JP2007244046A - 電源回路 - Google Patents

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Abstract


【課題】 無駄な電力の消費を低減して、電池持続時間を長くすることができる電源回路を提供する。
【解決手段】 携帯電話機が通常モードである場合、電池電圧が高電圧であるときは、第1コンバータ51によって降下された電圧が第1〜第3レギュレータ41〜43に与えられる。携帯電話機が通常モードである場合、電池電圧が低電圧であるときは、電池からの電力が直接、第1〜第3レギュレータ41〜43に与えられる。携帯電話機が第2モードである場合は、第1負荷回路31には、第1コンバータ51によって降下された電圧が、第1レギュレータ41を介することなく、与えられ、第2負荷回路35には、第2コンバータ52によって降下された電圧が、第5レギュレータ45を介することなく、与えられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電池からの電力によって駆動される電子機器に設けられる電源回路に関する。
図15は、携帯電話機に設けられる従来の電源回路1の回路構成を示すブロック図である。従来の電源回路1は、2系統の降圧DC/DCコンバータ2と、各降圧コンバータ2に対して3系統の定電圧レギュレータ3がそれぞれ組み合わされて、固定的に接続される。
DC/DCコンバータは、直流電圧を、使用したい電圧レベルまで昇圧または降圧することを目的とする。DC/DCコンバータは、電力の変換効率が90%程度であり、この電力の変換効率は、入力電圧と出力電圧との差の大小にほとんど影響されず、また内部を流れる電流の大小にもほとんど影響されない。換言すれば、DC/DCコンバータは、電力の損失が、入力電圧と出力電圧との差の大小にほとんど影響されず、また内部を流れる電流の大小にもほとんど影響されない。以下、この電力の損失を、変換損失という。
定電圧レギュレータは、ある程度高い入力電圧から一定レベルの出力電圧を取り出す作用がある。定電圧レギュレータは、入力電圧と出力電圧との差が大きいほど、また内部を流れる電流が大きいほど、電力の損失が大きくなる。この電力の損失は、発熱を伴うので、以下、発熱損失という。
従来の電源回路1では、送受信部、制御部、メモリ、音声増幅部、および表示部などの各回路にそれぞれ配分される安定化された電圧群を得るために、各降圧DC/DCコンバータ2と各定電圧レギュレータ3とで、相当量の変換損失および発熱損失が発生することになる。
従来の電源回路1では、電池4が満充電付近であって電池電圧が高い場合でも、また電池4の消耗が進んで電池電圧が低い場合でも、同一の回路構成である。電池電圧が高い場合は、各定電圧レギュレータ3での発熱損失を抑えるために、各降圧DC/DCコンバータ2によって電池電圧を降下させる必要があるけれども、電池電圧が低い場合は、高圧系のDC/DCコンバータ2によって電池電圧を降下させる必要がない。それにも拘わらず、高圧系のDC/DCコンバータ2によって電池電圧が降下され、これによって変換損失が生じている。したがって無駄な電力が消費されてしまうという問題がある。
また携帯電話機が音楽再生モードである場合は、特に音楽再生系回路の消費電流が大きい。したがって音楽再生系回路に電力を与える3.0V用(アナログ系給電)の定電圧レギュレータ3および1.5V用(デジタル系給電)の定電圧レギュレータ3を流れる電流が大きくなり、これらの定電圧レギュレータ3での発熱損失が大きくなる。これによっても、無駄な電力が消費されてしまうという問題がある。
特許文献1には、シリーズレギュレータの出力電圧を、アナログ回路の電源電圧とし、DC/DCコンバータの出力電圧を、アナログ回路よりも消費電流が大きいデジタル回路の電源電圧とする技術が開示される。
特許文献2には、消費電流が小さい時には自己消費電流が少ない電源であるシリーズレギュレータを動作し、消費電流が大きい時には電源効率が良い電源であるDC/DCコンバータに切換える技術が開示される。
特許文献3には、LSI(Large Scale Integration)動作時には降圧DC/DCコンバータモードにし、LSIが動作していない時には、定電圧レギュレータモードにする技術が開示される。
近年の携帯電話機は、デジタルオーディオ機器の機能を備えており、音楽を長時間にわたって再生する必要があったり、地上波デジタル放送の受信の機能を備えており、地上波デジタル放送を長時間にわたって視聴する必要があり、電池持続時間の延長が強く要求される。特許文献1〜3に開示される前述のような技術でも、無駄な電力の消費を低減することができるけれども、無駄な電力の消費を、さらに低減することが望まれる。
特開平5−327578号公報 特開2004−242387号公報 特開2004−118408号公報
本発明の目的は、無駄な電力の消費を低減して、電池持続時間を長くすることができる電源回路を提供することである。
本発明は、互いに異なる電圧で動作する複数の負荷回路を有する電子機器に設けられ、電池と各負荷回路との間に介在する電源回路であって、
電気抵抗を変化させることによって出力電圧を制御し、各負荷回路に対して設けられ、各負荷回路に与えるべき電圧を出力可能な複数の定電圧レギュレータと、
スイッチング動作によって出力電圧を制御し、電池電圧よりも小さく、かつ、各定電圧レギュレータで出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上の電圧を出力可能なDC/DCコンバータと、
電池と各負荷回路との間の接続状態を、電池からの電力が、DC/DCコンバータを介して各定電圧レギュレータに与えられ、各定電圧レギュレータから各負荷回路に与えられる第1接続状態と、電池からの電力が直接、各定電圧レギュレータに与えられ、各定電圧レギュレータから各負荷回路に与えられる第2接続状態とに切換える切換手段と、
切換手段を、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第1接続状態にし、電池電圧が予め定める電圧値未満であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第2接続状態にするように制御する制御手段とを含むことを特徴とする電源回路である。
また本発明は、電子機器は、各負荷回路のうち注目する負荷回路の消費電流が予め定める電流値未満となる第1モードと、前記注目する負荷回路の消費電流が前記予め定める電流値以上となる第2モードとに、モードを切換可能に構成され、
DC/DCコンバータは、電池電圧よりも小さく、かつ、各定電圧レギュレータで出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上の電圧を出力可能な第1出力状態と、前記注目する負荷回路に与えるべき電圧を出力可能な第2出力状態とに、出力状態を切換可能に構成され、
切換手段は、電池と各負荷回路との間の接続状態を、電池からの電力が、DC/DCコンバータを介して前記注目する負荷回路に与えられるとともに、電池からの電力が、各負荷回路のうち前記注目する負荷回路を除く残余の負荷回路に、前記残余の負荷回路に対して設けられる定電圧レギュレータを介して与えられる第3接続状態にさらに切換え、
制御手段は、
切換手段を、電子機器が第1モードである場合、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第1接続状態にし、電池電圧が予め定める電圧値未満であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第2接続状態にし、電子機器が第2モードである場合、電池と各負荷回路との間の接続状態を第3接続状態にするように制御するとともに、
DC/DCコンバータを、電子機器が第1モードである場合、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、出力状態を第1出力状態にし、電子機器が第2モードである場合、出力状態を第2出力状態にするように制御することを特徴とする。
本発明によれば、電源回路は、互いに異なる電圧で動作する複数の負荷回路を有する電子機器に設けられ、電池と各負荷回路との間に介在する。この電源回路は、各負荷回路に対して設けられる複数の定電圧レギュレータと、DC/DCコンバータとを含む。
各定電圧レギュレータは、電気抵抗を変化させることによって出力電圧を制御する。このような各定電圧レギュレータは、入力電圧と出力電圧との差が大きいほど、また内部を流れる電流が大きいほど、電力の損失が大きくなる。この電力の損失は、発熱を伴うので、以下、発熱損失という。各定電圧レギュレータは、各負荷回路に与えるべき電圧を出力可能である。
