JP2007233579A - 生産管理方法及び生産管理システム - Google Patents

生産管理方法及び生産管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007233579A
JP2007233579A JP2006052996A JP2006052996A JP2007233579A JP 2007233579 A JP2007233579 A JP 2007233579A JP 2006052996 A JP2006052996 A JP 2006052996A JP 2006052996 A JP2006052996 A JP 2006052996A JP 2007233579 A JP2007233579 A JP 2007233579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
products
priority
progress
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006052996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4965139B2 (ja
Inventor
Hiroaki Izumi
宏明 泉
勝彦 ▲高▼橋
Katsuhiko Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hiroshima University NUC
Micron Memory Japan Ltd
Original Assignee
Hiroshima University NUC
Elpida Memory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hiroshima University NUC, Elpida Memory Inc filed Critical Hiroshima University NUC
Priority to JP2006052996A priority Critical patent/JP4965139B2/ja
Priority to US11/710,969 priority patent/US7660645B2/en
Publication of JP2007233579A publication Critical patent/JP2007233579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4965139B2 publication Critical patent/JP4965139B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

【課題】ジョブショップ型生産ラインのキー工程において、仕掛かり製品が大幅滞留する状態を緩和する。
【解決手段】加工装置A,B,C,Dを有し、工程1〜工程6はそれぞれ加工装置A,B,C,B,D,Bによって行われる。加工装置Bは工程2,工程4,工程6にて繰り返し使用されるため、これらの工程がキー工程となる。これらキー工程を基準として、工程1〜工程6を複数のグループに分類し、グループごとの仕掛かり製品数を計数手段32を用いて計数する。これに応じ、判定手段31は仕掛かり製品数の多いグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより、複数のキー工程の優先順位を決定する。これにより、より実情に即した優先順位の決定を行うことが可能となり、生産効率を高めることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産管理方法及び生産管理システムに関し、特に、同じ加工装置を共用する複数のキー工程を含む生産ラインを管理する生産管理方法及び生産管理システムに関する。
従来より、同一の製品を大量生産する場合、生産ラインを用いて一連の工程を流れ作業的に行うことが一般的である。このような生産ラインは「コンベアライン型生産ライン」と呼ばれ、自動車などの製品において広く採用されている。コンベアライン方式では、生産ラインに含まれる各工程の要処理時間を一定に保つことが非常に重要である。これは、ある工程の要処理時間が他の工程に比べて長いと、この工程がボトルネックとなり、他の工程で使用する加工装置の稼働率が低下してしまうからである。
一方、半導体チップなどの生産ラインでは、コンベアライン方式とは異なり、複数の工程で同じ加工装置を共用することがある。このような生産ラインは「ジョブショップ型生産ライン」と呼ばれる。例えば、半導体チップの製造においては、ウェハの洗浄、導体や誘電体の成膜、フォトリソグラフィー、エッチングなどの工程が何度も繰り返し行われる。
このうち、ウェハの洗浄工程は、複数の工程で同じ加工装置(洗浄装置)を共用したとしても、多数のウェハを一括処理できるため、この工程がボトルネックとなることはほとんどない。また、成膜工程やエッチング工程は、成膜すべき材料やエッチングすべき材料によってプロセスガスなどの条件が異なることから、複数の工程で同じ加工装置(成膜チャンバー・エッチングチャンバー)を共用することは困難であることが多い。このため、成膜工程やエッチング工程は、工程ごとに専用のチャンバーを使用することが多く、これらの工程がボトルネックとなることも少ない。但し、成膜工程やエッチング工程なども、装置故障等によりボトルネック工程となる場合はある。
これに対し、フォトリソグラフィー工程は、使用する加工装置(ステッパー)が極めて高価であることから、複数の工程で同じステッパーを共用することが一般的である。しかも、洗浄工程などとは異なり、多数のウェハを一括処理することができず、ウェハを1枚ずつ加工する必要がある。このため、半導体チップの生産ラインでは、多くの場合、フォトリソグラフィー工程がボトルネックとなる。
ジョブショップ型生産ラインにおいて、複数の工程で同じ加工装置を共用するキー工程(上記の例ではフォトリソグラフィー工程)がボトルネックとなると、当該加工装置(上記の例ではステッパー)の直前に滞留した仕掛かり製品のうち、どの仕掛かり製品を優先的に処理すべきか、判断が非常に困難となることがある。
図14はジョブショップ型生産ラインの一例であり、(a)は使用する加工装置を示す模式図であり、(b)は各工程において使用する加工装置とその直前に滞留している仕掛かり製品数を示す表である。
図14(a)に示すように、この生産ラインは4つの加工装置A,B,C,Dからなり、このうち加工装置Bにて行われる工程がキー工程である。つまり、図14(b)に示すように、この生産ラインは工程1〜工程6までの6つの工程を行う生産ラインであり、工程2、工程4及び工程6において加工装置Bを使用する。
ここで、同じ加工装置Bを使用する工程2、工程4及び工程6には、図14(b)に示すように、それぞれ3個、4個及び2個の仕掛かり製品が滞留している。このような場合、加工装置Bはどの仕掛かり製品を優先して処理すべきか、何らかの判断が必要となる。一般的には、最も仕掛かり製品数の多い工程(この例では工程4)を優先すべきであると考えられるが、実際の生産ラインにおいてこのような単純な判断が適切であるとは限らない。
一方、ジョブショップ型生産ラインにおける優先順位の決定方法としては、特許文献1に記載された決定方法が知られている。しかしながら、特許文献1では、ボトルネックとなるキー工程の直後の工程における要処理時間に基づいて優先順位を決定しているだけであることから、このような方法では、キー工程にて仕掛かり製品が大幅滞留する状態を緩和したり、各工程における仕掛かり製品数を平準化させたり、さらには、加工装置の稼働率低下を防止したりすることはできない。また、半導体チップの生産ラインでは、完成した製品の数だけ新たに生産に取り掛かる、いわゆるCONWIP(CONstant Work-In-Process)が行われることが多く、特許文献1に記載された方法では、CONWIPを考慮した優先順位の正しい決定を行うことはできない。
特開平11−145021号公報
