JP2007235692A - 液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造 - Google Patents

液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007235692A
JP2007235692A JP2006056224A JP2006056224A JP2007235692A JP 2007235692 A JP2007235692 A JP 2007235692A JP 2006056224 A JP2006056224 A JP 2006056224A JP 2006056224 A JP2006056224 A JP 2006056224A JP 2007235692 A JP2007235692 A JP 2007235692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stand
liquid crystal
hole
screw
cabinet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006056224A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshi Ishii
秀史 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2006056224A priority Critical patent/JP2007235692A/ja
Publication of JP2007235692A publication Critical patent/JP2007235692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構造で、台上戴置と壁掛とを変更可能な液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造を提供する。
【解決手段】キャビネット15の背面に装着され、同キャビネットを傾斜させた状態で支持するスタンド20と、同キャビネットの背面に形成されてスタンド20を回動可能に支持する支持構造と、同キャビネットの背面に形成されるネジ穴15dと、同スタンドに上下方向に長細に形成される長穴20cと、T字型のネジであり、先端がネジ穴15dに螺合しつつネジ頭が長穴20cを通過可能であり、同ネジ頭の角度により長穴20cの通過可能と通過不可能とを切替可能な傾斜角調整ネジ30と、同傾斜角調整ネジの回転を抑制する回転抑制構造と、スタンド20の下部に幅広の穴として形成される取手穴20fと、スタンド20を略上下反転させると長穴20cと係合する位置に形成される第三のフック15cとを備えさせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造に関する。
従来においては、図7および図8に示されるようなスタンド構造が採用されていた。図8において、液晶表示装置9は、概略、キャビネット4を所定の角度で傾斜させた状態で支持するスタンド部材1と、スタンド部材1の先端部が取り付けられる保持部材2と、キャビネット4の背面に取り付けられ、保持部材2が回動可能に取り付けられるベース部材3とから成る。また、図7において、ベース部材3は、概略、ネジ穴3cと、凹部3dと、支点3aと、保持部材ストッパ部3bより構成されている。
ベース部材3は、4つのネジ穴3cを介して、キャビネット4の背面に対してねじにより取り付けられている。また、保持部材2は、ベース部材3の支点3aの回りに回動可能に取り付けられている。そして、ベース部材3に対して保持部材2を回動させた場合に、保持部材2のストッパ部受け面2bと、ベース部材3の保持部材ストッパ部3bとが所定の開き角度で当接するように構成されている。
特許文献1〜3には、平面型ディスプレイの据付装置を、壁掛用と台上戴置用とに共用できる構造について開示されている。
実開平7−7273号 特開2001−236024号 登実3068198号
しかしながら、上述したスタンド構造では、台上に戴置する用途しかなく、壁掛利用などの用途が提供できなかった。このような課題に鑑みてなされた特許文献1の平面型ディスプレイの据付装置では、据え置き利用の場合に角度調整が出来なかった。
