JP2007248194A - 残留農薬測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照射光を通過させるために青果物の搬送路に設けた開口部からごみ等の異物が落下するのを防止する。
【解決手段】赤外分光光度計2と測定装置3とを備え、該測定装置3で青果物10にその搬送路途中に設けた開口部22aを通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計2で受光して青果物10表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置1において、前記青果物10を載置した載置台23を下方から搬送可能に支持する支持体31・31を搬送路を挟む両側に配置して搬送方向に延設し、搬送路面22bと載置台23との間に間隙32を設けた。
【選択図】図5
【解決手段】赤外分光光度計2と測定装置3とを備え、該測定装置3で青果物10にその搬送路途中に設けた開口部22aを通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計2で受光して青果物10表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置1において、前記青果物10を載置した載置台23を下方から搬送可能に支持する支持体31・31を搬送路を挟む両側に配置して搬送方向に延設し、搬送路面22bと載置台23との間に間隙32を設けた。
【選択図】図5
Description
本発明は、赤外分光光度計と測定装置とを備え、該測定装置で青果物にその搬送路途中に設けた開口部を通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計で受光して青果物表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置に関する。
従来から、青果物に赤外線からなる照射光を照射し、その反射光を分析することによって、青果物を破壊することなく、青果物表面の残留農薬の有無を判定する残留農薬測定装置が公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。このような残留農薬測定装置は赤外分光光度計と、該赤外分光光度計に付設する拡散反射装置や正反射装置などの測定装置とからなり、該測定装置上部の支持台上に載置台に載置した青果物の搬送路を形成し、下部の基台上に照射用ミラーや反射用ミラーなどを備えて構成されていた。そして、搬送路を搬送される青果物に当該搬送路途中に設けた支持台の開口部を通じて照射用ミラーにより照射光を照射して、残留農薬濃度などの測定を行うようになっていた。
特開2004−325135号公報
しかし、従来のような残留農薬測定装置では、青果物を載置した載置台を支持台に形成される青果物の搬送路に沿って搬送する際に、搬送路上にごみ等の異物が落ちていると、載置台が青果物に照射光を照射するために搬送手段で搬送路途中の開口部上方位置まで搬送される過程で、異物が載置台に押されて開口部から落下し、その下に配置された照射用ミラーなどに付着するなどしてこれらを汚して、測定精度に悪影響を与える不具合が生じる恐れがあった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、赤外分光光度計と測定装置とを備え、該測定装置で青果物にその搬送路途中に設けた開口部を通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計で受光して青果物表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置において、前記青果物を載置した載置台を下方から搬送可能に支持する支持体を搬送路を挟む両側に配置して搬送方向に延設し、搬送路面と載置台との間に間隙を設けたものである。
請求項2においては、前記支持体は青果物を載置した載置台を搬送可能とする搬送無端帯で構成したものである。
請求項3においては、前記支持体の高さを調節可能に構成したものである。
請求項4においては、前記搬送路を挟む両側に青果物を載置した載置台を搬送時に搬送路に沿って案内するガイド体を配設したものである。