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものである。したがって、本発明の目的は、ジョブショップ型生産ラインの改良された生産管理方法及び生産管理システムを提供することである。
また、本発明の他の目的は、キー工程にて仕掛かり製品が大幅滞留する状態を緩和することが可能な生産管理方法及び生産管理システムを提供することである。
また、本発明のさらに他の目的は、ジョブショップ型生産ラインにおいて仕掛かり製品数を平準化可能な生産管理方法及び生産管理システムを提供することである。
また、本発明のさらに他の目的は、ジョブショップ型生産ラインにおいて加工装置の稼働率低下を防止可能な生産管理方法及び生産管理システムを提供することである。
本発明による生産管理方法は、同じ加工装置を共用する複数のキー工程を含む生産ラインの生産管理方法であって、前記複数のキー工程を基準として前記生産ラインによる一連の工程を複数のグループに分類し、前記複数のグループごとの仕掛かり製品数を取得する第1のステップと、取得したグループごとの仕掛かり製品数に基づき、前記複数のキー工程の優先順位を決定する第2のステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明による生産管理システムは、同じ加工装置を共用する複数のキー工程を含む生産ラインを管理する生産管理システムであって、前記複数のキー工程を基準として前記生産ラインによる一連の工程を複数のグループに分類し、前記複数のグループごとの仕掛かり製品数を取得する計数手段と、取得したグループごとの仕掛かり製品数に基づき、前記複数のキー工程の優先順位を決定する判定手段とを備えることを特徴とする。
このように、本発明では、従来のようにキー工程の直前で滞留している仕掛かり製品数や、キー工程の直後の工程における要処理時間などをパラメータとするのではなく、複数のキー工程を基準として一連の工程を複数のグループに分類し、グループごとの仕掛かり製品数をパラメータとして優先順位を決定している。これにより、より実情に即した優先順位の決定を行うことが可能となり、生産効率を高めることが可能となる。
グループ分けは、所定のキー工程の後から、次のキー工程までを1グループとして行うことが好ましい。尚、最初のグループは、生産ラインに含まれる最初の工程の前から、最初のキー工程までを少なくとも含むことが好ましく、CONWIPを考慮する場合には、最後のキー工程の後から、生産ラインに含まれる最後の工程までをさらに含むことが好ましい。
優先順位の決定は、仕掛かり製品数の多いグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより行うことが好ましく、各グループ間で定常状態の仕掛かり製品数が大きく変わるようなケースでは、上記に加え、要処理時間の短いグループに含まれるキー工程の優先度を高めることが好ましい。このような基準によって優先順位を決定すれば、キー工程にて仕掛かり製品が大幅滞留する状態を緩和することが可能となる。
また、優先順位の決定は、所定のグループに対応する仕掛かり製品数が、次のグループに対応する仕掛かり製品数に対して多いほど、前記所定のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより行うことが好ましく、各グループ間で定常状態の仕掛かり製品数が大きく変わるようなケースでは、上記に加え、所定のグループの要処理時間が、次のグループの要処理時間に対して短いほど、前記所定のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることが好ましい。このような基準によって優先順位を決定すれば、ジョブショップ型生産ラインにおいて仕掛かり製品数を平準化することが可能となる。
さらに、優先順位の決定は、前記仕掛かり製品数の少ないグループほど、直前のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより行うことが好ましく、各グループ間で定常状態の仕掛かり製品数が大きく変わるようなケースでは、上記に加え、要処理時間の短いグループほど、直前のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることが好ましい。このような基準によって優先順位を決定すれば、ジョブショップ型生産ラインにおいて加工装置の稼働率低下を防止することが可能となる。
このように、本発明によれば、グループごとの仕掛かり製品数をパラメータとして、キー工程における処理の優先順位を決定していることから、より実情に即した優先順位の決定を行うことが可能となり、生産効率を高めることが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による生産管理システムを導入した生産ラインを示す模式図である。図1において、実線で示す矢印は仕掛かり製品の流れを表し、破線で示す矢印は信号の流れを表す。
特に限定されるものではないが、図1に示す生産ラインは半導体チップの生産ラインであり、いわゆるジョブショップ型生産ラインである。説明を分かりやすくするため、図14に示した例と同様、生産ラインを構成する加工装置はA,B,C,Dの4種類のみとし、工程1〜工程6までの6つの工程によって完成するラインを想定している。つまり、工程1〜工程6は、それぞれ加工装置A,B,C,B,D,Bによって行われる。
図14に示した例と同様、4つの加工装置A,B,C,Dのうち、複数の工程(工程2,工程4,工程6)で繰り返し使用するのが加工装置Bであり、これらの工程がキー工程である。既に説明したように、半導体チップの生産ラインでは、フォトリソグラフィー工程がキー工程となることが多い。この場合、加工装置Bはステッパーである。他の加工装置A,C,Dとしては、洗浄装置、成膜装置、エッチング装置などが挙げられる。但し、これら加工装置A,B,C,Dが具体的にどのような装置であるかは、本発明の要旨に直接関係はなく、どのような装置であっても構わない。
図1に示すように、各加工装置A,B,C,Dにはそれぞれ保管棚10a〜10dが割り当てられている。これら保管棚10a〜10dは、対応する加工装置A,B,C,Dにより加工すべき仕掛かり製品(半導体ウェハ)を保管するための棚である。したがって、保管棚10a,10c,10dに保管されている仕掛かり製品は、仕掛かり製品の流れを示す図2から明らかなように、それぞれ加工装置A,C,Dを使用する工程1、工程3、工程5の前に位置する仕掛かり製品である。
これらに対し、保管棚10bに保管されている仕掛かり製品は、いずれも加工装置Bを使用する工程の前に位置する仕掛かり製品ではあるものの、加工装置Bはキー工程である工程2、工程4及び工程6を共通に行う装置であることから、行うべき工程によって保管エリアを分けておく必要がある。このため、加工装置Bに対応する保管棚10bは、3つの保管エリア10b,10b,10bに分けられている。これら3つの保管エリア10b,10b,10bには、加工装置A,C,Dより搬送された仕掛かり製品がそれぞれ保管される。
したがって、図2に示すように、保管エリア10bに保管されている仕掛かり製品は工程2の直前に位置する仕掛かり製品であり、保管エリア10bに保管されている仕掛かり製品は工程4の直前に位置する仕掛かり製品であり、保管エリア10bに保管されている仕掛かり製品は工程6の直前に位置する仕掛かり製品となる。
図2に示すように、生産ラインによる一連の工程は、キー工程を基準として複数のグループに分類される。工程のグループ分けは、キー工程の後から次のキー工程までを一括りとすることにより行う。したがって、本実施形態では、図2に示すように、最初の工程(工程1)の前から、最初のキー工程(工程2)までのグループG1と、最初のキー工程(工程2)の後から、2番目のキー工程(工程4)までのグループG2と、2番目のキー工程(工程4)の後から、最後の工程(3番目のキー工程:工程6)までのグループG3に分類される。
