JP2007234807A - 半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】Zn及びOを主要な構成元素とする活性層へのLi等の活性化率の大きい不純物拡散を抑え、活性層の特性を改善する半導体発光素子を提供する。
【解決手段】半導体発光素子は、ZnOからなる活性層102と、活性層102上に形成され、ZnOからなり、不純物元素としてLi以外の元素がドーピングされている第1のp型半導体層103と、第1のp型半導体層103上に形成され、ZnOからなり、不純物元素として少なくともLiがドーピングされている第2のp型半導体層104とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、Zn及びOを主要な構成元素とする活性層を備える半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法に関する。
近年、酸化亜鉛(ZnO)系材料を用いた短波長発光素子を実現するための技術開発が精力的に進められている。既に、短波長発光素子はAlGaInN系の材料によって実現されているものの、本材料は資源量の少ないGaやInを用いるため高コストになってしまうこと、更にその作製温度が1000℃近傍と高いなどの課題がある。そこで、これらの課題を解決する材料としてZnO系材料が注目されている。
半導体発光素子は、主としてp型半導体及びn型半導体から構成され、半導体のバンドギャップに相当するエネルギーの光を効率よく発光させるためには、構成された素子が良好な電気特性を有することが必要不可欠である。
ZnOは元来、酸素欠損等の構造欠陥が生じやすく、本欠陥により電子が生成されるためn型化は非常に容易であるが、p型化は困難であるという特徴を持つ。これに対し、我々は、Li及びNの同時ドーピング法を開発し、これによってZnOのp型化を実現している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−217038号公報
しかしながら、上記のLi及びNの同時ドーピング法では不純物元素であるLiが熱拡散によって活性層に入り込んでしまい、活性層を高抵抗化して活性層の特性を低下させるという課題があり、これがZnO系発光素子を形成した場合に良好な特性が得られない主たる原因となっていた。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、Zn及びOを主要な構成元素とする活性層への不純物拡散を抑え、活性層の特性を改善する半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、Zn及びOを主要な構成元素とする活性層を備える半導体発光素子であって、(a)活性層上に形成され、Zn及びOを主要な構成元素とし、不純物元素としてLi以外の元素がドーピングされている第1のp型半導体層と、(b)前記第1のp型半導体層上に形成され、Zn及びOを主要な構成元素とし、不純物元素として少なくともLiがドーピングされている第2のp型半導体層とを備える半導体発光素子であることを要旨とする。
第1の特徴に係る半導体発光素子によると、活性層に接する第1のp型半導体層にはLiがドーピングされていないため、活性層へのLi等の活性化率の大きい不純物拡散を抑え、活性層の特性を改善することができる。
又、第1の特徴に係る半導体発光素子において、第1のp型半導体層は、不純物元素としてLiよりも活性化率の小さい元素がドーピングされていることが好ましい。
又、第1の特徴に係る半導体発光素子において、第1のp型半導体層は、不純物元素としてNがドーピングされていることが好ましい。
又、第1の特徴に係る半導体発光素子において、第2のp型半導体層は、不純物元素として少なくともLi及び5B族元素がドーピングされていることが好ましい。
又、第1の特徴に係る半導体発光素子において、第2のp型半導体層は、不純物元素として少なくともLi及びBiがドーピングされていることが好ましい。