また、特許文献2に記載の画像表示装置の壁掛機構では、構造が複雑である上に、壁掛に使用する場合は、チルトユニットを壁にビス固定するとともにスタンドとチルトユニットとを接続するネジの取り外し作業を画像表示装置の後ろの狭い空間にて行う必要があり、付け替え作業が大変であった。また、特許文献3に記載の液晶表示器では、連結部材と組立板とをネジ止めする必要があり不便であった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、簡易な構造であるとともに、簡単な作業で台上戴置と壁掛とを変更可能な液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる発明では、略矩形の開口より画面を露出させる樹脂製のキャビネットに覆われ、テレビ放送を受信して対応する映像を同画面に表示する液晶テレビジョンにおいて、上記キャビネットの背面に装着され、同キャビネットを傾斜させた状態で支持するスタンドと、上記背面の左右にオフセットした位置にそれぞれ下向きの鉤状に形成されて、上記スタンドを回動可能に支持する第一のフックおよび第二のフックとにより構成される支持構造と、上記背面に形成されるネジ穴と、上記スタンドに上下方向に長細に形成される長穴と、T字型のネジであり、先端が上記ネジ穴に螺合して上記キャビネットの背面に対して略垂直となりつつネジ頭が上記長穴を通過可能であり、同ネジ頭が略上下方向に配向していると上記長穴を通過可能となり、同ネジ頭が略左右方向に配向していると上記長穴を通過不可能となり、同ネジ頭が上記スタンドの外側に位置しつつ略左右方向に配向することで上記スタンドの傾斜角を調整可能な傾斜角調整ネジと、上記ネジ頭の上記スタンドに面する側の端部に形成される突起と、上記長穴の左右に平行に形成される溝と、が係合することにより上記傾斜角調整ネジの回転を抑制する回転抑制構造と、上記スタンドの下部に幅広の穴として形成され、上記スタンドを略上下反転させるとともに上記支持構造にて支持させることにより上記キャビネットの上部に現れる取手穴と、上記スタンドを略上下反転させると上記長穴と係合する位置に形成されるフックと、上記スタンドを略上下反転させたとき、上記取手穴の上部の重心を保持する位置に凹みとして形成される壁掛構造と、上記スタンドの上記キャビネットに面する側の下部に形成されるリブにより回動可能に支持され、上記スタンドが上記キャビネットを傾斜させた状態で支持する際、上記スタンドより上記キャビネットに持たれ掛けることにより上記スタンドと上記キャビネットの成す角を維持する傾斜角維持部材と、上記取手穴の握り部分の内部にインサートされて同取手穴を補強する金属製の補強部材と、を備える構成としてある。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の液晶表示装置用スタンド構造では、液晶表示装置の背面に装着され、同液晶表示装置を傾斜させた状態で支持するスタンドと、上記液晶表示装置の背面に形成されて上記スタンドを回動可能に支持する支持構造と、上記液晶表示装置の背面に形成されるネジ穴と、上記スタンドに上下方向に長細に形成される長穴と、T字型のネジであり、先端が上記ネジ穴に螺合しつつネジ頭が上記長穴を通過可能であり、同ネジ頭の角度により上記長穴の通過可能と通過不可能とを切替可能な傾斜角調整ネジと、上記傾斜角調整ネジの回転を抑制する回転抑制構造と、上記スタンドの下部に幅広の穴として形成され、上記スタンドを略上下反転させるとともに上記支持構造にて支持させることにより上記液晶表示装置の上部に現れる取手穴と、上記スタンドを略上下反転させると上記長穴と係合する位置に形成されるフックと上記スタンドを略上下反転させたとき、同スタンドの上記液晶表示装置の上部に現れる部位において上記液晶表示装置の重心を保持する位置に形成される壁掛構造と、を備える構成としてある。
そして、請求項3にかかる発明では、上記請求項2に記載の液晶表示装置用スタンド構造において、上記スタンドが上記液晶表示装置を傾斜させた状態で支持する際、上記スタンドと上記液晶表示装置の成す角を維持する傾斜角維持部材を備える構成としてある。
さらに、請求項4にかかる発明では、上記請求項2または上記請求項3に記載の液晶表示装置用スタンド構造において、上記スタンドは、上記取手穴の握りを補強する補強部材を備える構成としてある。
以上説明したように本発明によれば、簡易な構造であるとともに、簡単な作業で台上戴置と壁掛とを変更可能な液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造を提供することができる。
また請求項3にかかる発明によれば、より安定した台上戴置が可能な液晶表示装置用スタンド構造を提供することが出来る。
そして請求項4にかかる発明によれば、壁掛および持ち運び時において、より丈夫な取手を備える液晶表示装置用スタンド構造を提供することが出来る。