図1に戻って生産ラインの工程を説明すると、加工装置Bと保管棚10bとの間には、搬送装置20が配置されている。この搬送装置20は、3つの保管エリア10b,10b,10bに保管された仕掛かり製品のいずれかを加工装置Bに搬入するための装置であり、どの仕掛かり製品を搬入するかは、判定手段31より供給される判定信号31aによって定められる。判定手段31には、アルゴリズム格納部41及び処理部42が含まれており、計数手段32からの計数データ32a及び条件指定手段33からの条件データ33aが供給されると、判定手段31に含まれる処理部42は、アルゴリズム格納部41に格納された所定のアルゴリズムを用いて判定信号31aを生成する。
計数手段32は、保管棚10a〜10dに保管されている仕掛かり製品の数を計数する装置である。計数手段32は、仕掛かり製品数を保管棚10a,10c,10d及び保管エリア10b〜10bごとに計数可能な装置である。したがってこの場合、計数手段32の出力である計数データ32aは、これら保管棚及び保管エリアごとの仕掛かり製品数を示すことになる。但し、本発明において計数手段32が保管棚及び保管エリアごとの仕掛かり製品数を取得可能であることは必須でなく、少なくとも、グループごとの仕掛かり製品数を取得可能であれば足りる。この場合は、計数手段32の出力である計数データ32aは、グループごとの仕掛かり製品数を示すことになる。計数手段32の具体的な構成としては特に限定されないが、各保管棚10a〜10dに取り付けた計数器などを用いればよい。
一方、条件指定手段33は、判定信号31aの算出アルゴリズムを選択する装置である。本実施形態では、オペレータが手動で算出アルゴリズムの選択を行うため、条件指定手段33にはキーボードやマウスなどの入力装置43と、ディスプレイ44が含まれる。
図3は、ディスプレイ44に表示される選択画面の一例を示す図である。
図3に示すように、オペレータが算出アルゴリズムの選択を行う場合、条件指定手段33に含まれるディスプレイ44には、排他的に選択される3つの選択ボタン51〜53が表示される。選択ボタン51には、「仕掛かり山を崩す」と表示されている。このボタン51は、キー工程(工程2、工程4及び工程6)にて仕掛かり製品が大幅滞留する状態を緩和することを最優先したい場合に押下すべきボタンである。また、選択ボタン52には、「平準化する」と表示されている。このボタン52は、各工程の前に滞留する仕掛かり製品数を全体として平準化することを最優先したい場合に押下すべきボタンである。さらに、選択ボタン53には、「仕掛かりの薄い工程を埋める」と表示されている。このボタン53は、仕掛かり製品数の少ない工程が存在する場合、当該工程の仕掛かり製品数を増加させることを最優先したい場合に押下すべきボタンである。
さらに、ディスプレイ44には、排他的に選択される2つの選択ボタン61,62も表示される。選択ボタン61には、「通常モード」と表示されている。このボタン61は、キー工程を基準として各工程をグループ化した場合、定常状態においてグループごとの仕掛かり製品数に大きな差が生じないケースに押下すべきボタンである。
ここで、「定常状態においてグループごとの仕掛かり製品数に大きな差が生じないケース」とは、グループごとの要処理時間がほぼ同じであるか、大きな差がないケースが該当する。グループごとの要処理時間に大きな差が存在すると、このグループ全体がボトルネックとなるため、通常は、グループごとの要処理時間がほぼ同じとなるように生産ラインが設計される。したがって、通常はこの「通常モード」を選択すればよい。
一方、選択ボタン62には、「調整モード」と表示されている。このボタン62は、キー工程を基準として各工程をグループ化した場合、定常状態においてグループごとの仕掛かり製品数に大きな差が生じるケースに押下すべきボタンである。ここで、「定常状態においてグループごとの仕掛かり製品数に大きな差が生じるケース」とは、グループごとの要処理時間にある程度の差が存在するケースが該当する。上述の通り、通常は、グループごとの要処理時間がほぼ同じとなるように生産ラインが設計されるが、実際には、装置の故障などによりグループごとの要処理時間に差が生じることがあり、このような場合には、この「調整モード」を選択すればよい。
このような選択ボタン51〜53及び選択ボタン61,62がディスプレイ44に表示されると、オペレータは、マウスなどを用いて選択ボタン51〜53のいずれかを押下するとともに、選択ボタン61,62のいずれかを押下する。オペレータによるこのような条件選択がなされると、その結果は条件データ33aとして判定手段31に供給される。
オペレータによる条件選択は、上述の通り、3つの選択ボタン51〜53のいずれかを押下するとともに、2つの選択ボタン61,62のいずれかを押下することによって行われることから、図4に示す6条件のうちの1つが選択されることになる。これら6条件は、判定手段31内のアルゴリズム格納部41に格納された6つの算出アルゴリズム(第1〜第6のアルゴリズム)にそれぞれ対応しており、判定手段31内の処理部42は、選択された算出アルゴリズムを用い、計数手段32より供給される計数データ32aを演算することによって、判定信号31aを生成する。
次に、判定信号31aの具体的な算出アルゴリズムについて説明する。
図5は、算出アルゴリズムを示す共通フローチャートである。
図5に示すように、判定手段31内の処理部42は、まず計数手段32より供給される計数データ32aを取得する(ステップS10)。計数データ32aの取得は、計数手段32に対して計数データ32aを要求することにより行っても構わないし、計数手段32から定期的又は常時供給される計数データ32aを所定のタイミングで取り込むことにより行っても構わない。
次に、変数iを0にリセットし(ステップS11)、さらに、変数iをインクリメントする(ステップS12)。かかる変数iは、グループG1〜G3を指定するための数値であり、この場合、ステップS12におけるインクリメントによって変数i=1となることから、まずグループG1が指定される。
次に、グループGiの優先度を演算する(ステップS13)。優先度の計算式は選択されたアルゴリズムにより異なるため、詳細は後述する。
そして、優先度の演算を行っていないグループが残っているか否かを判断し(ステップS14)、その結果、優先度の演算を行っていないグループが残っていれば(ステップS14:YES)、ステップS12に戻って変数iのインクリメントを行う。このようにして、全てのグループ(グループG1〜G3)について優先度の演算が完了すると(ステップS14:NO)、これらグループごとの優先度に基づいて、判定信号31aを生成する(ステップS15)。判定信号31aの生成は、最も優先度の高い(得られた数値の大きい)グループを選択することにより行い、判定信号31aが示すグループが最も優先順位の高いグループとなる。
このようにして生成された判定信号31aは、図1に示したように搬送装置20に供給され、これを受けて、搬送装置20は最も優先順位の高いグループに対応した保管エリア10b〜10bから仕掛かり製品を加工装置Bに搬送する。したがって、例えば、グループG1が最も優先順位の高いグループであることを判定信号31aが示していれば、保管エリア10b〜10bのうち、グループG1に含まれる保管エリア10bから仕掛かり製品が加工装置Bに搬送されることになる。
ステップS15が完了すると、ステップS10に戻って計数データ32aを再取得する。計数データ32aの再取得は、タイマなどを用いることにより一定の期間をおいてから行うことが好ましい。
次に、優先度の演算方法(ステップS13)について、アルゴリズムごとに説明する。以下の説明においては、図2に示すように、保管棚10a,10c,10dに保管されている仕掛かり製品数をそれぞれ「a」、「c」、「d」とし、保管エリア10b〜10bに保管されている仕掛かり製品数をそれぞれ「b1」、「b2」、「b3」と表記する。ここで、グループG1,G2,G3に含まれる仕掛かり製品数をそれぞれ「g1」、「g2」、「g3」と表記すると、
g1=a+b1
g2=c+b2
g3=d+b3
と定義されることになる。
