JP2007245833A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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康典 山本
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Abstract

【課題】先行車両に追従走行するとき、ドライバのフィーリングにあった警報タイミングで警報を発することができる車両の走行制御装置を提供する。
【解決手段】本発明の車両の走行制御装置は、自車両の前方にいる先行車両を認識する先行車両認識手段14と、この先行車両認識手段が認識した先行車両と自車両との車間距離を検知する車間距離検知手段14と、自車両と先行車両との目標車間距離を複数設定する目標車間距離設定手段6cと、この目標車間距離を維持するように自車両を先行車両に対して追従走行させる追従走行手段2,4,16と、車間距離検知手段により検知された車間距離が目標車間距離よりも短い警報作動しきい値以下になったときに警報をドライバに報知する警報手段4,18と、を有し、警報手段は、警報作動しきい値を複数設定された目標車間距離のそれぞれに応じて変更する(図5のa1,b1,c1)。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の走行制御装置に係り、特に、自車両を先行車両に対して追従走行させる車両の走行制御装置に関する。
従来から、自車両の前方を走行する先行車両が存在する場合には、先行車両との車間距離(車間時間)を調整して先行車両に追従走行し、先行車両が存在しない場合には、設定された車速で定速走行するように車両を制御する走行制御装置が知られている。
例えば、特許文献1記載の装置では、目標車間(車間時間)をドライバの好みや走行環境に応じて複数設定し、どの車間距離(車間時間)が設定されているか表示してドライバに知らせるよにしている。
さらに、特許文献2の装置では、目標車速に応じて車間距離を変更する、即ち、目標車速が高速であるほど車間距離を長く設定するようにし、これに加えて、ドライバが、アクセル操作をした場合には、車間距離を短くし、ブレーキ操作をしたときは、車間時間を長くして、快適な追従走行ができるようにしている。
また、従来の車両の走行制御装置においては、車間距離(車間時間)が所定距離(所定時間)以内となった場合には、その旨をドライバに知らせるために、警報を発するようになっている。
さらに、従来のものでは、車間距離(車間時間)が上述した警報用のものよりも短い所定距離(所定時間)以内となった場合には、自動ブレーキ等を作動させ、自車両を減速させて、先行車両との衝突を回避するようになっている。
特開平11−42957号公報 特開平10−318009号公報
一般的に、自車両の先行車両に対する相対速度が高くなるほど、ドライバが怖いと感じる車間距離が長くなる。そのため、上述した従来の装置においては、その警報を発するための警報作動しきい値(車間距離、車間時間)は、車間距離(車間時間)と相対速度により一律に規定されている。
しかしながら、車間距離(車間時間)が変更できる装置において、警報作動しきい値(車間距離、車間時間)が一律に設定されているので、警報を発するタイミングがドライバが予測したものとずれてしまい、ドライバがこの警報を発するタイミングに違和感を感じ、ドライバのフィーリングが悪化する。
そこで、本発明は、ドライバのフィーリングにあった警報タイミングで警報を発することができる車両の走行制御装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の第1発明は、自車両を先行車両に対して追従走行させる車両の走行制御装置であって、自車両の前方にいる先行車両を認識する先行車両認識手段と、この先行車両認識手段が認識した先行車両と自車両との車間距離を検知する車間距離検知手段と、自車両と先行車両との目標車間距離を複数設定する目標車間距離設定手段と、この目標車間距離を維持するように自車両を先行車両に対して追従走行させる追従走行手段と、目標車間距離よりも短い警報作動しきい値を設定すると共に車間距離検知手段により検知された車間距離が警報作動しきい値以下になったときに警報をドライバに報知する警報手段と、を有し、警報手段は、警報作動しきい値を複数設定された目標車間距離のそれぞれに応じて変更することを特徴としている。
