JP2007232171A - ダイナミックダンパ - Google Patents

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Masamichi Nakamura
正道 中村
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Abstract

【課題】ダイナミックダンパを軸部材に装着したままで、その質量や弾性体のばね定数を簡単に調整できるようにすることである。
【解決手段】ダイナミックダンパの本体1を、軸部材11に外嵌される筒状の弾性体で形成して、この筒状の弾性体に軸方向へ貫通する複数の丸孔2a、2b、2cを円周方向へ3重に配列して設け、最外周の全ての丸孔2aに質量を調整する調整部材3aを、最内周の全ての丸孔2cにばね定数を調整する調整部材3bを締め代を持たせて挿入することにより、ダイナミックダンパを軸部材11に装着したままで、各調整部材3a、3bを本体1の丸孔2a、2b、2cに挿入するのみで、その締め代によって各調整部材3a、3bを本体1に保持し、ダイナミックダンパの質量や弾性体のばね定数を簡単に調整できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドライブシャフトやプロペラシャフト等の回転する軸部材に装着されて、軸部材の撓み振動や捩じり振動を抑制するダイナミックダンパに関する。
自動車のドライブシャフトやプロペラシャフト等の回転する軸部材には、その撓み振動や捩じり振動を抑制するために、筒状のダイナミックダンパが装着されることがある。通常、筒状のダイナミックダンパは、軸部材を自動車の車体から取り外した状態で、その一端側から差し込んで装着されている。このダイナミックダンパは所定の質量と弾性体のばね定数を有し、その固有振動数を軸部材の固有振動数と逆位相で合致させて、軸部材の振動エネルギを吸収するものであり、その質量と弾性体のばね定数は軸部材への装着前に予め設定されている。
この種のダイナミックダンパには、ドライブシャフトやプロペラシャフト等の軸部材を自動車の車体から取り外すことなく、これらの軸部材に装着できるように、筒状のマス部材と、これを被覆する筒状のゴム弾性体とからなるダイナミックダンパを円周方向で複数に分割し、軸部材の軸心に対して側方から組み付けるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−24037号公報
上述した従来のダイナミックダンパは、質量と弾性体のばね定数が予め設定されているので、軸部材への装着後や使用中に、これらの質量や弾性体のばね定数が所定の値からずれても、これらを調整することができず、軸部材を車体等から取り外し、さらに、ダイナミックダンパを軸部材から取り外して、ダイナミックダンパを加工するか、別のものと交換する必要があり、非常に手間がかかる問題がある。特許文献1に記載されたものは、軸部材を車体等から取り外す必要はないが、やはり、ダイナミックダンパを軸部材から取り外して加工するか、別のものと交換する必要があるので、手間がかかる。
そこで、本発明の課題は、ダイナミックダンパを軸部材に装着したままで、その質量や弾性体のばね定数を簡単に調整できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、所定の質量と弾性体のばね定数を有し、回転する軸部材に装着されて、この軸部材の振動を抑制するダイナミックダンパにおいて、前記ダイナミックダンパの本体を、前記軸部材に外嵌される筒状の弾性体で形成して、この筒状の弾性体に軸方向へ延びる複数の孔を設け、これらの孔の少なくとも1つに、前記質量または弾性体のばね定数を調整する調整部材を締め代を持たせて挿入する構成を採用した。
すなわち、ダイナミックダンパの本体を、軸部材に外嵌される筒状の弾性体で形成して、この筒状の弾性体に軸方向へ延びる複数の孔を設け、これらの孔の少なくとも1つに、質量または弾性体のばね定数を調整する調整部材を、締め代を持たせて挿入することにより、ダイナミックダンパを軸部材に装着したままで、調整部材を弾性体で形成した本体の孔に挿入するのみで、その締め代によって調整部材を本体に保持し、ダイナミックダンパの質量や弾性体のばね定数を簡単に調整できるようにした。