尚、各グループに加工装置をも含める場合には、加工中の仕掛かり製品数も各グループの仕掛かり製品数「g1」、「g2」、「g3」にカウントすべきであるが、加工中の仕掛かり製品数は、保管棚10a〜10dに滞留している仕掛かり製品数に比べて、十分に少ないと考えられることから、本実施形態では、加工中の仕掛かり製品数を「g1」、「g2」、「g3」に含めていない。もちろん、加工中の仕掛かり製品数を「g1」、「g2」、「g3」に含めても構わない。
まず、第1のアルゴリズムが選択されている場合について説明する。
第1の算出アルゴリズムは、図4に示すように、「仕掛かり山を崩す」と表示された選択ボタン51及び「通常モード」と表示された選択ボタン61が押下された場合に選択されるアルゴリズムである。
第1のアルゴリズムが選択されている場合、ステップS13において算出される優先度Piは、演算対象となるグループに含まれる仕掛かり製品数を「gi」とすると、
Pi=gi
[m1]によって行われる。ここで、Piとは演算対象となるグループGiに対応した優先度を示し、したがって、本実施形態ではP1,P2,P3の3つが算出されることになる。
第1のアルゴリズムが選択されている場合、一例として、仕掛かり製品数の具体的な数値が図6に示す通りであるとすると、
P1=18
P2= 9
P3=13
となり、優先度P1が最も大きいことから、図5に示すステップS15ではこれに対応するグループG1が選択される。つまり、判定手段31が出力する判定信号31aは、グループG1を指定し、これに応答して搬送装置20は保管エリア10bから仕掛かり製品を加工装置Bへ搬送する。
このようなアルゴリズムにしたがって優先順位を算出すれば、キー工程を実行する加工装置Bは、最も仕掛かり製品数の多いグループに対応する仕掛かり製品を優先して処理することになることから、キー工程にて仕掛かり製品が大幅滞留する状態を緩和することが可能となる。つまり、仕掛かり山を効果的に崩すことが可能となる。
次に、第2のアルゴリズムが選択されている場合について説明する。
第2の算出アルゴリズムは、図4に示すように、「仕掛かり山を崩す」と表示された選択ボタン51及び「調整モード」と表示された選択ボタン62が押下された場合に選択されるアルゴリズムである。
第2のアルゴリズムが選択されている場合は、それぞれの加工装置において1つの仕掛かり製品の加工に要する時間(半導体ウェハ1枚当たりに要する加工時間)が考慮される。つまり、加工装置A,B,C,Dにおいて1つの仕掛かり製品の加工に要する時間をそれぞれTa,Tb,Tc,Tdとすると、例えば、グループG1に対応する工程1,2を完了するのに必要な時間TG1は、
TG1=Ta+Tb
と定義される。同様に、グループG2に対応する工程3,4を完了するのに必要な時間TG2は、
TG2=Tb+Tc
と定義され、グループG3に対応する工程5,6を完了するのに必要な時間TG3は、
TG3=Tb+Td
と定義される。
第2のアルゴリズムが選択されている場合はこのような加工時間が考慮され、具体的には、演算対象となるグループに対応する要処理時間を「TGi」とすると、
Pi=gi/TGi
[m2]によって優先度の算出が行われる。一例として、仕掛かり製品数の具体的な数値及び要処理時間が図6及び図7に示す通りであるとすると、
P1=7.2(=18/2.5)
P2=4.5(=9/2)
P3≒8.7(=13/1.5)
となり、優先度P3が最も大きいことから、図5に示すステップS15ではこれに対応するグループG3が選択される。つまり、判定手段31が出力する判定信号31aは、グループG3を指定し、これに応答して搬送装置20は保管エリア10bから仕掛かり製品を加工装置Bへ搬送する。
このようなアルゴリズムにしたがって優先順位を算出すれば、加工時間の差に起因して、グループごとの仕掛かり製品数に大きな差が生じるような生産ラインであっても、これを考慮した適切な選択が行われる。つまり、各グループ間で定常状態の仕掛かり製品数が大きく変わるようなケースにおいても、キー工程にて仕掛かり製品が大幅滞留する状態を緩和することが可能となる。
次に、第3のアルゴリズムが選択されている場合について説明する。
第3の算出アルゴリズムは、図4に示すように、「平準化する」と表示された選択ボタン52及び「通常モード」と表示された選択ボタン61が押下された場合に選択されるアルゴリズムである。
第3のアルゴリズムが選択されている場合は、対象となるグループに含まれる仕掛かり製品数のみならず、次のグループに含まれる仕掛かり製品数をも考慮して優先度が算出される。つまり、第3のアルゴリズムが選択されている場合は、
Pi=gi−g(i+1)
によって優先度の算出が行われる。ここで、「g(i+1)」とは、次のグループに含まれる仕掛かり製品数を示し、本実施形態では、i=3である場合、
g(i+1)=0
としても構わないし、
g(i+1)=g1
としても構わない。具体的には、完成した製品の数だけ新たに生産に取り掛かるCONWIP(CONstant Work-In-Process)を考慮しない場合には、前者を採用すればよく、CONWIPを考慮する場合には、後者を採用すればよい。
一例として、仕掛かり製品数の具体的な数値が図6に示す通りであり、CONWIPを考慮する場合、
P1= 9(=18−9)
P2=−4(=9−13)
P3=−5(13−18)
となり、優先度P1が最も大きいことから、図5に示すステップS15ではこれに対応するグループG1が選択される。したがって、判定手段31が出力する判定信号31aは、グループG1を指定し、これに応答して搬送装置20は保管エリア10bから仕掛かり製品を加工装置Bへ搬送する。
このようなアルゴリズムにしたがって優先順位を算出すれば、次のグループに滞留している仕掛かり製品数と比べて、滞留している製品数が多いグループに対応する仕掛かり製品を優先して処理することになることから、仕掛かり製品数を平準化することが可能となる。つまり、各工程で滞留する仕掛かり製品数を全体として平準化することが可能となる。
次に、第4のアルゴリズムが選択されている場合について説明する。
第4の算出アルゴリズムは、図4に示すように、「平準化する」と表示された選択ボタン52及び「調整モード」と表示された選択ボタン62が押下された場合に選択されるアルゴリズムである。
第4のアルゴリズムが選択されている場合は、第3のアルゴリズムに加え、それぞれの加工装置において1つの仕掛かり製品の加工に要する時間(半導体ウェハ1枚当たりに要する加工時間)が考慮される。つまり、第4のアルゴリズムが選択されている場合、次のグループに対応する要処理時間を「TG(i+1)」とすると、
Pi=(gi/TGi)−{g(i+1)/TG(i+1)}
によって優先度の算出が行われる。
一例として、仕掛かり製品数の具体的な数値及び要処理時間が図6及び図7に示す通りであるとすると、
P1= 2.7(=7.2−4.5)
P2≒−4.2(≒4.5−8.7)
P3≒ 1.5(≒8.7−7.2)
となり、優先度P1が最も大きいことから、図5に示すステップS15ではこれに対応するグループG1が選択され、仕掛かり製品は保管エリア10bから加工装置Bへ搬送されることになる。
このようなアルゴリズムにしたがって優先順位を算出すれば、加工時間の差に起因して、グループごとの仕掛かり製品数に大きな差が生じるような生産ラインであっても、仕掛かり製品数を平準化することが可能となる。
次に、第5のアルゴリズムが選択されている場合について説明する。
第5の算出アルゴリズムは、図4に示すように、「仕掛かりの薄い工程を埋める」と表示された選択ボタン53及び「通常モード」と表示された選択ボタン61が押下された場合に選択されるアルゴリズムである。
第5のアルゴリズムが選択されている場合は、対象となるグループに含まれる仕掛かり製品数ではなく、次のグループに含まれる仕掛かり製品数を考慮して優先度が算出される。つまり、第5のアルゴリズムが選択されている場合は、
Pi=−g(i+1)
によって優先度の算出が行われる。ここでもi=3である場合、CONWIPを考慮しない場合には、
g(i+1)=0
とすればよいし、CONWIPを考慮する場合には、
g(i+1)=g1
とすればよい。
一例として、仕掛かり製品数の具体的な数値が図6に示す通りであり、CONWIPを考慮する場合、
P1=− 9
P2=−13
