JP2007232547A - 自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法と原子炉炉心性能計算装置 - Google Patents
自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法と原子炉炉心性能計算装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007232547A JP2007232547A JP2006054094A JP2006054094A JP2007232547A JP 2007232547 A JP2007232547 A JP 2007232547A JP 2006054094 A JP2006054094 A JP 2006054094A JP 2006054094 A JP2006054094 A JP 2006054094A JP 2007232547 A JP2007232547 A JP 2007232547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- reactor
- calculation
- lattice
- fuel assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
【解決手段】原子炉圧力、制御棒挿入位置を含む炉心状態データと、給水流量、給水温度の原子炉出力に係るプラントデータと、燃料集合体21の種類ごとに用意された核定数および熱水力定数のデータと、格子流路の水力定数データと、を用い、チムニ11の各格子流路11aに対して、対応する複数の燃料集合体の流量配分計算をし、当該格子流路への燃料集合体からの冷却材流量にもとづき当該格子流路内のボイド率を所定の計算式により計算する熱水力計算過程を含み、計算された格子流路内のボイド率にもとづき、炉心7内の3次元出力分布計算と各燃料集合体への冷却材流量配分計算を繰り返し行う。
【選択図】図4
Description
従来の、強制循環式BWRにおける原子炉炉心性能計算の方法については、非特許文献1に記載されているものが知られている。
その場合の冷却材の流れは以下のようになる。まず、冷却材は、下部プレナムから炉心へ流入時に各燃料集合体に分配され、燃料集合体を冷却して冷却材の気液二相流となる。さらに、個々の燃料集合体を出た冷却材は、チムニの格子流路の入口で一つの格子流路に対応している複数の燃料集合体分が合流して格子流路を通過する。その後上部プレナムで各格子流路の気液二相流全体が合流する。したがって、個々の燃料集合体に配分される冷却材流量は、この間の、燃料集合体圧損に格子流路の圧損を加えた圧損と、格子流路内のボイド率により主にきまる冷却材比重差による駆動力で決まる。つまり、各格子流路を流れる冷却材流量は、当該格子流路に対応する燃料集合体において発生する蒸気量に依存する。
計算された格子流路内のボイド率にもとづき、燃料集合体の核定数データと熱水力定数データと、格子流路の水力定数データと、制御棒挿入位置を用いて、炉心内の3次元出力分布計算と算出された炉心流量の各燃料集合体への冷却材流量配分計算を繰り返し行うことを特徴とする。
まず、本発明の第1の実施の形態の原子炉炉心性能計算方法および原子炉炉心性能計算装置を適用する自然循環式沸騰水型原子炉について、図1から図3を参照しながら詳細に説明する。
一般に、沸騰水型原子炉は、冷却材(軽水)の駆動方法により2種類に分類され、一方は再循環ポンプを用いて強制循環させる方法を用いた強制循環式沸騰水型原子炉と呼ばれ、他方は再循環ポンプを用いないで自然循環による方法を用いた自然循環式沸騰水型原子炉と呼ばれる。本実施の形態が適用される沸騰水型原子炉は、後者の方である。
自然循環式沸騰水型原子炉(以下、原子炉と称する)1は、図1に示すように、原子炉圧力容器(以下、圧力容器と称する)6内に収納する炉心7で発生するボイド、すなわち蒸気(気相)と飽和温度の液相の冷却材の混合した密度の低い冷却材と、給水配管16bから供給される給水と混合された液相の冷却材との比重差によって自然循環に必要な駆動力を得るものである。
炉心シュラウド8は、シュラウドレグ8aによって支持される。ダウンカマ9を下降した冷却材は、シュラウドレグ8a間の流路から、炉心7の下方の炉心下部プレナム(以下、下部プレナムと称する)10に導き入れられる。
炉心支持板22には、所定の間隔で円形の図示しない貫通孔が設けられ、その貫通孔に制御棒案内管25が挿入され、制御棒案内管25の下部は、圧力容器6の底部を貫通して制御棒24を上下方向に動かす制御棒駆動機構(以下、CRDと称する)26を収容する制御棒駆動機構ハウジング(以下、CRDハウジングと称する)26aの上部に組合わされている。
燃料集合体21は、制御棒案内管25の上端に取り付けられた図示しない燃料支持金具の上に据えられ、その荷重は制御棒案内管25およびCRDハウジング26aを介して、圧力容器6の底部に伝えられる。
個々の燃料集合体21は、図示しない四角筒のチャンネルボックスで囲われ、軸方向の個別の流路を形成しており、チャンネルボックスは上部格子板23の上面まで到る。前記四角筒のチャンネルボックスの外側には、隣接している燃料集合体21のチャンネルボックスとの間に間隙を有し、所定割合の流量の冷却材が上方に流れる流路を形成している。
前記制御棒24は図示しない中性子吸収物質を含む有効部を有し、その有効部が前記チャンネルボックスの外面をガイドとして、4体の燃料集合体21間に挿入される。
LPRM33は、その下部が圧力容器6底部に設けられた貫通孔を通る炉内核計装ハウジング33aに収容され、信号ケーブルおよびTIP導管が炉内核計装ハウジング33aの下端から出ている。