本発明の第2の特徴は、(a)基板上に、Zn及びOを主要な構成元素とする活性層を形成する工程と、(b)活性層上に、不純物元素としてLi以外の元素をドーピングし、Zn及びOを主要な構成元素とする第1のp型半導体層を形成する工程と、(c)第1のp型半導体層上に、不純物元素として少なくともLiをドーピングし、Zn及びOを主要な構成元素とする第2のp型半導体層を形成する工程とを含む半導体発光素子の製造方法であることを要旨とする。
第2の特徴に係る半導体発光素子の製造方法によると、活性層に接する第1のp型半導体層にはLiがドーピングされていないため、活性層へのLi等の活性化率の大きい不純物拡散を抑え、活性層の特性を改善する半導体発光素子を製造することができる。
本発明によると、Zn及びOを主要な構成元素とする活性層への不純物拡散を抑え、活性層の特性を改善する半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法を提供することができる。
次に、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(半導体発光素子)
本実施形態に係る半導体発光素子は、図1に示すように、n型ZnO単結晶からなる基板101上の一部に形成された、Zn及びOを主要な構成元素とする活性層102と、活性層102上に形成され、Zn及びOを主要な構成元素とし、不純物元素としてLi以外の元素がドーピングされている第1のp型半導体層103と、第1のp型半導体層103上に形成され、Zn及びOを主要な構成元素とし、不純物元素として少なくともLiがドーピングされている第2のp型半導体層104とを備える。又、第2のp型半導体層104上には、Ni/Auからなるp側電極105が形成され、基板101の露出した平坦部上には、Alからなるn側電極106が形成されている。
第1のp型半導体層103は、不純物元素としてLiよりも活性化率の小さい元素がドーピングされていることが好ましい。又、第1のp型半導体層103は、不純物元素としてNがドーピングされていることが更に好ましい。
第2のp型半導体層104は、不純物元素として少なくともLi及び周期表の5B族元素がドーピングされていることが好ましい。又、第2のp型半導体層104は、不純物元素として少なくともLi及びBiがドーピングされていることが更に好ましい。
(半導体発光素子の製造方法)
次に、本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法について、図1を用いて説明する。
まず、レーザーアブレーション法を用い、550℃で、n型ZnO単結晶からなる基板101上に、膜厚0.05μmを有し、ZnOからなる活性層102を形成する。
次に、レーザーアブレーション法を用い、450℃で、活性層102上に、膜厚0.15μmを有し、不純物元素としてLi以外の元素をドーピングし、ZnOからなる第1のp型半導体層103を形成する。
次に、レーザーアブレーション法を用い、450℃で、第1のp型半導体層103上に、膜厚0.15μmを有し、不純物元素として少なくともLiをドーピングし、ZnOからなる第2のp型半導体層104を形成する。
次に、フォトリソグラフィーを用いて選択加工を施し、電極形成を行う。第2のp型半導体層104上には、メタルマスクを用いてNiとAuを積層して蒸着し、p側電極105を形成する。一方、基板101上には、メタルマスクを用いてAlを蒸着し、n側電極106を形成する。
(作用及び効果)
本実施形態に係る半導体発光素子によると、活性層102に接する第1のp型半導体層103にはLiがドーピングされていないため、活性層へのLi等の活性化率の大きい不純物拡散を抑え、活性層の特性を改善することができる。
又、第1のp型半導体層103は、不純物元素としてLiよりも活性化率の小さい元素がドーピングされていることが好ましく、例えば、不純物元素としてNがドーピングされていることが好ましい。
図2は、ZnO原子数に対する不純物濃度と抵抗率との関係を調査した結果である。この結果から、Liは濃度が上がると抵抗率が飛躍的に大きくなることに対し、Nは濃度が上がっても抵抗率はほぼ変わらないことがわかる。従って、NはLiよりも活性化率が小さく、高抵抗化の作用が格段に小さいことがわかる。
本実施形態に係る半導体発光素子では、p型半導体層を2層構造とし、活性層102と接する第1のp型半導体層103にはLiよりも活性化率の小さいNをドーピングするので、従来生じていたようなp型不純物元素の拡散による活性層102の高抵抗化を大幅に抑制できる。
