JP2007244344A - Seedling planting apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、田植機等の苗移植機に設けられる苗植付装置に関する。 The present invention relates to a seedling planting apparatus provided in a seedling transplanting machine such as a rice transplanter.
左右方向の植付駆動軸を回転中心にして回転するロータリケースに左右に3個ずつ、合計6個の苗植付具を備えたロータリ苗植付装置について本出願人は特許出願している。
特許文献1で開示した苗植付装置は1つのロータリケースで2条分の苗の植付が可能であり、苗植付を行わないときの3×2個の苗植付具の停止位置が、一つの苗植付具が回転体の回転軸心の真上又は真下となる所定位置であり、苗植付を行わないときの3×2個の苗植付具の中には前記所定の停止位置では圃場に接地する位置であるため、苗植付具の先端部に泥が付きやすく、運転再開時にはその泥を取らないと作業を開始できないことがあった。
そこで本発明の課題は、苗の植付を行わないときに停止位置にある苗植付具が圃場に接地しにくいようにし、適正に苗の植え付けが行える苗植付装置を提供することである。
The seedling planting device disclosed in
Therefore, an object of the present invention is to provide a seedling planting device that makes it difficult for a seedling planting tool at a stop position to come into contact with a field when planting seedlings is not performed, and can perform seedling planting appropriately. .
上記課題に対して本発明は下記の構成とした。
すなわち、請求項1記載の発明は、回転軸心(24a)の回りに設けられ、駆動源(2)からの動力により回転する回転体(21)の回転方向に略等間隔で、回転体(21)の側面から突出し、回転体(21)に支持される3個の回動軸(25)を設け、各回動軸(25)の先端部に苗植付具(26)を設け、さらに3個の苗植付具(26)のうちの一つが回転体(21)の回転軸心(24a)とほぼ同じ高さ位置で回転体(21)を停止させる定位置停止クラッチ(60)を前記駆動源(2)からの動力により駆動する駆動系に設け
た苗植付装置である。
In order to solve the above problems, the present invention has the following configuration.
That is, the invention according to
請求項2記載の発明は、前記回転体(21)の回転軸心(24a)とほぼ同じ高さ位置で停止する苗植付具(26)の先端部は、苗取出位置から苗植付位置までの間の苗植付具(26)の作動軌跡上で停止するように構成されている請求項1記載の苗植付装置である。
According to a second aspect of the present invention, the tip end portion of the seedling planting tool (26) that stops at substantially the same height position as the rotational axis (24a) of the rotating body (21) is from the seedling extraction position to the seedling planting position. It is a seedling planting apparatus of
請求項1記載の発明によれば、定位置停止クラッチ(60)で回転体(21)を停止させたとき、最下位の苗植付具(26)は作動軌跡の最下位とはならず、また、他の苗植付具(26)が圃場面から外れた高さ位置にあるので、苗植付具(26)が接地しないように構成できる。また、仮に最下位の苗植付具(26)の先端部が圃場面に接地する場合でも、残りの苗植付具(26)は接地しないので、全体として苗植付具(26)に付着する土の量は比較的少ないので苗植付作業性に優れる。
According to the invention described in
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、苗を保持している苗植付具(26)は苗取出位置から苗植付位置までの間で停止するので接地し難く、苗が苗植付具(26)に詰まり難いので苗植付作業性がさらに優れたものとなる。
According to invention of Claim 2, in addition to the effect of invention of