さらに請求項1のような、より具体的な構成において、上述した請求項2〜請求項4の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)液晶テレビジョンの概略構成:
(2)スタンド構造:
(3)組立と付け替え:
(4)まとめ:
(1)液晶テレビジョンの概略構成:
図1には、本実施例における液晶表示装置としての液晶テレビジョンの概略構成を説明するブロック図を示す。
同図において、液晶テレビジョン11は、本体の動作を制御するコントローラ11bと、図示していないアンテナで受信されるテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出して出力するチューナ11dと、同チューナ11dが出力したテレビ放送信号に基く映像を液晶表示パネル11eの画面に表示する映像処理部11fと、同チューナ11dが出力したテレビ放送信号に基く音声をスピーカ11gから出力する音声処理部11hと、リモコン11cから送信されてきた制御コマンドを受信するリモコン受信部11aとを備える。
コントローラ11bは、リモコン受信部11aで受信した制御コマンドに応じて、電源のオン/オフ、チャンネルの切換、音量のアップ/ダウン等を制御する。尚、液晶テレビジョン11の各部には、図示していない電源回路から動作電源が供給されている。この電源回路の供給元は、商用電源(例えば、AC100V)である。
以上の構成により、液晶テレビジョン11は、テレビ放送を受信して対応する映像を液晶表示パネル11eの画面に表示する。
(2)スタンド構造:
本実施例における液晶表示装置用スタンド構造を図2〜5を参照して説明する。図2は台上に戴置された状態のスタンド構造の斜視図、図3は台上戴置と壁掛とを変更する際の傾斜角調整ネジ30が長穴20cより取り外し可能になっている状態の斜視図、図4は壁掛状態のスタンド構造の斜視図、図5は台上に戴置された状態のスタンド構造の側面図である。図2〜5において、液晶テレビジョン11は、その構成の一部としての樹脂製のキャビネット15にて覆われており、図には示されていないが、前面側に形成された略矩形の開口より液晶表示パネル11eの映像表示面であるところの画面を露出させている。
スタンド20は、樹脂により形成されて、キャビネット15の背面に装着され、同キャビネットを傾斜させた状態で支持する。スタンド20には、概略、第一の支持部材20aと、第二の支持部材20bと、長穴20cと、第一の溝20dと、第二の溝20eと、取手穴20fと、凹み20gと、第一のリブ20hと、第二のリブ20iとが形成れる。また、キャビネット15は、概略、第一のフック15aと、第二のフック15bと、第三のフック15cと、ネジ穴15dと、すべり止め15eとが形成される。
第一の支持部材20aと第二の支持部材20bは、スタンド20の上部において、左右対称、かつ、左右方向に略垂直に突出する断面円形の突起として形成される。第一のフック15aと第二のフック15bは、キャビネット15の背面において、左右にオフセットした位置にそれぞれ下向きの鉤状に形成されて、第一の支持部材20aと第二の支持部材20bをそれぞれ保持しつつ回動可能に支持する。従って、第一の支持部材20aと第二の支持部材20bは、第一のフック15aと第二のフック15bにそれぞれ係合して、スタンド20をキャビネット15に対して回動可能に支持する支持構造を構成する。
傾斜角調整ネジ30は、ネジ頭が左右方向にに張り出すとともに前後方向に薄く形成されたT字型のネジであり、先端がネジ穴15dに螺合してキャビネット15の背面に対して略垂直となりつつネジ頭が長穴20cを通過可能となっている。つまり、ネジ頭が略上下方向に長細になるように配向していると長穴20cの幅よりも幅狭に形成されているため同長穴20cを通過可能となり、同ネジ頭が略左右方向に長細となるように配向していると長穴20cの幅よりも幅広となるため同長穴20cを通過不可能となる。すなわち、ネジ頭の角度により、長穴20cの通過可能と通過不可能とを切替可能となる。
また傾斜角調整ネジ30のネジ頭を長穴20cの外側に位置させるとともにネジ穴15dに螺合させた状態で、傾斜角調整ネジ30とネジ穴15dとの螺合の度合いを変化させて螺子頭を略左右方向に配向させることにより、スタンド20の傾斜角における最大の開き角を調整可能となる。
長穴20cは、スタンド20の略中央から上部にかけて上下に長い穴として形成される。また、同長穴20cは、傾斜角調整ネジ30が略左右方向に長細となるように配向していると通過できず、傾斜角調整ネジ30が略上下方向に長細となるように配向していると通過できる幅と長さに形成されている。また、長穴20cの上下方向の長さは、スタンド20が傾斜角調整ネジ30にて様々な傾斜角に調整されても、ネジ頭が略上下方向に配向すると、通過可能な長さに形成されている。
