JP2007246054A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両の効率低下をより適切に抑制する。
【解決手段】モータジェネレータの回転速度Ngが負(エンジンの回転方向と反対方向)である場合は、ブレーキの係合によりモータジェネレータの回転を停止させて固定することで動力循環を回避する(S103,S104)。ブレーキが係合されているときに、エンジン回転速度Neがブレーキを係合する直前から設定値N1以上変化した場合や、エンジントルクTeがブレーキを係合する直前から設定値T1以上変化した場合は、ブレーキを開放してモータジェネレータの回転の固定を解除する(S107〜S109)。
【選択図】図7

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関し、特に、エンジンの動力及び回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置に関する。
この種のハイブリッド車両として、エンジンと、第1モータジェネレータと、エンジンの動力を第1モータジェネレータ及び車両の駆動輪に分配する動力分配機構と、駆動輪を駆動する第2モータジェネレータと、を備えるものが知られている。このハイブリッド車両においては、エンジンの動力は動力分配機構で第1モータジェネレータ及び駆動輪に分配される。動力分配機構から駆動輪に分配された動力は、車両の駆動に用いられる。一方、動力分配機構から第1モータジェネレータに分配された動力は、第1モータジェネレータの発電電力に変換され、第2モータジェネレータは、この発電電力を利用して動力を発生することで駆動輪(車両)を駆動する。
このハイブリッド車両においては、エンジンの効率が高効率となるようにエンジンの運転状態(回転速度及びトルク)を制御しながら車両の走行を行うことができる。しかし、例えば高速低負荷走行時には、第1モータジェネレータの回転方向がエンジンの回転方向と逆転することで、第1モータジェネレータが電動機として機能することになる。その場合は、第2モータジェネレータは、発電機として機能して駆動輪の動力の一部を発電電力に変換し、第1モータジェネレータは、この発電電力を利用して動力を発生することで駆動輪を駆動する、いわゆる動力循環が発生することになる。この動力循環によって、ハイブリッド車両の効率低下を招くことになる。そこで、ブレーキの係合によって第1モータジェネレータの回転を固定することで、動力循環の回避を図る技術が提案されている(例えば下記特許文献1,2)。
その他にも、下記特許文献3〜5によるハイブリッド車両の制御装置が開示されている。
特開2003−104072号公報 特開2005−192284号公報 特開平11−332021号公報 特開2005−199942号公報 特開平5−131858号公報
前述のハイブリッド車両においては、ブレーキの係合によって第1モータジェネレータの回転を固定することで動力循環の回避を図ることができるが、第1モータジェネレータの回転停止に伴ってエンジンの運転状態が高効率状態から離れることでエンジンの効率が低下することになる。第1モータジェネレータの回転を固定することでエンジンの運転状態が高効率状態から大きく離れるときは、ハイブリッド車両全体での効率が動力循環が生じるときよりも却って低下してしまう場合も発生する。
本発明は、ハイブリッド車両の効率低下をより適切に抑制することができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、第1回転部に伝達された動力を第2回転部及び第3回転部に分配可能な動力分配機構と、第1回転部に動力を伝達可能なエンジンと、第2回転部に分配された動力を利用して発電可能な第1回転電機と、第1回転電機の発電電力を利用して動力を発生可能な第2回転電機と、第2回転部の回転を固定可能な固定機構と、を有し、エンジンから第3回転部に分配された動力及び第2回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置であって、エンジンの要求動力を設定する要求動力設定部と、要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が所定の高効率となるエンジンの要求回転速度を設定する高効率条件設定部と、第1回転部及び第2回転部の回転方向が互いに反対方向である場合に、固定機構により第2回転部の回転を停止させて固定する固定機構制御部と、固定機構による第2回転部の回転の固定が行われていないときはエンジンの回転速度を高効率条件設定部で設定された要求回転速度に追従させ、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときはエンジンの動力を要求動力設定部で設定された要求動力に追従させるようにエンジンの運転制御を行う運転制御部と、を備え、固定機構制御部は、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときに、エンジンの回転速度が固定機構により第2回転部の回転を停止させる直前から設定値以上変化した場合は、固定機構による第2回転部の回転の固定を解除することを要旨とする。
また、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、第1回転部に伝達された動力を第2回転部及び第3回転部に分配可能な動力分配機構と、第1回転部に動力を伝達可能なエンジンと、第2回転部に分配された動力を利用して発電可能な第1回転電機と、第1回転電機の発電電力を利用して動力を発生可能な第2回転電機と、第2回転部の回転を固定可能な固定機構と、を有し、エンジンから第3回転部に分配された動力及び第2回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置であって、エンジンの要求動力を設定する要求動力設定部と、要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が所定の高効率となるエンジンの要求回転速度を設定する高効率条件設定部と、第1回転部及び第2回転部の回転方向が互いに反対方向である場合に、固定機構により第2回転部の回転を停止させて固定する固定機構制御部と、固定機構による第2回転部の回転の固定が行われていないときはエンジンの回転速度を高効率条件設定部で設定された要求回転速度に追従させ、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときはエンジンの動力を要求動力設定部で設定された要求動力に追従させるようにエンジンの運転制御を行う運転制御部と、を備え、固定機構制御部は、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときに、エンジンの回転速度が高効率条件設定部で設定された要求回転速度に対して設定値以上離れた場合は、固定機構による第2回転部の回転の固定を解除することを要旨とする。
本発明の一態様では、高効率条件設定部は、要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が最も高くなるエンジンの要求回転速度を設定することが好適である。
また、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、第1回転部に伝達された動力を第2回転部及び第3回転部に分配可能な動力分配機構と、第1回転部に動力を伝達可能なエンジンと、第2回転部に分配された動力を利用して発電可能な第1回転電機と、第1回転電機の発電電力を利用して動力を発生可能な第2回転電機と、第2回転部の回転を固定可能な固定機構と、を有し、エンジンから第3回転部に分配された動力及び第2回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置であって、エンジンの要求動力を設定する要求動力設定部と、要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が所定の高効率となるエンジンの要求トルクを設定する高効率条件設定部と、第1回転部及び第2回転部の回転方向が互いに反対方向である場合に、固定機構により第2回転部の回転を停止させて固定する固定機構制御部と、固定機構による第2回転部の回転の固定が行われていないときはエンジンのトルクを高効率条件設定部で設定された要求トルクに追従させ、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときはエンジンの動力を要求動力設定部で設定された要求動力に追従させるようにエンジンの運転制御を行う運転制御部と、を備え、固定機構制御部は、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときに、エンジンのトルクが固定機構により第2回転部の回転を停止させる直前から設定値以上変化した場合は、固定機構による第2回転部の回転の固定を解除することを要旨とする。
また、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、第1回転部に伝達された動力を第2回転部及び第3回転部に分配可能な動力分配機構と、第1回転部に動力を伝達可能なエンジンと、第2回転部に分配された動力を利用して発電可能な第1回転電機と、第1回転電機の発電電力を利用して動力を発生可能な第2回転電機と、第2回転部の回転を固定可能な固定機構と、を有し、エンジンから第3回転部に分配された動力及び第2回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置であって、エンジンの要求動力を設定する要求動力設定部と、要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が所定の高効率となるエンジンの要求トルクを設定する高効率条件設定部と、第1回転部及び第2回転部の回転方向が互いに反対方向である場合に、固定機構により第2回転部の回転を停止させて固定する固定機構制御部と、固定機構による第2回転部の回転の固定が行われていないときはエンジンのトルクを高効率条件設定部で設定された要求トルクに追従させ、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときはエンジンの動力を要求動力設定部で設定された要求動力に追従させるようにエンジンの運転制御を行う運転制御部と、を備え、固定機構制御部は、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときに、エンジンのトルクが高効率条件設定部で設定された要求トルクに対して設定値以上離れた場合は、固定機構による第2回転部の回転の固定を解除することを要旨とする。