P3=−18
となり、優先度P1が最も大きいことから、図5に示すステップS15ではこれに対応するグループG1が選択され、仕掛かり製品は保管エリア10bから加工装置Bへ搬送されることになる。
このようなアルゴリズムにしたがって優先順位を算出すれば、次のグループに含まれる仕掛かり製品数の少ないグループほど、優先順位が高くなる。つまり、仕掛かり製品数の少ない工程において、仕掛かり製品数が増加する方向に制御されることになる。これにより、ある工程で仕掛かり製品数がゼロとなることにより稼働率が低下するといった問題を予防することが可能となる。
次に、第6のアルゴリズムが選択されている場合について説明する。
第6の算出アルゴリズムは、図4に示すように、「仕掛かりの薄い工程を埋める」と表示された選択ボタン53及び「調整モード」と表示された選択ボタン62が押下された場合に選択されるアルゴリズムである。
第6のアルゴリズムが選択されている場合は、第5のアルゴリズムに加え、それぞれの加工装置において1つの仕掛かり製品の加工に要する時間(半導体ウェハ1枚当たりに要する加工時間)が考慮される。つまり、第6のアルゴリズムが選択されている場合、
Pi=−g(i+1)/TG(i+1)
によって優先度の算出が行われる。
一例として、仕掛かり製品数の具体的な数値及び要処理時間が図6及び図7に示す通りであるとすると、
P1=−4.5(=−9/2)
P2=−8.7(=−13/1.5)
P3=−7.2(=−18/2.5)
となり、優先度P1が最も大きいことから、図5に示すステップS15ではこれに対応するグループG1が選択され、仕掛かり製品は保管エリア10bから加工装置Bへ搬送されることになる。
このようなアルゴリズムにしたがって優先順位を算出すれば、加工時間の差に起因して、グループごとの仕掛かり製品数に大きな差が生じるような生産ラインであっても、仕掛かり製品数がゼロとなることにより稼働率が低下するといった問題を予防することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、キー工程を基準として生産ラインをグループ分けし、グループごとの仕掛かり製品数をパラメータとして、キー工程における処理の優先順位を決定している。これにより、より実情に即した優先順位の決定を行うことが可能となり、生産効率を高めることが可能となる。
尚、以上の実施形態では、キー工程である工程6が最終工程である場合を例に説明したが、最終工程がキー工程ではない場合について説明する。
図8は、最終工程がキー工程ではない例による生産ラインを示す模式図である。
図8に示す生産ラインは、加工装置E及びこれに対応する保管棚10eが追加されている点において、図1に示した生産ラインと異なる。その他の点は図1に示した生産ラインと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
加工装置Eは、最終工程である工程7を行うための装置であり、加工装置E及びこれに対応する保管棚10eは、図9に示すようにグループG4を構成しても構わないし、図10に示すようにグループG1の一部を構成しても構わない。具体的には、CONWIP(CONstant Work-In-Process)を考慮しない場合には図9に示す構成を採用すればよく、CONWIPを考慮する場合には図10に示す構成を採用すればよい。
また、上記実施形態では、オペレータが手動で算出アルゴリズムの選択を行っているが、このようなアルゴリズムの選択を自動的或いは半自動的に行うことも可能である。
図11は、算出アルゴリズムの選択を自動的に行う例による生産ラインを示す模式図である。
図11に示す生産ラインは、条件指定手段33が削除された代わりに、判定手段31にアルゴリズム選択部45が追加されている点において、図1に示した生産ラインと異なる。その他の点は図1に示した生産ラインと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
アルゴリズム選択部45は、計数手段32より供給される計数データ32aに基づいて最適なアルゴリズムを選択するために用いられ、以下の処理を行うことによって選択を行う。
図12及び図13は、アルゴリズム選択部45による選択動作を説明するためのフローチャートである。尚、図12に示す符号X,Y,Zは、それぞれ図13に示す符号X,Y,Zにつながり、図13に示す符号Rは、いずれも図12に示す符号Rにつながっている。
図12に示すように、判定手段31内のアルゴリズム選択部45は、まず計数手段32より供給される計数データ32aを取得する(ステップS20)。このステップは、図5に示すステップS10と共用することが可能である。
次に、保管エリア10b〜10bに保管されている仕掛かり製品数「b1」、「b2」、「b3」を参照し、「b1」、「b2」、「b3」の少なくとも一つがしきい値n1を超えているか否かを判断する(ステップS21)。これは、キー工程にて仕掛かり製品が大幅滞留しているか否か、すなわち、仕掛かり山を崩す必要があるか否かの判断を意味する。
その結果、「b1」、「b2」、「b3」の少なくとも一つがしきい値n1を超えていれば(ステップS21:YES)、図13に示すように、各グループG1,G2,G3に含まれる仕掛かり製品数「g1」、「g2」、「g3」のばらつきを計算し、所定のばらつき量を超えているか否かを判断する(ステップS31)。これは、グループごとの仕掛かり製品数に大きな差が生じているか否かの判断であり、仕掛かり製品数「g1」、「g2」、「g3」の標準偏差などを演算することにより判断を行えばよい。
その結果、グループごとの仕掛かり製品数が所定のばらつき量を超えていなければ(ステップS31:NO)、第1のアルゴリズムを選択する(ステップS41)。一方、グループごとの仕掛かり製品数が所定のばらつき量を超えていれば(ステップS31:YES)、第2のアルゴリズムを選択する(ステップS42)。ステップS41又はステップS42が完了すると、図12に示すステップS20に戻って、計数データ32aを再取得する。計数データ32aの再取得は、タイマなどを用いることにより一定の期間をおいてから行うことが好ましい。
また、ステップS21における判断の結果、「b1」、「b2」、「b3」のいずれもがしきい値n1を超えていなければ(ステップS21:NO)、各工程に対応する仕掛かり製品数「a」、「b1」、「b2」、「b3」、「c」、「d」のばらつきを計算し、所定のばらつき量を超えているか否かを判断する(ステップS22)。これは、各工程に対応する仕掛かり製品数に大きなばらつきが生じているか否か、すなわち、仕掛かり製品数を全体として平準化する必要があるか否かの判断を意味する。
その結果、各工程に対応する仕掛かり製品数が所定のばらつき量を超えていれば(ステップS22:YES)、ステップS31と同様の判断を行う(ステップS32)。その結果、グループごとの仕掛かり製品数が所定のばらつき量を超えていなければ(ステップS32:NO)、第3のアルゴリズムを選択し(ステップS43)、グループごとの仕掛かり製品数が所定のばらつき量を超えていれば(ステップS32:YES)、第4のアルゴリズムを選択する(ステップS44)。ステップS43又はステップS44が完了すると、ステップS20に戻って計数データ32aを再取得する。ここでも、計数データ32aの再取得は、タイマなどを用いることにより一定の期間をおいてから行うことが好ましい。
一方、ステップS22における判断の結果、各工程に対応する仕掛かり製品数が所定のばらつき量を超えていなければ(ステップS22:NO)、各工程に対応する仕掛かり製品数「a」、「b1」、「b2」、「b3」、「c」、「d」の少なくとも一つがしきい値n2(<n1)を下回っているか否かを判断する(ステップS23)。これは、仕掛かり製品数の少ない工程が存在するか否か、すなわち、仕掛かり製品数を増加させるべき工程が存在するか否かの判断を意味する。