なお、個々の格子流路11aを上方に流れる冷却材が、チムニ11内の上部で合流するように、チムニ11の上部に上部プレナム11cが設けられている。
上部格子板23とチムニ11の下端とは、ダウンカマ9を下降する冷却材と、炉心7を出た冷却材とが混じらないような組み合わせ構造となっている。
なお、シュラウドヘッド12aとスタンドパイプ12bと気水分離器12は一体に組み立てられており、燃料交換時には、一体でチムニ11の上端から取り外し可能な構成となっている。
一方、飽和水Dは、圧力容器6内の冷却材に混合され、給水入口ノズル17から供給される冷却材と更に混合されて、再びダウンカマ9を下降して圧力容器6内を循環する。
次に、図2を参照(適宜、図1を参照)しながら、炉心7の横断面(以下、炉心平面と称する)の詳細な構成を説明する。
燃料集合体21は、図1のG−G矢視平面図である図2の(a)に示すように、上部格子板23にX軸51方向、およびY軸52方向に所定の間隔で設けられた図中中太の実線で示す正方形の格子孔に対応して、細線の実線の正方形で示す燃料集合体21の4体ずつが組をなして配置され、ほぼ円柱状の炉心7を構成する。4体1組の燃料集合体21間には、横断面十字形状の制御棒24が下方の制御棒案内管25から前記図示しない燃料支持金具を貫通して出し入れ可能に設けられている(図1参照)。前記燃料集合体21の4体1組の単位を、以下、制御棒セル31という。図2では、代表的に炉心平面の中央に配される中央制御棒セル31(C)と、それ以外の位置の制御棒セル31のみを示し、制御棒セル31にのみ代表的に制御棒24を示してある。(a)中のL部の制御棒セル31を拡大して(b)に示す。
炉心7は、炉心平面の中心を通るX軸51とY軸52のそれぞれの対称軸、および中心を通り、X軸51、またはY軸52に対して45°の角度をなす1/8対称の対称軸(以下、1/8対称軸と称する)53、54を有している。
通常、X軸51、Y軸52で分割した炉心平面の領域それぞれを「1/4炉心」と言い、「1/4炉心」をさらに1/8対称軸53、54で2分割した領域を「1/8炉心」と言う。
炉心7は、X軸51およびY軸52に対して、1/4炉心鏡対称、1/4炉心90°回転対称、1/2炉心鏡対称、1/2炉心180°回転対称の燃料集合体の装荷パターンが構成できる。また、炉心7は、1/8対称軸53、54に対して1/8炉心鏡対称、1/2炉心鏡対称、1/2炉心180°回転対称の燃料集合体の装荷パターンが構成できる。
次に、図3を参照しながら炉心7の上に設置するチムニ11の横断面の格子流路11aの詳細な配置構成について説明する。
本実施の形態が適用される原子炉1では、図1のH−H矢視平面図である図3の(a)に示すように、格子流路11aには、図中極太の実線で示す流路隔壁11bで囲まれた右斜線部で示す格子流路11aと、流路隔壁11bとチムニ胴11dとで囲まれた左斜線部で示す格子流路11aとがある。このような格子流路11aの横断面の配置は、炉心平面の中央に位置する中央制御棒セル31(C)を含む中央炉心流路11a(C)が、中央制御棒セル31(C)を左下隅に位置するように含み、かつ各格子流路11aが炉心平面の中央領域では原則的に2×2配列の制御棒セル31を含む配置となっている。したがって、(a)に示すように、格子流路11aの配置は、炉心平面の1/8対称軸53に対して鏡対称の配置である。
なお、格子流路11aの流路隔壁11bは、図中、中太の実線の正方形で示す上部格子板23(図2参照)の前記格子孔を横切らないような形となっている。(a)中のL1部の制御棒セル31を拡大して(b)に示す。
次に、図4から図8を参照しながら、第1の実施の形態の原子炉炉心性能計算装置と原子炉炉心性能計算方法を説明する。この計算方法は、前記非特許文献1に記載の公知の計算方法を基本としたものであり、本実施の形態において特徴とする部分以外は、概略のみ説明する。
図4に示す原子炉炉心性能計算装置(以下、計算機と称する)40Aは、原子炉1からプラントデータ入力装置49Aを介して、炉心状態データ、原子炉出力に係るプラントデータを取得する。炉心状態データとしては、蒸気ドーム14のドーム圧力(原子炉圧力)と、CRD26からの制御棒挿入位置と、LPRM33からのLPRM検出器出力(中性子束の測定値)、またはTIP検出器出力(中性子束の測定値)のデータが含まれる。原子炉出力に係るプラントデータとしては、給水配管16bに設けられた図示しない流量センサ、温度センサからの給水流量、給水温度のデータが含まれる。
本実施の形態ではこれらのデータを原子力プラントから直接入力しないで(つまり、プラントデータ入力装置49Aがない)、3次元核熱水力計算コードを演算装置41Aに搭載した計算機40Aをオフラインで使用する場合について説明する。
その場合の計算機40Aは、3次元核熱水力計算コードに必要な詳細なデータ(以下、データライブラリと称する)をあらかじめ格納しておく記憶装置43、計算結果を出力する表示装置、プリンタなどの出力装置47、キーボード、記録媒体読込装置などの入力装置45を備えている。なお、記憶装置43は、計算結果を次回の計算のために記憶する機能も備えている。
まず、図5を参照(適宜、図4参照)しながら前記した自然循環式の原子炉1に対して適用する本実施の形態における3次元核熱水力計算コードの機能を説明する。
図5に示すように3次元核熱水力計算コードは、入力定数読込部61、核熱水力計算部63A、熱的制限値計算部66、出力部67を備えている。
入力定数読込部61は、3次元核熱水力計算、熱的制限値計算に必要なデータ読み込みを行うものであり、入力装置45(図4参照)からの操作者の入力にもとづき、必要に応じて記憶装置43のデータライブラリから3次元核熱水力計算、熱的制限値計算に必要なデータを読み込み、必要に応じて入力定数を計算し、核熱水力計算部63A、熱的制限値計算部66、出力部67に入力する。
