JP2007237051A - 磁気分離搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】切り屑などで破損せず、タンク底に切り屑などが堆積せず、効率よく切り屑などを分離してクーラントの清浄化ができる装置を提供することを目的とする
【解決手段】本発明の磁気分離搬送装置10は、磁性粉末2を含む液体3を保持する液体収納部材4と、該液体収納部材4に設置され、該磁性粉末2を吸着しつつ所定方向に搬送するリニアモータ5と、該リニアモータ5で搬送される該磁性粉末2を取り除く排出部材6とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の磁気分離搬送装置10は、磁性粉末2を含む液体3を保持する液体収納部材4と、該液体収納部材4に設置され、該磁性粉末2を吸着しつつ所定方向に搬送するリニアモータ5と、該リニアモータ5で搬送される該磁性粉末2を取り除く排出部材6とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、工作機械などから排出される切り屑などの磁性体を含む液体から磁性体を除去する磁気分離搬送装置に関する。
研削や切削を行う工作機械などに使用する液体(クーラント)は、工作機械などから流出される際に切り屑(磁性粉末)などを含有しており、近年の産業界ではリサイクル性の向上のために、切り屑などを分離してクーラントを清浄化することが行われている。クーラント内の切り屑などを捕集することによりクーラントを浄化しクーラントを再利用できる。
クーラント内の切り屑などは、ろ過フィルタや磁気分離器などを利用して清浄化が図られているが、切り屑などがクーラントが貯液されるタンクの底に徐々に沈殿して堆積するため、定期的に堆積を取り除く手間が必要になる。そこで、特許文献1ではチップコンベアで底に溜まった切り屑などをタンク外に排出する方法が提案されている。また、特許文献2ではタンクの底に切り屑などが溜まらないように水流を発生させクーラントを攪拌し、磁気分離器に送り込む手法が提案されている。
その他に、特許文献3はクーラントを貯液するタンクの底に永久磁石を貼り付けたコンベアを配置し、磁力により切り屑などを吸着しタンク外に排出する方法がある。
特開2003−117769号公報
特開平11−104933号公報
特開2001−239180号公報
特許文献1のクーラントの清浄化方法では、チップコンベアに切り屑などが付着して、チップコンベアの動きが重くなったり磨耗したりして、破損するなどの欠点がある。特許文献2のクーラントの清浄化方法では、クーラントを攪拌することで切り屑などの濃度が上昇しろ過精度が低下するなどの問題がある。そして、特許文献3のクーラントの清浄化方法では、永久磁石とコンベアの厚さだけタンクの底が高くなり、流出口の低い工作機械からのクーラントを受けられないという問題がある。
本発明の磁気分離搬送装置は、上記課題に鑑みてなされたもので、切り屑などで破損せず、タンク底に切り屑などが堆積せず、効率よく切り屑などを分離してクーラントの清浄化ができる装置を提供することを目的とする。
本発明の磁気分離搬送装置は、磁性粉末を含む液体を保持する液体収納部材と、該液体収納部材に設置され、該磁性粉末を吸着しつつ所定方向に搬送するリニアモータと、該リニアモータで搬送される該磁性粉末を取り除く排出部材とを有することを特徴とする。
この磁気分離搬送装置では、液体収納部材に保持されている液体中の磁性粉末をリニアモータが吸着し、更に排出部材が取り付けられている所へ磁性粉末を搬送し、排出部材で磁性粉末を取り出す。
本発明の磁気分離搬送装置に用いられる液体収納部材は液体に水流を生じさせる水流制御部を有することが好ましい。この水流制御部は、液体収納部材に保持されている液体中の磁性粉末をリニアモータの磁力の届く範囲に移動させる水流を発生させる。
本発明の磁気分離搬送装置に用いられる排出部材は、リニアモータに吸着した磁性粉末をリニアモータより強い磁力で吸着し液体収納部材から取り出す回転ドラムと、回転ドラムに吸着した磁性粉末の水分を搾り取る脱水ドラムと、回転ドラムに吸着した磁性粉末を回転ドラムから削り落とすナイフエッジとを有するのが好ましい。回転ドラムは、リニアモータの一端側に配置され、リニアモータより強力な磁力を有して回転している。脱水ドラムは、回転ドラムに接し吸着した磁性粉末の水分を搾り取る。つまり、液体からリニアモータによって搬送された磁性粉末は、磁力の強い回転ドラム側に移動し、脱水され、ナイフエッジにより回転ドラムから削り取られる。
本発明の磁気分離搬送装置によれば、リニアモータで液体中の磁性粉末を吸着し、所定の場所に搬送し、液体から容易に分離することができる。リニアモータは、チップコンベアのように機械的に動くものがないため、磁性粉末が吸着することによる破損が起こりにくい。また、リニアモータはそれほど大きくならないため、工作機械や液体収納部材の位置関係及び収容可能空間を気にせず、適当な場所に設置することが可能である。
