JP2007246122A - 蓋材 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器蓋材の開封用タブのボイル、レトルト殺菌時等におけるカールの発生、特に蓋材上側へのカールが小さく、優れた外観を有する容器用の蓋材を提供する。
【解決手段】基材フィルムと、ポリオレフィン系樹脂層をシーラントとして含む共押出しフィルムとを有する蓋材であって、該ポリオレフィン系樹脂層を含む共押出しフィルムの85℃で30分間保持した際の熱水収縮率が縦方向(MD)及び横方向(TD)ともに0.5〜5%である蓋材。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品、医薬品、化学薬品等の包装容器等に使用される蓋材に関する。
食品包装の一形態として、ポリプロピレン樹脂製シート等を成形してなる容器本体に食品内容物を充填した後、容器本体上部に蓋材を密封シールすることが行われている。特に、食品がゼリー、プリン、茶碗むし等である場合については、内容物を充填し、密封シールした後、内容物の殺菌のためボイルあるいはレトルト処理が行われるが、この際、蓋材の構成材料である積層フィルムが熱収縮して、蓋材に張りを与え、しわ、タルミのない綺麗なパック外観の包装体が得られる。
一般に蓋材のしわ、タルミを防止するためには、ある程度熱収縮し易いフィルムを用いることが有効であるが、この場合、積層フィルムの熱収縮により、蓋材に開封用つまみとして設けられている蓋材つまみ部にカールが発生するという問題が生じ易い。これは一般に蓋材のシーラントフィルムにシール性の点からポリオレフィン系樹脂等の収縮性のない無延伸フィルムが用いられるため、収縮性を付与するためにはその外側に熱水収縮性を有する延伸フィルムを用いる必要があり、その結果、蓋材が熱収縮すると外層側にカールし易くなってしまうという性質が生じると考えられる。このようなカールが著しい場合には、開封時以外の工程で蓋材が剥がれたり、開封時に蓋材つまみ部を指でつまみにくいなどの問題が生じていた。
上記のようなカールの発生を防止するために、熱収縮率の小さいPETフィルムを用いることが提案されているが、この場合は蓋材の張りが不十分であった。
上記の蓋材つまみ部は、全くカールしないのが理想であるが、若干カールしたとしても蓋材の上側にカールするよりも、下側にカールする方が外観的あるいは密閉性などの点から望ましいとされている。このような蓋材のカールを改善する方法としては、例えば特許文献1には、縦方向及び横方向の熱水収縮率が1.5〜3.0%である基材フィルムと中間層フィルムを積層し、更にこれにシーラントフィルムを積層した積層フィルムにシーラントフィルムをラミネート加工する際のシーラントフィルムのテンションを、積層フィルムのテンションに対して0.5〜1.0倍とする方法が開示されている。しかしながら、このような方法により得られる積層フィルムも、上記上側へのカールの改善が十分でなく、また蓋材の張り等が十分でなく、その外観に問題があった。
特開平11−156983号公報
本発明は、容器蓋材の開封用タブのボイル、レトルト殺菌時等におけるカールの発生、特に蓋材上側へのカールが小さく、優れた外観を有する容器用の蓋材を提供することを目的とする。
本発明者は、基材フィルムと、ポリオレフィン系樹脂層をシーラントとして含む共押出しフィルムとを有する蓋材であって、該共押出しフィルムの85℃で30分間保持した際の熱水収縮率が縦方向(MD)及び横方向(TD)ともに0.5〜5%である蓋材に関する。
本発明によれば、容器蓋材の張りが良好で、かつ開封用つまみ部のボイル、レトルト殺菌時等におけるカールの発生、特に蓋材上側へのカールが小さく、優れた外観を有する容器用の蓋材を提供することができる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の蓋材は、基材フィルムと、ポリオレフィン系樹脂層をシーラントとして含む共押出しフィルムとを有するものである。この共押出しフィルムは、85℃で30分間保持した際の熱水収縮率が縦方向(MD)及び横方向(TD)ともに0.5〜5%のものである。
