JP2007237705A - 測定方法、調整方法、及び測定装置 - Google Patents

測定方法、調整方法、及び測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録ヘッドへの接触を発生させることなく、記録ヘッドとプラテンとの間隔を容易且つ適切に測定等することのできる技術を提供する。
【解決手段】記録ヘッド162とプラテン163との間隔を測定する方法であって、ギャップ測定装置10は、ダイアルゲージ12と、記録ヘッド162とプラテン163の面との間隔を測定可能なようにダイアルゲージ12を支持する支持部11とを有し、ダイアルゲージ12と支持部11とは、キャリッジ161に載置されることにより、所定のインク量のインクカートリッジが搭載された状態と略同様な重量と重心の状態を形成可能であり、ギャップ測定装置10をキャリッジ161に載置するステップと、記録ヘッド162とプラテン163の面との間隔を測定するステップとを有するようにする。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録用の液体を吐出する記録ヘッドを搭載するためのキャリッジと、記録時に記録媒体を支持するプラテンとを有する記録装置における、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定する測定方法、記録ヘッドとプラテンとの間隔の調整を行う調整方法、及び、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定する測定装置に関する。
記録装置の一例であるインクジェット式プリンタにおいては、記録用の液体の一例としてのインクを吐出する記録ヘッドと、インクによる記録を行う記録媒体を支持するプラテンとの間隔(ギャップ)を所定の範囲内に維持させておくことによって、より詳細に画像を記録媒体に記録することができるようになっている。
このため、インクジェット式プリンタを製造する過程において、工場等において、記録ヘッドと、プラテンとのギャップが適正であるか否かの検査がされ、その検査結果に従って、ギャップの調整等が行われている。
記録ヘッドとプラテンとのギャップを検査する方法としては、例えば、記録ヘッドとプラテンとの間の適正なギャップと同じ厚さの隙間ゲージをプラテンに載置し、記録ヘッドを搭載したキャリッジを移動させ、その際における隙間ゲージの移動状態や、発生される音等によって、検査者がギャップが適正であるか否かを検査する方法が知られている。
また、記録ヘッドをプラテンと接触するまで移動させることにより、記録ヘッドとプラテンとの距離を測定し、測定値に基づいてプラテンギャップを調整する発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−202735号公報
上記したような、隙間ゲージを利用して、記録ヘッドとプラテンとのギャップを検査する方法によると、隙間ゲージと記録ヘッドとが接触してしまい、記録ヘッドに傷ができてしまう虞があった。また、上記特許文献1に示す発明のように、記録ヘッドとプラテンとを接触させることにより、記録ヘッドとプラテンとの距離を計測させる場合においても、記録ヘッドが接触により傷ができてしまう虞があった。
このように、記録ヘッドに傷ができてしまうと、記録自体に問題が発生する場合や、記録ヘッドをクリーニングする際に悪影響を及ぼす虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、記録ヘッドへの接触を発生させることなく、記録ヘッドとプラテンとの間隔を容易且つ適切に測定等することのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る測定方法は、記録用の液体を吐出する記録ヘッドを搭載するためのキャリッジと、記録時に記録媒体を支持するプラテンとを有する記録装置における、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定装置により測定する測定方法であって、測定装置は、所定の対象物との間隔に対応する値を測定可能な測定部と、キャリッジに載置可能であるとともに、キャリッジに載置された際に、キャリッジに搭載される記録ヘッドと、プラテンの面との間隔に対応する値を測定可能なように測定部を支持する支持部とを有し、測定部と支持部とは、キャリッジに載置されることにより、所定のインク量を有するインクカートリッジが搭載された状態と略同様な重量と重心の状態を形成可能であり、測定装置をキャリッジに載置する載置ステップと、測定装置の測定部により記録ヘッドとプラテンの面との間隔に対応する値を測定する測定ステップとを有する。
ここで、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値とは、例えば、記録ヘッドとプラテンとの間隔の長さそのものの値であってもよく、所定の基準長さ(例えば、目標とする間隔)とのずれの長さの値であってもよい。
