JP2007234370A - 電動車両とこの電動車両に搭載される電源装置 - Google Patents

電動車両とこの電動車両に搭載される電源装置 Download PDF

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高志 瀬戸
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崇 村田
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Abstract

【課題】スペアタイヤ収容室を有効利用して、大きくて重い電源装置を、安全にしかも効率よく搭載する。
【解決手段】電動車両は、ケース12、32、52内に複数の充電できる電池11、31、51を収納してなる電源装置10、30、50を搭載している。電源装置10、30、50のケース12、32、52は、複数の電池11、31、51を立てる姿勢で収納している。さらに、このケース12、32、52は、円盤状であってその外径を電源装置10、30、50を搭載する車両のタイヤ9の外径にほぼ等しく、高さをタイヤ9の幅にほぼ等しくしている。車両は、フロアパネル1にスペアタイヤを収容するスペアタイヤ収容室2を設けており、このスペアタイヤ収容室2に電源装置10、30、50を配設している。
【選択図】図1

Description

本発明は、モーターとエンジンの両方で車両を走行させるハイブリッドカーやモーターで走行される電気自動車等の電動車両と、これ等の電動車両に搭載されて走行用のモーターに電力を供給する電源装置に関する。
電動車両は、車両を走行させるモーターに電力を供給する充電できる多数の電池を内蔵する電源装置を搭載している。この電源装置は、比較的低電圧の簡易ハイブリッドカーの装置と、高電圧のハイブリッドカーに搭載されるものとがある。簡易ハイブリッドカーとして、スペアタイヤ収容室の下部に、バッテリ収納室を設ける車両が開発されている。(特許文献1参照)
この特許文献1の車両は、ラゲージルームのフロアパネルに開口するスペアタイヤ収容室の下部にバッテリ収容室を連設して設けている。このバッテリ収容室内に、簡易ハイブリッドシステムのバッテリを収容している。
特開2005−93299号公報
簡易ハイブリッドシステムは、電装用バッテリと同じ鉛バッテリを複数個直列に接続して使用する。たとえば、3個の鉛バッテリを直列に接続して、出力電圧を36Vとして使用する。この電源装置は、ハイブリッドカーの電源装置に比較して、コンパクトであることから、スペアタイヤ収容室の下部に専用の収納室を設けて配置できる。これに対して、ハイブリッドカーや電気自動車は、簡易ハイブリッドシステムに比較してモーターの出力が大きく、電源装置からは大きな電力をモーターに供給する必要があり、電源装置が極めて大きく、重くなる。このため、スペアタイヤ収容室の下部にさらに収納室を設けて、電源装置を搭載することができない。
さらに、最近、パンクしても走行できるランフラットタイヤが開発され、このタイヤを装備する車両は、必ずしもスペアタイヤを装備する必要がない。この車両は、スペアタイヤ収容室を設けない構造に設計できる。しかしながら、ランフラットタイヤを装備する車種であっても、現実にはスペアタイヤ収容室を設けている。それは、使用される地域によっては、またはユーザーによっては、ランフラットタイヤを使用しないで、ノーマルタイヤを使用するからである。このため、ランフラットタイヤを使用する車両は、スペアタイヤ収容室があってここに大きなスペースができる。
本発明の大切な目的は、スペアタイヤ収容室を有効利用して、大きくて重い電源装置を、安全にしかも効率よく搭載できる電動車両とこの電動車両に搭載される電源装置を提供することにある。
本発明の電動車両は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