本発明の一態様では、高効率条件設定部は、要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が最も高くなるエンジンの要求トルクを設定することが好適である。
本発明によれば、第2回転部の回転を固定することでエンジンの運転状態が高効率状態から離れることによる効率低下幅が動力循環による効率低下幅よりも大きくなる場合に、エンジンの運転状態が高効率状態になるようにエンジンの運転制御を行うことができる。その結果、動力循環を回避するために第2回転部の回転を固定する場合よりもハイブリッド車両全体での効率を向上させることができ、ハイブリッド車両の効率低下をより適切に抑制することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置を含むハイブリッド車両の概略構成を示す図である。動力を発生可能なエンジン(内燃機関)50の出力軸は、動力分配機構52に連結されている。動力分配機構52は、エンジン50の出力軸の他に、減速機14の入力軸、及び発電可能なモータジェネレータMG1(第1回転電機)の回転子とも連結されている。ここでの動力分配機構52は、例えばリングギアRとキャリアCとサンギアSとを回転要素として有する遊星歯車機構(シングルピニオン遊星歯車)により構成することができ、キャリアCがエンジン50の出力軸に連結され、サンギアSがモータジェネレータMG1の回転子に連結され、リングギアRが減速機14の入力軸に連結されている。減速機14の出力軸は、駆動輪である前輪19と連結されている。また、動力を発生可能なモータジェネレータMG2(第2回転電機)の回転子は、減速機15の入力軸に連結されており、減速機15の出力軸は、駆動輪である後輪20と連結されている。ただし、モータジェネレータMG2の回転子を前輪19に連結することもできる。
エンジン50が発生した動力は、動力分配機構52のキャリアCに伝達される。動力分配機構52は、キャリアCに伝達されたエンジン50からの動力をサンギアS及びリングギアRに分配する。エンジン50からリングギアRに分配された動力は、減速機14で減速されてから前輪19に伝達され、車両の駆動に用いられる。一方、エンジン50からサンギアSに分配された動力は、モータジェネレータMG1に伝達され、モータジェネレータMG1は、この伝達された動力を利用して発電を行うことができる。モータジェネレータMG1による発電電力は、インバータ12で電力変換されてからモータジェネレータMG2の巻線に供給される。また、モータジェネレータMG1による発電電力をインバータ12で電力変換してから二次電池16に回収することもできる。そして、二次電池16からの電力をインバータ12で電力変換してからモータジェネレータMG2の巻線に供給することもできる。モータジェネレータMG2は、その巻線に供給された電力を利用してその回転子に動力を発生させる。モータジェネレータMG2の回転子に発生した動力は、減速機15で減速されてから後輪20に伝達され、車両の駆動に用いられる。また、モータジェネレータMG2の回生運転により、後輪20(車両)の動力をモータジェネレータMG2の発電電力に変換し、インバータ12で電力変換してから二次電池16に回収することもできる。以上のように、本実施形態では、エンジン50から動力分配機構52のリングギアRに分配された動力、及びモータジェネレータMG2の回転子に発生した動力の少なくとも1つ以上を利用して車両の走行を行うことができる。
動力分配機構(遊星歯車機構)52において、サンギアS、キャリアC、及びリングギアRの3つの回転要素の回転速度は、図2の共線図に示す共線関係にある。ただし、図2の共線図において、ρはサンギアSとリングギアRの歯数比(0<ρ<1を満たす定数)である。図2の共線図では、エンジン50に連結されたキャリアCが、モータジェネレータMG1に連結されたサンギアSと、減速機14(前輪19)に連結されたリングギアRとの間に配置されている。そのため、エンジン50からキャリアCに伝達されたトルクは、サンギアS及びリングギアRにそれらのトルク比が所定比ρになる状態で分配されてから、モータジェネレータMG1及び減速機14にそれぞれ伝達される。そして、動力分配機構(遊星歯車機構)52は2自由度の回転自由度を有する機構であり、サンギアS、キャリアC、及びリングギアRの3つの回転要素のうち2つの回転要素の回転速度が決まると、残りの1つの回転要素の回転速度も決まる。なお、以下の説明において、サンギアS、キャリアC、及びリングギアRの回転速度については、エンジン50が動力を発生しているときのキャリアCの回転方向(共線図の上側)を正とする。
ブレーキB1は、その開放によってエンジン50(キャリアC)の回転を許容し、その係合によってエンジン50(キャリアC)の回転を固定することが可能である。ブレーキB2は、その開放によってモータジェネレータMG1(サンギアS)の回転を許容し、その係合によってモータジェネレータMG1(サンギアS)の回転を固定することが可能である。
電子制御ユニット42は、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROMと、一時的にデータを記憶するRAMと、入出力ポートと、を備える。この電子制御ユニット42には、図示しないセンサにより検出されたアクセル開度Aを示す信号、エンジン50(キャリアC)の回転速度Neを示す信号、モータジェネレータMG1(サンギアS)の回転速度Ngを示す信号、モータジェネレータMG2の回転速度Nmを示す信号、及び車両速度V(前輪19の回転速度)を示す信号等が入力ポートを介して入力されている。一方、電子制御ユニット42からは、エンジン50、モータジェネレータMG1,MG2の駆動制御を行うための駆動制御信号、及びブレーキB1,B2の開放/係合状態を制御するためのブレーキ制御信号等が出力ポートを介して出力されている。
電子制御ユニット42は、例えば図3に示すブロック図により構成することができる。要求動力設定部60は、例えばアクセル開度A及び車両速度(車速)Vに基づいて車両要求動力Pv0を設定する。そして、要求動力設定部60は、この車両要求動力Pv0及び二次電池16の充電状態(SOC:State of Charge)に基づいてエンジン50の要求動力Pe0を設定する。ここで、二次電池16のSOC(電池残存容量)については、例えば図示しないセンサにより検出された二次電池16の電流Ib及び電圧Vbに基づいて推定することができる。
エンジン運転条件設定部62は、要求動力設定部60で設定されたエンジン50の要求動力Pe0に対して、エンジン50の効率が所定の高効率となるエンジン50の要求回転速度Ne0及び要求トルクTe0を設定する。図4に示すように、エンジン50の効率(熱効率)は、エンジン50の回転速度Ne及びトルクTeに応じて変化し、エンジン50の最適燃費線(与えられたエンジン動力に対して効率が最も高くなる点を結んだ線)が存在する。そこで、この最適燃費線上におけるエンジン要求動力Pe0に対するエンジン50の要求回転速度Ne0及び要求トルクTe0の関係を示すマップを電子制御ユニット42のROMに予め記憶しておく。そして、エンジン運転条件設定部62は、このマップにおいてエンジン要求動力Pe0に対応するエンジン50の要求回転速度Ne0及び要求トルクTe0を導出することで、与えられたエンジン要求動力Pe0に対してエンジン50の効率が最も高くなるエンジン50の要求回転速度Ne0及び要求トルクTe0を設定することができる。
ブレーキ制御部64は、ブレーキB1,B2の開放/係合状態を制御する。エンジン50の運転を行う(エンジン50により動力を発生させる)ときは、ブレーキ制御部64は、ブレーキB1を開放状態に制御する。また、図2の共線図に示すようにサンギアS(モータジェネレータMG1)の回転速度Ngが正、つまりサンギアS(モータジェネレータMG1)の回転方向がキャリアC(エンジン50)の回転方向と同方向であるときは、ブレーキ制御部64は、ブレーキB2を開放状態に制御する。一方、図5の共線図に示すようにサンギアSの回転速度Ngが負、つまりサンギアSの回転方向がキャリアCの回転方向と反対方向であるときは、ブレーキ制御部64は、ブレーキB2を係合させることで、図6の共線図に示すようにサンギアS(モータジェネレータMG1)の回転を停止させて固定する。なお、係合状態のブレーキB2を開放する(サンギアSの回転の固定を解除する)条件については後述する。
運転制御部66は、ブレーキB2が開放されているとき、つまりサンギアS(モータジェネレータMG1)の回転が固定されていないときは、エンジン50の回転速度Ne及びトルクTeをエンジン運転条件設定部62で設定された要求回転速度Ne0及び要求トルクTe0にそれぞれ追従させるようにエンジン50の運転制御を行う。つまり、エンジン50の回転速度Ne及びトルクTeが最適燃費線上に位置するようにエンジン50の運転制御を行う。さらに、運転制御部66は、車両要求動力Pvと車速Vとエンジン50の要求回転速度Ne0及び要求トルクTe0とに基づいて、モータジェネレータMG1の要求回転速度Ng0及び要求トルクTg0とモータジェネレータMG2の要求回転速度Nm0及び要求トルクTm0とを設定する。そして、運転制御部66は、モータジェネレータMG1の回転速度Ng及びトルクTgをこの要求回転速度Ng0及び要求トルクTg0にそれぞれ追従させるようにモータジェネレータMG1の運転制御を行うとともに、モータジェネレータMG2の回転速度Nm及びトルクTmをこの要求回転速度Nm0及び要求トルクTm0にそれぞれ追従させるようにモータジェネレータMG2の運転制御を行う。なお、モータジェネレータMG1,MG2の運転制御については、インバータ12のスイッチング素子のスイッチング動作を制御することで行うことができる。
一方、運転制御部66は、ブレーキB2が係合されているとき、つまりサンギアSの回転が固定されているときは、エンジン50の動力Pe(=Te×Ne)を要求動力設定部60で設定されたエンジン要求動力Pe0に追従させるようにエンジン50の運転制御を行う。さらに、運転制御部66は、車両要求動力Pvとエンジン要求動力Pe0と車速Vとに基づいて、モータジェネレータMG2の要求回転速度Nm0及び要求トルクTm0を設定する。そして、運転制御部66は、モータジェネレータMG2の回転速度Nm及びトルクTmをこの要求回転速度Nm0及び要求トルクTm0にそれぞれ追従させるようにモータジェネレータMG2の運転制御を行う。このとき、モータジェネレータMG1の運転は停止される。なお、ブレーキB2が係合されてサンギアSの回転が停止することで、図6の共線図に示すようにエンジン50の回転速度Neが増大し、エンジン50の運転状態が最適燃費線上から外れることになる。
次に、電子制御ユニット42がエンジン50の運転制御を行うときにブレーキB2の開放/係合状態を切り換える処理の詳細について、図7のフローチャートを用いて説明する。図7のフローチャートは、所定時間おきに繰り返して実行される。
まずステップS101では、エンジン要求動力Pe0に基づいてエンジン50の効率が高効率となる(エンジン50の運転状態が最適燃費線上に位置する)ときのエンジン50の要求回転速度Ne0及び要求トルクTe0がエンジン運転条件設定部62により設定される。次にステップS102では、ブレーキB2の開放/係合状態を表すフラグFの値が0であるか否かがブレーキ制御部64により判定される。ここでのフラグFについては、例えばブレーキB2が開放されているときはF=0に設定され、ブレーキB2が係合されているときはF=1に設定される。ブレーキB2が開放状態にあり、フラグFの値が0である場合(ステップS102の判定結果がYESの場合)は、ステップS103に進む。一方、ブレーキB2が係合状態にあり、フラグFの値が1である場合(ステップS102の判定結果がNOの場合)は、ステップS106に進む。前述のように、フラグFの値が0である場合は、エンジン50の運転状態(回転速度Ne及びトルクTe)が最適燃費線上に位置するようにエンジン50の運転制御が行われ、フラグFの値が1である場合は、エンジン50の運転状態が最適燃費線上から外れることになる。
ステップS103では、サンギアS(モータジェネレータMG1)の回転速度Ngが負であるか否か、つまりサンギアS(モータジェネレータMG1)の回転方向がキャリアC(エンジン50)の回転方向と反対方向であるか否かがブレーキ制御部64により判定される。図2の共線図に示すようにサンギアSの回転速度Ngが0よりも大きい場合(ステップS103の判定結果がNOの場合)は、エンジン50の動力がモータジェネレータMG1及び前輪19に分配され、モータジェネレータMG1がこの分配された動力を利用して発電運転を行い、モータジェネレータMG2がこの発電電力を利用して力行運転を行うことで車両を駆動する。この場合は、動力循環は発生していないと判定されるため、ブレーキB2を開放状態に保って、本処理の実行を終了する。さらに、サンギアSの回転速度Ngが0の場合も、ブレーキB2を開放状態に保って、本処理の実行を終了する。一方、サンギアSの回転速度Ngが0よりも小さい場合(ステップS103の判定結果がYESの場合)は、モータジェネレータMG1が力行運転を行うことになる。その場合は、モータジェネレータMG2が発電運転を行うことで車両の動力の一部を発電電力に変換し、モータジェネレータMG1がこの発電電力を利用して力行運転を行うことで車両を駆動する、いわゆる動力循環が発生することになる。その場合は、ステップS104に進む。
ステップS104では、ブレーキ制御部64によりブレーキB2が係合されることで、サンギアS(モータジェネレータMG1)の回転が停止して固定される。これによって、モータジェネレータMG1の力行運転が防止され、動力循環が防止される。次にステップS105では、ブレーキB2が係合状態にあることを示すために、ブレーキ制御部64によりフラグFの値が1に設定される。そして、本処理の実行を終了する。
また、ステップS106では、ブレーキB2が係合されている(サンギアSの回転が固定されている)ときのエンジン50の回転速度Ne及びトルクTeが取得される。ここで、エンジントルクTeについては、エンジン回転速度Ne及びスロットル開度D(図示しないセンサにより検出)に基づいて推定することもできるし、エンジン要求動力Pe0及びエンジン回転速度Neから算出されるエンジン要求トルクTe0を用いることもできる。
ステップS107では、ステップS106で取得されたサンギアSの回転が固定されているときのエンジン回転速度Neと、サンギアSの回転を停止させる(ブレーキB2を開放から係合に切り換える)直前のエンジン回転速度Ne_oldとの差ΔNe(絶対値)が設定値N1以上であるか否かがブレーキ制御部64により判定される。差ΔNeが設定値N1よりも小さい場合(ステップS107の判定結果がNOの場合)は、ステップS108に進む。一方、例えばエンジン回転速度NeがサンギアSの回転を停止させる直前から設定値N1以上増大(変化)して、差ΔNeが設定値N1以上になった場合(ステップS107の判定結果がYESの場合)は、ステップS109に進む。
ステップS108では、ステップS106で取得されたサンギアSの回転が固定されているときのエンジントルクTeと、サンギアSの回転を停止させる直前のエンジントルクTe_oldとの差ΔTe(絶対値)が設定値T1以上であるか否かがブレーキ制御部64により判定される。差ΔTeが設定値T1よりも小さい場合(ステップS108の判定結果がNOの場合)は、ブレーキB2を係合状態に保って、本処理の実行を終了する。一方、例えばエンジントルクTeが設定値T1以上減少(変化)して、差ΔTeが設定値T1以上になった場合(ステップS108の判定結果がYESの場合)は、ステップS109に進む。
ステップS109では、ブレーキ制御部64によりブレーキB2が開放されることで、サンギアS(モータジェネレータMG1)の回転の固定が解除される。次にステップS110では、ブレーキB2が開放状態にあることを示すために、ブレーキ制御部64によりフラグFの値が0に設定される。そして、本処理の実行を終了する。
前述のように、ブレーキB2を係合してサンギアS(モータジェネレータMG1)の回転を固定することで動力循環の発生を回避できるが、サンギアSの回転停止に伴ってエンジン50の運転状態(回転速度Ne及びトルクTe)が最適燃費線から離れることでエンジン50の効率が低下することになる。エンジン50の運転状態が最適燃費線から大きく離れるときは、ハイブリッド車両全体での効率が動力循環が生じるときよりも却って低下してしまう場合も発生する。
これに対して本実施形態では、サンギアSの回転が固定されているときに、エンジン回転速度NeがサンギアSの回転を停止させる直前から設定値N1以上変化した場合や、エンジントルクTeがサンギアSの回転を停止させる直前から設定値T1以上変化した場合は、ブレーキ制御部64は、サンギアS(モータジェネレータMG1)の回転の固定を解除する。これによって、サンギアSの回転を固定することでエンジン50の運転状態(回転速度Ne及びトルクTe)が最適燃費線から離れることによる効率低下幅が動力循環による効率低下幅よりも大きくなる場合に、エンジン50の運転状態が最適燃費線上に位置するようにエンジン50の運転制御を行うことができる。その結果、動力循環を回避するためにサンギアSの回転を固定する場合よりもハイブリッド車両全体での効率を向上させることができ、ハイブリッド車両の効率低下をより適切に抑制することができる。
本実施形態では、図7のフローチャートにおいて、ステップS107とステップS108の順序を入れ換えることもできる。また、ステップS107とステップS108のいずれか一方を省略することもできる。ステップS107を省略した例では、サンギアSの回転が固定されているときのエンジントルクTeがサンギアSの回転を停止させる直前から設定値T1以上変化した場合に、サンギアSの回転の固定が解除される。また、ステップS108を省略した例では、サンギアSの回転が固定されているときのエンジン回転速度NeがサンギアSの回転を停止させる直前から設定値N1以上変化した場合に、サンギアSの回転の固定が解除される。
また、本実施形態では、ブレーキ制御部64は、サンギアSの回転が固定されているときに(F=1のときに)、エンジン回転速度Neがエンジン運転条件設定部62で設定された要求回転速度Ne0に対して設定値N1以上離れた場合(エンジン回転速度Neと要求回転速度Ne0との差(絶対値)が設定値N1以上である場合)は、サンギアSの回転の固定を解除することもできる。また、ブレーキ制御部64は、サンギアSの回転が固定されているときに、エンジントルクTeがエンジン運転条件設定部62で設定された要求トルクTe0に対して設定値T1以上離れた場合(エンジントルクTeと要求トルクTe0との差(絶対値)が設定値T1以上である場合)は、サンギアSの回転の固定を解除することもできる。
また、本実施形態では、ブレーキ制御部64は、サンギアSの回転が固定されているときに(F=1のときに)、エンジン50の効率ηがサンギアSの回転を停止させる直前から設定値η1以上減少(変化)した場合は、サンギアSの回転の固定を解除することもできる。ここで、エンジン50の効率ηについては、エンジン回転速度Ne及びエンジントルクTeから演算することができる。また、ブレーキ制御部64は、サンギアSの回転が固定されているときに、エンジン回転速度Ne及びエンジントルクTeから演算されたエンジン50の効率ηがエンジン要求回転速度Ne0及びエンジン要求トルクTe0から演算された効率η0に対して設定値η1以上減少した(離れた)場合は、サンギアSの回転の固定を解除することもできる。
これらの構成例においても、エンジン50の運転状態が最適燃費線から離れることによる効率低下幅が動力循環による効率低下幅よりも大きくなる場合に、エンジン50の運転状態が最適燃費線上に位置するようにエンジン50の運転制御を行うことができるので、動力循環を回避するためにサンギアSの回転を固定する場合よりもハイブリッド車両全体での効率を向上させることができる。
なお、設定値N1,T1,η1については、エンジン50の回転速度Ne及びトルクTeに対する効率ηの特性、及び動力循環による効率低下幅を考慮して、例えば実験的に設定することができる。また、本実施形態では、設定値N1,T1,η1を車速Vに応じて変化させることもできる。動力循環による効率低下幅は車速Vの増大に対して増大するため、車速Vの増大に対して設定値N1,T1,η1を増大させることで、ハイブリッド車両の効率低下をより好適に抑制することができる。
以上の本実施形態の説明では、動力分配機構52をシングルピニオン遊星歯車により構成するものとした。ただし、本実施形態では、動力分配機構52をダブルピニオン遊星歯車により構成することもできる。その場合は、エンジン50をリングギアRに連結し、減速機14(前輪19)をキャリアCに連結し、モータジェネレータMG1をサンギアSに連結した例を考えればよい。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る制御装置を含むハイブリッド車両の概略構成を示す図である。 遊星歯車機構の各回転要素の回転速度を示す共線図である。 電子制御ユニットの構成例を示す図である。 エンジンの最適燃費線を説明する図である。 動力循環が発生するときの遊星歯車機構の各回転要素の回転速度を示す共線図である。 サンギアの回転を固定したときの遊星歯車機構の各回転要素の回転速度を示す共線図である。 電子制御ユニットがブレーキの開放/係合状態を切り換える処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
12 インバータ、16 二次電池、42 電子制御ユニット、50 エンジン、52 動力分配機構、60 要求動力設定部、62 エンジン運転条件設定部、64 ブレーキ制御部、66 運転制御部、B1,B2 ブレーキ、C キャリア、MG1,MG2 モータジェネレータ、R リングギア、S サンギア。

Claims (6)

  1. 第1回転部に伝達された動力を第2回転部及び第3回転部に分配可能な動力分配機構と、第1回転部に動力を伝達可能なエンジンと、第2回転部に分配された動力を利用して発電可能な第1回転電機と、第1回転電機の発電電力を利用して動力を発生可能な第2回転電機と、第2回転部の回転を固定可能な固定機構と、を有し、エンジンから第3回転部に分配された動力及び第2回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置であって、
    エンジンの要求動力を設定する要求動力設定部と、
    要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が所定の高効率となるエンジンの要求回転速度を設定する高効率条件設定部と、
    第1回転部及び第2回転部の回転方向が互いに反対方向である場合に、固定機構により第2回転部の回転を停止させて固定する固定機構制御部と、
    固定機構による第2回転部の回転の固定が行われていないときはエンジンの回転速度を高効率条件設定部で設定された要求回転速度に追従させ、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときはエンジンの動力を要求動力設定部で設定された要求動力に追従させるようにエンジンの運転制御を行う運転制御部と、
    を備え、
    固定機構制御部は、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときに、エンジンの回転速度が固定機構により第2回転部の回転を停止させる直前から設定値以上変化した場合は、固定機構による第2回転部の回転の固定を解除する、ハイブリッド車両の制御装置。
  2. 第1回転部に伝達された動力を第2回転部及び第3回転部に分配可能な動力分配機構と、第1回転部に動力を伝達可能なエンジンと、第2回転部に分配された動力を利用して発電可能な第1回転電機と、第1回転電機の発電電力を利用して動力を発生可能な第2回転電機と、第2回転部の回転を固定可能な固定機構と、を有し、エンジンから第3回転部に分配された動力及び第2回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置であって、
    エンジンの要求動力を設定する要求動力設定部と、
    要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が所定の高効率となるエンジンの要求回転速度を設定する高効率条件設定部と、
    第1回転部及び第2回転部の回転方向が互いに反対方向である場合に、固定機構により第2回転部の回転を停止させて固定する固定機構制御部と、
    固定機構による第2回転部の回転の固定が行われていないときはエンジンの回転速度を高効率条件設定部で設定された要求回転速度に追従させ、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときはエンジンの動力を要求動力設定部で設定された要求動力に追従させるようにエンジンの運転制御を行う運転制御部と、
    を備え、
    固定機構制御部は、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときに、エンジンの回転速度が高効率条件設定部で設定された要求回転速度に対して設定値以上離れた場合は、固定機構による第2回転部の回転の固定を解除する、ハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
    高効率条件設定部は、要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が最も高くなるエンジンの要求回転速度を設定する、ハイブリッド車両の制御装置。
  4. 第1回転部に伝達された動力を第2回転部及び第3回転部に分配可能な動力分配機構と、第1回転部に動力を伝達可能なエンジンと、第2回転部に分配された動力を利用して発電可能な第1回転電機と、第1回転電機の発電電力を利用して動力を発生可能な第2回転電機と、第2回転部の回転を固定可能な固定機構と、を有し、エンジンから第3回転部に分配された動力及び第2回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置であって、
    エンジンの要求動力を設定する要求動力設定部と、
    要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が所定の高効率となるエンジンの要求トルクを設定する高効率条件設定部と、
    第1回転部及び第2回転部の回転方向が互いに反対方向である場合に、固定機構により第2回転部の回転を停止させて固定する固定機構制御部と、
    固定機構による第2回転部の回転の固定が行われていないときはエンジンのトルクを高効率条件設定部で設定された要求トルクに追従させ、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときはエンジンの動力を要求動力設定部で設定された要求動力に追従させるようにエンジンの運転制御を行う運転制御部と、
    を備え、
    固定機構制御部は、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときに、エンジンのトルクが固定機構により第2回転部の回転を停止させる直前から設定値以上変化した場合は、固定機構による第2回転部の回転の固定を解除する、ハイブリッド車両の制御装置。
  5. 第1回転部に伝達された動力を第2回転部及び第3回転部に分配可能な動力分配機構と、第1回転部に動力を伝達可能なエンジンと、第2回転部に分配された動力を利用して発電可能な第1回転電機と、第1回転電機の発電電力を利用して動力を発生可能な第2回転電機と、第2回転部の回転を固定可能な固定機構と、を有し、エンジンから第3回転部に分配された動力及び第2回転電機の動力の少なくとも1つ以上を利用して走行可能なハイブリッド車両にて用いられる制御装置であって、
    エンジンの要求動力を設定する要求動力設定部と、
    要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が所定の高効率となるエンジンの要求トルクを設定する高効率条件設定部と、
    第1回転部及び第2回転部の回転方向が互いに反対方向である場合に、固定機構により第2回転部の回転を停止させて固定する固定機構制御部と、
    固定機構による第2回転部の回転の固定が行われていないときはエンジンのトルクを高効率条件設定部で設定された要求トルクに追従させ、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときはエンジンの動力を要求動力設定部で設定された要求動力に追従させるようにエンジンの運転制御を行う運転制御部と、
    を備え、
    固定機構制御部は、固定機構により第2回転部の回転が固定されているときに、エンジンのトルクが高効率条件設定部で設定された要求トルクに対して設定値以上離れた場合は、固定機構による第2回転部の回転の固定を解除する、ハイブリッド車両の制御装置。
  6. 請求項4または5に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
    高効率条件設定部は、要求動力設定部で設定されたエンジンの要求動力に対して、エンジンの効率が最も高くなるエンジンの要求トルクを設定する、ハイブリッド車両の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302892A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Aisin Seiki Co Ltd 車両の駆動システム
JP2011046224A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Kubota Corp ハイブリッド車輌
US9216736B2 (en) 2013-02-13 2015-12-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for hybrid vehicle

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