係る方法によると、キャリッジにおいて、所定のインク量を有するインクカートリッジが搭載された状態と略同様な重量と重心の状態を形成することができ、この状態において、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定することができる。また、この際においては、記録ヘッドに対する接触を発生させることもない。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る調整方法は、記録用の液体を吐出する記録ヘッドを搭載するためのキャリッジと、記録時に記録媒体を支持するプラテンと、キャリッジに搭載される記録ヘッドとプラテンとの間隔を調整する調整部とを有する記録装置における、記録ヘッドとプラテンとの間隔に関する値を測定装置により測定し、その測定結果に基づいて調整部により記録ヘッドとプラテンとの間隔を調整する調整方法であって、測定装置は、所定の対象物との間隔に関する値を測定可能な測定部と、キャリッジに載置可能であるとともに、キャリッジに載置された際に、キャリッジに搭載される記録ヘッドと、記録装置のプラテン面との間隔に対応する値を測定可能なように前記測定部を支持する支持部とを有し、測定部と支持部とは、キャリッジに搭載されることにより、所定のインク量を有するインクカートリッジが搭載された状態と略同様な重量と重心の状態を形成可能であり、測定装置をキャリッジに載置する載置ステップと、測定装置の測定部により記録ヘッドとプラテンの面との間隔に対応する値を測定する測定ステップと、測定された値に基づいて、調整部により記録ヘッドとプラテンとの間隔を調整する調整ステップとを有する。
係る方法によると、キャリッジにおいて、所定のインク量を有するインクカートリッジが搭載された状態と略同様な重量と重心の状態を形成することができ、この状態において、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定し、測定された値に基づいて、記録ヘッドとプラテンとの間隔を適切に調整することができる。また、この際においては、記録ヘッドに対する接触を発生させることもない。
上記方法において、記録装置は、キャリッジを所定の方向に移動可能に支持するキャリッジガイド軸を有しており、測定ステップでは、キャリッジをキャリッジガイド軸の軸方向における略中央に位置させた状態で記録ヘッドとプラテンの面との間隔に対応する値を測定するようにしてもよい。係る方法によると、キャリッジガイド軸の軸方向における略中央において、記録ヘッドとプラテンとの間隔を適切に調整することができる。
また、上記方法において、調整部は、キャリッジガイド軸の高さを調整することにより、記録ヘッドとプラテンとの間隔を調整することが可能であり、キャリッジガイド軸の所定の2点において、キャリッジガイド軸のプラテンの面に対する高さを測定する軸高さ測定ステップを更に有し、調整ステップでは、2点において測定されたキャリッジガイド軸のプラテンの面に対する高さが同一となるとともに、記録ヘッドとプラテンの面との間隔に対応する値が所定の値となるように、調整部によりキャリッジガイド軸の高さを調整するようにしてもよい。
係る方法によると、キャリッジガイド軸をプラテンに対して平行にするとともに、記録ヘッドとプラテンの面との間隔を適切且つ容易に調整することができる。したがって、記録ヘッドとプラテンとの間隔を軸方向にわたって適切な間隔にすることができる。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る測定装置は、記録用の液体を吐出する記録ヘッドを搭載可能なキャリッジと、記録時に記録媒体を支持するプラテンとを有する記録装置における、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定する測定装置であって、所定の対象物との間隔に関する値を測定可能な測定部と、キャリッジに載置可能であるとともに、キャリッジに載置された際に、キャリッジに搭載される記録ヘッドと、プラテンの面との間隔に対応する値を測定可能なように測定部を支持する支持部とを有し、測定部と支持部とは、キャリッジに載置されることにより、所定のインク量を有するインクカートリッジが載置された状態と略同様な重量と重心の状態を形成可能であることを特徴とする。
係る構成によると、キャリッジにおいて、所定のインク量を有するインクカートリッジが搭載された状態と略同様な重量と重心の状態を形成することができ、この状態において、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定することができる。また、この際においては、記録ヘッドに対する接触を発生させることもない。
また、上記測定装置において、所定のインク量は、未使用のインクカートリッジにおけるインク量の略半分であってもよい。係る構成によると、インク量が略半分の状態における、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定することができる。
また、上記測定装置において、支持部は、記録ヘッドを搭載しない状態でキャリッジに載置可能であり、測定部及び支持部は、所定のインク量を有するインクカートリッジ及び記録ヘッドと略同一の重量に形成されるとともに、キャリッジに搭載された場合に、当該インクカートリッジと当該記録ヘッドとを搭載した場合と略同一の重心となるように形成されていてもよい。
係る構成によると、記録ヘッドを搭載させていない状態で、記録ヘッドとプラテンの面との間隔に対応する値を測定することができる。したがって、記録ヘッドに損傷が発生することを確実に防止することができる。
また、上記測定装置において、測定部は、記録ヘッドのノズル面に対応する部分の略中心において、キャリッジに搭載される記録ヘッドと、プラテンとの間隔に対応する値を測定可能なように保持されていてもよい。係る構成によると、記録ヘッドのノズル面に対応する部分の略中心において、記録ヘッドとプラテンとの間隔に対応する値を測定することができる。すなわち、記録ヘッドを搭載した際にノズル面の略中心となる位置での測定を行うことができ、測定を高精度で行うことができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る記録装置の一例であるインクジェット式プリンタについて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るプリンタの外観構成の全体を示す斜視図、図2は、その内部構造を示す斜視図、図3は、その内部構造を示す概略側面図である。インクジェット式プリンタ100は、例えば名刺、カード、L判/2L判、ハガキ、六切、JIS規格のA6判からA4判までのサイズの単票紙、CD−R(Compact Disc-Recordable)やDVD−R(Digital Versatile Disk-Recordable)等の光ディスクのレーベル面等に記録することができる機能を備えている。