本発明の磁気分離搬送装置に用いられる水流制御部によれば、リニアモータの磁力の届かない範囲にある磁性粉末を適当な水流により、磁力の届く範囲に移動させることが可能である。これにより、磁性粉末が液体収納部材に滞ることなくリニアモータにより搬送することができ、液体の清浄化を効率よく行える。
本発明の磁気分離搬送装置に用いられる排出部材によれば、リニアモータにより搬送された磁性粉末は、液体収納部材中の液体から取り出されて回転ドラムに吸着し、脱水後ナイフエッジにより回転ドラムから削り落とされて捕集されるため、廃棄物量を削減することができる。
以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
実施例1の磁気分離搬送装置10を図1及び図2に示す。図1は磁気分離搬送装置10の斜視図である。図2は磁気分離搬送装置10の一部断面図である。
実施例1の磁気分離搬送装置10を図1及び図2に示す。図1は磁気分離搬送装置10の斜視図である。図2は磁気分離搬送装置10の一部断面図である。
図1及び図2において、磁気分離搬送装置10は磁性粉末2を含むクーラント(液体)3を収容しているタンク(液体収容部材)4と、磁性粉末2を吸着し搬送するリニアモータ5と、リニアモータ5で搬送された磁性粉末2をタンク4から排出する排出部材6とからなる。
本実施例1のタンク4は円筒形状であり、底面40と上面が開口した開口部41と側面42と、タンク4に収容されているクーラント3の水流を制御する水流制御部(図示せず)とを有する。タンク4は非磁性体のステンレスでできている。
リニアモータ5はタンク4の外部に配置され、タンク4の底面40の中心から側面41へと延長された底部50と、底部50から連続してタンク4の側面42に垂直に開口部41まで配置された側部51とからなる。リニアモータ5の底部50及び側部51は、それぞれ同じ所定幅を有する。リニアモータ5は、電気エネルギーを直線的な推進力に変換するものである。底部50及び側部51の内部は、櫛形に溝をつけた鉄板を積層し、その溝にコイルを埋め込んだ構成をしており、コイルを三相接続して三相交流電流を外部から供給する。リニアモータ5に電気が供給されるとリニアモータ5に直線的な移動磁界が発生し、タンク4に収容されているクーラント3中の磁性粉末2を引き寄せ、リニアモータ5が設置されているタンク4の底面40と側面41とを磁性粉末2が移動する。
排出部材6は、リニアモータ5の側部51の上端部分でタンク4の開口部41より上側に配置される回転ドラム60と、回転ドラム60に平行して回転ドラム60より上側に配置される脱水ドラム61と、回転ドラム60に接しタンク4の外部に配置されるナイフエッジ62と、タンク4の外部でナイフエッジ62の下側に配置される受け箱63とを有する。回転ドラム60は、所定の直径の円筒形をしており、リニアモータ5に吸着しタンク4の側面42の上端部までに移動した磁性粉末2を吸着するリニアモータ5の磁力より強い磁力を発生する永久磁石600が円筒状に配置される。脱水ドラム61は、所定の直径の円筒形をしており、回転ドラム60に吸着した磁性粉末2のクーラント3を絞りとるゴムローラ610を有する。ナイフエッジ62は、脱水ドラム61で脱水された磁性粉末2を回転ドラム6から削り取れる位置で回転ドラム60に接しており、削りとられた磁性粉末2は受け箱63へと流れ落ちる。
本実施例1の磁気分離搬送装置10では、タンク4に図示していない工作機械で使用し、排出されたクーラント3が注入される。クーラント3は、タンク4の側面42の接線方向に注入され、注入による水流が生じている。磁性粉末2はクーラント3中に水流に流されながら浮遊している。クーラント3の注入による水流が生じない場合、図示していない水流制御部は所定速度の水流を発生させ、あるいは水流が所定速度より急な場合は水流を抑える制御を行う。
クーラント3中の磁性粉末2は、タンク4の水流に流されながら自重で沈殿しリニアモータ5の磁力に引っ張られてタンク4の側面42あるいは底面41に吸着する。リニアモータ5の磁力によって側面41に吸着した磁性粉末2は側部51の移動磁界により側面41の下方から上方へ移動し、底面40に吸着した磁性粉末2は底部50の移動磁界によりタンク4の中心から側面42の方向へと移動し、側部51の移動磁界により側面42を下方から上方へと移動する。リニアモータ5の側部51の上端つまりタンク4の開口部40に移動した磁性粉末2は、吸着していたリニアモータ5から回転ドラム60の磁力に吸引されて回転ドラム60へと移動する。回転ドラム60に吸着した磁性粉末2は、回転ドラム60の回転により脱水ドラム61の位置へと移動し、脱水ドラム61のゴムローラ610によりクーラント3が絞りとられる。