DC/DCコンバータは、スイッチング動作によって出力電圧を制御する。このようなDC/DCコンバータは、電力の損失が、入力電圧と出力電圧との差の大小にほとんど影響されず、また内部を流れる電流の大小にもほとんど影響されない。以下、この電力の損失を、変換損失という。DC/DCコンバータは、各定電圧レギュレータで出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上の電圧を出力可能である。
電池と各負荷回路との間の接続状態は、切換手段によって、第1接続状態と第2接続状態とに切換えられる。
第1接続状態では、電池からの電力が、DC/DCコンバータを介して各定電圧レギュレータに与えられ、各定電圧レギュレータから各負荷回路に与えられる。DC/DCコンバータは、電池からの電圧を降下させて、降下させた電圧を、各定電圧レギュレータに与える。各定電圧レギュレータは、DC/DCコンバータからの電圧を降下させて、降下させた電圧を各負荷回路に与える。
第2接続状態では、電池からの電力が直接、各定電圧レギュレータに与えられ、各定電圧レギュレータから各負荷回路に与えられる。ここで、直接とは、DC/DCコンバータを介さないということを意味する。各定電圧レギュレータは、電池からの電圧を降下させて、降下させた電圧を各負荷回路に与える。
制御手段は、切換手段を、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第1接続状態にし、電池電圧が予め定める電圧値未満であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第2接続状態にするように制御する。このように制御手段によって切換手段が制御されるので、以下のようにして、無駄な電力の消費を低減することができる。
電池電圧が予め定める電圧値以上であるときは、DC/DCコンバータによって降下された電圧が各定電圧レギュレータに与えられる。これによって各定電圧レギュレータにおいて入力電圧と出力電圧との差を小さくし、各定電圧レギュレータでの発熱損失を低減することができる。この場合、DC/DCコンバータでの変換損失があるけれども、各定電圧レギュレータでの発熱損失を低減することによって、全体として無駄な電力の消費を低減することができる。
定電圧レギュレータは、入力電圧と出力電圧との差が小さくなるにつれて、発熱損失が小さくなる。したがって電池電圧が、定電圧レギュレータの出力電圧に近づくと、DC/DCコンバータによって電池からの電圧を降下させる必要がなくなる。
この点を考慮して、電池電圧が予め定める電圧値未満であるときは、電池からの電力が直接、各定電圧レギュレータに与えられる。これによってDC/DCコンバータでの変換損失をなくすことができる。このようにDC/DCコンバータでの変換損失をなくすことによって、全体として無駄な電力の消費を低減することができる。
以上のように無駄な電力の消費を低減することによって、電池持続時間を長くすることができる。
また本発明によれば、電子機器は、注目する負荷回路の消費電流が予め定める電流値未満となる第1モードと、前記注目する負荷回路の消費電流が前記予め定める電流値以上となる第2モードとに、モードを切換可能に構成される。
DC/DCコンバータは、第1出力状態と第2出力状態とに、出力状態を切換可能に構成される。第1出力状態では、DC/DCコンバータは、電池電圧よりも小さく、かつ、各定電圧レギュレータで出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上の電圧を出力可能である。第2出力状態では、DC/DCコンバータは、前記注目する負荷回路に与えるべき電圧を出力可能である。
電池と各負荷回路との間の接続状態は、切換手段によって、第1接続状態と第2接続状態と第3接続状態とに切換えられる。第1および第2接続状態は、前述のとおりである。
第3接続状態では、電池からの電力が、DC/DCコンバータを介して前記注目する負荷回路に与えられるとともに、電池からの電力が、各負荷回路のうち前記注目する負荷回路を除く残余の負荷回路に、前記残余の負荷回路に対して設けられる定電圧レギュレータを介して与えられる。DC/DCコンバータは、電池からの電圧を降下させて、降下させた電圧を、前記注目する負荷回路に与える。前記残余の負荷回路に対して設けられる定電圧レギュレータは、電池からの電圧を降下させて、降下させた電圧を、前記残余の負荷回路に与える。
制御手段は、切換手段とDC/DCコンバータとを制御する。切換手段については、制御手段は、電子機器が第1モードである場合、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第1接続状態にし、電池電圧が予め定める電圧値未満であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第2接続状態にし、電子機器が第2モードである場合、電池と各負荷回路との間の接続状態を第3接続状態にするように制御する。またDC/DCコンバータについては、制御手段は、電子機器が第1モードである場合、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、出力状態を第1出力状態にし、電子機器が第2モードである場合、出力状態を第2出力状態にするように制御する。
このように切換手段およびDC/DCコンバータが制御手段によって制御されるので、電子機器が第1モードである場合は、前述のようにして、無駄な電力の消費を低減することができ、電子機器が第2モードである場合は、以下のようにして、無駄な電力の消費を低減することができる。
電子機器が第2モードである場合は、前記注目する負荷回路には、DC/DCコンバータによって降下された電圧が、前記注目する負荷回路に対して設けられる定電圧レギュレータを介することなく、与えられる。これによって前記注目する負荷回路に対して設けられる定電圧レギュレータでの発熱損失をなくすことができる。
電池からの電力が定電圧レギュレータを介して負荷回路に与えられる場合、負荷回路の消費電流が大きくなるほど、定電圧レギュレータの内部を流れる電流が大きくなり、したがって定電圧レギュレータでの発熱損失が大きくなる。DC/DCコンバータは、変換損失が、内部を流れる電流の大小にほとんど影響されない。この点を考慮して、前述のようにDC/DCコンバータからの電圧を直接、前記注目する負荷回路に与えることによって、全体として無駄な電力の消費を低減することができる。
このように無駄な電力の消費を低減することによって、電池持続時間をさらに長くすることができる。
図1は、本発明の実施の一形態である電源回路21の構成を簡略化して示すブロック図である。本実施の形態の電源回路21は、電池22からの電力によって駆動される電子機器である携帯電話機に設けられる。携帯電話機は、第1モードである通常モードと、第2モードである音楽再生モードとに、モードを切換可能に構成される。
電池22は、一次電池であってもよく、あるいは二次電池であってもよい。本実施の形態では、電池22は、リチウムイオン二次電池によって実現される。本実施の形態は、電池22の電圧(以下、電池電圧という)が、3.40V〜4.40Vの範囲で変動することを想定して説明する。この範囲は、実使用範囲である。電池電圧は、放電によって低下し、充電によって上昇する。
携帯電話機は、互いに異なる電圧で動作する複数の負荷回路を有する。本実施の形態では、携帯電話機は、3.0Vの電圧で動作する第1負荷回路31と、2.8Vの電圧で動作する第2負荷回路32と、2.5Vの電圧で動作する第3負荷回路33と、1.8Vの電圧で動作する第4負荷回路34と、1.5Vの電圧で動作する第5負荷回路35と、1.3Vの電圧で動作する第6負荷回路36とを有する。第1負荷回路31は、音楽再生用のアナログ回路を含む。第5負荷回路35は、音楽再生用のデジタル回路を含む。
電源回路21は、電池22と第1〜第6負荷回路31〜36との間に介在する。電源回路21は、第1〜第6負荷回路31〜36に対して設けられる第1〜第6定電圧レギュレータ41,42,43,44,45,46と、第1および第2降圧DC/DCコンバータ51,52と、切換手段と、制御手段とを含む。以下、「定電圧レギュレータ」を、単に「レギュレータ」と記載し、「降圧DC/DCコンバータ」を、単に「コンバータ」と記載する。
電池22のプラス端子には、第1コンバータ51の入力部が接続されるとともに、第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部が接続される。また電池22のプラス端子には、第2コンバータ52の入力部が接続されるとともに、第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部が接続される。