以上のように、核熱水力計算部63Aは、核計算部64と熱水力計算部65Aとが、交互に計算結果をやり取りして計算結果が収束するまで繰り返す方法で計算を行う。
出力部67は、核熱水力計算部63A、熱的制限値計算部66の結果を出力する。この際、必要に応じて計算に用いられた入力定数も出力する。
次に、入力定数読込部61の詳細な機能と、記憶装置43(図4参照)に格納されているデータライブラリについて説明する。前記の様に3次元核熱水力計算コードに必要な詳細なデータはデータライブラリとして記憶装置43にあらかじめ格納されている。
入力定数読込部61は、前記ドーム圧力(原子炉圧力)、制御棒挿入位置などの炉心状態データ、原子炉出力と給水温度(原子炉出力に係るプラントデータ)の限定されたパラメータのデータを入力装置45から読み込み、詳細なデータは記憶装置43のデータライブラリから読み込み、必要に応じて読み込んだデータから入力定数を計算する。
新規に原子炉1に対する計算を行う場合は、さらに燃料集合体配置、オリフィス配置、炉内核計装配置などのデータを読み込む。
なお、1度三次元核熱水力計算を行えば、前記燃料集合体配置、オリフィス配置、炉内核計装配置などのデータは、記憶装置43に記憶され、次回からはそのデータが記憶装置43から読み出されて使用される。
そのほか、燃料集合体21のMCPR、MLHGRの計算に必要なデータも燃料集合体21のタイプごとにデータライブラリに格納されている。
なお、流量配分計算の中で行われる燃料集合体21から冷却材への熱伝達計算の冷却材のクオリティ、ボイド率、エンタルピなどを算出時に用いられる蒸気表のデータもデータライブラリの一部として含まれている。
なお、前記核定数データの中には、炉心内出力分布または炉心内中性子束分布とLPRM検出器/TIP検出器の出力との相関式の定数が含まれている。
次に、図6を参照(適宜、図4、図5を参照)しながら、3次元核熱水力計算コードにおける計算の全体の流れを示す全体フローチャートを説明する。
ステップS101では、入力定数読込部61が、記憶装置43のデータライブラリから3次元核熱水力計算に必要なデータの読み込みを行う。入力定数読込部61は、この際、必要に応じてデータライブラリから読み込んだデータを用いて、核熱水力計算部63Aで用いられるデータを計算する。
たとえば、入力されたドーム圧力、給水温度(または給水エンタルピ)、給水流量にもとづき炉心流量(Wcore)、原子炉出力、上下プレナム間圧損(ΔPLP-UP)を算出する。
ちなみに、i,j,kは、炉心7を直角座標系(x,y,z)で表し、炉心7を単位直方体に分割してノードとしたときに、その各ノードの3次元座標をi,j,kのノード番号で示すものである。通常水平方向のノードi,jは燃料集合体21のX軸方向、Y軸方向の炉心配置ピッチ単位で、軸方向のkは適切な長さ単位で決められている。
ステップS105では、核熱水力計算部63Aの核計算部64において、ステップS104で得られた炉心内中性子束分布φ(i,j,k)の収束結果を用いて、炉心内出力分布P(i,j,k)に変換する計算を行う。
ステップS102に戻った場合、核熱水力計算部63Aは、今回の計算結果の炉心内出力分布P(i,j,k)を次の繰り返し計算の炉心内出力分布P(i,j,k)と仮定して用い、ステップS102からステップS106を繰り返す。
次に、図6に示す全体フローチャートのステップS103の各燃料集合体21への冷却材流量配分計算の繰り返し計算を、図7、図8に示す熱水力計算のフローチャートを参照(適宜、図6参照)して以下に詳細に説明する。この計算は、すべて熱水力計算部65Aで行われる。
ステップS201では、上下プレナム間圧損(ΔPLP-UP)を繰り返し計算の初期値として仮定する。全体フローチャートのステップS102〜S106(図6参照)の繰り返し計算の最初の場合だけ、ステップS101で算出された上下プレナム間圧損(ΔPLP-UP)を初期値として仮定し、以後の全体フローチャートのステップS102〜S106の繰り返し計算のときには、前回の繰り返し計算の結果を初期値として仮定する。
ステップS202では、各格子流路11aに対応する引数mを、初期値をm=1とし、1から全格子流路11aの数(NTYPC)まで熱水力計算を行うようにする。
ステップS204では、格子流路(m)の圧損(ΔPCm)を算出する。格子流路11aにおける摩擦圧損は小さいため無視でき、位置圧損だけを考えればよいので、ΔPCmは、式(1)により以下のように算出できる。
ΔPCm={αmρG+(1−αm)ρL}g・h ・・・(1)
ここで、ρG:飽和蒸気密度
ρL:飽和水密度
g :重力定数
h :格子流路の軸方向長さ
である。
ΔPm=ΔPLP-UP−ΔPCm ・・・(2)
なお、格子流路(m)に係る炉心支持板22−上部格子板23間圧損(ΔPm)が、本発明における燃料集合体21の炉心入口から炉心出口までの圧損に対応する。
ステップS206では、格子流路(m)に対応する燃料集合体21に対応する引数nを、初期値n=1とする。
なお、チャンネル流量(Wmn)とは、燃料集合体21の前記インチャンネル領域を流れる冷却材流量のことである。バイパス領域を流れる冷却材流量(バイパス流量)は、たとえば、炉心平面内で均一と仮定して各燃料集合体21当たりに同一流量(WBYPASS)として算出する。
ステップS212では、チャンネル流量(Wmn)を、差分(ΔPm−ΔPBmn)のプラス、マイナスに応じて増減修正してステップS209へ戻り、ステップS209〜S212を収束するまで繰り返す。
ここではステップS203で仮定した格子流路(m)内のボイド率と今回の繰り返し計算で算出した格子流路(m)内のボイド率を、それぞれαm,αm’と区別して表す。
