JP2007231775A - エンジンのブローバイガス排出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブローバイガス排出装置において、エンジン内部に開口するブローバイガス入口に連通される入口室と、ブリーザへのブローバイガス出口に連通される出口室と、入口室に設けられてブローバイガス入口から導入されたブローバイガスが衝突する傾斜面をそなえた案内部材と、ケース内面の案内部材の上方部位から水平に突設されて前記入口室と出口室とを返し部材と、前記返し部材の端部とケース内面との間に形成されて前記入口室と出口室とを接続する連絡通路とをケース内に一体に形成したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
かかるブローバイガス排出装置の一つとして、特許文献1(特開2002−235520号公報)の技術が提供されている。
等の解決すべき問題がある。
さらにはエンジン内部から水平方向に開口するブローバイガス入口を通ってきたブローバイガスを前記傾斜面に衝突させ、該衝突後に返し部材によって連絡通路に向かう水平方向に急偏向することにより撹乱させ、さらに通路面積が絞られた連絡通路を垂直方向に急偏向して通過することにより撹乱させるという、3箇所以上の箇所での衝突及び急偏向による撹乱を繰り返すことによって、ブローバイガス中のオイルと空気との分離を促進することができる。
以上の作用によって、高い分離効率でブローバイガス中のオイルと空気とを分離することができる。
これにより、前記特許文献1(特開2002−235520号公報)の技術のような、ブローバイガス中のオイルと空気との分離を促進する手段(旋回流発生プレート)をケースと別体に設けたものに比べて部品点数が低減されるとともに、ケースとは別体部品が不要であるのでブローバイガス排出装置の組立工数を低減でき、製品コストを低減できる。
また、前記発明(請求項1、2)におけるオイルと空気との分離作用に続いて、前記中間室に設けられたブローバイガス衝突用の第2の傾斜面をそなえた第2の案内部材、ケース内面の第2の案内部材の上方部位から水平に突設されて中間室と出口室とを仕切る第2の返し部材、及び第2の返し部材の端部とケース内面との間に形成されて中間室と出口室とを接続する第2の連絡通路による3箇所以上の複数箇所での衝突及び急偏向による撹乱を繰り返すことによるオイルと空気との分離作用が重畳されて、ブローバイガス中のオイルと空気との分離を前記発明よりもさらに促進できる。
以上により、かかる発明によれば、前記発明(請求項1、2)よりも高い分離効率でブローバイガス中のオイルと空気とを分離することができる。
さらにはエンジン内部から水平方向に開口するブローバイガス入口を通ってきたブローバイガスを前記傾斜面に衝突させ、該衝突後に返し部材によって連絡通路に向かう水平方向に急偏向することにより撹乱させ、さらに通路面積が絞られた連絡通路を垂直方向に急偏向して通過することにより撹乱させるという、3箇所以上の箇所での衝突及び急偏向による撹乱を繰り返すことによって、ブローバイガス中のオイルと空気との分離を促進することができる。以上の作用によって、高い分離効率でブローバイガス中のオイルと空気とを分離することができる。
これにより、従来技術のような、ブローバイガス中のオイルと空気との分離を促進する手段をケースと別体に設けたものに比べて部品点数が低減されるとともに、ケースとは別体部品が不要であるのでブローバイガス排出装置の組立工数を低減でき、製品コストを低減できる。
図1〜3において、101はギヤケース、100は該ギヤケース101内に形成されたギヤケース室で、図示しないタイミングギヤが収納されている。
1はブローバイガス排出装置、10は該ブローバイガス排出装置1のケースで、この実施例では前記ギヤケース101の一部として該ギヤケース101と一体鋳造品によって形成している。200は前記ケース10の上部に複数のボルト11により固定されたブリーザである。該ブリーザ200はブローバイガスからオイルと空気とを分離するもので、公知の構造であるので詳細な構造説明は省略する。
2は前記入口室4内に形成された案内板で、前記ブローバイガス入口3から導入されたブローバイガスが衝突する傾斜面2aが形成されている。該傾斜面2aは、前記ブローバイガス入口3からほぼ水平方向に流入したブローバイガスが該傾斜面2aに衝突後に前記返し板9に向けて偏向するように水平面に対して一定の傾斜角αで以って傾斜して形成されている。
5は前記返し板9の端部とケース10のギヤケース室100側内面との間に形成されて前記入口室4と出口室6とを接続する連絡通路である。
前記入口室4、該入口室4に連通されるブローバイガス入口3、出口室6、該出口室6に連通されるブローバイガス出口7、傾斜面2aをそなえた案内板2、返し板9、及び連絡通路5は前記ケース10と一体に形成されている。
前記傾斜面2aに沿って流れたブローバイガスは、返し板9の根部に達すると該返し板9の下面9aに沿って流動しながら該下面9aとの接触によってオイルを分離してから、連絡通路5へと流動し、該連絡通路5から出口室6に噴出される。該出口室6内に噴出されたブローバイガスは、該出口室6内を旋回してオイルを分離しながら上昇し、上方のブローバイガス出口7から上方の前記ブリーザ200に送り込まれ、該ブリーザ200でオイルと空気との最終的な分離が行なわれる。
以上の作用によって、高い分離効率でブローバイガス中のオイルと空気とを分離することができる。
かかる第2実施例においては、前記第1実施例における入口室4と出口室6との間に中間室22を形成し、前記返し板9を前記ケース10内面の前記案内板9の上方部位から水平に突設されて前記入口室4と中間室22とを仕切るように構成し、前記連絡通路5を前記返し板9の端部とケース10内面との間に前記入口室4と中間室22とを接続するように構成している。
そして該第2実施例においては、前記中間室22に設けられて前記連絡通路5から導入されたブローバイガスが衝突する第2の傾斜面21aをそなえた第2案内板21と、ケース10内面の前記第2案内板21の上方部位からギヤケース室100の方向に水平に突設されて前記中間室22と出口室6とを仕切り前記第2の傾斜面21aに衝突後のブローバイガスを水平方向に偏向させる第2返し板20と、前記第2返し板20の端部とケース10内面との間に形成されて前記中間室22と出口室6とを接続する第2連絡通路23とをケース10内に一体に形成している。
前記第1実施例に加えて、前記連絡通路5を通ったブローバイガスと接触する第2の傾斜面21aをそなえた第2案内板2及び該第2の傾斜面21aに衝突後のブローバイガスを水平方向に偏向させブローバイガスと接触する下面20aを有する第2返し板20を設けたことにより、前記第1実施例よりも、ケース10内におけるブローバイガスとケース10壁面との接触面積をさらに増大できる。
以上により、かかる第2実施例によれば、前記第1実施例よりも高い分離効率でブローバイガス中のオイルと空気とを分離することができる。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
2 案内板
2a 傾斜面
3 ブローバイガス入口
4 入口室
5 連絡通路
6 出口室
7 ブローバイガス出口
9 返し板
10 ケース
20 第2返し板
21 第2案内板
21a 第2の傾斜面
22 中間室
23 第2連絡通路
100 ギヤケース室
101 ギヤケース
200 ブリーザ
Claims (4)
- エンジン内部で生成されたブローバイガスを、該ブローバイガスからオイルと空気とを分離するブリーザに導くエンジンのブローバイガス排出装置において、前記エンジン内部に水平方向に開口するブローバイガス入口に連通される入口室と、前記ブリーザに接続されるブローバイガス出口に連通される出口室と、前記入口室に設けられて前記ブローバイガス入口から導入されたブローバイガスが衝突する傾斜面をそなえた案内部材と、ケース内面の前記案内部材の上方部位から水平に突設されて前記入口室と出口室とを仕切り前記傾斜面に衝突後のブローバイガスを水平方向に偏向させる返し部材と、前記返し部材の端部とケース内面との間に形成されて前記入口室と出口室とを接続する連絡通路とをケース内に一体に形成し、前記ブローバイガス入口から入口室に導入されたブローバイガスを前記傾斜面に衝突させてから、前記返し部材により水平方向に偏向させ、前記連絡通路を通して前記出口室に送り込むことによりブローバイガスからオイルを分離するように構成したことを特徴とするエンジンのブローバイガス排出装置。
- 前記案内部材は、前記傾斜面を該傾斜面に衝突後のブローバイガスが前記返し部材に向けて偏向するように水平面に対して一定の傾斜角で傾斜して形成してなり、前記ブローバイガス出口を垂直方向に開口して該ブローバイガス出口の直上部に前記ブリーザを配置したことを特徴とする請求項1記載のエンジンのブローバイガス排出装置。
- エンジン内部で生成されたブローバイガスを、該ブローバイガスからオイルと空気とを分離するブリーザに導くエンジンのブローバイガス排出装置において、前記エンジン内部に水平方向に開口するブローバイガス入口に連通される入口室と、前記ブリーザに接続されるブローバイガス出口に連通される出口室と、前記入口室と出口室との間に形成された中間室と、前記入口室に設けられて前記ブローバイガス入口から導入されたブローバイガスが衝突する傾斜面をそなえた案内部材と、ケース内面の前記案内部材の上方部位から水平に突設されて前記入口室と中間室とを仕切り前記傾斜面に衝突後のブローバイガスを水平方向に偏向させる返し部材と、前記返し部材の端部とケース内面との間に形成されて前記入口室と中間室とを接続する連絡通路と、前記中間室に設けられて前記連絡通路から導入されたブローバイガスが衝突する第2の傾斜面をそなえた第2の案内部材と、ケース内面の前記第2の案内部材の上方部位から水平に突設されて前記中間室と出口室とを仕切り前記第2の傾斜面に衝突後のブローバイガスを水平方向に偏向させる第2の返し部材と、前記第2の返し部材の端部とケース内面との間に形成されて前記中間室と出口室とを接続する第2の連絡通路とをケース内に一体に形成し、前記ブローバイガス入口から入口室に導入されたブローバイガスを前記傾斜面に衝突させてから、前記返し部材により水平方向に偏向させ、前記連絡通路を通して前記中間室に送り込み、前記第2の傾斜面に衝突させてから、前記第2の返し部材により水平方向に偏向させ、前記第2の連絡通路を通して前記出口室に送り込むことによりブローバイガスからオイルを分離するように構成したことを特徴とするエンジンのブローバイガス排出装置。
- 前記案内部材は、前記傾斜面を該傾斜面に衝突後のブローバイガスが前記返し部材に向けて偏向するように水平面に対して一定の傾斜角で傾斜して形成してなり、前記第2の案内部材は、前記第2の傾斜面を該第2の傾斜面に衝突後のブローバイガスが前記第2の返し部材に向けて偏向するように水平面に対して一定の傾斜角で傾斜して形成してなり、前記ブローバイガス出口を垂直方向に開口して該ブローバイガス出口の直上部に前記ブリーザを配置したことを特徴とする請求項1記載のエンジンのブローバイガス排出装置。
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