インクジェット式プリンタ100は、図1に示すように、全体が略直方体状のハウジング101で覆われている。そして、ハウジング101の上面における前面側には操作部110が配設され、前面における図示右側にはメモリカードスロット部120が配設され、上面における背面側には給紙部130が配設され、前面側には排紙部140が配設されている。更に、このインクジェット式プリンタ100の内部には、図2及び図3に示すように、用紙搬送部150、記録部160、ディスク搬送部200、プラテン163が配設されている。
操作部110は、図1に示すように、略矩形状の操作パネル111を備え、この操作パネル111の略中央部に操作状態等を表示する液晶パネル112が配設され、この液晶パネル112の両側にパワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン113が配設されている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン113を操作することができるので、誤操作を防止することができる。
メモリカードスロット部120は、図1に示すように、図示矢印a方向に開閉自在なカバー121で覆われている。このメモリカードスロット部120は、例えば3つのスロットが形成された図示しないスロット部を備え、3種類のメモリカード(装着物)に対応可能に構成されている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100をパーソナルコンピュータに接続しなくても、インクジェット式プリンタ100単独の状態でスロット部のスロットにメモリカードを差し込むのみで、メモリカードに格納されている画像等を記録することができる。
給紙部130は、図1に示すように、上方に向かって矩形状に開口した給紙口131を開閉する機能と、給紙する用紙を1枚もしくは複数枚サポートする機能を併せ持ったペーパーサポート132を備えている。このペーパーサポート132は、後端の回転軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、ペーパーサポート132の図示左側のハウジング101に設けられた穴133に指を差し込んでペーパーサポート132の図示左側を持ってペーパーサポート132を開閉することができるので、インクジェット式プリンタ100を使用するときは、ペーパーサポート132を開けて用紙の差し入れを容易に行うようにすることができ、インクジェット式プリンタ100を使用しないときは、ペーパーサポート132を閉じて給紙口131内への埃の侵入を防止することができる。
ペーパーサポート132は、図2に示すように、用紙の裏面をサポートする第1サポート31及び第2サポート32と、用紙の両サイドエッジをガイドする固定エッジガイド33と可動エッジガイド34等を備えている。第1サポート31は、平板状に形成されて後端の回転軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。第2サポート32は、平板状に形成されて第1サポート31に格納・引出自在に配設されている。これにより、使用時は種々のサイズの用紙を確実にサポートすることができ、また不使用時は第2サポート32を第1サポート31に格納し、第1サポート31を給紙口131に被せているので、コンパクトに格納しておくことができる。
また、固定エッジガイド33は、図示右側壁に沿う形状でホッパ51と一体形成され、可動エッジガイド34は、図示左側壁に沿う形状に形成され、左側壁と右側壁の間を後壁と略平行に移動可能なように取り付けられている。固定エッジガイド33と可動エッジガイド34は、用紙のサイズが異なっても確実に用紙の両側縁をガイドすることができるので、給送を高精度に行うことができる。
排紙部140は、図1に示すように、前方に向かって矩形状に開口した排紙口141を開閉する機能と、排紙される用紙を1枚もしくは複数枚スタックする機能を併せ持ったスタッカ142を備えている。このスタッカ142は、下端の回転軸を中心に図示矢印c方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、スタッカ142の上部に設けられた取っ手143に指を掛けてスタッカ142を開閉することができるので、インクジェット式プリンタ100を使用するときには、スタッカ142を開けることにより、セッティングを容易に行うことができ、インクジェット式プリンタ100を使用しないときには、スタッカ142を閉じることにより、排紙口141内への埃の侵入を防止することができる。更に、記録後の用紙は常に前面側から排紙されるので、ユーザは用紙を容易に取り出すことができる。
スタッカ142は、図2に示すように、第1スタッカ41及び第2スタッカ42を備えている。第1スタッカ41は、平板状に形成されて後端の回転軸を中心に図示矢印c方向に回動可能に取り付けられている。第2スタッカ42は、平板状に形成されて第1スタッカ41に格納・引出自在に配設されている。これにより、使用時は種々のサイズの排紙される用紙を確実に積層載置することができ、また不使用時は第2スタッカ42を第1スタッカ41に格納し、第1スタッカ41を排紙口141に被せているので、コンパクトに格納しておくことができる。