格子流路(m)内のボイド率(αm’)は、例えばドリフトフラックスモデルを用いた公知の式(3)から求めることができる(「気液二相流技術ハンドブック」日本機会学会編、1989年5月20日、株式会社 コロナ社、p.78〜80参照)。式(3)では、添え字mを省略して記載する。
ステップS217では、ボイド率(αm)を修正する。つまり、前回仮定した格子流路(m)内のボイド率(αm)に替えてステップS215で算出したボイド率(αm’)を次の繰り返し計算のボイド率(αm)として用いる。ステップS217の後、ステップS204に戻り、ステップS204〜S217を収束するまで繰り返す。
ステップS219では、m=m+1として、ステップS203へ戻り、次の格子流路(m+1)に対応する燃料集合体21への流量配分計算を繰り返す。
ステップS220では、繰り返し計算で得られた各燃料集合体21のインチャンネル領域、バイパス領域のそれぞれの流量を合算して式(6)により全炉心流量WTを算出する。
炉心状態データ、原子炉出力に係るプラントデータの入力が操作者により入力装置45から行われる替わりに、プラントデータ入力装置49Aを介して実機データがオンラインで入力されるだけであり、本質的に前記の3次元核熱水力計算と同じである。
次に、本発明の第2の実施の形態における原子炉炉心性能計算装置と原子炉炉心計算方法を図9および図10と、第1の実施の形態の図6〜図8を参照しながら説明する。
本実施の形態では、図9に示すようにプラントデータ入力装置49Bが設けられ、原子プラントからプラントデータ入力装置49Bを介して、炉心状態データであるドーム圧力(原子炉圧力)、制御棒挿入位置、LPRM検出器出力(炉心内の中性子束の測定値)、TIP検出器出力(炉心内の中性子束の測定値)のデータと、原子炉出力に係るプラントデータである給水流量、給水温度のデータを取り込む構成としている。第1の実施の形態の構成と同じ構成については同一符号を付し、説明を省略する。
図10を参照(適宜、図9参照)しながら本実施の形態における3次元核熱水力計算コードの機能を説明する。図10に示すように3次元核熱水力計算コードは、入力定数読込部61、核熱水力計算部63B、熱的制限値計算部66、出力部67、格子流路差圧データ記憶部68、分析部69を備えている。核熱水力計算部63Bは、核計算部64と熱水力計算部65Bを有する。第1の実施の形態の構成と同じ構成については同一符号を付し、説明を省略する。
3次元核熱水力計算コードの全体の流れおよび、熱水力計算部分は基本的に第1の実施形態と同じである。熱水力計算部分の第1の実施の形態と異なる部分、および格子流路差圧データ記憶部68、分析部69の機能を以下に説明する。
格子流路11aのように口径が約30cm以上となるような流路では摩擦圧損は無視でき、格子流路11a内の圧損は冷却材の水頭と等しくなる。そこで、格子流路11a内のボイド率(α)を、格子流路11a上下端の計測差圧ΔPC* mを用いて式(1)を変形し、式(7)のように表すことができる。
熱水力計算部65Bは、分析部69が分布パラメータC0の定数を回帰分析で得ている場合は、記憶装置43に格納されている当該の分布パラメータC0の定数用いて、ステップS215における、格子流路(m)内のボイド率(αm’)を計算する。
この際、分布パラメータC0の定数は、同じ前記代表グループに属する格子流路11aに対して適用する。
式(8)の添字nは格子流路(m)に対応する各燃料集合体(n)を表し、第2項目は各燃料集合体(n)のボイド率と容積流束の積の分散による分布パラメータの補正項である。各燃料集合体(n)のインチャンネル領域、バイパス領域の出口ボイド率および出口容積流速は3次元核熱水力計算(ステップS209)の結果として得られる。
この際、補正パラメータC1の定数は、同じ前記代表グループに属する格子流路11aに対して適用する。
こうして設定した分布パラメータC0’の式は格子流路(m)の形状や冷却材温度、冷却材圧力などの違いに起因する誤差が排除されたものとなるので、以後の熱水力計算部65BでのフローチャートのステップS215で用いる式(3)の分布パラメータC0をC0’に置き換えて、同じ前記グループに属する格子流路11aに対して適用する。
なお、一つの格子流路11aに対応する燃料集合体21の出口ボイド率は、サイクルごとに、またサイクル運転中にも変化するので、補正パラメータC1の定数は、定期的に再計算することが望ましい。
また、第1の実施の形態と同じく、格子流路11aごとに異なる自然循環駆動力を反映して、燃料集合体21への流量配分計算を行っているので、熱的制限値(MCPR、MLHGR)に対する計算を適切に行うことができる。
なお、ボイド率を測定する手段として本実施形態では差圧センサ55を例示したが、例えば、特開2001−272494号公報で示されているように、格子流路11a内に電極を配置し、電極間の電気抵抗値を測定することによってもボイド率を測定できる。
次に、本発明の第3の実施の形態における原子炉炉心性能計算装置と原子炉炉心計算方法を図9および図11と、第1の実施の形態の図6と、図12、図13を参照しながら説明する。
第2の実施の形態の構成と同じ構成については同一符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態の計算機40Bにおいて、第2の実施の形態と異なるところは、差圧センサ55をチムニ11のすべての格子流路11aに対して設けるところである。
図11を参照(適宜、図9参照)しながら本実施の形態における3次元核熱水力計算コードの機能を説明する。図11に示すように3次元核熱水力計算コードは、入力定数読込部61、核熱水力計算部63C、熱的制限値計算部66、出力部67を備えている。核熱水力計算部63Cは、核計算部64と熱水力計算部65Cを有する。第2の実施の形態の構成と同じ構成については同一符号を付し、説明を省略する。