第1コンバータ51の出力部には、第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部が接続されるとともに、第1負荷回路31の入力部が接続される。第1レギュレータ41の出力部には、第1負荷回路31の入力部が接続される。第2レギュレータ42の出力部には、第2負荷回路32の入力部が接続される。第3レギュレータ43の出力部には第3負荷回路33の入力部が接続される。
第2コンバータ52の出力部には、第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部が接続されるとともに、第5負荷回路35の入力部が接続される。第4レギュレータ44の出力部には、第4負荷回路34の入力部が接続される。第5レギュレータ45の出力部には、第5負荷回路35の入力部が接続される。第6レギュレータ46の出力部には、第6負荷回路36の入力部が接続される。
第1〜第6レギュレータ41〜46は、電気抵抗を変化させることによって出力電圧を制御する。第1〜第6レギュレータ41〜46は、入力電圧を降下させて、所定の出力電圧を出力する。このような第1〜第6レギュレータ41〜46は、入力電圧と出力電圧との差が大きいほど、また内部を流れる電流が大きいほど、電力の損失が大きくなる。この電力の損失は、発熱を伴うので、以下、発熱損失という。
第1および第5レギュレータ41,45は、後述のCPU62からの動作開始指令信号に応答して、出力電圧の制御動作を開始し、CPU62からの動作停止指令信号に応答して、出力電圧の制御動作を停止する。
第1〜第6レギュレータ41〜46は、第1〜第6負荷回路31〜36に与えるべき電圧を出力可能である。第1レギュレータ41は、3.0Vの電圧を出力可能である。第2レギュレータ42は、2.8Vの電圧を出力可能である。第3レギュレータ43は、2.5Vの電圧を出力可能である。第4レギュレータ44は、1.8Vの電圧を出力可能である。第5レギュレータ45は、1.5Vの電圧を出力可能である。第6レギュレータ46は、1.3Vの電圧を出力可能である。
第1および第2コンバータ51,52は、スイッチング動作によって出力電圧を制御する。第1および第2コンバータ51,52は、入力電圧を降下させて、所定の出力電圧を出力する。このような第1および第2コンバータ51,52は、電力の損失が、入力電圧と出力電圧との差の大小にほとんど影響されず、また内部を流れる電流の大小にもほとんど影響されない。以下、この電力の損失を、変換損失という。
第1および第2コンバータ51,52は、後述のCPU62からの動作開始指令信号に応答して、出力電圧の制御動作を開始し、CPU62からの動作停止指令信号に応答して、出力電圧の制御動作を停止する。
第1コンバータ51は、第1出力状態と第2出力状態とに、出力状態を切換可能に構成される。第1コンバータ51は、第1出力状態では、電池電圧よりも小さく、かつ、第1〜第3レギュレータ41〜43で出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上の電圧を出力可能である。第1コンバータ51は、第2出力状態では、第1負荷回路31に与えるべき電圧を出力可能である。本実施の形態では、第1コンバータ51は、第1出力状態では3.2Vの電圧を出力可能であり、第2出力状態では3.0Vの電圧を出力可能である。第1コンバータ51は、後述のCPU62からの出力状態の設定指令信号に応答して、出力状態を切換える。
第2コンバータ52は、第1出力状態と第2出力状態とに、出力状態を切換可能に構成される。第2コンバータ52は、第1出力状態では、電池電圧よりも小さく、かつ、第4〜第6レギュレータ44〜46で出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上の電圧を出力可能である。第2コンバータ52は、第2出力状態では、第5負荷回路35に与えるべき電圧を出力可能である。本実施の形態では、第2コンバータ52は、第1出力状態では2.2Vの電圧を出力可能であり、第2出力状態では1.5Vの電圧を出力可能である。第2コンバータ52は、後述のCPU62からの出力状態の設定指令信号に応答して、出力状態を切換える。
切換手段は、電池と各負荷回路との間の接続状態を切換える。切換手段は、第1〜第6スイッチング回路D32,B32,M30,D22,B22,M15を含む。第1〜第6スイッチング回路D32,B32,M30,D22,B22,M15は、ON状態とOFF状態とに、スイッチング状態を切換可能に構成される。第1〜第6スイッチング回路D32,B32,M30,D22,B22,M15は、後述のタイミング回路64からのスイッチング状態の選択信号によって、ON状態とOFF状態とのいずれか一方になる。
第1スイッチング回路D32は、第1コンバータ51の出力部と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間に介在する。第1スイッチング回路D32は、ON状態では、第1コンバータ51の出力部と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間を導通し、OFF状態では、第1コンバータ51の出力部と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間を遮断する。
第2スイッチング回路B32は、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間に介在する。第2スイッチング回路B32は、ON状態では、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間を導通し、OFF状態では、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間を遮断する。
第3スイッチング回路M30は、第1コンバータ51の出力部と第1負荷回路31の入力部との間に介在する。第3スイッチング回路M30は、ON状態では、第1コンバータ51の出力部と第1負荷回路31の入力部との間を導通し、OFF状態では、第1コンバータ51の出力部と第1負荷回路31の入力部との間を遮断する。
第4スイッチング回路D22は、第2コンバータ52の出力部と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間に介在する。第4スイッチング回路D22は、ON状態では、第2コンバータ52の出力部と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間を導通し、OFF状態では、第2コンバータ52の出力部と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間を遮断する。
第5スイッチング回路B22は、電池22のプラス端子と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間に介在する。第5スイッチング回路B22は、ON状態では、電池22のプラス端子と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間を導通し、OFF状態では、電池22のプラス端子と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間を遮断する。
第6スイッチング回路M15は、第2コンバータ52の出力部と第5負荷回路35の入力部との間に介在する。第6スイッチング回路M15は、ON状態では、第2コンバータ52の出力部と第5負荷回路35の入力部との間を導通し、OFF状態では、第2コンバータ52の出力部と第5負荷回路35の入力部との間を遮断する。
制御手段は、AD変換器(Analog to Digital Converter、略称ADC)61と、中央演算処理装置(Central Processing Unit、略称CPU)62と、通信インターフェース(通信I/F)63と、タイミング回路64とを含む。ADC61は、電池電圧を検出して、電池電圧を表す電池電圧信号をCPU62に与える。
CPU62は、ADC61からの電池電圧信号および携帯電話機からのモード信号にそれぞれ応答して、第1および第5レギュレータ41,45の状態、第1および第2コンバータ51,52の状態、ならびに第1〜第6スイッチング回路D32,B32,M30,D22,B22,M15の状態を制御する。CPU62は、通信I/F63に接続される。通信I/F63は、バスライン65を介して、第1および第5レギュレータ41,45、第1および第2コンバータ51,52、ならびにタイミング回路64に接続される。CPU62からの信号は、通信I/F63およびバスライン65を介して、第1および第5レギュレータ41,45、第1および第2コンバータ51,52、ならびにタイミング回路64にそれぞれ与えられる。タイミング回路64は、CPU62からの信号に応答して、スイッチング状態の選択信号を、第1〜第6スイッチング回路D32,B32,M30,D22,B22,M15にそれぞれ与える。