第一の溝20dおよび第二の溝20eは、長穴20cの左右に平行に形成される。また、傾斜角調整ネジ30がスタンド20の傾斜角を開き方向に対して抑制している状態で、傾斜角調整ネジ30がスタンド20と接する面には、第一の突起30cと第二の突起30dとが形成される。同状態において、第一の溝20dと第二の溝20eは、それぞれ第一の突起30cと第二の突起30dに係合することにより、傾斜角調整ネジ30の回転を抑制し、回転抑制構造を構成している。第一の溝20dおよび第二の溝20eは、図のように連続的に形成される他、スタンド20の傾斜角により決まる傾斜角調整ネジ30とスタンド20の接触する部位にのみ離散的に形成されても構わない。
また、上記回転抑制構造としては、図6のように、傾斜角調整ネジ30の円柱部30bにおける基部を、長穴20cの幅に対して嵌合するサイズの角型とすることによっても実現可能である。すなわち、ネジ頭の基部側がスタンド20と接した状態では上記基部が長穴20cと嵌合係合して傾斜角調整ネジ30の回転を抑制し、スタンド20をネジ頭の基部より離すと傾斜角調整ネジ30の回転が可能となる。
そして、スタンド20の下部には、取手穴20fが穴として形成される。取手穴20fは、幅広の穴として形成され、スタンド20を略上下反転させるとともに上記支持構造にて支持させることにより、図3のようにキャビネット15の上部に現れ、取手穴20fを持つことにより液晶テレビジョン11を持ち運んだり、取手穴20fを壁掛構造に利用したりすることが可能となる。
また、スタンド20を略上下反転させたとき、取手穴20fの上部において、重心を保持する位置に凹み20gを形成すると、壁掛構造に利用する際の支点となる。これにより、液晶テレビジョン11を壁掛にて利用する際に、バランスよく壁にかけることが可能となる。
加えて、取手穴20fの握り部分を補強部材にて補強しても構わない。補強部材としては、取手穴20fの握り部分の内部にインサートされて同取手穴を補強する金属製の部材などが考えられる。また、内部にインサートされなくとも、取手穴20fの形状に合わせた金属にて外部より取手穴20fを補強しても、無論構わない。
さらに、キャビネット15の背面には、第三のフック15cが形成される。第三のフック15cは同第三のフック15cは、スタンド20が略上下反転されるとともに、支持構造にて支持された状態で、長穴20cの下端と接するように形成される。つまり、第三のフック15cは、下向きの鉤状であるとともに、スタンド20が略上下反転された状態での長穴20cの下端に係合する位置に形成される。
スタンド20のキャビネット15に面する側の下部には、リブ20hとリブ20iとが形成され、傾斜角維持部材40が取り付けられる。リブ20hとリブ20iとは互いに左右にオフセットした位置に形成されるとともに互いに面する側に円形の穴が形成され、傾斜角維持部材40には一方の端の両側方に向かって該円形の穴に対応する位置に突起が形成され、該突起を該円形の穴にはめ込むことにより、リブ20hとリブ20iとが傾斜角維持部材40をスタンド20に対して回動可能に支持する。
スタンド20がキャビネット15を傾斜させた状態に支持する際、スタンド20よりキャビネット15に対して傾斜角維持部材40を持たれ掛けさせることによりスタンド20とキャビネット15との成す角を維持する。すなわち、傾斜角調整ネジ30がスタンド20とキャビネット15との成す角が開く方向に対して規制するとともに、傾斜角維持部材40がスタンド20とキャビネット15との成す角が閉じる方向に対して規制する。
また、傾斜角維持部材40がキャビネット15に対して持たれかけさせられたとき、キャビネット15と傾斜角維持部材40の接触部分には、すべり止め15eが形成される。すべり止め15eは、キャビネット15に形成されてもよいし、傾斜角維持部材40の側に形成されてもよいし、両者に形成されてもよい。すべり止め15eとしては、図3のようにキャビネットの側にギザギザとして形成されたり、傾斜角維持部材40の先端をゴム状のすべり止めとしたり、スタンド20の傾斜角に対応する位置に複数の溝として形成されたりして実現可能である。
また、リブ20hとリブ20iをキャビネット15の側に形成して傾斜角維持部材40を取り付け、スタンド20と傾斜角維持部材40の接触部分にすべり止め15eを形成しても構わない。
