不良と判定するための基準となる時間の情報は予め端末記憶部13に格納されている。
また、体調判断手段17は、体調入力手段19より体調情報が入力されると、入力された体調情報が体調不良を示すものであれば、運転者の体調不良と判断し、体調不良である旨の情報を運転者情報に含める。上記選択肢の例では、「体調少し不良」、「体調不良」および「体調最悪」を体調不良と判断するものとする。これにより、運転者自身の自覚による体調不良の情報が確実に記録される。
なお、本実施例の体調判断手段17は、第1の実施例と同様に、端末制御部12のCPUがプログラムを実行することで携帯無線通信端末10内に仮想的に構成される。
次に、本実施例の運転者管理システムの動作を説明する。なお、携帯無線通信端末10とサーバ装置20とのデータの送受信は、携帯無線通信端末10の通信部16と、サーバ装置20のネットワーク接続部23を介して行うものとする。
図6は本実施例の運転者管理システムにおける動作を示すフローチャートである。運転者が車両を動かす際、携帯無線通信端末10の入力部15に走行開始の旨を入力する(ステップS51)。携帯無線通信端末10は、GPS受信機11より所定の時間間隔で携帯無線通信端末10の位置データを取得し、時計部14より得た時刻データとともに端末記憶部13に記録する(ステップS52)。
入力部15に走行開始の旨を入力してから第1の所定時間が経過すると、走行開始時刻から第1の所定時間までの間で、第2の所定時間以上、車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、その合計を求める。そして、走行開始からの経過時間に対する停車時間の合計の割合を算出する(ステップS53)。停車時間の合計の割合が判定基準となる閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報をサーバ装置20に送信する(ステップS54)。
運転者が作業進捗入力手段18を操作して作業進捗を入力すると、携帯無線通信端末10は、現在の時刻データを時計部14から取得し、予め端末記憶部13に格納した作業予定を参照する。続いて、作業予定に記述された作業完了予定時刻に対して所定時間以上遅れている作業項目があるか否かを調べ、該当する作業項目があると、運転者の体調不良と判断する。そして、体調不良である旨の情報を含む運転者情報をサーバ装置20に送信する(ステップS55)。
また、運転者が体調入力手段19を操作して体調情報を入力すると、携帯無線通信端末10は、入力された体調情報が体調不良を示すものであるか否かを調べる。体調情報が体調不良を示すものであると、サーバ装置20に体調不良である旨の情報を含む運転者情報をサーバ装置20に送信する(ステップS56)。その後、走行終了の場合は、本動作を終了する。走行中である場合は、ステップS52に戻る(ステップS57)。
サーバ装置20は、運転者情報を携帯無線通信端末10より受信すると、運転者情報を携帯無線通信端末10の識別子の情報とともにサーバ記憶部22に格納する。そして、サーバ装置20へのアクセスが許可された情報処理端末(不図示)に対して、サーバ記憶部22の運転者情報を読み出し可能とする(ステップS61)。
なお、図6においては、ステップS54の後にステップS55とステップS56の処理を行っているが、ステップS52からステップS54の間に作業進捗入力や体調情報入力があれば、入力に対応してステップS55やステップS56の処理を行ってもよい。
本実施例では、第1の実施例の効果の他、作業進捗から運転者の体調を推測できる。また、運転者自身の自覚による体調の情報を直接得ることができる。
なお、運転者情報に、作業の遅れ時間から体調不良を判断した時刻を含めるようにしてもよい。この場合、事業者は運転者情報を見て、運転者が体調不良になったおおよその時刻を推測できる。また、運転者情報に、体調情報の入力時刻を含めるようにしてもよい。この場合、事業者は、運転手が体調不良を自覚した時刻を知ることができる。いずれの場合についても、事業者は、その時刻の情報に基づいて、運転者の体調不良に対して緊急に対応する必要があるか否かを判断できる。
また、本実施例では、作業進捗入力手段18および体調入力手段19を設けたが、いずれか一方であってもよい。また、作業進捗入力手段18および体調入力手段19における入力操作を入力部15で行うようにしてもよい。
(第4の実施例)
本実施例は、第2の実施例の運転者管理システムにおいて、第3の実施例で説明した作業進捗入力手段18および体調入力手段19を携帯無線通信端末10に設けた構成である。
図7は本実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。なお、第2の実施例と同様な構成については、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、携帯無線通信端末10に、作業進捗入力手段18および体調入力手段19が設けられている。携帯無線通信端末10の端末制御部12は、作業進捗および体調情報のそれぞれが入力されると、これらの情報をサーバ装置20に送信する。また、サーバ記憶部22には、作業管理プログラムと体調情報登録プログラムが予め格納されている。第3の実施例で体調判断手段17が行っていた、運転者の体調不良の判断処理を、本実施例では、サーバ装置20の体調判断手段24が行う。
