JP2007231869A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路損出を少なくしエンジン出力の低下がなくスス等の固形物、臭気及び化学物質等を安定的に長時間除去し続けられて、機能部品である紫外線ランプ、二酸化チタンを高効率で長日間安定して使い続けることができる簡便な構造の排気ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】1次浄化装置は、排気管に接続される排気受口管1を前部に有し、その近傍に2次浄化装置に連通する継手管12に接続される出口を備えた第一容器2とこの第一容器2内上部に風路空間を空けて底部に配置された水槽ユニットからなるもので、2次浄化装置は、継手管受入口を前部に有し、後部に浄化ガス排出口管16を有し、中間に中間隔壁フイルタ10を周囲の内面と風路となる隙間を持たせて仕切って前浄化室と後浄化室とに区切り、この両室に金属の表面に酸化チタンをコーテングした酸化チタン担持体15に紫外線ランプ14を固定した酸化脱臭ユニットを複数個配置したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、石油系燃焼のエンジン、即ち、燃料を燃焼させて動力を得る内燃機関の排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置に関する。
従来の内燃機関の排気ガスに含まれる媒塵およびSOx,NOxを除去する排気ガス浄化装置として、例えば図6に示されたものがある。この排気ガス浄化装置は、底部に水Wを貯えるとともに上部一側に排気ガス入口102を上部他側に排気ガス出口103を夫々有する本体101の水位面WLより上方の内部空間を、入口側および出口側の反転版104,105によって、排気ガス入口102に連通する入口側流路106と、排気ガス出口103に連通する出口側流路107と、入口側流路106と出口側流路107との間の中央流路108とに区切る。中央流路108にさせ上端緑109aを本体101の天井に固定し、下端緑109bを水位面WLの下方に位置させ、水位面WLの上方に開口109Cをもつ仕切板109を設ける、仕切板109の開口109Cに乾式のフイルタ要素110を備えているものが示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、図7に示す浄化装置がある。この浄化装置は自動車の排気ガスを浄化する浄化装置であって、マフラー203内に設けられた二酸化チタンでコーティングされた多数のセル孔204a、204aを有するハニカム構造体204と、このハニカム構造体204のかくセル孔204a、204a内に光を照射する紫外線ランプ205で構成されているものが示されている(例えば特許文献2参照)。
特開2003ー222016号公報 特開平10ー309440号公報
しかしながら、上記文献1のものにあっては、車の排気ガスを本体の排気ガス入口の上面から挿入し底部の貯水所に向けて排気ガスを送り水面に衝突させ、煤塵等を捕集させて仕切板を使って排気をUターンさせ乾式フイルタ要素に通過させて、第二の仕切板を使い排気をUターンし上昇させ排気出口に排出させる構造に成っているが、排気ガスを上から下方へ底部に向け水面に衝突させ仕切板でUターンさせ乾式フイルタ要素に困難な吸込みが排気の流路を変え進入させることは排気の流れがスムーズに流れなく後続の排気が乾式フイルタ要素に目詰りしその手前で溜まる可能性があると考えられる、それでエンジンに支障がでる可能性があると考えられる。しかも、乾式フイルタ要素の構造体が網目の細い金網籠に粗表面をもつ多数のセラミック球を充填して作った構造体に排気ガスを通すと共に、水に衝突させただけで、排気ガスの処理が可能か疑問であり、多量な排気ガス中の臭気や化学物質等が浄化されずクリーンな排気が望めないとなる欠点がある。
