JP2007232325A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

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圭祐 三浦
Hiroshi Inoue
洋 井上
Tomoki Koganezawa
知己 小金沢
Takeo Saito
武雄 斉藤
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Abstract

【課題】NOx排出量を低減することができるガスタービン燃焼器を提供する。
【解決手段】燃料と空気を燃焼させる燃焼室1に向かって空気を流通させる流路であって、内壁に沿って流れる空気24に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り流路33を有する空気孔31と、燃焼室1に向かって燃料を噴射する燃料ノズル39とを備え、燃料ノズル39を、空気孔31内に燃料噴出口41が臨むように配置し、空気孔31に流入する空気の一部に積極的に渦流を生じさせるためにノズル先端部を円柱形状とする。
【選択図】図2

Description

本発明はガスタービン燃焼器に関する。
環境に対する規制や社会的要求が日増しに強くなっており、ガスタービンにおいてもさらなる高効率化と窒素酸化物(NOx)排出量の低減化が求められている。そのためガスタービン燃焼器に関しても種々の燃焼方式が研究されている。
そのような燃焼方式の1つに、燃料と空気を同軸噴流として燃焼室に供給して燃焼させる同軸噴流燃焼方式がある(特許文献1、特許文献2等参照)。この方式は、予混合燃焼方式と比較して短い距離で燃料と空気を均等に混合することができ、耐逆火性と低NOx燃焼の両立を図っている。
特開2003−148734号公報 特開2004−170010号公報
しかし、上記の技術においてもNOx排出量を一層低減する(例えば、数ppmオーダー程度)ためには空気と燃料の混合性能を更に改善する必要がある。
本発明の目的はNOx排出量を低減することができるガスタービン燃焼器を提供することである。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、燃料と空気を燃焼させる燃焼室に向かって空気を流通させる流路であって、内壁に沿って流れる空気に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り部を有する空気流路と、前記燃焼室に向かって燃料を噴射する燃料ノズルとを備え、この燃料ノズルは、前記空気流路内に燃料噴出口が臨むように配置され、前記空気流路に流入する空気の一部に積極的に渦流を生じさせる渦流形成促進手段を前記燃料噴出口の周囲に有するものとする。
(2)本発明は、上記目的を達成するために、燃料と空気を燃焼させる燃焼室と、片側端面が前記燃焼室に臨むように燃焼ガス流通方向上流側端部位置に配置したプレートと、前記燃焼室に向かって空気を流通させるように前記プレートに設けた流路であって、内壁に沿って流れる空気に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り部を有する複数の空気流路と、この空気流路中を流れる空気噴流に燃料を噴射する複数の燃料ノズルとを備え、この複数の燃料ノズルは、前記空気流路内に燃料噴出口が臨むようにそれぞれ配置され、前記空気流路に流入した空気の一部に積極的に渦流を生じさせる渦流形成促進手段を前記燃料噴出口の周囲に有するものとする。
(3)本発明は、上記目的を達成するために、燃料と空気を燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室に向かって空気を流通させる流路であって、内壁に沿って流れる空気に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り部を有する空気流路と、前記燃焼室に向かって燃料を噴射する燃料ノズルとを備え、この燃料ノズルは、前記絞り部の空気流通方向上流側に燃料噴出口が位置するように前記空気流路に挿入され、前記空気流路に流入する空気の一部に積極的に渦流を生じさせる渦流形成促進手段を前記燃料噴出口の周囲に有するものとする。
(4)本発明は、上記目的を達成するために、燃料と空気を燃焼させる燃焼室と、片側端面が前記燃焼室に臨むように燃焼ガス流通方向上流側端部位置に配置したプレートと、前記燃焼室に向かって空気を流通させるように前記プレートに設けた流路であって、内壁に沿って流れる空気に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り部を有する複数の空気流路と、この空気流路中を流れる空気噴流に燃料を噴射する複数の燃料ノズルとを備え、この複数の燃料ノズルは、前記絞り部の空気流通方向上流側に燃料噴出口が位置するように前記空気流路に挿入され、前記空気流路に流入した空気の一部に積極的に渦流を生じさせる渦流形成促進手段を前記燃料噴出口の周囲に有するものとする。
(5)上記(1)は、好ましくは、前記絞り部は空気流通方向下流側に向かって流路が狭まるテーパ状の絞り流路であるものとする。
(6)上記(5)は、好ましくは、前記絞り流路の内径は、空気流通方向下流側に向かって、第1の方向では一定であり、前記第1の方向に対して直角な第2の方向では狭まるように縮小する絞り流路であるものとする。
(7)上記(5)は、好ましくは、前記絞り流路と空気流通方向下流側で連結している空気流路は、その中心軸が前記絞り流路と空気流通方向上流側で連結している空気流路の中心軸より流路径方向外側に位置するように設けられているものとする。
(8)上記(3)は、好ましくは、前記絞り部は絞り孔を有する絞り部材であるものとする。
(9)上記(8)は、好ましくは、前記絞り部材は入口側に空気流通方向下流側に向かって狭まるテーパ部を有しているものとする。
(10)上記(8)は、好ましくは、前記絞り部材は出口側に空気流通方向下流側に向かって拡開する逆テーパ部を有しているものとする。
(11)上記(8)は、好ましくは、前記絞り部材の絞り孔には切れ込みが入っているものとする。