電動車両は、ケース12、32、52内に複数の充電できる電池11、31、51を収納してなる電源装置10、30、50を搭載している。電源装置10、30、50のケース12、32、52は、複数の電池11、31、51を立てる姿勢で収納している。さらに、このケース12、32、52は、円盤状であってその外径を電源装置10、30、50を搭載する車両のタイヤ9の外径にほぼ等しく、高さをタイヤ9の幅にほぼ等しくしている。車両は、フロアパネル1にスペアタイヤを収容するスペアタイヤ収容室2を設けており、このスペアタイヤ収容室2に電源装置10、30、50を配設している。
本発明の電動車両は、衝突の衝撃で破壊される衝撃破壊連結部4を介して、内側をスペアタイヤ収容室2とするタイヤケースプレート3をフロアパネル1に連結して、衝突の衝撃で衝撃破壊連結部4を破壊させて、スペアタイヤ収容室2に配置している電源装置10、30、50をフロアパネル1の下方に排出することができる。
本発明の電動車両は、車両のタイヤ9をランフラットタイヤとして、スペアタイヤ収容室2にスペアタイヤに代わって電源装置10、30、50を配設することができる。
本発明の請求項4の電源装置は、複数の充電できる電池11、31と、この電池11、31を収納するケース12、32と、ケース12、32内に強制送風して電池11、31を冷却する送風機構13、33とを備える。ケース12、32は、外形を円形とする円盤状であって、外周に沿って外周ダクト14、34を、中央部には中央ダクト15、35を設けて、外周ダクト14、34と中央ダクト15、35の間に環状の電池収納部16、36を設けている。電源装置は、この電池収納部16、36に複数の電池11、31を立てる姿勢で収納している。送風機構13、33は、外周ダクト14、34から電池収納部16、36に強制送風して電池11、31を冷却し、電池11、31を冷却した空気を中央ダクト15、35からケース12、32の外部に排気し、あるいは中央ダクト15、35から電池収納部16、36に強制送風して電池11、31を冷却し、電池11、31を冷却した空気を外周ダクト14、34からケース12、32の外部に排気する。
本発明の電源装置は、ケース12、32が、外周ダクト14、34と電池収納部16、36との間の隔壁17、37に、複数の開閉ゲート18、38を備えて、各々の開閉ゲート18、38の開度を制御して、電池収納部16、36の電池11、31の冷却状態をコントロールすることができる。さらに、本発明の電源装置は、ケース32の中央ダクト35に、送風機構33のファン40を配設することができる。
本発明の請求項7の電源装置は、複数の充電できる電池51と、この電池51を収納するケース52と、ケース52内に強制送風して電池51を冷却する送風機構53とを備える。ケース52は、外形を円形とする円盤状として、上面に上部ダクト54を、下面に下部ダクト55を設けて、上部ダクト54と下部ダクト55との間に円形の電池収納部56を設けている。電源装置は、この電池収納部56に複数の電池51を立てる姿勢で収納している。送風機構53は、上部ダクト54から電池収納部56に強制送風して電池51を冷却し、電池51を冷却した空気を下部ダクト55からケース52の外部に排気し、あるいは下部ダクト55から電池収納部56に強制送風して電池51を冷却し、電池51を冷却した空気を上部ダクト54からケース52の外部に排気する。
本発明の請求項1に記載する電動車両は、スペアタイヤ収容室を有効利用して、大きくて重い電源装置を、安全にしかも効率よく搭載できる特徴がある。それは、スペアタイヤ収容室にスペアタイヤに代わって電源装置を配設しているからである。とくに、スペアタイヤ収容室は、全ての車種に例外なく設けられるので、ここを電源装置の収納に利用することで、専用の収納部を特別に設けることなく、大きな電源装置をすっきりと邪魔にならにいように効率よく配置できる。
また、本発明の請求項2の電動車両は、衝突の衝撃で破壊される衝撃破壊連結部を介して、スペアタイヤ収容室を設けるタイヤケースプレートをフロアパネルに連結しているので、衝突の衝撃で衝撃破壊連結部を破壊して、スペアタイヤ収容室に配置している大きくて重く、また高電圧の電源装置を、フロアパネルの下方に排出して衝突時の安全性を著しく向上できる。
さらに、本発明の請求項3の電動車両は、車両のタイヤがランフラットタイヤで、スペアタイヤ収容室にスペアタイヤに代わって電源装置を配設するので、スペアタイヤ収容室を電源装置の収納に使用しながら、タイヤがパンクしても車両を走行できる特徴がある。
また、本発明の請求項4の電源装置は、複数の電池を収納するケースの外形を円盤状とし、外周に沿って外周ダクトを、中央部には中央ダクトを設けて、外周ダクトと中央ダクトの間に環状の電池収納部を設けて、ここに電池を立てる姿勢で収納し、さらに、外周ダクトから電池収納部に強制送風して電池を冷却し、あるいは中央ダクトから電池収納部に強制送風して電池を冷却するので、外形を円形として、車両に設けているスペアタイヤ収容室に収納でき、しかも内部の多数の電池を収納して、効率よく冷却できる特徴がある。
さらにまた、本発明の請求項5の電源装置は、ケースが、外周ダクトと電池収納部との間の隔壁に、複数の開閉ゲートを設けており、各々の開閉ゲートの開度を制御して、電池収納部の電池の冷却状態をコントロールするので、電池収納部に配置する各々の電池を均一に冷却できる特徴がある。
また、本発明の請求項6の電源装置は、ケースの中央ダクトに、送風機構のファンを配設しているので、ファンを電源装置の外部に設けることなく、ファンも一緒にスペアタイヤ収容室に収納できる。
さらに、本発明の請求項7の電源装置は、ケースを円盤状として、上下に上部ダクトと下部ダクトを設け、上部ダクトと下部ダクトとの間に円形の電池収納部を設けて、ここに複数の電池を立てる姿勢で収納し、送風機構でもって、上部ダクトから電池収納部に強制送風して電池を冷却し、あるいは下部ダクトから電池収納部に強制送風して電池を冷却するようにしているので、外形を円形として、車両に設けているスペアタイヤ収容室に収納でき、しかも内部の多数の電池を収納して、効率よく冷却できる特徴がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電動車両と電源装置を例示するものであって、本発明は電動車両と電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1は、電動車両であるハイブリッドカーを示す。ただし、本発明は、電動車両を電気自動車とすることもできる。この図の電動車両は、車両を走行させるエンジン5に加えてモーター6を備える。エンジン5とモーター6は、車両の制御回路(図示せず)に制御されて車両を走行させる。電動車両は、図1と図2に示すように、モーター6に電力を供給するために、充電できる電池を内蔵する電源装置10をスペアタイヤ収容室2に搭載している。電源装置10は、内蔵する電池からモーター6に電力を供給する。電池の残容量が少なくなると、車両に搭載している発電機7で充電される。発電機7は、エンジン5で駆動され、さらに車両を回生制動するときのエネルギーで駆動される。
電源装置10は、図3ないし図5に示すように、ケース12内に複数の充電できる電池11を収納している。電池11はニッケル水素電池である。ただし、電池には、リチウムイオン二次電池やニッケルカドミウム電池等の充電できる全ての電池とすることができる。さらに、図の電源装置10は、円筒型電池をケース12に収納している。ケース12には、複数の電池11を立てる姿勢で収納している。電池11は、安全弁を内蔵する封口板を上向きとする姿勢で、ケース12に固定される。この姿勢でケース12に固定される電池11は、安全弁が開弁するときに、電池11内からガスをスムーズに排出できる。電池11は、隣の電池11との間に、空気を通過できる隙間を設け、この隙間に空気を強制送風して冷却される。
さらに、ケース12に収納される全ての電池11は、接続タブ25を介して直列に接続される。接続タブ25は、図6の斜視図に示すように、隣接する電池11を直列に接続する。この接続タブ25は、一端を一方の電池11の凸部電極11Aに溶接して接続し、他端部を隣の電池11の外装缶11Bに溶接して接続される。この図の接続タブ25は、円筒型電池の凸部電極11Aと外装缶11Bにスポット溶接して接続している。
電源装置10は、車両に設けているスペアタイヤ収容室2に、スペアタイヤに代わって収納される。したがって、電源装置10のケース12は、全体の形状を円盤状としている。円盤状のケース12は、その外径を電源装置10を搭載する車両のタイヤ9の外径にほぼ等しく、また高さをタイヤ9の幅にほぼ等しくしている。ただし、この明細書において、「ケースの外径がタイヤの外径にほぼ等しく、また高さをタイヤの幅にほぼ等しい」とは、ケースの外径/タイヤの外径の比率と、ケースの高さ/タイヤの幅の比率を0.85〜1とすることを意味する。外径と高さをこの範囲とするケース12は、タイヤ9に代わってスペアタイヤ収容室2に配設できるからである。
電動車両は、図2に示すように、フロアパネル1にスペアタイヤを収容するスペアタイヤ収容室2を設けている。この電動車両は、フロアパネル1に開口部1Aを設け、この開口部1Aにタイヤケースプレート3を固定して、スペアタイヤ収容室2を設けている。タイヤケースプレート3は、内側をスペアタイヤ収容室2とする形状としている。このタイヤケースプレート3は、衝突の衝撃で破壊される衝撃破壊連結部4を介してフロアパネル1に連結している。衝撃破壊連結部4は、追突や衝突等の衝撃で破断されるピン、または、衝撃で分離されるスポット溶接等である。この構造の車両は、衝突の衝撃で衝撃破壊連結部4が破壊される。衝撃破壊連結部4が破壊されると、図2の鎖線で示すように、タイヤケースプレート3の一部または全体がフロアパネル1から外れ、スペアタイヤ収容室2に配置している電源装置10をフロアパネル1の下方に排出させる。このため、この構造の電動車両は、衝突の衝撃で、高電圧で重い電源装置10が室内に押し出されることがなく、安全性を著しく向上できる。
車両は、タイヤ9をランフラットタイヤとして、スペアタイヤを省略できる。ランフラットタイヤが、パンクしても走行できるからである。したがって、タイヤ9をランフラットタイヤとする車両は、スペアタイヤ収容室2にスペアタイヤに代わって電源装置10を搭載できる。ただ、タイヤをランフラットタイヤとしない車両であっても、スペアタイヤ収容室にスペアタイヤに代わって電源装置を搭載することもできる。この車両は、タイヤがパンクすると走行できなくなるので、パンクして走行する必要のない車両、あるいはパンクの修理を速やかにできる地域に限って使用できる。
図3ないし図5と、図7ないし図10は、車両のスペアタイヤ収容室2に収納される電源装置10、30、50の詳細図である。これらの図に示す電源装置10、30、50は、複数の充電できる電池11、31、51と、この電池11、31、51を収納するケース12、32、52と、ケース12、32、52内に強制送風して電池11、31、51を冷却する送風機構13、33、53とを備える。
図3ないし図6、図8ないし図10の電源装置10、50は、送風機構13、53のファン20、60をスペアタイヤ収容室の外部に配設する構造としている。ただ、送風機構のファンは、図7に示すように、ケース32の中央に設けている中央ダクト35に配設することもできる。ここに配設される送風機構33は、軸流ファンであって、中央ダクト35の空気を強制的に排気し、あるいは中央ダクト35に空気を強制送風する。中央ダクト35に軸流ファンを配設する電源装置30は、送風機構33を含む全体をコンパクトにしてスペアタイヤ収容室2に収納できる。また、ケース32内にファン40を配設するので、ファン40の騒音をケース32で遮音して、室内を静かにできる。とくに、SUVのように、車内にスペアタイヤ収容室2を設けている車両において、室内の騒音レベルを低くできる。
図3ないし図5、および図7に示す電源装置10、30のケース12、32は、スペアタイヤ収容室2に収納できるように、外形を円形とする円盤状としている。このケース12、32は、収納する電池11、31を空気で強制冷却するために、外周に沿って外周ダクト14、34を、中央部には中央ダクト15、35を設けて、外周ダクト14、34と中央ダクト15、35の間に環状の電池収納部16、36を設けている。この電池収納部16、36に複数の電池11、31を立てる姿勢で収納している。
図3ないし図5の電源装置10は、外周ダクト14を送風機構13のファン20に連結している。ファン20は、外周ダクト14に空気を送風し、あるいは外周ダクト14の空気を吸引して外部に排気する。
外周ダクト14、34と電池収納部16、36の間の隔壁17、37は、複数の開閉ゲート18、38を設けている。開閉ゲート18、38は、隔壁17、37に設けた開口部17A、37Aを開閉すると共に、外周ダクト14、34から開口部に流入する空気量をコントロールする。図の開閉ゲート18、38は、回転軸18B、38Bにゲート板18A、38Aを固定している。回転軸18B、38Bは、回転できるように隔壁17、37に固定される。ゲート板18A、38Aは、隔壁17、37に沿う形状として、隔壁17、37の開口部17A、37Aを閉塞できる形状としている。図の隔壁17、37は円弧状に湾曲するので、ゲート板18A、38Aも同じ曲率半径で湾曲する形状としている。図の開閉ゲート18、38は、1枚のゲート板18A、38Aでふたつの開口部17A、37Aを開閉するが、開閉ゲートは、ひとつ又は3つ以上の開口部を開閉することもできる。
開閉ゲート18、38の回転軸18B、38Bは、サーボモータ(図示せず)に連結される。サーボモータは、制御回路に制御されて、ゲート板18A、38Aの回転角をコントロールする。制御回転は、電池温度を検出して、サーボモータを制御する。たとえば、制御回路は、温度を検出している電池11、31の温度が高くなると、この電池11、31により多くの空気を送風するように開閉ゲート18、38のサーボモータを制御する。反対に、電池11、31の温度が他の部分の電池11、31よりも低くなる場合は、低温の電池に送風する空気を少なくするように、開閉ゲート18、38のサーボモータを制御する。制御回路は、全ての電池11、31の温度がほぼ同一のときは、中間の開度となって、全ての電池11、31に均一に送風する開度にサーボモータで開閉ゲート18、38の開度をコントロールする。この構造の電源装置10、30は、開閉ゲート18、38の開度をコントロールして、全ての電池11、31を均一な温度に冷却できる特徴がある。
中央ダクト15、35は、ケース12、32の中央に円筒状に設けられる。中央ダクト15、35と電池収納部16、36との間の内壁19、39には空気を透過させる開口部19A、39Aを設けている。この開口部19A、39Aを通過して、電池収納部16、36から中央ダクト15、35に、あるいは中央ダクト15、35から電池収納部16、36に電池11、31を冷却する空気が送風される。
電池収納部16、36は、内壁19、39と隔壁17、37との間に設けられる。図のケース12、32は、内壁19、39と隔壁17、37を円筒状として、円形リング状の電池収納部16、36を設けている。この電池収納部16、36には、複数の電池11、31を同心のリング状に複数列に並べ、かつ電池11、31の間に空気を通過できる隙間を設けて配設している。
この構造の電源装置10、30は、スペアタイヤ収容室2に収納されて、送風機構13、33のファン20、40で強制送風して電池11、31を冷却する。送風機構13、33は、外周ダクト14、34から電池収納部16、36に強制送風して電池11、31を冷却し、電池11、31を冷却した空気を中央ダクト15、35からケース12、32の外部に排気して電池11、31を冷却する。また、送風機構13、33は、中央ダクト15、35から電池収納部16、36に強制送風して電池11、31を冷却し、電池11、31を冷却した空気を外周ダクト14、34からケース12、32の外部に排気して電池11、31を冷却する。
図8ないし図10の電源装置50は、ケース52の外形を円形とする円盤状として、上面に上部ダクト54を、下面に下部ダクト55を設けて、上部ダクト54と下部ダクト55との間に円形の電池収納部56を設けている。上部ダクト54と電池収納部56との間に水平に配設される上プレート57と、下部ダクト55と電池収納部16との間に水平に配設される下プレート59は、空気を通過させる開口部57A、59Aを設けている。さらに、図9の斜視図に示す上プレート57と下プレート59は、電池51の端部を挿入して定位置に配置する嵌着孔57B、59Bを設けている。この上プレート57と下プレート59は、嵌着孔57B、59Bに電池11を入れて、嵌着孔57B、59Bで電池11を定位置に保持できる。上プレート57と下プレート59は、プラスチック等の絶縁材で製作して、電池51を絶縁して定位置に配置できる。ただし、上プレートと下プレートは、金属板で製作することもできる。この上プレートと下プレートは、嵌着孔の内面を絶縁し、あるいは電池の外面を絶縁して、電池を絶縁状態で電池収納部に配置できる。
上プレート57と下プレート59は、嵌着孔57B、59Bの間に、空気を通過させる開口部57A、59Aを設けている。ケース52の電池収納部56には、複数の電池51を立てる姿勢で配設する。この電源装置50は、送風機構53のファン60でもって、上部ダクト54から電池収納部56に強制送風して電池51を冷却し、電池51を冷却した空気を下部ダクト55からケース52の外部に排気する。また、送風機構53のファン60は、下部ダクト55から電池収納部56に強制送風して電池51を冷却し、電池51を冷却した空気を上部ダクト54からケース52の外部に排気する。この構造の電源装置50は、全ての電池51を均一に冷却できる特徴がある。それは、電池収納部56に立てる姿勢で電池51を収納し、この電池51の隙間に上下に送風して、電池51を冷却するからである。電池51を冷却する空気は、ひとつの電池51を冷却して上部ダクト54から下部ダクト55に、あるいは下部ダクト55から上部ダクト54に送風される。このため、ひとつの電池51を冷却した空気で他の電池51を冷却する必要がなく、空気はワンパスして、全ての電池51を均一に冷却する。
図8ないし図10の電源装置50は、ケース52の上部と下部に上部ダクト54と下部ダクト55を設けている。上部ダクト54と下部ダクト55は、電池収納部56の高さを制限する。スペアタイヤ収容室2の深さが特定されているからである。図に示すように、上プレート57と下プレート59に嵌着孔57B、59Bを設けて、電池51の一部を上プレート57と下部ダクト55に挿入する電源装置50は、電池51を電池収納部56の高さよりも長くできると共に、上部ダクト54と下部ダクト55に表出して電池51を効率よく冷却できる。この電源装置50は、1個の電池51を垂直に立てる姿勢で電池収納部56に収納し、あるいは、短い複数の電池を直列に直線状に連結して電池モジュールとし、電池モジュールの状態で電池収納部に垂直に配設することもできる。
図3ないし図5、および図7の電源装置10、30は、ケース12、32の外周部と中央部にダクトを設けるので、電池収納部16、36の高さを、ほぼスペアタイヤ収容室2の深さにできる。したがって、この電源装置10、30は、電池収納部16、36に収納する電池11、31を長くできる。このため、複数の電池を直列に直線状に連結して電池モジュールとして電池収納部に収納し、あるいは長い電池は1本を立てる姿勢で収納する。
本発明の一実施例にかかる電動車両の概略構成図である。 図1に示す電動車両のスペアタイヤ収容室の拡大断面図である。 本発明の一実施例にかかる電源装置の斜視図である。 図3に示す電源装置の内部構造を示す斜視図である。 図4に示す電源装置の平面図である。 複数の電池を接続する一例を示す斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の内部構造を示す平面図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の斜視図である。 図8に示す電源装置の内部構造を示す斜視図である。 図8に示す電源装置の垂直断面図である。
符号の説明
1…フロアパネル
1A…開口部
2…スペアタイヤ収容室
3…タイヤケースプレート
4…衝撃破壊連結部
5…エンジン
6…モーター
7…発電機
9…タイヤ
10、30…電源装置
11、31…電池
11A…凸部電極
11B…外装缶
12、32…ケース
13、33…送風機構
14、34…外周ダクト
15、35…中央ダクト
16、36…電池収納部
17、37…隔壁
17A、37A…開口部
18、38…開閉ゲート
18A、38A…ゲート板
18B、38B…回転軸
19、39…内壁
19A、39A…開口部
20、40…ファン
25…接続タブ
50…電源装置
51…電池
52…ケース
53…送風機構
54…上部ダクト
55…下部ダクト
56…電池収納部
57…上プレート
57A…開口部
57B…嵌着孔
59…下プレート
59A…開口部
59B…嵌着孔
60…ファン

Claims (7)

  1. ケース(12)、(32)、(52)内に複数の充電できる電池(11)、(31)、(51)を収納してなる電源装置(10)、(30)、(50)を搭載している車両であって、電源装置(10)、(30)、(50)のケース(12)、(32)、(52)は、複数の電池(11)、(31)、(51)を立てる姿勢で収納しており、さらに、このケース(12)、(32)、(52)は円盤状であって、その外径を電源装置(10)、(30)、(50)を搭載する車両のタイヤ(9)の外径にほぼ等しく、高さをタイヤ(9)の幅にほぼ等しくしており、車両は、フロアパネル(1)にスペアタイヤを収容するスペアタイヤ収容室(2)を設けており、このスペアタイヤ収容室(2)に電源装置(10)、(30)、(50)を配設してなる電動車両。
  2. 衝突の衝撃で破壊される衝撃破壊連結部(4)を介して、内側をスペアタイヤ収容室(2)とするタイヤケースプレート(3)をフロアパネル(1)に連結しており、衝突の衝撃で衝撃破壊連結部(4)が破壊されて、スペアタイヤ収容室(2)に配置している電源装置(10)、(30)、(50)をフロアパネル(1)の下方に排出するようにしてなる請求項1に記載する電動車両。
  3. 車両のタイヤ(9)がランフラットタイヤで、スペアタイヤ収容室(2)にスペアタイヤに代わって電源装置(10)、(30)、(50)を配設してなる請求項1に記載される電動車両。
  4. 複数の充電できる電池(11)、(31)と、この電池(11)、(31)を収納するケース(12)、(32)と、ケース(12)、(32)内に強制送風して電池(11)、(31)を冷却する送風機構(13)、(33)とを備える電源装置であって、
    ケース(12)、(32)は、外形を円形とする円盤状であって、外周に沿って外周ダクト(14)、(34)を、中央部には中央ダクト(15)、(35)を設けて、外周ダクト(14)、(34)と中央ダクト(15)、(35)の間に環状の電池収納部(16)、(36)を設けており、この電池収納部(16)、(36)に複数の電池(11)、(31)を立てる姿勢で収納しており、
    送風機構(13)、(33)が、外周ダクト(14)、(34)から電池収納部(16)、(36)に強制送風して電池(11)、(31)を冷却し、電池(11)、(31)を冷却した空気を中央ダクト(15)、(35)からケース(12)、(32)の外部に排気し、あるいは中央ダクト(15)、(35)から電池収納部(16)、(36)に強制送風して電池(11)、(31)を冷却し、電池(11)、(31)を冷却した空気を外周ダクト(14)、(34)からケース(12)、(32)の外部に排気するようにしてなる電動車両に搭載される電源装置。
  5. ケース(12)、(32)が、外周ダクト(14)、(34)と電池収納部(16)、(36)との間の隔壁(17)、(37)に、複数の開閉ゲート(18)、(38)を設けており、各々の開閉ゲート(18)、(38)の開度を制御して、電池収納部(16)、(36)の電池(11)、(31)の冷却状態をコントロールするようにしてなる請求項4に記載される電動車両に搭載される電源装置。
  6. ケース(32)の中央ダクト(35)に、送風機構(33)のファン(40)を配設している請求項4に記載される電動車両に搭載される電源装置。
  7. 複数の充電できる電池(51)と、この電池(51)を収納するケース(52)と、ケース(52)内に強制送風して電池(51)を冷却する送風機構(53)とを備える電源装置(50)であって、
    ケース(52)は、外形を円形とする円盤状として、上面に上部ダクト(54)を、下面に下部ダクト(55)を設けて、上部ダクト(54)と下部ダクト(55)との間に円形の電池収納部(56)を設けており、この電池収納部(56)に複数の電池(51)を立てる姿勢で収納しており、
    送風機構(53)が、上部ダクト(54)から電池収納部(56)に強制送風して電池(51)を冷却し、電池(51)を冷却した空気を下部ダクト(55)からケース(52)の外部に排気し、あるいは下部ダクト(55)から電池収納部(56)に強制送風して電池(51)を冷却し、電池(51)を冷却した空気を上部ダクト(54)からケース(52)の外部に排気するようにしてなる電動車両に搭載される電源装置。
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