また、特許文献2のものは、車のマフラー内に設けられた二酸化チタンでコーティングされた多数のセル孔を有するハニカム構造体に紫外線ランプを照射し排気ガス中のSOx,NOx等とを酸化分解させて、排気ガスを浄化させているが、煤塵や固形物を除去する構造体と紫外線ランプを最大限に活用させるために必要な風力を低減させる構造体が内設されていないためオゾンガスの効果が低く排気ガスの浄化に不安な点がある。しかもハニカム構造体内のセル孔に煤塵や固形物が蓄積され目詰りを起こし紫外線ランプと二酸化チタンの効力を半減し排気ガスの浄化が極力低下し長期安定運転が極めて困難な欠点がある。
本発明は、上記欠点に鑑み、流路損失を少なくしエンジン出力の低下がなくスス等の固形物、臭気及び化学物質等を安定的に長時間除去し続けられて、機能部品である紫外線ランプ、二酸化チタンを高効率で長日間安定して使い続けることができる、よりクリーンな排気の排出を可能となり、またより簡便な構造の排気ガス浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、石油系燃焼エンジンの排気ガスを受けて、1次浄化を行う1次浄化装置と、この1次浄化された排気を受けて2次浄化を行うとともに外部に排出する2次浄化装置とからなるものであり、
前期1次浄化装置は、石油系燃焼エンジンの排気管に接続される排気ガス受口管を前部に有し、この排気ガス受口管近傍に前記2次浄化装置に連通する連通管に接続される出口を備えた容器1と、この容器1内上部に風路となる風路空間を空けて底部に配置された水槽ユニットからなるもので、
前記水槽ユニットは、底部に水を貯え、前方に前記排気ガス受口管に連結される排気ガス導入口を有し、後方上部に前記第1の浄化室の後方に通じる水槽出口を有し、この水槽出口と前記排気ガス導入口の間は下面が水面で周囲が水槽壁で囲まれるとともにこの水槽壁の中間が水面側にV字状にせり出した水槽内風路となっていて、前記水槽に取付けられていてその下部を水面下に位置されるとともに上部を前記水槽出口からその周囲に風路となる隙間を開けて前記第1の浄化室に突出させた水槽隔壁フイルタを設けたものであり、
前記2次浄化装置は、前記連通管に接続される連通管受入口を前部に有し、後部に外部に通じる浄化ガス排出管を有し、中間に中間隔壁フイルタを周囲の内面と風路となる隙間を持たせて仕切って前浄化室と後浄化室とに区切った容器で、
この浄化室には、前記連通管受入口に対向して拡散隔壁フイルタを配置し、この拡散隔壁フイルタと前記中間隔壁フイルタとの関に前記金属の表面に酸化チタンをコーティングした酸化チタン担持体に紫外線ランプを固定した酸化脱臭ユニットを複数個内壁に取付けてあり、前記後浄化室の中間にも前記酸化脱臭ユニットが複数個内壁に取付けられている構成で、排気ガス浄化装置である。
また、第2の発明は、横長の容器を長手縦方向に仕切り壁で2つに仕切って第1の浄化室と第2の浄化室とし、該第1の浄化室の前部に石油系燃焼エンジンの排気管に接続されるとともに第1の浄化室の内部に凸出した排気ガス受口管を設け、前記仕切り壁の前方部には前記第1の浄化室と前記第2の浄化室とを連通する連通口を設け、前記第2の浄化室の後部には外部に通じる排出口管が設けられていて、
前記第1の浄化室には、底部に水を貯え、前方に前記排気ガス受口管に連結される排気ガス導入口を有し、後方上部に前記第1の浄化室の後方に通じる水槽出口を有し、この水槽出口と前記排気ガス導入口の間は下面が水面で周囲が水槽壁で囲まれるとともにこの水槽壁の中間が水面側にV字状にせり出した水槽内風路となっていて、前記水槽に取付けられていてその下部を水面下に位置させるとともに上部を前記水槽出口からその周囲に風路となる隙間を開けて前記第1の浄化室に突出させた水槽隔壁フイルタを設けた水槽ユニットが配置されていて、
