JP2007247508A - 筒内噴射式火花点火内燃機関 - Google Patents

筒内噴射式火花点火内燃機関 Download PDF

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Abstract

【課題】後期燃焼のみならず前期燃焼をも改善できる筒内噴射式火花点火内燃機関を提供する。
【解決手段】筒内噴射式火花点火内燃機関1は、気筒3内に噴射された燃料を点火プラグ6にて所定の点火時期に着火するものであり、吸気ポート7が位置する吸気側から排気ポート8が位置する排気側に向かって気筒3の中心線を横切る方向に流れる第1気流f1が供給されるように気筒3内に空気を噴射するとともに、気筒3の内周面に沿う方向に流れる第2気流f2が供給されるように気筒3内に空気を噴射する気液噴射装置20を備えている。そして、点火時期の前に第1気流f1が供給され、かつその点火時期の後に第2気流f2が供給されるように気液噴射装置20を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料を気筒内に直接噴射して点火プラグにて着火する筒内噴射式火花点火内燃機関に関する。
筒内噴射式火花点火内燃機関として、気筒の内周面に沿う方向に高圧空気を噴射可能な複数の噴孔を有したリングをシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に挟み込んだものがある(特許文献1)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2〜5が存在する。
特開2004−3428号公報 特開2003−49650号公報 特開2000−179433号公報 特開2005−61268号公報 特開2005−30321号公報
特許文献1の内燃機関は複数の噴孔から高圧空気を噴射させて気筒の内周面付近に乱流を形成し、その乱流により火炎伝播速度を加速してノッキングを防止する。しかしながら、この内燃機関は高圧空気の噴射によってノッキングを防止できる反面、その高圧空気の噴射により気筒内に形成されるタンブルを阻害する。従って、この内燃機関では、その高圧空気の噴射を燃焼期間の前半に相当する前期燃焼(0〜10%燃焼期間)の改善に利用することができず、その高圧空気の噴射によって燃焼期間の後半に相当する後期燃焼(10〜90%燃焼期間)を改善できるにすぎない。
そこで、本発明は、後期燃焼のみならず前期燃焼をも改善できる筒内噴射式火花点火内燃機関を提供することを目的とする。
本発明の筒内噴射式火花点火内燃機関は、気筒内に燃料を直接噴射する燃料噴射手段を有し、前記気筒内に噴射された燃料を点火プラグにて所定の点火時期に着火する筒内噴射式火花点火内燃機関において、吸気ポートが位置する吸気側から排気ポートが位置する排気側に向かって前記気筒の中心線を横切る方向に流れる第1気流が供給されるように前記気筒内に気体を噴射する第1気流供給手段と、前記気筒の内周面に沿う方向に流れる第2気流が供給されるように前記気筒内に気体を噴射する第2気流供給手段と、前記点火時期の前に前記第1気流が供給され、かつ当該点火時期の後に前記第2気流が供給されるように、前記第1気流供給手段及び前記第2気流供給手段をそれぞれ制御する気流制御手段と、を備えることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
この内燃機関によれば、点火時期の前に第1気流が供給され、その後に第2気流が供給される。第1気流の供給によって吸気ポートから導入された吸気流で形成されるタンブルを強化することができるので前期燃焼が改善され、さらに第2気流の供給によって気筒の内周壁付近に乱流が生じ火炎伝播速度が加速されるのでノッキングを防止できる。つまり、この内燃機関によれば前期燃焼のみならず後期燃焼をも改善することが可能となる。なお、本発明においては、点火時期の後に第1気流が供給されること、点火時期の前に第2気流が供給されることを排除するものではない。つまり、第1気流と第2気流とが同時に供給される期間が存在してもよい。また、第1気流と第2気流とがとも供給されていない期間が存在してもよい。つまり、本発明は第1気流の供給終了後、所定期間経過後に第2気流が供給される態様を排除するものではない。
本発明の内燃機関においては、前記燃料噴射手段による燃料の噴射方向と前記第1気流供給手段による気体の噴射方向とが略平行で、かつ気体の噴射位置が燃料の噴射位置よりも前記気筒の中心線方向に関して下方に位置するように前記燃料噴射手段と前記第1気流供給手段とがそれぞれ配置されていてもよい(請求項2)。この態様によれば、第1気流によって、燃料噴射手段にて噴射された燃料が気筒の中心線方向の下方へ広がることを抑制できる。そのため、気筒の内周面及びピストンの頂面で構成される燃焼室への燃料付着、特にピストン頂面への燃料付着を効果的に防止することができるようになる。
また、本発明の内燃機関においては、前記燃料噴射手段と、前記第1気流供給手段と、前記第2気流供給手段とが組み合わされ、かつ、前記燃料の噴射、前記第1気流の供給及び前記第2気流の供給をそれぞれ独立して実行可能に構成された気液噴射装置を備えてもよい(請求項3)。この態様によれば、一つの気筒に対する燃料の噴射と、第1気流の供給と、第2気流の供給とが一つの気液噴射装置にて実現できる。そのため、燃料噴射手段、第1気流供給手段及び第2気流供給手段をそれぞれ別装置で構成する場合と比較して、部品点数を削減できるとともに組み付けコストの増大を抑制できる。
以上説明したように、本発明の内燃機関の制御装置によれば、吸気側から排気側に向かって気筒の中心線を横切る方向に流れる第1気流を点火時期の前に、気筒の内周面に沿う方向に流れる第2気流を点火時期の後にそれぞれ供給するようにしたので、第1気流の供給によってタンブルを強化し、かつ第2気流の供給によってノッキングを防止できる。よって、前期燃焼のみならず後期燃焼をも改善することができるようになる。
図1は本発明が適用される内燃機関の一実施形態を示している。図1の筒内噴射式火花点火内燃機関(以下内燃機関という)1は4サイクル式のガソリンエンジンとして構成されており、そのシリンダブロック2には複数の気筒3(図1では一つのみ示す。)が形成されている。各気筒3にはピストン4が上下動自在に挿入される。ピストン4の頂面には凹部4aが形成されているが、その頂面がフラットな形状でもよい。各気筒3の開口部はシリンダヘッド5にて閉じられ、そのシリンダヘッド5には点火プラグ6がその電極部を各気筒3の略中心線上に位置させて取り付けられている。シリンダヘッド5には、点火プラグ6を挟むようにして吸気ポート7及び排気ポート8が気筒3毎に設けられるとともに、その吸気ポート7を開閉する吸気バルブ9と、排気ポート8を開閉する排気バルブ10とが1つの気筒3に対して2本ずつ取り付けられている。なお、点火プラグ6の位置からみたときに2本の吸気バルブ9は図1の紙面と直交する方向に関して左右対称に配置されるが、図1では片側の吸気バルブ9のみを示している。排気バルブ10についても吸気バルブ9と同様に気筒3の中心位置を挟んで左右対称に並べられる。
また、シリンダヘッド5には、燃料と、気体としての空気とを噴射可能な気液噴射装置20がその先端部21を気筒3内に露出させるようにして各気筒3に一つずつ設けられている。なお、図1では一つの気液噴射装置20のみが図示されている。気液噴射装置20への燃料の供給は燃料供給装置(不図示)にて行われ、気液噴射装置20への空気の供給は空気供給装置30にて行われる。空気供給装置30は、エアクリーナ(不図示)にて濾過された空気を加圧するエアポンプ31と、エアポンプ31にて圧送された空気を加圧状態で保持する蓄圧タンク32と、気液噴射装置20と蓄圧タンク32とを接続する空気供給通路33とを備えている。空気供給通路33は、各気筒3の並び方向に延びるデリバリ部33aと、各気液噴射装置20とデリバリ部33aとを接続する複数の分岐部33bとを有している。これにより、デリバリ部33aに導かれた空気は分岐部33bを介して気筒3毎に設けられた気液噴射装置20に分配される。
