JP2007239370A - 屋外用床材およびウッドデッキ - Google Patents

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祐昌 中本
Tomoyuki Matsumae
智之 松前
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透 山口
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Abstract

【課題】ひび割れが発生し難く、滑り難く、かつ、排水性と通気性に優れる屋外用床材、およびそれを使用したウッドデッキを提供する。
【解決手段】加工した無垢材の上面または下面あるいはその両方に、少なくとも、ひび割れCの防止、滑り止め、及び排水性と通気性を確保するために、所望数の溝部2または断面山形状の畝部3を、長手方向に沿って形成する。また、畝部3を、上面または下面あるいはその両方の全体にわたって複数、平担部分を設けることなく連続して形成する。さらに、これらの屋外用床材1を用いてウッドデッキ1を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無垢の木材(無垢材)を加工して形成した屋外用床材、および当該屋外用床材を用いて構成したウッドデッキに関するものである。
近年、無垢材である屋外用の床材を使用して構成したウッドデッキが、戸建住宅のみならず集合住宅にまで設けられるようになっている。このウッドデッキを構成する屋外用床材としては、チーク、ジャラ、その他の南洋材を中心とした広葉樹を使用するのが一般的である。
これらの木材は硬く、耐磨耗性や耐久性に富み、ウッドデッキを構成する材料として好適であるが、その多くが天然木であるため高価であり、また、最近では資源の枯渇から次第に入手が困難になりつつある。また、比重が0.7〜0.9と重く、加工や施工といった作業性が悪いといった問題もある。
そこで、資源が豊富で安価かつ軽量(比重0.6程度)で、加工性の良いラジアータパインやその他の針葉樹造林木を加工した床材でウッドデッキを施工する手法が徐々に広まっている。
この床材20は、図9に示すように、乾燥させた無垢材を幅100〜150ミリ程度、厚さ20〜40ミリ程度に加工したものである。
しかし、これらの針葉樹造林木を加工した屋外用の床材20は樹脂含有量が少ないため、そのままでは黴や腐朽菌に弱く、表面にひび割れが発生し易い。表面にひび割れが発生すると外観が悪くなるので好ましくなく、強度も劣化してしまう。
また、通常、ウッドデッキは屋内からそのまま歩いて行けるように施工されるので、素足や靴下のみの状態でその上を歩行する場合が多い。その際、図10に示すように、ひび割れCによって発生した突起Pが足の裏Bに刺さって、怪我をしたり、靴下が破れるといった問題が発生する場合がある。
なお、ひび割れを防止するための最も有効な対策は、割れの発生し難い柾目材を用いることであるが、一般に柾目材は木材のごく限られた部分からしか取れないので高価である上に、板目材に比較して表面が単調になるので、殆どのウッドデッキでは板目材を使用しているのが現状である。
従来、屋外用床材のひび割れを防止するために、次のような手段が採られている。
(1)屋外用床材に、ひび割れ防止剤や各種防腐剤あるいは防黴剤等を注入または塗布して耐久性を高め、これにより、基本的には耐久性に劣る針葉樹材製の屋外用床材に、従来の広葉樹に近い耐久性を付与している。
また、木材の割れ防止剤としては、例えば、シリル基含有ポリオキシアルキレン化合物を含有する液状割れ防止剤が創案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−212805号公報
(2)屋外用床材を、高温・高圧容器内で圧縮しつつ高温水蒸気を使用して木材の成分自体を変質させて安定化させる(例えば、特許文献2参照)。
特開平08−155909号公報
(3)無垢材の屋外用床材は、先ず木口から割れ始めて、全体に広がる傾向があることに鑑み、既存のウッドデッキを構成する当該床材の木口にキャップを装着する(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−071306号公報