前記第2の浄化室は長手方向の中間の位置に中間隔壁フイルタを周壁との間に風路となる隙間を設けて前浄化室と後浄化室とに仕切ってあり、
前記前浄化室には前記仕切り壁の前方に設けられた前記連通口に対向する位置に距離を隔てて拡散隔壁フイルタが設けられていて、この拡散隔壁フイルタと前記中間隔壁フイルタとの間には金属の表面に酸化チタンをコーティングした酸化チタン担持体に紫外線ランプを固定した酸化脱臭ユニットが複数個配置されていて、
前記後浄化室には、前記中間隔壁フイルタと前記排出口管との間に前記酸化脱臭ニットが複数配置されて構成された排気ガス浄化装置である。
また、第3の発明は、前記第1、第2の発明の水槽隔壁フイルタ、拡散隔壁フイルタおよび中間隔壁フイルタを、耐熱性のセラミック材を綿状にして弾力性を持たせて面状にするとともにその外周をステンレスの網で覆った構成にした排気ガス浄化装置である。
また、第4の発明は、前記第1、第2、及び第3の発明の排出口管内にも、酸化脱臭ユニットを設けた構成とした排気ガス浄化装置である。
本発明の排気ガス浄化装置は、流路損失を少なくしエンジン出力の低下が無いように、各フイルタの周囲には流路となる隙間を設けてあるので風路全体が目詰りを、起こし、風路損失を増大させることがない構造となっている。
また、排気内にあるススや固形物等を捕集する水槽および水槽隔壁フイルタを設けた浄化室とススや固形物等が除去された排気に酸化チタンと紫外線ランプからなる酸化脱臭ユニットを配置した浄化室を2室に設けて脱臭科学的浄化をおこなう浄化室として区分けしているので、脱臭酸化ユニットがススや固形物で覆われて浄化効率を損なわれることなく、長時間高効率で安定的に浄化し続けることが出来て、大気中にクリーンな排気が排出できる。
しかも、本発明の排気ガス浄化装置は、走行している車などにも装着できる、これにより走行中の車輌から大気中に汚染物質が飛散することが防止され、環境破壊が進むことがより低減できる。
しかも、排気の隔壁フイルタを複数個所に設置され、防音公害が低減できる。
以下、本発明を実施するための最良の第一実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1には、本発明に係る排気ガス浄化装置の第一の実施例の断面概略構成図が示されている。図2には、この排気ガスの隔壁フイルタの斜視図が示されている。図3は隔壁フイルタの作用効果を示す説明図が示されている。図4は紫外線ランプと酸化チタン担持体の斜視図が示されている。
図において、1は石油系燃焼の排出口から接続される排気受口管で、2はスス22や固形物を収納させる第一容器で、3は排気ガスを浄化させる第二容器で、4は電気を通電し安全を保守する電源筐体で、5は第一容器内でスス22や固形物を収納させる水槽で、6は水面WLに排気ガスを衝突させる排気用案内板で、7は排気の冷却及びスス22や固形物を溜める水槽内の水で、8は第一の隔壁フイルタで、9は第二容器内の第二の隔壁フイルタで、10は8・9と同じ風圧を受け止めススや固形物を吸着する第二容器内に設けられた第三の隔壁フイルタで、11は水槽内を通過した排気用出口で、12は第一容器と第二容器の接続の継手管で、14はオゾンガスを生成する紫外線ランプ。15は脱臭用の酸化チタン担持体で、16はクリーンにした排気ガスを排出する排出口管で、17は水位計で、20は隔壁フイルタ8,9,10の内壁を保護するステンレス製の金網で、21は隔壁フイルタ8,9,10の内壁セラミック材で、22は排気ガス内のススである、100は容器で、101は仕切り壁で、102は第1の浄化室で、103は第2の浄化室で、112は連通口である。
