JP2007247657A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置及びその組立方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 位置決め手段を、リアプレート13に設けられた位置決めピン34と、前記ハウジング本体11に設けられて、前記位置決めピン34が係合されることにより、ロックピストン30とロック穴31の前記ハウジング5円周方向の位置決めを行う位置決め凹部33とによって構成し、第1ベーン22の先端部の少なくとも前記一つのシュー側に切欠部22aを形成する一方、該切欠部に対向するシューの側部側に肉盛り部18を形成し、前記位置決め凹部を、前記肉盛り部に設け、他方を、前記リアプレートに設けた。
【選択図】 図2
Description
2…カムシャフト
3…位相変換機構
4…油圧回路
5…ハウジング
7…ベーン部材
8…シュー
9…遅角油室
10…進角油室
22…第1ベーン
23・24…第2ベーン
25・26…第3ベーン
29…摺動用孔
30…ロックピストン
31…ロック穴
W1…第1ベーンの巾
W2…第2ベーンの巾
W3…第3ベーンの巾
Claims (11)
- クランクシャフトによって回転駆動するハウジングと、
該ハウジングの筒状のハウジング本体の内周面に周方向へ所定間隔をおいて突設された複数のシューと、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング内に回転自在に設けられて、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有するベーン部材と、
前記5枚のベーンのうち周方向幅が他の4枚のベーンより大きい第1ベーンの内部に進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに形成されて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
機関運転状態に応じて前記ロックピストンとロック穴との係合あるいは係合を解除する係脱機構と、
前記第1ベーンの側面に対向する前記一つのシューが位置する前記ハウジング本体の所定部位と前記プレートとの間に設けられ、前記ロックピストンとロック穴の前記ハウジング円周方向の位置決めを行う位置決め手段と、
を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記位置決め手段を、前記プレートまたは前記ハウジング本体のいずれか一方に設けられた位置決め凸部と、前記いずれか他方に設けられて、前記位置決め凸部が係合されることにより、前記ロックピストンとロック穴の前記ハウジング円周方向の位置決めを行う位置決め凹部とによって構成し、
前記第1ベーンの先端部の少なくとも前記一つのシューに対向する側に切欠部を形成する一方、該切欠部に対向するシューの側部側に肉盛り部を形成し、
前記位置決め凸部と位置決め凹部のいずれか一方を、前記ハウジング本体の肉盛り部に設けると共に、他方を、前記プレートに設けたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - クランクシャフトによって回転駆動するハウジングと、
該ハウジングの筒状のハウジング本体の内周面に周方向へ所定間隔をおいて突設された複数のシューと、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング内に回転自在に設けられて、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有するベーン部材と、
前記5枚のベーンのうち周方向幅が他の4枚のベーンより大きい第1ベーンの内部に進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに形成されて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
機関運転状態に応じて前記ロックピストンとロック穴との係合あるいは係合を解除する係脱機構と、を備え、
前記第1ベーンの側面に対向する前記一つのシューが位置する前記ハウジング本体の所定部位と前記プレートとの間に、前記ロックピストンとロック穴の前記ハウジング内周方向の位置決め手段を設け、
前記位置決め手段を、前記プレートまたはハウジング本体のいずれか一方に設けられた第1位置決め凹部と、前記いずれか他方に設けられて、前記第1位置決め凹部と対向する第2位置決め凹部とから構成し、
前記第1ベーンの先端部の少なくとも前記一つのシューに対向する側に切欠部を形成する一方、該切欠部に対向する前記シューの側部側に肉盛り部を形成し、
前記第1,第2位置決め凹部のいずれか一方を、前記ハウジング本体のシューの肉盛り部に設けると共に、他方を、前記プレートに設け、
前記ハウジング本体に対する前記プレートの組立時に、前記第1、第2位置決め凹部に跨って位置決め用治具を嵌合して前記ハウジング円周方向の位置決めを行うと共に、組み付け完了後に、前記第1,第2位置決め凹部から前記位置決め用治具を取り外すようにしたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組立方法。 - クランクシャフトによって回転駆動する筒状のハウジング本体と、
該ハウジング本体の内周面に突設された複数のシューと、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング本体と相対回転するように設けられ、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有し、該各ベーンと前記各シューとの間に進角油室と遅角油室とを隔成するベーン部材と、
前記各ベーンのうち最も周方向幅の大きな第1ベーンの内部から進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに設けられて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