しかしながら、前記(1)〜(3)の加工を施された屋外用床材には、以下のような問題がある。
(1)ひび割れ防止剤等の薬剤は流失して早期に効果が低下するので、依然としてひび割れの危険性が大きい。また、経年変化によって白化し、見苦しくなる可能性もある。
ウッドデッキ等を構成する屋外用床材は風雨や日光に直接晒されるので、ひび割れ防止剤等の薬剤は、摩滅、溶脱、分解等によって次第にその効果が消失してしまう。
従って、薬剤の効果を持続させるためには定期的に再塗装や再処理を繰り返す必要がある。例えば、一般的なウッドデッキ用塗料は年に1回の定期的な再塗装が必要であり、これを怠ると、ひび割れが発生して急激に劣化が進んでしまう。
また、薬剤を注入すると、その効果は長期間持続するとされているが、注入ムラが発生することによって所定通りの効果を得られない場合も多い。
なお、薬剤の種類によっては雨水によって溶脱し、水質汚染等の自然環境に悪影響を与えるものもあり、特に防腐処理を行った場合には、廃棄後、長期間分解せずに残存するので環境面での問題が大きい。
(2)高温・高圧処理では、屋外用床材の外観および耐久性を劣化させ、また、生産コストが嵩む。
高温・高圧容器による熱処理は、木材を暗く変色させる場合が多く、また、床材の耐久性に必要な成分を溶脱し易いので、好ましくない。
また、高温・高圧容器による熱処理は、木材の性質自体を改質してしまうので、ひび割れ(および反り)の防止に効果的ではあるが、専用の処理タンクを必要として、バッチ式生産方法を取らざるを得ない。このため、多くの設備投資を必要として、大量で安価な生産は困難である。従って、屋外用床材の生産価格が嵩み、現実的ではない。
(3)木口にキャップを装着すると、外観が低下する。
キャップ等の補助部材を装着すると、外観形状が大きく変わり、床材本来の外観美を喪失してしまう。また、装着には、新たなコストが必要である。さらに、キャップ等がプラスチック製の場合には、紫外線による劣化で短期間でその効果が消滅する。
さらに、従来の屋外用床材には、上記(1)〜(3)の問題に加えて、以下の問題がある。
(4)表面が滑り易く、危険である。
従来の屋外用床材は、その表面が平滑であるため、雨水などで濡れると、足と床材との間に水膜が生じて滑り易くなり、危険である。ウッドデッキは、スリッパやサンダルなどの簡易な履物で歩行する場合が多いため、靴やスニーカーなどのゴム底を備えた履物で歩行する場合と異なり、容易に滑り易く、きわめて危険である。
(5)表面に水分が溜まり、腐朽し易い。
屋外用床材でウッドデッキを施工する際、それを下地の大引の上に固定すると、当該大引との間の隙間に雨水等が浸入して停滞し、黴や腐朽の原因となる。一般にウッドデッキの耐用年数は10年程度であるが、排水性と通気性が悪いと、これより大幅に短くなる。
(6)表裏を間違える恐れがある。
ウッドデッキに使用される床材は、過酷な条件下で使用されるので、割れの発生しにくい「木裏」を歩行面にして施工する必要がある。しかし、通常は表裏が同一仕上げで、木口断面が単なる長方形なので、木口を良く見ないと表裏の見分けが付き難く、施工者が誤って割れの発生し易い「木表」側を歩行面にして施工する恐れもある。
そこで、本発明の目的とするところは、ひび割れが発生し難く、滑り難く、かつ、排水性と通気性に優れる屋外用床材、およびそれを使用したウッドデッキを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の屋外用床材(1)は、無垢材で構成された屋外用の床材であって、その上面または下面あるいはその両方に、少なくとも、ひび割れ(C)の防止、滑り止め、及び排水性と通気性を確保するために、所望数の溝部(2)を、長手方向に沿って形成したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の屋外用床材(1)は、無垢材で構成された屋外用の床材であって、その上面または下面あるいはその両方に、少なくとも、ひび割れ(C)の防止、滑り止め、及び排水性と通気性を確保するために、所望数の断面山形状の畝部(3)を、長手方向に沿って形成したことを特徴とする。
