JP2007229629A - 被選別物サイズ選別装置および被選別物サイズ選別装置用嵌合体 - Google Patents

被選別物サイズ選別装置および被選別物サイズ選別装置用嵌合体 Download PDF

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▲吉▼宏 安永
Katsukiyo Furukawa
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Abstract

【課題】耐久性を高めるのに有利な被選別物サイズ選別装置および被選別物サイズ選別装置用嵌合体を提供する。
【解決手段】被選別物サイズ選別装置1は被選別物KAのサイズを選別する。基体2に設けられ選別孔3を形成する選別部4を備える。選別部4は、選別孔3に沿って沿設された芯材5と、芯材5に嵌合される嵌合孔60をもつ嵌合体6とを備えている。嵌合体6の嵌合孔60を芯材5に嵌合することにより芯材5の長さ方向に沿って複数個の嵌合体6を並設させて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は鉱石、石炭、コークス、岩石、廃棄物等の被選別物のサイズを選別する被選別物サイズ選別装置および被選別物サイズ選別装置用嵌合体に関する。
特許文献1および2には、網状部材の網み目により鉱石等を選別するサイズ選別装置が開示されている。
特開昭05−172525号公報 特開昭08−033854号公報
しかしながら網状部材では亀裂が発生すると、亀裂が全体に成長するおそれがあり、サイズ選別装置の耐久性が必ずしも充分ではない。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、耐久性を高めるのに有利な被選別物サイズ選別装置および被選別物サイズ選別装置用嵌合体を提供することを課題とするにある。
様相1に係る被選別物サイズ選別装置は、被選別物のサイズを選別する被選別物サイズ選別装置であって、基体に設けられ選別孔を形成する選別部を備え、選別部は、選別孔に沿って沿設された芯材と、芯材に嵌合される嵌合孔をもつ嵌合体とを備えており、選別部は、嵌合体の嵌合孔を芯材に嵌合することにより芯材の長さ方向に沿って複数個の嵌合体を並設させて構成されていることを備えていることを特徴とする。
様相2に係る被選別物サイズ選別装置用嵌合体は、被選別物が移動する領域に設けられ被選別物のサイズを選別する被選別物サイズ選別装置の芯材に嵌合されるものであって、芯材に嵌合される嵌合孔をもつことを特徴とする。
様相1、様相2によれば、嵌合体の嵌合孔を芯材に嵌合することにより、芯材の長さ方向に沿って複数個の嵌合体を並設させて選別部は構成されている。選別部は選別孔を形成する。被選別物のサイズは選別孔により選別される。万一、嵌合体のうちの一つに亀裂が発生したとしても、亀裂はその嵌合体だけにおさまり、他の嵌合体へ波及することが抑制される。
本発明によれば、耐久性を高めるのに有利な被選別物サイズ選別装置および被選別物サイズ選別装置用嵌合体を提供することができる。
(実施形態1)
本発明に係る実施形態1を図1〜図5を参照して具体的に説明する。被選別物サイズ選別装置1は被選別物KAのサイズを選別するものであり、基体2に設けられている。被選別物サイズ選別装置1は選別孔3を形成する選別部4を備えている。被選別物サイズ選別装置1は、これの上流位置1uから下流位置1dにかけて下降傾斜しており、被選別物KAを滑らせつつ下降させる。被選別物KAとしては、鉱物資源、産業廃棄物等の廃棄物が例示される。具体的には、鉄鉱石、銅鉱石、石炭、岩石類、コークス類が例示される。このような被選別物KAは様々なサイズをもつため、サイズを選別することが好ましい。
