JP2007243795A - 衛星通信システム、アンテナ指向方向の調整方法及び装置 - Google Patents

衛星通信システム、アンテナ指向方向の調整方法及び装置 Download PDF

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【課題】パラボラアンテナの指向方向における誤差の補正値を、太陽から放射されているノイズを測定することにより算出するアンテナ指向方向の調整方法を提供する。
【解決手段】アンテナを目標物(衛星)に対して指向させるアンテナ指向方向の調整方法であって、アンテナを太陽の軌道方向に向け、太陽からのノイズ電波を受信し、ノイズレベルのピークが観測される計算時刻と、受信したノイズ電波を測定して実際にノイズレベルのピークが測定された時刻とのずれ量をもとに、アンテナの方位角と仰角の指向誤差を算出し、目標物に対してアンテナの指向方向を調整する際に、算出された指向誤差を利用してアンテナの方位角と仰角を補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、衛星通信システム、または、比較的直径の大きなパラボラアンテナを目標物(衛星)に向けて調整する際のアンテナ指向方向の調整方法及び調整装置に関する。
衛星通信などの地球局や、衛星からの電波を監視する施設などにおいて、比較的直径の大きな(例えば2メートル以上の)パラボラアンテナを使用する場合、設置時にその指向方向の調整を行い、できるだけ指向方向の誤差をなくす必要がある。しかしながら、衛星の軌道位置を測定しようとする場合、その指向方向の精度は、例えば0.01度程度の値が要求されることがあり、設置時におこなった精度が十分良くなければならない。
従来、指向方向の調整においては、目標物に対する仰角及び方位角を、目盛を見ながら調整するが目盛自体に誤差がある場合、正確な調整ができない。目盛の誤差を求める場合、予め位置が特定できる目標物にアンテナを指向させ、目標物の位置と実際にアンテナが向いている方向との差を求めれば、誤差を算出できるが、目標物の位置が正確に分からない場合は、誤差の算出は難しい。
このため従来では、アンテナの指向方向を調整する場合、予め軌道の分かっている衛星をいくつか選び、その衛星からのビーコンに追尾させ、計算した軌道から、観測地点での指向方向の計算値を求め、それと実際に追尾したときの指向方向とを比較し、誤差を求めて補正している。
しかしながら、この方法では、衛星軌道についての詳細な情報を入手する必要があるが、衛星軌道についての情報は、一般的に入手することが難しい。
特許文献1には、アンテナの指向方向を調整するため、アンテナに入力される受信信号強度を求めてアンテナの方向を調整する方法及び装置が記載されているが、アンテナの絶対的な指向方向を高精度に補正する方法及び装置については、開示されていない。
特許第3534390号公報
従来、アンテナの指向方向を調整する場合、衛星の正確な位置情報を入手することが難しく、指向方向を高精度に補正することができないという問題点があった。
本発明は、衛星通信システムなどにおいて、パラボラアンテナの指向方向における誤差の補正値を、太陽から放射されているノイズを測定することにより算出するアンテナ指向方向の調整方法及び調整装置を提供することにある。
請求項1記載の本願発明は、指向性の強いアンテナを目標物に対して指向させるアンテナ指向方向の調整方法であって、前記アンテナを太陽の軌道方向に向け、太陽からのノイズ電波を受信するステップと、前記ノイズレベルのピークが観測される計算時刻と、前記受信したノイズ電波を測定して実際にノイズレベルのピークが測定された時刻とのずれ量をもとに、前記アンテナの方位角と仰角の指向誤差を算出するステップとを有し、前記目標物に対して前記アンテナの指向方向を調整する際に、前記算出された指向誤差を利用して前記アンテナの方位角と仰角を補正することを特徴とする。
請求項5記載の本願発明は、指向性の強いアンテナを目標物に対して指向させるアンテナ指向方向の調整装置であって、前記アンテナの方位角及び仰角を調整するためのアンテナ駆動部と、前記アンテナを太陽の軌道方向に向けたときの、太陽からのノイズ電波を受信する受信部と、前記ノイズレベルのピークが観測される計算時刻と、前記受信したノイズ電波を測定して実際にノイズレベルのピークが測定された時刻とのずれ量をもとに、前記アンテナの方位角と仰角の指向誤差を算出する算出部と、前記算出部で算出された指向誤差を用いて前記アンテナ駆動部を制御するアンテナ制御部とを具備し、前記アンテナの目標物に対する指向方向を調整する際に、前記指向誤差に基いてアンテナの方位角と仰角を補正することを特徴とする。
請求項7記載の本願発明は、指向性の強いアンテナと、このアンテナを衛星に指向させるための方向調整装置とからなる衛星通信システムであって、前記方向調整装置は、前記アンテナの方位角及び仰角を調整するためのアンテナ駆動部と、前記アンテナを太陽の軌道方向に向けたときの、太陽からのノイズ電波を受信する受信部と、前記ノイズレベルのピークが観測される計算時刻と、前記受信したノイズ電波を測定して実際にノイズレベルのピークが測定された時刻とのずれ量をもとに、前記アンテナの方位角と仰角の指向誤差を算出する算出部と、前記算出部で算出された指向誤差を用いて前記アンテナ駆動部を制御するアンテナ制御部とから成り、前記衛星に対して前記アンテナの方向を調整する際に、前記指向誤差に基いて前記アンテナの方位角と仰角を補正することを特徴とする。
本発明によれば、アンテナの指向誤差を太陽ノイズの測定を行うことにより求めることができ、口径の大きいパラボラアンテナを設置する場合、高精度で指向方向を調整することができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に関わる装置の構成を示すブロック図である。この装置は、反射鏡(パラボラ)付き受信アンテナ10、受信部20、測定部30、測定処理部40、アンテナ制御部50、アンテナ駆動部60、解析処理部70、結果表示部80から構成されている。
受信アンテナ10は、目的とする測定対象に対応した周波数帯が受信でき、衛星からの微弱な電波を受信可能で十分な開口面の大きさの反射鏡(パラボラ)を持っている必要がある。
受信部20は、受信した信号を測定部30で測定できるレベルまで増幅し、測定部30は、受信部20で増幅された信号の受信レベルを測定する。測定処理部40は、アンテナ制御部50に対して、アンテナ指向方向の指示を出したり、測定部30の測定制御等を行う。
アンテナ制御部50は、測定処理部40からの指示に従い、アンテナ10の制御を行う。アンテナ駆動部60は、アンテナ制御部50からの指示に従い、アンテナを駆動させる。
解析処理部70は、測定処理部40で処理された測定結果について解析処理を行い、アンテナの指向誤差を算出する。結果表示部80は、解析処理部70で算出したアンテナの指向誤差の結果を表示する。指向誤差とは、目標物に対してアンテナ10が指向している方向と、目標物の実際の位置とのズレを表す。
アンテナの指向誤差がある場合、方位角と仰角について補正する必要がある。ここでは、方位角についての指向誤差をΔAZとし、仰角についての指向誤差をΔELとする。
本発明では、以下の原理を利用して指向誤差を求める。即ち、或る時刻の太陽の位置を計算し、その方向へアンテナを指向して太陽の通過を待てば、指向方向に誤差がない場合に限り、計算時刻ぴったりに太陽からのノイズレベルのピークが観測されるはずである。逆にオフセットがある場合、ノイズレベルのピークは、計算した時刻からずれることになる。
本発明では、この観測されるノイズのピーク時刻と計算した時刻とのズレの時間から方位角、仰角についての指向誤差を算出するものである。以下、方位角、仰角についての指向誤差を算出する方法について図2以降の図面を参照して説明する。
図2は、本発明の調整方法の全体の処理を示すフローチャートである。図2において、ステップS11は測定処理部40での測定処理ステップであり、測定部30で測定した結果について測定処理を行う。ステップS12は、解析処理部70での解析処理ステップであり、測定処理部40で測定処理した結果について解析処理を行う。さらに、ステップS13では、解析処理部70での解析結果を結果表示部80に表示する。
図3は、測定処理部40での前記ステップS11の詳細な処理フローを示す。図3において、ステップS21では、ある時刻tmにおける太陽位置(AZm,ELm)を算出する。ステップS22では、算出された太陽位置(AZm,ELm)の方向へアンテナを指向させる。AZは方位角を意味し、ELは仰角を意味する。
ステップS23では、時刻(tm−T/2)から時刻(tm+T/2)までの時間(T)の間に時間間隔ΔTでN+1回スペクトラムの取得を行う。m番目のスペクトラムを取得した時刻tmnは、(1)式のように表される。
Figure 2007243795
図5は、アンテナの指向誤差を測定する際の説明図であり、時刻tmを中心に、(tm−T/2)の期間から(tm+T/2)までの期間において、ΔTの間隔で平均ノイズレベルを測定する場合を示している。
ステップS24では、取得したN+1個のスペクトラムについて、平均ノイズレベルPniose(m,n)を算出する。さらに、ステップS25では、得られたN+1個の平均ノイズレベルPniose(m,n)についてのグラフからピーク時刻tm’を算出する。
1つの測定中においては、測定環境の変化がないことが望まれる。例えば、測定中に太陽に雲がかかるなど受信される太陽ノイズの変化がある場合には、正確にピークの時間が測定できない。この場合を除く仕組みが必要である。
それを実現するためには、グラフのシンメトリ性を利用する。即ち、算出したピークからあるレベルだけ低いレベル(閾値)をもとめ、閾値を超えた範囲の面積について、ある時刻で左右に分けた場合、左右の面積が等しくなる時刻が、ピークとなっていない場合は、グラフがシンメトリにならないと判断し、この測定結果は除外する。
例えば図6に示すように、ピークレベルを順次測定し閾値を越えた範囲XdBにあるノイズレベルの左右の面積SA,SBが等しくなる時刻をtAとし、計算上で算出したピークレベルの発生時刻をtBとしたとき、その時刻の差が許容値以内にあれば、その測定結果を採用し、許容値を超える場合は、その測定結果は除外する。
ステップS26では、ステップS21〜ステップS25を予め定めた測定回数M回繰り返し行い、{tm,tm’},(m=1,…,M)のデータの組を得る。
図4は、解析処理部70での処理フローを示す。ステップS31では、測定処理部40で得られた{tm,tm’},(m=1,…,M)のデータの組から、アンテナ指向オフセット量(ΔAZ,ΔEL)を推定する。
時刻tkの時に太陽の位置が(AZk,ELk)であるとすると、アンテナをこの位置に指向するように指示した場合、(ΔAZ,ΔEL)だけの指向誤差があるため、実際には(AZk+ΔAZ,ELk+ΔEL)に指向してしまう。
アンテナが(AZk+ΔAZ,ELk+ΔEL)に指向しているとき、ノイズレベルがピークになる点は、太陽がアンテナの指向方向に一番接近する点である。つまりアンテナの指向方向から太陽位置の軌跡に垂線を下ろしたときに交わる点である。
図7は、太陽の軌跡を実線で示し、オフセットのあるアンテナの指向方向を点線で示し、ノイズレベルがピークになる点、つまりアンテナの指向方向から太陽位置の軌跡に垂線(L1,L2)を下ろしたときに交わる点をP1、P2としている。
この点の時刻は、測定したグラフから分かる。点P1の時刻をtk’とする。太陽の軌跡をEL=f(AZ)と表したとき、アンテナ指向方向から太陽位置の軌跡に下ろした垂線L1の方程式は、(2)式のようになる。
Figure 2007243795
ここで、f’(AZk’)は、AZ=AZkにおけるf(AZ)の微分した値である。時刻tにおけるAZ角、EL角の値をAZ(t),EL(t)で表すと、
f’(AZk’)は、AZ=AZk’=AZ(tk’)のときの関数の傾きとして、(3)式で算出できる。
Figure 2007243795
ここでアンテナが実際に指向している方向(AZk+ΔAZ,ELk+ΔEL)は、上式を満足しているため、(2)式のELの項に(ELk+ΔEL)を代入し、AZの=項にAZ+ΔAZ代入すると、(4)式のようになる。
Figure 2007243795
ここで、未知の変数はΔAZ,ΔELの2つの変数で、あとのパラメータは全て既知となる。
また、点P2の時刻をtl’とし、時刻tl’について同様なことを行うと、(5)式を得ることができる。
Figure 2007243795
これらの連立方程式を解いて、ΔAZ,ΔELを算出すれば、求めるべきアンテナ指向誤差を求めることができる。
したがって、測定処理部40で得られた{tm,tm’},(m=1,…,M)のデータの組から、アンテナ指向オフセット量(ΔAZ,ΔEL)を推定した場合、全部で(6)式に示す推定結果が得られる。
Figure 2007243795
ステップS32では、得られたJ個の推定値は、推定誤差が増大する場合が考えられるため、推定誤差の小さいものを抽出する。
(ΔAZ,ΔEL)は、以下の(7),(8)式で推定する。
Figure 2007243795
Figure 2007243795
太陽は、AZ方向について考えてみれば、0.01度を約2.4秒で移動しているので、測定間隔ΔT=2秒であることを考慮すると、(9)式の分解能で測定を行っているといえる。
Figure 2007243795
しかしながら、誤差算出直線のなす角θ、つまり垂線L1とL2のなす角が図8に示すように鋭角の場合で、AZk’の検出結果が分解能δだけずれていた場合、検出誤差は、1/sinθ倍になるため、誤差が拡大するといえる。
目標精度をε=0.01度以下とした場合、(10)式の関係が成り立つ。
Figure 2007243795
したがって、誤差算出直線のなす角θが(11)式を満足する場合の(ΔAZ、ΔEL)の推定値を用いると良い。
Figure 2007243795
ステップ33では、ステップ32で抽出された誤差の少ない推定の平均値を計算し、(ΔAZ,ΔEL)の推定値とする。
このように、本発明では、アンテナの指向誤差を太陽のノイズの測定を行うことにより求めることができ、口径の大きいパラボラアンテナを設置する場合、目盛を見ながら方位角と仰角の調整を行い、求めた誤差量を加減算して調整量を補正することにより正確に目標物(衛星)に指向させることができる。したがって、高精度で指向方向を調整することができる。
本発明の実施形態に関わるアンテナ指向方向の調整装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態における調整装置の全体の動作を示すフローチャート。 同実施形態における調整装置の測定処理部の動作を示すフローチャート。 同実施形態における調整装置の解析処理部の動作を示すフローチャート。 同実施形態におけるアンテナの指向誤差の測定動作を説明する説明図。 同実施形態におけるノイズピークレベルの算出動作を説明する説明図。 同実施形態におけるアンテナの指向誤差の算出動作を説明する説明図。 同実施形態におけるアンテナの指向誤差算出時の検出誤差について説明する説明図。
符号の説明
10…受信アンテナ
20…受信部
30…測定部
40…測定処理部
50…アンテナ制御部
60…アンテナ駆動部
70…解析処理部
80…表示部

Claims (7)

  1. 指向性の強いアンテナを目標物に対して指向させるアンテナ指向方向の調整方法であって、
    前記アンテナを太陽の軌道方向に向け、太陽からのノイズ電波を受信するステップと、
    前記ノイズレベルのピークが観測される計算時刻と、前記受信したノイズ電波を測定して実際にノイズレベルのピークが測定された時刻とのずれ量をもとに、前記アンテナの方位角と仰角の指向誤差を算出するステップと、を有し、
    前記目標物に対して前記アンテナの指向方向を調整する際に、前記算出された指向誤差を利用して前記アンテナの方位角と仰角を補正することを特徴とするアンテナ指向方向の調整方法。
  2. 前記指向誤差を算出するステップは、前記受信ステップで受信した前記ノイズレベルを測定してノイズレベルのピーク時刻を測定する測定ステップと、前記測定ステップで測定した結果を解析して前記指向誤差を算出する解析ステップとを含み、さらに前記解析ステップで算出された指向誤差を可視表示する表示ステップを有することを特徴とする請求項1記載のアンテナ指向方向の調整方法。
  3. 前記測定ステップは、ある時刻における太陽位置を算出するステップと、前記アンテナを算出された太陽位置の方向へ指向させるステップと、前記時刻を中心に予め設定した時間幅内で所定の時間間隔毎にノイズレベルを算出しスペクトラムを取得するステップと、前記スペクトラムから平均ノイズレベルを測定するステップと、前記平均ノイズレベルをもとにノイズレベルのピーク時刻を算出するステップとを含むことを特徴とする請求項2記載のアンテナ指向方向の調整方法。
  4. 前記解析ステップは、計算により求めたノイズレベルのピーク発生時刻と、受信したノイズ電波を測定して求めたノイズレベルのピーク発生時刻とのずれ量をもとに、前記指向誤差を推定するステップと、前記推定を複数回行って推定誤差の小さいものを抽出するステップと、抽出された推定誤差の平均値を算出するステップとを含むことを特徴とする請求項2記載のアンテナ指向方向の調整方法。
  5. 指向性の強いアンテナを目標物に対して指向させるアンテナ指向方向の調整装置であって、
    前記アンテナの方位角及び仰角を調整するためのアンテナ駆動部と、
    前記アンテナを太陽の軌道方向に向けたときの、太陽からのノイズ電波を受信する受信部と、
    前記ノイズレベルのピークが観測される計算時刻と、前記受信したノイズ電波を測定して実際にノイズレベルのピークが測定された時刻とのずれ量をもとに、前記アンテナの方位角と仰角の指向誤差を算出する算出部と、
    前記算出部で算出された指向誤差を用いて前記アンテナ駆動部を制御するアンテナ制御部と、を具備し、
    前記アンテナの目標物に対する指向方向を調整する際に、前記指向誤差に基いてアンテナの方位角と仰角を補正することを特徴とするアンテナ指向方向の調整装置。
  6. 前記算出部は、前記受信部で受信した前記ノイズレベルを測定してノイズレベルのピーク時刻を算出する測定部と、前記測定部で測定した結果を解析して前記指向誤差を算出する解析部を含み、さらに前記解析部で算出された指向誤差を可視表示する表示部を有することを特徴とする請求項5記載のアンテナ指向方向の調整装置。
  7. 指向性の強いアンテナと、このアンテナを衛星に指向させるための方向調整装置とからなる衛星通信システムであって、
    前記方向調整装置は、前記アンテナの方位角及び仰角を調整するためのアンテナ駆動部と、前記アンテナを太陽の軌道方向に向けたときの、太陽からのノイズ電波を受信する受信部と、前記ノイズレベルのピークが観測される計算時刻と、前記受信したノイズ電波を測定して実際にノイズレベルのピークが測定された時刻とのずれ量をもとに、前記アンテナの方位角と仰角の指向誤差を算出する算出部と、前記算出部で算出された指向誤差を用いて前記アンテナ駆動部を制御するアンテナ制御部とから成り、
    前記衛星に対して前記アンテナの方向を調整する際に、前記指向誤差に基いて前記アンテナの方位角と仰角を補正することを特徴とする衛星通信システム。
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