このように構成された本発明の第1発明においては、目標車間距離設定手段により、自車両と先行車両との目標車間距離が複数設定されたとき、警報手段により、警報作動しきい値が目標車間距離に応じて複数設定されるので、警報手段による警報タイミングが、ドライバの好みや走行環境に合致したものとなり、ドライバのフィールングに合った警報タイミングで警報を発することができる。
本発明の第1発明において、好ましくは、目標車間距離設定手段は、複数の目標車間距離として、長中短の3段階の目標車間距離を設定し、これに対応して、警報手段も、長中短の3段階の警報作動しきい値を設定している。
このように構成された本発明の第1発明においては、長中短の3段階の目標車間距離が設定され、これに対応して、長中短の3段階の警報作動しきい値が設定されるので、警報タイミングが長中短の3段階の目標車間距離に合致したものとなり、ドライバのフィールングに合った警報タイミングで警報を発することができる。
本発明の第1発明において、好ましくは、警報手段は、複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度に応じて変更する。
このように構成された本発明の第1発明においては、複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度に応じて変更しているので、よりドイラバーのフィーリングに合った警報タイミングで警報を発することができる。
本発明の第1発明において、好ましくは、警報手段は、複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度が高くなるほど警報作動しきい値を長い値に設定する。
このように構成された本発明の第1発明においては、複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度が高くなるほど警報作動しきい値を長い値に設定しているので、よりドイラバーのフィーリングに合った警報タイミングで警報を発することができる。
本発明の第2発明は、自車両を先行車両に対して追従走行させる車両の走行制御装置であって、自車両の速度を検知する自車両速度検知手段と、自車両の前方にいる先行車両を認識する先行車両認識手段と、この先行車両認識手段が認識した先行車両と自車両との車間距離を検知する車間距離検知手段と、自車両と先行車両との車間距離及び自車両の速度から算出される目標車間時間を複数設定する目標車間時間設定手段と、この目標車間時間を維持するように自車両を先行車両に対して追従走行させる追従走行手段と、目標車間時間よりも短い警報作動しきい値を設定すると共に検知された自車両と先行車両の相対速度及び自車両の速度から算出された車間時間が警報作動しきい値以下になったときに警報をドライバに報知する警報手段と、を有し、警報手段は、警報作動しきい値を複数設定された目標車間時間のそれぞれに応じて変更することを特徴としている。
本発明の第2発明において、好ましくは、目標車間時間設定手段は、複数の目標車間時間として、長中短の3段階の目標車間時間を設定し、これに対応して、警報手段も、長中短の3段階の警報作動しきい値を設定している。
本発明の第2発明において、好ましくは、警報手段は、複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度に応じて変更する。
本発明の第2発明において、好ましくは、警報手段は、複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度が高くなるほど警報作動しきい値を長い値に設定する。
本発明によれば、警報タイミングがドライバの好みや走行環境に合致したものとなるので、ドライバのフィールングに合った警報タイミングで警報を発することができる車両の走行制御装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の車両の走行制御装置の実施形態を説明する。
先ず、図1乃至図6により、本発明の第1実施形態を説明する。図1は本発明の車両の走行制御装置が搭載された自車両と先行車両との車間距離を示す概念図であり、図2は本発明の車両の走行制御装置の第1実施形態を示すブロック図であり、図3は図1の自車両のステアリングホイールを示す正面図であり、図4は図1の自車両のインストルメントパネルのメータユニットに設けられた表示部を示す正面図であり、図5は本発明の第1実施形態における、警報作動しきい値、相対速度、目標車間距離との関係を示す線図であり、図6は本発明の第1実施形態の制御内容を示すフローチャートである。