用紙搬送部150は、図3に示すように、給紙部130から排紙部140に掛けて配設されており、自動給紙機構151、搬送機構152、排紙機構153を備えている。自動給紙機構151は、ペーパーサポート132にサポートされている用紙を給送するために持ち上げるホッパ51、このホッパ51により持ち上げられた用紙を取り出す給紙ローラ52、この給紙ローラ52により重送された用紙を1枚のみに分離するリタードローラ53、このリタードローラ53により分離された残りの用紙をホッパ51へ戻す紙戻しレバー54等を備えている。
ホッパ51は、用紙が載置可能な平板状に形成されて後壁と略平行に配設されており、下端が給紙ローラ52の近傍に位置し、上端が後壁頂部に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ51は、後壁に一端が取り付けられた図示しない圧縮バネの他端が下端側の裏面に取り付けられており、この圧縮バネの伸縮により上端側を中心に下端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ52は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されてホッパ51の下端近傍に配設されており、間欠的に回転してホッパ51により持ち上げられた用紙を摩擦給送するようになっている。リタードローラ53は、給紙ローラ52と当接可能に配設されており、給紙ローラ52により用紙が重送されたときに最上層の用紙のみを下層の用紙から摩擦分離するようになっている。紙戻しレバー54は、爪状に形成されて給紙ローラ52の近傍に配設されており、リタードローラ53により分離された下層の用紙を爪に掛けてホッパ51へ戻すようになっている。
搬送機構152は、記録動作に同期して副走査方向に用紙を送る紙送りローラ55とその従動ローラ56等が配設されている。紙送りローラ55は、プラテン163の搬送上流側に配設されており、給紙ローラ52により給送される用紙を従動ローラ56と共に挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。
排紙機構153は、排紙ローラ57と第1ギザローラ58a及び第2ギザローラ58b等を備えている。第1ギザローラ58aは、プラテン163の搬送下流側に配設され、第2ギザローラ58bと排紙ローラ57は、第1ギザローラ58aの搬送下流側に対向配設されており、プラテン163を通過してくる用紙を先ず第1ギザローラ58aで排送し、続いて第2ギザローラ58bと排紙ローラ57で挟持してスタッカ142上へ排紙するようになっている。尚、第1ギザローラ58a及び第2ギザローラ58bは、図示しない同一の保持部材により保持されている。
記録部160には、記録動作に同期して主走査方向に移動するキャリッジ161、記録動作に同期して記録用の液体の一例であるインクを吐出する記録ヘッド162、記録時の用紙を平坦に保持するプラテン163等が配設されている。キャリッジ161は、プラテン163の上方で、キャリッジガイド軸164に貫装されてキャリッジベルト165に連結されるとともに、後部においてフレーム172に往復移動可能に支持されており、図示しないキャリッジモータによってキャリッジベルト165が作動すると、キャリッジベルト165の動きに連行され、キャリッジガイド軸164に案内されて往復移動するようになっている。このキャリッジ161には、複数のインクカートリッジが抜き差し可能なカートリッジ収納部61が形成されている。
記録ヘッド162は、キャリッジ161に搭載されており、例えばブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの5色のインクをそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド162は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口がノズルプレートに設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。なお、本実施形態において、記録ヘッド162がキャリッジ161に搭載されていない状態において、記録ヘッド162とプラテン163との間隔(ギャップ)、いわゆるプラテンギャップPGを測定し、調整するようにしている。
キャリッジガイド軸164の左右の端部は、それぞれサイドフレーム170に調整部166を介して固定されている。調整部166は、キャリッジガイド軸164のプラテン163に対する垂直方向の間隔(高さ)を調整できるようになっている。本実施形態では、調整部166は、回転調整可能な偏心ブッシュを有しており、偏心ブッシュの状態を調整することによって、キャリッジガイド軸164のプラテン163に対する垂直方向の高さを調整できるようになっている。調整部166においては、偏心ブッシュの回転状態を初期の状態から、0.1mm刻みで、高くなる方向と、低くなる方向に、例えば、7段階調整できるように、すなわち、キャリッジガイド軸164の初期の高さから−0.7mm〜+0.7mmの調整ができるようになっている。したがって、この調整部166を調整することにより、キャリッジ161に搭載されている記録ヘッド162と、プラテン163とのギャップを調整することができるようになっている。
次に、本実施形態に係るインクジェット式プリンタ100における記録ヘッド162とプラテン163とのギャップ調整時の状態について図面を参照して説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係るギャップ調整時の状態を示す斜視図であり、図5は、本発明の一実施形態に係るギャップ調整時の状態を示す概略正面図である。
インクジェット式プリンタ100において、プラテン163には、図5に示すように、主走査方向の断面が略台形状であって、用紙搬送方向(図面手前側)に延びるレール状の複数のリブ163aが形成されている。リブ163aは、プラテン163上に搬送される用紙を下部から支持するようになっている。