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は本発明の苗植付装置を装備した乗用田植機の左側面図と平面図である。この乗用田植機1は、エンジン2を搭載し駆動回転する各左右一対の前輪3,3及び後輪4,4を備えた走行車体5の後方に、昇降リンク装置6を介して6条植の苗植付部7が連結されている。また、走行車体5には操縦座席8、前輪3,3を操向するステアリングハンドル9、予備の苗を載せておく予備苗載台10が設けられている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2 are a left side view and a plan view of a riding rice transplanter equipped with the seedling planting apparatus of the present invention. This
苗植付部7は、走行車体5から伝動入力される植付伝動ケース12の上側に前部が上位となるように傾斜した苗載台13を設けるとともに、植付伝動ケース12の植付伝動部,…の後端部に2条ごとで1組の苗植付装置14,…を設けている。フロート15,…を接地させた状態で機体を進行させると、苗載台13が左右に往復移動して台上のマット苗を苗載台下端側の苗取出口16,…に一株づつ順次供給し、それを苗植付装置14,…が分離して取り出し圃場に植付ける。
The seedling planting unit 7 is provided with a seedling mounting table 13 that is inclined so that the front part is on the upper side of the
次に苗植付装置14の詳細な説明をする。
苗植付装置14の平面図を図3に、側面図を図4に、内部の伝動機構図を図5に示す。植付伝動部ケース12の後端に固定支持体20が植付伝動部ケース12と一体に設けられ、固定支持体20の内側に回転体(ロータリケース)21が軸受22により回転軸心24aを中心に回動自在に嵌合している。回転体21には、その回転軸(サンギア軸)24を中心とする円周上に互いに120度の位相で3本の最終軸25,25,25が回動自在に設けられ、それぞれの最終軸25の回転体21から突出する左右両端部に苗植付具26,26が一体に取り付けられている。
Next, the
A plan view of the
回転体21の内部には、該回転体21と一体回転する駆動ギア30が設けられている。この駆動ギア30を植付伝動部12の後端部に設けた入力ギア31で減速回転させることにより、回転体21が矢印B方向(図4、図7)に回転する。なお、入力ギア31へ伝動するチェーン伝動装置32のスプロケット32aから入力ギア31への伝動部には、動力伝動を切ったとき入力ギア31が所定の位相で停止する停止クラッチ60(図5、図12)が設けられている。停止クラッチ60の構成については後述する。
A
図6に苗植付装置の内部の左側面図を、図7に右側面図を示す。
図6には駆動ギア30と入力ギア31との噛み合い状態が表されている。駆動ギア30の歯数は入力ギア31の歯数の3倍であり、駆動ギア30は3箇所(図6における入力ギア31との噛み合い位置を基準として回転中心から0°,120°,240°の位置)が最大径となる不等径ギアであり、入力ギア31は丸印を付けた1箇所(図6における駆動ギア30の噛み合い位置を基準として0°の位置)が最小径となる不等径ギアになっている。したがって、駆動ギア30が0°,120°,240°の位置で入力ギア31と噛み合うときに、駆動ギア30の回転速度が速くなり、駆動ギア30の回転速度は1/3周期で変化する。
FIG. 6 shows a left side view inside the seedling planting apparatus, and FIG. 7 shows a right side view.
FIG. 6 shows the meshing state of the
また、回転体21の内部には、最終軸25,25,25へ伝動するためのギア列が設けられているので、このギア列の連動関係を説明する。
入力ギア31が噛合する駆動ギア30の回転で該駆動ギア30と一体の回転体21が回転し、固定支持体20のケース内面に固定された内歯歯車21a(図7)に噛合する回転ギア35が回転体21の回転に連動して回転体21のサンギア軸24を中心とする円軌道を移動しながら回転する。該回転ギア35は第一偏心ギア36と共に回転体21の両側壁に端部が固定支持された支持軸34に遊嵌され、回転ギア35と第一偏心ギア36が一体回転する。該第一偏心ギア36には第二偏心ギア37が噛合し、該第二偏心ギア37は回転体21の両側壁に端部が回転自在に支持されたサンギア軸24に固定される不等速ギア38と噛合しているので、第二偏心ギア37の回転で不等速ギア38が回転すると、サンギア軸24に固定されているサンギア27を介して、該サンギア27に噛合するカウンタギア39が、該カウンタギア39に噛合する最終ギア40を駆動させる。最終ギア40はサンギア軸24を中心とする円周上に等間隔に3個設けられた最終軸25,25,25にそれぞれ個別に固定支持されている。なお、最終ギア40,40,40も不等速ギア38と同様に非円形ギア(不等径ギア)である。
In addition, since a gear train for transmission to the
The
回転体21が回転すると、該回転体21の両側に3個ずつ設けられた苗植付具26が円軌道を移動する。そのとき、回転体21の回転に連動する回転ギア35の作動がギア列を介して最終軸25,25,25へ伝達され、苗植付具26,26,26の姿勢が変化する。これにより、苗植付具26は、後記苗取り爪47の先端が軌跡P(図4、図6)を描くように作動する。
When the rotating
機体の移動を加味した圃場への植付け領域での苗取り爪47の先端動軌跡は、図8に示すように単位面積当たりの植付け株数に応じて異なる。単位面積当たりの植付株数が多くなるに従って図8に示す軌跡(a)から(d)へと前記苗取り爪47の先端軌跡が変化する。
The tip movement trajectory of the
また、回転体21の回転方向に略等間隔で3個設けられた最終軸25に苗植付具26が設けられるが、回転体21に軸受23を介して支持される各最終軸25は各々軸受22を介して機体へ取り付けられた外側の固定支持部20に回転可能に支持される。また、回転体21を機体に支持し、回転させるための軸受22を、各最終軸25に設け、この複数の軸受22で回転体21を支持するので、該軸受22を小型化でき、そのため回転体21を軽量化できるので回転体21がスムーズに回転し、苗の植付精度の向上が図れる。
In addition,
前記軸受22で直接最終軸25が支持されるので、各最終軸25の位置精度が向上し、苗植付具26の苗載台13から苗取量と圃場への苗植付深さ等の植付精度の向上が図れる。
Since the
また、最終軸25に軸受22を組み付けた状態での軸受22の外径寸法を軸受22の外側に組み付けた固定支持部20と回転体21との間の密封用のオイルシール28の固定支持部20への組付け内径寸法より小さくした。そのため軸受22を固定支持部20と回転体21との間に組付ける場合に、オイルシール組付け面が軸受22に干渉しないので、オイルシール組付面が傷付かず、傷つき易いオイルシール28の品質が安定する。
Further, the fixed support portion of the
さらに回転体21内で軸受22の位置がギア30,31の外側にあるので、軸受22の位置が最終軸25と一体回転する前記ギア30,31の左右両側にあることになり、軸受22で回転体21が安定して支持できる。
Furthermore, since the position of the
また、植付伝動部ケース12と固定支持部20の合わせ位置X(図4、図6参照)が苗載台13の苗受板55(図4)より機体の後方側にあるので、苗載台13の苗受板55に邪魔されずに植付伝動部ケース12に固定支持部20を組付けでき、組付け性が従来より改善される。
Moreover, since the alignment position X (see FIGS. 4 and 6) between the
また、駆動ギア30と入力ギア31とのギアの噛み合わせ用の合マークC(図6参照、)が固定支持部20ひいては回転体21を植付伝動部ケース12へ組み付ける前には植付伝動部ケース12の後端より機体外側(後ろ側)にあるので、前記合わせマークCを目印に回転体21を植付伝動部ケース12へ容易に組み付けることができる。
In addition, an alignment mark C (see FIG. 6) for meshing the
植付伝動部ケース12に回転体21を組み付けるとき、前記合わせマークCが回転体21に設けた注油栓の穴56で分かるようにすると、さらに植付伝動部ケース12と回転体21との組み付け性が良くなると共に、組み付け後の駆動ギア30と入力ギア31のギアの噛み合わせ位置の確認も容易に行える。
When assembling the rotating
さらに、回転体21の内部には、最終軸25に一体回転するように取り付けた制動カム42(図6)と、該制動カム42の外周面に当接し、固定軸43aに遊嵌する二股状の制動アーム43と、該制動アーム43を制動カム42に押し付けるスプリング44及びサンギア軸24に設けられ、スプリング44の内部に係止する突起を有する留め具45とからなる3組の位相ずれ防止機構が設けられている。
Further, inside the rotating
この位相ずれ防止機構は、苗植付具26が苗取出位置A及び苗植付位置B(植付始め位置B1、植付終わり位置B2)にある時に最終ギア40の回転を制動し、各ギア間のバックラッシュを吸収して、後述する苗取出し及び苗植付けの動作が正確に行われるように作用する。
This phase shift prevention mechanism brakes the rotation of the
また、サンギア27が苗載台13からの苗の取り時(苗の掻き取り時)にギアのバックラッシュによる最終軸25の作動誤差(ガタ)が生じないようにするために、サンギア27と最終ギア40との間にカウンタギア39を介してスプリング44を設けている。
In addition, when the
前記作動誤差(ガタ)を殺すためのガタ取り用のスプリング44を取り付ける部材が苗植付具26を駆動させる駆動ギア30の左右の外側にあることは前記ガタ取り用のスプリング44が駆動ギア30に対して最終ギア40と同じ側にあることになり、前記作動誤差(ガタ)の防止精度が従来より向上する。
The member for attaching the rattling removing
図9に示すように各苗植付具26は、ピン53で係止された苗植付具ケース46a,46bの内部に装着される先端部が鋭利に形成された二股フォーク状の苗取り爪47と、該苗取り爪47の下側で突出・後退作動をする苗押出体48と、該苗押出体48の先端を突出・後退作動させるための押出カム50と、該押出カム50が側面に常時摺接していて、該カム50の回動で上下動をする押出アーム51と該押出アーム51の基部を貫通して、押出アーム51の回動中心軸となるアーム軸52と、押出アーム51を押出カム50に常時押圧する押出スプリング54などから構成されている。
As shown in FIG. 9, each
また、図9のX−X線断面矢視図である図10に示すように苗植付具ケース46bの回転体21に接する面には押出カム50を挿入するための開口部46b1があり、該開口部46b1内に押出カム50を挿入して、押出アーム51の基部にアーム軸52を挿入した後、アーム軸52を苗植付具ケース46bに固定することで押出カム50の最大径部分が苗植付具ケース46bへ取り付けたアーム軸52に当接するので押出カム50は苗植付具ケース46bから抜け出さず、苗植付具ケース46b内の内部に回動自在に支持される。
Moreover, as shown in FIG. 10 which is a sectional view taken along the line XX of FIG. 9, there is an opening 46b 1 for inserting the pushing
最終軸25は苗植付具ケース46bの開口部46b1から装着された押出カム50の中心部に設けられる挿入口に遊嵌状態で挿入される。
また、苗植付具26は最終軸25に該軸25の端部の四角軸部を介して一体回動するように支持されているので、最終軸25の回転運動が苗植付具26に伝達され、苗植付具26が最終軸25と一体的に回転運動をする。
The
Further, since the
また、最終軸25の回転運動で苗植付具26のケース46bを介して押出カム50も回転し、押出カム50のカム面に接する押出アーム51が押出カム50の回転で上下方向に回動しながらアーム軸52の回りを揺動する。さらに押出アーム51の長手方向が最終軸25の延長方向と並行位置になるように配置され、苗押出体48及び押出アーム51は、機体の左右方向に伸びる最終軸25の回りを回転する回転体21に支持され、回転体21の回転により所定の周期で上下動することができる。
Further, the pushing
苗押出体48の先端は押出アーム51の挟持部に挟み込まれているので(図9のサークル内にA方向矢視図を示す)、押出アーム51の動きに連動して苗押出体48が苗取り爪47に接するように上下方向に揺動する。
Since the tip of the
苗取り爪47は苗載台13にある苗を挟持しながら掻き取り、保持しているので、苗押出体48の上下方向への回動運動で苗取り爪47に保持された苗を圃場に向けて押し出すことができる。
The
図11に苗植付具26が停止位置にある状態の苗植付装置の側面図を示す。
回転体21の側面の円周方向に略等間隔で奇数個(本実施例では片面3個、両面6個)の苗植付具26を設けているが、回転体21の片面3個の苗植付具26a〜26cのうちの一つの苗植付具26aが、図11に示すように回転体21の回転軸(サンギア軸)24と略同じ高さに位置する位相で回転体21を停止させる定位置停止クラッチ60を設ける。
FIG. 11 shows a side view of the seedling planting apparatus in a state where the
An odd number of seedling planting tools 26 (three on one side and six on both sides in this embodiment) are provided at substantially equal intervals in the circumferential direction of the side surface of the
前記停止クラッチ60は畦クラッチの一機能を表す呼称であるが、畦クラッチ60に付いて簡単に説明する。
苗植付装置14の作動及び停止を隣接する2条づつの単位で切り替える畦クラッチ60が設けられている。この畦クラッチ60の入・切操作は操縦席8の近傍に設けた畦クラッチレバー61で行われ、図12には畦クラッチ60とその作動用のケーブル63の接続部を示す。苗植付部伝動ケース12内に設けられた畦クラッチ60は苗植付装置14の伝動軸12aに固着した駆動側クラッチ体65と該クラッチ体65のクラッチ歯65aと係脱自在のクラッチ歯66aを有する受動側クラッチ体66を備えており、該受動側クラッチ体66はスプリング68とスプロケット69とワッシャ70により常時伝動軸12a側に付勢されており、常時は畦クラッチ60は作動状態(ケーブル63を引いた状態)にある。
The
A
受動側クラッチ体66の側面にはクラッチピン溝66bが設けられており、該溝66b内にケーブル63の先端に接続された畦クラッチピン72が挿脱自在に設けられている。畦クラッチピン72は伝動ケース12の壁面の穴を貫通するように穴内に設けられ、かつスプリング73で伝動ケース12の壁面から伝動ケース12の内側に突出自在になっている。従ってケーブル63を引くと畦クラッチピン72は受動側クラッチ体66のクラッチピン溝66bから引き抜かれる方向に移動される。畦クラッチピン72は受動側クラッチ体66のクラッチピン溝66b内を所定の引き抜き量で引き抜かれると、スプリング68の付勢力により畦クラッチ60が「入」となる。畦クラッチ60は苗の植え付けを行わない時(畦クラッチ60:「切」)は定位置停止クラッチとなっており、ケーブル63を引くと畦クラッチ60が「入」となる。
A
畦クラッチ63を切にするときは、ケーブル63が弛められるので、圧縮スプリング73の付勢により畦クラッチピン72がクラッチピン溝66bに入り、その状態で受動側クラッチ体66が回転することにより、クラッチピン溝66bの案内により受動側クラッチ体66が圧縮スプリング68の付勢力に抗して徐々に該圧縮スプリング68側に移動し、受動側クラッチ体66の所定の回転位置(クラッチピン溝66bの回転方向端部に畦クラッチピン72が位置する状態)でクラッチ歯65a,66aの係合が初めて外れ、受動側クラッチ体66が定位置で停止し、苗植付具26が所定位置で停止する。
なお、圧縮スプリング68の付勢力で、圧縮スプリング73が縮んで畦クラッチピン72がケーブル63側へ押し戻されることはない。
When the
Note that the
ちなみに、受動側クラッチ体66と一体回転するスプロケット69から苗植付装置14の伝動軸12aへのチェーン74による伝動比は、1対1の同じ速度比となっており、苗植付装置14の作動周期は前記伝動軸12aの1回転の3分の1であるから、受動側クラッチ体66による一箇所の停止位置に対して、苗植付装置14の伝動軸12aは120度位相が異なる3箇所で停止する構成としている。
図11に示すように、前記定位置停止クラッチ60で回転体21を停止させたとき、最下位の苗植付具26bは作動軌跡の最下位とはならず、また、2つの苗植付具26a,26cが地面から外れた位置にあるので、苗取り爪47が接地することがない。また、仮に最下位の苗植付具26bの苗取り爪47が土壌面に接地する場合でも、残り2つの苗植付具26a,26cは接地しないので苗植付具26a〜26cに付着する土の量は比較的少なく苗植付作業性が優れたものとなる。
By the way, the transmission ratio by the
As shown in FIG. 11, when the
また、回転体21の回転軸(サンギア軸)24と略同じ高さに位置して停止し苗を保持する苗植付具26cの先端も回転中心と略同じ高さで、苗取出位置から苗植付位置までの作動軌跡P上で回転中心の前側で停止しているので、接地しにくく、圃場の泥が付きにくく苗植付具26cに苗がつまりにくくなる。
In addition, the tip of the seedling planting tool 26c that stops at approximately the same height as the rotating shaft (sun gear shaft) 24 of the
また、苗植付具26aと苗載台13の苗受板55との配置関係に基づき、該苗植付具26aを回転軸(サンギア軸)24の下側(斜め後下側)に移動させって苗植付が完了したとき、次の苗植付具26bが苗載台13からの苗取り爪47が苗を掻き取る直前で止める構成とすることができる。
そのため、畦クラッチ60(図12)を「入」にして苗の植付動作を始めるとき、苗植付具26bが停止した位置から苗を取って圃場の苗植付位置まで移動する距離が短くなり、畦際での枕植などの際に畦から苗植付位置までの距離が小さくなり、畦際などでの植付けできない領域が小さくなる。
Further, based on the arrangement relationship between the seedling planting tool 26a and the
Therefore, when starting the seedling planting operation with the heel clutch 60 (FIG. 12) set to “ON”, the distance that the
苗植付時には回転体21は図7の矢印B方向に回転するが、苗植付時の苗植付具26の先端(苗取り爪47の先端)の回動軌跡が所望の軌跡になるように、支持軸34から第一偏心ギア36、第二偏心ギア37、不等速ギア38及びサンギア軸24に伝達される動力により二段階の不等速伝動で出力される。これにより、回転体21の小型化を図りながらサンギア27を所望の速度で揺動させることができる。前記所望の回転軌跡により、動軌跡(図8参照)の中で苗の圃場面に入る寸法を小さくすることで、苗植付穴を小さくして、植付けた苗が倒れないようにする。
When the seedling is planted, the rotating
またサンギア27を回転させる不等速ギア38は、サンギア軸24を中心軸として120度内の範囲で揺動するだけであり、回転体21が1回転当たり不等速ギア38が3周期揺動するように、不等速ギア38の歯数が第一偏心ギア36及び第二偏心ギア37の歯数の3の倍数となっている。
不等速ギア38が120度の範囲内で揺動した後はサンギア27が元の揺動位置に戻るようになっている。
こうして、回転体21の片面3個の苗植込具26の動軌跡は同じとなり、良好な苗の植付性能が得られる。
Further, the
After the
In this way, the movement trajectories of the three
このように、本実施例の苗植付装置14は、固定支持体20により外側から回転自在に支持された回転体21の左右両側に苗植付具26を設け、1個の回転体21で同時に2条に苗を植付けるとともに、各条毎に3個の苗植付具26により高速植付けが可能な構成になっている。
As described above, the
本発明の苗植付装置は、乗用型田植機に用いることで産業上の利用可能性が高い。 Industrial applicability is high by using the seedling planting apparatus of this invention for a riding type rice transplanter.
1 乗用田植機 2 エンジン
3 前輪 4 後輪
5 走行車体 6 昇降リンク装置
7 苗植付部 8 操縦座席
9 ステアリングハンドル 10 予備苗載台
12 植付伝動ケース 12a 苗植付装置伝動軸
13 苗載台 14 苗植付装置
15 フロート 16 苗取出口
20 固定支持体 21 回転体(ロータリケース)
21a 内歯歯車 22,23 軸受
24 回転軸(サンギア軸) 24a 回転軸心
25 最終軸 26 苗植付具
27 サンギア 28 オイルシール
30 駆動ギア 31 入力ギア
32 チェーン伝動装置 32a スプロケット
34 支持軸 35 回転ギア
36 第一偏心ギア 37 第二偏心ギア
38 不等速ギア 39 カウンタギア
40 最終ギア 42 制動カム
43 制動アーム 43a 固定軸
44 スプリング 45 留め具
46a,46b 苗植付具ケース 46b1 開口部
47 苗取り爪 48 苗押出体
50 押出カム 51 押出アーム
52 アーム軸 53 ピン
54 押出スプリング 55 苗受板
56 穴 60 畦クラッチ(停止クラッチ)
61 畦クラッチレバー 63 ケーブル
65 駆動側クラッチ体 66 受動側クラッチ体
65a,66a クラッチ歯 66b クラッチピン溝
68 スプリング 69 スプロケット
70 ワッシャ 72 畦クラッチピン
73 圧縮スプリング 74 チェーン
DESCRIPTION OF
36 first
61 畦
Claims (2)
各回動軸(25)の先端部に苗植付具(26)を設け、
さらに3個の苗植付具(26)のうちの一つが回転体(21)の回転軸心(24a)とほぼ同じ高さ位置で回転体(21)を停止させる定位置停止クラッチ(60)を前記駆動源(2)からの動力により駆動する駆動系に設け
たことを特徴とする苗植付装置。 The rotating body (24a) is provided around the rotating shaft (24a) and protrudes from the side surface of the rotating body (21) at substantially equal intervals in the rotating direction of the rotating body (21) rotated by the power from the drive source (2). 21) provided with three pivot shafts (25) supported by
A seedling planting tool (26) is provided at the tip of each rotating shaft (25),
Furthermore, one of the three seedling planting tools (26) is a fixed position stop clutch (60) that stops the rotating body (21) at a position substantially the same as the rotational axis (24a) of the rotating body (21). Is provided in a drive system that is driven by power from the drive source (2).
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