JP2007239497A - シリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】複リンク式内燃機関にも適用可能なコンパクト且つ高剛性なシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造を提供する。
【解決手段】一対の締結手段により締結したシリンダブロック20とラダーフレーム30若しくはベアリングキャップ50からなるベアリングキャップ構造体との合せ面にメインジャーナルのベアリングハウジング40を備え、前記一対の締結手段の少なくとも一方は、前記シリンダブロック20に設けた段付穴23と、前記段付穴23に連ねて前記キャップ構造体に設けたねじ穴44と、前記段付穴23にアッパーデッキ側から挿入され、段付穴23の段付部23Cに頭部44Aを係合させ、その軸部44Bに設けたねじ部44Cを前記キャップ構造体に設けたねじ穴51にねじ係合させ且つその先端をねじ穴51から突出させた締結ボルト44と、により構成した。
【選択図】図2
【解決手段】一対の締結手段により締結したシリンダブロック20とラダーフレーム30若しくはベアリングキャップ50からなるベアリングキャップ構造体との合せ面にメインジャーナルのベアリングハウジング40を備え、前記一対の締結手段の少なくとも一方は、前記シリンダブロック20に設けた段付穴23と、前記段付穴23に連ねて前記キャップ構造体に設けたねじ穴44と、前記段付穴23にアッパーデッキ側から挿入され、段付穴23の段付部23Cに頭部44Aを係合させ、その軸部44Bに設けたねじ部44Cを前記キャップ構造体に設けたねじ穴51にねじ係合させ且つその先端をねじ穴51から突出させた締結ボルト44と、により構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関におけるシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造に関するものである。
従来からクランクジャーナル軸受の支持剛性を高めるためにシリンダブロックに対するベアリングキャップの締結を高剛性にして、V型エンジン特有の斜荷重にも耐えることができるシリンダブロックへのベアリングキャップ締結構造が提案されている(特許文献1参照)。
これは、ベアリングキャップをシリンダブロックに固定する各ボルトとロアケースをシリンダブロックに固定するボルトおよびベアリングキャップを貫通してシリンダブロックに共締めするボルトとを、クランク軸線方向において同位相に配置するようにしている。
実用新案登録第2559966号公報
ところで、ピストンとクランクとが複数のリンクで連結される、例えば、特開2001−227367号公報や特開2002−61501号公報に代表される複リンク式内燃機関のクランクシャフトジャーナルおよびコントロールシャフトジャーナルのベアリングキャップの締結構造においても、下死点側のピストン加速度の増加に基づく慣性力と燃焼荷重とが強め合って大きくなる荷重を締結部で支持する必要があり、しかも、この荷重は引張荷重に加えて大きな曲げモーメントとしても作用している。
このような複リンク式内燃機関においては、クランクシャフトジャーナルのベアリングキャップを構成するベアリングビームの背面部側のコントロールシャフトシャフトジャーナルとはオフセットした位置にコントロールシャフトシャフトジャーナルのベアリングキャップを締結する必要があるため、前記ベアリングビーム上にベアリングビームの締結ボルトとロアケースを固定する共締めの締結ボルトとを配置するスペースを確保できず、上記従来例のベアリングキャップ締結構造を適用することができないものであった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、複リンク式内燃機関にも適用可能なコンパクト且つ高剛性なシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造を提供することを目的とする。
本発明は、一対の締結手段により締結したシリンダブロックとラダーフレーム若しくはベアリングキャップからなるベアリングキャップ構造体との合せ面にクランクシャフトメインジャーナルのベアリングハウジングを備えるレシプロ式内燃機関におけるシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造であり、前記一対の締結手段の少なくとも一方は、前記シリンダブロックのアッパーデッキ側から設けた段付穴と、前記段付穴に連ねて前記キャップ構造体に設けたねじ穴若しくは貫通穴と、前記段付穴にアッパーデッキ側から挿入され、段付穴の段付部に頭部を係合させ、その軸部に設けたねじ部を前記キャップ構造体に設けたねじ穴若しくは締結ナットのねじ穴にねじ係合させ且つその先端をねじ穴から突出させた締結ボルトと、により構成した。
したがって、本発明では、締結手段を、シリンダブロックのアッパーデッキ側から設けた段付穴と、前記段付穴に連ねて前記キャップ構造体に設けたねじ穴若しくは貫通穴と、前記段付穴にアッパーデッキ側から挿入され、段付穴の段付部に頭部を係合させ、その軸部に設けたねじ部を前記キャップ構造体に設けたねじ穴若しくは締結ナットのねじ穴にねじ係合させ且つその先端をねじ穴から突出させた締結ボルトと、により構成したため、締結ボルトの先端を、ラダーフレーム若しくはキャップからなるキャップ構造体より突出させることが可能となり、雌ねじのかみ合先端に雄ねじとかみ合っていないねじ部を生じることがなく、締結手段の耐久性が向上する。
以下、本発明におけるシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1は本発明を適用したシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造を備える複リンク式内燃機関の概略断面図、図2はベアリングキャップ構造体の締結構造の第1実施例の断面図、図3は締結ボルト頭部を含むキャップ構造体の締結構造の部分断面図、図4は各クランクシャフト回転位置におけるリンク図、図5はピストン加速度の振幅を示すグラフ、図6はクランクシャフトに加わる作用力を、比較例(A)と本実施形態(B)とに対比して示す説明図、図7はベアリングキャップ構造体の締結構造の第2実施例の断面図である。
図1において、複リンク式内燃機関は、シリンダブロック20のシリンダ1内を往復摺動するピストン2にピストンピン3を介して連結されるアッパーリンク4と、このアッパーリンク4とアッパーピン5を介して連結され且つクランクシャフト6のクランクピン7に回動可能に支持されるロアリンク8と、一端がコントロールシャフト9に揺動可能に支持され且つ他端に配置したコントロールピン10を介して前記ロアリンク8に連結されるコントロールリンク11とを備える。前記アッパーリンク4とロアリンク8とがピストンピン3とクランクピン7との間を連結する複リンク機構を構成する。図示しないがコントロールリンク11はコントロールシャフト9に対して偏心した偏心軸に回動可能に支持され、偏心軸の位置はコントロールシャフト9の回動位置をサーボモータ12によりを制御することにより調整可能としている。
このような複リンク機構を有する内燃機関においては、ピストン2が受けた燃焼圧力をアッパーリンク4を介してアッパーピン5よりロアリンク8が受取り、コントロールピン10を支点とするテコのような動作でクランクピン7に伝達する。また、サーボモータ12によりコントロールシャフト9の回動位置を制御することによりコントロールピン10の回動軌跡を調整することにより、クランクピン7に対するアッパーピン5の相対位置を変え、ピストン2の往復ストロークを調整可能である。
前記シリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造は、図2に示すように、構成している。即ち、前記クランクシャフト6のメインジャーナルは、シリンダブロック20のバルクヘッド21と、ベアリングキャップを構成するラダーフレーム30のベアリングビーム31と、の合せ面Aに設けたベアリングハウジング40に挿入した、図示しないベアリングにより回転自在に支持される。また、コントロールシャフト9のシャフトジャーナルは、前記ラダーフレーム30のベアリングビーム31の背面と、この背面に固定されるベアリングキャップ50と、の合せ面Bに設けたベアリングハウジング41に挿入した、図示しないベアリングにより回動自在に支持される。
前記ラダーフレーム30のシリンダブロック20への固定は、クランクシャフト6のメインジャーナルを構成するベアリングハウジング40の一方(図中右側)においては、ラダーフレーム30を貫通する貫通穴32に挿入され、シリンダブロック20のバルクヘッド21に設けたねじ穴22にねじ係合する締結ボルト43により固定している。
また、前記ベアリングハウジング40の他方(図中左側)においては、シリンダブロック20に設けた段付穴23に頭部44Aを係合させ、この段付穴23に連通させてラダーフレーム30を貫通する貫通穴33に軸部44Bが挿入され、ラダーフレーム30の背面に配置されるベアリングキャップ50に設けたねじ穴51(雌ねじ部)にねじ部44Cをねじ係合する締結ボルト44により固定している。ベアリングキャップ50のねじ穴51への締結ボルト44のねじ係合は、締結ボルト44のねじ部44Cをねじ穴51の全ての雌ねじとねじ係合させて、その先端をねじ穴51より突出させている。前記段付穴23は、その大径部分23Aがシリンダブロック20の上面に開口し、前記ベアリングキャップ50に設けたねじ穴51にねじ係合する締結ボルト44は、シリンダブロック20の上方に開口している段付穴23へ上方から挿入される。
前記コントロールシャフト9のシャフトジャーナルを構成するベアリングキャップ50の固定は、前記ねじ穴51にねじ係合する締結ボルト44により一方(図中右側)を固定し、他方(図中左側)はベアリングキャップ50およびラダーフレーム30を貫通する貫通穴34に挿入され、シリンダブロック20のバルクヘッド21に設けたねじ穴24にねじ係合する締結ボルト45により固定している。
シリンダブロック20の上方には、図示しないシリンダヘッドが固定されるが、このシリンダヘッドのシリンダブロック20への固定は、シリンダブロック20の上面から設けたねじ穴25A、25Bにヘッドボルトをねじ係合させることによりなされる。一方のねじ穴25Bは、前記段付穴23の大径穴23Aの上方部分に雌ねじ23Dを設けることにより兼用させている。また、段付穴23の大径部23Aは潤滑通路26Aに連通され、供給された潤滑油を通路26Bを経由させてメインジャーナルへ供給するよう構成している。
なお、上記実施例において、前記ベアリングキャップ50の一方の固定について、ベアリングキャップ50にねじ穴51を設けるものについて説明したが、図示しないが、ベアリングキャップ50のねじ穴51を貫通穴とし、締結ボルト44の先端ねじ部44Cをベアリングキャップ50から突出させて、別に設けたナットにねじ係合させて、シリンダブロック20、ラダーフレーム30、ベアリングキャップ50を締付けて一体に締結させるものであってもよい。
図3は、締結ボルト44の頭部44Aを含む周辺構造の拡大断面図であり、段付穴23の段付部23Cに締結ボルト44の頭部44Aが係合した状態を示している。この締結ボルト44の頭部44Aは円柱状に形成しており、締付け工具に係合させる六角穴44Dを端面に備える。この頭部44Aは、締結ボルト44の締付けトルクに応じて頭部44Aの長さ(高さ)を設定することにより、高い締付けトルクに対応するようにしている。
この段付穴23における段付部23Cと大径穴23Aとの隅には隅R部23Dを持つように構成して、この隅R部23Dに応力集中することを回避するようにしており、この隅R部23Dは、隅R部23Dの先端径を端部に備える円柱状の回転工具を用いることで加工することができる。
また、段付部23Cとボルト頭部44Aとの係合面は、例えば、ヘッドボルトのサイズをM14とし、締結ボルト44のサイズをM8程度とした場合に、二級ねじを想定した場合、段付穴23の中心から大径穴23Aの内面までの距離は、7.75[mm](ボルト穴径15.5[mm])、段付穴23の中心から小径穴23Bの内面までの距離は4.5[mm](ボルト穴径9[mm])程度であることから、締結ボルト44の着座面を半径方向に最大3.25[mm]程度確保することが可能であり、頭部44Aの係合面に発生する面圧を充分に低減することができ、耐久信頼性を向上させることができる。
以上の構成の複リンク式内燃機関におけるシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造の作動について以下に説明する。複リンク式内燃機関の回転時においては、クランクシャフト6の回転に伴って、クランクピン7,ロアリンク8,アッパーリンク4及びピストンピン3を介してピストン2がシリンダ1内を昇降するとともに、ロアリンク8に連結するコントロールリンク11が、下端側の揺動軸心を支点として揺動する。参考として、図4に、各クランクシャフト6の回転角度θ位置におけるリンク姿勢を模式的に示す。図中、クランクシャフト6の軸心をO、クランクピン7の軸心をOe、ピストンピン3の軸心をOc、アッパーピン5の軸心をOd、コントロールピン10の軸心をOf、コントロールリンク11の揺動軸心をOaとしている。
また、上記のサーボモータ12によりコントロールシャフト9を回動制御することにより、コントロールリンク11の揺動軸心Oaがコントロールシャフト9の軸心周りに回転、即ち、コントロールリンク11の揺動中心位置が機関本体(およびクランクシャフト6回転中心)に対して移動する。これにより、ピストン2の行程が変化して、機関の各気筒の圧縮比が可変制御される。
この複リンク式内燃機関においては、図5に示すように、ピストン加速度(太実線)が発生する。図中破線は、単リンク型レシプロ機関におけるピストン加速度を示している。前記図5のピストン加速度の変化特性によれば、複リンク式内燃機関は、通常の単リンク式内燃機関に比較して、上死点TDCにおいて上向きの慣性が低減され、下死点BDCにおいて下向きの慣性が増加されている。
図6は一方のピストン2が上死点TDCに位置し且つ他方のピストン2が下死点BDCに位置する、ナンバー1シリンダ(#1)とナンバー2シリンダ(#2)、若しくは、ナンバー3シリンダ(#3)とナンバー4シリンダ(#4)とが隣接している4気筒内燃機関におけるクランクシャフト6に加わる慣性力および燃焼力を、通常の単リンク式内燃機関(A)と複リンク式内燃機関(B)とを対比して示すものである。
上記したように、通常の単リンク式内燃機関においては、#1シリンダの上死点TDCにおける上向きの慣性力(#1Cyl慣性)に比較して#2シリンダの下死点BDCにおける下向きの慣性力(#2Cyl慣性)が小さいため、両シリンダ間の#2メインジャーナル#2Jに加わる合計慣性力(#1・2Cyl慣性)は上向きとなる。そして、上死点TDCにある#1ピストンに加わる下向きの燃焼荷重(#1Cyl燃焼)と前記合計慣性力(#1・2Cyl慣性)とは互いに打消し合う方向に作用するため、#2メインジャーナルに作用する下向き荷重Fは小さくなる。即ち、メインジャーナルを構成するベアリングキャップ構造体を締結する締結力は小さくすることができる。
対して、複リンク式内燃機関においては、上死点TDCにおける上向きの慣性力(#1Cyl慣性)に比較して下死点BDCにおける下向きの慣性力(#2Cyl慣性)が大きいため、両シリンダン間の#2メインジャーナル#2Jに加わる合計慣性力(#1・2Cyl慣性)は下向きとなる。そして、上死点BDCにある#1ピストンに加わる下向きの燃焼荷重(#1Cyl燃焼)と前記合計慣性力(#1・2Cyl慣性)とは互いに強め合う方向に作用するため、#2メインジャーナルに作用する下向き荷重Fは大きくなる。同様の作用は#3と#4のシリンダ間の#4メインジャーナルにおいても発生する。即ち、特に#2メインジャーナルおよび#4メインジャーナルをバルクヘッド21に支持するベアリングビーム31を締結する締結力は大きくする必要があり、全体として、ラダーフレーム30のシリンダブロック20に対する締結を強固にする必要がある。
また、燃焼時における燃焼荷重はピストン2とメインジャーナルとの軸心がオフセットされていることから、図2において、矢印Cのように傾斜して作用される。そして、クランクシャフト6のメインジャーナル中心からみて、図中左側にはコントロールシャフト9のジャーナルがあり、図中右側にはジャーナルがないために、ラダーフレーム30はクランクシャフト6のメインジャーナル中心に対して左右非対称の変形を生じようとする。
更に、ロアリンク8が燃焼圧をアッパーリンク4、アッパーピン5を通して受取り、コントロールピン10に片持ちされててこのような動作で力をクランクピン7に伝達するため、コントロールリンク11を支持するコントロールシャフト9のジャーナルにも、矢印Dに示す荷重が作用され、大きな力を受ける。この点でも、ラダーフレーム30の変形を大きくしようとする。
コントロールシャフト11のジャーナルとメインジャーナルとの間に配置する締結ボルト44を、シリンダブロック20のバルクヘッド21にその合せ面Aからねじ穴を形成し、このねじ穴に下部からベアリングキャップ50およびラダーフレーム30を貫通させて、ねじ部をねじ係合する、従来の締結方法を用いる場合には、バルクヘッド21に設けたねじ穴が袋ねじ構造となり、締結ボルトの先端のねじ山と係合する雌ねじの噛合い最後のねじ底に応力集中が発生して、その部分より亀裂が発生する等、締結手段の耐久性が充分でない不具合を発生する虞がある。
しかし、本実施例のシリンダブロックへのベアリングキャップ締結構造では、締結ボルト44のねじ部44Cがコントロールシャフトキャップ50若しくは別途設けたナットのねじ穴51における全ての雌ねじにねじ係合させて、シリンダブロック20、ラダーフレーム30、ベアリングキャップ50を締付けて一体に締結させているため、クランクシャフト6のメインジャーナル、コントロールシャフト9のジャーナルからの大きな荷重を支持することができるだけではなく、ラダーフレーム30の左右非対称の変形に対しても耐えうるように締結することができる。
また、締結ボルト44の締結力は、コントロールシャフトキャップ50の板厚若しくは別途設けたナットの全長、即ち、これらのねじ穴51の有効長により調整することができ、締結手段の耐久性を向上できる。
また、段付穴23は、潤滑通路26Aからの潤滑油をメインジャーナルへ供給する通路としても利用しており、メインジャーナル、クランクピンおよびアッパーピンの各軸受部への潤滑油供給を安定化でき、それらの冷却性を向上できる。
図7に示す第2実施例のシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造においては、メインジャーナルのコントロールシャフト9のジャーナルとは離れた側の締結手段を、第1実施例と同様に構成したものである。即ち、シリンダブロック20に上下方向に段付穴27を形成する一方、ラダーフレーム30にも前記段付穴27に連ねてねじ穴35を上下方向に形成し、段付穴27の大径穴27A側から締結ボルト46を挿入し、締結ボルト46の頭部46Aを段付部27Cに係合させ且つ締結ボルト46のねじ部46Cをラダーフレーム30のねじ穴35にねじ係合させて、ラダーフレーム30とシリンダブロック20とを締結するようにしたものである。この場合においても、締結ボルト46の先端はラダーフレーム30のねじ穴35から突出させてラダーフレーム30に設けられているねじ穴35の全ての雌ねじに締結ボルト46のねじ山を係合させるようにしている。
なお、段付穴27の大径穴27Aの開口端側はシリンダヘッドを締結するヘッドボルトがねじ係合するねじ穴27Dに構成することも、また、開放状態としてシリンダヘッドとの間に介在させるガスケットにより蓋するようにしてもよい。この場合においても、段付穴27の大径部27Aの空間は、メインジャーナルへの潤滑油通路に兼用させることができる。
なお、上記実施形態においては、メインジャーナルに隣接していずれか一方に配置する締結手段において、段付穴23、27に挿入した締結ボルト44、46のねじ部44C、46Cをベアリングキャップ50、別途も受けたナット若しくはラダーフレーム30に設けたねじ穴35にねじ係合させることにより、ラダーフレーム30、または、ラダーフレーム30とベアリングキャップ50とをシリンダブロック20に締結するものについて説明しているが、図示しないが、メインジャーナルの両側に隣接して配置している締結手段の両方において、段付穴23、27に挿入した締結ボルト44、46のねじ部44C、46Cをベアリングキャップ50、別途も受けたナット若しくはラダーフレーム30に設けたねじ穴51、35にねじ係合させて、ラダーフレーム30、および、ラダーフレーム30とベアリングキャップ50とをシリンダブロック20に締結するようにしてもよい。この場合には、メインジャーナルを構成するラダーフレーム30のシリンダブロック20に対する締結により一層高い耐久性を持たせることができる。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)一対の締結手段により締結したシリンダブロック20とラダーフレーム30若しくはベアリングキャップ50からなるベアリングキャップ構造体との合せ面にクランクシャフト6のメインジャーナルのベアリングハウジング40を備えるレシプロ式内燃機関におけるシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造であり、前記一対の締結手段の少なくとも一方は、前記シリンダブロック20のアッパーデッキ側から設けた段付穴23、27と、前記段付穴23、27に連ねて前記キャップ構造体に設けたねじ穴44、35と、前記段付穴23、27にアッパーデッキ側から挿入され、段付穴23、27の段付部23C、27Cに頭部44A、46Aを係合させ、その軸部44B、46Bに設けたねじ部44C、46Cを前記キャップ構造体に設けたねじ穴51、35にねじ係合させ且つその先端をねじ穴51、35から突出させた締結ボルト44、46と、により構成した。
このため、締結ボルト44、46の先端を、ラダーフレーム30若しくはキャップ50からなるキャップ構造体より突出させることが可能となり、雌ねじのかみ合先端に雄ねじとかみ合っていないねじ部を生じることがなく、締結手段の耐久性を向上できる。
(イ)また、図示していないが、一対の締結手段の少なくとも一方を、前記シリンダブロック20のアッパーデッキ側から設けた段付穴23、27と、前記段付穴23、27に連ねて前記キャップ構造体に設けた貫通穴と、前記段付穴23、27にアッパーデッキ側から挿入され、段付穴23、27の段付部23C、27Cに頭部を係合させ、その軸部を前記キャップ構造体に設けた貫通穴を貫通させ、軸部の先端側に設けたねじ部を前記キャップ構造体から突出させて締結ナットのねじ穴にねじ係合させ且つその先端をねじ穴から突出させた締結ボルトと、により構成することによっても、締め付け時以上の圧縮荷重がキャップ構造体に加わることがないために、締結手段の耐久性が向上する。
(ウ)ベアリングキャップ構造体として、前記シリンダブロック20との合せ面Aにクランクシャフト6のメインジャーナルのためのベアリングハウジング40を構成するラダーフレーム30と、前記ラダーフレーム30の背面との合せ面に別のジャーナルのためのベアリングハウジング41を構成するベアリングキャップ50と、で構成することにより、二つのジャーナルから入力される荷重に対して締結手段の耐久性を維持できる。
(エ)段付穴23、27のアッパーヘッド側は、シリンダヘッドを固定するヘッドボルトにねじ係合するねじ穴23D、27Dに形成されていることにより、シリンダブロック20に設ける穴の数が増加することを抑制できる。
(オ)段付穴23、27は、潤滑油通路に利用されていることにより、シリンダボアの下端側の軸受部分をより一層冷却することができ、ピストン2の耐久性を向上させ、そのフリクションを低減することができる。
(カ)適用するレシプロ式内燃機関として、ピストン2のピストンピン3に連結されるアッパーリンク4と、このアッパーリンク4とクランクシャフト6のクランクピン7とを連結するロアリンク8と、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端が上記ロアリンク8にコントロールピン10を介して連結されるコントロールリンク11と、を備えるものであり、前記別のジャーナルとして、前記コントロールリンク11を回動可能に支持するジャーナルであることにより、コントロールシャフト9から入力される荷重およびクランクシャフト6から入力される荷重を、締結手段の耐久性を維持しつつ支持することができる。
(キ)レシプロ式内燃機関として、ピストン加速度により生ずる上死点での上向きへの慣性力より下死点での下向きへの慣性力が大きいものであっても、締結手段の耐久性を維持できる。
1 シリンダ
2 ピストン
3 ピストンピン
4 アッパーリンク
5 アッパーピン
6 クランクシャフト
7 クランクピン
8 ロアリンク
9 コントロールシャフト
10 コントロールピン
11 コントロールリンク
12 サーボモータ
20 シリンダブロック
30 ラダーフレーム
50 ベアリングキャップ
23、27 段付穴
32〜34 貫通穴
35、51 ねじ穴
40、41 ベアリングハウジング
44、45、46 締結ボルト
2 ピストン
3 ピストンピン
4 アッパーリンク
5 アッパーピン
6 クランクシャフト
7 クランクピン
8 ロアリンク
9 コントロールシャフト
10 コントロールピン
11 コントロールリンク
12 サーボモータ
20 シリンダブロック
30 ラダーフレーム
50 ベアリングキャップ
23、27 段付穴
32〜34 貫通穴
35、51 ねじ穴
40、41 ベアリングハウジング
44、45、46 締結ボルト
Claims (7)
- 一対の締結手段により締結したシリンダブロックとラダーフレーム若しくはベアリングキャップからなるベアリングキャップ構造体との合せ面にクランクシャフトメインジャーナルのベアリングハウジングを備えるレシプロ式内燃機関におけるシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造であり、
前記一対の締結手段の少なくとも一方は、
前記シリンダブロックのアッパーデッキ側から設けた段付穴と、
前記段付穴に連ねて前記キャップ構造体に設けたねじ穴と、
前記段付穴にアッパーデッキ側から挿入され、段付穴の段付部に頭部を係合させ、その軸部に設けたねじ部を前記キャップ構造体に設けたねじ穴にねじ係合させ且つその先端をねじ穴から突出させた締結ボルトと、により構成したことを特徴とするシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造。 - 一対の締結手段により締結したシリンダブロックとラダーフレーム若しくはベアリングキャップからなるベアリングキャップ構造体との合せ面にクランクシャフトメインジャーナルのベアリングハウジングを備えるレシプロ式内燃機関におけるシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造であり、
前記一対の締結手段の少なくとも一方は、
前記シリンダブロックのアッパーデッキ側から設けた段付穴と、
前記段付穴に連ねて前記キャップ構造体に設けた貫通穴と、
前記段付穴にアッパーデッキ側から挿入され、段付穴の段付部に頭部を係合させ、その軸部を前記キャップ構造体に設けた貫通穴を貫通させ、軸部の先端側に設けたねじ部を前記キャップ構造体から突出させて締結ナットのねじ穴にねじ係合させ且つその先端をねじ穴から突出させた締結ボルトと、により構成したことを特徴とするシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造。 - 前記ベアリングキャップ構造体は、
前記シリンダブロックとの合せ面にクランクシャフトのメインジャーナルのためのベアリングハウジングを構成するラダーフレームと、
前記ラダーフレームの背面との合せ面に別のジャーナルのためのベアリングハウジングを構成するベアリングキャップと、で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造。 - 前記段付穴のアッパーヘッド側は、シリンダヘッドを固定するヘッドボルトにねじ係合するねじ穴に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造。
- 前記段付穴は、潤滑油通路に利用されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造。
- 前記レシプロ式内燃機関は、ピストンのピストンピンに連結されるアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端が上記ロアリンクにコントロールピンを介して連結されるコントロールリンクと、を備えるものであり、
前記別のジャーナルは、前記コントロールリンクを回動可能に支持するジャーナルであることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一つに記載のシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造。 - 前記レシプロ式内燃機関は、ピストン加速度により生ずる上死点での上向きへの慣性力より下死点での下向きへの慣性力が大きいものであることを特徴とする請求項6に記載のシリンダブロックへのベアリングキャップ構造体の締結構造。
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