このインクジェット式プリンタ100における記録ヘッド162とプラテン163とのギャップを調整する場合には、記録ヘッド162が搭載されていないキャリッジ161を、キャリッジガイド軸164の軸方向(主走査方向と同様)における略中央に位置させておき、ギャップ測定装置10をキャリッジ161に搭載させる。この際、ギャップ測定装置10がプラテン163の略中央のリブ163aの上面に接触するように配置する。
また、2つの高さ測定装置20をフレーム172に引っ掛けて、キャリッジガイド軸164に載置させる。この際、それぞれの高さ測定装置20は、プラテン163のリブ163aのうち左右端にあるリブ163aに接触するように配置する。
このように、ギャップ測定装置10と高さ測定装置20とを配置して、後述するように記録ヘッド162とプラテン163とのギャップを測定して調整することができるようになる。なお、本実施形態では、記録ヘッド162とプラテン163とのギャップとして、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ64上面(プラテン面PP)との間隔PGに対応する値を測定して調整するようにしている。
次に、ギャップ測定装置10の構成について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係るギャップ測定装置の構成図である。
ギャップ測定装置10は、測定部の一例であるダイアルゲージ12と、キャリッジ161に載置可能であるとともにダイアルゲージ12を支持する支持部11とを有する。
ダイアルゲージ12と支持部11との合計の重量は、所定のインク量(例えば、未使用のインク量の略半分のインク量)を収容したインクカートリッジと記録ヘッド162との合計の重量と略同じになるように構成されている。また、ダイアルゲージ12と支持部11とをキャリッジ161に載置した状態における重心が、所定のインク量のインクカートリッジと記録ヘッド162とをキャリッジ161に搭載させた状態の重心と略一致するように構成されている。したがって、ギャップ測定装置10をキャリッジ161に載置することにより、所定のインク量のインクカートリッジをキャリッジ161に搭載させている状態を再現できるようになっている。
ダイアルゲージ12において、測定表示部12aに中空状のステム12bが接続され、ステム12bの内部を通って、スピンドル12cが軸方向(図中垂直方向)に移動可能になっている。このスピンドル12cの先端には、測定対象に接触するための測定子12dが接続されている。
このダイアルゲージ12は、スピンドル12cの先端に接続された測定子12dが測定対象に接触した場合におけるスピンドル12cの軸方向への移動量に応じて、測定表示部12aが、自己の目盛板上において指示針を回転させることにより、測定値を表示するようになっている。測定表示部12aの目盛板は、例えば、0.01mm単位で目盛がふられており、スピンドル12cの軸方向の移動量を当該目盛により測定することができる。
支持部11は、キャリッジ161内の所定の位置に固定可能に形成された胴体部11aと、胴体部11aと接続され、ダイアルゲージ12を記録ヘッド162とプラテン163とのギャップを測定可能に支持する腕部11bとを有する。腕部11bは、ダイアルゲージ12のステム12bを支持するようになっている。
本実施形態においては、支持部11は、キャリッジ161に搭載された際に、プラテン163のリブ163aに対してダイアルゲージ12のスピンドル12cの軸が垂直になるように支持している。更に、支持部11は、ダイアルゲージ12の測定子12dの下面がノズルプレート面162aから距離fだけ離れた基準面Pに到達可能なようにダイアルゲージ12を支持している。なお、基準面Pは、リブ163aの上面と平行な面であって、組み立て時の誤差によりリブ163aの上面が存在すると想定される最も離れている位置の面、又はそれ以上離れている位置の面が好ましい。
したがって、ダイアルゲージ12によると、基準面Pからリブ163aの上面までの垂直な方向に対しての長さに対応する値を測定できるようになっている。本実施形態では、ダイアルゲージ12は、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeが調整すべき目標のギャップと同じ長さである場合に、目盛板の”0”を指示針が示すように調整されている。したがって、指示針がマイナス側(本実施形態では、”0”に対して左回りの方向側)の値を示している場合には、目標のギャップよりもその値だけ長いことを示し、指示針がプラス側(本実施形態では、”0”に対して右回りの方向側)の値を示している場合には、目標のギャップよりもその値だけ短いことを示す。
次に、高さ測定装置20の構成について説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る高さ測定装置の構成図である。
高さ測定装置20は、ダイアルゲージ22と、ダイアルゲージ22をキャリッジガイド軸164に対して所定の位置に支持する支持部21とを有する。
ダイアルゲージ22において、測定表示部22aに中空状のステム22bが接続され、ステム22bの内部を通ってスピンドル22cが軸方向(図中垂直方向)に移動可能になっている。このスピンドル22cの先端には、測定対象に接触するための測定子22dが接続されている。
このダイアルゲージ22は、スピンドル22cの先端に接続された測定子22dが測定対象に接触した場合におけるスピンドル22cの軸方向への移動量に応じて、測定表示部22aが、自己の目盛板上において指示針を回転させることにより、測定値を表示するようになっている。測定表示部22aの目盛板は、例えば、0.01mm単位で目盛がふられており、スピンドル22cの軸方向の移動量を当該目盛により測定することができる。