3次元核熱水力計算コードの全体の流れは基本的に第2の実施形態と同じである。熱水力計算部分の第2の実施の形態と異なる部分の機能を以下に説明する。
差圧センサ55をチムニ11のすべての格子流路11aに対して設けることにより、3次元核熱水力計算コードでは、格子流路11a内のボイド率を計算する必要がなく、熱水力計算部65Cにおける炉心7内の各燃料集合体21への冷却材流量配分計算のフローチャートが図12、図13に示すようなより簡単な流れになる。
なお、格子流路(m)に係る炉心支持板22−上部格子板23間圧損(ΔPm)が、本発明における燃料集合体21の炉心入口から炉心出口までの圧損に対応する。
7 炉心
10 炉心下部プレナム
11 チムニ
11a 格子流路
11b 流路隔壁
11c 上部プレナム
14 蒸気ドーム
21 燃料集合体
22 炉心支持板
23 上部格子板
24 制御棒
26 制御棒駆動機構
31 制御棒セル
33 LPRM検出器集合体
40A、40B 原子炉炉心性能計算装置
41A、41B 演算装置
43 記憶装置
45 入力装置
49A、49B プラントデータ入力装置
55 差圧センサ
61 入力定数読込部
63A、63B、63C 核熱水力計算部
64 核計算部
65A、65B、65C 熱水力計算部
66 熱的制限値計算部
67 出力部
68 格子流路差圧データ記憶部
69 分析部
Claims (8)
- 複数の燃料集合体を装荷した炉心と、流路隔壁により少なくとも径方向に複数区画された格子流路を有するチムニを前記炉心の上に備えた自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能を計算機で演算する原子炉炉心性能計算方法であって、
前記計算機の原子炉炉心性能を演算する演算装置に3次元核熱水力計算コードを搭載し、
前記3次元核熱水力計算コードは、
前記計算機の入力手段から原子炉圧力と、制御棒挿入位置と、原子炉出力に係るプラントデータと、を読み込み、
さらに、前記計算機の記憶装置に格納された前記燃料集合体の種類ごとに用意された核定数データおよび熱水力定数データと、前記格子流路の水力定数データと、を読み込み、
前記原子炉圧力と前記原子炉出力に係るプラントデータにもとづき、炉心流量を算出し、
前記燃料集合体の熱水力定数データと、前記格子流路の水力定数データとを用いて、前記各格子流路に対して、当該格子流路に対応する前記燃料集合体の流量配分計算をし、当該格子流路への燃料集合体からの冷却材流量にもとづき、当該格子流路内のボイド率を所定の計算式により計算する熱水力計算過程を含み、
前記計算された格子流路内のボイド率にもとづき、前記燃料集合体の核定数データと熱水力定数データと、前記格子流路の水力定数データと、前記制御棒挿入位置を用いて、前記炉心内の3次元出力分布計算と前記算出された炉心流量の各燃料集合体への冷却材流量配分計算を繰り返し行うことを特徴とする自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法。 - 前記3次元核熱水力計算コードは、
前記入力手段からさらに前記チムニの複数の格子流路のうちの少なくとも一つに設けられたボイド率測定手段の測定値を読み込み、
前記ボイド率測定手段の測定値にもとづき、前記所定の計算式を補正することを特徴とする請求項1に記載の自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法。 - 前記3次元核熱水力計算コードは、
前記入力手段からさらに前記炉心内の中性子束の測定値を読み込み、
前記中性子束の測定値にもとづき、前記3次元出力分布を補正することを特徴とする請求項1に記載の自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法。 - 前記3次元核熱水力計算コードは、
前記入力手段からさらに前記チムニの複数の格子流路のうちの少なくとも一つに設けられたボイド率測定手段の測定値と、前記炉心内の中性子束の測定値と、を読み込み、
前記ボイド率測定手段の測定値にもとづき前記所定の計算式を補正し、
かつ、前記中性子束の測定値にもとづいて、前記3次元出力分布を補正することを特徴とする請求項1に記載の自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法。 - 前記ボイド率測定手段は、差圧センサであることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法。
- 複数の燃料集合体を装荷した炉心と、流路隔壁により少なくとも径方向に複数区画された格子流路を有するチムニを前記炉心の上に備えた自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能を計算機で演算する原子炉炉心性能計算方法であって、
前記計算機の原子炉炉心性能を演算する演算装置に3次元核熱水力計算コードを搭載し、
前記3次元核熱水力計算コードは、
前記計算機の入力手段から原子炉圧力と、制御棒挿入位置と、原子炉出力に係るプラントデータと、前記チムニの各格子流路に設けられた差圧センサの測定値を読み込み、
さらに、前記計算機の記憶装置に格納された前記燃料集合体の種類ごとに用意された核定数データおよび熱水力定数データと、前記格子流路の水力定数データと、を読み込み、
前記原子炉圧力と前記原子炉出力に係るプラントデータにもとづき、炉心流量を算出し、
前記差圧センサからの測定値にもとづき前記チムニ内の格子流路に対応する前記燃料集合体の炉心入口から炉心出口までの圧損を算出し、
