JP2007243580A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要なLEDを消灯することにより、LEDの点灯時間を短くし、消費電力を抑えるとともに、LEDの劣化を最小限に抑え、LEDの長寿命化を図ることのできる画像読取装置を提供する。
【解決手段】LED31をアレイ状に配列したLEDアレイ32を備え光を照射する光源ユニット3と、LED31の点灯を制御するCPU11と、を備え、CPU11は、プレスキャン時にLED31を選択的に間引き点灯させるようにLED31の点灯を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置に係り、特に、光源として複数のLEDを使用する画像読取装置に関する。
従来、原稿画像を読み取る画像読取装置は、光源としてハロゲンランプやキセノンランプを使用していた。しかし、これらの光源は発熱が多く、また消費電力が大きいという欠点がある。そこで、発熱が小さく、消費電力も小さいLEDを光源として使用するものが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2002−320070号公報 特許2002−247296号公報
しかしながら、LEDを光源とする場合には、複数のLEDをアレイ状に配列してなるLEDアレイを使用するが、LEDアレイはLEDアレイを構成する一部のLEDに劣化が生じてもLEDアレイ全体を取り替えなければならない。このため、コスト高となるおそれがある。
他方で、光源としてハロゲンランプやキセノンランプを使用した場合には、部分的に発光させることはできなかった。これに対して、LEDを光源とする場合には、個々のLEDの点灯制御を行うことができる。そして、画像読取装置においては、原稿のサイズ等を確認するプレスキャン時等、原稿読み取り時よりも少ない光でも目的を達することができる場合や、原稿サイズが小さく、すべてのLEDを点灯させなくても原稿の読み取りが可能な場合がある。このような場合にもすべてのLEDを点灯させると、電力を無駄に消費し、また、LEDの劣化を必要以上に早める結果となるとの問題がある。
そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、不要なLEDを消灯することにより、LEDの点灯時間を短くし、消費電力を抑えるとともに、LEDの劣化を最小限に抑え、LEDの長寿命化を図ることのできる画像読取装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の画像読取装置は、LEDをアレイ状に配列したLEDアレイを備え光を照射する光源ユニットと、
前記LEDの点灯を制御する点灯制御手段と、を備え、
前記点灯制御手段は、プレスキャン時に前記LEDを選択的に間引き点灯させるように前記LEDの点灯を制御することを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記点灯制御手段は、前記LEDの選択的な間引き点灯が均一的に行われるように前記LEDの点灯を制御することを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置において、前記プレスキャン時に、原稿の置かれた原稿領域を検出する原稿領域検出手段を備え、
前記点灯制御手段は、前記原稿領域検出手段によって、前記LEDアレイの延在方向における原稿領域の幅がLEDの配列幅よりも狭いと検出されたときは、原稿領域のみ前記LEDを点灯させるように前記LEDの点灯を制御することを特徴としている。
また、請求項4に記載の画像読取装置は、LEDをアレイ状に配列したLEDアレイを備え光を照射する光源ユニットと、
前記LEDの点灯を制御する点灯制御手段と、
前記原稿領域を検出する原稿領域検出手段と、を備え、
前記点灯制御手段は、前記原稿領域検出手段によって、前記LEDアレイの延在方向における原稿領域の幅がLEDの配列幅よりも狭いと検出されたときは、原稿領域のみ前記LEDを点灯させるように前記LEDの点灯を制御することを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像読取装置において、前記原稿領域検出手段は、プレスキャン時に、原稿領域を検出するものであることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、光を読み取り電荷を蓄積して電気信号を出力する光電変換手段を備え、 前記光電変換手段から出力された電気信号のシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
シェーディング補正の初期値データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された初期値データと最後のシェーディング補正によって得られた補正データとを比較して前記LEDに劣化が生じているか否かを検出する劣化検出手段と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像読取装置において、前記劣化検出手段により、前記LEDの劣化が検出されたときに、前記LEDの劣化領域を報知する報知手段を備えたことを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像読取装置において、前記報知手段は、前記原稿領域検出手段によって検出された原稿領域が、前記劣化検出手段により検出された前記LEDの劣化領域以外の領域よりも狭いときに、前記LEDの劣化領域以外の領域に原稿を載置するよう報知するものであることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記光源ユニットは、レッドLED、グリーンLED、ブルーLEDを含み、全体として白色光源として機能することを特徴としている。
請求項1に記載された発明によれば、点灯制御手段が、プレスキャン時にLEDを選択的に間引き点灯させるようにLEDの点灯を制御するので、原稿の濃度や原稿の載置されている原稿領域を検出するプレスキャン時において、原稿の濃度や原稿の載置されている原稿領域の検出ができる程度の光量を確保して不要なLEDを消灯するので、LEDの点灯による消費電力を必要最小限に留めるとともに、LEDの点灯時間を短くすることでLEDの劣化を抑え、LEDの長寿命化を図ることができるとの効果を奏する。
請求項2に記載された発明によれば、点灯制御手段が、プレスキャン時におけるLEDの選択的な間引き点灯は、均一的に行われるので、点灯しているLEDと消灯しているLEDとのばらつきが均一化され、LEDの劣化が特定箇所に集中することがない。また、このようにLEDを均一的に選択点灯させるようにLEDの点灯を制御するので、原稿の濃度や原稿の載置されている原稿領域を検出するプレスキャン時において、原稿の濃度や原稿の載置されている原稿領域の検出ができる程度の光量を確保して不要なLEDを消灯する。このため、LEDの点灯による消費電力を必要最小限に留めるとともに、LEDの点灯時間を短くすることでLEDの劣化を抑え、LEDの長寿命化を図ることができるとの効果を奏する。
請求項3に記載された発明のように、原稿領域を検出し、原稿画像の読み取り時に原稿領域以外のLEDを消灯するため、無駄な消費電力を抑えるとともに、LEDを必要な範囲で点灯させることによりLEDの点灯時間を短くし、LEDの劣化を抑え、LED31の長寿命化を図ることができるとの効果を奏する。
請求項4に記載された発明によれば、点灯制御手段は、原稿領域検出手段によって、LEDアレイの延在方向における原稿領域の幅がLEDの配列幅よりも狭いと検出されたときは、原稿領域のみLEDを点灯させるようにLEDの点灯を制御するので、原稿の読取に不必要なLEDを消灯することにより、LEDの点灯による消費電力を必要最小限に留めるとともに、LEDの点灯時間を短くすることでLEDの劣化を抑え、LEDの長寿命化を図ることができるとの効果を奏する。
請求項5に記載された発明によれば、画像の濃度等を確認するプレスキャンの際に原稿領域の検出も行うので、別途作業を行うことなく原稿領域の検出を簡易に行うことができるとの効果を奏する。
請求項6に記載された発明によれば、劣化検出手段が初期値データと最後のシェーディング補正によって得られた補正データとを比較することによりLEDに劣化が生じているか否かを検出するため、LEDの一部に劣化が生じている場合に容易に劣化領域を検出することができるとの効果を奏する。
請求項7に記載された発明によれば、LEDの劣化が検出されたときに、報知手段によりLEDの劣化領域を報知するので、ユーザがLEDの劣化領域を把握して、LEDの交換を行う等、適切な対処を行うことができるとの効果を奏する。
請求項8に記載された発明によれば、原稿の載置されている原稿領域が、LEDの劣化領域以外の領域よりも狭いときには、LEDの劣化領域以外の領域に原稿を載置するよう報知するので、ユーザがLEDの劣化領域を避けて原稿を載置することができ、一部のLEDが劣化していても高精細な画像読み取りが可能となるとの効果を奏する。
請求項9に記載された発明によれば、光源ユニットが、レッドLED、グリーンLED、ブルーLEDを含み、全体として白色光源として機能するものである場合にも、LEDの点灯による消費電力を必要最小限に留めるとともに、LEDの点灯時間を短くすることでLEDの劣化を抑え、LEDの長寿命化を図ることができるとの効果を奏する。
以下、図1から図7を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1及び図2は、本実施形態における画像読取装置1の要部構成を示した図である。画像読取装置1は、プラテンガラス2と、原稿9に対して光を照射する光源ユニット3と、原稿9からの反射光を光電変換する光電変換手段としてのCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ4と、反射光をイメージセンサ4上に結像させるレンズ5と、シェーディング補正を行う際に光源ユニット3からの光を反射する白色基準板6と、を備えている。
光源ユニット3は、複数のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)31(図3参照)を原稿照射領域内にほぼ均等となるようにアレイ状に配列し本実施形態で読み取り可能な原稿9の最大幅よりも長い長さ寸法を有して主走査方向Xに延在するLEDアレイ32と、LEDアレイ32と等しいかそれ以上の長さ寸法を有しLEDアレイ32から照射された光を反射するミラーユニット33,34と、を備えている。なお、光源ユニット3はLEDアレイ32を複数備えて構成されていてもよい。光源ユニット3は、図示しないモータ等で構成される光学ユニット駆動機構35(図4参照)により、主走査方向Xと直交する副走査方向Yに往復移動可能に構成されている。
なお、LED31は、白色のLED31でもよいし、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)のLED31を組み合わせることで白色光を得るものでもよいが、本実施形態においては、以下白色のLED31を用いる場合を例として説明する。
図3に示すように、各LED31は、後述する制御部10(図4参照)のCPU11からの駆動信号に基づいてLED31を駆動させるLEDドライバ36に接続されている。各LED31は、CPU11からの駆動信号によってそれぞれ点灯、消灯を制御可能となっている。本実施形態においては、CPU11及びLEDドライバ36によってLED31の点灯を制御する点灯制御手段が構成されている。
白色基準板6は、本実施形態で読み取り可能な原稿9の主走査方向Xにおける最大幅よりも長い長さ寸法を有し、画像読取装置1の一端側であって、読取動作を行っていないときに光源ユニット3が待機する側(ホームポジション)に主走査方向Xに延在して設けられている。なお、白色基準板6の形状や配設される位置は、ここに例示したものに限定されない。
また、画像読取装置1は、ユーザが種々の指示を入力する操作部7(図4参照)を備えている。操作部7は、例えば、数字ボタンや各種設定、動作モード等を切替える機能ボタン、動作のスタートを指示するためのスタートボタン等の各種操作ボタン(図示せず)等で構成されている。操作部7は、ユーザにより入力された操作信号をCPU11に出力するように構成されている。
また、画像読取装置1は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやEL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成された表示部8(図4参照)を備えている。表示部8は、CPU11から入力される表示信号の指示に従って画面上に設定条件の設定画面等の各種操作画面や画像の状態表示、各機能の動作状況、各種処理結果等を表示するようになっている。また、後述するように、CPU11によってLED31の劣化が検出されたときには、表示部8は、LED31の劣化領域を報知する報知手段として、LED31の劣化領域を表示させるようになっている。
なお、表示部8の画面上に、透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル(図示せず)が構成され、表示部8と操作部7とが一体となる構成としてもよい。この場合、タッチパネルは、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号としてCPU11に出力するように構成される。
次に、図4を参照しつつ、本実施形態における画像読取装置1の制御構成について説明する。
画像読取装置1は、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、画像処理部14等を備えて構成される制御部10を備えている。
ROM12は、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムやシステムプログラム、該システムプログラム上で実行可能な各種のアプリケーションプログラム等の各種プログラム、当該プログラムの処理に係るデータ等を格納するメモリである。例えば、本実施形態においては、ROM12は、後述するシェーディング補正の初期値データを格納する記憶手段として機能する。
また、RAM13は、入力、若しくは出力データ及びパラメータ等、CPU11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして機能する。
CPU11は、ROM12に記憶されているシステムプログラムやアプリケーションプログラムを始めとする各種処理プログラムに従った処理を行うものである。CPU21は、ROM12に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM13の作業領域に展開し、展開したプログラムに従って各種処理を実行するように、前記表示部8、LEDドライバ36、光源ユニット駆動機構35、イメージセンサ4等、画像読取装置1を構成する各部の動作を集中制御するようになっている。
画像処理部14は、イメージセンサ4によって読み取られ、生成された画像データについて、白基準データ及び黒基準データに基づいて、LED31の光量のばらつきやイメージセンサ4の感度と明るさのムラを補正するシェーディング補正を行うシェーディング補正手段として機能する。シェーディング補正を行う際に得られた補正データは、随時最新のものに更新されてRAM13等に記憶される。また、画像処理部14は、シェーディング補正が行われた画像データに対して、輝度/濃度変換、文字/網点等の領域判別、主走査変倍/フィルタ、濃度γ変換、誤差拡散などの各種画像処理を施す。
本実施形態においてCPU11は、イメージセンサ4によって取得された画像データに基づいて原稿9の置かれている領域を検出する原稿領域検出手段として機能する。すなわち、CPU11は、プレスキャンを行った際に、イメージセンサ4によって取得された画像データから原稿9の端部の位置する座標を検出し、プラテンガラス2上の如何なる位置に如何なるサイズの原稿9が載置されているかを検出する。
また、CPU11は、前記画像処理部14によってシェーディング補正が行われ、新たな補正データが取得されると、ROM12に格納されている初期値データを読み出して、この初期値データと最後のシェーディング補正によって得られた補正データ(最新の補正データ)とを比較する。CPU11は、このように初期値データと最新の補正データとを比較することにより、LED31が劣化を生じているか否かを検出する劣化検出手段として機能する。
ここで、初期値データとは、例えば、画像読取装置1が工場から出荷される時点でのイメージセンサ4の感度と明るさの値である。例えば、画像読取装置1が工場から出荷される時点での初期値データを表したグラフが、図5(a)であり、画像処理部14によるシェーディング補正の際に得られた最新の補正データ(最後のシェーディング補正の補正データ)を表したグラフが、図5(b)である場合には、図5(b)のグラフの歪みのある部分において初期値と比べ、明るさが変化していると判断することができる。CPU11は、このような初期値データと最新の補正データとの比較により、LED31の劣化が生じているか否かを検出する。
さらに、本実施形態において、前述のように、CPU11はLEDドライバ36を動作させることによりLED31の点灯を制御する点灯制御手段として機能する。以下CPU11によるLED31の点灯制御について説明する。
新たな原稿9がプラテンガラス2上に載置されると、CPU11は、LEDドライバ36、光源ユニット駆動機構35、イメージセンサ4等を動作させて、原稿9の読み取りを行う本スキャンを行う前にプレスキャンを行う。プレスキャンは、例えば、イメージセンサ4によって取得された画像データから原稿画像の濃度や、原稿9の端部の位置する座標等を検出するためのものである。
このプレスキャンの際には、CPU11は、例えばLED31を1つおきに点灯させる等、点灯させるLED31を選択的に間引いて間引き点灯させるようにLEDドライバ36に駆動信号を送り、LED31の点灯を制御する。この選択的な間引き点灯は、点灯させるLED31をアトランダムに選択するものであってもよいし、規則的にLED31を選択するものであってもよいが、点灯させるLED31がLEDアレイ32の全域にわたって均一的に選択されることが好ましい。
なお、点灯させるLEDは、プレスキャンごとに順次入れ換えられることが好ましい。例えば、CPU11は、1回目のプレスキャンの際には、LEDアレイ32の端から1番目、3番目、5番目…というように、奇数番目に位置するLED31のみを点灯させ、2回目のプレスキャンの際には、LEDアレイ32の端から2番目、4番目、6番目…というように、偶数番目に位置するLED31のみを点灯させるようにLEDドライバ36を駆動させる。このように、プレスキャンごとに点灯させるLED31を順次入れ換えることにより、すべてのLED31が偏りなく交互に点灯され、一部のLED31のみに劣化が集中するのを防止することができる。
なお、どの程度の割合でLED31を選択し間引き点灯させるのか、LED31の点灯、非点灯をどのように選択するのか等は特に限定されない。プレスキャンにより原稿画像の濃度や原稿9の端部の位置する座標等を検出するためには原稿読み取り時の半分以下の光量で足りるため、例えばLED31を2つおきに点灯させる等、点灯させるLED31の数をさらに少なくしてもよい。
また、CPU11が原稿領域検出手段として原稿9の載置されている領域を検出した結果、プラテンガラス2上に載置された原稿9の原稿領域の主走査方向Xにおける幅がLEDアレイの延在方向(主走査方向X)におけるLEDの配列幅よりも狭い場合には、CPU11は、原稿領域の主走査方向Xにおける幅に対応する部分のLED31のみを点灯させるようにLEDドライバ36を駆動させる。
さらに、LEDアレイ32を構成するLED31の一部に劣化が生じており、プラテンガラス2上に載置された原稿9の原稿領域の主走査方向Xにおける幅がLEDアレイの延在方向におけるLEDの配列幅よりも狭い場合には、CPU11は、LED31の劣化が生じていない箇所(原稿画像の読み込みに適した箇所)をユーザに報知して、読み込みに適した箇所への原稿9の移動を促すため、例えば、LED31の劣化が生じていない箇所のみLED31を点灯させる等の点灯制御を行う。この場合、LEDアレイ32が報知手段として機能する。このようにLED31の劣化が生じていない箇所のみLED31を点灯させることにより、ユーザは目視にて容易にLED31の劣化が生じていない箇所を把握することができる。
例えば、図6(a)に示す位置に原稿9が載置された場合、LEDアレイ32の斜線部分のみが劣化していない領域である場合、CPU11は、LEDアレイ32を構成するLED31のうち、斜線部分のLED31を点灯させるようにLEDドライバ36を駆動させる。これにより、ユーザは目視にてLED31の劣化が生じていない箇所を判断し、例えば、図6(b)に示す位置に原稿9を移動させる。これにより、劣化を生じていないLED31が配置されている部分を用いて適切に原稿9の読み取りを行うことができる。
なお、CPU11は、LED31に劣化が生じている場合には、その旨を表示部8にも表示させるようにしてもよい。また、LEDアレイ32を構成するLED31の一部に劣化が生じており、かつ、劣化部分が原稿領域の主走査方向Xにおける幅よりも大きく、劣化部分を避けて原稿9を載置することができない場合のみ表示部8にLED31の劣化を報知する表示を行い、LED31の劣化部分が原稿領域の主走査方向Xにおける幅よりも小さく、劣化部分を避けて原稿9を載置することができる場合には、劣化が生じていない箇所のLED31を点灯させることにより原稿画像の読み込みに適した箇所をユーザに報知するようにしてもよい。
次に、図7のフローチャートに基づいて、本実施形態における画像読取装置1の動作について説明する。
画像読取装置1のプラテンガラス2上に原稿9が載置されると、CPU11は、LEDドライバ36を動作させて、LEDアレイ32のLED31を間引き点灯するとともに、光源ユニット駆動機構35を動作させて光源ユニット3を副走査方向Yに移動させ、原稿9に対してプレスキャンを行う(ステップS1)。プレスキャンにおいて原稿9に反射した光はイメージセンサ4によって光電変換されて電気信号として制御部10に送られる。
CPU11は、イメージセンサ4からの信号に基づいて原稿9が載置されている原稿領域を検出する(ステップS2)。また、イメージセンサ4から送られた信号は画像処理部14においてシェーディング補正が行われ(ステップS3)、最新の補正データが取得される。CPU11は、画像処理部14のシェーディング補正によって得られた最新の補正データと、ROM12に格納されている初期値データとを比較して(ステップS4)、LED31に劣化が生じているか否かを検出する(ステップS5)。
LED31に劣化が生じていない場合(ステップS5;NO)には、CPU11は、さらに、検出した原稿領域がLEDアレイ32の延在方向(主走査方向X)の全幅にわたっているか否かを判断する(ステップS6)。そして、原稿領域がLEDアレイ32の延在方向(主走査方向X)の全幅にわたっている場合(ステップS6;YES)には、CPU11は、LEDアレイ32の全領域のLED31を点灯させて原稿9の読み取りを行う(ステップS7)。他方、原稿領域がLEDアレイ32の延在方向(主走査方向X)の全幅にわたっていない場合(ステップS6;NO)には、CPU11は、LEDアレイ32のうち、原稿領域にあたるLED31のみを点灯させて原稿9の読み取りを行う(ステップS8)。
また、LED31に劣化が生じている場合(ステップS5;YES)には、CPU11は、検出した原稿領域がLEDアレイ32の延在方向(主走査方向X)の全幅にわたっているか否かを判断する(ステップS9)。そして、原稿領域がLEDアレイ32の延在方向(主走査方向X)の全幅にわたっている場合(ステップS9;YES)には、CPU11は、LED31に劣化が生じている旨を表示部8に表示させるとともに、LEDアレイ32の全領域のLED31を点灯させて原稿9の読み取りを行う(ステップS10)。
他方、原稿領域がLEDアレイ32の延在方向(主走査方向X)の全幅にわたっていない場合(ステップS9;NO)には、CPU11は、さらに、LED31の劣化部分を避けて原稿9を載置することが可能か、すなわち、LED31の劣化部分が原稿領域のLEDアレイ32の延在方向(主走査方向X)における幅よりも小さいかを判断する(ステップS11)。LED31の劣化部分を避けて原稿9を載置することができる場合(ステップS11;YES)には、CPU11は、LED31の劣化していない部分のみLED31を点灯させる或いは表示部8にLED31の劣化していない部分を表示させる等によりユーザに原稿9の移動を指示する(ステップS12)。そして、ユーザが原稿9を移動し、原稿9が適切な位置に載置され直すと、LEDアレイ32のうち原稿領域にあたるLED31のみを点灯させて原稿9の読み取りを行う(ステップS13)。一方、LED31の劣化部分を避けて原稿9を載置することができない場合(ステップS11;NO)には、CPU11は、表示部8にその旨を表示させる等によりユーザにLED31の劣化していることを報知するとともに、LEDアレイ32のうち原稿領域にあたるLED31のみを点灯させて原稿9の読み取りを行う(ステップS14)。
次に別の原稿9がプラテンガラス2上に載置されたときは、CPU11は、LEDドライバ36を動作させて、改めてプレスキャンを行い、以下、上記の処理を繰り返す。このとき、プレスキャンの際に間引き点灯されるLED31は、先のプレスキャンで点灯されたものとは異なるLED31とし、プレスキャンごとに順次異なるLED31が間引き点灯される。
以上のように、本実施形態によれば、プレスキャンの際にはLED31を間引き点灯するため、LED31の点灯による消費電力を必要最小限に留めるとともに、LED31の劣化を抑え、LED31の長寿命化を図ることができる。
また、原稿領域を検出し、原稿画像の読み取り時に原稿領域以外のLED31を消灯するため、無駄な消費電力を抑えるとともに、LED31を必要な範囲で点灯させることによりLED31の劣化を抑え、LED31の長寿命化を図ることができる。
また、LED31が劣化している場合には、劣化していない部分のLED31を点灯させることにより、目視にて容易に判断できる直感的な手法によりユーザに報知し、必要に応じて表示部8にも表示させる。これにより、ユーザがLED31の劣化状況を把握して、原稿9をLED31の劣化していない領域に移動させて画像読み取りを行う等、適宜適切な画像の読み取りを行うことができる。
なお、本実施の形態では、LED31として白色のLED31を使用する場合を例として説明したが、前述のように、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)のLED31を組み合わせることで白色光を得るものでもよい。この場合には、プレスキャン時の間引き点灯において、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の各色に関わらず、白色のLED31を使用する場合と同様に、1回目のプレスキャンではLEDアレイ32の端から順に奇数番目に位置するものを点灯させ、2回目のプレスキャンではLEDアレイ32の端から順に偶数番目に位置するものを点灯させるように間引き点灯してもよい。また、例えば、1回目のプレスキャンではR(レッド)のLED31のみを点灯させ、2回目のプレスキャンではG(グリーン)のLED31のみを点灯させ、3回目のプレスキャンではB(ブルー)のLED31のみを点灯させるというように、順次色毎に間引いて点灯させるようにしてもよい。
また、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)のLED31同士が異なる劣化特性を有している場合、最も劣化の小さい色のLED31をプレスキャンに適用するようにしてもよい。或いは、これら劣化特性に応じ、LED31の色毎にプレスキャンに使用する頻度を予め設定しておいてもよい。
また、本実施の形態においては、画像読取装置1が単体の装置である場合について説明したが、例えば、画像形成装置であるプリンタや、コピー、FAX等を備えた複合機等に本発明に係る画像読取装置を搭載することも可能である。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
本発明に係る画像読取装置の一実施形態の外観構成を模式的に示す上面図である。 図1に示す画像読取装置に原稿が載置された状態の側断面図である。 本実施形態におけるLEDアレイの構成を模式的に示した図である。 図1の画像読取装置の制御構成を示すブロック図である。 図5(a)は、シェーディング補正の初期値データの例を表したグラフである。図5(b)は、LEDの一部に劣化が生じているときのシェーディング補正の補正データの例を表したグラフである。 図6(a)は、LEDの劣化部分に原稿が載置されている状態を表す図である。図6(b)は、LEDの劣化部分を避けて原稿が載置されている状態を表す図である。 本実施形態に係る画像読取装置により実行される画像読み取り処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像読取装置
2 プラテンガラス
3 光源ユニット
4 イメージセンサ
6 白色基準板
7 操作部
8 表示部
9 原稿
10 制御部
11 CPU
12 ROM
12 RAM
31 LED
32 LEDアレイ
33,34 ミラーユニット
35 光源ユニット駆動機構
36 LEDドライバ
X 主走査方向
Y 副走査方向

Claims (9)

  1. LEDをアレイ状に配列したLEDアレイを備え光を照射する光源ユニットと、
    前記LEDの点灯を制御する点灯制御手段と、を備え、
    前記点灯制御手段は、プレスキャン時に前記LEDを選択的に間引き点灯させるように前記LEDの点灯を制御することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記点灯制御手段は、前記LEDの選択的な間引き点灯が均一的に行われるように前記LEDの点灯を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記プレスキャン時に、原稿の置かれた原稿領域を検出する原稿領域検出手段を備え、
    前記点灯制御手段は、前記原稿領域検出手段によって、前記LEDアレイの延在方向における原稿領域の幅がLEDの配列幅よりも狭いと検出されたときは、原稿領域のみ前記LEDを点灯させるように前記LEDの点灯を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. LEDをアレイ状に配列したLEDアレイを備え光を照射する光源ユニットと、
    前記LEDの点灯を制御する点灯制御手段と、
    前記原稿領域を検出する原稿領域検出手段と、を備え、
    前記点灯制御手段は、前記原稿領域検出手段によって、前記LEDアレイの延在方向における原稿領域の幅がLEDの配列幅よりも狭いと検出されたときは、原稿領域のみ前記LEDを点灯させるように前記LEDの点灯を制御することを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記原稿領域検出手段は、プレスキャン時に、原稿領域を検出するものであることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 光を読み取り電荷を蓄積して電気信号を出力する光電変換手段を備え、
    前記光電変換手段から出力された電気信号のシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
    シェーディング補正の初期値データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された初期値データと最後のシェーディング補正によって得られた補正データとを比較して前記LEDに劣化が生じているか否かを検出する劣化検出手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記劣化検出手段により、前記LEDの劣化が検出されたときに、前記LEDの劣化領域を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記報知手段は、前記原稿領域検出手段によって検出された原稿領域が、前記劣化検出手段により検出された前記LEDの劣化領域以外の領域よりも狭いときに、前記LEDの劣化領域以外の領域に原稿を載置するよう報知するものであることを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記光源ユニットは、レッドLED、グリーンLED、ブルーLEDを含み、全体として白色光源として機能することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8384967B2 (en) 2009-10-13 2013-02-26 Ricoh Company, Ltd. Image scanning device, image forming apparatus, and light source failure detection method
JP2014150344A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Kyocera Document Solutions Inc 画像読取装置および画像形成装置

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