支持部21は、インクジェット式プリンタ100のフレーム172に接触することにより高さ測定装置20の姿勢を一定にするフック部21aと、フック部21aに接続され、キャリッジガイド軸164上に載る載置部21bと、載置部21bに接続され、キャリッジガイド軸164の図面左右方向を載置部21bとともに挟み込む接続部21cと、接続部21cと接続され、プラテン163のリブ163aに対するキャリッジガイド軸164の高さgに対応する値を測定可能なようにダイアルゲージ22を支持する腕部21dとを有する。
腕部21bは、ダイアルゲージ22のステム22bを支持するようになっている。本実施形態においては、支持部21は、高さ測定装置20がキャリッジガイド軸164に載置された際に、プラテン163のリブ163aに対してダイアルゲージ22のスピンドル22cの軸が垂直になるように支持している。更に、支持部21は、ダイアルゲージ22の測定子22dの下面がキャリッジガイド軸164から距離hだけ離れた基準面Qに到達可能なようにダイアルゲージ22を支持している。なお、基準面Qは、リブ163aの上面と平行な面であって、組み立て時の誤差によりリブ163aの上面が存在すると想定される最も離れている位置の面、又はそれ以上離れている位置の面が好ましい。
したがって、ダイアルゲージ22によると、基準面Qからリブ163aの上面までの垂直な方向に対しての長さiに対応する値を測定できるようになっている。本実施形態では、ダイアルゲージ22は、プラテン163のリブ163a上面が基準面Qにある場合に、目盛板の”0”を指示針が示すようになっている。したがって、指示針がプラス側(本実施形態では、”0”に対して右回りの方向側)の値を示すほど、基準面Qからリブ163aの上面までの垂直な方向の長さiが長い、すなわち、プラテン163のリブ163aに対するキャリッジガイド軸164の高さgが低いことを示す。
次に、本発明の一実施形態に係るインクジェット式プリンタ100によるギャップ測定処理を含むギャップ調整処理を説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係るギャップ調整処理のフローチャートである。
まず、記録ヘッド162が搭載されていないキャリッジ161を、キャリッジガイド軸164上を移動させて、軸方向における略中央に位置させるようにする(ステップS1)。また、ギャップ測定装置10をキャリッジ161に搭載させ、ギャップ測定装置10の測定子12dがプラテン163の略中央のリブ163aの上面に接触するようにする。更に、2つの高さ測定装置20をフレーム172に引っ掛けて、キャリッジガイド軸164に載置させ、それぞれの高さ測定装置20の測定子22dがプラテン163の左右端にあるリブ163aに接触するように配置する(ステップS2)。なお、本実施形態では、各高さ測定装置20は、それぞれキャリッジガイド軸164から同じ距離だけ離れた基準面に到達可能な構成となっており、それぞれの測定位置におけるプラテン163のリブ163aに対するキャリッジガイド軸164の高さが同じであれば、同一の値を示すようになっている。
次いで、2つの高さ測定装置20によって測定された測定値を把握する(ステップS3)。そして、これら2つの高さ測定装置20によって測定された測定値が一致するか否か、すなわち、それぞれの位置でのプラテン163のリブ163aに対するキャリッジガイド軸164の高さが同じであるか否かを判定する(ステップS4)。
この結果、測定値が一致しない場合(ステップS4のNO)には、測定値に基づいて、いずれか一方側の調整部171によりキャリッジガイド軸164の高さを調整し(ステップS5)、上記ステップS3からのステップを再び実行する。
一方、測定値が一致する場合(ステップS4のYES)には、キャリッジガイド軸164がプラテン163のリブ163aの上面に対して平行になっていることを意味しているので、次にギャップ測定装置10によって測定された測定値を把握する(ステップS6)。
次いで、ギャップ測定値10によって測定された測定値が”0”であるか否か、すなわち、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeが調整すべき目標のギャップと一致するか否かを判定する(ステップS7)
この結果、測定値が”0”でない場合(ステップS7のNO)には、測定値に基づいて、両側の調整部171に対して同様な調整操作を行って、キャリッジガイド軸164の高さを調整することにより、ノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeを調整し(ステップS8)、上記ステップS6からの処理を再び実行する。
このように、両方の調整部171を同様な調整操作を行うので、キャリッジガイド軸162とプラテン163のリブ163aの上面との平行状態を保ちつつ、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeを調整することができる。例えば、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeが調整すべき目標のギャップより短いことを示している場合には、両側の調整部171により、キャリッジガイド軸164を高くする調整を行う一方、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeが調整すべき目標のギャップより長いことを示している場合には、両側の調整部171により、キャリッジガイド軸164を低くする調整を行う。
一方、ギャップ測定値10によって測定された測定値が”0”である場合(ステップS7のYES)には、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeが調整すべき目標のギャップと一致することを意味するので、調整処理を終了する。
これによって、キャリッジガイド軸164とプラテン163のリブ163aの上面との平行状態を保ちつつ、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeを目標とするギャップに容易且つ適切に調整することができ、プラテン163上の主走査方向にわたって、記録ヘッド162のノズルプレート面162aとプラテン163のリブ163aの上面との長さeを目標とするギャップに適切且つ適切に調整することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、キャリッジガイド軸164を平行に調整した後に、ギャップを測定して、調整するようにしていたが、本発明はこれに限られず、2つの高さ測定装置20、ギャップ測定装置10により測定された測定値を逐次確認しつつ、その値に応じて、調整部171による調整を行うようにしてもよい。
また、キャリッジガイド軸164の高さを測定する箇所として、プラテン163の左右端のリブ163aとしていたが、本発明はこれに限られず、プラテン163上の任意の2つのリブ163aにおいて測定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、2つの高さ測定装置20を用いて2箇所の高さを略同時に測定できるようにしていたが、本発明はこれに限られず、1つの高さ測定装置20を移動させて、2箇所の高さを測定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ギャップ測定装置10は、調整すべきプラテンギャップ量との相対的な長さを検出するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、所定の基準面からの長さを検出するようにしてもよく、要は、記録ヘッドとプラテンとのギャップに対応する値を測定することができればよい。なお、ギャップを調整するために、所定の基準面からの長さを測定する場合においては、調整すべきプラテンギャップとなっている場合に測定される長さを把握しておく必要がある。
また、上記実施形態では、記録ヘッド162を搭載していないキャリッジ161にギャップ測定装置10を載置して、ギャップを測定するようにしていたが、本発明はこれに限られず、ギャップ測定装置10を記録ヘッド162を搭載させたキャリッジ161に載置できるようにして、ギャップを測定してもよい。この場合、ギャップ測定装置10の重量は、所定のインク量(例えば、未使用のインク量の略半分のインク量)を収容したインクカートリッジの重量と略同じになるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、測定値を針の回転位置により表示するダイアルゲージ12、22を用いていたが、本発明はこれに限られず、ダイアルゲージ12、22の少なくとも一方に代えて、測定値を文字データとして表示するいわゆるデジタルゲージを用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ギャップ測定装置10及び高さ測定装置20は、プラテン163に接触することにより長さを測定していたが、本発明はこれに限られず、例えば、光等の反射を利用してプラテン163と非接触で長さを測定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、インクを吐出する記録装置におけるギャップの測定、調整を行う例を説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材を吐出する記録装置、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)を吐出する記録装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する記録装置におけるギャップの測定、調整においても適用することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの外観構成の全体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの内部構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 本発明の一実施形態に係るギャップ調整時の状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るギャップ調整時の状態を示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係るギャップ測定装置の構成図である。 本発明の一実施形態に係る高さ測定装置の構成図である。 本発明の一実施形態に係るギャップ調整処理のフローチャートである。
符号の説明
10 ギャップ測定装置、11 支持部、11a 胴体部、11b 腕部、12 ダイアルゲージ、12a 測定表示部、12b ステム、12c スピンドル、12d 測定子、20 高さ測定装置、21 支持部、21a フック部、21b 載置部、21c 接続部、21d 腕部、22 ダイアルゲージ、22a 測定表示部、22b ステム、22c スピンドル、22d 測定子、100 インクジェット式プリンタ、110 操作部、120 メモリカードスロット部、130 給紙部、140 排紙部、150 用紙搬送部、160 記録部、161 キャリッジ、162 記録ヘッド、162a ノズルプレート面、163 プラテン、163a リブ、164 キャリッジガイド軸、170 サイドフレーム、171 調整部、172 フレーム。

Claims (8)