前記ハウジング本体の外周面であって、前記第1ベーンと対向する前記シューの周方向範囲内に形成され、前記外周面に開口するように形成された凹部と、
前記プレートの前記凹部と軸方向から対向する位置であって、前記ロックピストンがロック穴と係合あるいは係合解除される位置で前記ハウジング本体と前記プレートの円周方向の位置が決定されるように設けられた位置決め凸部と、
を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - クランクシャフトから回転力が伝達される筒状のハウジング本体と、
該ハウジング本体の内周面に突設された複数のシューと、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング本体と相対回転するように設けられ、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有し、該各ベーンと前記各シューとの間に進角油室と遅角油室とを隔成するベーン部材と、
前記各ベーンのうち最も周方向幅の大きな第1ベーンの内部から進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに設けられて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
前記ハウジング本体の外周面であって、前記第1ベーンの側面と対向する前記シューの周方向範囲内に形成され、前記外周面に開口するように形成された第1位置決め凹部と、
前記プレートの前記第1位置決め凹部と軸方向から対向する位置であって、前記ロックピストンがロック穴と係合あるいは係合解除される位置で前記ハウジング本体と前記プレートの円周方向の位置が決定されるように設けられた第2位置決め凹部と、を備え、
前記ハウジング本体に対する前記プレートの組立時に、前記第1、第2位置決め凹部に跨って位置決め用治具を嵌合して前記ハウジング円周方向の位置決めを行うと共に、組み付け完了後に、前記第1,第2位置決め凹部から前記位置決め用治具を取り外すようにしたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組立方法。 - クランクシャフトから回転力が伝達される筒状のハウジング本体と、
該ハウジング本体の内周面に突設された複数のシューと、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング本体と相対回転するように設けられ、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有し、該各ベーンと前記各シューとの間に進角油室と遅角油室とを隔成するベーン部材と、
前記各ベーンのうち最も周方向幅の大きな第1ベーンの内部から進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに設けられて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
前記ハウジング本体の外周面であって、前記第1ベーンの側面と対向する前記シューの周方向範囲内に形成され、前記外周面に開口するようにほぼ矩形状に形成された凹部と、
前記プレートの前記凹部と軸方向から対向する位置であって、前記ロックピストンがロック穴と係合あるいは係合解除される位置で前記ハウジング本体と前記プレートの円周方向の位置が決定されるように設けられた位置決め凸部と、
を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - クランクシャフトから回転力が伝達される筒状のハウジング本体と、
該ハウジング本体の内周面に突設された複数のシューと、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング本体と相対回転するように設けられ、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有し、該各ベーンと前記各シューとの間に進角油室と遅角油室とを隔成するベーン部材と、
前記各ベーンのうち最も周方向幅の大きな第1ベーンの内部から進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに設けられて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
前記ハウジング本体の外周面であって、前記第1ベーンと対向する前記シューの周方向範囲内に形成され、前記外周面に開口するようにほぼ矩形状に形成された第1位置決め凹部と、
前記プレートの前記第1位置決め凹部と軸方向から対向する位置に設けられた第2位置決め凹部とを有し、
前記ハウジング本体に対する前記プレートの組立時に、前記第1、第2位置決め凹部に跨って位置決め用治具を嵌合して前記ハウジング円周方向の位置決めを行うと共に、組み付け完了後に、前記第1,第2位置決め凹部から前記位置決め用治具を取り外すようにしたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組立方法。 - クランクシャフトから回転力が伝達される筒状のハウジング本体と、
該ハウジング本体の内周面に突設された複数のシューと、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング本体と相対回転するように設けられ、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有し、該各ベーンと前記各シューとの間に進角油室と遅角油室とを隔成するベーン部材と、
前記各ベーンの先端面に形成されたシール溝に嵌着され、前記ハウジング本体の内周面に摺接するシール部材と、
前記各ベーンのうち最も周方向幅の大きな第1ベーンであって、前記シール部材と周方向にオフセットした位置の内部から進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに設けられて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
前記ハウジング本体の外周面であって、前記第1ベーンの周方向両側に設けられた前記シューのうち前記シール部材よりも前記ロックピストン側のシューの周方向範囲内に形成され、前記外周面に開口するように形成された凹部と、
前記プレートの前記凹部と軸方向から対向する位置であって、前記ロックピストンがロック穴と係合あるいは係合解除される位置で前記ハウジング本体と前記プレートの円周方向の位置が決定されるように設けられた位置決め凸部と、
を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - クランクシャフトから回転力が伝達される筒状のハウジング本体と、
該ハウジング本体の内周面に突設された複数のシューと、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング本体と相対回転するように設けられ、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有し、該各ベーンと前記各シューとの間に進角油室と遅角油室とを隔成するベーン部材と、
前記各ベーンの先端面に形成されたシール溝に嵌着され、前記ハウジング本体の内周面を摺接するシール部材と、
前記各ベーンのうち最も周方向幅の大きな第1ベーンであって、前記シール部材と周方向へオフセットした位置の内部から進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに設けられて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
前記ハウジング本体の外周面であって、前記第1ベーンの周方向両側に設けられた前記シューのうち前記シール部材よりも前記ロックピストン側のシューの周方向範囲内に形成され、前記外周面に開口するように形成された第1位置決め凹部と、
前記プレートの前記第1位置決め凹部と軸方向から対向する位置に設けられた第2位置決め凹部とを有し、
前記ハウジング本体に対する前記プレートの組立時に、前記第1、第2位置決め凹部に跨って位置決め用治具を嵌合して前記ハウジング円周方向の位置決めを行うと共に、組み付け完了後に、前記第1,第2位置決め凹部から前記位置決め用治具を取り外すようにしたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組立方法。 - クランクシャフトから回転力が伝達される筒状のハウジング本体と、
該ハウジング本体の内周面に突設された複数のシューと、
前記シューに軸方向から貫通するように設けられたボルト挿通孔と、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
前記シューのボルト挿通孔を挿通して前記ハウジング本体と前記プレートとを結合するボルトと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング本体と相対回転するように設けられ、周方向に位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有し、該各ベーンと前記各シューとの間に進角油室と遅角油室とを隔成するベーン部材と、
前記各ベーンのうち最も周方向幅の大きな第1ベーンの内部から進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに設けられて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
前記ハウジング本体の外周面であって、前記第1ベーンの側面と対向する前記シューの周方向範囲内で、かつ前記ボルト挿通孔よりも前記ロックピストンが設けられたベーン側に偏倚して形成されて、前記外周面に開口するように形成された凹部と、
前記プレートの前記凹部と軸方向から対向する位置であって、前記ロックピストンがロック穴と係合あるいは係合解除される位置で前記ハウジング本体と前記プレートの円周方向の位置が決定されるように設けられた位置決め凸部と、
を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - クランクシャフトから回転力が伝達される筒状のハウジング本体と、
該ハウジング本体の内周面に突設された複数のシューと、
前記シューに軸方向から貫通するように設けられたボルト挿通孔と、
前記ハウジング本体の少なくとも一端を閉塞するプレートと、
前記シューのボルト挿通孔を挿通して前記ハウジング本体と前記プレートとを結合するボルトと、
カムシャフトに連結されかつ前記ハウジング本体と相対回転するように設けられ、周方向の位置に径方向へ延設された5枚のベーンを有し、該各ベーンと前記各シューとの間に進角油室と遅角油室とを隔成するベーン部材と、
前記各ベーンのうち最も周方向幅の大きな第1ベーンであって、前記シール部材と周方向へオフセットした位置の内部から進退自在に設けられたロックピストンと、
前記プレートに設けられて、前記ロックピストンが係合するロック穴と、
前記ハウジング本体の外周面であって、前記第1ベーンの側面に対向する前記シューの周方向範囲内で、かつ前記ボルト挿通孔よりも前記第1ベーン側に偏倚して形成され、前記外周面に開口するように形成された第1位置決め凹部と、
前記プレートの前記第1位置決め凹部と軸方向から対向する位置に設けられた第2位置決め凹部とを有し、
前記ハウジング本体に対する前記プレートの組立時に、前記第1、第2位置決め凹部に跨って位置決め用治具を嵌合して前記ハウジング円周方向の位置決めを行うと共に、組み付け完了後に、前記第1,第2位置決め凹部から前記位置決め用治具を取り外すようにしたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組立方法。
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JP2011058365A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
JP2015078672A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
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