さらに、キャビネット15のネジ穴15dの下に、傾斜角調整ネジ30を回転可能に保持するとともに同傾斜角調整ネジ30が抜け落ちないように形成されたネジ保持部材31を取り付けても構わない。図3において、ネジ保持部材31は、ちょうつがい構造を持つとともに、一方の板材がキャビネット15に固定され、他方の板材がちょうつがい構造を軸に回動可能となっている。また、回動可能な板材は、傾斜角調整ネジ30の円柱部30bが抜き差し可能となる径の穴を有するとともに、傾斜角調整ネジ30の先端部分の一部を該径よりも大きくすることにより傾斜角調整ネジ30が抜け落ちないようになっている。また、回動可能な板材をキャビネット15の背面に向けて回動させると傾斜角調整ネジ30がネジ穴15dの位置に合うように取り付けられる。
このネジ保持部材31により、スタンド20を壁掛として使用する際に、傾斜角調整ネジ30をネジ穴15dより抜きつつもキャビネット15から外れない為、傾斜角調整ネジ30を紛失することがなくなる。また、傾斜角調整ネジ30がキャビネット15に沿って垂れ下がる為省スペースを実現できる。
(3)組立と付け替え:
以下に、スタンド20の傾斜角調整と、壁掛として使用する際の付け替えについて説明する。
まず、傾斜角を調整する際は、傾斜角維持部材40を垂直方向に起こし、支持構造であるところの第一のフック15aおよび第二のフック15bを支点にスタンド20をキャビネット15に近づける。すると、回転抑止構造であるところの第一の溝20dおよび第二の溝20eが第一の突起30cおよび第二の突起30dより外れ、傾斜角調整ネジ30が回転可能となる。
傾きを浅くしたいときは傾斜角調整ネジ30をネジ穴15dにねじ込むように回転させ、傾きを深くしたいときには傾斜角調整ネジ30をネジ穴15dから抜く方向に回転させる。然る後に、傾斜角調整ネジ30のネジ頭を略左右方向に配向させてスタンド20がネジ頭に接するまで傾斜させる。すると、スタンド20が開く動きを傾斜角調整ネジ30が規制するとともに、第一の溝20dおよび第二の溝20eが第一の突起30cおよび第二の突起30dに係合して傾斜角調整ネジ30の回転が抑制される。そして、傾斜角維持部材40を倒しこむとスタンド20が閉じる動きを規制する。
次に、壁掛として使用する際は、傾斜角維持部材40を垂直方向に起こし、支持構造であるところの第一のフック15aおよび第二のフック15bを支点にスタンド20をキャビネット15に近づける。すると、回転抑止構造であるところの第一の溝20dおよび第二の溝20eが第一の突起30cおよび第二の突起30dより外れ、傾斜角調整ネジ30が回転可能となる。
そして、傾斜角調整ネジ30のネジ頭を略上下方向に配向させてスタンド20をキャビネットから離すことにより、傾斜角調整ネジ30を長穴20cから抜く。しかるのちに、スタンド20の上下を略反転させ、第一のフック15bと第二のフック15aとに第一の支持部材10aと第二の支持部材10bとを係合させるとともに第三のフック15cを長穴20cの端部に係合させる。
このとき、傾斜角調整ネジ30はネジ穴から抜かれるとともに、ネジ保持部材31によりキャビネット15と略平行にぶらされられる。また、傾斜角維持部材40もスタンド20に沿ってぶら下がる格好となる。このとき凹み20gにて壁にかけるために、傾斜角維持部材40が凹み20gを遮らないようにしておくと好適である。
(4)まとめ:
つまり、キャビネット15の背面に装着され、同キャビネットを傾斜させた状態で支持するスタンド20と、同キャビネットの背面に形成されてスタンド20を回動可能に支持する支持構造と、同キャビネットの背面に形成されるネジ穴15dと、同スタンドに上下方向に長細に形成される長穴20cと、T字型のネジであり、先端がネジ穴15dに螺合しつつネジ頭が長穴20cを通過可能であり、同ネジ頭の角度により長穴20cの通過可能と通過不可能とを切替可能な傾斜角調整ネジ30と、同傾斜角調整ネジの回転を抑制する回転抑制構造と、スタンド20の下部に幅広の穴として形成される取手穴20fと、スタンド20を略上下反転させると長穴20cと係合する位置に形成される第三のフック15cとを備えさせる。
以上説明したように、本実施例に対応する請求項2にかかる液晶表示装置用スタンド構造では、液晶表示装置の背面に装着され、同液晶表示装置を傾斜させた状態で支持するスタンドと、上記液晶表示装置の背面に形成されて上記スタンドを回動可能に支持する支持構造と、上記液晶表示装置の背面に形成されるネジ穴と、上記スタンドに上下方向に長細に形成される長穴と、T字型のネジであり、先端が上記ネジ穴に螺合しつつネジ頭が上記長穴を通過可能であり、同ネジ頭の角度により上記長穴の通過可能と通過不可能とを切替可能な傾斜角調整ネジと、上記傾斜角調整ネジの回転を抑制する回転抑制構造と、上記スタンドの下部に幅広の穴として形成され、上記スタンドを略上下反転させるとともに上記支持構造にて支持させることにより上記液晶表示装置の上部に現れる取手穴と、上記スタンドを略上下反転させると上記長穴と係合する位置に形成されるフックと上記スタンドを略上下反転させたとき、同スタンドの上記液晶表示装置の上部に現れる部位において上記液晶表示装置の重心を保持する位置に形成される壁掛構造と、を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項2に記載の発明においては、簡易な構造であるとともに、簡単な作業で台上戴置と壁掛とを変更可能な液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造を提供することができる。
そして、請求項3にかかる発明では、上記請求項2に記載の液晶表示装置用スタンド構造において、上記スタンドが上記液晶表示装置を傾斜させた状態で支持する際、上記スタンドと上記液晶表示装置の成す角を維持する傾斜角維持部材を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項3に記載の発明においては、より安定した台上戴置が可能な液晶表示装置用スタンド構造を提供することが出来る。
さらに、請求項4にかかる発明では、上記請求項2または上記請求項3に記載の液晶表示装置用スタンド構造において、上記スタンドは、上記取手穴の握りを補強する補強部材を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項4に記載の発明においては、壁掛および持ち運び時において、より丈夫な取手を備える液晶表示装置用スタンド構造を提供することが出来る。
以上の構成を踏まえた上で、請求項1の発明は略矩形の開口より画面を露出させる樹脂製のキャビネットに覆われ、テレビ放送を受信して対応する映像を同画面に表示する液晶テレビジョンにおいて、上記キャビネットの背面に装着され、同キャビネットを傾斜させた状態で支持するスタンドと、上記背面の左右にオフセットした位置にそれぞれ下向きの鉤状に形成されて、上記スタンドを回動可能に支持する第一のフックおよび第二のフックとにより構成される支持構造と、上記背面に形成されるネジ穴と、上記スタンドに上下方向に長細に形成される長穴と、T字型のネジであり、先端が上記ネジ穴に螺合して上記キャビネットの背面に対して略垂直となりつつネジ頭が上記長穴を通過可能であり、同ネジ頭が略上下方向に配向していると上記長穴を通過可能となり、同ネジ頭が略左右方向に配向していると上記長穴を通過不可能となり、同ネジ頭が上記スタンドの外側に位置しつつ略左右方向に配向することで上記スタンドの傾斜角を調整可能な傾斜角調整ネジと、上記ネジ頭の上記スタンドに面する側の端部に形成される突起と、上記長穴の左右に平行に形成される溝と、が係合することにより上記傾斜角調整ネジの回転を抑制する回転抑制構造と、上記スタンドの下部に幅広の穴として形成され、上記スタンドを略上下反転させるとともに上記支持構造にて支持させることにより上記キャビネットの上部に現れる取手穴と、上記スタンドを略上下反転させると上記長穴と係合する位置に形成されるフックと、上記スタンドを略上下反転させたとき、上記取手穴の上部の重心を保持する位置に凹みとして形成される壁掛構造と、上記スタンドの上記キャビネットに面する側の下部に形成されるリブにより回動可能に支持され、上記スタンドが上記キャビネットを傾斜させた状態で支持する際、上記スタンドより上記キャビネットに持たれ掛けることにより上記スタンドと上記キャビネットの成す角を維持する傾斜角維持部材と、上記取手穴の握り部分の内部にインサートされて同取手穴を補強する金属製の補強部材と、を備える構成としてある。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
本発明の実施例にかかる液晶テレビジョンの概略構成ブロック図である。 台上に戴置された状態のスタンド構造の斜視図である。 台上戴置と壁掛とを変更する際の傾斜角調整ネジ30が長穴20cより取り外し可能になっている状態の斜視図である。 壁掛状態のスタンド構造の斜視図である。 台上に戴置された状態のスタンド構造の側面図である。 回転抑止構造の変形例である。 従来のスタンド構造におけるスタンドの保持部材とスタンド部材とを示した斜視図である。 従来のスタンド構造を採用した液晶テレビジョンの側面図である。
符号の説明
11…液晶テレビジョン
15…キャビネット
15a…第一のフック
15b…第二のフック
15c…第三のフック
15d…ネジ穴
15e…すべり止め
20…スタンド
20a…第一の支持部材
20b…第二の支持部材
20c…長穴
20d…第一の溝
20e…第二の溝
20f…取手穴
20g…凹み
20h…第一のリブ
20i…第二のリブ
30…傾斜角調整ネジ
30a…ネジ頭
30b…円柱部
30c…第一の突起
30d…第二の突起
31…ネジ保持部材
40…傾斜角維持部材

Claims (4)

  1. 略矩形の開口より画面を露出させる樹脂製のキャビネットに覆われ、テレビ放送を受信して対応する映像を同画面に表示する液晶テレビジョンにおいて、
    上記キャビネットの背面に装着され、同キャビネットを傾斜させた状態で支持するスタンドと、
    上記背面の左右にオフセットした位置にそれぞれ下向きの鉤状に形成されて、上記スタンドを回動可能に支持する第一のフックおよび第二のフックとにより構成される支持構造と、
    上記背面に形成されるネジ穴と、
    上記スタンドに上下方向に長細に形成される長穴と、
    T字型のネジであり、先端が上記ネジ穴に螺合して上記キャビネットの背面に対して略垂直となりつつネジ頭が上記長穴を通過可能であり、同ネジ頭が略上下方向に配向していると上記長穴を通過可能となり、同ネジ頭が略左右方向に配向していると上記長穴を通過不可能となり、同ネジ頭が上記スタンドの外側に位置しつつ略左右方向に配向することで上記スタンドの傾斜角を調整可能な傾斜角調整ネジと、
    上記ネジ頭の上記スタンドに面する側の端部に形成される突起と、上記長穴の左右に平行に形成される溝と、が係合することにより上記傾斜角調整ネジの回転を抑制する回転抑制構造と、
    上記スタンドの下部に幅広の穴として形成され、上記スタンドを略上下反転させるとともに上記支持構造にて支持させることにより上記キャビネットの上部に現れる取手穴と、
    上記スタンドを略上下反転させると上記長穴と係合する位置に形成されるフックと、
    上記スタンドを略上下反転させたとき、上記取手穴の上部の重心を保持する位置に凹みとして形成される壁掛構造と、
    上記スタンドの上記キャビネットに面する側の下部に形成されるリブにより回動可能に支持され、上記スタンドが上記キャビネットを傾斜させた状態で支持する際、上記スタンドより上記キャビネットに持たれ掛けることにより上記スタンドと上記キャビネットの成す角を維持する傾斜角維持部材と、
    上記取手穴の握り部分の内部にインサートされて同取手穴を補強する金属製の補強部材と、
    を備えることを特徴とする液晶テレビジョン。
  2. 液晶表示装置の背面に装着され、同液晶表示装置を傾斜させた状態で支持するスタンドと、
    上記液晶表示装置の背面に形成されて上記スタンドを回動可能に支持する支持構造と、
    上記液晶表示装置の背面に形成されるネジ穴と、
    上記スタンドに上下方向に長細に形成される長穴と、
    T字型のネジであり、先端が上記ネジ穴に螺合しつつネジ頭が上記長穴を通過可能であり、同ネジ頭の角度により上記長穴の通過可能と通過不可能とを切替可能な傾斜角調整ネジと、
    上記傾斜角調整ネジの回転を抑制する回転抑制構造と、
    上記スタンドの下部に幅広の穴として形成され、上記スタンドを略上下反転させるとともに上記支持構造にて支持させることにより上記液晶表示装置の上部に現れる取手穴と、
    上記スタンドを略上下反転させると上記長穴と係合する位置に形成されるフックと
    上記スタンドを略上下反転させたとき、同スタンドの上記液晶表示装置の上部に現れる部位において上記液晶表示装置の重心を保持する位置に形成される壁掛構造と、
    を備えることを特徴とする液晶表示装置用スタンド構造。
  3. 上記スタンドが上記液晶表示装置を傾斜させた状態で支持する際、上記スタンドと上記液晶表示装置の成す角を維持する傾斜角維持部材を備えることを特徴とする上記請求項2に記載の液晶表示装置用スタンド構造。
  4. 上記スタンドは、上記取手穴の握りを補強する補強部材を備えることを特徴とする上記請求項2または上記請求項3に記載の液晶表示装置用スタンド構造。
JP2006056224A 2006-03-02 2006-03-02 液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造 Pending JP2007235692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006056224A JP2007235692A (ja) 2006-03-02 2006-03-02 液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006056224A JP2007235692A (ja) 2006-03-02 2006-03-02 液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007235692A true JP2007235692A (ja) 2007-09-13