その結果、仕掛かり製品数「a」、「b1」、「b2」、「b3」、「c」、「d」の少なくとも一つがしきい値n2を下回っていれば(ステップS23:YES)、ステップS31と同様の判断を行う(ステップS33)。その結果、グループごとの仕掛かり製品数が所定のばらつき量を超えていなければ(ステップS33:NO)、第5のアルゴリズムを選択し(ステップS45)、グループごとの仕掛かり製品数が所定のばらつき量を超えていれば(ステップS33:YES)、第6のアルゴリズムを選択する(ステップS46)。ステップS45又はステップS46が完了すると、ステップS20に戻って計数データ32aを再取得する。ここでも、計数データ32aの再取得は、タイマなどを用いることにより一定の期間をおいてから行うことが好ましい。
また、ステップS23における判断の結果、「a」、「b1」、「b2」、「b3」、「c」、「d」のいずれもがしきい値n2を下回っていなければ(ステップS23:NO)、あらかじめ定めた所定のアルゴリズム(例えば、第1のアルゴリズム)を選択する(ステップS24)。ステップS24が完了すると、ステップS10に戻って計数データ32aを再取得する。ここでも、計数データ32aの再取得は、タイマなどを用いることにより一定の期間をおいてから行うことが好ましい。
このように、アルゴリズム選択部45を用いてアルゴリズムの選択を自動的に行えば、オペレータによる操作を不要とすることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、キー工程が行われる加工装置(加工装置B)が一つであったが、一つの生産ラインにこのような加工装置が複数存在する場合であっても、本発明を適用することが可能である。
また、各グループの仕掛かり製品数として、簡便化のために、各キー工程の直前に存在する仕掛かり製品数を採用することも可能である。この場合、各グループG1,G2,G3に含まれる仕掛かり製品数をそれぞれ「g1」、「g2」、「g3」と表記すると、
g1=b1
g2=b2
g3=b3
と定義すればよい。この方法によれば、優先順位の算出精度は低下するものの、計数処理などを簡素化することが可能となる。
また、上記実施形態では、本発明を半導体チップの生産ラインに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用対象がこれに限定されるものではなく、いわゆるジョブショップ型生産ライン全般に適用可能である。
本発明の好ましい実施形態による生産管理システムを導入した生産ラインを示す模式図である。 図1に示す生産ラインにおける仕掛かり製品の流れを説明するための模式図である。 ディスプレイ44に表示される選択画面の一例を示す図である。 アルゴリズムの選択条件を示す表である。 算出アルゴリズムを示す共通フローチャートである。 仕掛かり製品数の具体的な数値を示す表である。 要処理時間の具体的な数値を示す表である。 最終工程がキー工程ではない例による生産ラインを示す模式図である。 図8に示す生産ラインにおける仕掛かり製品の流れを説明するための模式図であり、CONWIPを考慮しない場合のグループ分けを示している。 図8に示す生産ラインにおける仕掛かり製品の流れを説明するための模式図であり、CONWIPを考慮する場合のグループ分けを示している。 算出アルゴリズムの選択を自動的に行う例による生産ラインを示す模式図である。 アルゴリズム選択部45による選択動作の一部を示すフローチャートである。 アルゴリズム選択部45による選択動作の残りの部分を示すフローチャートである。 ジョブショップ型生産ラインの一例であり、(a)は使用する加工装置を示す模式図であり、(b)は各工程において使用する加工装置とその直前に滞留している仕掛かり製品数を示す表である。
符号の説明
A,B,C,D,E 加工装置
G1〜G4 グループ
10a〜10e 保管棚
10b〜10b 保管エリア
20 搬送装置
31 判定手段
31a 判定信号
32 計数手段
32a 計数データ
33 条件指定手段
33a 条件データ
41 アルゴリズム格納部
42 処理部
43 入力装置
44 ディスプレイ
45 アルゴリズム選択部
51〜53 選択ボタン
61,62 選択ボタン

Claims (16)

  1. 同じ加工装置を共用する複数のキー工程を含む生産ラインの生産管理方法であって、
    前記複数のキー工程を基準として前記生産ラインによる一連の工程を複数のグループに分類し、前記複数のグループごとの仕掛かり製品数を取得する第1のステップと、
    取得したグループごとの仕掛かり製品数に基づき、前記複数のキー工程の優先順位を決定する第2のステップとを備えることを特徴とする生産管理方法。
  2. 前記第1のステップは、所定のキー工程の後から、次のキー工程までのグループに存在する仕掛かり製品数を、前記複数のグループごとに算出することにより行うことを特徴とする請求項1に記載の生産管理方法。
  3. 前記生産ラインに含まれる最初のグループは、前記生産ラインに含まれる最初の工程の前から、最初のキー工程までを少なくとも含むことを特徴とする請求項2に記載の生産管理方法。
  4. 前記最初のグループは、最後のキー工程の後から、前記生産ラインに含まれる最後の工程までをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の生産管理方法。
  5. 前記第1のステップは、各キー工程の直前に存在する仕掛かり製品数を、前記複数のグループごとに算出することにより行うことを特徴とする請求項1に記載の生産管理方法。
  6. 前記第2のステップは、前記仕掛かり製品数の多いグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより、前記優先順位を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の生産管理方法。
  7. 前記第2のステップは、要処理時間の短いグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより、前記優先順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の生産管理方法。
  8. 前記第2のステップは、所定のグループに対応する仕掛かり製品数が、次のグループに対応する仕掛かり製品数に対して多いほど、前記所定のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより、前記優先順位を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の生産管理方法。
  9. 前記第2のステップは、所定のグループの要処理時間が、次のグループの要処理時間に対して短いほど、前記所定のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより、前記優先順位を決定することを特徴とする請求項8に記載の生産管理方法。
  10. 前記第2のステップは、前記仕掛かり製品数の少ないグループほど、直前のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより、前記優先順位を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の生産管理方法。
  11. 前記第2のステップは、要処理時間の短いグループほど、直前のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより、前記優先順位を決定することを特徴とする請求項10に記載の生産管理方法。
  12. 同じ加工装置を共用する複数のキー工程を含む生産ラインを管理する生産管理システムであって、
    前記複数のキー工程を基準として前記生産ラインによる一連の工程を複数のグループに分類し、前記複数のグループごとの仕掛かり製品数を取得する計数手段と、
    取得したグループごとの仕掛かり製品数に基づき、前記複数のキー工程の優先順位を決定する判定手段とを備えることを特徴とする生産管理システム。
  13. 前記判定手段は、アルゴリズム格納部及び処理部を含み、前記処理部は、前記アルゴリズム格納部に格納された複数のアルゴリズムのうち、選択されたアルゴリズムを用いて、前記優先順位を決定することを特徴とする請求項12に記載の生産管理システム。