図2及び図3は気液噴射装置20が燃料及び空気を噴射する状態を模式的に示し、図2は図1に示した気筒3の上部を拡大した縦断面模式図であり、図3は気筒3の周辺をその中心線方向の上方から示した平面図である。これらの図に示すように、気液噴射装置20は、気筒3の中心線CLを横切る方向に延びる燃料噴霧f0と、吸気側から排気側に向かってその中心線CLを横切る方向に流れる第1気流f1と、気筒3の内周面に沿う方向に流れる第2気流f2とをそれぞれ気筒3内に供給できるように構成されている。
図4は気液噴射装置20の先端部21を拡大した斜視図である。図4に示すように、その先端部21には3つの噴孔21a、21b、21cが形成されている。噴孔21a及び噴孔21bは先端部21の長手方向と略同方向にそれぞれ開口し、噴孔21cは先端部21の長手方向と交差する方向に開口している。これらの噴孔21a、21b、21cのうち、噴孔21aから燃料が噴射されることにより燃料噴霧f0が、噴孔21bから空気が噴射されることにより第1気流f1が、噴孔21cから空気が噴射されることにより第2気流f2がそれぞれ気筒3内に供給されるようになっている。図示を省略したが、気液噴射装置20は各噴孔21a、21b、21cに連通する通路を有し、これらの通路には燃料が燃料供給装置にて、空気が空気供給装置30にてそれぞれ供給される。そして、気液噴射装置20はこれらの通路をそれぞれ開閉できる駆動機構(不図示)を具備している。その駆動機構が適宜操作されることにより、気液噴射装置20は燃料噴霧f0、第1気流f1及び第2気流f2の供給をそれぞれ独立して実現できる。こうして気液噴射装置20は、本発明に係る燃料噴射手段、第1気流供給手段及び第2気流供給手段としてそれぞれ機能することができる。
図2及び図4に示すように、気液噴射装置20の噴孔21aから燃料が噴射される噴射方向と、噴孔21bから空気が噴射される噴射方向とが略平行になっており、しかも第1気流f1を供給するための噴孔21bは、燃料が噴射される噴孔21aよりも中心線CL方向に関して下方に位置している。そのため、噴孔21aから燃料が噴射されている状態で、噴孔21bから空気を噴射することにより、中心線CL方向の下方への燃料噴霧f0の広がりが抑えられ、燃焼室の内壁、特にピストン4の頂面への燃料付着を抑制できる。
図1に示すように、気液噴射装置20の制御は、内燃機関1の運転状態を適正に制御するために設けられたエンジンコントロールユニット(ECU)40にて行われる。ECU40は、マイクロプロセッサ、及びその動作に必要なROM、RAM等の周辺装置を備えた周知のコンピュータで、ECU40には内燃機関1の運転状態を検出するために各種センサが接続されている。例えば、ECU40には内燃機関1のクランク軸の回転速度を検出するためのクランク角センサ41及び吸入空気量を検出するためのエアフローメータ42等が接続されている。
ECU40は各種センサの出力信号を参照して、運転状態に適した燃料噴射量、燃料噴射時期、燃料噴射期間及び点火時期等の運転パラメータを演算し、その演算結果に応じて内燃機関1の各部を制御する。これらの制御は周知の方法にて実現されている。例えば、点火時期については、内燃機関1の回転速度が大きくなるほど点火時期を進角するようにECU40が制御している。また、ECU40は通常運転時には吸気行程中に燃料が噴射されるように気液噴射装置20を制御するが、冷間始動から所定期間においては触媒(不図示)の暖機向上を図るため圧縮行程中に燃料が噴射されるように気液噴射装置20を制御している。その他、本発明の要旨と直接関係しない制御については、詳細な説明を省略する。
図5は、気液噴射装置20に対する制御の一例を示したタイミングチャートである。この図において横軸はクランク角を示し、その原点は圧縮行程上死点を示す。この図に示すように、燃料噴射期間T0は吸気バルブ9が開かれている吸気行程中に設定されており、点火時期θfは上死点前20°CA近辺に設定されている。そして、第1気流f1の供給開始時期θ1sは点火時期θfよりも前に設定され、供給終了時期θ1eは点火時期と同時期に設定される。更に言えば、供給開始時期θ1sは燃料噴射が終了する前、つまり燃料噴射期間T0中に設定される。従って、燃料噴射と第1気流fの供給とが同時に実行される期間が存在する。それにより、ピストン4の頂面への燃料付着が防止される。また、第2気流f2の供給開始時期θ2sは点火時期θfと同時期に設定され、供給終了時期θ2eは点火時期θfよりも後で、かつ排気バルブ10が開かれる前に設定される。つまり、図5に示した形態では、点火時期θfを境にして第1気流f1から第2気流f2へ気流の形態が切替えられるようにECU40が気液噴射装置20を制御している。
図5に示した各気流f1、f2を供給するための気流制御は、図6の制御ルーチンをECU40が実行することにより実現できる。図6は気流制御の制御ルーチンの一例を示したフローチャートである。図6のルーチンのプログラムはECU40のROMに予め記憶されており、ECU40が適宜に読み出して所定の間隔(例えば数msec)で繰り返し実行する。ECU40は、まずステップS1において、クランク角センサ41の出力を参照して、現在のクランク角crnkが第1気流f1の供給開始時期θ1sであるか否かを判定する。その判定の結果、クランク角crnkが供給開始時期θ1sである場合はステップS2に進み、供給開始時期θ1sでない場合はステップS4に進む。
ステップS2では、第1気流f1が気筒3内に供給されるようにECU40が気液噴射装置20を操作し、続くステップS3で供給実行フラグF1をセットする(F1←1)。そして、今回のルーチンを終了する。供給実行フラグF1は気流f1の供給実行の有無を管理するための変数であり、ECU40の所定領域に割り当てられている。フラグF1が1のときは第1気流f1の供給実行中を、フラグF1が0の時はその停止中をそれぞれ意味する。
ステップS4では、ステップS1と同様の方法でクランク角crnkが第2気流f2の供給開始時期θ2sであるか否かを判定する。その結果、クランク角crnkが供給開始時期θ2sであるときはステップS5に進み、そうでないときはステップS7に進む。ステップS5では、第2気流f2が気筒3内に供給されるようにECU40が気液噴射装置20を操作し、続くステップS6で供給実行フラグF2をセットする(F2←1)。そして、今回のルーチンを終了する。供給実行フラグF2は上述したフラグF1と同様のものである。即ち、供給実行フラグF2は第2気流f2の供給実行の有無を管理するための変数で、ECU40のRAMの所定領域に割り当てられている。フラグF2が1のときは第2気流f2の供給実行中を、フラグF2が0の時はその停止中をそれぞれ意味する。
ステップS7では、供給実行フラグF1を参照して第1気流f1の供給実行中であるか否かを判断する。その結果、実行中であるときは、ステップS8に進み、そうでない場合にはステップS11に進む。ステップS8では、クランク角crnkが第1気流f1の供給終了時期θ1eであるか否かを判定し、終了時期θ1eの場合はステップS9に進み、そうでない場合はステップS11へ進む。
ステップS9では、第1気流f1の供給が停止されるように気液噴射装置20を操作し、続くステップS10で供給実行フラグF1をクリアする(F1←0)。そして今回のルーチンを終了する。
ステップS11では、供給実行フラグF2を参照して第2気流f2の供給実行中であるか否かを判断する。その結果、実行中であるときは、ステップS12に進み、そうでない場合には今回のルーチンを終了する。ステップS12では、クランク角crnkが第2気流f2の供給終了時期θ2eであるか否かを判定し、終了時期θ1eの場合はステップS13に進み、そうでない場合は今回のルーチンを終了する。
ステップS13では、第2気流f2の供給が停止されるように気液噴射装置20を操作し、続くステップS14で供給実行フラグF2をクリアする(F2←0)。そして今回のルーチンを終了する。
以上、図6に示したルーチンをECU40が繰り返し実行することにより、ECU40は本発明に係る気流制御手段として機能する。前述したように、点火時期θfは内燃機関1の回転速度が高速になるほど進角するようにECU40にて制御されているが、その点火時期θfの変化に応じてこれらの時期θ1s、θ1e、θ2s、θ2eも適宜に調整される。これにより、点火時期θfの前に供給される第1気流f1によってタンブルが強化されるとともに、点火時期θfの後に供給される第2気流f2によって気筒3の内周面付近の流れが乱される。そのため、点火プラグ6による燃焼の火炎面が気筒3の内周面に到達する前にそこから自着火するノッキングを抑制することができる。
本発明は以上の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の形態にて実施できる。図5に示した例では、点火時期θfを境にして二つの気流f1、f2が切替えられるように、第1気流f1の供給終了時期θ1eと第2気流f2の供給開始時期θ2sとがそれぞれ設定されているが、図7に示すように、第1気流f1の供給期間と第2気流f2の供給期間とが一部重なっていてもよい。つまり、第1気流f1の供給終了時期θ1eを点火時期θfよりも後に設定するとともに、第2気流の供給開始時期θ2sを第1気流の供給終了時期θ1eよりも前に設定してもよい。この場合、点火時期θfよりも後に第1気流f1が供給される期間が存在し、かつ点火時期θfよりも前に第2気流f2が供給される期間が存在することになる。しかし、このような場合でも、点火時期θfの前に第1気流f1が供給される期間が存在し、かつ点火時期θfの後に第2気流f2が供給される期間が存在するので、上述した効果は発揮できる。また、図7と同様の趣旨で、図8に示すように、第1気流f1と第2気流f2とがとも供給されていない期間が点火時期θfを跨いで存在してもよい。つまり、第1気流f1の供給終了時期θ1eの後、所定期間経過後に第2気流f2の供給開始時期θ2sが設定されてもよい。
上述の形態では、燃料噴射手段、第1気流供給手段及び第2気流供給手段が組み合わされた気液噴射装置20が設けられているが、これらの手段をそれぞれ別装置で構成しても構わない。
本発明が適用される内燃機関の一実施形態を示した図。 図1の気液噴射装置が燃料及び空気を噴射する状態を模式的に示し、図1の気筒の上部を拡大した縦断面模式図。 図1の気液噴射装置が燃料及び空気を噴射する状態を模式的に示し、図1の気筒の周辺をその中心線方向の上方から示した平面図。 図1の気液噴射装置の先端部を拡大した斜視図。 本発明の実施形態に係る制御の一例を説明するタイミングチャート。 実施形態に係る気流制御の制御ルーチンの一例を示したフローチャート。 他の制御例を説明するタイミングチャート。 図7の制御例とは異なる他の制御例を説明するタイミングチャート。
符号の説明
1 内燃機関
3 気筒
6 点火プラグ
7 吸気ポート
8 排気ポート
20 気液噴射装置(燃料噴射手段、第1気流供給手段、第2気流供給手段)
40 ECU(気流制御手段)
f1 第1気流
f2 第2気流

Claims (3)

  1. 気筒内に燃料を直接噴射する燃料噴射手段を有し、前記気筒内に噴射された燃料を点火プラグにて所定の点火時期に着火する筒内噴射式火花点火内燃機関において、
    吸気ポートが位置する吸気側から排気ポートが位置する排気側に向かって前記気筒の中心線を横切る方向に流れる第1気流が供給されるように前記気筒内に気体を噴射する第1気流供給手段と、前記気筒の内周面に沿う方向に流れる第2気流が供給されるように前記気筒内に気体を噴射する第2気流供給手段と、前記点火時期の前に前記第1気流が供給され、かつ当該点火時期の後に前記第2気流が供給されるように、前記第1気流供給手段及び前記第2気流供給手段をそれぞれ制御する気流制御手段と、を備えることを特徴とする筒内噴射式火花点火内燃機関。
  2. 前記燃料噴射手段による燃料の噴射方向と前記第1気流供給手段による気体の噴射方向とが略平行で、かつ気体の噴射位置が燃料の噴射位置よりも前記気筒の中心線方向に関して下方に位置するように前記燃料噴射手段と前記第1気流供給手段とがそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の筒内噴射式火花点火内燃機関。
  3. 前記燃料噴射手段と、前記第1気流供給手段と、前記第2気流供給手段とが組み合わされ、かつ、前記燃料の噴射、前記第1気流の供給及び前記第2気流の供給をそれぞれ独立して実行可能に構成された気液噴射装置を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の筒内噴射式火花点火内燃機関。
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