(12)上記(11)は、好ましくは、前記切れ込みはV字状の切れ込みであるものとする。
(13)上記(8)は、好ましくは、前記絞り孔は孔中心が前記空気流路の中心軸より流路径方向外側に位置するように設けられているものとする。
(14)上記(1)は、好ましくは、更に、前記燃料ノズルの側面の周方向にリブを設けるものとする。
(15)上記(1)は、好ましくは、更に、前記空気流路の入口にはテーパ部が設けられているものとする。
本発明によれば、空気と燃料をより均一に混合できるので、NOx排出量を更に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明のガスタービン燃焼器が備えられるガスタービンの全体概略図である。
図1が示すガスタービンは、大気から取り込んだ空気を圧縮する圧縮機100と、圧縮機100から導入される圧縮空気と燃料を混合して燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器200と、燃焼器200で生成された燃焼ガスのエネルギーにより軸回転力を得るタービン300とを備えている。
燃焼器200は、外筒2と、外筒2の内側に間隔を介して設けられ、燃料と空気が燃焼する燃焼室1を内部に形成する円筒状の燃焼器ライナ3と、ライナ3のタービン300側の開口部に連接され、燃焼室1で生成された燃焼ガスをタービン300に導くトラジションピース4と、外筒2とライナ3の間に形成され、圧縮機100が供給する圧縮空気が流通する環状流路5と、外筒2とトラジションピース4の間に形成される車室6と、燃料を供給する燃料供給系統12,13,14と、燃料供給系統12と接続している燃料ヘッダ15と、燃料ヘッダ15の外周と隣接して環状に設けられ、燃料供給系統13と接続している燃料ヘッダ16と、燃料ヘッダ15,16それぞれの先端部に複数設けられ、燃焼室1に向かって燃料を噴出する燃料ノズル39と、ライナ3の燃焼ガス流通方向上流側端部を全面的に塞ぎ、片側端面17aが燃焼室1に臨むようにライナ3の中心軸と直交して配置されている略円板状の空気孔プレート17と、空気孔プレート17の燃料ノズル39に対応した箇所に複数設けられ、燃焼室1に向かって空気を流通する空気孔(空気流路)31とを備えている。
燃料供給系統14は、燃料流量を調整する燃料制御弁14aを有し、この燃料制御弁14aの燃料流通方向下流側で燃料供給系統12と燃料供給系統13に分岐している。燃料供給系統12,13は、それぞれ、燃料流量を調整する燃料制御弁12a,13aと、これら制御弁12a,13aの下流側に備えられ、燃料流通を遮断する燃料遮断弁12b,13bとを有している。これら燃料制御弁12a,13aによって燃料供給系統12,13を流通する燃料流量を個別に制御することができる。
燃料ノズル39は、空気孔プレート17と対向するようにして、燃料ヘッダ15,16に適宜配列されている。この配列方法には、例えば、燃料ヘッダ15,16に対して全体的に概ね均等に配列するものや、燃料ヘッダ15の中心から径方向外側に向かって燃料ヘッダ16まで放射状に配列するもの、束状のノズル群を1構成単位として、これを燃料ヘッダ15の中央に備えるとともに、燃料ヘッダ16に同様のノズル群を複数環状に均等配列するものをはじめとして種々考えられる。このように燃料ノズル39を配列すると、燃料制御弁12a,13aを用いることによって、燃料ヘッダ15,16に供給される燃料流量をそれぞれ独立して制御できるので、燃焼室1内における燃焼状態を段階的に制御することが可能になる。これによってガスタービン運転中の負荷変化に対応した燃焼状態を適宜選択することが可能になる。
空気孔31は、1本の燃料ノズル39に対応して1つずつ空気孔プレート17に設けられている孔であり、上記のような燃料ノズル39の配列に応じて適宜プレート17上に複数配列されている。この空気孔31の径は、比較的小径であり、燃料ノズル39の径より若干大きい程度が良い。換言すれば、燃料と空気が空気孔31内を流通する過程で燃料と空気の噴出作用等によって混合(後に詳述)し、空気孔31出口側では充分混合された予混合気の噴流が形成される程度の径(例えば、予混合気の噴流と同程度の径)とすると良い。
いわゆる同軸噴流燃料方式の燃焼器とは、上記のような1組の燃料ノズル39と空気孔31から成る構成単位を空気プレート17に対して全面的(広範囲)に複数組配置させることによって燃焼器を構成するものである。この燃焼器における各空気孔31内では、燃料ノズル39から燃焼室1に向かって噴出される燃料流が空気孔31に流入する燃焼空気流と同伴し、空気流が燃料流を包み込むような噴流を形成する。さらに、この噴流の作用によって燃料と空気の混合が促進されるので、いわゆる予混合方式の燃焼器と比較して短い混合距離で予混合気を生成することができる。各空気孔31内でこのように生成された予混合気はプレート17を介して噴出され、複数の噴流を形成して予混合気を燃焼室1に供給する。このように予混合気の噴流を複数集合させることで燃焼室に供給される燃料量及び空気量を保持しながら、燃焼器全体として安定した低NOx燃焼を実現している。更に、上記のように予混合方式の燃焼器と比較して短距離での予混合が可能であるので、逆火による焼損の可能性も低くすることができる。なお、ここでいう同軸噴流燃焼方式とは、燃料ノズルの中心軸と空気孔の中心軸が一致する構成の燃焼器だけを示すのではなく、燃料流と、この燃料流を包み込むような環状の空気流とが空気孔31内に形成される作用によって両者を予混合することができる構成を有するものを示すものとする。従って、例えば、そのような予混合気の噴流が形成できれば、上記2軸がズレている構成のものも含むものとする。
なお、図1では燃料ヘッダ及び燃料供給系統を2つずつ有する燃焼器が示されているが、本発明が適用可能な燃焼器はこの構成だけに限られない。例えば、燃料ヘッダ及び燃料供給系統を1つずつ有するものや、それらを2つより多く有するものにも勿論適用可能である。また、本発明は、火力発電所などで広く使用されているガスタービンの燃焼器のようにタービン回転軸に対して放射状に複数缶配列されているものや、単缶型の燃焼器等にも適用可能であることは言うまでもない。