本実施例の運転者管理システムによる動作は、運転者による作業進捗および体調情報の入力が携帯無線通信端末10からサーバ装置20に送信され、運転者の体調不良の判断処理をサーバ装置20が行う点が第3の実施例と主に異なっている。各構成の詳細な動作は第2の実施例、または第3の実施例で説明したのと同様であるため、ここでは、その詳細な説明を省略する。
本実施例では、作業進捗や体調情報から運転者が体調不良であるか否かを判断するようなCPUに負荷のかかる処理を携帯無線通信端末10からサーバ装置20に任せることができる。
なお、本実施例においても、第3の実施例と同様に、作業進捗入力手段18および体調入力手段19のうち、いずれか一方であってもよい。
(第5の実施例)
本実施例は、第1の実施例の運転者管理システムにおいて、道路の工事および渋滞などの情報を含む道路情報を外部から受信するための道路情報取得端末50を車両に設け、道路情報を道路情報取得端末50から近距離無線通信で受信するための近距離無線通信手段51を携帯無線通信端末10に設けた構成である。
従来、車両への道路情報の提供は、VICS(Vehicle Information and Communication System、道路交通情報通信システム)により実現している。VICSは、放送局からのFM多重放送の電波、または道路に沿って設けられた発信機による電波ビーコンもしくは光ビーコンを利用して道路情報をリアルタイムで発信する。従来のカーナビゲーションシステムには、VICS対応の受信機が設けられているものが多い。道路情報には、渋滞の先頭位置、渋滞長、渋滞の程度などの情報が含まれている。この情報を利用して、カーナビゲーションシステムは、画面上の地図の道路に渋滞箇所を表示する。
図8は本実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。なお、第1の実施例と同様な構成については、その詳細な説明を省略する。図8に示すように、本実施例の運転者管理システムでは、車両に道路情報取得端末50が設けられている。携帯無線通信端末10には、道路情報取得端末50とデータを送受信するための近距離無線通信手段51が設けられている。
近距離無線通信手段51は、ブルートゥース(BLUETOOTH(登録商標))、無線LANおよび赤外線通信等の通信手段である。近距離無線通信手段51を用いるのは、車両内の端末同士の通信手段として、通信可能な距離が最大10mもあれば充分だからである。
道路情報取得端末50は、VICS対応受信機(不図示)と、近距離無線通信手段(不図示)と、道路情報を格納するための記憶部(不図示)と、VICS対応受信機、近距離無線通信手段、および記憶部を制御するための制御部(不図示)とを有する。道路情報取得端末50の制御部は、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPUと、プログラムを格納するためのメモリとを有する。制御部は、定期的にVICS対応受信機を動作させて、道路情報を取得する。続いて、取得した道路情報を近距離無線通信手段を介して携帯無線通信端末10に送信する。なお、上記カーナビゲーションシステムを既に車両に備えていれば、VICS対応受信機を設ける必要がない。
携帯無線通信端末10の端末制御部12は、走行開始の後、近距離無線通信手段51を介して道路情報取得端末50から道路情報を受信すると、端末記憶部13に記録した位置データの示す現在の位置が渋滞の範囲にあるか否かを判定する。渋滞の範囲に入っていると判定すると、その位置データおよび時刻データと一緒に、渋滞である旨の情報を端末記憶部13に記録する。
体調判断手段17は、走行開始から第1の所定時間が経過すると、端末記憶部13に記録した位置データと時刻データを参照し、第2の所定時間以上、車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、その停車時間の合計を算出する。また、停車時間のうち、位置データとともに渋滞である旨の情報が記録されている時間を渋滞時間として、渋滞時間の合計を算出する。そして、停車時間の合計から渋滞時間の合計を差し引いて、その結果を休憩時間の合計として求める。続いて、第1の所定時間に対する休憩時間の合計の割合を算出する。その割合の値が判定基準となる閾値よりも小さいと、休憩不足であると判断する。このようにして、停車時間から渋滞時間を除き、より実状に合った休憩時間が求まる。また、休憩時間が占める割合から、運転者の体調を推測することができる。そして、休憩時間の割合と休憩不足である旨の情報のうち少なくともいずれかを含む運転者情報をサーバ装置20に送信する。本実施例では、両方の情報を運転者情報に含むものとする。
次に、本実施例の運転者管理システムの動作を説明する。なお、携帯無線通信端末10とサーバ装置20とのデータの送受信は、携帯無線通信端末10の通信部16と、サーバ装置20のネットワーク接続部23を介して行うものとし、以下では、その説明を省略する。
図9は本実施例の運転者管理システムにおける動作を示すフローチャートである。運転者が車両を動かす際、携帯無線通信端末10の入力部15に走行開始の旨を入力する(ステップS71)。携帯無線通信端末10は、GPS受信機11より所定の時間間隔で携帯無線通信端末10の位置データを取得し、時計部14より得た時刻データとともに端末記憶部13に記録する(ステップS72)。
携帯無線通信端末10は、定期的に近距離無線通信手段51を介して道路情報取得端末50から道路情報を受信すると、受信した道路情報により、端末記憶部13に格納した位置データの示す現在の位置が渋滞の範囲にあるか否かを判定する。渋滞の範囲に入っていると判定すると、その位置データおよび時刻データと一緒に、渋滞である旨の情報を端末記憶部13に記録する(ステップS73)。なお、ステップS73をステップS72と並列処理してもよい。
携帯無線通信端末10は、走行開始から第1の所定時間が経過すると、端末記憶部13に記録した位置データと時刻データを参照し、第2の所定時間以上、車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、その停車時間の合計を算出する。また、停車時間のうち、位置データとともに渋滞である旨の情報が記録されている時間を渋滞時間として、渋滞時間の合計を算出する。そして、停車時間の合計から渋滞時間の合計を差し引いて、その結果を休憩時間の合計として求める(ステップS74)。続いて、第1の所定時間に対する休憩時間の合計の割合を算出する(ステップS75)。その割合の値が判定基準となる閾値よりも小さいと、休憩時間の合計の割合のデータと休憩不足である旨の情報を含む運転者情報をサーバ装置20に送信する(ステップS76)。その後、走行終了の場合は、本動作を終了する。走行中である場合は、ステップS72に戻る(ステップS77)。
サーバ装置20は、携帯無線通信端末10より運転者情報を受信すると、運転者情報を携帯無線通信端末10の識別子の情報とともにサーバ記憶部22に格納する。そして、サーバ装置20へのアクセスが許可された情報処理装置(不図示)に対して、サーバ記憶部22の運転者情報を読み出し可能とする(ステップS81)。
本実施例では、全体の停車時間のうち、運転者にとって休憩にならない渋滞による停車時間が除かれるため、より実状に合った休憩時間が求まる。その結果から、運転者の体調を推測することができる。
なお、本実施例を第2の実施例に適用してもよい。図10は、本実施例を第2の実施例に適用した場合の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。この場合、第2の所定時間から渋滞時間を差し引くための演算など負荷のかかる処理がサーバ装置20で行われる。また、本実施例を第3の実施例および第4の実施例のいずれに適用してもよい。
(第6の実施例)
本実施例の運転者管理システムは、第1の実施例において、運転者の体調不良という緊急情報を外部に通知するための緊急情報通報装置60を車両に設け、緊急情報通報装置60と近距離無線通信で受信するための近距離無線通信手段51を携帯無線通信端末10に設けた構成である。
図11は本実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。なお、第1の実施例と同様な構成については、その詳細な説明を省略する。図11に示すように、本実施例の運転者管理システムでは、車両に緊急情報通信端末60が設けられている。携帯無線通信端末10には、緊急情報通信端末60とデータを送受信するための近距離無線通信手段51が設けられている。近距離無線通信手段51は、第5の実施例で説明したのと同様な構成であるため、ここでは、詳細な説明を省略する。
緊急情報通報装置60は、携帯無線通信端末10と通信するための近距離無線通信手段(不図示)と、車両の外部に情報を通知するための表示部(不図示)およびスピーカ(不図示)と、記憶部(不図示)と、近距離無線通信手段、表示部、スピーカおよび記憶部を制御する制御部(不図示)とを有する。制御部は、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPUと、プログラムを格納するためのメモリとを有する。記憶部には、運転者の体調不良を示すメッセージと、そのメッセージの音声データが予め格納されている。緊急情報通報装置60の制御部は、運転者が体調不良であることを示す緊急信号を近距離無線通信手段を介して携帯無線通信端末10から受信すると、運転者が体調不良である旨を表示部に表示させ、運転者が体調不良である旨の音声をスピーカに出力させる。なお、スピーカから出力させる音は、サイレン音など、人に注意を喚起する音であれば、メッセージ以外でもよい。
携帯無線通信端末10の体調判断手段17は、運転者情報をサーバ装置20に送信する際、緊急信号を近距離無線通信手段51を介して緊急情報通報装置60に送信する。
本実施例の運転者管理システムによる動作は、携帯無線通信端末10が運転者の体調不良を認識すると、緊急信号を緊急状態通報装置60に送信することで、車両外部の人に対して運転者の体調不良の情報が表示と音声で通知される点が第1の実施例と異なる。各構成の詳細な動作は第1の実施例で説明したのと同様であるため、ここでは、その詳細な説明を省略する。
なお、緊急状態通報装置60に、表示部とスピーカの両方を備えることとしたが、いずれか一方であってもよい。
本実施例では、運転者が体調不良であることが車両の外にいる人に通報されるため、それが急を要する場合であれば、通報に気づいた人が車両を停止させ、運転者を病院に行かせるなどの処置をとることができる。