脱水ドラム61を通過し脱水された磁性粉末2は、ナイフエッジ62により回転ドラムから削り取られ、ナイフエッジ62の下方に配置された受け箱63へと集められる。よって、クーラント3中の磁性粉末2はクーラント3から分離し捕集されクーラント3が清浄化される。リニアモータ5は、一般的なリニアモータを利用すればよく、簡単にタンク4の底面41と側面42とに配置することができ、また大掛かりな装置を必要としないため配置スペースにも困らない。そして、簡単に磁性粉末2を吸引する磁力を発生でき、しかも移動磁界であるため、吸着した磁性粉末2を所定方向へと搬送することが可能である。リニアモータ5に吸引された磁性粉末2は、タンク4の底面41と側面42とを移動していくため、リニアモータ5は磁性粉末2によって磨耗したり破損したりすることはない。また、リニアモータ5はタンク4の一部に配置されるため、タンク4の水流が滞った場合はリニアモータ5の磁力の及ぶ範囲にない磁性粉末2は捕集されにくいが、水流制御部により水流を制御することでリニアモータ5の磁力の及ぶ範囲へと移動させることができる。そして、捕集した磁性粉末2のクーラント3は脱水ドラム61により脱水されるため、廃棄物量が削減できる。
(実施例2)
実施例2の磁性分離搬送装置11を図3及び図4に示す。図3は磁気分離搬送装置11の斜視図である。図4は磁気分離搬送装置11の一部断面図である。実施例2の磁性分離搬送装置11は、実施例1の磁性分離搬送装置10のタンク4の底面41の形状が異なるだけであり、それ以外は実施例1と同様の構成のものである。よって、特に言及しない部材については、実施例1と同様の部材であり、詳細な説明を省略する。
実施例2の磁性分離搬送装置11を図3及び図4に示す。図3は磁気分離搬送装置11の斜視図である。図4は磁気分離搬送装置11の一部断面図である。実施例2の磁性分離搬送装置11は、実施例1の磁性分離搬送装置10のタンク4の底面41の形状が異なるだけであり、それ以外は実施例1と同様の構成のものである。よって、特に言及しない部材については、実施例1と同様の部材であり、詳細な説明を省略する。
本実施例2のタンク4の底は、円錐形状の底面43である。リニアモータ5はタンク4の外部に配置され、底面43の中心から側面42へと向かって配置された底部52を有し、側部51と連続して形成されている。
本実施例2の磁気分離搬送装置11では、タンク4に図示していない工作機械で使用し、排出されたクーラント3が注入される。クーラント3は、タンク4の側面42の接線方向に注入され、注入による水流が生じている。磁性粉末2はクーラント3中に水流に流されながら浮遊している。クーラント3の注入による水流が生じない場合、図示していない水流制御部は所定速度の水流を発生させ、あるいは水流が所定速度より急な場合は水流を抑える制御を行う。
クーラント3中の磁性粉末2は、タンク4の水流に流されながら自重で沈殿しリニアモータ5の磁力に引っ張られてタンク4の側面42あるいは底面43に吸着する。リニアモータ5の磁力によって側面41に吸着した磁性粉末2は側部51の移動磁界により側面41の下方から上方へ移動し、底面43に吸着した磁性粉末2は底部52の移動磁界によりタンク4の中心から側面42の方向へと移動し、側部51の移動磁界により側面42を下方から上方へと移動する。リニアモータ5の側部51の上端つまりタンク4の開口部40に移動した磁性粉末2は、吸着していたリニアモータ5から回転ドラム60の磁力に吸引されて回転ドラム60へと移動する。回転ドラム60に吸着した磁性粉末2は、回転ドラム60の回転により脱水ドラム61の位置へと移動し、脱水ドラム61のゴムローラ610によりクーラント3が絞りとられる。脱水ドラム61を通過し脱水された磁性粉末2は、ナイフエッジ62により回転ドラムから削り取られ、ナイフエッジ62の下方に配置された受け箱63へと集められる。よって、クーラント3中の磁性粉末2はクーラント3から分離し捕集されクーラント3が清浄化される。
本実施例2の磁気分離搬送装置11は、実施例1の磁気分離搬送装置10と同様に、リニアモータ5が磨耗せず破損しにくい。タンク4の形状が変化してもリニアモータ5を配置するスペースがあれば、リニアモータは簡単に設置することができる。
(実施例3)
実施例3の磁性分離搬送装置12を図5に示す。図5は磁気分離搬送装置12の斜視図である。実施例3の磁性分離搬送装置12は、実施例1の磁性分離搬送装置10のタンク4の形状が異なるだけであり、それ以外は実施例1と同様の構成のものである。よって、特に言及しない部材については、実施例1と同様の部材であり、詳細な説明を省略する。
実施例3の磁性分離搬送装置12を図5に示す。図5は磁気分離搬送装置12の斜視図である。実施例3の磁性分離搬送装置12は、実施例1の磁性分離搬送装置10のタンク4の形状が異なるだけであり、それ以外は実施例1と同様の構成のものである。よって、特に言及しない部材については、実施例1と同様の部材であり、詳細な説明を省略する。
本実施例3のタンク4は長方形であり、4つの側面44と底面45とを有する。リニアモータ5は、タンク4の外部の底面45の全面に配置された底部53と、側面44の一面全体に側部51とが連続して形成されている側部54とからなる。
本実施例3の磁気分離搬送装置12では、タンク4に図示していない工作機械で使用し、排出されたクーラント3が注入される。クーラント3は、タンク4の側面44に沿って注入され、注入による水流が生じている。磁性粉末2はクーラント3中に水流に流されながら浮遊している。クーラント3の注入による水流が生じない場合、図示していない水流制御部は所定速度の水流を発生させ、あるいは水流が所定速度より急な場合は水流を押させる制御を行う。
クーラント3中の磁性粉末2は、タンク4の水流に流されながら自重で沈殿しながらリニアモータ5の磁力に引っ張られてタンク4の側面44あるいは底面45に吸着するリニアモータ5の磁力によって側面44に吸着した磁性粉末2は側部54の移動磁界により側面44の下方から上方へ移動し、底面45に吸着した磁性粉末2は底部53の移動磁界により側部54のある側面44へと移動し、側部54の移動磁界により側面44を下方から上方へと移動する。リニアモータ5の側部54の上端つまりタンク4の開口部40に移動した磁性粉末2は、吸着していたリニアモータ5から回転ドラム60の磁力に吸引されて回転ドラム60へと移動する。回転ドラム60に吸着した磁性粉末2は、回転ドラム60の回転により脱水ドラム61の位置へと移動し、脱水ドラム61のゴムローラ610によりクーラント3が絞りとられる。脱水ドラム61を通過し脱水された磁性粉末2は、ナイフエッジ62により回転ドラムから削り取られ、ナイフエッジ62の下方に配置された受け箱63へと集められる。よって、クーラント3中の磁性粉末2はクーラント3から分離し捕集されクーラント3が清浄化される。
本実施例3の磁気分離搬送装置12は、実施例1の磁気分離搬送装置10と同様に、リニアモータ5が磨耗せず破損しにくい。タンク4の形状が変化してもリニアモータ5を配置するスペースがあれば、リニアモータは簡単に設置することができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、クーラント3を収納するタンク4は、タンクのような液体を貯液するものではなく、クーラント3が通過するパイプのようなものでも良い。そして、リニアモータ5はタンクの外部の底面及び側面の一部に配置するだけでなく、パイプの全面あるいは対向面に2箇所設置するものでも良い。あるいは、タンクに保持されている液体中にリニアモータを配置することも考えられる。タンクはステンレスに限らず、セラミックなどの非磁性体が好ましい。また、回転ドラムの永久磁石もリニアモータより強い磁力を発生させるものであれば、電磁石などでも良い。脱水ドラムも水分を絞りとるのではなく、磁性粉末に熱を加えて水分を蒸発させるものでもよい。
10,11,12:磁気分離搬送措置
2:磁性粉末
3:クーラント
4:タンク
40:開口部 41,43,45:底面
42,44:側面
5:リニアモータ
50,52,53:底部 51,54:側部
6:排出部材
60:回転ドラム 600:永久磁石
61:脱水ドラム 610:ゴムローラ
62:ナイフエッジ 63:受け箱
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60:回転ドラム 600:永久磁石
61:脱水ドラム 610:ゴムローラ
62:ナイフエッジ 63:受け箱
Claims (3)
- 磁性粉末を含む液体を保持する液体収納部材と、
該液体収納部材に設置され、該磁性粉末を吸着しつつ所定方向に搬送するリニアモータと、
該リニアモータで搬送される該磁性粉末を取り除く排出部材とを有することを特徴とする磁気分離搬送装置。 - 前記液体収納部材は前記液体に水流を生じさせる水流制御部を有する請求項1に記載の磁気分離搬送装置。
- 前記排出部材は、前記リニアモータに吸着した前記磁性粉末を該リニアモータより強い磁力で吸着し前記液体収納部材から取り出す回転ドラムと、該回転ドラムに吸着した該磁性粉末の水分を搾り取る脱水ドラムと、該回転ドラムに吸着した該磁性粉末を該回転ドラムから削り落とすナイフエッジとを有する請求項1又は2に記載の磁気分離搬送装置。
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- 2006-03-07 JP JP2006061319A patent/JP2007237051A/ja active Pending
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