次に、図2を用いて燃料ノズル39及び空気孔31付近の詳細な構成について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における空気孔39付近の断面を模式的に示す断面図である。図1と同じ部分には同じ符号を付し、説明は省略する。
図2において、燃料ノズル39は、燃料噴出孔40と、燃料噴出口41とを備えており、空気孔31は、入口流路32と、絞り流路(絞り部)33と、出口流路34とを備えている。
燃料噴出孔40は、燃料ヘッダ15,16から供給される燃料が外部に噴出される際に流通する流路であり、燃料ノズル39の先端部において燃料噴出口41として外部に開口している。
燃料ノズル39は、燃料噴出口41が空気孔31内に臨むように配置されている。このように燃料ノズル39を配置すると、空気孔31内に流れ込む空気の流速が向上し、後述する渦流50及び領域60で形成される収束空気流の形成を促進させる。また、燃料ノズル39は、燃料噴出口41の周囲(ノズル39先端部)を円柱状の形状に形成されている。このノズル先端部の形状は、燃料ノズル39の側面付近を沿って流れてきた空気流23がノズル39先端部までやってきたときに起こる剥離を促進させ、燃料噴出口41の前方に発生する渦流50を積極的に形成させるもの(渦流形成促進手段)として空気流23に作用する。これに加えて、上記のノズル配置の効果によって流速が向上され、燃料ノズル39の側面付近を沿って流れてきた空気流23が燃料ノズル39と平行な速度成分を保持したまま空気孔31内に導かれるので、渦流50の形成は更に促進される。即ち、上記のように燃料ノズル39を構成すると、空気流速の向上作用と空気流剥離の促進作用とが相乗するので、渦流50の形成を著しく促進することができる。燃料ノズル39から噴出される燃料はこのように形成された渦流50と衝突することにより更に空気と混合する。また、このような効果を発揮する本実施の形態のガスタービン燃焼器は、燃料ノズルの配置と形状を工夫するだけで容易に構成することができので、比較的低コストで構築することができる。
なお、ノズル先端部における渦流形成促進手段としては、図2に示した円柱形状のノズルの他に角柱形状のものでも良い。また、畝状のリブや、環状の突起部等を燃料ノズル39の先端部の周囲に設ける等しても良い。
入口流路32は、燃料ノズル39側に開口しており、燃焼空気の入口となっている。出口流路34は、入口流路32より小径の流路であって、燃焼室1に開口しており、燃焼室1へ燃料と空気の予混合気を供給している。絞り流路33は、入口流路32と出口流路34とを結ぶ流路であって、空気流通方向下流側に向かって流路面積が除々に狭まるテーパ状の流路となっている。このテーパ形状は、入口流路32の内壁に沿って流れてきた空気24に空気孔31径方向内向きの速度成分を積極的に付与する。これにより内壁を沿って流れてきた空気流24を絞り流路33の下流付近(図2中の領域60)で収束させて収束空気流(図示せず)として、これに燃料ノズル39から噴出される燃料を衝突させている。このように領域60で形成される収束空気流に燃料を衝突させることで燃料と空気の混合はより一層促進される。
また、絞り流路33は、好ましくは、燃料噴出口40の空気流通方向下流側(即ち、絞り流路33を主体とすると燃料噴出口40が空気流通方向上流側に位置する。)に位置するようにすると良い。このように構成すると、渦流50の下流側に収束空気流が確実に形成されることになるので、これら2種の空気流によってより確実に空気と燃料を混合することができる。
なお、図2ではテーパ状の絞り流路33のみを示したが、この他にも、入口流路32と出口流路34を直接連結して凸字形状の空気孔としてもよい。この場合は、入口流路32と出口流路34との継ぎ目である直角の角部付近で渦流が発生するので、この渦流により空気と燃料の混合を促進することができる。また、図2では絞り流路33を1つのみ有する空気孔31を示したが、これだけに限らず、複数の絞り流路を有する空気孔を採用してもよい。これは勿論凸状の空気孔等を採用した場合においても同様である。
次に本実施の形態の動作を説明する。
圧縮機100は大気から取り込んだ空気を圧縮して圧縮空気19として燃焼器200へ供給する。圧縮空気19は、車室6を通過し、外筒2と燃焼器ライナ3の間に形成された環状流路5内を燃料ヘッダ15,16方向へ向かって流通していく。圧縮空気19の一部は、燃焼器ライナ3付近を流通する際に、燃焼器ライナ3に設けられた孔(図示せず)を介して冷却空気20として燃焼器1内に流入する。他方、その他の圧縮空気19は、さらに下流へ導かれ、燃料ヘッダ15,16付近で進行方向を反転させて、燃焼空気21として燃料ノズル39の周辺まで流通する。
一方、ポンプ等(図示せず)で昇圧された燃料は、燃料供給系統14内を流通し、燃料供給系統12,13に分流する。各燃料供給系統12,13に分流した燃料は、燃料制御弁12a,13aにおいて適宜流量調整された後に、燃料ヘッダ15,16に供給される。燃料ヘッダ15,16に供給された燃料は、燃料ノズル39から空気孔31を介して燃焼室1に向かって噴出される。このとき、燃料ノズル39の周辺まで流通してきた燃焼空気21も空気孔31の入口に導かれる。こうして各空気孔31内では、空気孔31を流通する空気流が燃料ノズル39から噴出する燃料流を包み込むような噴流が形成される。これによって、燃料と空気が混合した予混合気が空気孔プレート17に設けられた複数の空気孔31を介して燃焼室1へ供給される。ここで、燃焼空気21の中で、燃料ノズル39まで導入された後に、燃料ノズル39の側面付近を流れる空気流23と、入口流路32の内壁付近を流れる空気流24は、次のような特徴的な流通形態をして予混合気の生成に寄与するものと考えられる。
燃料ノズル39の側面付近を流れる空気流23は、燃料ノズル39の外周面を沿って空気孔31内に導かれる。空気孔31内に導かれた空気流23は燃料ノズル39の噴射口41側に到達すると、剥離を起こしてその周辺で渦流を発生させる。この渦流の影響等によって燃料噴出口41の前面には渦流50が形成される。
一方、空気孔31内に導かれて入口流路32の内壁付近を流れる空気流24は、入口流路32の内壁に沿ってテーパ状に狭まっている絞り流路33に導かれる。絞り流路33に差し掛かると、その空気流24には絞り流路32のテーパ形状によって流路径方向内側の速度成分が付与されて、空気孔31の中心軸の方向に収束していく。これにより絞り流路33の空気流通方向下流側付近の領域60で収束空気流が形成される。
このように渦流50や収束空気流等を空気孔31内に形成する空気流に対して、燃料ノズル39は燃料ヘッダ15,16から供給された燃料を燃焼室1に向かって噴出する。噴出された燃料は、まず、空気流の剥離によって形成された渦流50と衝突して空気と混合される。このように空気と混合して予混合化した噴流は、続いて、領域60で収束している収束空気流と衝突することで空気と混合し、燃料濃度を一段と均一にする。このように、燃料は、空気孔31を通過する際に、周囲を環状に流れる空気流に加えて、燃料ノズル39の構成及び空気孔31の流路形状によって形成される渦流50及び収束空気流と衝突する。これにより、空気孔31内において空気との更なる急速混合を達成することができるので、空気孔31の出口における予混合気25の燃料濃度分布を平準化することができる。
このように燃料と空気が充分に混合された予混合気25は、複数の空気孔31を介して燃焼室1へ供給される。燃焼室1内に導入された予混合気25は火炎を形成し高温高圧の燃焼ガスとなる。上記のように予混合気25中の燃料濃度分布は平準化されているので、燃焼の際に発生するNOxを低減することができる。この燃焼ガスは、燃焼室1からトラジションピース4を経てタービン300に導入され、断熱膨張する際に発生する仕事量をタービン300の軸回転力に変換する。タービン300は軸を介して発電機(図示せず)と連結されており、この発電機はタービン300からの軸回転力によって電力を発生させる。
次に本実施の形態の効果を説明する。
ここで、本発明の理解を容易にするために、本発明の比較例について説明する。
図3は比較例のガスタービン燃焼器における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。図3に示す部分以外については、上記実施の形態のガスタービンと同じ構成からなっている。また、既出の図と同じ部分には同じ符号を付し、説明は省略する(以下の説明に用いる図についても同様とする)。
図3が示すように、空気孔131は燃焼空気の入口側から出口側(燃焼室1側)まで一定の径を有する円筒状の流路である。また、燃料ノズル40の燃料噴出口41は空気孔131の外部に配置されている。
この場合、空気孔131は円筒状であるため、空気孔131の内壁近傍を流れる空気流24は、進行方向を大きく変えること無く内壁に沿って燃焼室1の方向へ導かれてしまう。また、燃料噴出口41は空気孔131の外部に配置されているので、空気孔131の内部における燃焼室1方向の空気流速を充分に得ることが難しい。そのため燃料ノズル39の先端部付近で空気流の剥離によって発生する渦流も小さくなる傾向にある。
これに対して、本実施の形態は、流路面積が縮小するテーパ状の流路である絞り部33を空気孔31に設けるとともに、円柱形状からなる燃料ノズル39を燃料噴出口41が空気孔31内に入り込むように配置している。これにより、空気と燃料の同軸噴流による混合に加えて、更に、燃料噴出口41の燃料噴出方向に渦流50及び領域60に形成される収束空気流等の空気渦流を積極的に形成することによって、燃料噴流と衝突させている。従って、更に燃料と空気が急速に均一混合するので、燃焼室1内でのNOx排出量を更に低減することができる。また、空気孔31の形状は単純であり製作が容易であるので、比較的低コストで製作可能である。
また、上記実施の形態において、入口流路32より小径な出口流路34や絞り流路33によって発生する圧力損失がガスタービン効率に影響を与える場合には、次のようにすると良い。
図4は本発明の第1の実施の形態の変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。図4において、入口流路32はテーパ部37を有している。テーパ部37は、空気孔31の入口側(入口流路32の入口側)に設けられており、空気流通方向下流側に向かって狭まっている。このようにテーパ部37を設けると空気孔31の入口における圧力損失を低減することができるので、絞り流路33や出口流路34を設けることによって発生する圧力損失を低減することができる。これにより圧力損失の増加によるガスタービン効率の低下を抑制しつつ、燃料と空気の急速混合を実現することができる。
また、テーパ部37は、好ましくは、曲面形状若しくは丸に近い滑らかな形状とすると良い。この場合の空気孔31付近の断面図を図5に示す。図5に示すテーパ部38は、図4に示したテーパ部37と異なり、曲面形状を有している。このように空気孔31の入口側に設けられるテーパ部を曲面形状とすることにより、空気孔31入口における圧力損失を更に低減することができる。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は本発明の第2の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。図7は図6中のVII−VII断面における断面図である。
本実施の形態が第1の実施の形態と相違する点は、入口流路32Aの中心軸70が出口流路34Aの中心軸71より流路径方向外側に位置しており、絞り流路33Aにおいて不均等なテーパ部が形成されている点である。その他については第1の実施の形態とほぼ同様である。
図6において、空気孔31Aは、入口流路32Aと、絞り流路33Aと、出口流路34Aとを備えている。中心軸70は入口流路32Aの中心軸であり、中心軸71は出口流路34Aの中心軸である。
入口流路32Aは、その中心軸70が出口流路34Aの中心軸71より流路径方向外側に位置するように設けられている。このため、これら流路32A,34Aを連絡している絞り流路33Aは、第1の実施の形態と異なり、各中心軸70,71のズレに応じて不均等に狭まるテーパ部を形成している。図6及び図7に示したものは、その1例であり、入口流路32Aを出口流路34A及び燃料ノズル39に対して図6及び図7中の右方向に移動させたものである。そのため、片方(図中右側)には大きなテーパ部35が形成され、他方(図中左側)には小さなテーパ部36が形成されている。
このように絞り流路33Aを不均等に狭まるテーパ部とすると、小テーパ部36付近を流通する空気流と比較して、大テーパ部35付近を流通する空気流の方が流路径方向内向きの速度成分を大きく付与される。これによって大テーパ部35付近を流通した空気流が絞り流路33Aの下流端で剥離して渦流51を発生させる。また、図7に示すように、絞り流路33Aの内壁近傍を流通する空気流の流路径方向の速度ベクトル29は不均一になる。このため、絞り流路33Aの空気流通方向下流側における空気の流れが非対称となり、2次流れ(図示せず)を発生させその周辺の空気流を乱すので更に渦流(図示せず)が形成される。なお、本実施の形態においても第1の実施の形態同様に、絞り流路33Aの下流側の領域61では収束空気流が形成される。
燃料ノズル39から噴出される燃料は、燃料ノズル39先端付近に形成される渦流50や、領域61に形成される収束空気流に加えて、上記のように形成された渦流51及び2次流れによる渦流に対して噴出される。これにより燃料噴出流は渦流50,51、及び2次流れによる渦流などに衝突して空気と急速に混合される。これにより予混合気25中の燃料濃度分布が平準化されるので、予混合気25が燃焼室1で燃焼される際に発生するNOx量を低減することができる。
なお、本実施の形態においては、燃料ノズル39の中心軸と出口流路34Aの中心軸43が一致しているが、上記効果が得られる構成はこれのみではない。燃料流を空気流が包み込むような同軸噴流が形成される程度の軸芯同士のズレの範囲内であれば、燃料ノズル39の中心軸と中心軸71がズレていても勿論適用可能である。
(第2の実施の形態:変形例)
次に本実施の形態の変形例について説明する。
図8は本発明の第2の実施の形態の変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図であり、図9は図8中のIX−IX断面における断面図である。
本変形例が第2の実施の形態と相違する点は、入口流路32Bの形状が円筒形とは異なっている点である。その他については、第2の実施の形態とほぼ同様である。
図8及び図9において、空気孔31Bは、入口流路32Bと、絞り流路33Bと、出口流路34Bとを備えている。ここで説明のために、図9に示すように、図の左右方向をX方向とし、これと直交する図の上下方向をY方向とする。
出口流路34Bは円筒形状の流路を有している。入口流路32Bは、流路縦断面における第1の方向(図9のY方向)では出口流路34Bの径と同じ内径を有し、前記第1の方向と直角を成す第2の方向(図9のX方向)では出口流路34Bの径より大きい内径を有している。絞り流路33Bは、前記第1の方向では出口流路34Bと同じ内径を有し、前記第2の方向では空気流通方向下流側に向かって入口流路32Bの寸法から出口流路34Bの径まで狭まる内径を有している。
空気流路31Bをこのような形状にすると、図9に示すように、上記第2の実施の形態と比較して、絞り流路33Bの内壁付近を流通する空気流の流路径方向の速度ベクトル29Bの分布が前記第2の方向(図9のX方向)に一層偏る。これにより絞り流路33Bの空気流通方向下流側における流れの非対称性を更に強めることができ、第2の実施の形態より強い2次流れが発生するので、空気孔31B内に2次流れによって大きな渦流が形成される。このようにしても燃料と空気の混合性能を向上することができる。
なお、上記第2の実施の形態およびその変形例も、第1の実施の形態同様に、絞り流路33A,33Bは燃料ノズル39の燃料噴出口41の下流側に位置するように配置するのが好ましい。更に、第1の実施の形態の変形例のように空気孔31A,31Bの入口にテーパ部を設ければ、圧力損失の低減が可能なことはいうまでもない。
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
図10は本発明の第3の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。
本実施の形態が第1の実施の形態と相違する点は、空気孔31Cが絞り流路33の代わりにオリフィス部80を有している点である。その他については、第1の実施の形態とほぼ同様である。
図10において、空気孔31Cは、入口流路32Cと、オリフィス部80(絞り部材)と、出口流路34Cとを有している。オリフィス部80は、燃料ノズル39の空気流通方向下流側に設けられており、中心部に絞り孔81を有している。
入口流路32Cの内壁付近を流れる空気流24はオリフィス部80で流路面積が縮小されることにより、絞り孔81付近の領域62において収束空気流(図示せず)を形成する。更に、絞り孔81を通過した空気流は、絞り孔81の出口側で流路面積が急拡大することにより流れが不安定になって渦流53を発生させる。このように領域62で形成される収束空気流、更にその下流側に形成される渦流53、及び、燃料ノズル39先端付近に形成される渦流50によって、燃料ノズル39から噴出される燃料噴流は空気と急速混合される。これにより、本実施の形態においても、予混合気が燃焼室1で燃焼される際に発生するNOx量を低減することができる。なお、本実施の形態では、入口流路32Cと出口流路34Cとの径は同じであるが、異なる径としても良い。
また、オリフィス部80を設けることによって発生する圧力損失が大きくなる場合には次のようにすると良い。
(第3の実施の形態:第1変形例)
図11は本発明の第3の実施の形態の第1の変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。図11において、オリフィス部80Dは、空気流の入口側に空気流通方向下流側に向かって狭まるテーパ部82と、中心部に設けられた絞り孔81Dを有している。このように入口側にテーパ部82を有するオリフィス部80Dを設けると、オリフィス部80と比較して空気流がスムーズに絞り孔81Dに導かれるので、絞り孔81D入口側で発生する圧力損失を低減することができる。これにより燃焼器における圧力損失を低減することができるので、ガスタービン全体の効率低下を抑制することができる。
また、オリフィス部80Dを設けてもなお圧力損失が大きい場合には、オリフィス部の出口側に逆テーパ部を設けても良い。この場合の空気孔付近の断面図を図12に示す。
(第3の実施の形態:第2変形例)
図12は本発明の第3の実施の形態の第2の変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。図12において、オリフィス80Eは、空気流の入口側に空気流通方向下流側に向かって狭まるテーパ部82と、空気流の出口側に空気流通方向下流側に向かって拡開する逆テーパ部83と、中心部に設けられた絞り孔81Eとを有している。このようにテーパ部82に加えて出口側にも逆テーパ部83を有するオリフィス部80Eを設けることにより、圧力損失を更に低減することができる。
なお、上記第3の実施の形態及びその変形例においても、第1の実施の形態の変形例のように空気孔31C,31D,31Eの入口にテーパ部を設ければ、更に圧力損失を低減することができる。
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
図13は本発明の第4の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図であり、図14は図13中のXIV−XIV断面における断面図である。
本実施の形態が第3の実施の形態と相違する点は、絞り孔81Fの中心が空気孔31Fの中心軸72より流路径方向外側に位置している点である。その他については第3の実施の形態とほぼ同様である。
図13及び図14において、オリフィス部80Fは絞り孔81Fを有している。中心軸73は絞り孔81Fの中心を通る軸であり、中心軸72は空気孔31Fの中心軸(即ち、入口流路32F及び出口流路34Fの中心軸)である。
絞り孔81Fは、その中心が空気孔31Fの中心軸72より流路径方向外側に位置するように、オリフィス部80Fに設けられている。このように絞り孔81Fの中心位置を中心軸72からずらすと、燃焼室1方向に向かって入口流路32Fを流通してくる空気流の中で、絞り孔81Fの中心軸73から離れたところを流通してくる空気流ほど、絞り孔81Fを通過する際に流路径方向内向きの速度成分を大きく付与される。従って、中心軸73から離れたところを流通してきた空気流が主に絞り孔81F付近の領域63において収束空気流を形成する。さらに、この収束空気流は、絞り孔81Fを通過する際に流路面積の急拡大によって乱れ、オリフィス部80Fの出口側に渦流54を形成する。
燃料ノズル39から噴出される燃料は、燃料ノズル39先端付近に形成される渦流50に加えて、上記のように領域63に形成された収束空気流や、渦流54に対して噴出される。これにより燃料噴出流は渦流50、収束空気流、渦流54などに衝突して空気と急速混合される。これにより、本実施の形態においても、予混合気が燃焼室1で燃焼される際に発生するNOx量を低減することができる。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態の変形例のように空気孔31Fの入口にテーパ部を設ければ、更に圧力損失を低減することができる。
(第5の実施の形態)
次に本発明の第5の実施の形態について説明する。
図15は本発明の第5の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図であり、図16は図15中のXVI−XVI断面における断面図である。
本実施の形態は第3の実施の形態における第1の変形例に類似しており、その相違点は、絞り孔81Gに切れ込み84が入っている点である。その他については第3の実施の形態における第1の変形例とほぼ同様である。
図15及び図16において、絞り孔81Gは切れ込み84を有している。切れ込み84は、V字状であって、絞り孔81Gに対して均等に4つ配されている。なお、この切れ込み84の形状は、V字状のみに限られず、矩形状、W字状、半楕円状等でも良い。また、その数も勿論図に示した4つのみに限定されない。
このように構成すると、第3の実施の形態と同様の作用によって形成される渦流53などに加えて、入口流路32Gの内壁付近を流通してきた空気流24がV字状の切れ込み84を通過することにより、切れ込み84の出口側にたて渦55が発生する。このたて渦55は出口流路34G内の空気流の乱れを増幅させるので、出口流路34G内を通過する燃料噴流を更に均一に空気と混合することができる。これにより本実施の形態によっても燃料と空気を急速混合できるので、予混合気が燃焼室1で燃焼される際に発生するNOx量を低減することができる。
なお、上記において説明した切れ込みの適用先は、第3の実施の形態の第1の変形例のみに限られず、第3の実施の形態、第3の実施の形態の第2の変形例、及び、第4の実施の形態にも適用可能なことはいうまでもない。また、本実施の形態においても、第1の実施の形態の変形例のように空気孔31Gの入口にテーパ部を設ければ、更に圧力損失を低減することができる。
(第6の実施の形態)
次に本発明の第6の実施の形態について説明する。
図17は本発明の第6の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。
本実施の形態が第1の実施の形態と相違する点は、気体燃料を噴出する燃料ノズル39に代えて液体燃料を噴出する液体燃料ノズル90を備えることにより、上記第1〜5の実施の形態のような同軸噴流燃料方式に代えて、いわゆる予混合燃焼方式の燃焼器に本発明を適用した点である。その他については第1の実施の形態とほぼ同様である。
図17において、液体燃料ノズル90は、ボディ91と、ノズル92と、燃料噴出口93を備えている。ボディ91は、円柱形状からなっており、中央部にノズル92を有している。ノズル92は、液体燃料供給系統(図示せず)と接続しており、この液体燃料供給系統を介してポンプ等で圧送されてきた液体燃料(例えば、灯油や軽油、重油等)を噴霧している。
