JP2007229836A - 鋼帯エッジ部のかえり取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋼帯エッジ部に残るかえりを完全に除去する。
【解決手段】鋼帯Sのエッジ部に対して側面から回転ブラシを接触させる第1段のかえり取り手段2の下流側に、鋼帯Sに対して幅方向で水平面から所定角度に、かつ進行方向に対して所定角度に超硬合金の板状体61、62を押し付ける第2のかえり取り手段6を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】鋼帯Sのエッジ部に対して側面から回転ブラシを接触させる第1段のかえり取り手段2の下流側に、鋼帯Sに対して幅方向で水平面から所定角度に、かつ進行方向に対して所定角度に超硬合金の板状体61、62を押し付ける第2のかえり取り手段6を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、帯鋼処理ラインにおけるエッジ部のかえり取り装置に関する。
所定幅に切断された帯鋼を管状に成形し、端部を溶接して電縫鋼管、スパイラル鋼管などの溶接鋼管を製造することが行なわれている。帯鋼はエッジ部を接合させて溶接するので、正確な板幅寸法に仕上げ、かつ適切な開先を形成するため、エッジ部に対して再加工を行なうのが普通である。この加工をサイドトリマで行なうと、剪断力によってエッジ部がだれて造管上好ましくないので、通常、エッジミラーなどの機械で切削する。この際、エッジ部には「バリ」と呼ばれるとげ状のものが残るので、これを除去することが必要である。この目的のため、従来よりエッジ部に対して側面から回転ブラシを接触させてかえりを除去することが行なわれているが、これだけではかえりが完全には除去できず、溶接不良などの原因となり、解決が望まれていた。
本発明は、従来からの回転ブラシを第1段のかえり取り手段とし、その下流側にさらに第2段のかえり取り手段を設けることにより、かえりを完全に除去するようにすることを目的とする。
本発明は、ライン方向に水平移動する帯鋼のエッジ部に対して側面から回転ブラシを接触させる第1段のかえり取り手段の下流側に、帯鋼に対して幅方向で水平面から所定角度に、かつ進行方向に対して所定角度に超硬合金の板状体を押し付ける第2段のかえり取り手段を設けたことを特徴とする帯鋼エッジ部のかえり取り装置である。
本発明によれば、かえりが完全に除去されるため、残留かえりに起因する溶接鋼管の欠陥が減少し、生産性が向上するという、すぐれた効果を奏する。
本発明の望ましい実施例を図面により説明する。
図1は実施例の帯鋼エッジ部のかえり取り装置を示す正面図、図2はその片側のみを示す平面図で、1は全体を組み込んだハウジング、2は第1段のかえり取り手段である回転ブラシ、3、5は帯鋼Sを誘導する水平ローラ、4は同じく縦ローラ、6は第2段のかえり取り手段である板状体押し付け装置である。
図1は実施例の帯鋼エッジ部のかえり取り装置を示す正面図、図2はその片側のみを示す平面図で、1は全体を組み込んだハウジング、2は第1段のかえり取り手段である回転ブラシ、3、5は帯鋼Sを誘導する水平ローラ、4は同じく縦ローラ、6は第2段のかえり取り手段である板状体押し付け装置である。
矢印で示したライン方向に水平移動する帯鋼Sのエッジ部に対して、側面から接触する回転ブラシ2、縦ローラ4、そして板状体押し付け装置6はいずれも共通のハウジング1に取り付けられ、帯鋼Sの幅に追随して幅方向に移動可能である。回転ブラシ2は図2に矢印で示したようにさらに単独でも幅方向に移動でき、接触の程度を調整可能である。板状体押し付け装置6は回転ブラシ2の下流側に設けられ、帯鋼のエッジ部に対して超硬合金の板状体を押し付けるようになっている。
図3は板状体61の帯鋼Sに対する姿勢(向き)を説明する斜視図である。帯鋼Sに対して幅方向で水平面から所定角度αに、かつ進行水平方向に対して所定角度βに超硬合金の板状体を押し付ける。角度α、βは適宜調整しながら最適値を見出せばよいが、およその目標はともに45度である。
図4は板状体押し付け装置6の詳細を示す帯鋼Sの進行方向からみた正面図で、61、62は板状体、63はこれらを取り付けた支持ヘッド、64は軸、65はばね、66はハウジング1に取り付けられる取り付けブロックである。帯鋼Sの上下両方の角に当るよう、板状体61、62は上下対称に支持ヘッド63に取り付けるのがよい。支持ヘッド63は軸64を介して取り付けブロック66に対し幅方向に進退自在となっており、ばね64によって帯鋼Sに押し付けられる。
図4は板状体押し付け装置6の詳細を示す帯鋼Sの進行方向からみた正面図で、61、62は板状体、63はこれらを取り付けた支持ヘッド、64は軸、65はばね、66はハウジング1に取り付けられる取り付けブロックである。帯鋼Sの上下両方の角に当るよう、板状体61、62は上下対称に支持ヘッド63に取り付けるのがよい。支持ヘッド63は軸64を介して取り付けブロック66に対し幅方向に進退自在となっており、ばね64によって帯鋼Sに押し付けられる。
板状体61、62は例えば幅25.4mm、50.8mm、厚さ6.35mmの板で、材質はエッジミラーのバイトと同じ超硬合金である。板に当る面に刃のような角度をつけてもよい。
とげ状のかえりは、エッジミラーの切削の際に生じた切り粉が鋼帯のエッジ部の角の部分につながっているために残っているので、本発明によって板状体がこの角部に連続して接触することで完全にそぎ落とされ、かえりの残らない良好なエッジ部が実現する。
とげ状のかえりは、エッジミラーの切削の際に生じた切り粉が鋼帯のエッジ部の角の部分につながっているために残っているので、本発明によって板状体がこの角部に連続して接触することで完全にそぎ落とされ、かえりの残らない良好なエッジ部が実現する。
1 ハウジング
2 回転ブラシ(第1段かえり取り手段)
3、5 水平ローラ
4 縦ローラ
6 板状体押し付け装置(第2段かえり取り手段)
61、62 板状体
63 支持ヘッド
64 軸
65 ばね
66 取り付けブロック
S 帯鋼
2 回転ブラシ(第1段かえり取り手段)
3、5 水平ローラ
4 縦ローラ
6 板状体押し付け装置(第2段かえり取り手段)
61、62 板状体
63 支持ヘッド
64 軸
65 ばね
66 取り付けブロック
S 帯鋼
Claims (1)
- ライン方向に水平移動する帯鋼(S)のエッジ部に対して側面から回転ブラシを接触させる第1段のかえり取り手段(2)の下流側に、帯鋼(S)に対して幅方向で水平面から所定角度に、かつ進行方向に対して所定角度に超硬合金の板状体(61、62)を押し付ける第2段のかえり取り手段(6)を設けたことを特徴とする帯鋼エッジ部のかえり取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052300A JP2007229836A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 鋼帯エッジ部のかえり取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006052300A JP2007229836A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 鋼帯エッジ部のかえり取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007229836A true JP2007229836A (ja) | 2007-09-13 |
Family
ID=38550944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006052300A Pending JP2007229836A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 鋼帯エッジ部のかえり取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007229836A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103084948A (zh) * | 2013-01-24 | 2013-05-08 | 平湖市欧诗姆纺织器材有限公司 | 综丝抛光装置 |
CN105834625A (zh) * | 2016-06-03 | 2016-08-10 | 浙江甬金金属科技股份有限公司 | 钢带焊机 |
CN109396855A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-03-01 | 合肥尚伍信息科技有限公司 | 一种冷轧钢带切边去毛刺装置 |
CN111451582A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-07-28 | 李超 | 一种铝合金材料加工切割装置 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006052300A patent/JP2007229836A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103084948A (zh) * | 2013-01-24 | 2013-05-08 | 平湖市欧诗姆纺织器材有限公司 | 综丝抛光装置 |
CN105834625A (zh) * | 2016-06-03 | 2016-08-10 | 浙江甬金金属科技股份有限公司 | 钢带焊机 |
CN109396855A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-03-01 | 合肥尚伍信息科技有限公司 | 一种冷轧钢带切边去毛刺装置 |
CN109396855B (zh) * | 2018-10-19 | 2020-11-06 | 广西盛隆钢铁材料研究院 | 一种冷轧钢带切边去毛刺装置 |
CN111451582A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-07-28 | 李超 | 一种铝合金材料加工切割装置 |
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