又、本実施形態に係る半導体発光素子において、第2のp型半導体層104は、不純物元素として少なくともLi及び5B族元素がドーピングされていることが好ましく、例えば、不純物元素として少なくともLi及びBiがドーピングされていることが好ましい。
このように、Li及び5B族元素が同時にドーピングされていることで、第2のp型半導体層104は、より浅いアクセプタ順位を形成することが可能である。即ち、高い正孔濃度を有するp型半導体層を得ることが可能となるため、更に、半導体発光素子の特性を改善することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明に係る半導体発光素子は、LED素子でもよく、レーザ素子でもよい。
又、上記の実施の形態では、活性層102の主要な構成材料としてZnOを用いたが、これに限らず、他のZnO系材料、例えばZnMgOやZnCdO、ZnOS、ZnOSeなどであってもよい。又、p型半導体層やn型半導体層の少なくとも一部の構成材料も上記のZnO系材料であってもよい。
又、本実施形態においては、p型半導体層の構成を2層構造としたが、これは3層以上であってもよい。
又、本実施形態においては、半導体発光素子の各構成層を、レーザーアブレーション法を用いて形成したが、これに限らず、他の製法、例えばMBE法、MOCVD法、スパッタ法等の堆積手法を用いてもよい。
又、本実施形態においては、半導体発光素子の基板としてn型ZnO単結晶基板を用いたが、これに限らず、他の基板、例えばサファイア基板、ScAlMgO4(SCAM)基板、MgO基板等を用いてもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
以下、本発明に係る半導体発光素子について、実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができるものである。
(比較例)
比較例として、図3に示す半導体発光素子を作製した。以下に、比較例に係る半導体発光素子の製造方法について説明する。尚、ZnO層の製法としてはレーザーアブレーション法を用い、基板にはn型ZnO単結晶基板を用いた。
まず、基板201上に、ZnOからなる活性層202(膜厚:0.05μm)を下記形成条件1で生成した。
形成条件1:
KrFレーザーパワー:1J/cm2
ターゲット:ノンドープZnO
基板温度:550℃
チャンバー圧力:1×10-4Pa
次に、Li及びNが同時ドープされたZnOからなるp型半導体層203(膜厚:0.3μm)を下記形成条件2で作製し、ZnO積層膜を形成した。
形成条件2:
KrFレーザーパワー:1J/cm2
ターゲット:1wt%LiドープZnO
基板温度:450℃
チャンバー圧力:3×10-2Pa
ガス流量:N2 ;5sccm
Nラジカル源RFパワー:300W
次に、フォトリソグラフィーを用いて選択加工を施し、その上に電極形成を行った。電極形成としては、p型半導体層203上には、メタルマスクを用いてNiとAuを積層して蒸着し、p側電極204を形成した。一方、基板201上には、メタルマスクを用いてAlを積蒸着し、n側電極205を形成した。
最後に、金属電極の硬化と半導体との界面抵抗の低減を目的として、不活性ガスであるAr雰囲気中で250℃30分の熱処理を行った。
ここで、比較例に係る半導体発光素子の電流−電圧特性を図4に示す。図4より整流特性が確認されるものの、そのカーブの傾きから内部直列抵抗の存在が示唆される結果であった。又、半導体発光素子の発光実験では、微弱な発光しか確認することができず、その発光色はオレンジであった。これは、p型半導体層203中の不純物元素であるLiが熱拡散によって活性層202に入り込んでしまい、活性層202を高抵抗化して活性層の特性を低下させることが、主たる原因として考えられる。
(実施例1)
実施例1として、図1に示す半導体発光素子を作製した。以下に、実施例1に係る半導体発光素子の製造方法について説明する。尚、ZnO層の製法としてはレーザーアブレーション法を用い、基板にはn型ZnO単結晶基板を用いた。
まず、基板101上に、ZnOからなる活性層102(膜厚:0.05μm)を上記形成条件1で形成した。次に、活性層102上に、NドープされたZnOからなる第1のp型半導体層103(膜厚:0.15μm)を下記形成条件3で形成した。
形成条件3:
KrFレーザーパワー:2J/cm2
ターゲット:ノンドープZnO
基板温度:450℃
チャンバー圧力:3×10-2Pa
ガス流量:N2;5sccm
Nラジカル源RFパワー:300W
更に、第1のp型半導体層103上に、Li及びNが同時ドープされたZnOからなる第2のp型半導体層104(膜厚:0.15μm)を上記形成条件2で形成して、ZnO積層膜を形成した。
次に、フォトリソグラフィーを用いて選択加工を施し、その上に電極形成を行った。電極形成としては、第2のp型半導体層104上には、メタルマスクを用いてNiとAuを積層して蒸着し、p側電極105を形成した。一方、基板101上には、メタルマスクを用いてAlを蒸着し、n側電極106を形成した。
最後に、金属電極の硬化と半導体との界面抵抗の低減を目的として、不活性ガスであるAr雰囲気中で250℃30分の熱処理を行った。
ここで、実施例1に係る半導体発光素子の電流−電圧特性を図5に示す。比較例に係る半導体発光素子の電流−電圧特性(図4)と比べて改善され、特にカーブの傾きが急峻となって内部直列抵抗の低減が示唆される結果であった。又、半導体発光素子の発光実験においても、比較例に係る半導体発光素子と比べて発光特性が改善し、オレンジから青白色に渡る発光を確認できた。
次に、ZnOからなるp型半導体層の正孔濃度向上を目的として、ZnOに最適なp型ドーピング手法を見出すべく、第一原理密度汎関数法によるバンド計算(局所電子状態密度計算)シミュレーションを実施した。ここで計算モデルとしては、Zn:32原子、O:32原子とし、種々の不純物元素をZn原子又はO原子に置換させて、シミュレーションを行い、結果を比較した。本結果を表1に示す。但し、表1においては、局所電子状態密度のピーク位置の値が小さいほど、その不純物元素又はその組み合わせにより形成されるアクセプタ準位が浅い、即ち、正孔濃度が高いことを示唆する。又、不純物元素が2元素以上の場合には、最も小さい局所電子状態密度のピーク位置の値を表には記載している。
Figure 2007234807
表1の結果から、1元素のドーピングよりも2元素以上の同時ドーピングの方が正孔濃度の向上には有利であり、特にLiと周期表における5B族に属する元素を同時ドーピングさせた場合に、我々がこれまでに見出したLi及びNの2元素同時ドーピングよりも正孔濃度向上が可能であることが新たに見出された。特に、5B族元素の中でもBiを含む場合に正孔濃度が高いことが示唆された。
(実施例2)
実施例2として、図1に示す半導体発光素子を作製した。以下に、実施例2に係る半導体発光素子の製造方法について説明する。尚、ZnO層の製法としてはレーザーアブレーション法を用い、基板にはn型ZnO単結晶基板を用いた。
まず、基板101上に、ZnOからなる活性層102(膜厚:0.05μm)を上記形成条件1で形成した。次に、NドープされたZnOからなる第1のp型半導体層103(膜厚:0.15μm)を上記形成条件3で形成した。更に、第1のp型半導体層103上に、Li及びBi及びNが同時ドープされた、ZnOからなる第2のp型半導体層104(膜厚:0.15μm)を下記形成条件4で形成して、ZnO積層膜を形成した。
形成条件4:
KrFレーザーパワー:1J/cm2
ターゲット:1wt%Li&0.05wt%BiドープZnO
基板温度:450℃
チャンバー圧力:3×10-2Pa
ガス流量:N2;5sccm
Nラジカル源RFパワー:300W
次に、フォトリソグラフィーを用いて選択加工を施し、その上に電極形成を行った。電極形成としては、第2のp型半導体層104上には、メタルマスクを用いてNiとAuを積層して蒸着し、p側電極105を形成した。一方、基板101上には、メタルマスクを用いてAlを蒸着し、n側電極106を形成した。
最後に、金属電極の硬化と半導体との界面抵抗の低減を目的として、不活性ガスであるAr雰囲気中で250℃30分の熱処理を行った。
ここで、実施例2に係る半導体発光素子の電流−電圧特性を図6に示す。実施例1に係る半導体発光素子の電流−電圧特性(図5)と比べて更に改善され、カーブの傾きがより急峻となって内部直列抵抗が更に低減されたことを示唆する結果であった。又、半導体発光素子の発光実験においても、実施例1に係る半導体発光素子と比べて発光特性が更に改善し、青白色の発光を確認することができた。このように、特性が実施例1に係る半導体発光素子に比べて更に改善したのは、実施例1に係る半導体発光素子よりも高い正孔濃度を持つp型半導体層がLi及びBi及びNの同時ドープによって得られるために、発光に寄与するキャリア数の増大とともに、金属等の電極層とのオーミック性が改善されたことが主な要因として考えられる。
更に、表2は、p型半導体層がZnMgOである場合のp型化シミュレーション結果の一例である。但し、計算モデルはZn:31原子、O:32原子、Mg:1原子とし、上記と同様に種々の不純物元素をZn原子又はO原子に置換させて、シミュレーションを行った。又、表1同様に、局所電子状態密度のピーク位置の値が小さいほど、その不純物元素又はその組み合わせにより形成されるアクセプタ準位が浅い、即ち、正孔濃度が高いことを示唆している。又、不純物元素が2元素以上の場合には、最も小さい局所電子状態密度のピーク位置の値を表には記載している。
Figure 2007234807
表2から、p型半導体層がZnMgOである場合においても、ZnOの場合と同様な傾向を示し、LiとBiとNとを含むドーパント組み合わせにおいて、高い正孔濃度が得られることが示唆された。
このように、本実施形態においては、発光素子のp型半導体層の主要な構成材料としてZnOを用いたが、一部にZnMgOが用いられていてもよく、その場合においてもZnOの場合と同様のp型ドーパントを用いることができることがわかった。
本実施形態に係る半導体発光素子の断面図である。 Li及びNの不純物濃度と抵抗率との関係を示すグラフである。 比較例に係る半導体発光素子の断面図である。 比較例に係る半導体発光素子の電流−電圧特性を示すグラフである。 実施例1に係る半導体発光素子の電流−電圧特性を示すグラフである。 実施例2に係る半導体発光素子の電流−電圧特性を示すグラフである。
符号の説明
101…基板
102…活性層
103…第1のp型半導体層
104…第2のp型半導体層
105…p側電極
106…n側電極
201…基板
202…活性層
203…p型半導体層
204…p側電極
205…n側電極

Claims (6)

  1. Zn及びOを主要な構成元素とする活性層を備える半導体発光素子であって、
    前記活性層上に形成され、Zn及びOを主要な構成元素とし、不純物元素としてLi以外の元素がドーピングされている第1のp型半導体層と、
    前記第1のp型半導体層上に形成され、Zn及びOを主要な構成元素とし、不純物元素として少なくともLiがドーピングされている第2のp型半導体層と
    を備えることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記第1のp型半導体層は、不純物元素としてLiよりも活性化率の小さい元素がドーピングされていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記第1のp型半導体層は、不純物元素としてNがドーピングされていることを特徴とする請求項2に記載の半導体発光素子。
  4. 前記第2のp型半導体層は、不純物元素として少なくともLi及び5B族元素がドーピングされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  5. 前記第2のp型半導体層は、不純物元素として少なくともLi及びBiがドーピングされていることを特徴とする請求項4に記載の半導体発光素子。
  6. 基板上に、Zn及びOを主要な構成元素とする活性層を形成する工程と、
    前記活性層上に、不純物元素としてLi以外の元素をドーピングし、Zn及びOを主要な構成元素とする第1のp型半導体層を形成する工程と、
    前記第1のp型半導体層上に、不純物元素として少なくともLiをドーピングし、Zn及びOを主要な構成元素とする第2のp型半導体層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
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