本発明の排気ガス浄化装置は第一容器2で主に物流的にスス22や固形物を捕集して浄化させ第二容器3で排気ガスの浄化を行い、それぞれより良い効果をだすために第1容器2と第2容器3に分割されていて、継手管12を使って接続され固定されている。石油系燃焼から排出される排気ガスの排気管は第一容器2の排気用受口管1に接続されていて、その第一容器2の内部が二重構造に成っていて水槽5が配置されている、図には示してないが水槽5内部に排気内のススや固形物を除去させるため、水槽は取り出しが簡単にできるように構造体にされている、石油系燃焼からの排気管を第一容器内2の水槽5の上部に接続させ排気を衝突させ、その上部から下部に向けて傾斜を付けた排気用案内板6で排気を水槽5の水面7に衝突させスス22や固形物を水槽5に捕集させる、それと水槽5の上部に衝突した排気は風速を減速し水槽5を通過させ下流側に排気用出口11がありその中間に水槽5の水中7から上部に向け直立に立上げ排気が接触する位置に第一の隔壁フイルタ8構造体が内装され、スス22や固形物を吸着させ、吸着不可のスス22や固形物は慣性力の作用で水槽5へ落下し、捕集するとともに風力を低減した排気は隔壁フイルタ8等にそって第一容器内をUターンし第一容器2の前部へ送らせて第二容器3継手管12に移動する、その第一容器2は主にスス22や固形物を水及び隔壁フイルタで捕集する目的の容器である。
排気ガスは風速力をアップさせるため継手管12の通路を小径にして通過させ第二容器3へ進入させ、第二容器3の継手管12の前方に設置された第二の隔壁フイルタ9構造体に排気を衝突させ、第一容器2内の水槽5で取れ切れなかったスス22や固形物を完全に吸収させて、排気を拡散させ排気の風力を低減した状態で、オゾンガスを生成する第一紫外線ランプ14複数個と、消臭効果抜群の酸化チタン担持体15複数個で一回目の排気ガスを浄化させる、さらに下流側近傍に設置された、第二の隔壁フイルタ10構造体に衝突させ風力を低減し、その隔壁フイルタの外周囲の隙間を排気が通過し、完全に不純物が除去され、下流側の次の部屋で第二の紫外線ランプ14複数個と酸化チタン担持体15複数個を使い高効率のオゾンガスで排気ガスを浄化させ、更に第三の紫外線ランプと酸化チタン担持体を使い排出口管内16で残余の化学物質を除去し分解する。その第二容器3は主に第一容器2でスス22や固形物を充分に捕集させ第二容器3の紫外線ランプ14と酸化チタン担時体15の効果の妨げをさせないため、第三の隔壁フイルタ10で風力を低減させ確実にオゾンガスで排気ガスを浄化させる。
しかも、排気ガス浄化装置は、石油系燃焼の排気口から排出される排気を第一容器2の先端へ排気受口管1に接続させ図には示してないが例えばボルト等を使って固定させる、その第一容器内2には単体の水槽5と、二重構造に成っていて、その水槽5が簡単に出し入れされる構造体に内装されていて、排気内の煤塵等が溜まり清掃が必要とされるため、石油系燃焼の排気管からの接続を固定しないで簡便な取出しの構造体になっている、その水槽5の上部に排気を侵入させ衝突させる、衝突した位置から下方へ傾斜の付いた排気案内板6で水槽内5へ向けて衝突させ排気内のスス22や固形物を水槽内5で確実に捕集させると、共に排気ガスの熱風を冷却させる。
そして、低減した排気は水槽5を通過し下流側の排気用出口11へ排出されその下流側に水槽5の水中7から直立に上部へ向けて排気の位置に第一の隔壁フイルタ8構造体を設置し、スス22や固形物を吸着させるために繊細で軟らかい耐熱性のセラミック21材を使い排気内のスス22や固形物を吸着させる、吸着不可のスス22や固形物は第一の隔壁フイルタ8を伝わり慣性力の作用で水中に落下され捕集される、排気はさらに風力を低減し二重構造に成っている第一容器内2の排気を下流側の空間の隙間を通過しUターンして上面と両サイドの隙間を通過させ継手管12に進む。
さらに、排気は第一容器2から第二容器3へ、小径にした継手管12に侵入させて風力アップをさせ第二容器内3の入口の近傍に設置されてある第二の隔壁フイルタ9構造体に衝突させ再度排気ガス内のスス22や固形物を吸着させるとともに排気ガスの風力を低減させる、その際エンジンの支障を無くす為フイルタの目詰りを避け排気が貫通されないフイルタで、第二容器内と隔壁フイルタの隙間を排気の流路にさせ進行する。
そして、第二容器内3の排気を下流側に進行させ容器内3をへて、その下流側に第一の紫外線ランプ14複数個でオゾンガスを生成し、消臭の効果を出す酸化チタン担持体15複数個と、を設置し多量のオゾンガスで第一回目の排気ガスを脱臭、浄化させる。
さらに、その前方の第三の隔壁フイルタ10構造体に衝突させ不純物を吸着させ、風力を低減し分散させ、その隔壁フイルタの外周囲の隙間を通過させ、オゾンガスの効果を最大限に活用させる、そしてさらにその下流側の近傍に第二の紫外線ランプ14複数個でオゾンガスを生成し、消臭の効果を出す酸化チタン担持体15複数個を設置し第二回目の排気ガスを脱臭、浄化させる、更に排出口管16の内面に紫外線ランプと酸化チタン担持体でオゾンガスの効果を最大に引き出すため、酸化チタン担持体で紫外線ランプをカバーし不純物を避ける構造体にされていて、効率の高いオゾンガスで排気ガスの脱臭と、浄化をする。
また容器内の隔壁フイルタ8・9・10・構造体は排気の風圧を食止め低減させるために繊細でしかも弾力性の綿状に出来たセラミック21材で高温に適し、耐久性に優れて風圧力を受け止め排気を吸込み強度に耐えられる用に外周をステンレスの網状20で包んだ構造体に出来てスス22や固形物を吸着させて、排気を分散させオゾンガスの効果を最大限に引き出すものである。
さらに、隔壁フイルタ8・9・10構造体の大きさは異なるが構造状は統一されている、スス22や固形物を吸着させるため、繊細なセラミック21材料を使用し、エンジンの支障を無くす為、完全に貫通できない作りと成っていて排気の一部の通路として使用しているため、目詰りしても風路をふさぐ心配がなく排気を周りに分散させ循環させるもので、スス22や固形物は繊細なセラミック21材の中へ吸着させ排気内の化学物質を除去しクリーン化に必要なオゾンガスを生成する紫外線ランプ14と、酸化チタン担持体15を保護する最大限活用の隔壁フイルタ8・9・10構造体である。
第一容器2に電源筐体4を設置し電源筐体4には、電源スイッチ・フューズ・ランプ・石油系燃焼用の直流DC24V及び12Vから交流AC100Vの変圧機を電源筐体4に取り付ける。オゾンガス生成の紫外線ランプ14複数個をコントロールさせるインバーター等を操作する電源筐体4である。
排気受口管1から排気の導入方向に対して水槽5に向かって略105°下方に該排気を案内する排気用案内板6は角度変更が可能である、その排気用案内板6のV字状の傾斜の下部からストレート部分を延ばして通過させ、排気をなるべく水面7に接触させスス22や固形物を最大限に水槽5に捕集させる、排気は水槽5の排気用出口11に排出され、さらに排気の進行方向に向かって前方に第一の隔壁フイルタ8を水面下7から直立に水面上の排気位置に設置し第一容器内2でスス22や不純物を採集する。風圧で水が圧迫され上昇される現象になるが水槽からあふれない構造体になっている。尚図中の矢印は排気の流れ方向を示す。
第一容器2と水槽5が二重構造になっていて、排気は水槽5の排気用出口11と、第一の隔壁フイルタ8との周囲の隙間の空間に周り、第一容器2と、水槽5の空間の両サイドと、上空の空間に方向を変えUターンして第二容器3の小径になっている継手管12へ挿入し風力をアップさせ、さらに第二容器3の後方の近傍に設置されている第二の隔壁フイルタ9に排気を衝突させ再度スス22や固形物を吸着させるとともに風力を低減させる。
上記オゾンガスを生成する紫外線は電磁波の一種で、電磁波には紫外線の他にX線・可視光・赤外線・電波などがあり、100〜400ナノメーターの波長範囲を紫外線と言う、オゾンは波長100〜230ナノメーターの紫外線によって空気中の酸素が酸化されて生成される。
その紫外線ランプを使用し紫外線ランプからでる電磁波185ナノメーターに電源筐体内4のインバーターでコントロールし、生成される多量のオゾンガスで排気管から排出される排気ガスを浄化する。
そして電源筐体内4のインバーターはオゾンガスを生成する紫外線ランプ14を最大限にコントロールする部品である。
また、紫外線ランプ14で酸化チタン担持体15を照射し排気管から排出される有毒ガス
の臭いと、排気ガスを紫外線ランプ14から生成する多量のオゾンガスで浄化する。
この排気ガス浄化装置の特徴は排気受入口管1から排出口管16までの浄化される排気の通路の特徴で、排気受口管1から第一容器2の水槽5でスス22を捕集し、隔壁フイルタ8でスス22や不純物を吸着し一旦風力を低減させ、そして水槽5に水位計17を付け、水の量を検分する。
さらに排気ガスを第一容器2から第二容器3に移動させ第二・第三の隔壁フイルタ9・10に接触させ再度風力を低減させ循環させながら紫外線ランプ14複数個でオゾンガスを生成し、強度の脱臭をする酸化チタン担持体15複数個で排気ガスを浄化させて排出口管16で再度の紫外線ランプ14と酸化チタン担持体15で排気ガスを浄化しクリーンな排気を排出する排気ガス浄化装置。
図5に示す本発明を実施する為の第2の形態において、前記本発明を実施する為の最良の第1の形態と主に異なる点は第1の浄化装置2と第2の浄化装置3とを横長の容器100を長手縦方向に仕切り壁101で2つに仕切って第1の浄化室102と第2の浄化室103とした点と、第1の浄化装置2と第2の浄化装置3とを連通させる継手管12を、仕切壁の連通口112とした点である、そしてこのように形成した排気ガス浄化装置にしても、前記本発明を実施する為の最良の実施例1の形態と同様に作用効果が得られる。
本発明は、石油系燃焼用の排気ガス浄化装置で自動車や農機具やボイラーを製造する産業で利用される。
本発明の実施例1の形態の排気ガス浄化装置の断面概略構成図。 隔壁フイルタの斜視図。 隔壁フイルタの作用効果を示す説明図。 紫外線ランプと担持体の斜視図。 本発明第2の実施の形態の排気ガス浄化装置の断面概略構成図。 本発明による煤塵除去装置の他の実施形態の側面図。 本発明による排気ガス浄化装置の他の実施形態の側面図。
符号の説明
1、排気受口管
2、第一容器
3、第二容器
4、電源筐体
5、水槽
6、排気用案内板
7、水
8、第一の隔壁フイルタ
9、第二の隔壁フイルタ
10、第三の隔壁フイルタ
11、排気用出口
12、継手管
14、紫外線ランプ
15、酸化チタン担持体
16、排出口管
17、水位計
20、隔壁フイルタの内壁を保護するステンレス製金網。
21、隔壁フイルタの内壁セラミック材。
22、煤塵
100、容器
101、仕切り壁
102、第1の浄化室
103、第2の浄化室
112、仕切壁の連通口

Claims (4)

  1. 石油系燃焼エンジンの排気ガスを受けて、1次浄化を行う1次浄化装置と、この1次浄化された排気を受けて2次浄化を行うとともに外部に排出する2次浄化装置とからなるものであり、
    前記1次浄化装置は、石油系燃焼エンジンの排気管に接続される排気ガス受口管を前部に有し、この排気ガス受口管近傍に前記2次浄化装置に連通する継手管に接続される出口を備えた容器1と、この容器1内上部に風路となる風路空間を空けて底部に配置された水槽ユニットからなるもので、
    前記水槽ユニットは、底部に水を貯え、前方に前記排気ガス受口管に連結される排気ガス導入口を有し、後方上部に前記第1の浄化室の後方に通じる水槽出口を有し、この水槽出口と前記排気ガス導入口の間は下面が水面で周囲が水槽壁で囲まれるとともにこの水槽壁の中間が水面側にV字状にせり出した水槽内風路となっていて、前記水槽に取付けられていてその下部を水面下に位置されるとともに上部を前記水槽出口からその周囲に風路となる隙間を開けて前記第1の浄化室に突出させた水槽隔壁フイルタを設けたものであり、
    前記2次浄化装置は、前記連通管に接続される連通管受入口を前部に有し、後部に外部に通じる浄化ガス排出管を有し、中間に中間隔壁フイルタを周囲の内面と風路となる隙間を持たせて仕切って前浄化室と後浄化室とに区切った容器で、
    この前浄化室には、前記連通管受入口に対向して拡散隔壁フイルタを配置し、この拡散隔壁フイルタと前記中間隔壁フイルタとの関に金属の表面に酸化チタンをコーテングした酸化チタン担持体に紫外線ランプを固定した酸化脱臭ユニットを複数個内壁に取付けてあり、前記後浄化室の中間にも前記酸化脱臭ユニットが複数個内壁に取付けられていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 横長の容器を長手縦方向に仕切り壁で2つに仕切って第1の浄化室と第2の浄化室とし、該第1の浄化室の前部に石油系燃焼エンジンの排気管に接続されるとともに第1の浄化室の内部に凸出した排気ガス受口管を設け、前記仕切り壁の前方部には前記第1の浄化室と前記第2の浄化室とを連通する連通口を設け、前記第2の浄化室の後部には外部に通じる排出管が設けられていて、
    前記第1の浄化室には、底部に水を貯え、前方に前記排気ガス受口管に連結される排気ガス導入口を有し、後方上部に前記第1の浄化室の後方に通じる水槽出口を有し、この水槽出口と前記排気ガス導入口の間は下面が水面で周囲が水槽壁で囲まれるとともにこの水槽壁の中間が水面側にV字状にせり出した水槽内風路となっていて、前記水槽に取り付けられていてその下部を水面下に位置させるとともに上部を前記水槽出口からその周囲に風路となる隙間を開けて前記第1の浄化室に突出させた水槽隔壁フイルタを設けた水槽ユニットが配置されていて、
    前記第2の浄化室は長手方向の中間の位置に中間隔壁フイルタを周壁との間に風路となる隙間を設けて前浄化室と後浄化室とに仕切ってあり、
    前記前浄化室には前記仕切り壁の前方に設けられた前記連通口に対向する位置に距離を隔てて拡散隔壁フイルタが設けられていて、この拡散隔壁フイルタと前記中間隔壁フイルタとの間には金属の表面に酸化チタンをコーテングした酸化チタン担持体に紫外線ランプを固定した酸化脱臭ユニットが複数個配置されていて、
    前記後浄化室には、前記中間隔壁フイルタと前記排出管との間に前記酸化脱臭ニットが複数配置されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  3. 前記水槽隔壁フイルタ、拡散隔壁フイルタおよび中間隔壁フイルタとは、耐熱性のセラミック材を綿状にして弾力性を持たせて面状にするとともにその外周をステンレスの網で覆ってなる構造にしたことを特徴とする請求項1および請求項2記載の排気ガス浄化装置。
  4. 前記排出口管内に、前記酸化脱臭ユニットを設けたことを特徴とする請求項1と請求項2と請求項3とに記載の排気ガス浄化装置。
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