Family

ID=38555800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006056224A Pending JP2007235692A (ja) 2006-03-02 2006-03-02 液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007235692A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7660113B2 (en) * 2007-06-19 2010-02-09 Funai Electric Co., Ltd. Thin display
JP2011027872A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Funai Electric Co Ltd スタンドの取り付け構造およびリアキャビネット
JP2012043273A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 電池式火災感知器
KR101149908B1 (ko) 2011-03-07 2012-06-01 코스텔(주) 휴대용 화상기기
CN109361884A (zh) * 2018-11-13 2019-02-19 牟欣阳 一种可遥控调节角度的智能电视机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7660113B2 (en) * 2007-06-19 2010-02-09 Funai Electric Co., Ltd. Thin display
JP2011027872A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Funai Electric Co Ltd スタンドの取り付け構造およびリアキャビネット
JP2012043273A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 電池式火災感知器
KR101149908B1 (ko) 2011-03-07 2012-06-01 코스텔(주) 휴대용 화상기기
CN109361884A (zh) * 2018-11-13 2019-02-19 牟欣阳 一种可遥控调节角度的智能电视机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100586983B1 (ko) 모니터장치
JP3665063B2 (ja) 薄型表示装置及び表示部の抜脱方法
JP2007235692A (ja) 液晶テレビジョンおよび液晶表示装置用スタンド構造
JP3117675U (ja) 表示装置
KR100684996B1 (ko) 모니터장치
JP2006195217A (ja) 薄型表示装置用スタンド
KR20050011368A (ko) 디스플레이장치
JPH0879661A (ja) モニタースタンド
US20070023375A1 (en) Display mount apparatus and system
JP2002031469A (ja) 冷蔵庫のディスプレー装置の設置構造
JP3665065B2 (ja) 薄型表示装置
JP3907663B2 (ja) 薄型表示装置
JP3665064B2 (ja) 薄型表示装置
JP2007282132A (ja) スピーカボックス取付構造及び表示装置
JP2010107745A (ja) ディスプレイの支持装置
CN210724927U (zh) 手机支架
JP2009089025A (ja) テレビボード
JP4733474B2 (ja) 壁掛け式平面ディスプレイ取付け装置
JP2007316219A (ja) 壁面取付け機能を備えた薄型表示装置および薄型表示装置を壁面に取付ける壁面取付け装置
JP4371419B2 (ja) 壁掛け取り付け台
JP2002229464A (ja) パネル型装置の支持機構
JPH10240141A (ja) 表示器ユニットスタンド
JP3131194U (ja) 携帯型情報端末、映像再生装置等の車載用保持台座
KR100607207B1 (ko) 벽걸이 각도 조절장치
KR20020080893A (ko) 텔레비젼 걸이장치