先ず、本発明の第1実施形態による車両の走行制御装置は、図1に示すように、自車両Aの前方に先行車両Bが存在する場合には、先行車両Bとの車間距離Dを調整して先行車両Bに追従走行し(アダプティブ・クルーズ・コントロール:ACC)、先行車両Bが存在しない場合には、設定された車速で定速走行する(定速走行モード)ように自車両Aを制御する車両の走行制御装置である。
図2に示すように、符号1は、第1実施形態による車両の走行制御装置を示し、この走行制御装置1は、自車両Aの前方に先行車両Bが存在しない場合に設定された車速で定速走行する(定速走行モード)ように速度制御を行うパワートレイン・コントロール・モジュール(PCM)2と、自車両Aの前方に先行車両Bが存在する場合に先行車両Bとの車間距離Dを調整して先行車両Bに追従走行する(アダプティブ・クルーズ・コントロール:ACC)ように速度制御を行うためのACCコントローラ4を備えている。
このPCM2には、定速走行モード及びACCを実行するために、操作部6に設けられた4つの操作スイッチ、即ち、メインスイッチ6a、キャンセルスイッチ6b、目標車間距離設定スイッチ6c、目標速度設定スイッチ6dから、ぞれぞれの情報が入力される。
具体的には、これらの4つのスイッチ6a,6b,6c,6dは、図3に示すように、ドライバが操作し易いように、ステアリングホイール8の水平方向に延びる右側のスポーク部8aに設けられている。
メインスイッチ6aは、本実施形態の走行制御装置1による定速走行モード及びACCを作動状態又は非作動状態にするためのスイッチであり、キャンセルスイッチ6bは、走行制御装置による制御をキャンセルするためのスイッチである。
目標車間距離設定スイッチ6cは、自車両Aと前方を走行する先行車両Bとの間の目標とする車間距離を設定するためのスイッチである。ここで、目標車間距離は、ドライバは、自己の好みや、走行環境(天候、視界の明暗、路面状態、道路形状等)に応じて、複数の車間距離、具体的には、「長」、「中」、「短」の3段階の車間距離を設定できるようになっている。
目標速度設定スイッチ6dは、自車両Aの定速走行モード時の目標速度を設定するためのスイッチである。なお、目標速度設定スイッチ6dは、定速走行モードにセットするセットスイッチ機能と、目標速度をドライバが前回に設定したときの車速に設定するリジュームスイッチとしての機能も備えている。
また、目標車間距離設定スイッチ6cにより設定された目標車間距離、及び、目標速度設定スイッチ6dにより設定された目標速度は、図2及び図3に示す表示部10に表示されるようになっている。
この表示部10は、図3に示すように、自車両Aのインストルメントパネルのメータユニットに設けられており、目標速度設定スイッチ6dにより設定された目標速度を表示する目標速度インジケータ10aと、目標車間距離設定スイッチ6cにより設定された目標車間距離を表示する(「長」、「中」、「短」の3段階の車間距離を表示する)目標車間距離を表示する目標車間距離インジケータ10bから構成されている。
また、自車両Aの実車速を検出するための車速センサ12が設けられており、図2に示すように、この車速センサ12から自車両Aの実車速が、PCM2に入力されるようになっている。
ACCコントローラ4には、車間距離センサ14から、先行車両Bの情報が入力されるようになっている。この車間距離センサ14は、具体的には、スキャン型レーザレータであり、レーザビームを前方に送出してその反射光から先行車両までの距離や方向、相対速度を検出する。このように、車間距離センサ14から入力される先行車両情報には、自車両に対する先行車両の方向(先行車両Bの存在)、自車両Aと先行車両Bとの車間距離D、先行車両Bに対する自車両Aの相対速度が含まれる。
図2に示すように、PCM2は、ACCコントローラ4から入力された減速/加速指示をオートアクチュエータ16に出力するようになっている。このオートアクチュエータ16は、エンジンのスロットルの開度及びブレーキによる制動を制御することにより、車速を加速したり減速したりするためのものである。
ACCコントローラ4は、警報ブザー18に警報発生信号を出力する。この警報ブザー18は、詳細は後述するように、自車両Aと先行車両Bとの車間距離Dが、警報作動しきい値(車間距離)よりも短くなったとき、ドライバに注意を促すために、例えば、「ピピピィ」という警報音をだすためのものである。なお、この警報ブザー18として、上述した表示部10を点滅表示させて、ドライバに注意を促すようにしても良い。また、これらの警報音と点滅表示の両方を使用するようにしても良い。
次に、図5により、第1実施形態における、警報作動しきい値(車間距離)、相対速度、目標車間距離との関係を説明する。上述したように、ドライバは、自己の好みや走行環境に応じて複数の目標車間距離を設定している。本実施形態では、これらの複数設定された目標車間距離、具体的には、目標車間距離「長」、「中」、「短」毎に、異なる警報作動しきい値(車間距離)a1、b1、c1を設定している。異なる警報作動しきい値(車間距離)a1、b1、c1は、共通の特性として、警報作動しきい値a1、b1、c1は、相対速度が大きいほど長い距離となり、相対速度がそれぞれの所定値より大きくなった領域では、一定値となるように設定されている。さらに、警報作動しきい値(車間距離)a1、b1、c1は、相対速度が同じときには、設定された目標車間距離が長いほど、長い距離となるように、設定されている。
次に、本発明の第1実施形態による車両の走行制御装置の動作を説明する。先ず、PCM2に、定速走行モード及びACCを実行するために、4つの操作スイッチであるメインスイッチ6a、キャンセルスイッチ6b、目標車間距離設定スイッチ6c、目標速度設定スイッチ6dの各々から、メインスイッチのON又はOFF、キャンセルスイッチのON、目標車間距離、目標車速が入力され、さらに、車速センサ12から、自車両Aの実車速が入力される。
PCMは、これらの入力情報である、操作スイッチ情報、目標車間距離、目標車速、実開昭車速の信号を、ACCコノトローラ4に出力する。
ACCコントローラ4には、車速センサ14から、先行車両Bの情報である、自車両に対する先行車両の方向(先行車両Bの存在)、自車両Aと先行車両Bとの車間距離D、自車両Aに対する先行車両Bの相対速度が入力される。
ACCコントローラ4は、自車両Aの前方に先行車両Bが存在しない場合には、定速走行モードとなり、これらの入力された情報に基づいて、自車両Aの実車速が設定された目標車速となるように、PCM2へ、減速/加速指示の信号を出力し、PCM2は、この減速/加速指示の信号に基づき、オートアクチュエータ16を制御する。具体的には、自車両Aの実車速が目標車速より小さい場合には、オートアクチュエータ16によりスロットル開度を増大させて、増速するようにし、また、自車両Aの実車速が目標車速よりも大きい場合には、オートアクチュエータ16によりスロット開度を減少させる、及び/又は、ブレーキにより制動させるようにして、自車両Aの実車速が目標車速となるようにしている。
次に、ACCコントローラ4は、自車両Aの前方に走行車両Bが走行している場合には、ACCを実行し、自車両Aの先行車両Bに対する車間距離Dが、設定された目標車間距離となるように、PCM2へ、減速/加速指示の信号を出力し、PCM2は、この減速/加速指示の信号に基づき、オートアクチュエータ16を制御する。具体的には、車間距離Dが目標車間距離よりも大きい場合には、オートアクチュエータ16によりスロットル開度を増大させて、増速するようにし、また、車間距離Dが目標車間距離よりも短い場合には、オートアクチュエータ16によりスロット開度を減少させる、及び/又は、ブレーキにより制動させるようにして、車間距離Dが目標車間距離となるようにしている。
図4に示すように、定速走行モード及びACCの実行中において、表示部10の目標速度インジケータ10aには、目標速度が表示され、目標車間距離インジケータ10bには、設定された目標車間距離(「長」、「中」、「短」の3段階の何れか)が表示され、ドライバが認識し易いようになっている。
次に、図6により、警報ブザー18により警報音を出す場合の動作を説明する。図6において、Sは各ステップを示している。
最初に、S1において、ACC実行中か否かを判定し、ACC中であれば、S2に進み、先行車両が存在するか否かを判定する。先行車両が存在する場合には、S3に進み、目標車間距離が「短」に設定されているか否かを判定する。目標車間距離が「短」に設定されていれば、S4に進み、警報作動しきい値を図5に示す「c1」に設定する。
次に、S5に進み、車間距離が警報作動しきい値c1以下か否かを判定し、以下の場合には、警報ブザーを作動させ、ドライバに注意を促し、自車両が先行車両に接近していることを知らせる。
また、S3において、目標車間距離が「短」に設定されていなければ、S7に進み、目標車間距離が「中」に設定されているか否かを判定する。目標車間距離が「中」に設定されていれば、S8に進み、警報作動しきい値を図5に示す「b1」に設定する。次に、S9に進み、車間距離が警報作動しきい値b1以下か否かを判定し、以下の場合には、S6に進み、警報ブザーを作動させ、ドライバに注意を促し、自車両が先行車両に接近していることを知らせる。
また、S7において、目標車間距離が「中」に設定されていなければ、このときは、目標車間距離が「長」に設定されているので、S10に進み、警報作動しきい値を図5に示す「a1」に設定する。次に、S11に進み、車間距離が警報作動しきい値a1以下か否かを判定し、以下の場合には、S6に進み、警報ブザーを作動させ、ドライバに注意を促し、自車両が先行車両に接近していることを知らせる。
このように、本発明の車両の走行制御装置の第1実施形態によれば、先行車両に追従走行するとき、目標車間距離を複数(長、中、短)設定した場合には、それらに対応して、警報作動しきい値(車間時間)を異なる値に変更しているので、警報タイミングがドライバの好みや走行環境に合致したものとなり、ドライバのフィーリングにあった警報タイミングで警報を発することができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。上述した第1実施形態では、複数の目標車間距離を設定したものであるが、この実施形態では、複数の目標車間時間を設定する。このため、第2実施形態では、図2に示された目標車間距離設定スイッチ6cに代えて、目標車間時間設定スイッチ(図示せず)を設けるようにしている。
ここで、車間時間とは、車間距離を時間で表現した物理量であり、「車間時間=車間距離/車両速度」で表される。このように、目標車間時間は、ACCを実行するとき、目標車間距離と1:1に対応している。
第2実施形態においても、目標車間時間設定スイッチにより、複数個(「長」、「中」、「短」の3段階)の車間時間が設定される。
さらに、第2実施形態においても、図7に示すように、目標車間時間「長」、「中」、「短」毎に、異なる警報作動しきい値(車間時間)a2、b2、c2を設定している。異なる警報作動しきい値(車間時間)a2、b2、c2は、共通の特性として、警報作動しきい値a2、b2、c2は、相対速度が大きいほど長い距離となり、相対速度がそれぞれの所定値より大きくなった領域では、一定値となるように設定されている。さらに、警報作動しきい値(車間時間)a2、b2、c2は、相対速度が同じときには、設定された目標車間時間が長いほど、長い距離となるように、設定されている。
次に、第2実施形態による車両の走行制御装置の動作を説明する。第2実施形態において、定速走行モードは、第1実施形態と同じであり、ACCは、目標車間距離を目標車間時間に置き換えた場合に同じとなる。
よって、以下、図8により、第2実施形態による警報ブザーにより警報音を出す場合の動作を説明する。図8において、Sは各ステップを示している。
最初に、S21において、ACC実行中か否かを判定し、ACC中であれば、S22に進み、先行車両が存在するか否かを判定する。先行車両が存在する場合には、S23に進み、目標車間時間が「短」に設定されているか否かを判定する。目標車間時間が「短」に設定されていれば、S24に進み、警報作動しきい値を図7に示す「c2」に設定する。
次に、S25に進み、車間距離が警報作動しきい値c2以下か否かを判定し、以下の場合には、警報ブザーを作動させ、ドライバに注意を促し、自車両が先行車両に接近していることを知らせる。
また、S23において、目標車間時間が「短」に設定されていなければ、S27に進み、目標車間時間が「中」に設定されているか否かを判定する。目標車間時間が「中」に設定されていれば、S28に進み、警報作動しきい値を図7に示す「b2」に設定する。次に、S29に進み、車間距離が警報作動しきい値b2以下か否かを判定し、以下の場合には、S26に進み、警報ブザーを作動させ、ドライバに注意を促し、自車両が先行車両に接近していることを知らせる。
また、S27において、目標車間時間が「中」に設定されていなければ、このときは、目標車間時間が「長」に設定されているので、S30に進み、警報作動しきい値を図7に示す「a2」に設定する。次に、S31に進み、車間距離が警報作動しきい値a2以下か否かを判定し、以下の場合には、S6に進み、警報ブザーを作動させ、ドライバに注意を促し、自車両が先行車両に接近していることを知らせる。
このように、本発明の車両の走行制御装置の第2実施形態によれば、先行車両に追従走行するとき、目標車間時間を複数(長、中、短)設定した場合には、それらに対応して、警報作動しきい値(車間時間)を異なる値に変更しているので、警報タイミングがドライバの好みや走行環境に合致したものとなり、ドライバのフィーリングにあった警報タイミングで警報を発することができる。
本発明の車両の走行制御装置が搭載された自車両と先行車両との車間距離を示す概念図である。 本発明の車両の走行制御装置の第1実施形態を示すブロック図である。 図1の自車両のステアリングホイールを示す正面図である。 図1の自車両のインストルメントパネルのメータユニットに設けられた表示部を示す正面図である。 本発明の第1実施形態における、警報作動しきい値、相対速度、目標車間距離との関係を示す線図である。 本発明の第1実施形態の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における、警報作動しきい値、相対速度、目標車間時間との関係を示す線図である。 本発明の第2実施形態の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両の走行制御装置
2 パワートレイン・コントロール・モジュール(PCM)
4 ACCコントローラ
6 操作部
10 表示部
12 車速センサ
14 車間距離センサ
16 オートアクチュエータ
18 警報ブザー

Claims (8)

  1. 自車両を先行車両に対して追従走行させる車両の走行制御装置であって、
    自車両の前方にいる先行車両を認識する先行車両認識手段と、
    この先行車両認識手段が認識した先行車両と自車両との車間距離を検知する車間距離検知手段と、
    自車両と先行車両との目標車間距離を複数設定する目標車間距離設定手段と、
    この目標車間距離を維持するように自車両を先行車両に対して追従走行させる追従走行手段と、
    上記目標車間距離よりも短い警報作動しきい値を設定すると共に上記車間距離検知手段により検知された車間距離が警報作動しきい値以下になったときに警報をドライバに報知する警報手段と、を有し、
    上記警報手段は、上記警報作動しきい値を上記複数設定された目標車間距離のそれぞれに応じて変更することを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 上記目標車間距離設定手段は、複数の目標車間距離として、長中短の3段階の目標車間距離を設定し、これに対応して、上記警報手段も、長中短の3段階の警報作動しきい値を設定している請求項1記載の車両の走行制御装置。
  3. 上記警報手段は、上記複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度に応じて変更する請求項1又は請求項2記載の車両の走行制御装置。
  4. 上記警報手段は、上記複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度が高くなるほど警報作動しきい値を長い値に設定する請求項3記載の車両の走行制御装置。
  5. 自車両を先行車両に対して追従走行させる車両の走行制御装置であって、
    自車両の速度を検知する自車両速度検知手段と、
    自車両の前方にいる先行車両を認識する先行車両認識手段と、
    この先行車両認識手段が認識した先行車両と自車両との車間距離を検知する車間距離検知手段と、
    自車両と先行車両との車間距離及び自車両の速度から算出される目標車間時間を複数設定する目標車間時間設定手段と、
    この目標車間時間を維持するように自車両を先行車両に対して追従走行させる追従走行手段と、
    上記目標車間時間よりも短い警報作動しきい値を設定すると共に上記検知された自車両と先行車両の相対速度及び自車両の速度から算出された車間時間が警報作動しきい値以下になったときに警報をドライバに報知する警報手段と、を有し、
    上記警報手段は、前記警報作動しきい値を前記複数設定された目標車間時間のそれぞれに応じて変更することを特徴とする車両の走行制御装置。
  6. 前記目標車間時間設定手段は、複数の目標車間時間として、長中短の3段階の目標車間時間を設定し、これに対応して、上記警報手段も、長中短の3段階の警報作動しきい値を設定している請求項5記載の車両の走行制御装置。
  7. 上記警報手段は、上記複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度に応じて変更する請求項5又は請求項6記載の車両の走行制御装置。
  8. 上記警報手段は、前記複数の警報作動しきい値を、先行車両と自車両との相対速度が高くなるほど警報作動しきい値を長い値に設定する請求項7記載の車両の走行制御装置。
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