図1に示すように、被選別物サイズ選別装置1は、選別孔3の開口幅をD1とした第1被選別物サイズ選別装置1fと、選別孔3の開口幅をD2(D2>D1)とした第2被選別物サイズ選別装置1sとをもつ。第1被選別物サイズ選別装置1fは複数の選別部4をもつ。第2被選別物サイズ選別装置1sは複数の選別部4をもち、第1被選別物サイズ選別装置1fよりも下流に位置する。
各選別部4は、選別孔3に沿って沿設された1本の芯材5と、芯材5に嵌合される嵌合孔60をもつ複数個の嵌合体6とを備えている。芯材5は基体2に固定手段により固定されており、長さ方向における一端部5eおよび他端部5fをもつ。なお、芯材5の一端部5eおよび他端部5fは基体2に取り付けられるが、基体2に対して着脱可能とされている。
固定手段としては螺子止め、接着剤などが挙げられる。嵌合体6の嵌合孔60を芯材5に嵌合することにより、芯材5の長さ方向に沿って複数個の嵌合体6を直列に並設させている。これにより各選別部4は構成されている。各嵌合体6は、芯材5の長さ方向に沿って実質的に移動できないように、あるいは、移動したとしても少しで済むように、芯材5の長さ方向に高密度に嵌合されている。なお、嵌合体6は芯材5から着脱可能でも良いし、着脱可能でなくても良い。
芯材5は被選別物KAの滑り方向(矢印A1、A2方向)に沿って延設されており、鉄材等の高靱性および高強度をもつ金属で形成されているが、場合によってはセラミックスとしても良い。
嵌合体6の全体は、耐摩耗性を確保すべく焼結されたセラミックスで形成されている。セラミックスは、酸化物系でも、窒化物系でも、炭化物系でもよい。一般的には、ジルコニア、アルミナ、マグネシア、ムライト、炭化珪素、窒化珪素のうちの少なくとも1種を基材とすることができる。ジルコニアとしては、立方晶のジルコニアで形成された安定化ジルコニア、あるいは、立方晶及び正方晶が混在する部分安定化ジルコニアとすることができる。ジルコニアの場合には、安定化剤としてY、CaO、MgO、希土類元素(例えばLa、Ce、Nd等)の少なくとも1種を所定量(例えば1〜13mol%、2〜10mol%)含む安定化ジルコニア(FSZ)または部分安定化ジルコニア(PSZ)で形成されていることが好ましい。部分安定化ジルコニア(PSZ)は安定化ジルコニア(FSZ)よりも安定化剤の量を減らし、安定化ジルコニア(FSZ)よりも高強度および高靭性をもつ。
図3および図4に示すように、嵌合体6は、平坦な一方の表面61および平坦な他方の表面62をもつ。表面61,62は互いに実質的に平行である。嵌合体6の角リング状の外壁面63は、水平方向に沿った平坦状の上面63uと、水平方向に沿った平坦状の下面63dと、垂直方向に沿った平坦状の側面63sと、垂直方向に沿った平坦状の側面63rとをもつ。
図4に示すように、嵌合体6の辺部および角部には、凹部としての面取り部64が形成されている。面取り部64により嵌合体6の損傷、欠け等が抑制される。更に、選別部4の上面に凹部としての面取り部64が形成されている。このため、芯材5の長さ方向(矢印L方向)において隣接する嵌合体6の間に、面取り部64により滑り止め部64Xが形成される。滑り止め部64Xは、芯材5の長さ方向(矢印L方向)において所定の間隔を隔てて断続的に複数個形成されていることになる。このため選別部4の上面に作業者が載るとき、滑り止めが図られる。つまり、凹状の面取り部64は、作業者の脚に対する滑り止めを形成する。
図4は芯材5に嵌合体6を嵌合する前の状態を示す。図5は芯材5に嵌合体6を嵌合した後の状態を示す。図5は、芯材5の長さ方向(矢印L方向)と直交する方向に沿った断面を示す。ここで、図4に示すように、芯材5の外壁面50は断面で四角形状をなしており、水平方向に沿った上面5uおよび下面5dと、垂直方向に沿った一方の側面5sと、垂直方向に沿った他方の側面5rとをもつ。本明細書において、水平方向に沿ったとは、水平に向いている状態の他に、水平に対して所定角度(プラスマイナス15度程度)傾斜している状態も含む意味である。垂直方向に沿ったとは、垂直に向いている状態の他に、垂直に対して所定角度(プラスマイナス15度程度)傾斜している状態も含む意味である。
上記したように芯材5の上面5uが水平方向に沿っている。このため嵌合体6に下向きの荷重が作用するときであっても、その荷重を芯材5の上面5uの全体で受圧するため、面圧の過剰増加が低減される。故に、嵌合体6の耐久性を一層高めるのに有利である。
図4に示すように、嵌合体6は、芯材5の回りを1周するほぼ四角リング形状をなしている。嵌合体6の嵌合孔60の内壁面67の断面形状は、芯材5の外壁面50と相似する形状をなすように、四角形状をなしている。内壁面67は、上面67uおよび下面67dと、垂直方向に沿った一方の側面67sと、垂直方向に沿った他方の側面67rとをもつ。
本実施形態によれば、嵌合体6の厚みについては、図5において、嵌合孔60よりも上側の上壁部70の厚みをt1とし、嵌合孔60よりも下側の下壁部71の厚みをt2とすると、t1=t2またはt1≒t2とされている。嵌合体6の一方の側壁部72の厚みをt3とし、嵌合体6の他方の側壁部73の厚みをt4とすると、t3=t4またはt3≒t4とされている。
このため嵌合体6の外壁面63の上面63uが摩耗したら、必要に応じて下面63dを上側にしても良い。一方の側面63sを必要に応じて上側にしても良い。他方の側面63rを必要に応じて上側にしても良い。このように嵌合体6は必要に応じて、嵌合体6の中心線PAの回りで方向変更可能な構造とされており、上下を変更して芯材5に嵌合させることができる。このため、嵌合体6は、上下リバーシブル構造とされていると共に、左右を変更できる左右リバーシブル構造とされている。なお、嵌合体6を芯材5に接着剤などで固着的に取り付けて、嵌合体6を芯材5に対して回転できないようにしてもよく、あるいは、嵌合体6を芯材5から離脱できないようにしても良い。
使用の際には、図1に示すように、第1被選別物サイズ選別装置1fは、相対的に上流側に配置される。第2被選別物サイズ選別装置1sは、第1被選別物サイズ選別装置1fよりも相対的に下流側に配置される。第1被選別物サイズ選別装置1fの選別部4、第2被選別物サイズ選別装置1sの選別部4は、上流から下流にかけて下降傾斜している(図2参照)。そして選別部4の上流から下流にかけて矢印A1,A2方向に沿って、鉄鉱石等の被選別物KAを滑らせる。被選別物KAの滑り方向(矢印A1,A2方向)は、芯材5の長さ方向(矢印L方向)に相当する。
図1から理解できるように、選別孔3の開口サイズD1よりも小さなサイズの被選別物KAは、第1被選別物サイズ選別装置1fの選別孔3から落下する。選別孔3の開口サイズD1よりも大きなサイズの被選別物KAは、矢印A2方向に滑り、第1被選別物サイズ選別装置1sに至る。選別孔3の開口サイズD2よりも小さなサイズの被選別物KAは、第1被選別物サイズ選別装置1sの選別孔3から落下する。このように選別孔3の開口サイズが異なる被選別物サイズ選別装置1を上流から下流に向けて複数個直列に設けておけば、被選別物KAをサイズ別に選別することができる。
本実施形態によれば、図1および図3に示すように、複数個の嵌合体6を芯材5の長さ方向に沿って直列に並設して選別部4が形成されているため、万一、嵌合体6に亀裂が発生したとしても、その亀裂はその嵌合体6だけに留まり、他の嵌合体6へは波及しない。故に、選別部4の全体の耐久性および寿命の向上に貢献できる。
更に嵌合体6は上記したセラミックスで形成されているため、耐摩耗性、耐衝撃性および耐熱性が良好であり、選別部4の耐久性の向上に更に貢献できる。なお、被選別物KAは常温のものでも、あるいは、高温状態のものでも良い。
また嵌合孔60の断面四角形状であり、芯材5の断面形状は四角形状であるため、嵌合体6はこれの周方向に空転することが防止されている空転防止構造とされている。故に、作業者の脚が選別部4に載ったとしても、嵌合体6の空転が阻止されているため、脚が滑ることが抑制されている。
(実施形態2)
本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。図1〜図5を準用する。本実施形態では、嵌合体6の嵌合孔60を芯材5に嵌合することにより、芯材5の長さ方向(矢印L方向)に沿って複数個の嵌合体6を並設させて、選別部4は構成されている。隣接する嵌合体6の境界には、樹脂接着剤、セラミックス系接着剤、モルタル等の固着剤が存在する。このため隣接する嵌合体6同士は、固着剤により接合されている。この場合、単独の嵌合体6の相対移動および空転が確実に抑制されているため、嵌合体6の上に人が載って作業しても作業性が確保される。
(他の実施形態)
図6は他の実施形態を示す。図6(A)に示す形態では、嵌合孔60よりも上側の上壁部70の厚みをt1とし、嵌合孔60よりも下側の下壁部71の厚みをt2とすると、t1>t2とされている。サイズの選別時に、嵌合体6の上面6uに被選別物KAが摺動するため、上壁部70の摩耗が進行し易いためである。t1>t2とされているため、上壁部70の耐久性が高まる。なおt1/t2は適宜設定されるが、t1/t2=1.05〜2が例示される。
図6(A)に示す形態では、嵌合体6の一方の側壁部72の厚みをt3とし、嵌合体6の他方の側壁部73の厚みをt4とすると、t3=t4またはt3≒t4とされている。この場合、嵌合体6の一方の表面61および他方の表面62を裏返して使用でき、嵌合体6の厚み方向の表裏を変更できるリバーシブル構造とされている。このように嵌合体6の厚み方向の表裏を変更するときには、側壁部72および側壁部73の左右位置も変更されるので、左右バーシブル構造に相当する。なお、図6(A)に示す形態であっても、嵌合体6を芯材5に接着剤などで固着的に取り付けて、嵌合体6を芯材5から離脱できないようにしても良い。
図6(B)に示す形態では、芯材5と嵌合体6との間には、ゴム材、軟質樹脂、発泡材料などの緩衝材料で形成された緩衝部8が設けられている。被選別物KAが衝撃的に選別部4に衝突したとしても、緩衝部8の緩衝作用により、セラミックス製の嵌合体6および芯材5の損傷が抑制される。更に、セラミックス製の嵌合体6は焼成時の収縮代がかなり大きいので、嵌合孔60の安定的な寸法精度を得るには限界がある。この点について、緩衝部8は、芯材5の外壁面50と嵌合体6の嵌合孔60の内壁面67との間における寸法調整作用も果たすことができる。
緩衝部8は芯材5側に設けられていても良いし、嵌合体6側に設けられていても良い。例えば、緩衝部8に相当する部分が空間となるように嵌合体6を成形型のキャビティに配置する。その状態で、当該空間に、ゴム材、軟質樹脂、発泡材料などの緩衝材料を充填すれば、緩衝部8が嵌合体6の内壁面67に一体的に固着される。
図6(C)に示す形態では、芯材5と嵌合体6との間には設けられている緩衝部8は、芯材5の外壁面50の回りをこれの周方向に1周している。この場合、複数方向からの外力に対して緩衝作用が期待され、嵌合体6の耐久性を高めるのに有利である。
図6(D)に示す形態では、嵌合体6の外壁面63の上面63uおよび下面63dには、凸部75が形成されている。凸部75は、被選別物KAの滑り方向に沿ってつまり矢印A1,A2方向に沿って、つまり、芯材5の長さ方向に沿って延設されている。従って、嵌合体6の上面63uに沿って被選別物KAが滑るとき、嵌合体6と被選別物KAとの接触面積を減少でき、被選別物KAの滑り性を良好に確保できる。また、嵌合体6の上面63uに作業者が載るとき、凸部75は作業者の脚に対して滑り止め作用を果たす。なお凸部75は散点状に分散して形成されていても良い。
図6(D)に示す形態では、嵌合体6の嵌合孔60は六角形状とされており、6つの辺をもつ。嵌合孔60の内壁面67の上面67uは、嵌合体6の外壁面63の上面63uに沿って水平方向に沿って延設されている。嵌合孔60の内壁面67の下面67dは、嵌合体6の外壁面63の下面63dに沿って水平方向に沿って延設されている。嵌合体6の中心と嵌合孔60の中心とが同一位置であるため、嵌合体6の上面63uおよび下面63dを上下反転させて使用することもできる。つまり、嵌合体6は上下リバーシブル構造とされている。
図6(E)に示す形態では、芯材5の断面形状は、嵌合孔60と対応するようにほぼ三角形状とされている。嵌合体6の外壁面63は、頂部6xが下方に向くほぼ三角形状をなしており、上面63u、傾斜方向に沿った一方の側面63sと、傾斜方向に沿った他方の側面63rとをもつ。嵌合体6の嵌合孔60の内壁面67は、芯材5の外壁面50と相似する形状をなすように、ほほ三角形状をなしている。
また、図6(F)に示す形態では、芯材5の外壁面50は円形状をなしている。嵌合体6の嵌合孔60の内壁面67は、芯材5の外壁面50と相似する形状をなすように、円形状をなしている。嵌合孔60よりも上側の上壁部70の厚みをt1とし、嵌合孔60よりも下側の下壁部71の厚みをt2とすると、t1>t2とされている。上壁部70の耐久性が確保される。また図6(F)に示す形態では、嵌合体6の一方の側壁部72の厚みをt3とし、嵌合体6の他方の側壁部73の厚みをt4とすると、t3=t4またはt3≒t4とされている。緩衝部8は芯材5をこれの周方向に1周するように形成されている。嵌合体6の上面63uには、凸部75が複数個形成されている。凸部75は作業者の脚に対して滑り止め作用を果たす半球状をなす。凸部75は、芯材5の延設方向(矢印L方向)に沿って延設されていても良いし、あるいは、散点状に形成されていても良い。
図7に示す形態では、嵌合体6の外壁面63の側面63sおよび側面63rは、垂線PMに対して傾斜面とされている。図7に示すように、嵌合体6の外壁面63の上面63uから下面63dに向けて、つまり垂直方向(図7に示す矢印Y方向)に沿って、選別孔3の開口サイズD1が次第に増加している。
即ち、被選別物KAの滑り方向である矢印A1,A2方向に対して交差する方向(矢印B1方向)において、嵌合体6A,6Bは互いに隣接する。隣接する嵌合体6A,6Bについて、選選別孔3の開口サイズD1が下方に向かうにつれて次第に増加している。このため被選別物KAが選別孔3に引っかかることが抑制される。つまり、一方の嵌合体6Aの側面63sと他方の嵌合体6Bの側面63rとの間に、被選別物KAが係止して引っかかることが抑制される。
更に、図8(A)に示す形態では、嵌合体6の断面形状は六角形状されており、芯材5の断面形状は六角形状とされている。図8(B)に示す形態では、嵌合体6の断面形状は円形状されており、芯材5の断面形状は円形状とされている。
図8(C)に示す形態では、嵌合体6の外壁面63の断面形状は四角形状されており、芯材5の断面形状は円形状とされている。この嵌合体6は金属またはセラミックスで形成されている。金属としては焼き入れした硬質な炭素鋼が例示される。
図8(D)に示す形態では、嵌合体6は、嵌合孔60をもつ金属部分6kと、金属部分6kの上面に螺子止めまたは接着剤により一体的に保持されたセラミックス部分6pとで形成されている。図8(E)に示す形態では、嵌合体6は周方向の下部(一部)に切欠部6wをもつと共に、芯材5の上側に緩衝部8をもつ。
また、図9に示す形態では、芯材5は中空パイプ状をなしており、長手方向に延びる中央孔55と、半径方向に貫通する複数個の吹出孔56とをもつ。まず、複数個の嵌合体6の嵌合孔60を芯材5に嵌合することにより、芯材5の長さ方向に沿って複数個の嵌合体6を同軸的に並設させる。このとき芯材5の外壁面50と嵌合体6の嵌合孔60の内壁面67との間には、隙間90がリング状に形成される。隙間90は、芯材5の吹出孔56を介して中央孔55に対面して連通する。次に、ゴム材、軟質樹脂、発泡材料などの緩衝材料を芯材5の中央孔55に装填する。すると、芯材5の中央孔55に装填された緩衝材料が芯材5の吹出孔56から隙間90に吹き出す。これにより緩衝部8が隙間90に充填される。従って、芯材5の外壁面50と嵌合体6の嵌合孔60の内壁面67との間に、緩衝部8が一体的に形成される。
また、図10(A)(B)に示す形態においては、嵌合体6の嵌合孔60を嵌合している芯材5は、基体2の固定部2rの固定溝部2mに対して取付具200により着脱可能に固定されている。取付具200は、基体2の固定部2rに宛われる取付板201と、取付板201を固定する固定具202とで形成されている。取付具200が外された状態で、芯材5を固定溝部2mから外し、芯材5をこれの軸芯回りで矢印ZA方向に方向転換できるように設定されている。従って、嵌合体6の外壁面63の上面63uが摩耗したら、嵌合体6の外壁面63の一方の側面63sを必要に応じて上側にしても良い。更に、必要に応じて嵌合体6の下面63dを上側にしても良い。更に、嵌合体6の他方の側面63rを必要に応じて上側にしても良い。このように嵌合体6を装備した芯材5は、必要に応じて、嵌合体6の中心線PAの回りで90度づつ方向転換可能な構造とされている。なお方向転換後に、複数個の嵌合体6を直列に並設させている芯材5を、基体2の固定部2rに対して取付具200により固定する。図10(A)(B)に示す実施形態では、芯材5は、これの軸直角方向に方向変換可能である。このため、嵌合体6の嵌合孔60が芯材5に固着されていたとしても、嵌合体6の方向を転換できる。
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。嵌合体6の材質は硬い金属としても良い。被選別物サイズ選別装置1の選別孔3の開口幅と、第2被選別物サイズ選別装置1sの選別孔3の開口幅とを同一としても良い。
また、図1に示す実施形態では、第1被選別物サイズ選別装置1fおよび第2被選別物サイズ選別装置1sは、共通の芯材5に共通の嵌合体6を嵌めて形成されているが、これに限られるものではない。即ち、第1被選別物サイズ選別装置1fの芯材5と第2被選別物サイズ選別装置1sの芯材5とは、サイズおよび材質が異なっていても良い。また、第1被選別物サイズ選別装置1fの嵌合体6と第2被選別物サイズ選別装置1sの嵌合体6とは、サイズおよび材質が異なっていても良い。
被選別物サイズ選別装置を模式的に示す平面図である。 被選別物サイズ選別装置の選別部の要部を模式的に示す平面図である。 嵌合体を芯材に嵌めた状態を模式的に示す平面図である。 選別部の嵌合体を芯材に嵌める前の状態を模式的に示す斜視図である。 嵌合体を芯材に嵌めた状態を模式的に示す正面図である。 (A)〜(F)は他の実施形態を示し、嵌合体を芯材に嵌めた状態を模式的に示す正面図である。 別の他の実施形態を示し、嵌合体を芯材に嵌めた状態を模式的に示す正面図である。 (A)〜(E)は更に他の実施形態を示し、嵌合体を芯材に嵌めた状態を模式的に示す正面図である。 更に他の実施形態を示し、嵌合体を芯材に嵌めた状態で緩衝部を形成する過程を模式的に示す正面図である。 (A)(B)は更に他の実施形態を示し、嵌合体を嵌合する芯材を基体に取り付ける状態を模式的に示す構成図である。