また、請求項3に記載の屋外用床材(1)は、前記畝部(3)を、上面または下面あるいはその両方の全体にわたって複数、平担部分を設けることなく連続して形成したことを特徴とする。
さらに、請求項4に記載のウッドデッキ(10)は、請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の屋外用床材(1)を用いて構成したことを特徴とする。
なお、カッコ内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1,2に記載の屋外用床材によれば、その上面または下面あるいはその両方に、所望数の溝部または畝部を長手方向に形成したので、部分的にその断面高さ(図1に符号hで示す)を小さくすることができ、よって、雨水による膨潤や日光による乾燥によって応力の均衡が崩れても、その応力が分散されるため、ひび割れを防止することができる。
また、裏面に溝部または畝部がある場合は、床材の表裏の判別が容易となるので、施工者が誤って割れの発生し易い「木表」側を歩行面にして施工する恐れも無い。
特に請求項2に記載の発明によれば、上面にひび割れが発生した場合、畝部を形成したことによって、当該ひび割れによって発生した突起が畝部の上端より上方に突出するのを防ぐことができる。従って、突起が足の裏に突き刺さるのを防止することができる。
なお、本発明に係る屋外用床材のひび割れ防止効果は、ひび割れ防止剤等の薬剤を使用する場合と比較して長期にわたって持続する。すなわち、溝部や畝部を形成しているので、雨水による流失や歩行による摩耗等の影響を全く受けず、効果が半永久的に持続する。なお、ひび割れ防止剤等の薬剤や塗装等と併用することもでき、その場合は、ひび割れをより効果的に防止することができる。
また、溝部や畝部は鋸やカッターなどで簡単に形成することができ、また、原木として安価な針葉樹造林木を使用することができるので、生産コストを抑えることができるといった利点がある。
さらに、木口から溝部等が視覚される以外は、外観上、無垢材と変わらない。従って、見栄えにも優れるといった利点もある。
また、上面に溝部や畝部を形成したので、滑り止め効果を発揮する。従って、雨水などで濡れても滑り難く、安全である。
またさらに、例えば、この屋外用床材を大引の上に取付けた場合、両者の間に侵入した雨水が、溝部や畝部の谷間を通って排水され、かつ通気性が保たれるので、黴が発生し難く、また腐朽し難い。
また、請求項3に記載の屋外用床材によれば、請求項1,2に記載の発明の作用効果に加えて、畝部を、上面または下面あるいはその両方の全体にわたって複数、平担部分を設けることなく、連続して形成したので、ひび割れをより効果的に防止することができる。また、ひび割れによって発生した突起が畝部の上端から上方に突出するのをより効果的に防止して安全性を高めることができる。さらに、滑り止め効果と排水性および通気性をより高めることができる。
またさらに、請求項4に記載のウッドデッキによれば、請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の屋外用床材を用いて構成したので、ひび割れが発生し難く、また、突起が足の裏に突き刺さることがなく、滑り止め効果にも優れるので安全である。さらに、排水性と通気性にも優れるので黴が発生せず、腐朽し難く、よって、耐久性に優れる。
図1を参照して、本発明の第一実施形態に係る屋外用床材1について説明する。図1は、屋外用木材を示す要部斜視図である。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
この屋外用床材1は、安価な針葉樹造林木の無垢材を加工したものであり、その下面に、ひび割れCを防止するための断面コ字状の溝部2を、複数、長手方向に沿って形成している。なお、この溝部2は、鋸やカッターによって形成したものである。
溝部2を形成したことによって、その溝部2の位置では、部分的にその断面高さhを小さくすることができ、よって、雨水による膨潤や日光による乾燥によって応力が部分的に集中しても、その応力を分散させることができる。従って、ひび割れCの発生を防止することができる。
また、溝部2を形成したことによって、例えば、この屋外用床材1を大引11の上に取付けた場合に、両者の間に侵入した雨水がこの溝部2から良好に排水され、かつ通気性が良くなるので、黴が発生し難く、腐り難い。
なお、溝部2の幅、数、深さ等は床材1の大きさによって決定されるが、排水性を考慮すると、幅は3mm程度が好ましく、数は幅100mm当り2〜4本程度が好ましい。また、深さは床材1の厚さの1/2までが適当であるが、好ましくは1/3程度が良い。
なお、床板の強度と外観を重視して溝部2の幅を1mm未満とすると、毛管現象によって水が停滞し、排水性および通気性が低下して好ましくない。また、逆に幅を5mm以上とすると、排水性および通気性は良好に保たれるものの、強度不足を生じる恐れがあるので好ましくない。
また、裏面に溝部2がある場合は、床材1の表裏の判別が容易となるので、施工者が誤って割れの発生し易い「木表」側を歩行面にして施工する恐れも無い。
図2を参照して、本発明の第二実施形態に係る屋外用床材1について説明する。図2は屋外用床材1を示す要部斜視図である。
これも針葉樹造林木を加工した無垢材であり、その下面の全体にわたって、長手方向に沿って畝部3を形成し、それを多数、幅方向に特に平担部分を設けることなく連続して形成したものである。
多数の畝部3を形成したことによって応力を分散させることができるので、ひび割れCの発生を防止することができる。また、例えば、大引11等の上に取付けた場合は、排水性と通気性を良好に保つことができるので、黴が発生したり、腐朽するといった事態を防止することができる。
また、裏面に畝部3がある場合は、床材1の表裏の判別が容易となるので、施工者が誤って割れの発生し易い「木表」側を歩行面にして施工する恐れも無い。
図3および図6を参照して、本発明の第三実施形態に係る屋外用床材1について説明する。図3は屋外用床材1を示す要部斜視図であり、図6はその上面を示す一部縦断面図である。
これは、針葉樹造林木を加工した無垢材の上面の全体に、長手方向に沿って畝部3を形成し、それを多数、幅方向に特に平担部分を設けることなく連続して形成したものである。畝部3は5〜10mmの間隔で設け、その深さは2〜5mmとしている。
これにより、応力の分散を図ってひび割れCの発生を防止することができる。また、ひび割れCが生じ、それによって突起Pが発生しても、図6に示すように、当該突起Pは谷間4に形成されるので、畝部3の上端より上方に突出するのを防止することができる。従って、突起Pが足の裏Bに突き刺さるといった事態を未然に防止することができる。
図4および図6を参照して、本発明の第四実施形態に係る屋外用床材1について説明する。図4は屋外用床材1を示す要部斜視図であり、図6はその上面を示す一部縦断面図である。
これは、針葉樹造林木である無垢材の上面の全体に、長手方向に沿って畝部3を形成し、それを多数、幅方向に特に平担部分を設けることなく連続して形成すると共に、下面に、3本の溝部2を、同じく長手方向に形成したものである。
この屋外用床材1は、上面に形成した畝部3と下面に形成した溝部2の両方によって、ひび割れCを効果的に防止することができる。また、畝部3によって、ひび割れCによって生じた突起Pが、当該畝部3の上端から突出するのを阻止して、足の裏Bに突き刺さるのを防止することができる。さらに、溝部2によって、例えば、この床材1を大引11の上に取付けた際に、両者の間に侵入した雨水を効果的に排水することができ、これにより、黴の発生を防止し、また、腐朽するのを防止することができる。
図5および図6を参照して、本発明の第五実施形態に係る屋外用床材1について説明する。図5は屋外用床材1を示す要部斜視図であり、図6はその上面を示す一部縦断面図である。
これは、針葉樹造林木である無垢材の上面および下面の全体にわたって、長手方向に沿って畝部3を形成し、それを多数、幅方向に特に平担部分を設けることなく連続して形成したものである。
この屋外用床材1は、上面と下面の両方に形成した畝部3によって、ひび割れCを効果的に防止することができる。また、ひび割れCによって生じた突起Pが、上面に形成した畝部3の上端から突出するのを阻止して、足の裏Bに突き刺さるのを防止することができる。さらに、下面に形成した畝部3によって、例えば、この床材1を大引11の上に取付けた際に、両者の間に侵入した雨水を畝部3間の谷間4から効果的に排水することができ、これにより、黴の発生を防止し、また、腐朽するのを防止することができる。
なお、上記全ての実施形態においては、ひび割れ防止剤等の薬剤を使用していないので、雨水によって流出する等といった問題が発生せず、よって長期にわたってひび割れCの発生を防止することができる。また、安価な針葉樹造林木を使用し、溝部2を鋸やカッターなどで形成しているので生産コストの低廉化を図ることができる。さらに、溝部2が木口から視覚されるのみで、その外観は通常の無垢材と同じであるので、外観性にも優れる。
図7および図8を参照して本発明の実施形態に係るウッドデッキ10について説明する。図7はウッドデッキ10を示す部分斜視図であり、図8はその要部分解斜視図である。
このウッドデッキ10は、前記した本発明の第一実施形態に係る屋外用床材1を、床面板1aおよび幕板1bとして使用し構成したものである。従って、それらの下面(幕板1bでは内側面)には3本の溝部2が形成されている。なお、床面板1aは大引11の上に木ネジ12で固定し、幕板1bは床面板1aの小口と大引11の側面に固定している。
このウッドデッキ10は、それを構成する屋外用床材1(床面板1aおよび幕板1b)に溝部2が形成されているので、雨水による膨潤や日光による乾燥によって応力の均衡が崩れて、それが効果的に分散されるので、ひび割れCが発生し難い。また、床面板1a、大引11および幕板1bの間に侵入した雨水は、床面板1aと幕板1bの溝部2を通って排水されるので、黴が発生したり、床面板1a、大引11および幕板1bが腐朽するのを防止することができる。
なお、本実施形態に係るウッドデッキ10を、前記第二実施形態(図2参照)および第五実施形態(図5)に係る屋外用床材1を使用して構成しても同様に、ひび割れCを防止でき、また、黴の発生や腐朽を防止することができる。
さらに、このウッドデッキ10を、前記第三、第四および第五実施形態に係る屋外用床材1を使用して構成すると、その上面に形成した畝部3のはたらきによって、ひび割れCによって発生する突起Pが足の裏Bに突き刺さるのを防止すると共に、滑り止め効果を発揮するので、安全性が向上する。
本発明の第一実施形態に係る屋外用床材を示す要部斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る屋外用床材を示す要部斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る屋外用床材を示す要部斜視図である。 本発明の第四実施形態に係る屋外用床材を示す要部斜視図である。 本発明の第五実施形態に係る屋外用床材を示す要部斜視図である。 本発明の第三、第四および第五実施形態に係る屋外用床材の上面を示す一部縦断面図である。 本発明の実施形態に係るウッドデッキを示す部分斜視図である。 図7に示すウッドデッキの要部分解斜視図である。 従来例に係る屋外用床材を示す要部斜視図である。 図9に示す屋外用床材の上面を示す縦断面図である。
符号の説明
1 屋外用床材
1a 床面板
1b 幕板
2 溝部
3 畝部
4 谷間
10 ウッドデッキ
11 大引
12 木ネジ
20 屋外用床材
C ひび割れ
P 突起
B 足の裏
h 断面高さ

Claims (4)

  1. 無垢材で構成された屋外用の床材であって、
    その上面または下面あるいはその両方に、少なくとも、ひび割れの防止、滑り止め、及び排水性と通気性を確保するために、所望数の溝部を、長手方向に沿って形成したことを特徴とする屋外用床材。
  2. 無垢材で構成された屋外用の床材であって、
    その上面または下面あるいはその両方に、少なくとも、ひび割れの防止、滑り止め、及び排水性と通気性を確保するために、所望数の断面山形状の畝部を、長手方向に沿って形成したことを特徴とする屋外用床材。
  3. 前記畝部を、上面または下面あるいはその両方の全体にわたって複数、平担部分を設けることなく連続して形成したことを特徴とする請求項2に記載の屋外用床材。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の屋外用床材を用いて構成したことを特徴とするウッドデッキ。
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