図2は、第1レギュレータ41の回路構成を示す回路図である。第1レギュレータ41は、トランジスタ71を含む。トランジスタ71は、PチャネルMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)形電界効果トランジスタ(Field-Effect Transistor、略称FET)によって実現される。トランジスタ71は、ソース端子が、第1レギュレータ41の入力部であるVIN端子に接続され、ドレイン端子が、第1レギュレータ41の出力部であるVOUT端子に接続される。
VOUT端子と接地との間には、第1および第2抵抗R11,R12が直列に接続される。誤差増幅器72は、VOUT端子からの出力電圧を第1および第2抵抗R11,R12で分圧した分圧電圧と、基準電圧発生回路73によって発生した基準電圧とを比較し、その比較結果を出力トランジスタ制御部74に与える。出力トランジスタ制御部74は、誤差増幅器72からの比較結果に応じて、トランジスタ71のゲート端子に与える電圧を制御する。これによって、トランジスタ71の内部の電気抵抗が制御され、VOUT端子からの出力電圧が制御される。
以上の構成は、第2〜第6レギュレータ42〜46にも共通する構成である。
第1レギュレータ41は、ON/OFF制御部75をさらに含む。ON/OFF制御部75は、CE端子に接続される。CE端子には、通信I/F63を介して、CPU62からの、動作開始指令信号および動作停止指令信号が与えられる。ON/OFF制御部75は、CPU62からの動作開始指令信号に応答して、第1レギュレータ41の各部分の動作を開始させ、CPU62からの動作停止指令信号に応答して、第1レギュレータ41の各部分の動作を停止させる。
VOUT端子と接地との間には、他のトランジスタ76が接続される。他のトランジスタ76は、NチャネルMOS形FETによって実現される。他のトランジスタ76は、ドレイン端子がVOUT端子に接続され、ソース端子が接地される。他のトランジスタ76のゲート端子には、CE端子に与えられる信号の反転信号が、ON/OFF制御部75から与えられる。このような他のトランジスタ76は、CE端子に与えられる信号が動作停止指令信号であるとき、VOUT端子と接地との間を導通し、これによってVOUT端子からの出力電圧を短時間で下げることができる。
以上の構成は、第5レギュレータ45にも共通する構成である。
図3は、第1コンバータ51の回路構成を示す回路図である。第1および第2コンバータ51,52は類似するので、第1コンバータ51についてだけ説明する。第1コンバータ51は、スイッチングデバイス81と、変換回路82と、検出回路83と、制御回路84とを含む。
スイッチングデバイス81の入力部は、第1コンバータ51の入力部に接続される。変換回路82は、コイル85と、コイル85による回生電流を流すための回生用スイッチングデバイス86と、平滑用コンデンサ87とを含む。スイッチングデバイス81の出力部には、回生用スイッチングデバイス86の一方の端子が接続されるとともに、コイル85の一方の端子が接続される。回生用スイッチングデバイス86の他方の端子は、接地される。コイル85の他方の端子には、平滑用コンデンサ87の一方の端子が接続されるとともに、第1コンバータ51の出力部が接続される。平滑用コンデンサ87の他方の端子は、接地される。検出回路83は、第1コンバータ51の出力部に接続され、第1コンバータ51の出力部からの出力電圧を検出する。制御回路84は、検出回路83による検出結果に応じて、スイッチングデバイス81および回生用スイッチングデバイス86のスイッチング動作を制御する。
図4は、第1コンバータ51の回路構成の一部を詳細に示す回路図である。第1コンバータ51は、前記スイッチングデバイス(以下、第1スイッチングデバイスという)81と、前記回生用スイッチングデバイス(以下、第2スイッチングデバイスという)86とを含む。第1スイッチングデバイス81は、PチャネルMOS形FETによって実現される。第2スイッチングデバイス86は、NチャネルMOS形FETによって実現される。
第1コンバータ51の入力部には、第1スイッチングデバイス81のソース端子が接続される。第1スイッチングデバイス81のドレイン端子には、第2スイッチングデバイス86のドレイン端子が接続される。第2スイッチングデバイス86のソース端子は、接地される。第1スイッチングデバイス81のドレイン端子および第2スイッチングデバイス86のドレイン端子には、LX端子が接続される。LX端子には、前記コイル85の一方の端子が接続される。
VOUT端子には、前記コイル85の他方の端子が接続される。したがってVOUT端子には、第1コンバータ51の出力部からの出力電圧が与えられる。VOUT端子と接地との間には、第1および第2抵抗R21,R22が直列に接続される。前記検出回路83は、第1および第2抵抗R21,R22を含んで構成される。誤差増幅器92は、第1コンバータ51の出力部からの出力電圧を第1および第2抵抗R21,R22で分圧した分圧電圧と、基準電圧発生回路93によって発生した基準電圧とを比較する。
コンパレータ94は、誤差増幅器92からの比較結果と、ランプ波発生回路95からのランプ波とを比較して、誤差増幅器92からの比較結果に応じたパルス幅のパルス波を同期バッファドライブ回路96に与える。同期バッファドライブ回路96は、コンパレータ94からのパルス波に応じて、第1および第2スイッチングデバイス81,86のスイッチング動作を制御する。同期バッファドライブ回路96は、第1スイッチングデバイス81がON状態のときは第2スイッチングデバイス86をOFF状態にし、第1スイッチングデバイス81がOFF状態のときは第2スイッチングデバイス86をON状態にする。このように第1および第2スイッチングデバイス81,86のスイッチング動作が制御されることによって、第1コンバータ51の出力部からの出力電圧が制御される。
基準電圧発生回路93には、通信I/F63を介して、CPU62からの出力状態の設定指令信号が与えられる。基準電圧発生回路93は、CPU62からの出力状態の設定指令信号に応答して、発生する基準電圧を切換える。これによって第1コンバータ51は、第1出力状態と第2出力状態とに、出力状態を切換えることができる。
基準電圧発生回路93は、ON/OFF制御部97に接続される。ON/OFF制御部97は、CE端子に接続される。CE端子には、通信I/F63を介して、CPU62からの、動作開始指令信号および動作停止指令信号が与えられる。ON/OFF制御部97は、CPU62からの動作開始指令信号に応答して、基準電圧発生回路93のON/OFFを切換える。これによって第1コンバータ51は、CPU62からの動作開始指令信号に応答して、出力電圧の制御動作を開始することができ、またCPU62からの動作停止指令信号に応答して、出力電圧の制御動作を停止することができる。
図5は、第1スイッチング回路D32の回路構成を示す回路図である。第1スイッチング回路D32は、PチャネルMOS形FETによって実現される。ゲート端子には、タイミング回路64からの選択信号が与えられる。第1スイッチング回路D32は、ゲート端子がアクティブLで、ON状態となる。第2〜第6スイッチング回路B32,M30,D22,B22,M15も、第1スイッチング回路D32と同様に、PチャネルMOS形FETによって実現される。
表1は、携帯電話機のモードと電源回路21の動作状態との関係、および電池電圧と電源回路21の動作状態との関係を表す。
Figure 2007244046
図6は、電源回路21の動作状態の遷移を説明するための図である。電源回路21は、第1〜第3動作状態A,B,Cに、動作状態を切換可能に構成される。携帯電話機が通常モードである場合、電池電圧が高電圧であるとき、電源回路21の動作状態は第1動作状態Aとなる。携帯電話機が通常モードである場合、電池電圧が低電圧であるとき、電源回路21の動作状態は第2動作状態Bとなる。携帯電話機が音楽再生モードである場合、電池電圧に拘わらず、電源回路21の動作状態は第3動作状態Cとなる。
電池電圧が高電圧であるときとは、電池電圧が予め定める電圧値以上であるときをいう。電池電圧が低電圧であるときとは、電池電圧が予め定める電圧値未満であるときをいう。予め定める電圧値は、電池電圧の最大値よりも小さく、かつ第1および第2コンバータ51,52で出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上に選ばれる。本実施の形態では、4.40V〜3.78Vを高電圧とし、3.40V〜3.77Vを低電圧とする。
表2は、第1〜第3動作状態と第1〜第6スイッチング回路D32,B32,M30,D22,B22,M15の状態との関係、第1〜第3動作状態と第1および第2コンバータ51,52の状態との関係、ならびに第1〜第3動作状態と第1および第5レギュレータ41,45の状態との関係を表す。
