JP2013029231A - 燃焼器、バーナ及びガスタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】パイロット燃料で運転する場合の燃焼ガスの逆流防止用設備を要さず低カロリーガスでも燃焼安定性を確保する。
【解決手段】燃焼室12の上流側の部分に配置されノズル孔331,332及び空気孔を複数有する旋回プレート316と、旋回プレート316の上流側に設けたベースプレート315と、ノズル孔331,332にそれぞれ差し込まれた複数のガスノズル320とを備え、ガスノズル320の先端がノズル孔331,332内に位置していて、ノズル孔331,332が、ガスノズル320のガス噴孔よりも小径で燃焼室12側に対向した噴孔部357及びガスノズル320の先端部外周に空気通路を形成する通路部358を有しており、ベースプレート315が、空気通路358及び空気孔と繋がった空気チャンバ400を旋回プレート316との間に形成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼器、バーナ及びガスタービンに関する。
ガスタービンの主要燃料である液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)に比べて発熱量の低い燃料は、一般に火炎温度が低く燃焼速度が遅いため燃え難いが、燃焼の際のNOx排出量が少ないという特徴がある。こうした低カロリーガスとして代表的には高炉ガスが例示できる。高炉ガスは製鉄プロセスにおいて高炉から発生する副生ガスであり、近年、ガスタービン燃料としての高炉ガスのニーズが高まっている。しかし、高炉ガスは主要成分である一酸化炭素(CO)や水素(H)の他にNやCOを多量に含む難燃性であるため、ガスタービンの着火から定格負荷範囲を高炉ガス専焼で運転することは難しく、着火から部分負荷範囲を安定に運転(燃焼)するためには起動用のパイロット燃料が別途必要となる。
また、高炉ガス以外の低カロリーガスとしては石炭やバイオマス(木屑等)のガス化ガスも例示できる。これら石炭等を原料とした燃料も資源有効利用の観点からガスタービン燃料としてのニーズが高まっているが、Nを多量に含む難燃性のガスであることから、やはりパイロット燃料を別途要する。
そのため、燃焼器において難燃性ガスを安定に燃焼させるには、燃料と空気を別々の流路から供給する拡散燃焼方式を採用し、液体燃料等のパイロット燃料と低カロリーガスのデュアル燃料の燃焼が可能なバーナ構成とするのが一般的である。一例として、半径方向中心部にガスタービンの起動から部分負荷範囲を運用する油ノズルを配置し、油ノズルの外周にガス噴孔を配置したバーナがある(特許文献1等参照)。
一方、LNG等の高カロリー燃料は火炎温度が高くなるため、NOx排出量の抑制に関して工夫が必要である。NOx排出量を抑えた燃焼方式として分散・希薄燃焼が例示できる。この分散・希薄燃焼は、燃料と空気とをプレートに設けた空気孔に向けて同軸に噴射し、空気孔入口における縮流と空気孔出口の急拡大における乱れを利用して短い距離で燃料と空気を急速に混合して燃焼室に供給する燃焼方式である(特許文献2等参照)。分散・希薄燃焼方式では燃料と空気の混合距離が短いため、LNGに限らず、水素を含有する燃焼速度の速い燃料を用いる場合でも低NOx化の効果が見込める。
特開平5−86902号公報 2003−148734号公報号公報
一般に低カロリーガスは火炎温度が低いため、高カロリーガスに代えて使用するにはガス噴孔の開口面積を大きくして燃料流量を確保しなければならない。しかしガス噴孔の開口面積をあまり大きくすると、多缶型燃焼器を備えたガスタービンを対象とする場合、ガスタービンの着火から部分負荷範囲を液体燃料等のパイロット燃料を使って運転するとき、燃焼器間で燃焼器内圧力のアンバランスが生じた際に高圧側の燃焼器から低圧側の燃焼器に高温の燃焼ガスがガス噴孔を介して逆流し得る。