  14. 前記アルゴリズム格納部は、仕掛かり製品数の多いグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより前記優先順位を決定するアルゴリズムと、前記仕掛かり製品数の少ないグループほど、直前のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより前記優先順位を決定するアルゴリズムを少なくとも含んでいることを特徴とする請求項13に記載の生産管理システム。
  15. 前記アルゴリズム格納部は、所定のグループに対応する仕掛かり製品数が、次のグループに対応する仕掛かり製品数に対して多いほど、前記所定のグループに含まれるキー工程の優先度を高めることにより、前記優先順位を決定するアルゴリズムをさらに含んでいることを特徴とする請求項14に記載の生産管理システム。
  16. 前記計数手段は、前記生産ラインに含まれる工程ごとの仕掛かり製品数を取得可能であり、前記判定手段は、前記取得した工程ごとの仕掛かり製品数に基づき、前記アルゴリズム格納部に格納された複数のアルゴリズムのいずれか一つを選択するアルゴリズム選択部をさらに備えることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の生産管理システム。
JP2006052996A 2006-02-28 2006-02-28 生産管理方法及び生産管理システム Expired - Fee Related JP4965139B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006052996A JP4965139B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 生産管理方法及び生産管理システム
US11/710,969 US7660645B2 (en) 2006-02-28 2007-02-27 Production management method and production management system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006052996A JP4965139B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 生産管理方法及び生産管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007233579A true JP2007233579A (ja) 2007-09-13
JP4965139B2 JP4965139B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=38445042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006052996A Expired - Fee Related JP4965139B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 生産管理方法及び生産管理システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7660645B2 (ja)
JP (1) JP4965139B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014006777A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Kobe Steel Ltd 生産スケジュール作成装置及び生産スケジュール作成方法
WO2020065979A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社パトライト 報知システム

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7809458B2 (en) * 2008-03-31 2010-10-05 Honda Motor Co., Ltd. Process control system with ability to exchange data with production line machine controllers
US8219441B2 (en) * 2008-07-08 2012-07-10 Wipro Limited Algorithm system and method
ATE512358T1 (de) 2009-04-29 2011-06-15 Nest Int Nv Vorrichtung zur messung der flüssigkeitsdichte
CN103390195B (zh) * 2013-05-28 2016-11-09 重庆大学 一种基于强化学习的机械车间任务调度节能优化系统
US9524570B1 (en) 2013-09-23 2016-12-20 The Boeing Company Visualizing real time production status
CN103472811A (zh) * 2013-09-27 2013-12-25 济钢集团有限公司 炼钢二级过程控制系统及控制方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184604A (ja) * 1982-04-22 1983-10-28 Nec Corp 生産制御方式
JPH0335965A (ja) * 1989-06-30 1991-02-15 Hitachi Ltd 生産進行制御装置および半導体装置の製造方法
JPH0816206A (ja) * 1994-06-24 1996-01-19 Hitachi Ltd 着工順序決定方法及び装置
JPH11145021A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Sony Corp 生産管理装置及びその方法
JPH11320343A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 生産計画立案方法及びその装置
JP2003295928A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Seiko Epson Corp 生産管理システムおよび生産管理方法、並びに生産管理プログラム
JP2004272416A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Renesas Technology Corp ジョブ・ショップ型製造ラインにおける生産指示方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2539447B2 (ja) * 1987-08-12 1996-10-02 株式会社日立製作所 枚葉キャリアによる生産方法
DE4113556C3 (de) * 1990-04-26 2000-02-24 Mazda Motor Produktionseinrichtung zum Steuern von Produktionsvorgängen und Produktionssteuerverfahren für Produktionsvorgänge
JPH11235648A (ja) * 1998-02-17 1999-08-31 Toshiba Corp 製造計画管理装置、製造計画管理方法、及び、製造計画管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6230068B1 (en) * 1998-04-21 2001-05-08 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Visualizing methods for dispatch and diagnosis of finite machines for semiconductor's manufacturing