一般に、ポリオレフィン系樹脂のみからなるシーラントフィルムは熱水収縮率がほぼ0でありほとんど収縮しないことから、蓋材に張りを付与するためには、熱水収縮率の高い延伸ポリアミドフィルムをその外側に貼り合わせることで対応できるが、この場合、外層の延伸ポリアミドフィルムが収縮することで蓋材つまみ部のカールが上側に引っ張られ、好ましくない上側カール傾向が生じる。本発明においては、この点を解決するため、シール層フィルムとして共押出フィルムを用いることにより熱水収縮率を付与した。すなわちシール層側が収縮することにより、張りも良好な上、蓋材つまみ部のカールもフラットから若干のシール層側カール傾向とすることが可能となる。
上記ポリオレフィン系樹脂層をシーラントとして含む共押出フィルムに好ましい熱水収縮率を付与する方法としては特に限定されないが、吸湿性を有し、熱水による結晶化により寸法変化の大きいポリアミドやエチレン−ビニルアルコール共重合体(以下、「EVOH」ということがある)等を共押出によりポリオレフィン系樹脂と複合する方法が好ましく用いられる。ポリアミドとしては吸湿性の高い脂肪族ポリアミド、特にナイロン−6等の脂肪族ポリアミドが適している。共押出フィルムが、ポリアミドとEVOHを含む共押出フィルムの場合、熱安定性の点で押出機の口金の温度をできるだけ低温とすることが好ましく、このため、本発明においては、上記ポリアミドとして、融点の低いナイロン−6と10〜25%のナイロン−66(ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の共重合体)とを共重合してなるポリアミド、すなわち6−66ナイロンを使用することがより好ましい。
EVOHとしては、その種類については制限はなく、従来公知のものがいずれも使用できるが、本発明においては、エチレン含有率が25〜38モル%の範囲、更に29〜35モル%の範囲のものが好ましく、ケン化度が95モル%以上、更に98モル%以上のものが好ましい。エチレン含有率が上記範囲内にあれば、溶融押出し時の溶融押出し性が良好となり、酸素ガスバリア性が良好である。また、EVOHのケン化度が上記範囲のものは、酸素ガスバリア性が良好となる。
さらに、上記EVOHは、エチレンと酢酸ビニル二元共重合体のケン化物の他に、共重合成分として少量のプロピレン、イソブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のα−オレフィン;不飽和カルボン酸、またはその塩、部分アルキルエステル、完全アルキルエステル、ニトリル、アミド、無水物;不飽和スルホン酸、その塩等を含むものであってもよく、また、上記のものに少量のポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性樹脂を混合したものであっても良い。
上記共押出フィルムを構成するポリオレフィン系樹脂としては、ポリオレフィン、変性ポリオレフィンを使用することができ、具体的には、直鎖状低密度ポリエチレン(LL)、メタロセン系触媒を使用したメタロセンLL、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン(PP)、エチレンとのブロック共重合PP、エチレンとのランダム共重合PP、メタロセンPP等のポリプロピレン系樹脂、ポリブテン、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)樹脂、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)樹脂、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)等のポリオレフィンが挙げられるが、ボイル処理時の耐熱性とカップのシール層がポリプロピレンであるものが多い点から、ポリプロピレン系樹脂がより好ましく用いられる。
変性ポリオレフィンとしては、一般の公知のポリオレフィン系接着性樹脂、例えば、LDPE、LL、HDPE、EVA、PP、ポリブテンの酸変性物が好適に用いられる。変性に用いる不飽和カルボン酸には、例えばアクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、イタコン酸、クエン酸、シトラコン酸、ソルビン酸、メサコン酸、シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、エンド−シス−ビシクロ−[2,2,1]−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸、テトラヒドロフタル酸等が挙げられ、これらの不飽和カルボン酸およびその酸無水物、エステル、アミド等の誘導体から選ばれる少なくとも1種を共重合(例えば、グラフト共重合)により変性して得られるものであり、これらは単独で、または適宜組み合わせて用いられる。
本発明において、共押出フィルムの構成としては次のものが好ましく挙げられる。
・ポリアミド/変性ポリオレフィン/ポリオレフィン
・EVOH/ポリアミド/変性ポリオレフィン/ポリオレフィン
・ポリアミド/EVOH/ポリアミド/変性ポリオレフィン/ポリオレフィン
上記共押出フィルムは、夾雑物シール性、輸送中等の耐破袋性、層間接着強度が重視されるため、無延伸フィルムか、縦方向(MD)に僅かに延伸したフィルムが望ましい。
輸送時及びイージーピールによる開封時に層間の剥離防止等の観点から、上記共押出フィルムの層間剥離強度は4.9N/15mm幅(500gf/15mm幅)(引張速度:200mm/min)以上であることが好ましく、より好ましくは6.9N/15mm幅(700gf/15mm幅)以上、さらに好ましくは9.8N/15mm幅(1000gf/15mm幅)以上である。
本発明においては、ポリオレフィン系樹脂層を含む共押出しフィルムは、共押出を行った後冷却するが、その後に20〜80℃のフィルム温度で縦方向(MD)に0〜10%延伸したものであることが好ましい。これにより、MD方向の熱水収縮率をコントロールすることができる。この点から、上記延伸は、好ましくは0〜7%、更に好ましくは0〜5%で行う。ここで、延伸倍率が0%延伸とは、無延伸か僅かに弛緩(マイナス数%)させることを含んでいる。10%延伸を越えるとボイル殺菌時の収縮率が高くなりすぎ、容器を変形させてしまうという問題がある。
ポリオレフィン系樹脂層をシーラントとして含む共押出フィルムは85℃で30分間保持した際の熱水収縮率が縦方向(MD)及び横方向(TD)ともに0.5〜5%である。収縮率が0.5%未満であるとボイル、レトルト殺菌後の蓋材の張りが悪くなり、さらには基材フィルムの収縮率でそれを補った場合、張りは改善されるがつまみ部のカールが上側カール傾向となってしまう。また5%以上であるとつまみ部のカールが下側ではあるが強いカールとなってしまい好ましくない。上記の点から、基材フィルムの収縮率は、好ましくは0.8〜4.0%、さらに好ましくは1.0〜3.0%である。
共押出フィルムの厚みは特に制限はないが、通常は25〜120μmであり、シールの安定性及びコストの点からは、好ましくは50〜100μmである。
蓋材を構成する基材フィルムは、蓋材の張りを考慮し、熱水収縮性を有するフィルムであることが好ましく、強度、熱水収縮性、印刷適性、耐熱性の観点から、二軸延伸ポリアミドフィルムが好ましい。二軸延伸ポリアミドフィルムを構成するポリアミドの種類としては特に限定されないが、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド等がいずれも挙げられる。脂肪族ポリアミドとしては、ε−カプロラクタムの単独重合体(ナイロン−6:6Ny)等の環状ラクタムの開環重合物、アミノカルボン酸の重縮合物、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン−66:66Ny)等のジカルボン酸とジアミンとの重縮合物等が挙げられる。これらの脂肪族ポリアミドの中では、安価に入手でき、かつ、延伸操作を円滑に遂行し得る点から、ε−カプロラクタムの単独重合体(ナイロン−6:6Ny)、ポリヘキサメチレンアジパミド(66Ny)が好ましく、ε−カプロラクタムの単独重合体(6Ny)がより好ましい。
芳香族ポリアミドとしては、特に制限はないが、キシリレンジアミンと炭素数が6〜12のα,ω脂肪族ジカルボン酸とからなるポリアミド構成単位を分子鎖中に70モル%以上含有する樹脂等が好ましく挙げられる。
具体的には、ポリメタキシリレンアジパミド、ポリメタキシリレンピメラミド、ポリメタキシリレンアゼラミド、ポリパラキシリレンアゼラミド、ポリパラキシリレンデカナミド等の単独重合体、メタキシリレン/パラキシリレンアジパミド共重合体、メタキシリレン/パラキシリレンピメラミド共重合体、メタキシリレン/パラキシリレンアゼラミド共重合体、メタキシリレン/パラキシリレンセパカミド共重合体等の共重合体が挙げられる。
二軸延伸ポリアミドフィルムは、未延伸フィルムを、フィルムの流れ方向(縦方向)、およびこれと直角な方向(横方向)で、延伸効果、フィルム強度等の点から、少なくとも一方向に通常2.5〜5倍、好ましくは縦横二軸方向に各々2.6〜4.0倍の範囲で延伸する。二軸延伸の方法としては、テンター式逐次二軸延伸、テンター式同時二軸延伸、チューブラー式同時二軸延伸等、従来公知の延伸方法がいずれも採用できる。例えば、テンター式逐次二軸延伸方法の場合には、未延伸フィルムを50〜110℃の温度範囲に加熱し、ロール式縦延伸機によって縦方向に2.6〜3.5倍に延伸し、続いてテンター式横延伸機によって60〜140℃の温度範囲内で横方向に2.6〜4.0倍に延伸することにより製造することができる。また、テンター式同時二軸延伸やチューブラー式同時二軸延伸方法の場合は、例えば、60〜130℃の温度範囲において、縦横同時に各軸方向に2.5〜5倍に延伸することにより製造することができる。
上記方法により延伸された延伸フィルムは、引き続き熱固定することが好ましい。熱固定をすることにより常温における寸法安定性を付与することができる。この場合の処理温度は、好ましくは210〜225℃、更に好ましくは210〜220℃の範囲を選択する。
また、上記熱固定中に横方向に0〜15%、更に好ましくは3〜10%の範囲で弛緩を行うことが好ましい。弛緩をすることにより、熱固定による結晶化収縮の応力を緩和させることができる。
本発明においては、基材フィルムとして、上記のポリアミドを共押出した多層フィルムとして使用することも可能である。このような多層フィルムとしては、ガスバリア性・保香性を向上する観点から、例えば脂肪族ポリアミド/芳香族ポリアミド/脂肪族ポリアミドのような共押出フィルムが挙げられる。また、ポリアミドを両外層とし、中間層によりガスバリア性の高いEVOHを共押出したフィルム、例えばナイロン−6/EVOH/ナイロン−6を使用することが好ましい。その場合、ポリアミドの比率が50重量%以上、さらには70重量%以上とすることが強度の点からもより好ましい。
上記EVOHとしては、前述のポリオレフィン系樹脂層を含む共押出しフィルムにおいて用いたものと同様のものを用いることができる。
上記基材フィルムには、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、ブロッキング防止剤、安定剤、染料、顔料、無機質微粒子等の各種添加剤を添加することができる。
基材フィルムは、ボイル殺菌後の蓋材の張りを良くするため、その少なくとも1層は95℃で5分間保持した際の熱水収縮率がMD及びTDともに好ましくは0.5〜6%、より好ましくは1.0〜6.0%、更に好ましくはMD及びTDの少なくとも一方が3.0〜6.0%である。
基材フィルムの厚みは特に制限はないが、通常は12〜30μmであり、印刷適性、ラミネート適性、強度及び経済性の点からは、好ましくは15〜25μmである。
これら基材フィルムとポリオレフィン系樹脂層を含む共押出しフィルムのラミネートには、一般のドライラミネート、ポリサンドラミネート等がいずれも使用できるが、層間の接着を強固にするためドライラミネートを使用することが好ましい。
また、本発明の蓋材を用いる容器本体としては、ガスバリア性、剛性(腰の強さ)、透明性の点から、ポリプロピレン/変性ポリプロピレン/EVOH/変性ポリプロピレン/ポリプロピレンからなる共押出シートを成形してなるものが好ましく用いられる。
当該蓋材は、上記容器本体にシール後、好ましくは70〜100℃の熱水、さらに好ましくは80〜95℃の熱水にて、好ましくは5〜120分、さらに好ましくは10〜60分でボイル、レトルト殺菌等の殺菌工程に供される。
本発明の蓋材を用いる密封容器の一例を図1に示し、また本発明の蓋材の一例を図2に示す。図1において、上記密封容器は、容器本体1と蓋材2を備えている。図2において、蓋材2は蓋材つまみ部21を有する。容器本体1は、その内部に被包装物3が充填されており、開口縁11を有する。蓋材2は前述の蓋材用積層フィルムからなる。
以下に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本実施例における評価は、以下のようにして行った。
熱水収縮率
延伸フィルム試験片を幅120mm、長さ120mmに切りだし、このサンプルに、縦(MD)方向と横(TD)方向に約100mmの線を引く。このサンプルを23℃50%RH雰囲気下、24時間放置し基準線を測長する。測長した長さを熱処理前の長さFとする。基材フィルムと中間層フィルムについては95℃に加熱した熱水中に5分間浸漬し、共押出フィルムについては85℃に加熱した熱水中に30分間浸漬し、いずれもさらに23℃50%RH雰囲気下に30分放置した後、前記基準線を測長し、熱処理後の長さGとする。
加熱収縮率を、[(F―G)/F]×100(%)で算出する。
上記方法で、MD方向とTD方向の各収縮率をn=5で測定し、平均値を熱収縮率とした。
以下の実施例及び比較例において作製した蓋材を用いて、厚さ800μmのPP/EVOH/PP構成のシート成形品から得られたカップ本体に水を充満した後、カップシーラー(ミナモト(株)製「MFT−500」)で180℃のシール温度で2秒間シールを行いパック品を作製した。当該パック品を85℃の熱水で20分間ボイルした後、水で冷却し、23℃、50%RHの雰囲気下に24時間静置後、以下の評価を行った。
蓋材の張り
ボイル後、23℃、50%RHの雰囲気下に24時間静置後の蓋材の張りを目視で以下のように評価した。
○:張りが良い
×:張りが悪いか、または、蓋材収縮が大きく容器変形
蓋材つまみ部のカール
ボイル後、23℃、50%RHの雰囲気下に24時間静置後の蓋材つまみ部のカール傾向を以下のように評価(n=10パック品を作製し評価)した。
◎:安定してフラットか、若干の下側カール傾向
○:フラットか若干の下側カール傾向
△:強い下側カール傾向
×:全体的に上側カール傾向
結果を表1に示す。
実施例1
下記の各フィルムをドライラミネートし、基材フィルム15μm/共押出フィルム60μmの積層フィルムを作製した。
・基材フィルム: 6Ny(ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製))をTダイにて押出、ロールにてMD方向に3.0倍延伸した後テンターでTD方向に3.4倍延伸した後、210℃で熱固定し、7%の幅方向の弛緩を行って得たフィルム。
・共押出フィルム: EVOH(10μm)/6−66Ny(10μm)/AD(10μm)/PP(25μm)/イージーピール層(5μm)フィルム
EVOH:ソアノールAT4406B(日本合成化学工業(株))
6−66Ny:ノバミッド2030(三菱エンジニアリングプラスチックス(株))
AD:アドマーQF551(三井化学(株))
PP:ノバテックPP EG6D(日本ポリプロ(株))
イージーピール層:PP(65%)+LDPE(35%)ブレンド
[PP:ノバテックPP FG4FA(日本ポリプロ(株))、LDPE:ノバテックLD LF423M(日本ポリエチレン(株))]
実施例2
下記の各フィルムをドライラミネートし、基材フィルム15μm/共押出フィルム60μmの積層フィルムを作製した。
・基材フィルム: 6Ny(ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製))をTダイにて押出、ロールにてMD方向に3.0倍延伸した後テンターでTD方向に3.4倍延伸した後、210℃で熱固定し、7%の幅方向の弛緩を行って得たフィルム。
・共押出フィルム: 6Ny(5μm)/EVOH(10μm)/6−66Ny(5μm)/AD(10μm)/PP(25μm)/イージーピール層(5μm)
6Ny:ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株))
EVOH:ソアノールAT4406B(日本合成化学工業(株))
6−66Ny:ノバミッド2030(三菱エンジニアリングプラスチックス(株))
AD:アドマーQF551(三井化学(株))
PP:ノバテックPP EG6D(日本ポリプロ(株))
イージーピール層:PP(65%)+LDPE(35%)ブレンド
[PP:ノバテックPP FG4FA(日本ポリプロ(株)),LDPE:ノバテックLD LF423M(日本ポリエチレン(株))]
実施例3
下記の各フィルムをドライラミネートし、基材フィルム15μm/共押出フィルム60μmの積層フィルムを作製した。
・基材フィルム: 6Ny(ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製))及びEVOH(ソアノールDC3203FB)を6Ny(40%)/EVOH(20%)/6Ny(40%)構成でTダイにて共押出し、ロールにてMD方向に3.0倍延伸した後テンターでTD方向に3.4倍延伸した後、210℃で熱固定し、7%の幅方向の弛緩を行って得たフィルム。
・共押出フィルム: 6Ny(20μm)/AD(10μm)/PP(25μm)/イージーピール層(5μm)
6Ny:ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株))
AD:アドマーQF551(三井化学(株))
PP:ノバテックPP EG6D(日本ポリプロ(株))
イージーピール層:PP(65%)+LDPE(35%)ブレンド
[PP:ノバテックPP FG4FA(日本ポリプロ(株))、LDPE:ノバテックLD LF423M(日本ポリエチレン(株))]
実施例4
下記の各フィルムをドライラミネートし、基材フィルム15μm/共押出フィルム60μmの積層フィルムを作製した。
・基材フィルム: 6Ny(ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製))及びEVOH(ソアノールDC3203FB)を6Ny(40%)/EVOH(20%)/6Ny(40%)構成でTダイにて共押出し、ロールにてMD方向に3.0倍延伸した後テンターでTD方向に3.4倍延伸した後、210℃で熱固定し、7%の幅方向の弛緩を行って得たフィルム。
・共押出フィルム: EVOH(10μm)/6−66Ny(10μm)/AD(10μm)/PP(25μm)/イージーピール層(5μm)
EVOH:ソアノールAT4406B(日本合成化学工業(株))
6−66Ny:ノバミッド2030(三菱エンジニアリングプラスチックス(株))
AD:アドマーQF551(三井化学(株))
PP:ノバテックPP EG6D(日本ポリプロ(株))
イージーピール層:PP(65%)+LDPE(35%)ブレンド
[PP:ノバテックPP FG4FA(日本ポリプロ(株))、LDPE:ノバテックLD LF423M(日本ポリエチレン(株))
比較例1
下記の各フィルムをドライラミネートし、ONy15μm/EVOH12μm/イージーピール50μmの構成の積層フィルムを作製した。
・外層: 6Ny(ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製))をTダイにて押出、ロールにてMD方向に3.0倍延伸した後テンターでTD方向に3.4倍延伸した後、210℃で熱固定し、7%の幅方向の弛緩を行って得たフィルム。
・中間層: エバールフィルムEF−XL((株)クラレ社製)
・シール層: イージーピール(CMPS017C(東セロ(株)社製))
比較例2
下記の各フィルムをドライラミネートし、ONy15μm/EVOH12μm/イージーピール50μmの構成の積層フィルムを作製した。
・外層: 6Ny(ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製))をTダイにて押出、ロールにてMD方向に3.0倍延伸した後テンターでTD方向に3.4倍延伸した後、210℃で熱固定し、7%の幅方向の弛緩を行って得たフィルム。
・中間層: エバールフィルムEF−XL((株)クラレ社製)
・シール層: イージーピール(CMPS013C(東セロ(株)社製))
比較例3
下記の各フィルムをドライラミネートし、ONy15μm/共押出フィルム60μmの積層フィルムを作製した。
・ONy: 6Ny(ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製))をTダイにて押出、ロールにてMD方向に3.0倍延伸した後テンターでTD方向に3.4倍延伸した後、210℃で熱固定し、7%の幅方向の弛緩を行って得たフィルム。
・共押出フィルム: EVOH(10μm)/6−66Ny(10μm)/AD(10μm)/PP(25μm)/イージーピール層(5μm) を製膜時、60℃のロール温度にてロール速度を変えることにより、20%縦延伸して得られたフィルム。
EVOH:ソアノールAT4406B(日本合成化学工業(株))
6−66Ny:ノバミッド2030(三菱エンジニアリングプラスチックス(株))
AD:アドマーQF551(三井化学(株))
PP:ノバテックPP EG6D(日本ポリプロ(株))
イージーピール層:PP(65%)+LDPE(35%)ブレンド
[PP:ノバテックPP FG4FA(日本ポリプロ(株))、LDPE:ノバテックLD LF423M(日本ポリエチレン(株))
比較例4
下記の各フィルムをドライラミネートし、共押出ONy15μm/イージーピールフィルム50μmの積層フィルムを作製した。
・ONy: 6Ny(ノバミッド1022C6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製))及びEVOH(ソアノールDC3203FB)を6Ny(40%)/EVOH(20%)/6Ny(40%)構成でTダイにて共押出し、ロールにてMD方向に3.0倍延伸した後テンターでTD方向に3.4倍延伸した後、210℃で熱固定し、7%の幅方向の弛緩を行って得たフィルム。
・シール層: イージーピール(CMPS017C(東セロ(株)社製))
Figure 2007246122
本発明の蓋材は、ゼリー、プリン、茶碗むし等の食品、医薬品、化学薬品等の包装容器等に好適に使用される。
本発明の蓋材を用いた容器の一例の断面を示す部分断面図である。 本発明の蓋材の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 容器本体
2 蓋材
3 被包装物
11 開口縁
21 蓋材つまみ部

Claims (7)

  1. 基材フィルムと、ポリオレフィン系樹脂層をシーラントとして含む共押出しフィルムとを有する蓋材であって、該共押出しフィルムの85℃で30分間保持した際の熱水収縮率が縦方向(MD)及び横方向(TD)ともに0.5〜5%である蓋材。
  2. 共押出しフィルムが、ポリアミド/変性ポリオレフィン/ポリオレフィンの共押出フィルムである請求項1記載の蓋材。
  3. 共押出しフィルムが、エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリアミド/変性ポリオレフィン/ポリオレフィンの共押出フィルムである請求項1記載の蓋材。
  4. 共押出しフィルムが、ポリアミド/エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリアミド/変性ポリオレフィン/ポリオレフィンの共押出フィルムである請求項1記載の蓋材。
  5. 共押出しフィルムが、共押出及び冷却を行った後に、20〜80℃のフィルム温度で縦方向(MD)に0〜10%延伸したものである請求項1〜4のいずれかに記載の蓋材。
  6. 基材フィルムが、95℃で5分間保持した際の熱水収縮率が縦方向(MD)及び横方向(TD)ともに0.5〜6%である二軸延伸ポリアミドフィルムを有する請求項1〜5のいずれかに記載の蓋材。
  7. 基材フィルムが、ポリアミド/エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリアミドからなる二軸延伸フィルムを有する請求項1〜6のいずれかに記載の蓋材。
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