JP2007230612A - 収納箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】収納箱1を、収納箱本体10と、収納箱本体10の収納空間内にあって対向する一対の挟持体20と、収納箱本体10と挟持体20に設けられたベルト挿通孔12a、22aを通してこれらに掛け渡されるベルト30と、中敷40とから構成する。この収納箱1内にテレビ受像機50を固定する際には、バックル32の調節機構を操作してベルト30の長さを調節し、挟持体20を操作して相互に接近または離反させ、収納物50を挟持体20で挟み込んで動かないようにするため手間がかからない。また、テレビ受像機50等の収納物の大きさに応じて、挟持体20間の距離を適宜調節すればよいため、様々な形状およびサイズの物品の収納に対応可能である。
【選択図】図3
Description
このような収納箱に収納物を収納する際には、緩衝材の凹凸に収納物をはめ込むことで手早く動かないように固定することができ、また、詰め物を箱全体に充填する場合に比べて無駄が少ない。
また、このように汎用性に欠けるため、収納物の種類に応じて、いちいち緩衝材を詰め替えせねばならず、その場合には、依然として手間がかかる問題が解消されない。
また、この場合、収納物の大きさに応じて、挟持間の距離を調節手段により適宜調節すればいいので、様々な収納物に用いることができ、汎用性が非常に高い。
このようにすれば、挟持体で液晶式テレビ受像機を挟み込んだ際に、その外面によくフィットするため、無理なくしっかりと固定できる。
図1から図5のように、収納箱1は、収納箱本体10と、挟持体20と、ベルト30と、中敷40とからなる。
前周壁12および後周壁13には、同じ位置に方形のベルト挿通孔12a,13aが3つずつ設けられており、それらの中央下部にあるものは、ベルト30を鉛直方向に挿通させるためのものであるため横長であり、その両側やや上部にあるものは、ベルトを水平方向に挿通させるためのものであるため縦長である。
また、頂壁15は底壁11とほぼ相似形であるが、その先端にほぼ垂直に垂下するフラップ部15aを有する点が異なり、このフラップ部15aは、頂壁15を回動させて収納箱本体10の開口を閉塞した際に、その内面が前周壁12外面に当接するようになっている。
ここで、前周壁12の上縁には、面ファスナ12bが並列して取り付けられており、フラップ部15aの内面の対応する位置には、面ファスナ12bと雌雄一対をなす面ファスナ15bが取り付けられており、これら面ファスナ12b、15b同士を着脱させることで、開口の閉塞および開放がワンタッチで可能となっている。
また、側周壁14の上側中央には、収納箱1をつかんで持ち運びやすい様に把持孔14aが設けられており、手を傷つけないように、また持ちやすいように、孔14a外縁にはリング状プレートがはめ込まれている。
また、周壁12〜14上縁の四隅には、補強のため、またデザイン性の向上のため、さらには頂壁15の開口への位置合わせが容易となるように、平面視L字型のプレートがはめ込まれている。
弾性挟持部21は、テレビ受像機50外面に当接する部分であって、テレビ受像機50を傷つけないように、スポンジ等の弾性素材から形成されており、ほぼブロック状の形状をしている。
この挟持体20の弾性挟持部21のテレビ受像機50に当接する側の面には、テレビ受像機50の側面外形に対応して1/4円柱状に窪んだ凹所21aが設けられている。
ベルト固定部22は、中央パネルとその両側からほぼ垂直に延びる側部パネルとからなる平面視コの字型のパネルであって、側部パネルは中央パネルよりも上下方向(鉛直方向)に長く、中央パネルは弾性部21よりも上下方向に長く形成されており、この中央パネルの上部に、弾性挟持部21の当接面の背面が接着剤等を介して固着されている。
そして、弾性挟持部21と、側部パネルとは固着されていないため、図示のように隙間が形成可能になっている。
また、側部パネル中央やや上側には、ベルト30を水平方向に挿通させるための縦長方形のベルト挿通孔22aが1つずつ設けられている。
図示のように、中敷40の前後方向の長さは、中程の前後に突出した突出部を除いて、収納箱本体10の奥行き(前周壁12と後周壁13との距離)よりも短く形成されているため、底壁11内面に中敷40を敷くと、収納空間において、中敷40と前周壁12および中敷40と後周壁13との間に、間口方向(一方側周壁14から他方側周壁14方向)に走るレール状の隙間が形成される。
そして、中敷40の上に挟持体20を置く際に、この隙間に挟持体20のベルト固定部22の側部パネル下部をはめ込むと、挟持体20はこのレール状隙間に案内されて、収納箱本体10内において、間口方向にスムーズにスライド可能となる。
なお、この中敷40の突出部に切り欠きを設けてもよく、そのようにすると、収納物の収納空間における位置合わせの際の目印となるため便利である。
また、このバックル32は、ベルト30の長さを自在に調節可能な周知の調節機構を有する。
これらは図示のように、前周壁12および後周壁13のベルト挿通孔12a、13aを通じて収納箱本体10から挟持体20にかけて水平方向に2本、鉛直方向に1本巻き回されている。
詳しくは、この水平方向の2本のベルト30はそれぞれ、図2から図4のように、収納箱本体10の側周壁14外面に巻き回されたものが、前周壁12、後周壁13のベルト挿通孔12a、13aを通じて収納箱本体10の内部に引き入れられ、ベルト30を巻き回した側周壁14と対向する側周壁14に近接する側の挟持体20における上述した弾性挟持部21とベルト固定部22の側部パネルとの隙間を通り、側部パネルのベルト挿通孔22aから引き出され、ベルト固定部22の中央パネルの外面に巻き回されている。
そのため、2本の水平方向のベルト30は、収納箱本体10と挟持体20との間に掛け渡された状態で、これらを連結し、図4のように収納箱本体10の内部において交差して対称形に巻き回されている。
また、バックル32は、後述する操作を容易とするため、図示のように収納箱本体10の外部に配置されている。ただし、収納箱1の省スペース化を優先するならば、収納箱本体10の内部に配置してもよい。
ここで、図4からわかるように、バックル32の長さ調節機構を操作してベルト30の長さを短く(ベルト30からなる環状体を小さく)してゆくと、挟持体20は、ベルト30を巻き回した側周壁14側に引き寄せられることにより、中敷40前後の溝状の隙間に案内されて収納箱本体10の内側に向かってスライドし、挟持体20間の距離が縮まるようになっている。
逆にベルト30の長さを長く(ベルト30からなる環状体を大きく)していくと、ベルトを巻き回した側周壁14への引き寄せが緩められるため、挟持体20の可動範囲が広がり、挟持体20間の距離を広げることが可能となる。
かくして、バックル32の調節機構を操作してベルト30の長さを調節することにより、挟持体20相互を自由に接近および離反させることが可能である。
また、鉛直方向のベルト30は、図2、図3、図5のように、収納箱本体10の底壁11外面に巻き回されたものが、前周壁12、後周壁13のベルト挿通孔12a、13aを通じて収納箱本体10の内部に引き入れられており、バックル32は収納箱1を床に置く際に邪魔にならないように、収納箱本体10の内部に配置されている。
なお、鉛直方向のベルト30のベルト本体31両端部に取り付けられた雌雄一対のバックル32は、収納物を収納空間に入れる際には、邪魔にならないように連結が解除されており、収納後に連結するものとする。
つぎに、上述したようにバックル32の長さ調節機構を操作して水平方向に巻き回されたベルト30の長さを徐々に短くして挟持体20をスライドさせ、挟持体20間の距離を縮めていき、テレビ受像機50の外側面に挟持体20を当接させる。
この状態で、さらにベルト30を縮めると、テレビ受像機50が挟持体20に強く挟み込まれ、収納空間内において、水平方向に動かないように固定される。
このとき、上述したように挟持体20の弾性部21の当接面には、テレビ受像機50の側面外形に対応した凹所21aが設けられているため、テレビ受像機50をしっかりと保持し、ずれ動き等が生じるのを防いでいる。
また、図5のように、鉛直方向に巻き回されたベルト30のベルト本体31をテレビ受像機50の鉛直方向中央外面に巻いたうえでバックル32を連結し、このバックル32の長さ調節機構を操作してベルト30を縮めると縦方向にも動かないように固定される。
このようにして、バックル32の操作のみでテレビ受像機50を手間も時間もかからず簡単に固定することができる。
また、挟持体20の個数およびベルト30の本数は、この実施形態に限定されることはないが、挟持体20およびベルト30は少ないほうが扱いやすく、また挟持体20は、対向している場合がもっとも挟み込んで固定しやすいことは無論である。
収納箱本体10や、挟持体20のベルト固定部22の素材は、プラスチックプレート、プラスチックダンボール、ダンボール、厚紙などさまざまなものが考えられ、特には限定されないが、丈夫なものが好ましい。
また、収納箱本体10の形状も、実施形態に限定されることはなく、たとえば円柱形箱や多角柱形箱などでもよい。
10 収納箱本体
11 底壁
12 前周壁
12a ベルト挿通孔
12b 面ファスナ
13 後周壁
13a ベルト挿通孔
14 側周壁
14a 把持孔
15 頂壁
15a フラップ部
15b 面ファスナ
20 挟持体
21 弾性挟持部
21a 凹所
22 ベルト固定部
22a ベルト挿通孔
30 ベルト
31 ベルト本体
32 バックル
40 中敷
50 液晶式テレビ受像機
Claims (4)
- 底壁と、底壁周縁から立ち上がる周壁と、底壁と周壁とで囲まれる収納空間の開口を閉塞可能な頂壁とからなる収納箱本体と、この収納箱本体の収納空間内に配置され、収納物を挟み込んで固定する複数の挟持体と、挟持体間の距離を調節可能な調節手段とを有する収納箱。
- 上記調節手段は、長さ調節機能を有するベルトであり、このベルトを、上記挟持体と、挟持体の収納物外面への当接面と対向する上記収納箱本体の壁面との間に掛け渡し、ベルトの長さを短くすることで、挟持体をベルトが掛け渡された壁面側へ引き寄せ、ベルトの長さを長くすることで、挟持体のベルトが掛け渡された壁面側への引き寄せを解除し、これにより挟持体間の距離を調節可能とした請求項1に記載の収納箱。
- 上記ベルト挟持体および収納箱本体にベルト挿通孔を設け、挟持体および収納箱本体に掛け渡されたベルトをこのベルト挿通孔に挿通させた請求項2に記載の収納箱。
- 上記収納物は液晶式テレビ受像機であり、上記挟持体の液晶式テレビ受像機外面への当接面に、液晶式テレビ受像機外面に沿う凹凸を形成した請求項1から3のいずれかに記載の液晶式テレビ受像機用収納箱。
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JP2009102053A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Nippon Express Co Ltd | 薄型表示装置用の梱包ケース |
CN103612808A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-03-05 | 湖州吉和包装制品有限公司 | 一种内部加固纸箱 |
JP2020189658A (ja) * | 2019-05-22 | 2020-11-26 | 株式会社ヤマコー | 板状品等の搬送用ボックス |
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