それに対し、特許文献1では、油微粒化用の噴霧空気の一部を燃料ノズル内のガス流路から燃焼室内に噴射し、燃料ノズルのガス噴孔出口部に空気圧をかけて燃焼ガスの逆流を防止している。しかしそのためには、燃焼用空気よりも高圧のパージ空気用の系統を別途設置する、或いは油微粒化用空気を供給する圧縮機の容量を大きくする必要があり、コスト面や運用面で不利である。また、燃料ノズルの燃焼器径方向内側表面を冷却する場合には、燃料ノズルの燃焼器径方向外側からガス通路を横切って冷却空気を供給する必要があり燃料ノズルの構造が複雑化してしまう。加えて、冷却空気の供給によって燃料ノズル表面の冷却が可能になる反面、燃焼安定性が損なわれる恐れがあった。
一方、特許文献2に記載された燃焼器においては、低カロリーガスを供給した場合には、燃え難い低カロリーガスが空気と混合されるため拡散燃焼に比べて安定燃焼範囲はさらに狭くなり、そのままでは燃焼安定性に課題がある。
本発明の目的は、液体燃料等のパイロット燃料で運転する場合にも高温の燃焼ガスの逆流を防止するパージ空気系統を必要とせず、かつ低カロリーガスの専焼運転でも燃焼安定性を確保することができる燃焼器、バーナ及びガスタービンを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、パイロット燃料を燃焼する際にはガスノズルの噴孔が空気流で覆われてガスノズルへの燃焼ガスの逆流が抑制され、また、低カロリーガスを燃焼する際にはガスノズルからのガスが空気と混合されずに燃焼室に供給されるようにして、拡散燃焼によって低カロリーガスでも安定して燃焼できる構造とする。
本発明によれば、液体燃料等のパイロット燃料で運転する場合にも高温の燃焼ガスの逆流を防止するパージ空気系統を必要とせず、かつ低カロリーガスの専焼運転でも燃焼安定性を確保することができる。
本発明の第1の特徴を示す燃焼器構造、およびシステム系統図である。 本発明の第1の特徴を示すバーナ断面図、および油焚きにおけるバーナ内の空気の流れを示した図である。 本発明の第1の特徴を示すバーナ正面図である。 本発明の第1の特徴を示すバーナ断面図、およびガス焚きにおけるバーナ内の空気の流れを示した図である。 本発明の第2の特徴を示すバーナ断面図である。 本発明の第3の特徴を示すバーナ断面図である。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
(ガスタービンの構成)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るガスタービンの要部の拡大断面図である。
図1に示したガスタービン5は、大気より吸込んだ空気101を圧縮する圧縮機2、この圧縮機2で圧縮された燃焼空気102を燃料とともに燃焼する燃焼器3、この燃焼器3で発生した燃焼ガス140により回転動力を得るタービン4、タービン4の回転動力を電気エネルギーに変換する発電機6、及び圧縮機2及びタービン4を起動させる起動用モータ8を備えている。圧縮機2、タービン4、発電機6及び起動用モータ8は、同軸上に連結されている。
(燃焼器の構成)
燃焼器3は、パイロット燃料51(ここではA重油等の液体燃料とする)及び低カロリーガス61a,61bの少なくとも一方と圧縮機2からの燃焼空気102との混合・燃焼によって燃焼ガス140を発生させる。この燃焼器3は、圧力容器である外筒10を備えている。外筒10は、燃焼室12と、この燃焼室12の外周を覆う燃焼室冷却用のフロースリーブ11を内包している。燃焼室12の上流(燃焼ガス140の流れ方向における上流側、以下同じ)には、当該燃焼室12に燃料と空気を噴出し火炎を保持するためのバーナ300が配置してある。圧縮機2から供給される空気102は、フロースリーブ11と燃焼室12との間の環状の空間を流れて燃焼室12を冷却しながら、燃焼室12の側面に設けた空気孔13やバーナ300を介して燃焼室12内に分配・供給される。
(バーナの構成)
図2はバーナ300の拡大断面図、図3は燃焼室12内から見たバーナ300の正面図、図4は図3中のIV−IV線による断面図である。
図2及び図3に示したように、バーナ300は、外筒10の上流側端部に固定したバーナボディーのフランジ351と、このフランジ351の径方向(燃焼器径方向、以下同じ)中心部から燃焼室12向かってに延びるパイロットノズル53と、フランジ351の下流側(燃焼ガス140の流れ方向における下流側、以下同じ)に形成したパイロットノズル53を中心とする同心の環状のガス室352,353と、ガス室352,353から燃焼室12に向かって延びる複数のガスノズル320と、燃焼室12の上流側端部に配置された旋回プレート316とを備えている。