符号の説明
図中、1は被選別物サイズ選別装置、2は基体、3は選別孔、4は選別部、5は芯材、6は嵌合体、60は嵌合孔、64は面取り部(凹部)、75は凸部を示す。

Claims (14)

  1. 被選別物のサイズを選別する被選別物サイズ選別装置であって、基体に設けられ選別孔を形成する選別部を備え、選別部は、選別孔に沿って沿設された芯材と、芯材に嵌合される嵌合孔をもつ嵌合体とを備えており、嵌合体の嵌合孔を芯材に嵌合することにより芯材の長さ方向に沿って複数個の嵌合体を並設させて構成されていることを備えていることを特徴とする被選別物サイズ選別装置。
  2. 請求項1において、嵌合体のうちの少なくとも表面部はセラミックスで形成されていることを特徴とする被選別物サイズ選別装置。
  3. 請求項2において、セラミックスは、ジルコニア、窒化珪素、炭化珪素、ムライト、アルミナ、マグネシア、窒化珪素のうちの少なくとも1種である特徴とする被選別物サイズ選別装置。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項において、滑り止めを図る凹部または凸部が嵌合体の外壁面に形成されていることを特徴とする被選別物サイズ選別装置。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項において、芯材および/または嵌合体は、外力を緩衝させる緩衝部を芯材と嵌合体との間に有することを特徴とする被選別物サイズ選別装置。
  6. 請求項1〜5のうちのいずれか一項において、芯材の長さ方向と直交する方向に沿った断面において、芯材の外壁面およびまたは嵌合体の嵌合孔の内壁面は四角形状、円形状、六角形状、三角形状のうちの少なくとも1種の形状をなしていることを特徴とする被選別物サイズ選別装置。
  7. 請求項1〜6のうちのいずれか一項において、嵌合体は、上下反転または左右反転して芯材に取り付け得るリバーシブル構造とされていることを特徴とする被選別物サイズ選別装置。
  8. 被選別物が移動する領域に設けられ被選別物のサイズを選別する被選別物サイズ選別装置の芯材に嵌合されるものであって、芯材に嵌合される嵌合孔をもつ被選別物サイズ選別装置用嵌合体。
  9. 請求項8において、芯材の回りを1周するリング形状、または、切欠を有するリング形状をなしていることを特徴とする被選別物サイズ選別装置用嵌合体。
  10. 請求項8または9において、少なくとも表面部はセラミックスで形成されていることを特徴とする被選別物サイズ選別装置用嵌合体。
  11. 請求項10において、セラミックスは、ジルコニア、窒化珪素、炭化珪素、ムライト、アルミナ、マグネシア、窒化珪素のうちの少なくとも1種である特徴とする被選別物サイズ選別装置用嵌合体。
  12. 請求項8〜11のうちのいずれか一項において、外壁面には、滑り止めを形成する凹部または凸部が形成されていることを特徴とする被選別物サイズ選別装置用嵌合体。
  13. 請求項8〜12のうちのいずれか一項において、外力を緩衝させる緩衝部を有することを特徴とする被選別物サイズ選別装置用嵌合体。
  14. 請求項8〜13のうちのいずれか一項において、嵌合孔よりも上側の壁部部の厚みをt1とし、嵌合孔よりも下側の壁部部の厚みをt2とすると、t1はt2よりも大きくされている被選別物サイズ選別装置用嵌合体。
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