US6400999B1 (en) * 1998-07-06 2002-06-04 Yokogawa Electric Corporation Production system and manufacturing equipment selecting method on production system
JP2001256333A (ja) * 2000-01-06 2001-09-21 Canon Inc 作業割付システム、作業割付方法、分散型クライアントサーバシステム及びコンピュータプログラム記憶媒体
KR100850596B1 (ko) * 2000-08-04 2008-08-05 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 부품 실장순서 최적화 방법, 이것을 이용하는 장치, 및실장기
US6999081B1 (en) * 2001-11-14 2006-02-14 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Method and apparatus for displaying production data for improved manufacturing decision making
US20030139936A1 (en) * 2002-01-21 2003-07-24 Michael Saucier System and method for facilitating transactions between product brand managers and manufacturing organizations
US7729936B2 (en) * 2004-05-20 2010-06-01 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. System and method for lot priority adjustment

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184604A (ja) * 1982-04-22 1983-10-28 Nec Corp 生産制御方式
JPH0335965A (ja) * 1989-06-30 1991-02-15 Hitachi Ltd 生産進行制御装置および半導体装置の製造方法
JPH0816206A (ja) * 1994-06-24 1996-01-19 Hitachi Ltd 着工順序決定方法及び装置
JPH11145021A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Sony Corp 生産管理装置及びその方法
JPH11320343A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 生産計画立案方法及びその装置
JP2003295928A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Seiko Epson Corp 生産管理システムおよび生産管理方法、並びに生産管理プログラム
JP2004272416A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Renesas Technology Corp ジョブ・ショップ型製造ラインにおける生産指示方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014006777A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Kobe Steel Ltd 生産スケジュール作成装置及び生産スケジュール作成方法
WO2020065979A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社パトライト 報知システム
JPWO2020065979A1 (ja) * 2018-09-28 2021-01-07 株式会社パトライト 報知システム
US11113951B2 (en) 2018-09-28 2021-09-07 Patlite Corporation Notification system

Also Published As

Publication number Publication date
US7660645B2 (en) 2010-02-09
US20070203601A1 (en) 2007-08-30
JP4965139B2 (ja) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4965139B2 (ja) 生産管理方法及び生産管理システム
JP4193996B2 (ja) 生産管理方法及び生産管理システム
US12013688B2 (en) Method and system for lot-tool assignment
US8248493B2 (en) Video signal processing apparatus performing gamma correction by cubic interpolation computation, and method thereof
JP2023052477A (ja) データ処理方法およびデータ処理プログラム
JP2021522695A (ja) 基板ルーティング及びスループットモデリングのためのグラフィック処理ユニットの使用
JP2019168800A (ja) 工程改善支援システムおよび工程改善支援方法
JP2005190031A (ja) 半導体デバイス製造におけるボトルネック発生回避方法およびシステム
JP2011100318A (ja) 作業工程制御装置、作業工程制御方法およびプログラム
US20210149314A1 (en) Method of measuring misregistration of semiconductor devices
JP2009081450A (ja) 基板処理管理装置
JP2004152052A (ja) 生産管理方法及び電子機器の製造方法
JP2018124605A (ja) 画像処理システム、情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラム
JP2008159846A (ja) 半導体デバイス製造ラインの仕掛り平準化制御方法及びシステム
JP2009181165A (ja) 生産制御装置
WO2024090395A1 (ja) 生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、および記録媒体
US20030187533A1 (en) Process managing apparatus for managing production process including production fluctuation process
JP2008077370A (ja) 生産管理システムおよび生産管理方法
JP2003179107A (ja) 検査システム及び検査方法
Bonal et al. Management of multiple-pass constraints [IC fabrication]
JP2013061758A (ja) 生産スケジュール作成装置及び生産スケジュール作成方法
JPH0652179A (ja) 製品処理装置
JP2003122423A (ja) 生産進捗管理装置、生産進捗管理方法および生産進捗管理プログラム
JP2009128983A (ja) 半導体デバイス製造ラインの投入計画調整方法および投入計画調整システム
JP2010283383A (ja) 半導体デバイス製造方法およびそのシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees