JP2007239212A - 屋外構築物のデッキ床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 折畳戸の下部ガイドレールをデッキ床面に埋込状に配置したデッキ床面上のサンルームを提供する。
【解決手段】 規格デッキ材22を室外側でデッキ構造材21,23にそれぞれ載置固定して室内外で異高としたデッキ床面Bを形成し,該デッキ床面Bの室内外区分位置に室外側に折畳む折畳戸の開閉用に室外側に戸体突出の段差部12を備えた異高の下部ガイドレール11をデッキ構造材21上に載置固定して該下部ガイドレール11を埋込配置する一方,モジュール寸法と規格デッキ材22合計配置幅との差幅部位25を該下部ガイドレール11の室内外に配置し,デッキ構造材21又は27にスペーサー28を介してデッキプレート材26を載置固定することによって該差幅部位25をデッキプレート材26によってデッキ床面Bと面一とする。ユニバーサルデザインのサンルームとし得る。
【選択図】 図2

Description

本発明は,デッキ床面上にサンルーム等の屋外構築物を設置するに好適に実施できる屋外構築物のデッキ床構造に関する。
建物の開口部から屋外に向けてデッキ床面を形成するとともに該デッキ床面に建物の開口部に接続するようにサンルーム等の屋外構築物を構築形成し,該サンルームに折畳戸等の建具を配置して該屋外構築物からデッキ床面上への出入りを可能としたものが知られており,この場合,一般に大引等のデッキ構造材上に多数の規格デッキ材を並列配置することによって室内外のデッキ床面を形成する一方,該デッキ床面上に載置固定することによって上記建具の下部開閉案内用の下部ガイドレールをデッキ床面から起立するように配置するものとされている。
特開平3−87489号公報
この場合屋外構築物の上方に設置された上部ガイドレールと対をなす下部ガイドレールによって建具の開閉をなし得ることによって屋外構築物の室内側から室外側のデッキ床面に出入りすることができ,屋外構築物の使い勝手が向上するが,しかし乍ら下部ガイドレールは,これをデッキ床面上に載置固定して配置するために該下部ガイドレールがデッキ床面から,例えば数cm程度突出することになるために,足を取られて人が躓き転倒する可能性を残すとともに車椅子を用いた出入りにあっては車椅子が容易に下部ガイドレールを超えられないといった車椅子障害となる可能性を残しており,住宅にユニバーサルデザインが採用される中で,住宅一般と同様に,下部ガイドレールが起立しても,その起立高さを,ユニバーサルデザインの基準とされる20mm乃至それ以下の高さに抑制することによってこれらを解消することが望まれる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,該デッキ床面上に構築形成した屋外構築物の建具を開閉する下部ガイドレールがデッキ床面から突出するのを防止し又は突出してもその起立高さを可及的に抑制した屋外構築物の床構造を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,規格デッキ材を用いてデッキ構造材上に該規格デッキ材を並列配置して形成した室内外のデッキ床面間に,該デッキ床面の室内外区分位置に規格デッキ材と平行に建具の下部開閉案内用の下部ガイドレールを埋込配置して該下部ガイドレールがデッキ床面から突出するのを防止し又は突出してもその起立高さを可及的に抑制する一方,一般に該下部ガイドレールの配置位置は屋外構築物が設定したモジュールに従って定まり,規格デッキ材の幅はその業界乃至メーカーの設定幅によることによって,上記デッキ床面のモジュール寸法による幅と規格デッキ材並列配置の合計幅との間に差幅が生じるところ,例えば室内側の規格デッキ材をその中央部から,室外側の規格デッキ材をその端部側から並列配置する等して,該差幅を上記下部ガイドレール側に配置することによって該ガイドレールに隣接する差幅部位,例えば該差幅部位が狭小幅となるときは規格デッキ材の配置を除外して少数の規格デッキ材幅を加えてこれを拡大した拡大差幅部位を形成し,該部位を規格デッキ材非配置として該部位にスペーサーを介してデッキプレート材を配置して室内側及び/又は室外側の規格デッキ材と面一に下部ガイドレール近傍の床面を形成するようにし,これにより幅厚にして中空部を有する規格デッキ材を切断狭小幅とする煩雑な現場作業を解消するとともに規格デッキ材をその中空部位置で切断した規格デッキ材を使用することによる床面強度の低下を解消し,埋込配置した下部ガイドレール近傍を外観及び強度に優れた好ましい納まり形態としたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,デッキ構造材上に多数の規格デッキ材を並列配置して形成した室内外のデッキ床面と,該デッキ床面の室内外区分位置に該規格デッキ材と平行にデッキ構造材上に配置した折畳戸,引戸等建具の下部開閉案内用にしてデッキ床面間埋込配置の下部ガイドレールと,該下部ガイドレールの室内側及び/又は室外側に位置するように配置した上記デッキ床面のモジュール寸法による幅と規格デッキ材並列配置の合計幅との差幅部位又はこれに端部側の規格デッキ材幅を加えて拡大した拡大差幅部位においてデッキ床面と同一面をなすようにデッキ構造材上にスペーサーを介して配置したデッキプレート材とを備えてなることを特徴とする屋外構築物のデッキ床構造としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,建具を屋外構築物に適した可及的に開口を全開できるようにした蛇腹状乃至重畳状に室外側に折畳み自在とした折畳戸とすることによって,下部ガイドレールには,例えば戸体下端のガイドローラーを維持案内しつつ隣接する戸体乃至該戸体片側を室外側に突出する折畳み用段差部を形成することになるため,該下部ガイドレールを室内外異高断面形状の溝レールとする必要が生じるところ,この場合室内外のデッキ床面を該溝レールの異高に合せて異高配置するようにして,該下部ガイドレールを挟んで室内側及び室外側の各デッキ床面をそれぞれ面一とする好ましい納まり形態とし得るように,これを,上記建具を室外側に蛇腹状に折畳み自在とした折畳戸とし,上記下部ガイドレールをその室外側に折畳戸の折畳み用段差部を配置した室内外異高断面形状の溝レールとするとともに上記デッキ床面及び上記差幅部又は拡大差幅部のデッキプレートを該室内外異高の溝レールに合せてそれぞれ異高配置してなることを特徴とする請求項1に記載の屋外構築物のデッキ床構造としたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,下部ガイドレール近傍の差幅部位乃至拡大差幅部位に規格デッキ材と面一に配置するデッキプレート材を用いることにより,該差幅部位乃至拡大差幅部位のデッキプレート材が違和感を与えることなく,規格デッキ材と調和したものとし得るように,これを,上記デッキプレート材を,上記規格デッキ材と同質材料又は異質材料による同一色調乃至同一デザインとしてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋外構築物のデッキ床構造としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,規格デッキ材を用いてデッキ構造材上に該規格デッキ材を並列配置して形成した室内外のデッキ床面間に,該デッキ床面の室内外区分位置に規格デッキ材と平行に建具の下部開閉案内用の下部ガイドレールを埋込配置して該下部ガイドレールがデッキ床面から突出するのを防止し又は突出してもその起立高さを可及的に抑制する一方,上記デッキ床面のモジュール寸法による幅と規格デッキ材並列配置の合計幅との間に生じる差幅部位乃至これを拡大した拡大差幅部位を該下部ガイドレール側に配置し,該部位を規格デッキ材非配置として該部位にスペーサーを介してデッキプレート材を配置して室内側及び/又は室外側の規格デッキ材と面一に下部ガイドレール近傍の床面を形成することにより,幅厚にして中空部を有する規格デッキ材を切断狭小幅とする煩雑な現場作業を解消するとともに規格デッキ材をその中空部位置で切断した規格デッキ材を使用することによる床面強度の低下を解消し,埋込配置した下部ガイドレール近傍を外観及び強度に優れた好ましい納まり形態とした屋外構築物のデッキ床構造を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,建具を屋外構築物に適した可及的に開口を全開できるようにした蛇腹状乃至重畳状に室外側に折畳み自在とした折畳戸とすることによって,下部ガイドレールを室内外異高断面形状の溝レールとする必要が生じるところ,室内外のデッキ床面を該溝レールの異高に合せて異高配置するようにして,該下部ガイドレールを挟んで室内側及び室外側の各デッキ床面をそれぞれ面一とする好ましい納まり形態とすることができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,下部ガイドレール近傍の差幅部位乃至拡大差幅部位に規格デッキ材と面一に配置するデッキプレート材を用いることにより,該差幅部位乃至拡大差幅部位のデッキプレート材が違和感を与えることなく,規格デッキ材と調和したものとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは,デッキ床面B上に配置し且つ開閉自在の室内外出入用の折畳戸,引戸等の建具を具備した,例えばサンルームの屋外構築物であり,該屋外構築物Aは,四隅の支柱1と,該四隅の支柱1の上方に配置した垂木掛3,垂木4,桁5,中骨6及び屋根パネル7によって形成した片流れ屋根2と,両側面において垂木4下位に配置した換気用の内倒し窓8及び該内倒し窓8下位の支柱1間上方に固定した上部ガイドレール10及び支柱1間下端に固定した下部ガイドレール11の案内によってそれぞれ開閉自在とした上記建具としての,本例にあって折畳戸9と,正面において上記桁5と平行に支柱1間下端にしてデッキ床面B上に固定したベース枠14に起立固定した多数の中間柱15,支柱1と中間柱15間及び各中間柱15にそれぞれ嵌着固定したガラス又は樹脂製の透明パネルによって形成した嵌め殺し部13とを備えた,例えば上記支柱1,垂木掛3,垂木4,桁5,中間柱14,ベース枠14等の構造材をアルミ押出形材によって形成したアルミ製のものとしてある。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは,デッキ床面B上に配置し且つ開閉自在の室内外出入用の折畳戸,引戸等の建具を具備した,例えばサンルームの屋外構築物であり,該屋外構築物Aは,四隅の支柱1と,該四隅の支柱1の上方に配置した垂木掛3,垂木4,桁5,中骨6及び屋根パネル7によって形成した片流れ屋根2と,両側面において垂木4下位に配置した換気用の内倒し窓8及び該内倒し窓8下位の支柱1間上方に固定した上部ガイドレール10及び支柱1間下端に固定した下部ガイドレール11の案内によってそれぞれ開閉自在とした上記建具としての,本例にあって折畳戸9と,正面において上記桁5と平行に支柱1間下端にしてデッキ床面B上に固定したベース枠14に起立固定した多数の中間柱15,支柱1と中間柱15間及び各中間柱15にそれぞれ嵌着固定したガラス又は樹脂製の透明パネルによって形成した嵌め殺し部13とを備えた,例えば上記支柱1,垂木掛3,垂木4,桁5,中間柱14,ベース枠14等の構造材をアルミ押出形材によって形成したアルミ製のものとしてある。
デッキ床面Bは,デッキ構造材21上に多数の規格デッキ材22を並列配置して形成した室内外のものとしてあり,上記下部ガイドレール11は,該デッキ床面Bの室内外区分位置に該規格デッキ材22と平行にデッキ構造材21上に配置した折畳戸9の下部開閉案内用にしてデッキ床面B間埋込配置のものとしてあり,該下部ガイドレール11の室内側及び/又は室外側,本例にあってはその双方に位置するように配置した上記デッキ床面Bのモジュール寸法による幅と規格デッキ材22並列配置合計幅との差幅部位又はこれに端部側の規格デッキ材幅を加えて拡大した拡大差幅部位25においてデッキ床面Bと同一面をなすようにデッキプレート材26をデッキ構造材22上にスペーサー28を介して配置してあり,このとき本例にあって上記下部ガイドレール11を異高断面形状の溝レールとしたことに伴って,該下部ガイドレール11を挟んで室内側及び室外側の各デッキ床面Bをそれぞれ面一とする好ましい納まり形態とするように,上記デッキ床面B及び上記拡大差幅部位25のデッキプレート材26は,これを該室内外異高の溝レールに合せてそれぞれ異高配置したものとしてある。
即ち本例にあって上記デッキ床面Bは,例えば該下部ガイドレール11を配置した状態で,デッキ構造材,例えば束柱上に載置固定した大引21上に,建物側から正面の嵌め殺し部13側に向けて規格デッキ材22を並列配置することによって図示省略の建物開口部からこれに連続して室内側に形成するとともに室外側で上記屋外構築物Aをコ字状に囲繞するように側面の折畳戸9位置から室外側に向けて突出して配置するとともに上記嵌め殺し部13の室外側に至るように形成してあり,該折畳戸9を開閉案内する上記側面の下部ガイドレール11は,該デッキ床面Bの室内外を区分する位置にそれぞれ規格デッキ材22に平行にして該デッキ床面Bに下部を埋込み状としてデッキ構造材,本例にあっては上記大引21及びこれに架設した架設枠27上に直接に載置し,これら大引乃至架設枠27に対して溝レールの底面を所定間隔にネジ止めすることによってその載置固定を行ってある。
このとき本例にあってデッキ構造材,即ち大引21上への規格デッキ材22の並列配置は,その室内側において該大引21上に規格デッキ材22のスペーサーをなす台枠24を配置して該台枠24を介してその並列配置を行う一方,室外側において該大引21上に直接に載置してその並列配置を行ってあり,例えば上記台枠24は,これを該大引21上に載置固定した,その高さを20mmとする長尺中空のアルミ押出材製とすることによって,上記室内外におけるデッキ床面Bの異高配置を上記下部ガイドレール11の折畳み段差部12の20mmの高さに合せるとともに該規格デッキ材22が下部ガイドレール11の上端とそれぞれ同一高さになるようにしてあり,このとき室内外のデッキ床面Bを異高配置した結果,室内側に対して室外側のデッキ床面Bを下部ガイドレール11の折畳み用段差部12の高さ分,本例にあっては20mm下位とすることにより該室外側のデッキ床面Bが折畳戸9の開閉に際して室外側への戸体の突出を可能としてある。
本例の屋外構築物A及びそのデッキ床面Bはモジュール寸法を,例えば940mmとして設定し,該モジュール寸法に基づいてデッキ床面Bを形成するとともに屋外構築物Aを構築形成したものとしてある一方,規格デッキ材22は,例えば上下の基板を4本の垂直片で接合して上下の基板間に3つの中空部を配置した,例えば高さ43mm,幅175mmの長尺合成樹脂製のものを,所定長さに切断して用いてあり,該規格デッキ材22は,その下位の基板端部間に固定金具23を跨り配置し,隣接する規格デッキ材22の連結状態でデッキ構造材,本例にあっては大引21又はこれに設置した台枠24上に載置して該固定金具23をネジ固定することよって,例えば各隣接する規格デッキ材22間に5mm程度のスリット状の空隙を配置してその並列配置を行ってある。このためデッキ床面Bに規格デッキ材22を並列配置すると,モジュール寸法と規格デッキ材並列配置合計幅との間には規格デッキ材22の幅以下の差幅が生じることを避けられず,デッキ床面Bには該差幅分の処理を行う必要が生じるところ,規格デッキ材22の並列配置を,例えば室内側にあっては中央位置から,室外側にあっては端部側から行うことによって,本例にあっては該差幅を上記両側の下部ガイドレール11側に配置してあり,これによって生じる該差幅部位25は,これに規格デッキ材22を非配置とするとともに該差幅部位25に,例えば現場切断することによって該差幅部位25と同幅程度に形成したデッキプレート材26を配置してその処理を行ったものとしてある。
このとき上記差幅部位25が狭小幅,例えば数cm以下の狭小幅となると,これに合せたデッキプレート材25を必要とし,そのデッキプレート材25を,例えば現場で切断する煩雑さを招くから,本例にあってはモジュール寸法と規格デッキ材並列配置合計幅の差幅を拡大するように,少数,例えば1〜2本程度の規格デッキ材22の配置を除外して,該規格デッキ材幅を加えた拡大差幅として両側面の下部ガイドレール11側にそれぞれ作業性を良好に確保し得る程度の拡大差幅部位25を配置し,該拡大差幅部位25に上記デッキプレート材26の配置を行ったものとしてある。
本例にあって屋外構築物Aの両側面に配置した拡大差幅部25は,それぞれ下部ガイドレール11の室内側において,例えば約14cm幅,室外側において約7cm幅として,両側面において上記規格デッキ材22の2.5倍弱のものとして,1/2程度の差幅に2本の規格デッキ材22を加えて,各側面において該規格デッキ材22の1.数倍幅として,例えば該規格デッキ材幅の追加,即ちデッキ床面Bからの除外を行うことなく差幅部25を形成したときこれが両側面室内外合計で規格デッキ材の1/2程度,一方側面で1/4程度,即ち下部ガイドレール11を挟んで両側で4cm程度の狭小幅となって各差幅部25の処理が煩雑化するのを防止してある。
デッキプレート材26は,これを,上記規格デッキ材22と同質材料又は異質材料による同一色調乃至同一デザインとしてあり,本例にあっては規格デッキ材22と同質の,例えば 樹脂製にして同一色調の,例えばダークブラウン色としてあり,本例にあって該デッキプレート材26は厚肉中実板状のものとして,例えばその厚さを15mmとしたものとしてある。
上記拡大差幅部位25の処理としての該デッキプレート材26の配置は,上記規格デッキ材26を並列配置したデッキ構造材,即ち本例にあって大引21又はこれに架設した架設材27上にスペーサー28を載置固定し,該スペーサー28上にデッキプレート材26を更に載置固定することによって,それぞれ上記異高配置した室内側及び室外側のデッキ床面Bと同一面をなすように行ってあり,このとき室内側に用いた上記スペーサー28は,これを,規格デッキ材22の厚さ43mmからデッキプレート材26の厚さ15mmをマイナスした,例えば28mmとすることによって該室内側及び室外側の各デッキプレート材26が,それぞれ室内側及び室外側の規格デッキ材22と平坦にして面一に配置することによって室内外それぞれ下部ガイドレール11を挟んで面一のデッキ床面Bを形成するようにしてある。
本例にあって該スペーサー28は,デッキ構造,上記大引21に架設した架設材27上に載置してネジ止めした長尺ベース29と該長尺ベース29にスナップイン係止又はスライド装着,本例にあってはスナップイン係止するコ字状長尺のスペーサー本体30とを備え,その装着状態で,上記台枠24と同様に長尺中空をなす割形のアルミ押出材製としてあり,これによってデッキ構造材22に対するスペーサー28の設置を,長尺ベース29をデッキ構造材の架設材27に載置してネジ止めし,該長尺ベース29に対してスペーサー本体30を下向きにして上方から下方に押圧することによってスペーサー本体30をスナップイン係止してスペーサー28とし,該スペーサー28にデッキプレート材26を載置して同じくネジ止めして固定することによって差幅部位25,本例にあっては拡大差幅部位の処理を行うようにしてあり,従って該差幅部位25の処理を作業性よく容易になし得るものとしてある。
従って本例のデッキ床面は,これを室内外で区分する下部ガイドレール11によって上記20mmの段差を生じるも,住宅一般において20mmの段差はユニバーサルデザインの許容段差とされるから,屋外構築物Aとデッキ床面B間にユニバーサルデザインを採用したものとすることができ,従来のデッキ床面B上に下部ガイドレール11を設置して数cmの高さに突出することによる人の躓き転倒の可能性や車椅子が下部ガイドレール11を超えられないといった車椅子障害を可及的に解消し,屋外構築物Aの折畳戸9から室外側のデッキ床面Bに容易に出入りできるようにして,歩行障害の有無に拘らず幅広い年齢層にアウトドアの生活環境を提供することができる。また屋外構築物A,即ちデッキ床面Bのモジュール寸法と規格デッキ材並列配置合計幅との間に生じる差幅部位25を下部ガイドレール11側に配置するとともに該差幅部位25に規格デッキ材22と面一にして該規格デッキ材22と同質材料にして同室色調のデッキプレート材26を配置して室内外の各デッキ床面Bを形成したから該差幅部位25が違和感なく処理されて外観を良好に確保したものとなり,また下部ガイドレール11側の差幅部位25におけるデッキプレート材26をスペーサー28を介してデッキ構造材22上に配置してその処理を行う一方,該差幅部位25を少数,例えば2本の規格デッキ材22の幅分を加えた拡大差幅部位としたことによって,上記デッキプレート材26の現場切断を,狭小幅にすぎずに切断に適した程度の幅に行って,これを上記スペーサー28に載置固定すればよいから,差幅部の処理が容易になし得て良好な作業性を確保したものとすることができる。
なお本例にあってデッキ床面Bの形成は,先ず下部ガイドレール11をデッキ構造材上に配置し,その後に,室内側及び室外側に規格デッキ材22を配置し,上記下部ガイドレール11の室内側及び室外側に配置した差幅部位にデッキプレート材26を配置する手順によって行うのがよく,また屋外構築物Aの構築形成は,該デッキ床面Bの形成後にこれを行うようにするのがよい。
図示した例は以上のとおりとしたが,建具を折畳戸とするとともに該折畳戸を重畳的に開閉するものとして,その下部ガイドレールを同様に折畳み用段差部を配置した溝レールを用いるようにすること,建具を引戸とし,その下部ガイドレールを室内外で段差のない溝レール又は突出レールを用いるともに該溝レール又は突出レールをデッキ床面間に上方突出することなく埋込配置するようにすること,建具を屋外構築物の正面に配置し,室外側のデッキ床面を該正面に配置すること,差幅部位を,ある程度の幅を得られる場合を含めて,規格デッキ材幅を加えて拡大することなく,これに同様にスペーサーを介してデッキプレート材を配置すること,建具を側面に配置するとき,その一方の側面にこれを配置し他方の側面を嵌め殺し部とすること,規格デッキ材及びデッキプレート材を,例えば木製のものとすること,デッキプレート材を,例えば木目デザインとした規格デッキ材と同一デザインとすること,逆にデッキプレート材を,デッキ床面におけるアクセントを兼ねるように異質材料,異質色調乃至異質デザインによって形成すること等を含めて,本発明の実施に当って,屋外構築物,その建具,デッキ構造材,デッキ床面,規格デッキ材,下部ガイドレール,差幅部位又は拡大差幅部位,スペーサー,デッキプレート材,必要に応じて用いる折畳戸,溝レール等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
屋外構築物の斜視図である。 デッキ床面における下部ガイドレール近傍のデッキプレート材配置状態を示す平面図である。 室内外のデッキ床面の配置状態を示す屋外構築物左右方向の縦断面図である。 図3の部分拡大縦断面図である。 室内外のデッキ床面の配置状態を示す屋外構築物前後方向の縦断面図である。
符号の説明
A 屋外構築物
B デッキ床面
1 支柱
2 片流れ屋根
3 垂木掛
4 垂木
5 桁
6 中骨
7 屋根パネル
8 内倒し窓
9 建具(折畳戸)
10 上部ガイドレール
11 下部ガイドレール
12 折畳み用段差部
13 嵌め殺し部
14 ベース枠
15 中間柱
20 束柱
21 デッキ構造材(大引)
23 固定金具
24 台枠
25 拡大差幅部位
26 デッキプレート材
27 架設材
28 スペーサー
29 長尺ベース
30 スペーサー本体

Claims (3)

  1. デッキ構造材上に多数の規格デッキ材を並列配置して形成した室内外のデッキ床面と,該デッキ床面の室内外区分位置に該規格デッキ材と平行にデッキ構造材上に配置した折畳戸,引戸等建具の下部開閉案内用にしてデッキ床面間埋込配置の下部ガイドレールと,該下部ガイドレールの室内側及び/又は室外側に位置するように配置した上記デッキ床面のモジュール寸法による幅と規格デッキ材並列配置合計幅との差幅部位又はこれに端部側の規格デッキ材幅を加えて拡大した拡大差幅部位においてデッキ床面と同一面をなすようにデッキ構造材上にスペーサーを介して配置したデッキプレート材とを備えてなることを特徴とする屋外構築物のデッキ床構造。
  2. 上記建具を室外側に蛇腹状乃至重畳状に折畳み自在とした折畳戸とし,上記下部ガイドレールをその室外側に折畳戸の折畳み用段差部を配置した室内外異高断面形状の溝レールとするとともに上記デッキ床面及び上記差幅部又は拡大差幅部のデッキプレートを該室内外異高の溝レールに合せてそれぞれ異高配置してなることを特徴とする請求項1に記載の屋外構築物のデッキ床構造。
  3. 上記デッキプレート材を,上記規格デッキ材と同質材料又は異質材料による同一色調乃至同一デザインとしてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋外構築物のデッキ床構造。
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