前記質量を調整する調整部材としては、比重の大きい金属で形成したものを用いるとよい。また、弾性体のばね定数を調整する調整部材としては、質量をあまり変化させずに、孔の閉塞によって本体の弾性体のばね定数を変えることができるように、樹脂やゴムで形成したものを用いるとよい。
前記本体の孔を丸孔とし、前記調整部材を円筒状のものとすることにより、調整部材を挿入する孔を選択可能とし、調整の自由度を高めることができる。
前記本体に筒状の芯金を埋め込むことにより、芯金の質量によって、質量の調整代を少なくすることができる。
本発明のダイナミックダンパは、ダイナミックダンパの本体を、軸部材に外嵌される筒状の弾性体で形成して、この筒状の弾性体に軸方向へ延びる複数の孔を設け、これらの孔の少なくとも1つに、質量または弾性体のばね定数を調整する調整部材を、締め代を持たせて挿入するようにしたので、ダイナミックダンパを軸部材に装着したままで、調整部材を弾性体で形成した本体の孔に挿入するのみで、その締め代によって調整部材を本体に保持し、ダイナミックダンパの質量や弾性体のばね定数を簡単に調整することができる。
前記本体の孔を丸孔とし、調整部材を円筒状のものとすることにより、調整部材を挿入する孔を選択可能とし、調整の自由度を高めることができる。
前記本体に筒状の芯金を埋め込むことにより、芯金の質量によって、質量の調整代を少なくすることができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1および図2は、第1の実施形態を示す。このダイナミックダンパは、図1(a)、(b)に示すように、回転する軸部材11に筒状の弾性体で形成された本体1が外嵌されて装着され、この本体1に軸方向へ貫通する複数の丸孔2a、2b、2cが円周方向へ3重に配列されており、図1(c)に示すように、最外周の全ての丸孔2aに、質量を調整する鋼で形成された円筒状の調整部材3aが締め代を持たせて挿入され、最内周の全ての丸孔2cに、弾性体のばね定数を調整する樹脂で形成された円筒状の調整部材3bが締め代を持たせて挿入されている。なお、中間周の丸孔2bは、孔の密度を高めるために、大径のものと小径のものが交互に配列されている。
図2(a)、(b)は、前記質量調整用とばね定数調整用の各調整部材3a、3bの挿入形態の変形例を示す。図2(a)の変形例は、質量調整用の調整部材3aを最外周の丸孔2aに1つおきに挿入するとともに、ばね定数調整用の調整部材3bを最内周の全ての丸孔2cと中間周の1つおきの丸孔2bに挿入したもの、図2(b)の変形例は、質量調整用の調整部材3aを最内周と中間周の全ての丸孔2a、2bに挿入し、ばね定数調整用の調整部材3bは挿入していないものである。
図3および図4は、第2の実施形態を示す。このダイナミックダンパは、図3(a)、(b)に示すように、前記軸部材11に外嵌されて装着された筒状の弾性体の本体1に、外周側に近い部分で筒状の芯金4aが埋め込まれ、その内周側に軸方向へ貫通する複数の丸孔2d、2eが、円周方向へ千鳥状に2重に配列されており、図3(c)に示すように、外周側の全ての丸孔2dに質量調整用の調整部材3aが締め代を持たせて挿入され、ばね定数調整用の調整部材3bは挿入されていない。
図4(a)、(b)は、前記各調整部材3a、3bの挿入形態の変形例を示す。図4(a)の変形例は、ばね定数調整用の調整部材3bを内周側の全ての丸孔2eに挿入し、質量調整用の調整部材3aは挿入していないもの、図4(b)の変形例は、外周側の1つおきの丸孔2dに質量調整用の調整部材3aを挿入し、内周側の1つおきの丸孔2eにばね定数調整用の調整部材3bを挿入したものである。
図5および図6は、第3の実施形態を示す。このダイナミックダンパは、図5(a)、(b)に示すように、第2の実施形態と同様の筒状の芯金4bを、筒状の弾性体の本体1の中間部分に埋め込み、その外周側と内周側とに、それぞれ軸方向へ貫通する複数の丸孔2f、2gを円周方向へ配列し、図5(c)に示すように、外周側の1つおきの丸孔2fに質量調整用の調整部材3aのみを挿入したものである。
図6(a)、(b)は、前記各調整部材3a、3bの挿入形態の変形例を示す。図6(a)の変形例は、ばね定数調整用の調整部材3bのみを内周側の全ての丸孔2gに挿入したもの、図6(b)の変形例は、外周側のすべての丸孔2fに質量調整用の調整部材3aを挿入し、内周側の1つおきの丸孔2gにばね定数調整用の調整部材3bを挿入したものである。
図7は、第4の実施形態を示す。このダイナミックダンパは、図7(a)、(b)に示すように、前記軸部材11に外嵌されて装着された筒状の弾性体の本体1に、両側の軸端面から対向するように軸方向へ延びる複数の有底の丸孔2h、2iを円周方向へ2重に配列し、図7(c)に示すように、外周側の1つおきの丸孔2hに質量調整用の調整部材3aを、内周側の1つおきの丸孔2iにばね定数調整用の調整部材3bを、それぞれ締め代を持たせて挿入したものである。
図8は、第5の実施形態を示す。このダイナミックダンパは、図8(a)に示すように、前記軸部材11に外嵌されて装着された筒状の弾性体の本体1に、軸方向へ貫通する複数の断面形状が異なる異形孔2jを設け、図8(b)に示すように、これらの異形孔2jの一部に、異型筒状の質量調整用の調整部材3cとばね定数調整用の調整部材3dを締め代を持たせて挿入したものである。
上述した各実施形態では、質量調整用の調整部材を鋼で形成し、ばね定数調整用の調整部材を樹脂で形成したが、質量調整用の調整部材は他の金属や比重の大きい材料で形成することもでき、ばね定数調整用の調整部材はゴム等で形成することもできる。
aは第1の実施形態のダイナミックダンパの本体を軸部材に装着した状態を示す縦断正面図、bはaの横断側面図、cはbの丸孔に調整部材を挿入した状態を示す横断側面図 a、bは、それぞれ図1(c)の変形例を示す横断側面図 aは第2の実施形態のダイナミックダンパの本体を軸部材に装着した状態を示す縦断正面図、bはaの横断側面図、cはbの丸孔に調整部材を挿入した状態を示す横断側面図 a、bは、それぞれ図3(c)の変形例を示す横断側面図 aは第3の実施形態のダイナミックダンパの本体を軸部材に装着した状態を示す縦断正面図、bはaの横断側面図、cはbの丸孔に調整部材を挿入した状態を示す横断側面図 a、bは、それぞれ図5(c)の変形例を示す横断側面図 aは第4の実施形態のダイナミックダンパの本体を軸部材に装着した状態を示す縦断正面図、bはaの横断側面図、cはbの丸孔に調整部材を挿入した状態を示す横断側面図 aは第5の実施形態のダイナミックダンパの本体を軸部材に装着した状態を示す横断側面図、bはaの異形孔に調整部材を挿入した状態を示す横断側面図
符号の説明
1 本体
2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2h、2i 丸孔
2j 異形孔
3a、3b、3c、3d 調整部材
4a、4b 芯金
11 軸部材

Claims (3)

  1. 所定の質量と弾性体のばね定数を有し、回転する軸部材に装着されて、この軸部材の振動を抑制するダイナミックダンパにおいて、前記ダイナミックダンパの本体を、前記軸部材に外嵌される筒状の弾性体で形成して、この筒状の弾性体に軸方向へ延びる複数の孔を設け、これらの孔の少なくとも1つに、前記質量または弾性体のばね定数を調整する調整部材を、締め代を持たせて挿入するようにしたことを特徴とするダイナミックダンパ。
  2. 前記本体の孔を丸孔とし、前記調整部材を円筒状のものとした請求項1に記載のダイナミックダンパ。
  3. 前記本体に筒状の芯金を埋め込んだ請求項1または2に記載のダイナミックダンパ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160181900A1 (en) * 2014-12-23 2016-06-23 AAC Technologies Pte. Ltd. Linear Vibrator
JP2018204714A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 Nok株式会社 ダイナミックダンパ

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