なお、本実施例を第2の実施例に適用してもよい。図12は本実施例を第2の実施例に適用した場合の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。図12に示す運転管理者システムについて、以下に簡単に説明する。
図12に示すように、サーバ装置20に緊急状態通報手段25が設けられている。図12に示す場合では、緊急状態通報手段25は、サーバ制御部21のCPUがプログラムを実行することでサーバ装置20内に仮想的に構成される。緊急状態通報手段25は、携帯無線通信端末10から運転者情報を受信すると、緊急信号を携帯無線通信端末10に送信する。携帯無線通信端末10の端末制御部12は、サーバ装置20から緊急信号を受信すると、緊急信号を緊急状態通報装置60に転送する。緊急状態通報装置60は、上述の構成と同様である。そのため、図12に示す構成においても、上述したように、運転者が体調不良であることが車両の外にいる人に通報される。
また、本実施例を第2の実施例、第3の実施例、第4の実施例および第5の実施例のいずれに適用してもよい。
第1の実施例から第6の実施例で述べたように、本発明によれば、車両の停車時間から運転者の休憩時間を求め、これら停車時間や休憩時間などの、運転者の体調に関連する情報を、継続的に、または定期的に入手することで、運転者が体調不良になっているか否かを推測することができる。
上述した本発明の運転者管理システムによる、運転者の体調管理に関する方法をコンピュータに実行するためのプログラムに適用してもよい。
第1の実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。 第1の実施例の運転者管理システムの動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。 第2の実施例の運転者管理システムの動作手順を示すフローチャートである。 第3の実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。 第3の実施例の運転者管理システムの動作手順を示すフローチャートである。 第4の実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。 第5の実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。 第5の実施例の運転者管理システムの動作手順を示すフローチャートである。 第5の実施例の運転者管理システムの他の構成例を示すブロック図である。 第6の実施例の運転者管理システムの一構成例を示すブロック図である。 第6の実施例の運転者管理システムの他の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 携帯無線通信端末
11 GPS受信機
12 端末制御部
13 端末記憶部
14 時計部
20 サーバ装置
21 サーバ制御部
22 サーバ記憶部

Claims (26)

  1. 運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報が格納された端末記憶部と、車両の緯度および経度を含む位置データを所定の時間間隔で測定する位置検出手段と、前記位置データが測定された時刻の情報である時刻データを出力する時計部と、前記車両の走行開始を示す信号が入力されると、前記位置検出手段より受信する前記位置データと前記時計部から受信する前記時刻データとを組にして前記端末記憶部に記録する処理を開始し、走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記端末記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、該停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を外部に送信する端末制御部とを含む携帯無線通信端末と、
    前記携帯無線通信端末とネットワークを介して接続され、前記運転者情報を格納するためのサーバ記憶部と、前記運転者情報を前記携帯無線通信端末から受信すると該サーバ記憶部に格納するサーバ制御部とを含むサーバ装置と、
    を有する運転者管理システム。
  2. 車両の緯度および経度を含む位置データを所定の時間間隔で測定する位置検出手段と、前記位置データが測定された時刻の情報である時刻データを出力する時計部と、車両の走行開始を示す信号が入力されると、前記位置検出手段より受信する前記位置データと前記時計部から受信する前記時刻データとを組にして外部に送信する処理を開始する端末制御部とを含む携帯無線通信端末と、
    前記携帯無線通信端末とネットワークを介して接続され、前記車両の運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報が格納されたサーバ記憶部と、前記携帯無線通信端末から受信する前記位置データおよび前記時刻データを該サーバ記憶部に格納し、走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記サーバ記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、該停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を前記サーバ記憶部に格納するサーバ制御部とを含むサーバ装置と、
    を有する運転者管理システム。
  3. 前記端末記憶部に運転者の作業予定の情報が予め格納され、
    前記端末制御部は、作業の進み具合を示す作業進捗の情報が入力されると、前記作業予定を参照し、作業の遅れ時間を算出し、算出した遅れ時間が所定の時間よりも大きいと体調不良と判断し、体調不良である旨の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ装置に送信する請求項1記載の運転者管理システム。
  4. 前記サーバ記憶部に運転者の作業予定の情報が予め格納され、
    前記端末制御部は、作業の進み具合を示す作業進捗の情報が入力されると、該作業進捗の情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ制御部は、前記作業進捗の情報を前記携帯無線通信端末から受信すると、前記作業予定を参照し、作業の遅れ時間を算出し、算出した遅れ時間が所定の時間よりも大きいと体調不良と判断し、体調不良である旨の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ記憶部に格納する請求項2記載の運転者管理システム。
  5. 前記端末制御部は、体調に関する情報が入力されると、該体調に関する情報が体調不良を示すものであるか否かを判定し、該体調に関する情報が体調不良を示すものであると、体調不良である旨の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ装置に送信する請求項1または3記載の運転者管理システム。
  6. 前記端末制御部は、体調に関する情報が入力されると、該体調に関する情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ制御部は、前記体調に関する情報を前記携帯無線通信端末から受信すると、該体調に関する情報が体調不良を示すものであるか否かを判定し、該体調に関する情報が体調不良を示すものであると、体調不良である旨の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ記憶部に格納する請求項2または4記載の運転者管理システム。
  7. 道路の渋滞の情報を含む道路情報を外部から定期的に受信するための受信機と、近距離無線通信手段と、該近距離無線通信手段を介して前記道路情報を前記携帯無線通信端末に送信する制御部とを有する道路情報取得端末が前記車両に設けられ、
    前記携帯無線通信端末に、前記道路情報取得端末から前記道路情報を受信するための近距離無線通信手段が設けられ、
    前記端末制御部は、前記道路情報取得端末より受信する前記道路情報を前記端末記憶部に格納し、前記停車時間の合計を算出する際、前記端末記憶部に格納された道路情報を参照し、前記停車時間のうち渋滞である旨の情報が記録されている時間を渋滞時間として該停車時間の合計から差し引いて休憩時間の合計を算出し、該休憩時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ装置に送信する請求項1、3および5のいずれか1項に記載の運転者管理システム。
  8. 道路の渋滞の情報を含む道路情報を外部から定期的に受信する受信機と、近距離無線通信手段と、該近距離無線通信手段を介して前記道路情報を前記携帯無線通信端末に送信する制御部とを有する道路情報取得端末が前記車両に設けられ、
    前記携帯無線通信端末に、前記道路情報取得端末から前記道路情報を受信するための近距離無線通信手段が設けられ、
    前記端末制御部は、前記道路情報取得端末より受信する前記道路情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ制御部は、前記携帯無線通信端末から受信する前記道路情報を前記サーバ記憶部に格納し、前記停車時間の合計を算出する際、前記サーバ記憶部に格納された道路情報を参照し、前記停車時間のうち渋滞である旨の情報が記録されている時間を渋滞時間として該停車時間の合計から差し引いて休憩時間の合計を算出し、該休憩時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ記憶部に格納する請求項2、4および6のいずれか1項に記載の運転者管理システム。
  9. 表示部またはスピーカと、緊急である旨のメッセージが格納された記憶部と、近距離無線通信手段と、前記携帯無線通信端末から該近距離無線通信手段を介して緊急信号を受信すると、前記表示部に前記メッセージを表示させ、または前記スピーカに緊急である旨を外部に通知するための音声を出力させる制御部とを有する緊急状態通報装置が前記車両に設けられ、
    前記携帯無線通信端末に、前記緊急状態通報装置に前記緊急信号を送信するための近距離無線通信手段が設けられ、
    前記端末制御部は、前記運転者情報を前記サーバ装置に送信する際、前記緊急信号を前記緊急状態通報装置に送信する請求項1、3、5および7のいずれか1項記載の運転者管理システム。
  10. 表示部またはスピーカと、緊急である旨のメッセージが格納された記憶部と、近距離無線通信手段と、前記携帯無線通信端末から該近距離無線通信手段を介して緊急信号を受信すると、前記表示部に前記メッセージを表示させ、または前記スピーカに緊急である旨を外部に通知するための音声を出力させる制御部とを有する緊急状態通報装置が前記車両に設けられ、
    前記携帯無線通信端末に、前記緊急状態通報装置に前記緊急信号を送信するための近距離無線通信手段が設けられ、
    前記サーバ制御部は、前記運転者情報を前記携帯無線通信端末から受信すると、前記緊急信号を該携帯無線通信端末に送信し、
    前記端末制御部は、前記緊急信号を前記サーバ装置から受信すると、該緊急信号を前記緊急状態通報装置に送信する請求項2、4、6および8のいずれか1項記載の運転者管理システム。
  11. 運転者の体調を管理するためのサーバ装置とネットワークを介して通信可能に接続される携帯無線通信端末であって、
    運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報が格納された記憶部と、
    前記車両の緯度および経度を含む位置データを所定の時間間隔で測定する位置検出手段と、
    前記位置データが測定された時刻の情報である時刻データを出力する時計部と、
    前記車両の走行開始を示す信号が入力されると、前記位置検出手段より受信する前記位置データと前記時計部から受信する前記時刻データとを組にして前記記憶部に記録する処理を開始し、走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、該停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を前記サーバ装置に送信する制御部と、
    を有する携帯無線通信端末。
  12. 前記記憶部に運転者の作業予定の情報が予め格納され、
    前記制御部は、作業の進み具合を示す作業進捗の情報が入力されると、前記作業予定を参照し、作業の遅れ時間を算出し、算出した遅れ時間が所定の時間よりも大きいと体調不良と判断し、体調不良である旨の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ装置に送信する請求項11記載の携帯無線通信端末。
  13. 前記制御部は、体調に関する情報が入力されると、該体調に関する情報が体調不良を示すものであるか否かを判定し、該体調に関する情報が体調不良を示すものであると、体調不良である旨の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ装置に送信する請求項11または12記載の携帯無線通信端末。
  14. 前記制御部は、外部より定期的に道路の渋滞の情報を含む道路情報を受信すると、該道路情報を前記記憶部に格納し、前記停車時間の合計を算出する際、前記記憶部に格納された道路情報を参照し、前記停車時間のうち渋滞である旨の情報が記録されている時間を渋滞時間として該停車時間の合計から差し引いて休憩時間の合計を算出し、該休憩時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合の情報を前記運転者情報に含めて前記サーバ装置に送信する請求項11から13のいずれか1項に記載の携帯無線通信端末。
  15. 車両に設けられた携帯無線通信端末とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
    前記車両の運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、休憩時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報が格納された記憶部と、
    所定の時間間隔で測定される、前記車両の緯度および経度を含む位置データおよび該位置データが測定された時刻の情報である時刻データを前記携帯無線通信端末から受信すると、該位置データおよび該時刻データを前記記憶部に格納し、前記車両の走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を休憩時間として、前記記憶部に記録された位置データと時刻データより休憩時間の合計を算出し、該休憩時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、休憩不足である旨の情報を含む運転者情報を前記記憶部に格納する制御部と、
    を有するサーバ装置。
  16. 前記記憶部に運転者の作業予定の情報が予め格納され、
    前記制御部は、作業の進み具合を示す作業進捗の情報を前記携帯無線通信端末から受信すると、前記作業予定を参照し、作業の遅れ時間を算出し、算出した遅れ時間が所定の時間よりも大きいと体調不良と判断し、体調不良である旨の情報を前記運転者情報に含めて前記記憶部に格納する請求項15記載のサーバ装置。
  17. 前記制御部は、前記体調に関する情報を前記携帯無線通信端末から受信すると、該体調に関する情報が体調不良を示すものであるか否かを判定し、該体調に関する情報が体調不良を示すものであると、体調不良である旨の情報を前記運転者情報に含めて前記記憶部に格納する請求項15または16記載のサーバ装置。
  18. 前記制御部は、外部より定期的に道路の渋滞の情報を含む道路情報を受信すると、該道路情報を前記記憶部に格納し、前記停車時間の合計を算出する際、前記記憶部に格納された道路情報を参照し、前記停車時間のうち渋滞である旨の情報が記録されている時間を渋滞時間として該停車時間の合計から差し引いて休憩時間の合計を算出し、該休憩時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合の情報を前記運転者情報に含めて前記記憶部に格納する請求項15から17のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  19. 運転者の体調を管理するための情報処理装置による運転者管理方法であって、
    運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報を記憶部に格納し、
    前記車両の走行開始を示す信号が入力されると、前記車両の緯度および経度を含む位置データおよび該位置データが測定された時刻の情報である時刻データとを組にして前記記憶部に記録する処理を開始し、
    走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出し、
    前記停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、運転者が休憩不足であると判定する、運転者管理方法。
  20. 前記記憶部に、前記第1の所定時間、前記第2の所定時間および前記閾値とともに運転者の作業予定の情報を格納し、
    作業の進み具合を示す作業進捗の情報が入力されると、前記作業予定を参照して、作業の遅れ時間を算出し、
    算出した遅れ時間が所定の時間よりも大きいと、体調不良と判定する、請求項19記載の運転者管理方法。
  21. 体調に関する情報が入力されると、該体調に関する情報が体調不良を示すものであるか否かを判定し、
    前記体調に関する情報が体調不良を示すものであると、体調不良と判定する、請求項19または20記載の運転者管理方法。
  22. 外部より定期的に道路の渋滞の情報を含む道路情報を受信すると、該道路情報を前記記憶部に格納し、
    前記停車時間の合計を算出する際、前記記憶部に格納された道路情報を参照し、前記停車時間のうち渋滞である旨の情報が記録されている時間を渋滞時間として該停車時間の合計から差し引いて休憩時間の合計を算出し、
    前記休憩時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合を算出する、請求項19から21のいずれか1項に記載の運転者管理方法。
  23. 運転者の体調管理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    運転者の仕事時間と休憩時間の基準合計時間である第1の所定時間、停車時間と判定するための基準となる第2の所定時間、および休憩不足と判定するための基準となる閾値の情報を記憶部に格納するステップと、
    前記車両の走行開始を示す信号が入力されると、定期的に前記車両の緯度および経度を含む位置データおよび該位置データが測定された時刻の情報である時刻データとを組にして前記記憶部に記録するステップと、
    走行開始から前記第1の所定時間が経過すると、前記第2の所定時間以上車両の位置が変化しなかった時間を停車時間として、前記記憶部に記録された位置データと時刻データより停車時間の合計を算出するステップと、
    前記停車時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合が前記閾値よりも小さいと、運転者が休憩不足であると判定するステップと、
    を有する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  24. 前記第1の所定時間、前記第2の所定時間および前記閾値とともに運転者の作業予定の情報を前記記憶部に格納するステップと、
    作業の進み具合を示す作業進捗の情報が入力されると、前記作業予定を参照して、作業の遅れ時間を算出するステップと、
    算出した遅れ時間が所定の時間よりも大きいと、体調不良と判定するステップと、
    を有する処理を前記コンピュータに実行させるための請求項23記載のプログラム。
  25. 体調に関する情報が入力されると、該体調に関する情報が体調不良を示すものであるか否かを判定するステップと、
    前記体調に関する情報が体調不良を示すものであると、体調不良と判定するステップと、
    を有する処理を前記コンピュータに実行させるための請求項23または24記載のプログラム。
  26. 外部より定期的に道路の渋滞の情報を含む道路情報を受信すると、該道路情報を前記記憶部に格納するステップと、
    前記停車時間の合計を算出する際、前記記憶部に格納された道路情報を参照し、前記停車時間のうち渋滞である旨の情報が記録されている時間を渋滞時間として該停車時間の合計から差し引いて休憩時間の合計を算出するステップと、
    前記休憩時間の合計の前記第1の所定時間に対する割合を算出するステップと、
    を有する処理を前記コンピュータに実行させるための請求項23から25のいずれか1項記載のプログラム。
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