請求項5においては、赤外分光光度計と測定装置とを備え、該測定装置で青果物にその搬送路途中に設けた開口部を通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計で受光して青果物表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置において、前記搬送路途中の開口部よりも上流側に異物落下用開口部を設けたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、青果物を載置した載置台が開口部上方の測定位置に向かって搬送路を搬送される際に、搬送路上にごみ等の異物が落ちていた場合でも、異物は間隙に入って載置台により開口部へ向けて押し出されることがなくなる。したがって、異物が搬送路から開口部を通じて落下し、その下に配置された照射光の照射用ミラーに付着するなどして汚すの防止することが可能となり、照射用ミラーの汚れによる悪影響を排除して測定精度の向上を図ることができる。
請求項2においては、支持体により搬送路面と載置台との間の間隙を維持しつつ、載置台を搬送することができ、さらに装置自体をコンパクトに構成することも可能となる。
請求項3においては、載置台に載せる青果物の種類や大きさなどに合わせて高さを調節して、焦点を青果物の下面に合わせることができ、測定精度を向上することができる。
請求項4においては、載置台の搬送時の横ブレ幅を一定に保ち、載置台上の青果物をできるだけ正確に焦点位置を通過させることができる。これにより、測定精度の向上を図ることが可能となる。
請求項5においては、青果物を載置した載置台が開口部上方の測定位置に向かって搬送路を搬送される際に、搬送路上にごみ等の異物が落ちていた場合でも、異物が載置台により開口部に向かって押されても当該開口部に至る前に異物落下用開口部から落とされることになる。そのため、異物が搬送路から開口部を通じて落下し、その下に配置された照射光の照射用ミラーに付着するなどして汚すの防止することが可能となり、照射用ミラーの汚れによる悪影響を排除して測定精度の向上を図ることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は残留農薬測定装置の平面図、図2は残留農薬測定装置の一部断面正面図、図3は残留農薬測定装置の一部断面右側面図、図4は第一実施例の落下防止手段を講じた測定装置上部の平面図、図5は第一実施例の落下防止手段を講じた測定装置上部の右側面図、図6は第二実施例の落下防止手段を講じた測定装置上部の平面図、図7は青果物を測定装置に搬送無端帯で搬送する場合の落下防止手段を講じた測定装置の正面図である。
本発明に係る残留農薬測定装置1は青果物10の表面に付着した残留農薬の種類を判定したり、残留農薬の量や濃度を測定したりするものである。また、青果物10はイチゴ、蜜柑、オレンジ、メロン、トマト、その他の果物類や野菜類の総称である。
図1、図2に示すように、本発明の残留農薬測定装置1は赤外分光光度計2と、該赤外分光光度計2に付設した測定装置3とからなり、赤外分光光度計2は投光部4や投光部4にて発した赤外線を分割し合成(干渉)して測定装置3へ投光する干渉計5、測定装置3からの光を受光して検知する検知手段6、検知手段6から得られた出力信号をデジタル信号に変換するAD変換器7、AD変換器7から送られてくる光の情報をスペクトル分析し残留農薬濃度などを演算する制御部8などから構成されている。
測定装置3は正反射装置などでもよいが、本実施例では拡散反射装置であり、前記干渉計5で合成された赤外線からなる照射光(図中、矢印A)を照射用ミラー12へと導く第一光路変更用ミラー11、第一光路変更用ミラー11により導かれた照射光(図中、矢印B)を反射してこれ(図中、矢印C)を上方に配置された青果物10の下表面に照射する照射用ミラー12、照射光が青果物10下表面で反射した反射光(図中、矢印D)を第二光路変更用ミラー14へと反射する反射用ミラー13、反射用ミラー13にて反射された反射光(図中、矢印E)を反射してこれ(図中、矢印F)を前記検知手段6へと投光する第二光路変更用ミラー14などから構成されている。
前記測定装置3において、第一光路変更用ミラー11と第二光路変更用ミラー14とは左右反対側に配置され、それぞれ基台15に立設された支持部材16・17に支持されている。照射用ミラー12と反射用ミラー13とは左右略中央に配置され、基台15に立設された支持部材18・19に支持されている。そして、これらの第一光路変更用ミラー11と、照射用ミラー12と、反射用ミラー13と、第二光路変更用ミラー14とが同程度の高さ位置で保持されるとともに、その角度が適切に調節されて、前記投光部4からの投光により照射光および反射光の光路が形成されるようになっている。
前記基台15の赤外分光光度計2側には支持壁21が立設され、該支持壁21の上部に青果物10を載置した載置台23を配置可能とする支持台22が基台15上方を覆うように固設されている。支持壁21の支持台22よりも下方の左右両側には開口部21a・21bがそれぞれ前後方向に開口され、前記干渉計5を介して投光部4から投光される照射光が開口部21aを通じて第一光路変更用ミラー11へと投光可能とされ、第二光路変更用ミラー14から投光される反射光が開口部21bを通じて前記検知手段6に投光可能とされている。
前記青果物10を載置する載置台23はその中央に青果物10の載置部23aを形成し、該載置部23aに青果物10を載置しその表面を傷めることなく搬送可能とするものであり、支持台22上に開口部21aよりも大きな径を有して配置される。載置台23は載置部23aを中央に向かうに従って低くなるすり鉢状の凹部とし、その形状(曲面)を青果物10の外形形状に合わせるとともに、その深さを青果物10の高さの半分程度として、青果物10が載置部23aから落下し難くなるように形成されている。
そして、前記支持台22の左右略中央で照射用ミラー12と反射用ミラー13の上方位置に平面視円形状の開口部22aが上下方向に開口されるとともに、支持台22上で青果物10を載置する載置台23の平面視略中央に位置する載置部23aの最も低い部分に当該載置部23aと連通するように開口部23bが上下方向に開口されて、照射用ミラー12で反射された照射光が開口部22a・23bを通じて支持台22上の載置台23に載置された青果物10の下表面に照射可能とされ、さらに該照射光が青果物10の下表面で反射した反射光が開口部22a・23bを通じて支持台22下方の反射用ミラー13に投光可能とされている。
ここで、青果物10は載置台23の載置部23aに開口部23bを塞ぐように載置され、この状態で当該青果物10の下表面に照射用ミラー12で反射された照射光が開口部22a・23bを通じて照射されるように構成されている。こうして、照射用ミラーおよび反射用ミラーから測定位置に位置する青果物10の下表面までの光路距離が常に一定とされ、予め調節した照射光の焦点位置に青果物の下面を測定ごとに配置して照射光を照射し、その反射光を反射用ミラー13で受光できるように構成されている。
そして、前記支持台22上に開口部22aから左右方向に延びる搬送路が形成されて、図示せぬ搬送手段で当該搬送路を通って測定前の青果物10を載置した載置台23が測定位置となる開口部22aの上方位置に左右一側から搬送され、測定後の青果物10を載置した載置台23が左右他側に搬送されるようになっている。
以上のように構成することにより、残留農薬測定装置1では青果物10を載置した載置台23が測定位置に搬送されると、制御部8の制御により赤外分光光度計2の投光部4から干渉計5を介して測定装置3の第一光路変更用ミラー11に照射光が投光され、これが第一光路変更用ミラー11にて反射された後、照射用ミラー12で反射されて、支持台22および載置台23の開口部22a・23bを通過して青果物10の下表面に照射される。そして、照射光が青果物10の下面で反射した反射光が支持台22および載置台23の開口部22a・23bを通過して反射用ミラー13で反射され、第二光路変更用ミラー14にて反射された後、赤外分光光度計2の検知手段6に受光される。
赤外分光光度計2では、測定装置3からの反射光が検知手段6で検知され、検知した情報がAD変換器7にてデジタル信号に変換され、該デジタル信号が制御部8へ送信される。そして、制御部8にて受信した反射光の時間関数としての波形が周波数の関数としてのスペクトルにフーリエ変換され、該スペクトルと残留農薬の種類ごとに予め実験的に得られた変換テーブルに基づいて、残留農薬の種類が判定され、また残留農薬の量や濃度などが測定される。こうして、残留農薬測定装置1で青果物10の残留農薬濃度などの測定が行われるようになっている。
ところで、前記測定装置3において、青果物10を載置した載置台23を支持台22に形成される青果物10の搬送路に沿って搬送する際に、支持台22上に直接配置して搬送すると従来と同様に測定した場合には、搬送路上にごみ等の異物30が落ちていると、載置台23が搬送手段で搬送路途中の支持台22に設けた開口部22a上方の測定位置まで搬送される過程で、異物30が載置台23に押されて開口部22aから落下し、その下方に配置された照射用ミラー12および反射用ミラー13に付着するなどしてこれらを汚して、測定精度に悪影響を与える不具合が生じる恐れがあった。
そこで本発明では、前記残留農薬測定装置1において、測定装置3に青果物10の搬送路から異物30が開口部22aを介して照射用ミラー12および反射用ミラー13へと落下するのを防止するための異物30落下防止手段を講じることで、前記不具合の解消が図られている。以下に、異物30落下防止手段を講じた測定装置3の構成について説明する。
測定装置3における青果物の搬送路は前述のように支持台22にその開口部22aから左右方向に延びるように形成されており、第一実施例の測定装置3では、図4および図5にも示すように、該搬送路を挟む前後両側にレールの如く支持体31・31が一定間隔をとって支持台22上に左右方向(搬送方向)に延設され、両支持体31・31の間に開口部22aが位置するように配置されている。なお、支持体31・31は搬送路途中の開口部22aよりも搬送上流側にのみ設ける構成としてもよい。
支持体31・31は所定高さを有しその上面は摩擦抵抗の小さい滑らかな板状部材からなり、その上に載置台23を搬送可能に配置して、これを搬送路面22b上方で所定の高さ位置に保持できるように構成されている。つまり、支持体31・31によって搬送路面22bと載置台23との間に当該支持体31・31の高さ分だけの間隙32が設けられるようになっている。該間隙32は、青果物10を載せた載置台23がシリンダ33などの搬送手段により支持台22の開口部22a上方の測定位置に向かって搬送路を搬送される際に、支持体31・31上を搬送するため、常に前後中央部において上下方向の空間が確保される。
このように赤外分光光度計2と測定装置3とを備え、該測定装置3で青果物10にその搬送路途中に設けた開口部22aを通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計2で受光して青果物10表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置1において、前記青果物10を載置した載置台23を下方から搬送可能に支持する支持体31・31を搬送路を挟む両側に配置して搬送方向に延設し、搬送路面22bと載置台23との間に間隙32を設けることで、測定装置3に異物30落下防止手段が講じられている。
これにより、青果物10を載置した載置台23がシリンダ33などの搬送手段により支持台22の開口部22a上方の測定位置に向かって搬送路を搬送される際に、搬送路上にごみ等の異物30が落ちていた場合でも、異物30は間隙32に入って載置台23により開口部22aへ向けて押し出されることがなくなる。したがって、異物30が搬送路から開口部22aを通じて落下し、その下に配置された照射用ミラー12や反射用ミラー13に付着するなどして汚すの防止することが可能となり、ミラー12・13の汚れによる悪影響を排除して測定精度の向上を図ることができる。
また、前記支持体31・31は青果物10を載置した載置台23を搬送可能とする搬送無端帯で構成することも可能である。この場合、支持体31・31は搬送路面22bと載置台23との間に当該支持体31・31の高さ分だけの間隙32を設ける手段と、搬送路上における載置台23の搬送手段を兼ねるものとなり、測定装置3では支持体31・31により間隙32を維持しつつ、載置台23を搬送することができ、装置自体をコンパクトに構成することも可能となる。
さらに、支持体31・31の高さが調節可能とされている。つまり、載置台23の高さ位置を調節して、焦点位置を変更可能とされている。たとえば、載置台23の載せ面の曲率半径と一致する青果物は少なく、微妙に焦点位置がずれることがある。そこで、青果物の種類や大きさ等に合わせて支持体31・31の高さを調節することで、焦点がちょうど青果物の下面に位置するようにして、全ての載置台23を変更することなく、支持体31・31の高さを変更するだけで済む構成とされている。なお、支持体31・31の高さを変更する手段として、支持台22と支持体31の間にシム等の薄板状体を挟んだり、左右両側にボルト等を回動して高さを変更したり、高さの異なる支持体31と取り換えたりするとことが可能である。
そして前記構成では、搬送路を形成する支持台22に搬送路両側の各支持体31・31上で搬送される載置台23を搬送路に沿ってガイドするためのガイド体36・36が、支持体31・31と平行にその外側に配置されて左右方向(搬送方向)に延設されている。両ガイド体36・36は搬送路側面が載置台23の外周面と当接する程度の間隔をとってそれぞれ支持体31・31に取り付けられている。
このように、搬送路を挟む両側に青果物10を載置した載置台23を搬送時に搬送路に沿って案内するガイド体36・36を配設したので、測定装置3では載置台23の搬送時の搬送方向に対する横ブレ幅を一定に保ち、載置台23上の青果物10をできるだけ正確に焦点位置を通過させることができる。これにより、測定精度の向上を図ることが可能となる。
図6に示すように、第二実施例の測定装置3では、支持台22に形成される搬送路の開口部22aよりも右側、つまり搬送上流側に少なくとも一つの異物30落下用開口部22cが設けられている。該異物30の落下用開口部22cは開口部22aよりも前後方向(搬送方向に対して直角方向)に長い大きさとして上下方向に貫通開口され、支持台22下方の基台15上に配置される第一光路変更用ミラー11や照射用ミラー12および反射用ミラー13などの照射光の光路を形成する部材と平面視で重複しないように配置されている。
このように赤外分光光度計2と測定装置3とを備え、該測定装置3で青果物10にその搬送路途中に設けた開口部22aを通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計2で受光して青果物10表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置1において、搬送路途中の開口部22aよりも上流側に開口部を設けることで、測定装置3に異物30落下防止手段が講じられている。
したがって、青果物10を載置した載置台23がシリンダ33などの搬送手段により支持台22の開口部22a上方の測定位置に向かって搬送路を搬送される際に、搬送路上にごみ等の異物30が落ちていた場合、異物30が載置台23により開口部22aに向かって押されても当該開口部22aに至る前に異物30落下用開口部22cから落とされることになる。そのため、異物30が搬送路から開口部22aを通じて落下し、その下に配置された照射用ミラー12や反射用ミラー13に付着するなどして汚すの防止することが可能となり、ミラー12・13の汚れによる悪影響を排除して測定精度の向上を図ることができる。
また、図7に示すように、測定装置3の搬送路に青果物10を載置した載置台23が搬送無端帯38などで搬送される場合には、支持台22から搬送無端帯38の端部を受継可能な距離だけ離して配置し、該支持台22と搬送無端帯38との間に間隙39を設けて、測定装置3に対し落下防止手段が講じられる。これにより、載置台23が搬送無端帯38で測定装置3の搬送路に搬送される際に、搬送無端帯38上にごみ等の異物30が落ちていても、異物30は測定装置3の搬送路に至る前に間隙39から落とされ、測定装置3の搬送路に搬送されなくなるため、搬送路途中の開口部22aへの異物の落下を防止することが可能となる。
1 残留農薬測定装置
2 赤外分光光度計
3 外部測定装置
10 青果物
22a 開口部
22b 搬送路面
22c 異物落下用開口部
23 載置台
30 異物
31 支持体
36 ガイド体
2 赤外分光光度計
3 外部測定装置
10 青果物
22a 開口部
22b 搬送路面
22c 異物落下用開口部
23 載置台
30 異物
31 支持体
36 ガイド体
Claims (5)
- 赤外分光光度計と測定装置とを備え、該測定装置で青果物にその搬送路途中に設けた開口部を通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計で受光して青果物表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置において、
前記青果物を載置した載置台を下方から搬送可能に支持する支持体を搬送路を挟む両側に配置して搬送方向に延設し、搬送路面と載置台との間に間隙を設けたことを特徴とする残留農薬測定装置。 - 前記支持体は青果物を載置した載置台を搬送可能とする搬送無端帯で構成したことを特徴とする請求項1に記載の残留農薬測定装置。
- 前記支持体の高さを調節可能に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の残留農薬測定装置。
- 前記搬送路を挟む両側に青果物を載置した載置台を搬送時に搬送路に沿って案内するガイド体を配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のいずれか一項に記載の残留農薬測定装置。
- 赤外分光光度計と測定装置とを備え、該測定装置で青果物にその搬送路途中に設けた開口部を通じて下方から照射光を照射し、その反射光を赤外分光光度計で受光して青果物表面に付着した残留農薬濃度などを測定する残留農薬測定装置において、
前記搬送路途中の開口部よりも上流側に異物落下用開口部を設けたことを特徴とする残留農薬測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006070645A JP2007248194A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 残留農薬測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2006-03-15 JP JP2006070645A patent/JP2007248194A/ja active Pending
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