JP2007246081A - エアバッグが結合された運転ハンドル - Google Patents

Abstract

【課題】自走車両の運転ハンドルとエアバッグ装置とのスナップフィットの取り外し作業を容易にするスナップフィット部の構造を提供する。
【解決手段】エアバッグ装置（２１）を運転ハンドル（１１）の中に取付ける協力手段を設ける。該協力手段は、運転ハンドル（１１）に組み付けられ、半径方向部材（１５）の１つの部位の枠組み（１７）に組み付けられた先端にフック（３９）を有する２本のアームと、エアバッグ装置（２１）に組み付けられ、２つのスナップフィット部位（３２）を垂直に押し込むことで、上記フック（３９）にスナップフィットされる下部に配置されたバネ（３１）からなり、上記アーム（３３）はその下部に、バネ（３１）の上記スナップフィット部位（３２）を押し込むことで、エアバッグ装置（２１）のスナップフィットを解除することができる器具（４５）を通すための開かれた通路（４１）を含む。
【選択図】図５ｂ

Description

本発明は、エアバッグ装置が結合された自走車両の運転ハンドルに関し、特に、運転ハンドルにスナップフィットされるエアバッグ装置を有する自走車両の運転ハンドルに関する。

本発明と同一の出願人のスペイン国実用新案第１，０４０，２６３号には、エアバッグ装置を運転ハンドルにスナップフィットする手段について記載されている。上記手段は、一方の１点または２点でエアバッグ装置のケーシングに取り付けられるバネと、もう一方に形成され、容器への導入を容易にするように先端が矢の形状をした運転ハンドルの挿入部とからなり、容器はバネを係止し、それを挿入部の水平面によりそのまま保つ。さらに、上記運転ハンドルは外部から貫通する接近手段を含み、そこを通してネジ回しか何かを用い、ネジの抵抗に打ち勝って、スナップフィットを解除することができ、その結果、バネにより維持された容器から挿入部を抜き出すことができる。

欧州特許ＥＰ１，１７９，４５７号には、エアバッグ装置を運転ハンドルにスナップフィットする手段について記載されている。上記手段は、一方の運転ハンドルに結合された脚と、もう一方のエアバック装置ケーシング内の弾力性のある棒からなる。エアバッグ装置を取り外し可能にスナップフィットするために、上記弾力性のある棒は、専用の道具で変形させられる。

先行技術の欠点は、スナップフィットの取り外し作業が容易でなく、スナップフィットのバネに対してスナップフィット取り外し器具を直接接触させることが確実でないため、これが得られるまでいくつかの試みを要することである。

本発明は、この欠点を解消することを目的とする。

本発明により、エアバッグが結合された自走車両の運転ハンドルは、
枠組みと発泡体収容器で構築された、基盤と、リング及びいくつかの半径方向部材とを有する運転ハンドルと、
エアバック装置と、
運転ハンドルの中にエアバッグ装置を取り付けるための協力手段と、を備え、該協力手段は、
ａ）運転ハンドルの中の、運転ハンドルの枠組みの一つの半径部分に組み付けられた、端部にフックを有する少なくとも２本のアームと、
ｂ）エアバッグ装置の中の、下部に配置されたバネと、垂直に押し込むことで上記フックにスナップフィットされるために供給された２つの部分と、
上記バネを押してエアバッグ装置のスナップフィットを解除できる器具を通すための、上記アームの下部の中の開かれた通路と、からなる。

本発明の一つの重要な特徴は、上記通路がスナップフィット解除器具のための通行路として役立つだけでなく、そのような器具のガイドとして、スナップフィットの解除作業を大幅に容易にするということである。

本発明の他の特徴と利点は、図示されており、決してこの添付図に制限されない本発明の実施形態についての以下の詳しい記載により理解されるであろう。

図面は、当業者の間でよく知られているように、基盤１２と、リング１３及びいくつかの半径方向部材１５とで構成され、枠組み１７及び発泡体収容器１９の土台に構築される自走車両の運転ハンドル１１を示す。運転ハンドル１１はそれに固定されたエアバッグ装置２１を組み付ける。

エアバッグ装置２１の運転ハンドル１１への取り付けは、エアバッグ装置２１の下部に配置されるバネ３１の２つのスナップフィット部分３２を、運転ハンドル１１の枠組み１７に組み込まれるアーム３３の２つのフック３９の中へスナップフィットすることにより行われる。このスナップフィットは、バネ３１が弾力的であるため垂直方向に行われる。実施形態として、バネ３１の上記スナップフィット部分３２はＵ字形であるのが望ましい。

上記アーム３３は、運転ハンドル１１の枠組み１７に、正反対の対向位置にある２つの半径方向部材１５によって占められた部位で組み付けられ、第１の部分３５は運転ハンドルの構造に結合され、上記構造から突出した第２の部分３７とは区別することができる。

同様にアーム３３は、上記バネ３１のスナップフィット部分３２を押すことにより、エアバッグ装置２１のスナップフィットを解除するための器具４５の通行路としての役割を果たす、アーム３３の下部に開かれた通路４１を含む。この通路４１は、運転ハンドル１１の半径方向部材１５の下部に自身の入り口を持つ。同様に、運転ハンドルの後面カバー５１は、スナップフィット解除作業の間の器具４５のガイドを容易にするために先端が通路４１にあるリブ５３を含む。

この作業では、バネ３１をフック３９から分離させるために、力Ｆ１で器具４５を通路４１の方向に押す必要があり、同時に、エアバッグ装置２１を取り外すために垂直力Ｆ２が必要となる。

本発明のいくつかの実施形態が記載され図示されたが、その範囲内に含まれる改良はここで紹介されたものとできることは明らかであり、紹介されたものとは上記実施形態に限定されるとみなされてはならず、以下のクレームの内容に限定されるとみなされるべきである。

本発明による自走車両の運転ハンドルの正面図である。 本発明による自走車両の運転ハンドルの側面図である。 本発明による自走車両の運転ハンドルの後面図である。 エアバッグ装置の組立て手段として使用されるために本発明による自走車両の運転ハンドルに組み付けられたアームの断面図である。 本発明によるエアバッグ装置が結合された自走車両の運転ハンドルの、上記装置のスナップフィット解除作業を説明する横断面図である。 本発明によるエアバッグ装置が結合された自走車両の運転ハンドルの、上記装置のスナップフィット解除作業を説明する横断面図である。

Claims (4)

1. エアバッグ装置（２１）が結合された自走車両の運転ハンドル（１１）であって、
   枠組み（１７）と発泡体収容器（１９）で構築された、基盤（１２）と、リング（１３）及びいくつかの半径方向部材（１５）とを備える運転ハンドルと、運転ハンドル（１１）の中にエアバッグ装置（２１）を取り付けるための協力手段を備えるエアバック装置（２１）及び運転ハンドル（１１）であって、
   ａ）運転ハンドル（１１）の中では、上記手段は、運転ハンドル（１１）の枠組み（１７）の一つの半径部分（１５）に組み付けられた、端部にフック（３９）を有する少なくとも２本のアーム（３３）からなり、
   ｂ）エアバッグ装置（２１）の中では、上記手段は、そのような目的のために構成された２つのスナップフィット部位（３２）に垂直に押し込むことで上記フック（３９）にスナップフィットする、下部に配置されたバネ（３１）からなり、
   ｃ）上記アーム（３３）は、上記バネ（３１）の上記スナップフィット部位（３２）を押してエアバッグ装置（２１）のスナップフィットを解除できる器具（４５）を通すための、下部に配置された開かれた通路（４１）を含む
   ことを特徴とする自走車両の運転ハンドル（１１）。
2. 請求項１に記載された、エアバッグ装置（２１）が結合された自走車両の運転ハンドル（１１）であって、上記アーム（３３）の第１の部分（３５）は、運転ハンドル（１１）の構造に結合され、第２の部分（３７）は、上記構造から突出することを特徴とする自走車両の運転ハンドル（１１）。
3. 請求項１に記載された、エアバッグ装置（２１）が結合された自走車両の運転ハンドル（１１）であって、それぞれの通路（４１）の入り口（４３）は、上記運転ハンドル（１１）の半径方向部材（１５）の下部に配置されることを特徴とする自走車両の運転ハンドル（１１）。
4. 請求項１に記載された、エアバッグ装置（２１）が結合された自走車両の運転ハンドル（１１）であって、上記バネ（３１）の上記スナップフィット部位（３２）はＵ字形状であることを特徴とする自走車両の運転ハンドル（１１）。

Images