パイロットノズル53は、起動から部分負荷範囲の運転時に使用されるものであり、パイロット燃料系統(図示せず)から供給されたパイロット燃料51を噴霧空気52(例えば圧縮機2からの昇圧空気の一部)によってせん断して微粒化し、これを燃焼室12内に噴霧して燃焼させる。このパイロットノズル53は旋回プレート316の径方向中心部に挿し込まれ、ベースプレート315を貫通して旋回プレート316の燃焼室12側の端面に先端部が面一となっている。
ガスノズル320は、ガス室352,353からそれぞれ供給される低カロリーガス61a又は61bを燃焼室12内に噴射して燃焼させる。低カロリーガス61a,61bの燃料系統は、ガス源133から延びる主系統130がガス室352,353にそれぞれ接続する系統131,132に分岐した構成であり、主系統130に設けた圧力調整弁150により燃料系統の圧力調整が可能となる。系統131,132には流量調節弁151,152が設けられており、これら流量調整弁151,152を制御することでそれぞれ系統131,132の流量調整が可能である。圧力調整弁150及び流量調節弁151,152は、いずれも操作者の指示又は予め格納したプログラムに従って制御装置200によって制御される。
バーナは、互いに平行に配置された旋回プレート316及びベースプレート315と、これら旋回プレート316及びベースプレート315を連結する外周リング355とを備えていて、パイロットノズル53に固定され支持されている。
旋回プレート316は、最も広い端面を燃焼室12内の空間に向けた姿勢(すなわち燃焼器中心軸に直交する姿勢)で燃焼室12の上流側の部分に配置された円盤状の部材であって、燃焼室12の内部空間に臨むノズル孔331,332及び空気孔340を複数有している。ノズル孔331,332はそれぞれ複数設けられていて、これらノズル孔331,332には各1本のガスノズル320が臨んでいる。また、内側のノズル孔331はパイロットノズル53の周囲に環状に配置され、外側のノズル孔332はノズル孔331の列の外周側に環状に配置されている。本実施の形態においては、ノズル孔331,332を各1列設けてノズル孔を同心円状に2列配置した場合を例示しているが、ノズル孔を同心円状に3列以上配置する場合もある。
なお、内側のノズル孔331及びノズル孔331に臨むガスノズル320からなる複数のバーナを備え、ガス室352からのガスを燃焼室12に噴射する部分を第1のバーナ部301、外側のノズル孔332及びノズル孔332に臨むガスノズル320からなる複数のバーナを備え、ガス室353からのガスを燃焼室12に噴射する部分を第2のバーナ部302と称する。両バーナ部301,302のうち第1のバーナ部301には、ノズルプレート316に上記空気孔340が複数設けられている。これら空気孔340は、ノズル孔331と周方向に交互に配置されている。本実施の形態では、第2のバーナ部302に空気孔340に相当する空気孔は設けられていない。
ベースプレート315は、旋回プレート316を挟んで燃焼室12と反対側に設けられていて、このベースプレート315と旋回プレート316及び外周リング355と空気チャンバ400を形成している。空気チャンバ400は燃焼室12の内部空間よりも高圧となるようになっている。このベースプレート315には、旋回プレート316のノズル孔331,332と軸方向に対向する位置に複数の貫通孔356が設けられていて、各ガスノズル320は、それぞれ貫通孔356を通って先端をノズル孔331,332に臨ませている。貫通孔356の口径はガスノズル320の外径よりもやや大きくなっていて、ガスノズル320の外周に環状の空気通路を形成している。また、ベースプレート315にはさらに、ノズル孔331,332や空気孔340を避けて旋回プレート316に対向するように冷却孔330が設けられている。冷却孔330は、図3に示したようにガスノズル320と同心状に複数配置されていて、内周側のガスノズル320よりもさらに径方向内側に位置しパイロットノズル53の周囲を囲うように配置されている。図2等に示したように、ベースプレート315の空気通路(貫通孔356)及び冷却孔330、並びに旋回プレート316のノズル孔331,332及び空気孔340は、空気チャンバ400に繋がっている。
ここで、ガスノズル320は旋回プレート316を完全に貫通している訳ではなく、そのノズル先端部はこれとほぼ同軸に配置されたノズル孔331又は332内に位置している。このとき、ノズル孔331,332は、ガスノズル320に対して燃焼室12側に対向し燃焼室12の内部空間に臨む噴孔部357と、この噴孔部357の空気チャンバ400側に位置し空気チャンバ400に臨む通路部358とを有している。噴孔部357は、ガスノズル320のガス噴孔よりも小径であり、ガスノズル320の先端部を包囲する通路部358は、口径がガスノズル320の外径よりも大きく、ガスノズル320の先端部外周に空気通路を形成する。また、旋回プレート316のノズル孔331,332及び空気孔340は、図3に示したように周方向に傾斜して設けられており、噴射するガスや空気の流れに旋回成分を付与するようになっている。
なお、本実施の形態では、ガスノズル320がベースプレート315を貫通して旋回プレート316に挿入された構成を例示したが、例えば、ガスノズル320が外周リング355を貫通して空気チャンバ400に進入した後、屈曲して旋回プレート316に挿入される構成であっても良い。また、ベースプレート315の貫通孔356とガスノズル320との間に空気通路が形成されるように構成した場合を例示したが、この空気通路は必ずしも必要ではなく、ガスノズル320の外径と貫通孔356の内径が等しい構成とすることもできる。
(動作)
上記構成のガスタービンの動作を説明する。
まず始動時には、起動用モータ8等の外部動力によって圧縮機2及びタービン4を駆動する。圧縮機2の回転数が燃焼器3の着火条件に見合った回転数まで上昇し保持されたら、燃焼器3に着火に必要な燃焼空気102が供給されて着火条件が成立する。その後、図2に示したように、パイロット燃料51と噴霧空気52をパイロットノズル53に供給することによってパイロット燃料51が燃焼室12内に噴霧される。また、ベースプレート315の貫通孔356とガスノズル320との間隙、及びベースプレート315に設けた冷却孔330を介し、圧縮機2からバーナ300に供給された燃焼空気102が空気チャンバ400に流入する。旋回プレート316の上流側の圧力は空気チャンバ400よりも高く、また空気チャンバ400は燃焼室12よりも高圧であるため、空気チャンバ400に流入した空気102はノズル孔331,332及び空気孔340を介して燃焼室12に流れ込む。そして、燃焼室12では、ノズル孔331,332及び空気孔340を介して供給された燃焼空気102とパイロットノズル53から噴霧されたパイロット燃料51との混合・燃焼によって火炎55が形成される。このようにして燃焼器3が着火すると、燃焼ガス140がタービン4に供給され、パイロット燃料51の流量増加とともにタービン4が昇速し、さらに起動用モータ8をタービン軸から離脱させてガスタービンを自立運転に移行すると、無負荷定格回転数に到達する。ガスタービンが無負荷定格回転数に到達した後は発電機6が併入され、さらにパイロット燃料51の流量増加に伴ってタービン4の入口ガス温度が上昇し負荷が上昇する。
その後、パイロット燃料51の流量を増加させて負荷が上昇するのに伴い、燃焼器3においては低カロリーガス61a,61bの供給によってパイロット燃料51との混焼運転に移行する。さらに、低カロリーガス61a,61bの流量を増加させていき、パイロット燃料51の供給を停止することにより、低カロリー燃料61a,61bによるガス専焼運転に移行する。
パイロット燃料51による運転中は旋回プレート316のノズル孔331,332から燃焼空気102が供給されたが、ガスノズル320から低カロリーガス61a,61bを噴射し始めると、旋回プレート316のノズル孔331,332から燃焼室12に低カロリーガス61a,61bが噴出する。パイロット燃料51と低カロリーガス61a,61bによる混焼運転時においては、低カロリーガス61a,61bの供給流量が少ないためにノズル孔331,332からは低カロリーガス61a,61bが燃焼空気102との混合気(予混合気)として供給される。さらに低カロリーガス61a,61bの流量が増加するとノズル孔331,332から噴出する低カロリーガス61a,61bの割合が増加する。低カロリーガス61a,61bの供給圧力は空気102の供給圧力よりも高く、また、ガスノズル320の噴孔径よりもノズル孔331,332の直径が小さくしてあるため、低カロリーガス61a,61bの供給流量が増したガス専焼運転においては、図4に示したように、ノズル孔331,332の噴孔部357を通過しきらない一部の低カロリーガス61cが通路部358を通って空気チャンバ400に流れ込む。空気チャンバ400に流れ込んだ一部の低カロリーガス61cは、旋回プレート316に設けた空気孔340を介して燃焼空気102に同伴して燃焼室12に噴出する。空気チャンバ400は、このようにノズル孔331,332の噴孔部357を通過できなかった一部の低カロリーガス61cを隣接する空気孔340に供給するためのガスヘッダーの役割も果たす。
上記のように、低カロリーガス61a,61bによる専焼運転時には、空気通路358を通って一部の低カロリーガス61cが空気チャンバ400に流れ込み、空気チャンバ400の燃焼空気102が空気通路358に入り込まないため、ノズル孔331,332からは燃焼空気102を伴わずに基本的に低カロリーガス61a,61bのみが噴出し、低カロリーガス61a,61bによってそれぞれ火炎57,56が形成される。
(作用効果)
1.燃焼ガスの逆流抑制及び低カロリー燃料専焼時の安定燃焼の両立
パイロット燃料及び低カロリー燃料のデュアル燃焼の実現
まず、パイロット燃料51による専焼運転時には、図2に示したようにガスノズル320から低カロリーガス61a,61bが噴射されないが、ノズル孔331,332を通過する燃焼空気102の流れがガスノズル320の先端付近を包囲するため、燃焼室12からの燃焼ガスがガスノズル320の噴孔に流入することを抑制することができる。したがって、燃焼ガス逆流防止用のパージ空気供給システムを別途用意しなくても、パイロット燃料51による専焼運転中に燃焼ガス140がガスノズル320に逆流しガスノズル320を介して他缶に流入することを抑制することができる。
低カロリーガス61a,61bとパイロット燃料51による混焼運転時には、低カロリーガス61a,61bの噴射量がまだ十分ではなく、ガスノズル320から噴射される低カロリーガス61a,61bがノズル孔331,332を流れる燃焼空気102と同軸噴流を形成し、燃焼空気102と混合されて予混合気として燃焼室12に供給されるが、この時点ではパイロットノズル53により形成される火炎55が火種となって保炎されるため、燃焼安定性を維持することができる。
そして、低カロリーガス61a,61bによるガス専焼運転時には、ノズル孔331,332から噴出する低カロリーガス61a,61bへの燃焼空気102の混入量が上記のように抑えられる。その結果、第1のバーナ部301では、ノズル孔331から噴出する低カロリーガス61aと隣接する空気孔340から噴出する燃焼空気102との拡散燃焼によって火炎57を安定して形成することができる。また、この火炎57を火種にして、第2のバーナ部302による火炎56も保炎することができるので、低カロリーガス61a,61bによる専焼運転時においても燃焼安定性を確保することができる。
以上のように、低カロリーガス61a,61bが供給されない起動時においてはノズル孔331,332から燃焼空気102が噴射されることでガスノズル320への燃焼ガス140の流入が抑制される。一方、低カロリーガス61a,61bの供給量が増大すると、一部の低カロリーガス61cをシールガスとして空気チャンバ400からノズル孔331,332への燃焼空気102の流入が抑制されてノズル孔331,332からはほぼ低カロリーガス61a,61bのみが噴出するようになる。したがって、液体燃料等のパイロット燃料51で運転する場合にも高温の燃焼ガス140の逆流を防止するパージ空気系統を別途必要とせず、かつ低カロリーガス61a,61bの専焼でも燃焼安定性を確保することができる。
仮に、ベースプレート315を省略し空気チャンバ400を持たない構成とした場合、ガス専焼運転時にノズル孔331,332の噴孔部357を通過しきらなかった一部の低カロリーガス61cが、旋回プレート316の上流側で燃焼空気102との予混合気を形成する。形成される予混合気の濃度は、低カロリーガス61cの噴出位置や噴出量、燃焼空気102との混合過程によって異なり、また、予混合気の濃度によって燃焼速度が異なるため、このように旋回プレート316の上流側で予混合気が形成されてしまうと、火炎56,57とは別に意図しない火炎が保持される恐れがある。したがって、本実施の形態のように空気チャンバ400を設けることで、意図しない火炎保持を抑制することができ、ひいては燃焼器の信頼性を高めることができる。
また、旋回プレート316のノズル孔331,332及び空気孔340にいずれも傾斜を付けて燃料噴流や空気噴流に旋回成分を与えることで、低速となる保炎領域がバーナの径方向中心部近傍に形成されるため、燃焼安定性をより高めることができる。
2.バーナのメタル温度の抑制
低カロリーガス61a,61bの専焼運転を実現するためには、低カロリーガス61a,61bを大量に噴出し燃焼するためにバーナの面積が大きくなる傾向があり、低カロリーガス61a,61bの専焼運転を想定した燃焼器にあっては、燃焼室内に形成される火炎からの受熱面積の増大によってバーナ端面のメタル温度が上昇するという課題がある。パイロット燃料51による専焼運転中においても、パイロットノズル53の周囲のバーナ端面のメタル温度が上昇し易い。
それに対し、本実施の形態においては、ベースプレート315に設けた冷却孔330から空気チャンバ400に流入する空気を旋回プレート316のパイロットノズル53の周囲の部分に衝突させることができ、衝突噴流により旋回プレート316におけるパイロットノズル53の周囲の部分を冷却することができる。
このとき、バーナ端面のメタル温度を低減する場合、一般にはバーナ端面の表面に冷却孔を開口しバーナ端面の近傍に冷却空気を供給することで対策していた。しかしながら、特に低カロリーガスの専焼運転においては、燃焼室に冷却空気を供給することによって保炎領域の温度が低下してしまい、失火の要因となる。
これに対しても、本実施の形態では旋回プレート316に冷却空気噴出用の冷却孔を設置する必要がないため、低カロリーガスの燃焼時における冷却空気の供給による保炎領域の火炎温度低下、ひいてはそれによる不安定燃焼を抑制することにも繋がる。
一方、パイロット燃料51を用いた運転中にはパイロットノズル53の周囲の酸素不足が懸念されるが、本実施の形態ではパイロット燃料51を用いた運転中にノズル孔331,332から燃焼空気102が噴き出すため、パイロットノズル53の周囲の酸素不足が解消され、煤の発生を抑制することができる。加えてパイロットノズル53の周囲のノズル孔331からの燃焼空気102の供給によってパイロット燃料51による火炎55の長炎化を抑制することができ、燃焼効率の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態では、図3に示したように第1のバーナ部301のノズル孔331や空気孔340よりも径方向内側(パイロットノズル53寄り)の位置に冷却孔330を設けた構成を例示したが、旋回プレート316のメタル温度が高くなる領域が別に想定される場合には、その部分に対応させてベースプレート315に冷却孔330を設置すれば良い。
<第2の実施の形態>
図5は本発明の第2の実施の形態に係るガスタービンに備えられたバーナの拡大断面図であって先の図4に対応する図である。この図において既述の部材と同様の部材には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態が第1の実施の形態と相違する点は、旋回プレート316における複数列のノズル孔331,332のうちの外周側の列のノズル孔332を設置した部分(第2のバーナ部302)が、内周側の列のノズル孔331を設置した部分(第1のバーナ部301)よりも燃焼ガス140の流れ方向の下流側に突出している点である。本実施の形態においては、旋回プレート316のノズル孔332を設置した部分がノズル孔331を設置した部分に対して下流側に突出しているので、それだけノズル孔332に挿し込むガスノズル320が第1の実施の形態に比べて下流側に延設されている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態においては第1の実施の形態と同様の効果に加え、次の効果が期待できる。
低カロリーガス61a,61bの燃焼時においては、旋回プレート316から低カロリーガス61a,61bと燃焼空気102が旋回方向に噴出するため、第1のバーナ部301の下流には循環ガス領域165が形成される。循環ガス領域165によって旋回プレート316の径方向中心部近傍を保炎点として火炎57が形成され、この火炎57は下流に向かうにつれて半径方向に拡大する。本実施の形態では第2のバーナ部302を燃焼室12側に突出させたため、ノズル孔332が半径方向に拡大する火炎57に近付けることができ、第1のバーナ部301で形成される火炎57の熱を積極的に利用して火炎56を保炎することができ、第2のバーナ部302の保炎強化により低カロリーガス61a,61bの更なる安定燃焼が期待できる。
また、ガスタービン負荷に応じて第1のバーナ部301と第2のバーナ部302に供給する低カロリーガス61a,61bの流量を制御し、燃焼空気102に対する第1のバーナ部301からの低カロリーガス61aの質量流量比(F/A)を負荷に対してほぼ一定とすれば火炎57の更なる燃焼安定性が期待できる。このとき、ガスのカロリー低下によって第2のバーナ部302から噴出する低カロリーガス61bが、第1のバーナ部301で形成される火炎57の温度を低下させる恐れがあるが、本実施の形態のように第2のバーナ部302を第1のバーナ部301よりも下流に突出させることで、火炎57の温度低下を抑制することができ、広範囲な負荷条件において安定燃焼が期待できる。
<第3の実施の形態>
図6は本発明の第3の実施の形態に係るガスタービンに備えられたバーナの拡大断面図であって先の図4に対応する図である。この図において既述の部材と同様の部材には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態が第1の実施の形態と相違する点は、旋回プレート316における複数列のノズル孔331,332のうちの内周側の列のノズル孔331を設置した部分(第1のバーナ部301)が、外周側の列のノズル孔332を設置した部分(第2のバーナ部302)よりも燃焼ガス140の流れ方向の下流側に突出している点である。本実施の形態においては、旋回プレート316のノズル孔331を設置した部分がノズル孔332を設置した部分に対して下流側に突出しているので、それだけノズル孔331に挿し込むガスノズル320及びパイロットノズル53が第1の実施の形態に比べて下流側に延設されている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態においては第1の実施の形態と同様の効果に加え、次の効果が期待できる。
第2の実施の形態で説明したように第1のバーナ部301の下流には循環ガス領域165が形成される。循環ガス領域165によって旋回プレート316の径方向中心部近傍を保炎点として火炎57が形成され、この火炎57は下流に向かうにつれて半径方向に拡大する。そして、第2のバーナ部302から噴出したガス燃料61bは、周囲空気と混合しながら第1のバーナ部301で形成される火炎57からの熱を受けて火炎56を形成する。すなわち、本実施の形態においては、火炎56が第1の実施の形態と比べて下流寄りに形成されるので、第2のバーナ部302の外周側で旋回プレート316の近傍に燃焼ガス166が循環するため、第2のバーナ部302から噴出する低カロリーガス61bを火炎56によって予熱することができる。その結果、第2のバーナ部302から噴出する低カロリーガス61bは、第1のバーナ部301で形成される火炎57の熱と燃焼室12の外周側で発生する燃焼ガス166の循環とで予熱されるので、低カロリーガスの更なる燃焼安定性が期待できる。
2 圧縮機
3 燃焼器
4 タービン
12 燃焼室
51 パイロット燃料
53 パイロットノズル
61a,61b 低カロリーガス
102 燃焼空気
140 燃焼ガス
300 バーナ
301 第1のバーナ部
302 第2のバーナ部
315 ベースプレート
316 旋回プレート
320 ガスノズル
330 冷却孔
331,332 ノズル孔
340 空気孔
356 貫通孔
357 噴孔部
358 通路部
400 空気チャンバ

Claims (11)

  1. 燃焼室と、
    この燃焼室の燃焼ガスの流れ方向の上流側の部分に配置され、前記燃焼室の内部空間に臨むノズル孔及び空気孔を複数有する旋回プレートと、
    この旋回プレートを挟んで前記燃焼室と反対側に設けたベースプレートと、
    前記旋回プレートのノズル孔に前記ベースプレート側からそれぞれ差し込まれた複数のガスノズルとを備え、
    このガスノズルの先端が前記ノズル孔内に位置していて、
    前記ノズル孔が、前記ガスノズルのガス噴孔よりも小径で当該ガスノズルに対して前記燃焼室側に対向した噴孔部、及び前記ガスノズルを包囲して当該ガスノズルの先端部外周に空気通路を形成する通路部を有しており、
    前記ベースプレートが、前記空気通路及び前記空気孔と繋がった空気チャンバを前記旋回プレートとの間に形成している
    ことを特徴とする燃焼器。
  2. 請求項1の燃焼器において、前記旋回プレートのノズル孔及び空気孔が周方向に交互に配置されていることを特徴とする燃焼器。
  3. 請求項1の燃焼器において、前記旋回プレートには、前記ノズル孔が同心円状に複数列配置されていることを特徴とする燃焼器。
  4. 請求項3の燃焼器において、
    前記旋回プレートは、前記複数列のノズル孔のうちの外周側の列のノズル孔を設置した部分が、内周側の列のノズル孔を設置した部分よりも燃焼ガスの流れ方向の下流側に突出していることを特徴とする燃焼器。
  5. 請求項3の燃焼器において、
    前記旋回プレートは、前記複数列のノズル孔のうちの内周側の列のノズル孔を設置した部分が、外周側の列のノズル孔を設置した部分よりも燃焼ガスの流れ方向の下流側に突出していることを特徴とする燃焼器。
  6. 請求項1の燃焼器において、前記旋回プレートに対向するように前記ベースプレートに設けた冷却孔を有していることを特徴とする燃焼器。
  7. 請求項6の燃焼器において、前記冷却孔が、前記ガスノズルよりも径方向内側に位置していることを特徴とする燃焼器。
  8. 請求項1の燃焼器において、前記ベースプレートに設けられ、前記ガスノズルを通し当該ガスノズルの外周に空気通路を形成する複数の貫通孔を備えていることを特徴とする燃焼器。
  9. 請求項1の燃焼器において、前記旋回プレートの中心部に設けたパイロットノズルを備えていることを特徴とする燃焼器。
  10. 燃焼室の内部空間に臨むノズル孔及び空気孔を複数有する旋回プレートと、
    この旋回プレートを挟んで前記燃焼室と反対側に設けたベースプレートと、
    前記旋回プレートのノズル孔に前記ベースプレート側からそれぞれ差し込まれた複数のガスノズルとを備え、
    このガスノズルの先端が前記ノズル孔内に位置していて、
    前記ノズル孔が、前記ガスノズルのガス噴孔よりも小径で当該ガスノズルに対して前記燃焼室側に対向した噴孔部、及び前記ガスノズルを包囲して当該ガスノズルの先端部外周に空気通路を形成する通路部を有しており、
    前記ベースプレートが、前記空気通路及び前記空気孔と繋がった空気チャンバを前記旋回プレートとの間に形成している
    ことを特徴とするバーナ。
  11. 空気を圧縮する圧縮機と、
    この圧縮機で圧縮された燃焼空気を燃料とともに燃焼する燃焼器と、
    この燃焼器で発生した燃焼ガスにより回転動力を得るタービンとを備え、
    前記燃焼器が、
    燃焼室と、
    この燃焼室の燃焼ガスの流れ方向の上流側の部分に配置され、前記燃焼室の内部空間に臨むノズル孔及び空気孔を複数有する旋回プレートと、
    この旋回プレートを挟んで前記燃焼室と反対側に設けたベースプレートと、
    前記旋回プレートのノズル孔に前記ベースプレート側からそれぞれ差し込まれた複数のガスノズルとを備え、
    このガスノズルの先端が前記ノズル孔内に位置していて、
    前記ノズル孔が、前記ガスノズルのガス噴孔よりも小径で当該ガスノズルに対して前記燃焼室側に対向した噴孔部、及び前記ガスノズルを包囲して当該ガスノズルの先端部外周に空気通路を形成する通路部を有しており、
    前記ベースプレートが、前記空気通路及び前記空気孔と繋がった空気チャンバを前記旋回プレートとの間に形成している
    ことを特徴とするガスタービン。
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