前記燃料集合体の核定数データと熱水力定数データと、前記制御棒挿入位置を用いて、前記炉心内の3次元出力分布計算と前記算出された炉心流量の各燃料集合体への冷却材流量配分計算を繰り返し行うことを特徴とする自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法。 - 前記3次元核熱水力計算コードは、
前記入力手段からさらに前記炉心内の中性子束の測定値を読み込み、
前記中性子束の測定値にもとづいて、前記3次元出力分布を補正することを特徴とする請求項6に記載の自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法。 - 演算装置と記憶装置と入力手段とを備え、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の原子炉炉心性能計算方法を実行することを特徴とする原子炉炉心性能計算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006054094A JP4669412B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法と原子炉炉心性能計算装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006054094A JP4669412B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法と原子炉炉心性能計算装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007232547A true JP2007232547A (ja) | 2007-09-13 |
JP4669412B2 JP4669412B2 (ja) | 2011-04-13 |
Family
ID=38553268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006054094A Active JP4669412B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法と原子炉炉心性能計算装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4669412B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117855A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Toshihisa Shirakawa | 沸騰水型原子炉の熱伝達係数及び核燃料棒温度 |
JP2012098311A (ja) * | 2012-02-24 | 2012-05-24 | Toshiba Corp | 再処理施設における連続溶解槽の臨界安全管理方法 |
CN110807246A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-02-18 | 哈尔滨工程大学 | 一种Sub栅元尺度的反应堆热工水力控制体划分方法 |
CN111581849A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-08-25 | 中国原子能科学研究院 | 一种用于环形燃料堆芯严重事故下热工水力计算的方法 |
CN114282460A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-05 | 西安交通大学 | 一种铅铋快堆堆芯热工水力特性分析方法 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6141991A (ja) * | 1984-08-03 | 1986-02-28 | 株式会社日立製作所 | 原子炉の流動状態及び燃料被覆管温度の検出方法 |
JPH04259894A (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-16 | Toshiba Corp | 自然循環型の沸騰水型原子炉 |
JPH1010276A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-01-16 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 原子炉炉心の冷却材流量計測方法及びその冷却材流量計測システム |
JPH11264887A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-09-28 | Toshiba Corp | 原子炉核計装システム、このシステムを備えた原子炉出力分布監視システムおよび原子炉出力分布監視方法 |
JP2001272494A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-05 | Japan Atom Energy Res Inst | 気液2相からなる流路内のボイド率を瞬時に計測する方法。 |
JP2003057384A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Toshiba Corp | 原子力発電所の炉心流量計測演算方法およびその装置 |
JP2003344574A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-12-03 | Hitachi Ltd | 自然循環型原子炉システム及びその運転方法 |