  1. 記録用の液体を吐出する記録ヘッドを搭載するためのキャリッジと、記録時に記録媒体を支持するプラテンとを有する記録装置における、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔に対応する値を測定装置により測定する測定方法であって、
    前記測定装置は、
    所定の対象物との間隔に対応する値を測定可能な測定部と、
    前記キャリッジに載置可能であるとともに、前記キャリッジに載置された際に、前記キャリッジに搭載される前記記録ヘッドと、前記プラテンの面との間隔に対応する値を測定可能なように前記測定部を支持する支持部とを有し、
    前記測定部と前記支持部とは、前記キャリッジに載置されることにより、所定のインク量を有するインクカートリッジが搭載された状態と略同様な重量と重心の状態を形成可能であり、
    前記測定装置を前記キャリッジに載置する載置ステップと、
    前記測定装置の前記測定部により前記記録ヘッドと前記プラテンの面との間隔に対応する値を測定する測定ステップとを有する測定方法。
  2. 記録用の液体を吐出する記録ヘッドを搭載するためのキャリッジと、記録時に記録媒体を支持するプラテンと、前記キャリッジに搭載される前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を調整する調整部とを有する記録装置における、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔に関する値を測定装置により測定し、その測定結果に基づいて前記調整部により前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を調整する調整方法であって、
    前記測定装置は、
    所定の対象物との間隔に関する値を測定可能な測定部と、
    前記キャリッジに載置可能であるとともに、前記キャリッジに載置された際に、前記キャリッジに搭載される記録ヘッドと、前記記録装置のプラテン面との間隔に対応する値を測定可能なように前記測定部を支持する支持部とを有し、
    前記測定部と前記支持部とは、前記キャリッジに載置されることにより、所定のインク量を有するインクカートリッジが搭載された状態と略同様な重量と重心の状態を形成可能であり、
    前記測定装置を前記キャリッジに載置する載置ステップと、
    前記測定装置の前記測定部により前記記録ヘッドと前記プラテンの面との間隔に対応する値を測定する測定ステップと、
    前記測定された値に基づいて、前記調整部により前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を調整する調整ステップとを有する調整方法。
  3. 前記記録装置は、
    前記キャリッジを所定の方向に移動可能に支持するキャリッジガイド軸を有しており、
    前記測定ステップでは、前記キャリッジを前記キャリッジガイド軸の軸方向における略中央に位置させた状態で前記記録ヘッドと前記プラテンの面との間隔に対応する値を測定することを特徴とする請求項2に記載の調整方法。
  4. 前記調整部は、前記キャリッジガイド軸の高さを調整することにより、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔を調整することが可能であり、
    前記キャリッジガイド軸の所定の2点において、前記キャリッジガイド軸の前記プラテンの面に対する高さを測定する軸高さ測定ステップを更に有し、
    前記調整ステップでは、2点において測定された前記キャリッジガイド軸の前記プラテンの面に対する高さが同一となるとともに、前記記録ヘッドと前記プラテンの面との間隔に対応する値が所定の値となるように、前記調整部により前記キャリッジガイド軸の高さを調整することを特徴とする請求項3に記載の調整方法。
  5. 記録用の液体を吐出する記録ヘッドを搭載可能なキャリッジと、記録時に記録媒体を支持するプラテンとを有する記録装置における、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間隔に対応する値を測定する測定装置であって、
    所定の対象物との間隔に関する値を測定可能な測定部と、
    前記キャリッジに載置可能であるとともに、前記キャリッジに載置された際に、前記キャリッジに搭載される記録ヘッドと、前記プラテンの面との間隔に対応する値を測定可能なように前記測定部を支持する支持部とを有し、
    前記測定部と前記支持部とは、前記キャリッジに載置されることにより、所定のインク量を有するインクカートリッジが載置された状態と略同様な重量と重心の状態を形成可能であることを特徴とする測定装置。
  6. 前記所定のインク量は、未使用のインクカートリッジにおけるインク量の略半分であることを特徴とする請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記支持部は、前記記録ヘッドを搭載しない状態で前記キャリッジに載置可能であり、
    前記測定部及び前記支持部は、前記所定のインク量を有するインクカートリッジ及び前記記録ヘッドと略同一の重量に形成されるとともに、前記キャリッジに載置された場合に、当該インクカートリッジと当該記録ヘッドとを搭載した場合と略同一の重心となるように形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の測定装置。
  8. 前記測定部は、前記記録ヘッドのノズル面に対応する部分の略中心において、前記キャリッジに搭載される前記記録ヘッドと、前記プラテンの面との間隔に対応する値を測定可能なように保持されることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の測定装置。
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