Figure 2007244046
図7は、第1動作状態の電源回路21を示すブロック図である。表2をも参照して、第1動作状態では、第1および第4スイッチング回路D32,D22は、ON状態であり、第2および第3スイッチング回路B32,M30ならびに第5および第6スイッチング回路B22,M15は、OFF状態である。第1コンバータ51は、第1出力状態で動作している。第2コンバータ52は、第1出力状態で動作している。第1および第5レギュレータ41,45は、動作している。
このような第1動作状態では、電池22からの電力が、第1コンバータ51を介して第1〜第3レギュレータ41〜43に与えられ、第1〜第3レギュレータ41〜43から第1〜第3負荷回路33に与えられる。また電池22からの電力は、第2コンバータ52を介して第4〜第6レギュレータ44〜46に与えられ、第4〜第6レギュレータ44〜46から第4〜第6負荷回路36に与えられる。
第1コンバータ51は、電池22からの電圧を3.2Vに降下させて、3.2Vの電圧を第1〜第3レギュレータ41〜43に与える。第1レギュレータ41は、第1コンバータ51からの電圧を3.0Vに降下させて、3.0Vの電圧を第1負荷回路31に与える。第2レギュレータ42は、第1コンバータ51からの電圧を2.8Vに降下させて、2.8Vの電圧を第2負荷回路32に与える。第3レギュレータ43は、第1コンバータ51からの電圧を2.5Vに降下させて、2.5Vの電圧を第3負荷回路33に与える。
第2コンバータ52は、電池22からの電圧を2.2Vに降下させて、2.2Vの電圧を第4〜第6レギュレータ44〜46に与える。第4レギュレータ44は、第2コンバータ52からの電圧を1.8Vに降下させて、1.8Vの電圧を第4負荷回路34に与える。第5レギュレータ45は、第2コンバータ52からの電圧を1.5Vに降下させて、1.5Vの電圧を第5負荷回路35に与える。第6レギュレータ46は、第2コンバータ52からの電圧を1.3Vに降下させて、1.3Vの電圧を第6負荷回路36に与える。
携帯電話機が通常モードである場合、電池電圧が高電圧であるときは、電源回路21の動作状態は前述のような第1動作状態となり、したがって第1コンバータ51によって降下された電圧が第1〜第3レギュレータ41〜43に与えられる。これによって第1〜第3レギュレータ41〜43において入力電圧と出力電圧との差を小さくし、第1〜第3レギュレータ41〜43での発熱損失を低減することができる。この場合、第1コンバータ51での変換損失があるけれども、第1〜第3レギュレータ41〜43での発熱損失を低減することによって、全体として無駄な電力の消費を低減することができる。
図8は、第2動作状態の電源回路21を示すブロック図である。表2をも参照して、第2動作状態では、第2および第4スイッチング回路B32,D22は、ON状態であり、第1、第3、第5および第6スイッチング回路D32,M30,B22,M15は、OFF状態である。第1コンバータ51は、動作を停止している。第2コンバータ52は、第1出力状態で動作している。第1および第5レギュレータ41,45は、動作している。
このような第2動作状態では、電池22からの電力が直接、第1〜第3レギュレータ41〜43に与えられ、第1〜第3レギュレータ41〜43から第1〜第3負荷回路33に与えられる。ここで、直接とは、第1コンバータ51を介さないということを意味する。また電池22からの電力は、第2コンバータ52を介して第4〜第6レギュレータ44〜46に与えられ、第4〜第6レギュレータ44〜46から第4〜第6負荷回路36に与えられる。
第1レギュレータ41は、電池22からの電圧を3.0Vに降下させて、3.0Vの電圧を第1負荷回路31に与える。第2レギュレータ42は、電池22からの電圧を2.8Vに降下させて、2.8Vの電圧を第2負荷回路32に与える。第3レギュレータ43は、電池22からの電圧を2.5Vに降下させて、2.5Vの電圧を第3負荷回路33に与える。
第2コンバータ52は、電池22からの電圧を2.2Vに降下させて、2.2Vの電圧を第4〜第6レギュレータ44〜46に与える。第4レギュレータ44は、第2コンバータ52からの電圧を1.8Vに降下させて、1.8Vの電圧を第4負荷回路34に与える。第5レギュレータ45は、第2コンバータ52からの電圧を1.5Vに降下させて、1.5Vの電圧を第5負荷回路35に与える。第6レギュレータ46は、第2コンバータ52からの電圧を1.3Vに降下させて、1.3Vの電圧を第6負荷回路36に与える。
第1〜第3レギュレータ41〜43は、入力電圧と出力電圧との差が小さくなるにつれて、発熱損失が小さくなる。したがって電池電圧が、第1〜第3レギュレータ41〜43の出力電圧に近づくと、第1コンバータ51によって電池からの電圧を降下させる必要がなくなる。
この点を考慮して、携帯電話機が通常モードである場合、電池電圧が低電圧であるときは、電源回路21の動作状態を第2動作状態とすることによって、電池からの電力が直接、第1〜第3レギュレータ41〜43に与えられる。これによって第1コンバータ51での変換損失をなくすことができる。このように第1コンバータ51での変換損失をなくすことによって、全体として無駄な電力の消費を低減することができる。
図9は、第3動作状態の電源回路21を示すブロック図である。表2をも参照して、第3動作状態では、第2および第3スイッチング回路B32,M30ならびに第5および第6スイッチング回路B22,M15は、ON状態であり、第1および第4スイッチング回路D32,D22がOFF状態である。第1コンバータ51は、第2出力状態で動作している。第2コンバータ52は、第2出力状態で動作している。第1および第5レギュレータ41,45は、動作を停止している。
このような第3動作状態では、電池22からの電力が、第1コンバータ51を介して第1負荷回路31に与えられるとともに、電池22からの電力が直接、第2および第3レギュレータ43に与えられる。また電池22からの電力は、第2コンバータ52を介して第5負荷回路35に与えられるとともに、電池22からの電力が直接、第4および第6レギュレータ46に与えられる。
第1コンバータ51は、電池22からの電圧を3.0Vに降下させて、3.0Vの電圧を第1負荷回路31に与える。第2レギュレータ42は、電池22からの電圧を2.8Vに降下させて、2.8Vの電圧を第2負荷回路32に与える。第3レギュレータ43は、電池22からの電圧を2.5Vに降下させて、2.5Vの電圧を第3負荷回路33に与える。
第2コンバータ52は、電池22からの電圧を1.5Vに降下させて、1.5Vの電圧を第5負荷回路35に与える。第4レギュレータ44は、電池22からの電圧を1.8Vに降下させて、1.8Vの電圧を第4負荷回路34に与える。第6レギュレータ46は、電池22からの電圧を1.3Vに降下させて、1.3Vの電圧を第6負荷回路36に与える。
携帯電話機が音楽再生モードである場合は、注目する負荷回路である第1負荷回路31には、第1コンバータ51によって降下された電圧が、第1レギュレータ41を介することなく、与えられる。また、もう1つの注目する負荷回路である第2負荷回路35には、第2コンバータ52によって降下された電圧が、第5レギュレータ45を介することなく、与えられる。これによって第1および第5レギュレータ41,45での発熱損失をなくすことができる。
電池からの電力がレギュレータを介して負荷回路に与えられる場合、負荷回路の消費電流が大きくなるほど、レギュレータの内部を流れる電流が大きくなり、したがってレギュレータでの発熱損失が大きくなる。コンバータは、変換損失が、内部を流れる電流の大小にほとんど影響されない。この点を考慮して、前述のように第1および第2コンバータ51,52からの電圧を直接、第1および第5負荷回路41,45に与えることによって、全体として無駄な電力の消費を低減することができる。
図10は、電池電圧に応じた切換処理を説明するためのフローチャートである。図10では、携帯電話機が通常モードである場合を想定して説明する。電池電圧に応じた切換処理は、CPU62によって実行される。電池電圧に応じた切換処理は、電源が投入されると開始される。
電池電圧に応じた切換処理が開始されると、ステップa1で、電源回路21の動作状態を、第1動作状態にし、ステップa2に進む。ステップa2では、ADC61からの電池電圧信号に基づいて電池電圧を判定する。電池電圧が3.77V以下になるまでステップa2の動作を繰り返し実行する。このように電池電圧を監視する。電池電圧が3.77V以下になったと判定すると、ステップa3に進む。
ステップa3では、電源回路21の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態にし(後述の図11参照)、ステップa4に進む。ステップa4では、ADC61からの電池電圧信号に基づいて電池電圧を判定する。電池電圧が3.78V以上になるまでステップa4の動作を繰り返し実行する。このように電池電圧を監視する。電池電圧が3.78V以上になったと判定すると、ステップa1に戻り、このステップa1で、電源回路21の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態にする(後述の図11参照)。
図11は、電池電圧に応じた切換処理を詳細に説明するためのタイミングチャートである。図11では、携帯電話機が通常モードである場合を想定して説明する。電池電圧が高電圧であるとき、電源回路21の動作状態は、第1動作状態である。第1および第4スイッチング回路D32,D22は、ON状態であり、第2および第3スイッチング回路B32,M30ならびに第5および第6スイッチング回路B22,M15は、OFF状態である。第1コンバータ51は、第1出力状態で動作している。第2コンバータ52は、第1出力状態で動作している。第1および第5レギュレータ41,45は、動作している。
時刻t1において、CPU62は、電池電圧が高電圧から低電圧に変化、換言すれば電池電圧が3.78V以上の状態から3.77V以下の状態に変化したと判定すると、第2スイッチング回路B32のOFF状態からON状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第2スイッチング回路B32に与える選択信号を、OFF状態の選択信号からON状態の選択信号に切換える。これによって時刻t2で、第2スイッチング回路B32が、OFF状態からON状態に切換わり、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間が導通される。
次に、CPU62は、第1スイッチング回路D32のON状態からOFF状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第1スイッチング回路D32に与える選択信号を、ON状態の選択信号からOFF状態の選択信号に切換える。これによって時刻t3で、第1スイッチング回路D32が、ON状態からOFF状態に切換わり、第1コンバータ51の出力部と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間が遮断される。
次に、CPU62は、第1コンバータ51に、動作停止指令信号を与える。第1コンバータ51は、CPU62からの動作停止指令信号に応答して、時刻t4で、出力電圧の制御動作を停止する。このようにしてCPU62は、電源回路21の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に切換える。
このように電源回路21の動作状態を第1動作状態から第2動作状態に切換えるときは、まず、第2スイッチング回路B32をON状態にすることによって、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43との間を導通させる。これによって第1動作状態から第2動作状態への切換時に、第1〜第3負荷回路33への電力の供給が途切れるという不具合を防ぐことができる。前述の説明では、第1スイッチング回路D32をOFF状態にした後に、第1コンバータ51の出力電圧の制御動作を停止させるけれども、この順序は、逆であってもよい。
時刻t5において、CPU62は、電池電圧が低電圧から高電圧に変化、換言すれば電池電圧が3.77V以下の状態から3.78V以上の状態に変化したと判定すると、第1コンバータ51に、第1出力状態の設定指令信号を与え、さらに第1コンバータ51に、動作開始指令信号を与える。第1コンバータ51は、CPU62からの設定指令信号に応答して、第1出力状態となる。さらに第1コンバータ51は、CPU62からの動作開始指令信号に応答して、時刻t6で、出力電圧の制御動作を開始する。
次に、CPU62は、第1スイッチング回路D32のOFF状態からON状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第1スイッチング回路D32に与える選択信号を、OFF状態の選択信号からON状態の選択信号に切換える。これによって時刻t7で、第1スイッチング回路D32が、OFF状態からON状態に切換わり、第1コンバータ51の出力部と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間が導通される。
次に、CPU62は、第2スイッチング回路B32のON状態からOFF状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第2スイッチング回路B32に与える選択信号を、ON状態の選択信号からOFF状態の選択信号に切換える。これによって時刻t8で、第2スイッチング回路B32が、ON状態からOFF状態に切換わり、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間が遮断される。
このように電源回路21の動作状態を第2動作状態から第1動作状態に切換えるときは、最後に、第2スイッチング回路B32をOFF状態にすることによって、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43との間を遮断させる。これによって第2動作状態から第1動作状態への切換時に、第1〜第3負荷回路33への電力の供給が途切れるという不具合を防ぐことができる。前述の説明では、第1コンバータ51の出力電圧の制御動作を開始させた後に、第1スイッチング回路D32をON状態にするけれども、この順序は、逆であってもよい。
図12は、携帯電話機のモードに応じた切換処理を説明するためのフローチャートである。携帯電話機のモードに応じた切換処理は、CPU62によって実行される。携帯電話機のモードに応じた切換処理は、電源が投入されると開始される。
携帯電話機のモードに応じた切換処理が開始されると、ステップb1で、電源回路21の動作状態を、第1または第2動作状態にし、ステップb2に進む。ステップb2では、携帯電話機からのモード信号に基づいて携帯電話機のモードを判定する。携帯電話機のモードが音楽再生モードになるまでステップb2の動作を繰り返し実行する。このように携帯電話機のモードを監視する。携帯電話機のモードが音楽再生モードになったと判定すると、ステップb3に進む。
ステップb3では、電源回路21の動作状態を、第1または第2動作状態から、第3動作状態にし(後述の図13および図14参照)、ステップb4に進む。ステップb4では、携帯電話機からのモード信号に基づいて携帯電話機のモードを判定する。携帯電話機のモードが通常モードになるまでステップb4の動作を繰り返し実行する。このように携帯電話機のモードを監視する。携帯電話機のモードが通常モードになったと判定すると、ステップb1に戻り、このステップb1で、電源回路21の動作状態を、第3動作状態から、第1または第2動作状態にする(後述の図13および図14参照)。
図13は、電池電圧が高電圧であるときの、携帯電話機のモードに応じた切換処理を詳細に説明するためのタイミングチャートである。携帯電話機のモードが通常モードである場合、電源回路21の動作状態は、第1動作状態である。第1および第4スイッチング回路D32,D22は、ON状態であり、第2および第3スイッチング回路B32,M30ならびに第5および第6スイッチング回路B22,M15は、OFF状態である。第1コンバータ51は、第1出力状態で動作している。第2コンバータ52は、第1出力状態で動作している。第1および第5レギュレータ41,45は、動作している。
時刻t11において、CPU62は、携帯電話機のモードが通常モードから音楽再生モードに切換わったと判定すると、第2および第5スイッチング回路B32,B22のOFF状態からON状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第2および第5スイッチング回路B32,B22に与える選択信号を、OFF状態の選択信号からON状態の選択信号に切換える。これによって時刻t12で、第2および第5スイッチング回路B32,B22が、OFF状態からON状態に切換わり、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間が導通されるとともに、電池22のプラス端子と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間が導通される。
次に、CPU62は、第1および第4スイッチング回路D32,D22のON状態からOFF状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第1および第4スイッチング回路D32,D22に与える選択信号を、ON状態の選択信号からOFF状態の選択信号に切換える。これによって時刻t13で、第1および第4スイッチング回路D32,D22が、ON状態からOFF状態に切換わり、第1コンバータ51の出力部と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間が遮断されるとともに、第2コンバータ52の出力部と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間が遮断される。
次に、CPU62は、第1コンバータ51に、第2出力状態の設定指令信号を与えるとともに、第2コンバータ52に、第2出力状態の設定指令信号を与える。第1コンバータ51は、CPU62からの設定指令信号に応答して、時刻t14で、第2出力状態となる。第2コンバータ52は、CPU62からの設定指令信号に応答して、前記時刻t14で、第2出力状態となる。
次に、CPU62は、第3および第6スイッチング回路M30,M15のOFF状態からON状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第3および第6スイッチング回路M30,M15に与える選択信号を、OFF状態の選択信号からON状態の選択信号に切換える。これによって時刻t15で、第3および第6スイッチング回路M30,M15が、OFF状態からON状態に切換わり、第1コンバータ51の出力部と第1負荷回路31の入力部との間が導通されるとともに、第2コンバータ52の出力部と第5負荷回路35の入力部との間が導通される。
次に、CPU62は、第1および第5レギュレータ41,45に、動作停止指令信号を与える。第1および第5レギュレータ41,45は、CPU62からの動作停止指令信号に応答して、時刻t16で、出力電圧の制御動作を停止する。
このような順序で、電源回路21の動作状態を第1動作状態から第3動作状態に切換えるので、第1動作状態から第3動作状態への切換時に、第1〜第6負荷回路31〜36への電力の供給が途切れるという不具合を防ぐことができる。また3.0Vで動作する第1負荷回路31に3.2Vの電圧が与えられてしまったり、1.5Vで動作する第5負荷回路35に2.2Vの電圧が与えられてしまったりするという不具合を防ぐことができる。
時刻t17において、CPU62は、携帯電話機のモードが音楽再生モードから通常モードに切換わったと判定すると、第1および第5レギュレータ41,45に、動作開始指令信号を与える。第1および第5レギュレータ41,45は、CPU62からの動作開始指令信号に応答して、時刻t18で、出力電圧の制御動作を開始する。
次に、CPU62は、第3および第6スイッチング回路M30,M15のON状態からOFF状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第3および第6スイッチング回路M30,M15に与える選択信号を、ON状態の選択信号からOFF状態の選択信号に切換える。これによって時刻t19で、第3および第6スイッチング回路M30,M15が、ON状態からOFF状態に切換わり、第1コンバータ51の出力部と第1負荷回路31の入力部との間が遮断されるとともに、第2コンバータ52の出力部と第5負荷回路35の入力部との間が遮断される。
次に、CPU62は、第1コンバータ51に、第1出力状態の設定指令信号を与えるとともに、第2コンバータ52に、第1出力状態の設定指令信号を与える。第1コンバータ51は、CPU62からの設定指令信号に応答して、時刻t20で、第1出力状態となる。第2コンバータ52は、CPU62からの設定指令信号に応答して、前記時刻t20で、第1出力状態となる。
次に、CPU62は、第1および第4スイッチング回路D32,D22のOFF状態からON状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第1および第4スイッチング回路D32,D22に与える選択信号を、OFF状態の選択信号からON状態の選択信号に切換える。これによって時刻t21で、第1および第4スイッチング回路D32,D22が、OFF状態からON状態に切換わり、第1コンバータ51の出力部と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間が導通されるとともに、第2コンバータ52の出力部と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間が導通される。
次に、CPU62は、第2および第5スイッチング回路B32,B22のON状態からOFF状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第2および第5スイッチング回路B32,B22に与える選択信号を、ON状態の選択信号からOFF状態の選択信号に切換える。これによって時刻t22で、第2および第5スイッチング回路B32,B22が、ON状態からOFF状態に切換わり、電池22のプラス端子と第1〜第3レギュレータ41〜43の各入力部との間が遮断されるとともに、電池22のプラス端子と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間が遮断される。
このような順序で、電源回路21の動作状態を第3動作状態から第1動作状態に切換えるので、第3動作状態から第1動作状態への切換時に、第1〜第6負荷回路31〜36への電力の供給が途切れるという不具合を防ぐことができる。また3.0Vで動作する第1負荷回路31に3.2Vの電圧が与えられてしまったり、1.5Vで動作する第5負荷回路35に2.2Vの電圧が与えられてしまったりするという不具合を防ぐことができる。
図14は、電池電圧が低電圧であるときの、携帯電話機のモードに応じた切換処理を詳細に説明するためのタイミングチャートである。携帯電話機のモードが通常モードである場合、電源回路21の動作状態は、第2動作状態である。第2および第4スイッチング回路B32,D22は、ON状態であり、第1、第3、第5および第6スイッチング回路D32,M30,B22,M15は、OFF状態である。第1コンバータ51は、動作を停止している。第2コンバータ52は、第1出力状態で動作している。第1および第5レギュレータ41,45は、動作している。
時刻t31において、CPU62は、携帯電話機のモードが通常モードから音楽再生モードに切換わったと判定すると、第5スイッチング回路B22のOFF状態からON状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第5スイッチング回路B22に与える選択信号を、OFF状態の選択信号からON状態の選択信号に切換える。これによって時刻t32で、第5スイッチング回路B22がOFF状態からON状態に切換わり、電池22のプラス端子と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間が導通される。
次に、CPU62は、第4スイッチング回路D22のON状態からOFF状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第4スイッチング回路D22に与える選択信号を、ON状態の選択信号からOFF状態の選択信号に切換える。これによって時刻t33で、第4スイッチング回路D22が、ON状態からOFF状態に切換わり、第2コンバータ52の出力部と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間が遮断される。
次に、CPU62は、第1コンバータ51に、第2出力状態の設定指令信号を与えるとともに、第1コンバータ51に、動作開始指令信号を与える。また第2コンバータ52に、第2出力状態の設定指令信号を与える。第1コンバータ51は、CPU62からの設定指令信号に応答して、第2出力状態となり、CPU62からの動作開始指令信号に応答して、時刻t34で、出力電圧の制御動作を開始する。第2コンバータ52は、CPU62からの設定指令信号に応答して、前記時刻t34で、第2出力状態となる。
次に、CPU62は、第3および第6スイッチング回路M30,M15のOFF状態からON状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第3および第6スイッチング回路M30,M15に与える選択信号を、OFF状態の選択信号からON状態の選択信号に切換える。これによって時刻t35で、第3および第6スイッチング回路M30,M15が、OFF状態からON状態に切換わり、第1コンバータ51の出力部と第1負荷回路31の入力部との間が導通されるとともに、第2コンバータ52の出力部と第5負荷回路35の入力部との間が導通される。
次に、CPU62は、第1および第5レギュレータ41,45に、動作停止指令信号を与える。第1および第5レギュレータ41,45は、CPU62からの動作停止指令信号に応答して、時刻t36で、出力電圧の制御動作を停止する。
このような順序で、電源回路21の動作状態を第2動作状態から第3動作状態に切換えるので、第2動作状態から第3動作状態への切換時に、第1〜第6負荷回路31〜36への電力の供給が途切れるという不具合を防ぐことができる。また1.5Vで動作する第5負荷回路35に2.2Vの電圧が与えられてしまうという不具合を防ぐことができる。
時刻t37において、CPU62は、携帯電話機のモードが音楽再生モードから通常モードに切換わったと判定すると、第1および第5レギュレータ41,45に、動作開始指令信号を与える。第1および第5レギュレータ41,45は、CPU62からの動作開始指令信号に応答して、時刻t38で、出力電圧の制御動作を開始する。
次に、CPU62は、第3および第6スイッチング回路M30,M15のON状態からOFF状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第3および第6スイッチング回路M30,M15に与える選択信号を、ON状態の選択信号からOFF状態の選択信号に切換える。これによって時刻t39で、第3および第6スイッチング回路M30,M15が、ON状態からOFF状態に切換わり、第1コンバータ51の出力部と第1負荷回路31の入力部との間が遮断されるとともに、第2コンバータ52の出力部と第5負荷回路35の入力部との間が遮断される。
次に、CPU62は、第1コンバータ51に、動作停止指令信号を与えるとともに、第2コンバータ52に、第1出力状態の設定指令信号を与える。第1コンバータ51は、CPU62からの動作停止指令信号に応答して、時刻t40で、出力電圧の制御動作を停止する。第2コンバータ52は、CPU62からの設定指令信号に応答して、前記時刻t40で、第1出力状態となる。
次に、CPU62は、第4スイッチング回路D22のOFF状態からON状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第4スイッチング回路D22に与える選択信号を、OFF状態の選択信号からON状態の選択信号に切換える。これによって時刻t41で、第4スイッチング回路D22が、OFF状態からON状態に切換わり、第2コンバータ52の出力部と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間が導通される。
次に、CPU62は、第5スイッチング回路B22のON状態からOFF状態への切換指令信号を、タイミング回路64に与える。タイミング回路64は、CPU62からの切換指令信号に応答して、第5スイッチング回路B22に与える選択信号を、ON状態の選択信号からOFF状態の選択信号に切換える。これによって時刻t42で、第5スイッチング回路B22が、ON状態からOFF状態に切換わり、電池22のプラス端子と第4〜第6レギュレータ44〜46の各入力部との間が遮断される。
このような順序で、電源回路21の動作状態を第3動作状態から第2動作状態に切換えるので、第3動作状態から第2動作状態への切換時に、第1〜第6負荷回路31〜36への電力の供給が途切れるという不具合を防ぐことができる。また1.5Vで動作する第5負荷回路35に2.2Vの電圧が与えられてしまうという不具合を防ぐことができる。
以上のような本実施の形態によれば、第1〜第6レギュレータ41〜46での発熱損失と、第1および第2コンバータ51,52での変換損失とを合計した電力の損失が、できるだけ小さくなるように、電源回路21の動作状態が切換えられる。これによって無駄な電力の消費を低減し、電池22の持続時間を長くすることができる。
前述の実施の各形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。本発明は、携帯電話機だけでなく、その他の電子機器、たとえばPDA(Personal Digital Assistants)およびノート型パーソナルコンピュータにも、好適に用いられる。また第2モードは、音楽再生モードに限定されず、注目する負荷回路での消費電流が大きくなるようなモードであればよい。
本発明の実施の一形態である電源回路21の構成を簡略化して示すブロック図である。 第1レギュレータ41の回路構成を示す回路図である。 第1コンバータ51の回路構成を示す回路図である。 第1コンバータ51の回路構成の一部を詳細に示す回路図である。 第1スイッチング回路D32の回路構成を示す回路図である。 電源回路21の動作状態の遷移を説明するための図である。 第1動作状態の電源回路21を示すブロック図である。 第2動作状態の電源回路21を示すブロック図である。 第3動作状態の電源回路21を示すブロック図である。 電池電圧に応じた切換処理を説明するためのフローチャートである。 電池電圧に応じた切換処理を詳細に説明するためのタイミングチャートである。 携帯電話機のモードに応じた切換処理を説明するためのフローチャートである。 電池電圧が高電圧であるときの、携帯電話機のモードに応じた切換処理を詳細に説明するためのタイミングチャートである。 電池電圧が低電圧であるときの、携帯電話機のモードに応じた切換処理を詳細に説明するためのタイミングチャートである。 携帯電話機に設けられる従来の電源回路1の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
21 電源回路
22 電池
31 第1負荷回路
32 第2負荷回路
33 第3負荷回路
34 第4負荷回路
35 第5負荷回路
36 第6負荷回路
41 第1定電圧レギュレータ
42 第2定電圧レギュレータ
43 第3定電圧レギュレータ
44 第4定電圧レギュレータ
45 第5定電圧レギュレータ
46 第6定電圧レギュレータ
51 第1コンバータ
52 第2コンバータ
61 ADC
62 CPU
63 通信I/F
64 タイミング回路
65 バスライン

Claims (2)

  1. 互いに異なる電圧で動作する複数の負荷回路を有する電子機器に設けられ、電池と各負荷回路との間に介在する電源回路であって、
    電気抵抗を変化させることによって出力電圧を制御し、各負荷回路に対して設けられ、各負荷回路に与えるべき電圧を出力可能な複数の定電圧レギュレータと、
    スイッチング動作によって出力電圧を制御し、電池電圧よりも小さく、かつ、各定電圧レギュレータで出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上の電圧を出力可能なDC/DCコンバータと、
    電池と各負荷回路との間の接続状態を、電池からの電力が、DC/DCコンバータを介して各定電圧レギュレータに与えられ、各定電圧レギュレータから各負荷回路に与えられる第1接続状態と、電池からの電力が直接、各定電圧レギュレータに与えられ、各定電圧レギュレータから各負荷回路に与えられる第2接続状態とに切換える切換手段と、
    切換手段を、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第1接続状態にし、電池電圧が予め定める電圧値未満であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第2接続状態にするように制御する制御手段とを含むことを特徴とする電源回路。
  2. 電子機器は、各負荷回路のうち注目する負荷回路の消費電流が予め定める電流値未満となる第1モードと、前記注目する負荷回路の消費電流が前記予め定める電流値以上となる第2モードとに、モードを切換可能に構成され、
    DC/DCコンバータは、電池電圧よりも小さく、かつ、各定電圧レギュレータで出力電圧を制御するために必要な最小の電圧以上の電圧を出力可能な第1出力状態と、前記注目する負荷回路に与えるべき電圧を出力可能な第2出力状態とに、出力状態を切換可能に構成され、
    切換手段は、電池と各負荷回路との間の接続状態を、電池からの電力が、DC/DCコンバータを介して前記注目する負荷回路に与えられるとともに、電池からの電力が、各負荷回路のうち前記注目する負荷回路を除く残余の負荷回路に、前記残余の負荷回路に対して設けられる定電圧レギュレータを介して与えられる第3接続状態にさらに切換え、
    制御手段は、
    切換手段を、電子機器が第1モードである場合、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第1接続状態にし、電池電圧が予め定める電圧値未満であるとき、電池と各負荷回路との間の接続状態を第2接続状態にし、電子機器が第2モードである場合、電池と各負荷回路との間の接続状態を第3接続状態にするように制御するとともに、
    DC/DCコンバータを、電子機器が第1モードである場合、電池電圧が予め定める電圧値以上であるとき、出力状態を第1出力状態にし、電子機器が第2モードである場合、出力状態を第2出力状態にするように制御することを特徴とする請求項1記載の電源回路。
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