JP2007047090A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Toshiba Corp | 自然循環型沸騰水型原子炉 |
JP2007205799A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Toshiba Corp | 沸騰水型原子炉の冷却材温度測定装置およびその測定方法 |
JP2007232423A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | 自然循環式沸騰水型原子炉 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006054094A patent/JP4669412B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6141991A (ja) * | 1984-08-03 | 1986-02-28 | 株式会社日立製作所 | 原子炉の流動状態及び燃料被覆管温度の検出方法 |
JPH04259894A (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-16 | Toshiba Corp | 自然循環型の沸騰水型原子炉 |
JPH1010276A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-01-16 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 原子炉炉心の冷却材流量計測方法及びその冷却材流量計測システム |
JPH11264887A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-09-28 | Toshiba Corp | 原子炉核計装システム、このシステムを備えた原子炉出力分布監視システムおよび原子炉出力分布監視方法 |
JP2001272494A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-05 | Japan Atom Energy Res Inst | 気液2相からなる流路内のボイド率を瞬時に計測する方法。 |
JP2003057384A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Toshiba Corp | 原子力発電所の炉心流量計測演算方法およびその装置 |
JP2003344574A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-12-03 | Hitachi Ltd | 自然循環型原子炉システム及びその運転方法 |
JP2007047090A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Toshiba Corp | 自然循環型沸騰水型原子炉 |
JP2007205799A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Toshiba Corp | 沸騰水型原子炉の冷却材温度測定装置およびその測定方法 |
JP2007232423A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | 自然循環式沸騰水型原子炉 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117855A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Toshihisa Shirakawa | 沸騰水型原子炉の熱伝達係数及び核燃料棒温度 |
JP2012098311A (ja) * | 2012-02-24 | 2012-05-24 | Toshiba Corp | 再処理施設における連続溶解槽の臨界安全管理方法 |
CN110807246A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-02-18 | 哈尔滨工程大学 | 一种Sub栅元尺度的反应堆热工水力控制体划分方法 |
CN110807246B (zh) * | 2019-09-29 | 2022-07-08 | 哈尔滨工程大学 | 一种Sub栅元尺度的反应堆热工水力控制体划分方法 |
CN111581849A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-08-25 | 中国原子能科学研究院 | 一种用于环形燃料堆芯严重事故下热工水力计算的方法 |
CN111581849B (zh) * | 2020-05-25 | 2024-02-09 | 中国原子能科学研究院 | 一种用于环形燃料堆芯严重事故下热工水力计算的方法 |
CN114282460A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-05 | 西安交通大学 | 一种铅铋快堆堆芯热工水力特性分析方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4669412B2 (ja) | 2011-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8238509B2 (en) | Neutron monitoring systems including gamma thermometers and methods of calibrating nuclear instruments using gamma thermometers | |
JP4669412B2 (ja) | 自然循環式沸騰水型原子炉における原子炉炉心性能計算方法と原子炉炉心性能計算装置 | |
Schultz et al. | Next generation nuclear plant methods technical program plan | |
JP2011528101A (ja) | 原子炉内の燃料棒出力分布のモデリング法 | |
JP5199557B2 (ja) | 3次元炉心解析方法及び3次元炉心解析プログラム | |
JP4854654B2 (ja) | 炉心性能計算装置 | |
Chaudri et al. | Development and validation of a fast sub-channel code for LWR multi-physics analyses | |
Roelofs et al. | Thermal-hydraulic challenges in liquid-metal-cooled reactors | |
Qin et al. | High-temperature gas-cooled reactor research Survey and Overview: Preliminary data Platform construction for the nuclear energy university Program | |
Ozaki et al. | Modeling of distribution parameters for upward steam-water boiling flows in subchannels of a vertical rod bundle | |
Zhang et al. | Multi-physics coupled analyzes of research nuclear reactors based on steady-state and kinetics models | |
JP4922047B2 (ja) | 熱的限界出力相関式作成方法および燃料集合体設計方法 | |
Chen et al. | Benchmark calculation for the steady-state temperature distribution of the HTR-10 under full-power operation | |
JP4966900B2 (ja) | 沸騰水型原子炉の炉心性能計算方法および装置 | |
Albugami et al. | Modeling and simulation of VERA core physics benchmark using OpenMC code | |
Greenquist et al. | 25-Pin metallic fuel performance benchmark case based on the EBR-II X430 experiments series | |
Israeli et al. | Novel genetic algorithms for loading pattern optimization using state-of-the-art operators and a simple test case | |
Novak et al. | Benchmark evaluation of zero-power critical parameters for the Temelin VVER nuclear reactor using SERPENT & NESTLE and MCNP | |
Duan et al. | Multi-physics coupling analysis on neutronics, thermal hydraulic and mechanics characteristics of a nuclear thermal propulsion reactor | |
Hegyi et al. | Simulation of xenon transients in the VVER-1200 NPP using the KARATE code system | |
Salko Jr et al. | CTF 4.0 Validation and Verification | |
Kim et al. | High-Performance and High-Fidelity GPU-Based Monte Carlo Solutions to the BEAVRS Benchmark | |
Suzuki et al. | Analysis of BEAVRS revision 2.0 LWR whole core calculation using MVP with JENDL-4.0 | |
Liu et al. | Steady-state analyses of an smDFR with coupled Serpent-OpenFOAM calculation | |
JP2000187092A (ja) | エミュレ―ト核燃料棒、およびそのような棒の配列 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101005 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110114 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4669412 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |