JP2007249439A - ペン入力端末のペン入力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
タッチパネルにより操作することが可能な情報端末では、タッチパネルの操作は情報端末に付属する入力ペンを使用して行うが、情報端末に付属する入力ペン以外のものを用いても、操作を行うことは可能であり、先端が硬いものや鋭利なものでタッチパネルを操作した場合の問題点として、タッチパネルの表面が傷つきタッチパネルの寿命を短縮させることが挙げられる。
【解決手段】
情報端末の入力ペン収納部に入力ペンの取り出しを検知する入力ペン検出装置を設け、入力ペン検出装置からの検出信号によりタッチパネルの入力機能の有効/無効を切り替える。さらに、情報端末本体の電源をオンにした時は、前記タッチパネルの入力機能は無効の状態であり、前記入力ペンを取り出す際の入力ペン取り出し検出信号を検出したときのみ前記タッチパネルの入力機能を有効に切り替えることを特徴とする。
【選択図】 図2
タッチパネルにより操作することが可能な情報端末では、タッチパネルの操作は情報端末に付属する入力ペンを使用して行うが、情報端末に付属する入力ペン以外のものを用いても、操作を行うことは可能であり、先端が硬いものや鋭利なものでタッチパネルを操作した場合の問題点として、タッチパネルの表面が傷つきタッチパネルの寿命を短縮させることが挙げられる。
【解決手段】
情報端末の入力ペン収納部に入力ペンの取り出しを検知する入力ペン検出装置を設け、入力ペン検出装置からの検出信号によりタッチパネルの入力機能の有効/無効を切り替える。さらに、情報端末本体の電源をオンにした時は、前記タッチパネルの入力機能は無効の状態であり、前記入力ペンを取り出す際の入力ペン取り出し検出信号を検出したときのみ前記タッチパネルの入力機能を有効に切り替えることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、タッチパネルからの入力機能を備えた情報端末に関するものである。
屋外での使用も考慮したPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistants)では、表示装置の表面に重ねて設置されたタッチパネルを入力ペンでタップすることにより、表示装置に表示されたアプリケーションを操作したり、手書き文字を入力したりすることが可能である。またタッチパネルは操作性の良さから、近年、携帯電話にも搭載されている。
通常、タッチパネルの入力機能により操作することが可能な情報端末では、タッチパネルの操作は情報端末に付属する専用の入力ペンを使用して行う。また、入力ペンは、使用者が使用していない時には、情報端末に備え付けられた入力ペン収納部に収納されており、使用者がタッチパネルの操作を行う時に入力ペン収納部より取り出される。
このようなタッチパネルを使用した従来技術では、通話中に身体の一部が接触した時の誤動作を防止するため、情報端末にタッチパネルの入力機能の有効/無効を切り替るための手段を備え、通話中にはタッチパネルによる入力を無効にする技術がある。(例えば、特許文献1参照)
また、他の従来技術には、タッチペンからの入力操作時の画面切り替えの簡略化のため、タッチパネル使用時に取り外す入力ペン兼用保護カバーの着脱を検出する着脱検出装置を設け、着脱に応じて表示モードを切り替える技術がある。(例えば、特許文献2参照)
特開平9−18566号公報
特開2001−22521号公報
また、他の従来技術には、タッチペンからの入力操作時の画面切り替えの簡略化のため、タッチパネル使用時に取り外す入力ペン兼用保護カバーの着脱を検出する着脱検出装置を設け、着脱に応じて表示モードを切り替える技術がある。(例えば、特許文献2参照)
ところで、タッチパネルの入力機能により操作することが可能な情報端末では、タッチパネルの操作は情報端末に付属する入力ペンを使用している。しかし、情報端末に付属する入力ペン以外のものを用いても操作を行うことは可能であり、例えばボールペンのようなものを用いても操作することは可能である。タッチパネルを情報端末に付属の入力ペン以外のもので操作する状況は、
(1)入力ペンを収納部に収納したまま取り外さないで、ボールペン等で操作する。
(2)入力ペンを紛失したりして見当たらないので、ボールペン等で操作する。
の2つの場合が考えられる。
(1)入力ペンを収納部に収納したまま取り外さないで、ボールペン等で操作する。
(2)入力ペンを紛失したりして見当たらないので、ボールペン等で操作する。
の2つの場合が考えられる。
このような状況において、ボールペンのような先端が硬いもの、あるいは、先端が鋭利なものでタッチパネルを操作した場合には、タッチパネルの表面が傷つきタッチパネルの寿命を短縮させるという問題が発生する。
しかしながら、上記特許文献1記載の従来技術では、使用者がタッチパネルの入力機能の有効/無効を自由に切り替えることができるので、使用者がタッチパネルの入力機能を有効としている場合、入力ペンを収納部に収納したまま取り外さない場合や入力ペンを紛失したりして見当たらない状況においても、使用者はボールペン等を使用してタッチパネルの操作を行うことが可能となってしまう。そのため、ボールペンのような先端が硬いもの、あるいは、先端が鋭利なものでタッチパネルを操作した場合には、タッチパネルの表面が傷つきタッチパネルの寿命を短縮させるという問題が発生する。
また、上記特許文献2記載の従来技術では、入力ペン兼用保護カバーが取り外されている場合には入力ペン使用時の表示モードとしている。そのため、上記した状況2)のような入力ペンをなくしたりして見当たらない場合にも、タッチパネルの入力機能は有効のままであるので、ボールペン等を使用してタッチパネルの操作を行うことが可能となってしまう。そのため、ボールペンのような先端が硬いもの、あるいは、先端が鋭利なものでタッチパネルを操作した場合には、タッチパネルの表面が傷つきタッチパネルの寿命を短縮させるという問題が発生する。
本発明の目的は、情報端末に付属する入力ペン以外のものでタッチパネルを操作することを防ぎ、ボールペンのような先端が硬いもの使用によるタッチパネルの表面の傷つきを防止することのできる情報端末を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明のタッチパネルのペン押下により操作情報を入力するペン入力端末のペン入力制御方法は、入力ペンが当該端末のペン収納部に収納されているか否かを検知するステップと、前記ペン収納部のペンの収納状態に応じてタッチパネルの入力機能の有効無効を設定するステップと、前記ペン収納部からのペンの取り出しを検知した時にタッチパネルの入力機能を有効に設定し、前記ペン収納部にペンを収容したことを検知した時にタッチパネルの入力機能を無効に設定するステップとを有するようにした。
さらに、前記ペン入力端末の電源オン時にタッチパネルの入力機能を無効に設定するステップと、前記タッチパネルの入力機能が無効に設定されたときに前記タッチパネルの入力機能が無効であることを通知するステップと、前記タッチパネルの入力機能が有効に設定されたときに前記タッチパネルの入力機能が無効であることの通知を取り消すステップとを有するようにした。
また、本発明のタッチパネルのペン押下により操作情報を入力するペン入力端末のペン入力制御方法は、入力ペンが当該端末のペン収納部に収納されているか否かを検知するステップと、前記ペン収納部のペンの収納状態に応じてタッチパネルの入力情報の有効無効を設定するステップと、タッチパネルの入力情報が無効に設定されているときにタッチパネルにペン押下により操作情報が入力された場合、前記タッチパネルの入力情報が無効であることを通知するステップとを有するようにした。
本発明によれば、付属の入力ペンを取り外したことを検出した時にのみタッチパネルの入力機能を有効にすることにより、情報端末に付属する入力ペン以外のものを用いてタッチパネルを操作することを防ぐことにより、ボールペンのような先端が硬いもの使用によりタッチパネルの表面が傷つき、タッチパネルの寿命が短縮すること防ぐことができる。
以下、本発明における情報端末の第1の実施例を図1〜図3を用いて説明する。
本発明における情報端末の構成及び動作について図1を用いて説明する。図1に、本発明における情報端末100の構成例を示したブロック図を示す。
本発明における情報端末の構成及び動作について図1を用いて説明する。図1に、本発明における情報端末100の構成例を示したブロック図を示す。
図1において、制御装置110は情報端末100全体の制御を行う装置であり、CPU(Central Processing Unit)などから構成される。また制御装置110はバスを介してプログラム格納装置120、メモリ130、表示機能部140、ペン入力装置150、入力装置160、入力ペン検出装置170と接続している。
プログラム格納装置120は制御装置110において実行されるプログラム、情報端末100を動作させるために必要なデータ及び表示用データなどをあらかじめ記憶している装置である。
メモリ130はプログラム実行領域とデータ記憶領域に分割されて利用される。プログラム実行領域は制御装置110により呼び出されたプログラム格納装置120に記憶されたプログラムを実行する領域である。データ記憶領域は使用者が作成したデータや使用者がインストールしたプログラムを記憶する領域である。
表示機能部140は、表示装置141、表示制御装置142、表示用メモリ143とから構成される。表示制御装置142はプログラム格納装置120に記憶された表示用データを呼び出し、呼び出したデータを表示制御装置142と接続された表示用メモリ143に一時的に記憶し、更に記憶したデータを表示する形式に変換し、連続的に表示装置141に送ることにより、表示装置141に情報を表示する装置である。表示用メモリ143は表示装置141に表示する画面を記憶するメモリであり、表示装置141に画面を表示するために高速な読み書きが可能である。使用者は表示装置141に表示された画面により、情報端末100の情報などを認識する。
ペン入力装置150は、表示装置141に重ねて設置されており、タッチパネル151、タッチパネル制御装置152とから構成される。タッチパネル151は縦軸と横軸の両端に電極を持つ抵抗膜から構成されており、使用者がその表面を入力ペン180でタップした時、押された位置で分圧した電圧値を出力する装置である。タッチパネル制御装置152は分圧された電圧値を読み取ることにより、タップされた位置座標を検出し、制御装置110に伝える。使用者が表示装置141に表示されたアイコンやボタンを入力ペン180でタップすることにより、制御装置110は使用者の入力に対応したプログラムをプログラム格納装置120より呼び出し、実行する。またタッチパネル制御装置152は制御装置110からの指示により、タッチパネル151の入力機能の有効/無効を切り替える。
入力装置160は使用者が情報端末100を操作する際に使用する操作部分であり、情報端末100の電源のオン/オフを切り替える電源ボタン161、表示装置141に表示された情報から任意の項目を選択するためのカーソルボタン162、表示装置141に表示された任意の項目を実行するための実行ボタン163から構成される。使用者が電源ボタン161、カーソルボタン162、実行ボタン163を押すことにより、制御装置110は使用者の入力に対応したプログラムをプログラム格納装置120より呼び出し、実行する。本ブロック図ではボタンが3つの場合を示しているが、これはボタンの数を限定するものではない。また必要に応じて任意のプログラムを実行するためのプログラムボタン、数字や文字を入力するためのキーボードや10キーを搭載することも可能である。さらに、ボタンの形状をダイヤル式に変更することも可能である。
入力ペン検出装置170は、入力ペン180を収納するためのスペースである入力ペン収納部171に設けられ、入力ペン180が入力ペン収納部171から取り出されたことや入力ペン180が入力ペン収納部171に収納されたことを検知し、結果を制御装置110に伝える。
入力ペン180は使用者が表示装置141に表示されたアイコンやボタンをタップするためのものであり、通常ペンの形状をしている。情報端末100は使用者が入力ペン180を使用しない間に入力ペン180を収納しておくことのできる入力ペン収納部171を備えており、使用者は必要に応じて入力ペン180を入力ペン収納部171に収納したり、取り出したりすることができる。
本実施例における情報端末100は本体内部に図1に示す制御装置110、プログラム格納装置120、メモリ130、表示制御装置142、表示用メモリ143、タッチパネル制御装置152、入力ペン検出装置170のブロックの機能を有する制御回路基板を備えており、その上面に表示装置141及び表示装置141の表面にタッチパネル151を重ねたタッチパネル一体型の表示装置を内蔵しており、本体外部に電源ボタン161、カーソルボタン162、実行ボタン163、入力ペン収納部171を配置しており、入力ペン収納部171の内部に入力ペン検出装置170を内蔵した構造となっている。
次に、情報端末100の動作を説明する。
まず、タッチパネル151の入力機能の有効/無効の切り替え方法について説明する。制御装置110は内部のタッチパネル制御メモリ(図示せず)に現在のタッチパネルの入力機能が有効であるか無効であるかの情報を保持しており、タッチパネルの入力機能の切り替えを行う際、このメモリの情報を参照して、有効/無効の切り替えを行う。タッチパネル制御メモリには情報端末100の電源がオンの状態で、入力ペン収納部171より入力ペン180が取り出された時にタッチパネル151の入力機能を有効にする情報が登録される。また、情報端末100の電源がオンの状態で、入力ペン収納部171に入力ペン180が収納された時にタッチパネル151の入力機能を無効にする情報が登録される。さらに、情報端末100の電源がオフされると、タッチパネル制御メモリに登録されている情報はリセットされ、タッチパネル151の入力機能を無効にする情報が登録される。
まず、タッチパネル151の入力機能の有効/無効の切り替え方法について説明する。制御装置110は内部のタッチパネル制御メモリ(図示せず)に現在のタッチパネルの入力機能が有効であるか無効であるかの情報を保持しており、タッチパネルの入力機能の切り替えを行う際、このメモリの情報を参照して、有効/無効の切り替えを行う。タッチパネル制御メモリには情報端末100の電源がオンの状態で、入力ペン収納部171より入力ペン180が取り出された時にタッチパネル151の入力機能を有効にする情報が登録される。また、情報端末100の電源がオンの状態で、入力ペン収納部171に入力ペン180が収納された時にタッチパネル151の入力機能を無効にする情報が登録される。さらに、情報端末100の電源がオフされると、タッチパネル制御メモリに登録されている情報はリセットされ、タッチパネル151の入力機能を無効にする情報が登録される。
さらに、情報端末100の動作を詳細に説明する。情報端末100の使用者が電源ボタン161を押すことにより、情報端末100の電源をオンにすることを要求すると、制御装置110は、情報端末100を起動する。また、情報端末100の使用者が電源ボタン161を押すことにより、情報端末100の電源をオフにすることを要求すると、制御装置110は、情報端末100の電源をオフにする。
入力ペン収納部171に入力ペン180が収納された状態、あるいは、入力ペン収納部171に入力ペン180が収納されていない状態で、情報端末100の使用者が電源ボタン161を押すことにより情報端末100の電源をオンにすることを要求した場合、情報端末100を起動した後、制御装置110はタッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能を無効にする情報を登録し、タッチパネル制御メモリに登録された無効にする情報を参照し、タッチパネル制御装置152にタッチパネル151の入力機能を無効にする指示を出し、タッチパネル制御装置152はタッチパネル151の入力機能を無効にする。同時に、制御装置110は、表示制御装置142に、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141に表示する指示を出す。表示制御装置142は、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141に表示する。
情報端末100の使用者が入力ペン収納部171より入力ペン180を取り出すと、入力ペン検出装置170は入力ペン180が取り出されたことを検知し、制御装置110に伝える。制御装置110は内部のタッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能を有効にする情報を登録した後、タッチパネル制御メモリに登録された有効にする情報を参照し、タッチパネル制御装置152にタッチパネル151の機能を有効にする指示を出し、タッチパネル制御装置152はタッチパネル151の入力機能を有効にする。同時に、制御装置110は、表示制御装置142に、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141から消去する指示を出す。表示制御装置142は、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141から消去する。ここで、タッチパネル151の入力機能が有効であることを通知する情報を表示装置141に表示するようにしても構わない。
タッチパネル151の入力機能が有効になると、使用者は入力ペン180を用いてタッチパネル151により、情報端末100を操作することが可能となる。また使用者はタッチパネル151の入力機能の有効/無効に関わらず、電源ボタン161、カーソルボタン162、実行ボタン163により、情報端末100を操作することが可能である。
情報端末100のタッチパネル151の入力機能が有効である状態で使用者が入力ペン180を入力ペン収納部171に収納すると、入力ペン検出装置170は入力ペン180が収納されたことを検知し、制御装置110に伝える。制御装置110はタッチパネル制御メモリにタッチパネル151を無効にする情報を登録する。制御装置110はタッチパネル制御メモリに登録された無効にする情報を参照し、タッチパネル制御装置152にタッチパネル151の入力機能を無効にする指示を出し、タッチパネル制御装置152はタッチパネル151の入力機能を無効にする。同時に、制御装置110は、表示制御装置142に、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141に表示する指示を出す。表示制御装置142は、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141に表示する。
タッチパネル151の入力機能が無効になった場合、使用者は入力装置160により、情報端末100を操作することが可能である。
本実施例で示したように入力ペン180の取り出しを検知し、タッチパネル制御メモリを参照してタッチパネル151の入力機能の有効/無効を切り替え、かつ、タッチパネル151の入力機能の有効/無効を使用者に通知することにより、入力ペン180を入力ペン収納部171に収納したまま取り出さない場合、入力ペン180を紛失したりして見当たらない場合においても、使用者がタッチパネル151を情報端末100に付属する入力ペン180以外のもので操作することを防ぎ、タッチパネル151の表面が傷つき、タッチパネル151の寿命が短縮することを防ぐことができる。
図2に示したフローチャートを用いてタッチパネルの入力機能の有効/無効を切り替える際の動作例を説明する。図2は、本発明における情報端末100の動作例を示したフローチャートである。
情報端末100の使用者が電源ボタン161を押し、情報端末100の電源をオンにすると本処理は開始される(ステップS401)。情報端末100は電源がオンになり起動した後、タッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能を無効にする情報を登録し、登録された無効にする情報を参照してタッチパネル151の入力機能を無効とし、表示装置141にタッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示する(ステップS402)。入力ペン180の収納有無確認処理(ステップS403)において、入力ペン検出装置170により入力ペン180が情報端末100の入力ペン収納部171に収納されていないことを検知した場合、処理は入力ペン収納確認処理(ステップS404)に移る。ステップS404において情報端末100の使用者が入力ペン180を情報端末100の入力ペン収納部171に収納したことを入力ペン検出装置170で検知すると、情報端末100はステップS402に戻りタッチパネル151の入力機能を無効とし、表示装置141にタッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示した後、入力ペン収納有無確認処理(ステップS403)に戻る。入力ペン収納確認処理(ステップS404)において、情報端末100の使用者が入力ペン180を情報端末100の入力ペン収納部171に収納しない場合、処理は情報端末100の電源オフ確認処理(ステップS407)に移る。
入力ペン180の収納有無確認処理(ステップS403)において、入力ペン検出装置170により入力ペン180が情報端末100の入力ペン収納部171に収納されていることを検知した場合、処理は入力ペン取出確認処理(ステップS405)に移る。ステップS405において情報端末100の使用者が入力ペン収納部171から入力ペン180を取り出したことを入力ペン検出装置170により検知した場合、情報端末100はステップS406においてタッチパネル151の入力機能を有効とし、表示装置141からタッチパネルの機能が無効であることを通知する情報を消去した後、処理は情報端末100の電源オフ確認処理(ステップS407)に移る。入力ペン取出確認処理(ステップS405)において情報端末100の使用者が入力ペン収納部171から入力ペン180を取り出さない場合、処理は情報端末の電源オフ確認処理(ステップS407)に移る。
情報端末100の電源オフ確認処理(ステップS407)において、情報端末100の使用者が情報端末100の電源をオフした場合、情報端末100の動作は終了する(ステップS408)。情報端末100の電源オフ確認処理(ステップS407)において、情報端末100の使用者が情報端末100の電源をオフしない場合、処理は入力ペン有無確認処理(ステップS403)に戻り、上記説明した処理を繰り返す。
以上述べたように、電源オン時にはタッチパネル151の入力機能を無効とし、その後情報端末100の使用者が入力ペン180を入力ペン収納部171より取り出したことを検知した場合にのみタッチパネル151の入力機能を有効にすることにより、入力ペン180を入力ペン収納部171に収納したまま取り出さない場合や入力ペン180を紛失したりして見当たらない場合には、タッチパネル151の入力機能を無効にすることができ、かつ、タッチパネル151の入力機能の有効/無効を使用者に通知することができるため、使用者がタッチパネル151を情報端末100に付属する入力ペン180以外のもので操作することを防ぎ、タッチパネル151の表面が傷つき、タッチパネル151の寿命が短縮することを防ぐことができる。
ここで、ステップS402におけるタッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報の表示例について図3を用いて説明する。図3に本発明におけるタッチパネル151の入力機能の状態を使用者に通知する表示例を示す。
図3に示すように使用者は表示装置141の右上に表示された「T/P無効」表示301を見ることにより、情報端末100のタッチパネル151の入力機能が無効であることを認識する。
尚、図3では表示装置141の右上に「T/P無効」と表示してあるが、表示場所、表示内容を限定するものではなく、また、表示装置141への表示以外にも、アラームライトの点滅などで通知することも可能である。
以下、本発明における情報端末100の第2の実施例を図1、2、4を用いて説明する。実施例1では、タッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能が無効である情報を保持している時は、タッチパネル151の入力機能は無効であり、タッチパネル151からの入力操作を受け付けないようにしていたが、実施例2では、タッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能が無効である情報を保持している時は、タッチパネル151の入力機能は有効であり、制御装置110はタッチパネル151からの入力操作を受け付けるが、受け付けた操作内容に対応したプログラムを実行せず、アラーム表示をするようにしている。
図1を用いて本発明における第2の実施例である情報端末100の動作を説明する。タッチパネル151の入力機能の有効/無効の切り替え方法は実施例1と同様である。また情報端末100の電源オン/オフの動作は実施例1と同様である。
入力ペン収納部171に入力ペン180が収納された状態、あるいは、入力ペン収納部171に入力ペン180が収納されていない状態で、情報端末100の使用者が電源ボタン161を押すことにより情報端末100の電源をオンにすることを要求した場合、情報端末100を起動した後、制御装置110はタッチパネル制御メモリにタッチパネル151を無効にする情報を登録する。同時に、制御装置110は、表示制御装置142に、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141に表示する指示を出す。表示制御装置142は、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141に表示する。
タッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能が無効である情報を保持している状態で、情報端末100の使用者がタッチパネル151より、情報端末100を操作した場合、制御装置110はタッチパネル制御装置152より使用者からの操作内容を伝えられると、使用者の操作内容に対応したプログラムを実行せず、表示制御装置142に、アラーム表示を表示装置141に表示する指示を出す。表示制御装置142は、アラーム表示を表示装置141に表示する。
その後、情報端末100の使用者が入力ペン収納部171より入力ペン180を取り出すと、入力ペン検出装置170は入力ペン180が取り出されたことを検知し、制御装置110に伝える。制御装置110は内部のタッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能を有効にする情報を登録する。同時に、制御装置110は、表示制御装置142に、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報及びアラーム表示の表示を表示装置141から消去する指示を出す。表示制御装置142は、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報及びアラーム表示を表示装置141から消去する。タッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能が有効である情報を保持している状態で、情報端末100の使用者がタッチパネル151より、情報端末100を操作した場合、制御装置110はタッチパネル制御装置152より使用者からの操作内容を伝えられると、使用者の操作内容に対応したプログラムを実行する。
情報端末100のタッチパネル151の入力機能が有効である状態で使用者が入力ペン180を入力ペン収納部171に収納すると、入力ペン検出装置170は入力ペン180が収納されたことを検知し、制御装置110に伝える。制御装置110はタッチパネル制御メモリにタッチパネル151を無効にする情報を登録する。同時に、制御装置110は、表示制御装置142に、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141に表示する指示を出す。表示制御装置142は、タッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示装置141に表示する。タッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能が無効である情報を保持している状態で、情報端末100の使用者がタッチパネル151より、情報端末100を操作した場合、制御装置110はタッチパネル制御装置152より使用者からの入力信号を伝えられると、使用者の入力に対応したプログラムを実行せず、表示制御装置142に、アラーム表示を表示装置141に表示する指示を出す。表示制御装置142は、アラーム表示を表示装置141に表示する。
本実施例では、アラーム表示を消去するタイミングについては、タッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能を有効にする情報が登録されると、アラーム表示を消去するようにしたが、入力ペン180を取り出してタッチパネル151の入力機能を有効とした後、情報端末100の使用者がタッチパネル151より、アラーム表示を消去する操作を行なうと、アラーム表示が消去されるようにしても構わない。さらには、アラーム表示を所定の時間表示し、所定時間後は消去するようにしても構わないし、タッチパネル151の入力機能の有効/無効に関わらず、入力装置160により、アラーム表示を消去することにしても構わない。
図2に示したフローチャートを用いて本発明におけ第2の情報端末100の動作例を説明する。実施例1との違いは、ステップS402において、情報端末100は、タッチパネル制御メモリにタッチパネル151の入力機能を無効にする情報を登録し、表示装置141にタッチパネル151の入力機能が無効であることを通知する情報を表示した後、使用者がタッチパネル151より、情報端末100を操作した場合、表示装置141にタッチパネル151からの入力操作ができないことを通知するアラーム表示をする点である。
図4に、本発明における情報端末100の第2の表示例を示す。図4に示すように、表示装置141にタッチパネル151からの入力操作ができないことのアラーム表示401を大きくすることにより、使用者がタッチパネル151からの入力操作ができないことを認識しやすくできる。そのため、さらにタッチパネル151の表面の傷つきを防止することができる。
以上、本発明における情報端末の構成例、動作例、タッチパネルの入力機能の状態の通知方法の実施例を示したが、本実施例は本発明を限定するものではなく本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限定されるものではない。
100…情報端末、110…制御装置、120…プログラム格納装置、
130…メモリ、140…表示機能部、141…表示装置、142…表示制御装置、
143…表示用メモリ、150…ペン入力装置、151…タッチパネル、
152…タッチパネル制御装置、160…入力装置、161…電源ボタン、
162…カーソルボタン、163…実行ボタン、170…入力ペン検出装置、
171…入力ペン収納部、180…入力ペン、301…「T/P無効」表示、
401…アラーム表示
130…メモリ、140…表示機能部、141…表示装置、142…表示制御装置、
143…表示用メモリ、150…ペン入力装置、151…タッチパネル、
152…タッチパネル制御装置、160…入力装置、161…電源ボタン、
162…カーソルボタン、163…実行ボタン、170…入力ペン検出装置、
171…入力ペン収納部、180…入力ペン、301…「T/P無効」表示、
401…アラーム表示
Claims (3)
- タッチパネルのペン押下により操作情報を入力するペン入力端末のペン入力制御方法において、
入力ペンが当該端末のペン収納部に収納されているか否かを検知するステップと、
前記ペン収納部のペンの収納状態に応じてタッチパネルの入力機能の有効無効を設定するステップと、
前記ペン収納部からのペンの取り出しを検知した時にタッチパネルの入力機能を有効に設定し、前記ペン収納部にペンを収容したことを検知した時にタッチパネルの入力機能を無効に設定するステップとを有することを特徴とするペン入力端末のペン入力制御方法。 - 請求項1記載のペン入力端末のペン入力制御方法において、さらに、
前記ペン入力端末の電源オン時にタッチパネルの入力機能を無効に設定するステップと、
前記タッチパネルの入力機能が無効に設定されたときに前記タッチパネルの入力機能が無効であることを通知するステップと、
前記タッチパネルの入力機能が有効に設定されたときに前記タッチパネルの入力機能が無効であることの通知を取り消すステップとを有することを特徴とする。 - タッチパネルのペン押下により操作情報を入力するペン入力端末のペン入力制御方法において、
入力ペンが当該端末のペン収納部に収納されているか否かを検知するステップと、
前記ペン収納部のペンの収納状態に応じてタッチパネルの入力情報の有効無効を設定するステップと、
タッチパネルの入力情報が無効に設定されているときにタッチパネルにペン押下により操作情報が入力された場合、前記タッチパネルの入力情報が無効であることを通知するステップとを有することを特徴とするペン入力端末のペン入力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006070157A JP2007249439A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | ペン入力端末のペン入力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006070157A JP2007249439A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | ペン入力端末のペン入力制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007249439A true JP2007249439A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38593691
Family Applications (1)
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JP2006070157A Pending JP2007249439A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | ペン入力端末のペン入力制御方法 |
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JP (1) | JP2007249439A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020183626A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | 株式会社ワコム | タッチパッド及びコンピュータ |
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2006
- 2006-03-15 JP JP2006070157A patent/JP2007249439A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020183626A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | 株式会社ワコム | タッチパッド及びコンピュータ |
JPWO2020183626A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | ||
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JP7187663B2 (ja) | 2019-03-12 | 2022-12-12 | 株式会社ワコム | タッチパッド及びコンピュータ |
US11782530B2 (en) | 2019-03-12 | 2023-10-10 | Wacom Co., Ltd. | Touch pad and computer |
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