本実施の形態においても、第1の実施の形態同様に、液体燃料ノズル90は燃料噴出口93が空気孔31内に入り込むように配置されているので、液体燃料ノズル90の燃料噴出方向前方において空気流の剥離による渦流50が形成される。また、同様に、絞り流路33の下流付近(領域60)に収束空気流が形成される。
このように空気孔31内に形成される渦流50、収束空気流等に対して、液体燃料ノズル90は液体燃料を燃焼室1に向かって噴霧する。まず、渦流50と衝突することによって、液体燃料は微粒化されて空気と混合される。また、この微粒化した液体燃料は、空気孔31中を燃焼室1方向に向かって流通する間に、ガスタービン燃焼器内の高温空気によって加熱されることで蒸発し、予混合化が促進される。次に、このように予蒸発した燃料は、空気孔31内を更に進み、領域60付近で収束空気流と衝突することによって空気と更に均一に混合される。このように液体燃料を用いた場合においても、空気孔内に形成される収束空気流等の渦流に衝突させるまでに燃料を蒸発させておけば、渦流の作用によって燃料と空気の混合を促進することができるので、第1の実施の形態同様の効果を得ることができる。
また、液体燃料の蒸発時間を更に短縮するには次のような燃料ノズルを用いると良い。
(第6の実施の形態:変形例)
図18は本発明の第6の実施の形態の変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。
図18において、液体燃料ノズル90Hは、ボディ91Hと、ノズル92Hと、環状ノズル94とを有している。環状ノズル94は、ノズル91Hの外周側に設けられた環状空気流路であり、ノズル先端部の空気噴出口から空気を噴霧する。環状ノズル94の噴出口は、燃料噴出口93を環状に取り巻いてノズル径方向内側(燃料流方向)を向いて設けられており、燃料流を取り囲むような円錐状の空気流27を噴出する。このように環状ノズル94を設けると、ノズル91Hから噴出される燃料に対して空気流27が衝突するので燃料流中の液体燃料の微粒化が促進する。これにより上記第6の実施の形態と比較して液体燃料の蒸発時間を短縮することができる。従って燃料と空気の混合を更に促進させることができる。また、空気の代わりに気体燃料を環状ノズル94に供給すれば、気体燃料と液体燃料のいずれも燃焼可能な、いわゆるデュアル燃焼器として利用することも可能である。この場合も、環状ノズル94に空気を供給する場合と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態およびその変形例においても、第1の実施の形態同様に、絞り流路33は液体燃料ノズル90,90Hの燃料噴出口の下流側に位置するように配置するのが好ましい。更に、第1の実施の形態の変形例のように空気孔33の入口にテーパ部を設ければ、圧力損失の低減が可能なことはいうまでもない。
図1は本発明のガスタービン燃焼器が備えられるガスタービンの全体概略図である。 図2は本発明の第1の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図3は従来のガスタービン燃焼器における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図4は本発明の第1の実施の形態の第1変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図4は本発明の第1の実施の形態の第2変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図6は本発明の第2の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図6中のVIIーVII断面における断面図である。 図8は本発明の第2の実施の形態の変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図9は図8中のIXーIX断面における断面図である。 図10は本発明の第3の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図11は本発明の第3の実施の形態の第1変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図12は本発明の第3の実施の形態の第2変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図13は本発明の第4の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図14は図13中のXIVーXIV断面における断面図である。 図15は本発明の第5の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図16は図15中のXVIーXVI断面における断面図である。 図17は本発明の第6の実施の形態における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。 図18は本発明の第6の実施の形態の変形例における空気孔付近の断面を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 燃焼室
3 ライナ
17 空気プレート
23 空気流
24 空気流
25 予混合気
27 空気流
31 空気孔
32 入口流路
33 絞り流路
34 出口流路
35 大テーパ部
36 小テーパ部
37 テーパ部
39 燃料ノズル
41 燃料噴出口
50 渦流
55 たて渦
70 中心軸
71 中心軸
72 中心軸
73 中心軸
80 オリフィス部
81 絞り孔
82 テーパ部
83 逆テーパ部
84 切れ込み
90 液体燃料ノズル
91 ボディ
92 ノズル
93 燃料噴出口
94 環状ノズル
100 圧縮機
200 燃焼器
300 タービン

Claims (15)

  1. 燃料と空気を燃焼させる燃焼室に向かって空気を流通させる流路であって、内壁に沿って流れる空気に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り部を有する空気流路と、
    前記燃焼室に向かって燃料を噴射する燃料ノズルとを備え、
    この燃料ノズルは、前記空気流路内に燃料噴出口が臨むように配置され、前記空気流路に流入する空気の一部に積極的に渦流を生じさせる渦流形成促進手段を前記燃料噴出口の周囲に有することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  2. 燃料と空気を燃焼させる燃焼室と、
    片側端面が前記燃焼室に臨むように燃焼ガス流通方向上流側端部位置に配置したプレートと、
    前記燃焼室に向かって空気を流通させるように前記プレートに設けた流路であって、内壁に沿って流れる空気に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り部を有する複数の空気流路と、
    この空気流路中を流れる空気噴流に燃料を噴射する複数の燃料ノズルとを備え、
    この複数の燃料ノズルは、前記空気流路内に燃料噴出口が臨むようにそれぞれ配置され、前記空気流路に流入した空気の一部に積極的に渦流を生じさせる渦流形成促進手段を前記燃料噴出口の周囲に有することを備えることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  3. 燃料と空気を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室に向かって空気を流通させる流路であって、内壁に沿って流れる空気に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り部を有する空気流路と、
    前記燃焼室に向かって燃料を噴射する燃料ノズルとを備え、
    この燃料ノズルは、前記絞り部の空気流通方向上流側に燃料噴出口が位置するように前記空気流路に挿入され、前記空気流路に流入する空気の一部に積極的に渦流を生じさせる渦流形成促進手段を前記燃料噴出口の周囲に有することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  4. 燃料と空気を燃焼させる燃焼室と、
    片側端面が前記燃焼室に臨むように燃焼ガス流通方向上流側端部位置に配置したプレートと、
    前記燃焼室に向かって空気を流通させるように前記プレートに設けた流路であって、内壁に沿って流れる空気に流路径方向内向きの速度成分を積極的に付与するように流路面積を縮小させる絞り部を有する複数の空気流路と、
    この空気流路中を流れる空気噴流に燃料を噴射する複数の燃料ノズルとを備え、
    この複数の燃料ノズルは、前記絞り部の空気流通方向上流側に燃料噴出口が位置するように前記空気流路に挿入され、前記空気流路に流入した空気の一部に積極的に渦流を生じさせる渦流形成促進手段を前記燃料噴出口の周囲に有することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  5. 請求項1記載のガスタービン燃焼器において、
    前記絞り部は空気流通方向下流側に向かって流路が狭まるテーパ状の絞り流路であることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  6. 請求項5記載のガスタービン燃焼器において、
    前記絞り流路の内径は、空気流通方向下流側に向かって、第1の方向では一定であり、前記第1の方向と直角を成す第2の方向では狭まるように縮小する絞り流路であることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  7. 請求項5記載のガスタービン燃焼器において、
    前記絞り流路と空気流通方向下流側で連結している空気流路は、その中心軸が前記絞り流路と空気流通方向上流側で連結している空気流路の中心軸より流路径方向外側に位置するように設けられていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  8. 請求項3記載のガスタービン燃焼器において、
    前記絞り部は絞り孔を有する絞り部材であることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  9. 請求項8記載のガスタービン燃焼器において、
    前記絞り部材は入口側に空気流通方向下流側に向かって狭まるテーパ部を有していることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  10. 請求項8記載のガスタービン燃焼器において、
    前記絞り部材は出口側に空気流通方向下流側に向かって拡開する逆テーパ部を有していることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  11. 請求項8記載のガスタービン燃焼器において、
    前記絞り部材の絞り孔には切れ込みが入っていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  12. 請求項11記載のガスタービン燃焼器において、
    前記切れ込みはV字状の切れ込みであることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  13. 請求項8記載のガスタービン燃焼器において、
    前記絞り孔は孔中心が前記空気流路の中心軸より流路径方向外側に位置するように設けられていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  14. 請求項1記載のガスタービン燃焼器において、
    更に、前記燃料ノズルの側面の周方向にリブを設けることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  15. 請求項1記載のガスタービン燃焼器において、
    更に、前記空気流路の入口にはテーパ部が設けられていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
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