JP2007229058A - 椅子のヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】背凭れを含む椅子本体の変形動作にヘッドレストを追随させ得るようにする。
【解決手段】椅子のヘッドレストHを、着座者の頭部を支える支持面を構成する変形可能な頭部支持部5と、頭部支持部5の左右両側に存在して頭部支持部5よりも剛性を有し、椅子本体Cに連結して頭部支持部5を支持する支桿部6とを具備するものとし、頭部支持部5の変形を通じて一方の支桿部6を他方の支桿部6に対して相対的に変位させ得るようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、椅子のヘッドレストに関する。
オフィス等で使用される執務用椅子には、着座者の頭部を支えるヘッドレストが付随していることが少なくない。この種の椅子のヘッドレストは、背凭れの上端部に固定されていることが通例である(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2002−119371号公報
ところで、日常では、椅子に着座したままで振り向いたり、手を伸ばしたり、身体をねじったりすることが少なくない。その契機は、他者に呼びかけられてそちらの方を向く、後ろにある物品を手に取る、ストレッチで身体をほぐす等様々であるが、これまでの椅子ではこのような着座者の動きに追随することは考えられていなかった。
より具体的に述べると、椅子に着座したままで振り向いたり、手を伸ばしたり、身体をねじったりするとき、左半身または右半身を相対的に後ろに下げることになる。しかし、既存の椅子では、左右両側のフレーム要素が横架材を介して相互に剛体連結され、これらフレーム要素が一体的に前後動することから、背凭れ面の左側部のみ、または右側部のみを後方に変位させることができない。故に、着座者が後ろを振り向く等の動きに追随して背凭れ面を変形させることは不可能であり、着座者の所作を制限することにつながっていた。
上記の問題に着目して、着座者が着座したまま後ろを振り向く等の動きに追随して背凭れ面の形状を三次元的に変化させることができる椅子を実現することを考える。その際、背凭れの変形にヘッドレストが追随できなければならないが、従来の椅子のヘッドレストは、着座者の頭部を支えるときのクッション性については配慮されていても、ヘッドレスト自体を変形可能とするという発想はもとより存在していなかった。
本発明は、背凭れを含む椅子本体の変形動作にヘッドレストを追随させ得るようにすることを所期の目的とする。
上述した課題を解決するべく、椅子のヘッドレストを、着座者の頭部を支える支持面を構成する変形可能な頭部支持部と、頭部支持部の左右両側に存在して頭部支持部よりも剛性を有し椅子本体に連結して頭部支持部を支持する支桿部とを具備するものとし、頭部支持部の変形を通じて一方の支桿部を他方の支桿部に対して相対的に変位させ得るようにした。このようなものであれば、椅子本体の変形動作に追随することが可能である。
本発明に係るヘッドレストは、特に、幅方向に離間させて配置した複数のフレーム要素により背凭れ面の上部を支持させた背凭れを具備し、その各フレーム要素を互いに独立して前後動可能としている態様の椅子に適用される。そして、一方の支桿部を一のフレーム要素に、他方の支桿部を他のフレーム要素にそれぞれ連結することで、当該ヘッドレストを椅子本体に連結する。これにより、ヘッドレストの幅寸法を大きくとることができ、使用感の向上及び高級感の醸成に奏効する。
ヘッドレストの保形性に寄与し、かつ着座者の頭部をしっかりと支えるためには、幅方向に拡張しつつ可撓性を有する薄板状の心材を要素として頭部支持部を構成することが好ましい。
心材の中間部に欠損部を形成することにより中間部に可撓性をもたせながら左右両側端部の剛性を相対的に高めており、その左右両側端部に支桿部たる部材の一端を取着するようにしているならば、必要十分な可撓性を担保しつつも、ヘッドレストの椅子本体に対する連結構造の強度を高めることができる。ここで、欠損部とは、スリット、切欠、貫通孔や肉盗み(貫通していない凹部。対象部分を薄肉化する)等を総称した概念である。
頭部支持部及び支桿部を被覆する張地が、椅子本体の背凭れにおいて背凭れ面を構成する張地と共通化されていれば、背凭れとヘッドレストとが一体的であるような外観を与え、家具としての美観・格調を高めることができる。
本発明によれば、椅子本体の変形動作にヘッドレストを追随させることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態の椅子は、図1ないし図3に示すように、脚体4と、脚体4に支持させた基体2と、基体2上に配設した座3と、水平支軸16を介して基体2に枢着した背凭れ1とを具備する椅子本体CにヘッドレストHを取り付けたものであって、座3及び背凭れ1が連動して傾動するシンクロロッキング動作が可能である。
詳述すると、脚体4は、複数個のキャスターを装着している脚羽根41と、脚羽根41の中央より略垂直に立ち上がる脚支柱42とを備えており、脚羽根41と脚支柱42との間に介設したガススプリング(図示せず)の伸縮により脚支柱42を上下に突没させ得る。
基体2は脚支柱42の上端に固定してあって、脚支柱42の突没操作を通じて座3及び背凭れ1の高さ位置を調節することができる。基体2には、水平支軸16回りに回動する背凭れ1を前方へ付勢する弾性付勢機構(図示せず)、背凭れ1のロッキング角度を固定する固定機構(図示せず)等を内蔵している。弾性付勢機構は、コイルスプリングやガススプリングを実装して背フレーム11を弾性付勢するものである。
座3は、座受31に座面を形成するクッション体32を装着してなる。座3の前端部は、基体2に対し前後方向にスライド移動可能に支持させており、座3の後端部は、下記背フレーム11における下フレーム部13にヒンジ(図示せず)を介して取着している。
背凭れ1は、背フレーム11の前面に背凭れ面Sを形成する張り部材12を張り設けたものである。背フレーム11は、基体2に対し水平支軸16回りに回動可能に連結している下フレーム部13と、下フレーム部13の上端にヒンジ17を介して連結している上フレーム部14と、上フレーム部14を後方より支持する反力フレーム部15とを備えている。
下フレーム部13は、幅方向に離間させて配置した左右の下フレーム要素131a、131b同士を、剛性横架材132を以て相互に連結してなる。下フレーム要素131a、131b、剛性横架材132はともに、例えば金属製の剛体である。下フレーム要素131a、131bは、側面視水平支軸16の位置する前端から後方に延伸し、後端で上方に屈曲した略L字型をなす。
上フレーム部14は、幅方向に離間させて配置した左右の上フレーム要素141a、141b同士を、弾性横架材142を以て相互に連結してなる。上フレーム要素141a、141bは例えば金属製の剛体であるが、弾性横架材142は例えば樹脂製の弾性体である。上フレーム要素141a、141bは、側面視ヒンジ17の位置する下端から、幾分後方に凹むように緩やかに湾曲しつつ上方に延伸し、その上端近傍で再度前方に膨出する弓形をなす。
反力フレーム部15は、上フレーム要素141a、141bの各々を支持する同数の反力フレーム要素151a、151bよりなる。反力フレーム要素151a、151bの一端部は上フレーム要素141a、141bの背面に連接し、他端部は下フレーム要素131a、131bの下向面に連接する。反力フレーム要素151a、151bは、例えば弾性横架材142と同質の樹脂製の弾性体とする。反力フレーム要素151a、151bは、側面視下フレーム要素131a、131b及び上フレーム要素141a、141bに沿うように延伸して略L字型をなす。
下フレーム要素131a、131bと上フレーム要素141a、141bとを互いに枢着するヒンジ17の周辺、具体的には下フレーム要素131a、131bの後端から上端近傍にかけて及び上フレーム要素141a、141bの下端近傍の範囲では、側面視フレームの前面が前方に膨出するような湾曲形状をなしている。既に述べたように、上フレーム要素141a、141bの上端近傍においても、側面視フレームの前面が前方に膨出するような湾曲形状をなしている。しかして、上記の下フレーム要素131a、131b及び上フレーム要素141a、141bの湾曲形状をなす部位に架け渡すように、張り部材12を張り設けている。
張り部材12は、伸縮性に富む張地121を主体とする。張地121は、例えば合成繊維のダブルラッセルメッシュにさらにエラストマ糸等の弾性糸を編み込んだもの(詳細には、それぞれ伸縮変形可能なメッシュ地の表布と裏布とをダブルラッセル編みで立体的に縫い合わせてなる)で、強度とクッション性とを両備している。
張地121の上辺及び左右の側辺は、バックアップ材122で保形している。図7に示すように、バックアップ材122は、左右両側に対をなす縦枠122a、122bと両縦枠122a、122bを連結する横枠122cとが正面視三方枠状または四方枠状をなし、前後方向に撓み変形可能な例えば樹脂製の薄板体で、特に張地121の左右の側辺が内側方に撓もうとすることを防ぎ、張地121を張った状態に保つ。図示例のバックアップ材122は、左右両側の縦枠122a、122bの上端部同士を横枠122cを介して相互に連結した正面視略三方枠状をなすものである。
バックアップ材122の上端部は、背フレーム11の上端部に支持させる。本実施形態では、バックアップ材122の縦枠122a、122bの上端部に貫通孔122xを穿ち、その貫通孔122xにビスまたはピン等の止着具191を挿通して上フレーム要素141a、141bの上端部に止着している。一方で、バックアップ材122の下端部は、背フレーム11の下端部に支持させる。本実施形態では、バックアップ材122の縦枠122a、122bの下端部及び中間よりやや下方の部位にそれぞれ上下方向に延伸する長孔122yを穿ち、それら長孔122yにビスまたはピン等の止着具192を挿通して各々を下フレーム要素131a、131bの下端部及び上端部に止着している。バックアップ材122の上端部は上フレーム要素141a、141bに対して固定されるが、下端部は下フレーム要素131a、131bに対して上下スライド可能となる。
背フレーム11の上端部とヒンジ17近傍との間は側面視後方に凹むように湾曲しており、縦枠122a、122bの中間部位が後方に撓み変形し得る余地を与えている。背フレーム11の上辺をなす弾性横架材142もまた平面視後方に凹むように湾曲しており、横枠122cが後方に撓み変形し得る余地を与えている。
張り部材12における、背凭れ面Sを形成する上部は左右の上フレーム要素141a、141bに装着して支持させ、下部は左右の下フレーム要素131a、131bに装着して支持させる。張地121を背フレーム11に架設するに際しては、張地121の左右の側縁をバックアップ材122の縦枠122a、122bに装着する。具体的には、図7及び図9に示すように、バックアップ材122の周端面、即ち左右の縦枠122a、122bの外側端面にそれぞれ凹溝122zを形成し、凹溝122zに張地121の二方の縁端121xを嵌め入れて係止する。なお、張地121の縁端121x、121sには、予め、長尺な薄板状をなす例えば樹脂製の縁端材を(縫合、接着、溶着等により)取り付けておく。さらに、張地121の下縁を下フレーム部13の所定部位に固定する。図示例では、張地121の下縁にブラケット121yを取り付けておき、このブラケット121yを下フレーム部13の剛性横架材132にボルト193等を用いて固定している。さらに、張地121の最上部位は、背フレーム11の上縁よりも上方に延出している。この最上部位は、後述するように、ヘッドレストHを被覆するものとなる。
総じて言えば、背フレーム11の前面にバックアップ材122を、バックアップ材122の前面に張地121を配している。このとき、バックアップ材122は板ばねの作用を営み、張地121を前方に押圧して張り出させる。張地121の上端部及び下端部は、それぞれ背フレーム11の上下端部に対して固定される。張地121の上端部はバックアップ材122を介して間接的に上フレーム要素141a、141bに固定され、張地121の下端部はバックアップ材122を介さず直接的に下フレーム要素131a、131bに固定されている。
本実施形態の椅子は、座3及び背凭れ1が連動して傾動するシンクロロッキング動作が可能である。図4に示すように、シンクロロッキング動作では、背フレーム11全体が水平支軸16回りに回動することで背凭れ1が前後に傾動する。同時に、座3の後端部が背フレーム11に連動して上下に揺動し、かつ座3の前端部が前後にスライドする。
また、本実施形態の椅子は、着座者が着座したまま後ろを振り向いたり、手を伸ばしたり、身体をねじったりする動きに追随して、背凭れ面Sの上部の左半部のみ、または右半部のみを後方に変位させる動作が可能である。背凭れ面Sの上部を支持している上フレーム部14は、左右に対をなす上フレーム要素141a、141bが互いに独立して前後動する。即ち、左側の上フレーム要素141aは左側の下フレーム要素131aにヒンジ17を介して連結し、右側の上フレーム要素141bは右側の下フレーム要素131bにヒンジ17を介して連結しており、これら上フレーム要素141a、141bが個別に回動し得る。
図5に示すように、上フレーム要素141a、141bをヒンジ17回りに後傾させたとき、下フレーム要素131a、131b及び上フレーム要素141a、141bの湾曲形状をなす部位に張り部材12が接触する面積が徐々に増大するとともに、背フレーム11の上端部と下端部との離間距離が拡大するために張地121が張力を増しつつ上下に伸長する。同時に、バックアップ材122の下端部が長孔122yの寸法範囲内で下フレーム要素131a、131bに対し上下方向に相対変位する。並びに、反力フレーム要素151a、151bがアングルを拡げるように変形して反力を蓄積し、上フレーム要素141a、141bを原位置に復帰させる方向、つまり前方に弾性付勢する。
そして、何れか一方の上フレーム要素141a(141b)を他方の上フレーム要素141b(141a)に対し相対的に前後方向に変位させれば、図6に示すように、背凭れ面Sの形状を三次元的に変化させることができる。但し、図6では、明確化のためにヘッドレストHの図示を省略している。この動作において、下フレーム部13は必ずしも駆動されない。左右に対をなす下フレーム要素131a、131bは剛性横架材132を介して剛体連結されているため、それら下フレーム要素131a、131bは常に一体的に運動する。故に、背凭れ面Sの下部、着座者の腰部より下方にあたる部分は、恒常的に一定の形状を維持する。
着座者の動きに伴い、上フレーム要素141a、141bの一方が他方に対し相対的に前後動すると、左右の上フレーム要素141a、141b間の距離が増大する。その際、両上フレーム要素141a、141bの離間距離の増大に対応するべく、弾性横架材142が弾性変形する。本実施形態の弾性横架材142は、上フレーム要素141a、141bの上端部同士を相互に連結しており、平面視後方に凹む湾曲形状をなす状態で組み付けてある。弾性横架材142の前後の厚みは、上フレーム要素141a、141bに連結している両端部から幅方向の中央に向かうにつれて徐々に薄くなっており、両端部よりも中間部の方が比較的変形し易くなっている。これは、上フレーム要素141a、141bと弾性横架材142との連結箇所に負荷が集中することを避けるためである。
ここで、上フレーム要素141a、141bと弾性横架材142との連結態様に関して補足する。上フレーム要素141a、141bは、上端で互いに相寄る内側方に接合端部を突き出させており、それら接合端部に弾性横架材142の両端部を連接する。図9に示すように、上フレーム要素141a、141bの接合端部及び弾性横架材142の両端部の相互に向き合う端面の一方(図示例では、上フレーム要素141a、141b側)には凸部141xを突設し、他方(図示例では、弾性横架材142側)には凹部142xを形成して、凸部141xを凹部142xに嵌め入れる嵌合構造を構築している。そして、嵌合の方向とは交差する方向からボルト194を螺入して凸部141xと凹部142xの周壁とを螺合緊締することで、上フレーム要素141a、141bの接合端部と弾性横架材142の端部とを結合する。図示例では、ボルト194を前方より螺入しており、このボルト194は背フレーム11に張り設けられる張り部材12によって略隠蔽される。
上フレーム要素141a、141bの一方が他方に対し相対的に前後動するとき、弾性横架材142は曲率を減少させるように変形して両端間の距離を伸張する。
加えて、背凭れ面Sが受けた着座者の荷重は、張り部材12を介して上フレーム要素141a、141bに作用し、上フレーム要素141a、141bを内側方に倒れ込ませようとしてヒンジ17に負荷をかける。このような負荷を打ち消し低減する目的で、弾性横架材142を、上フレーム要素141a、141bを幅方向に離反させるような初期弾性力を発揮する状態で組み付けている。
尤も、左右両側の上フレーム要素141a、141bをともに傾動させることもできる。その場合、例えば着座者の背を大きく反らせるようなストレッチが可能になる。
因みに、張地121の背後、着座者の腰部に対応する高さ位置に、ランバーサポート部材18を架け渡しておくこともできる。着座者が背凭れ面Sに身体を凭せかけた場合にも、腰部近傍部位はランバーサポート部材18に後方より支持され、ランバーサポート部材18の全長に応じた深度以上には後方に沈み込まない。ランバーサポート部材18の両端部は、適宜の支持構造(図示せず)を介してバックアップ材122の左右の縦枠122a、122bに取着して支持させる。但し、ランバーサポート部材18の両端部を、左右の上フレーム要素141a、141bまたは下フレーム要素131a、131bに支持させることを妨げない。
以降、図7ないし図10を参照しつつ、ヘッドレストHに関して述べる。本実施形態の椅子のヘッドレストHは、着座者の頭部を支える支持面を構成する変形可能な頭部支持部5と、頭部支持部5の左右両側に存在して頭部支持部5よりも剛性を有する支桿部6とを具備し、支桿部6を介して椅子本体Cに連結するとともに、頭部支持部5の変形を通じて一方の支桿部6を他方の支桿部6に対して相対的に変位させ得るように構成したものである。本実施形態では、椅子本体Cにおける左右の上フレーム要素141a、141bが互いに独立に前後動することから、ヘッドレストHもまたこれら上フレーム要素141a、141bの動作に対応するべく可変形性を有している。
頭部支持部5は、例えば硬質樹脂製の心材を要素とする。この心材5は、保形性を有し側面視前方に膨出する湾曲面形状をなす薄板状の部材であり、所要部位に欠損部51を形成して可撓性、可変形性を補っているものである。本実施形態では、心材5の中間部において幅方向に延伸する複数本の欠損部51たるスリットを、上下方向の略全域に亘り分散させて穿設している。但し、心材5を貫通するスリット51ではなく、心材5を貫通しない有底溝とすることを妨げない。スリット51の外側端は、心材5の左右両側縁よりも内方で止まっていて、スリット51が到達していない心材5の左右両側端部はある程度以上の剛性が担保される。左右両側端部の下端部の背面側には、前方に凹む凹陥54を形成し、その底壁面に貫通孔55を穿っている。
加えて、心材5には、スリット51と交差する縦桟部52を設けてある。縦桟部52は、心材5の中心軸から左右に離間した複数箇所に配設している。縦桟部52は、心材5の上縁と下縁とを連絡するように直線的に延びている。縦桟部52の背面側には、補強のためのリブ(または、突条)53を形成しているが、このようなリブ53は必須ではない。縦桟部52によって分割されたスリット51は、側方に位置しているものが比較的短く、中央に位置しているものが比較的長くなる。換言すれば、心材5の側方では欠損部51の量が比較的少なく、中央では比較的多くなっていると言える。これにより、中央部位の可撓性が相対的に高められている。
支桿部6は、頭部支持部5とは別体をなす例えば金属製の連結部材を主体とする。連結部材6は、板金材を側面視略く字型をなすように成形した剛体の部材であって、下部を椅子本体Cに結着し、上部を心材5に結着するものである。連結部材6の下部には挿通孔61を穿ち、上部にはビス孔62を形成している。
ヘッドレストHの椅子本体Cへの取り付けについて説明する。本実施形態では、左右両側に一対の連結部材6を配し、一方を左方の上フレーム要素141aに、他方を右方の上フレーム要素141bにそれぞれ連結した上で、これら連結部材6によって心材5を支持させる。連結部材6の下部を上フレーム要素141a、141bに結着するにあたっては、先に述べたバックアップ材122の縦枠122a、122bを上フレーム要素141a、141bに止着する止着具191を利用する。即ち、連結部材6の下部を上フレーム要素141a、141bと縦枠122a、122bとの間に配置し、縦枠122a、122bの貫通孔122xに挿通した止着具191をそのまま連結部材6の下部の挿通孔61に挿通して、上フレーム要素141a、141bに形成しているナット孔141sに螺合緊締して止着する。また、連結部材6の上部を心材5に結着するにあたっては、連結部材6の上部を心材5の背面側に形成した凹陥54内に配置し、凹陥54の底壁面に穿っている貫通孔55にビス等の止着具195を前方より挿通して、連結部材6の上部のビス孔62に螺合緊締して止着する。
その上で、これら心材5及び連結部材6を、張地121によって被覆する。本実施形態では、張地121における、背フレーム11の上縁よりも上方に延出した最上部位をヘッドレストHの表皮として用いる。具体的には、張地121の最上部位を、ヘッドレストHの心材5の上縁に相当する高さ位置で後方に山折りし、前後に重なり合う部分の左右両側縁を縫合または溶着して下方に開口する袋状とする。次いで、その袋状の内側にヘッドレストHの心材5及び連結部材6を挿入した後、張地121を下方に張力をかけた状態で固定する。即ち、先に述べたブラケット121yを下フレーム13の剛性横架材132に固定し、並びに張地121の左右の縁端121xを縦枠122a、122bの外側端面の凹溝122zに嵌め入れて係止させる。さらに、張地121の最上端121s即ち袋状を形成するべく後方に折り曲げた部分の下端を、横枠122cの下端面に形成しておいた凹溝122sに嵌め入れて係止させる。しかる後、ヘッドレストHと背凭れ1との境界線近傍において、張地121の前後に重なり合う部分を縫合または溶着して袋を閉止する。
本実施形態によれば、椅子のヘッドレストHを、着座者の頭部を支える支持面を構成する変形可能な頭部支持部5と、頭部支持部5の左右両側に存在して頭部支持部5よりも剛性を有し椅子本体Cに連結して頭部支持部5を支持する支桿部6とを具備するものとし、頭部支持部5の変形を通じて一方の支桿部6を他方の支桿部6に対して相対的に変位させ得るようにしたため、椅子本体Cの変形動作に追随することが可能となる。
つまり、幅方向に離間させて配置した複数のフレーム要素141a、141bにより背凭れ面Sの上部を支持させた背凭れを具備し、その各フレーム要素141a、141bを互いに独立して前後動可能としている態様の椅子において、一方の支桿部6を一のフレーム要素141aに、他方の支桿部6を他のフレーム要素141bにそれぞれ連結することで、当該ヘッドレストHを椅子本体Cに連結している。また、これにより、ヘッドレストHの幅寸法を大きくとることができ、使用感の向上及び高級感の醸成にも奏効する。
幅方向に拡張しつつ可撓性を有する薄板状の心材を要素として頭部支持部5を構成しているため、ヘッドレストHの保形性に寄与し、かつ着座者の頭部をしっかりと支えることができるものとなる。
心材5の中間部に欠損部51を形成することにより中間部に可撓性をもたせながら左右両側端部の剛性を相対的に高めつつ、その左右両側端部を椅子本体Cに支持させる、即ち心材5の左右両側端部に支桿部6たる連結部材の一端を取着するようにしているため、必要十分な可撓性を担保しながら、ヘッドレストHの椅子本体Cに対する連結構造の強度を高めることができる。
頭部支持部5及び支桿部6を被覆する張地121が、椅子本体Cの背凭れにおいて背凭れ面Sを構成する張地121と共通化されているため、背凭れとヘッドレストHとが一体的であるような外観を与え、家具としての美観・格調を高めることができる。
また、本実施形態によれば、保形性を有し湾曲面形状をなす心材を要素として着座者の頭部を支える頭部支持部5を構成し、かつ心材5の所要部位に欠損部51を形成して可撓性、可変形性を補った椅子のヘッドレストHを構成したため、頭部を凭せかけたときのクッション性が付与され、好適な使用感を提供できる。
欠損部51として、幅方向に延伸する複数本のスリットまたは有底溝を形成しているため、着座者が頭部を凭せかけたときの感触を良化できる。
一方で、上下方向に延伸しスリット51(または、有底溝)と交差する縦桟部52を設けているため、張地121を上方より被せたときに心材5の外形が不用意に崩れてしまう不都合を回避できる。
ヘッドレストHの心材5は樹脂材料を用いた一体成形品であり、その心材5に張地121を被せてこれを被覆しているため、簡単な構造でありながら、家具としての美観・格調を高めることができる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、薄板状をなす心材5を要素として頭部支持部5を構成していたが、左右両側に離間して対をなす支桿部に可撓性及び伸縮性を有するネット、ベルトまたは多数本の線材等を架け渡すことによって頭部支持部を構成する態様を妨げない。
上記実施形態では、ヘッドレストHの頭部支持部5と支桿部6とが別体をなしていたが、両者を一体成形するということも考えられる。
図11に示すように、心材5の縦桟部52内にも欠損部56を形成し、縦桟部52の剛性を低下させるようにしてもよい。欠損部56は、上下方向に延伸しつつ心材5の上下寸法よりも短小なスリットまたは有底溝で、一つの縦桟部52に対して複数のスリット56等を部分的に配置している。これにより、心材5の変形特性をアレンジできる。
あるいは、図12に示すように、縦桟部52を横切る欠損部57を形成してもよい。この欠損部57は、幅方向に延伸するスリットまたは有底溝である。図示例では、縦桟部52を、心材52の中心軸上及び中心軸から左右に離間した複数箇所に配設しており、上記の欠損部57によってこれら縦桟部52を上下に複数に分断している。これにより、縦桟部52のみが局地的に固い感触を与えることを回避できる。
心材5に形成するスリット51または有底溝は、幅方向に延伸しているとは限られない。上下方向に延伸するスリットまたは有底溝を複数本形成することで、心材の可撓性を補うことも可能である。その場合、スリットまたは有底溝が、図13に示しているように心材5の上縁または下縁まで到達していてもよいし(スリットであれば、心材5を複数の部位に分割し、かつ上縁または下縁でそれら各部位を切り離した状態となる)、図14に示しているように心材5の上縁または下縁まで到達していなくともよい(スリットであれば、心材5の各部位が上縁及び下縁でつながっている状態となる)。上下方向に延伸するスリットまたは有底溝を形成することは、心材5の一部分だけを変形させるために有効である。翻って、上記実施形態の如く幅方向に延伸するスリット51または有底溝を形成するならば、心材5の全幅に亘って剛性が低下して全体的に変形し易くなる。
心材5の湾曲面形状は、側面視前方に膨出する形状には限定されない。側面視後方または平面視前方/後方に膨出する形状でもよいし、中央部分が四方の周縁部よりも前方/後方に膨出するような形状でもよい。
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態の椅子を示す斜視図。 同椅子の側面図。 同椅子の背面図。 同椅子のシンクロロッキング動作を示す側面図。 同椅子の上フレーム要素を後方に変位させた状態を示す側面図。 同椅子の背凭れ面変形動作を示す平面図。 同椅子の張地、支持体、ランバーサポート部材及びヘッドレストを示す要部分解斜視図。 同椅子のヘッドレストの心材及び連結部材を示す要部分解斜視図。 同椅子のヘッドレスト及び張地の取付構造を説明する要部平端面図。 同椅子のヘッドレスト及び張地の取付構造を説明する要部側断面図。 本発明の変形例の一を示す要部正面図。 本発明の変形例の一を示す要部正面図。 本発明の変形例の一を示す要部正面図。 本発明の変形例の一を示す要部正面図。
符号の説明
C…椅子本体
121…張地
141a、141b…フレーム要素(上フレーム要素)
H…ヘッドレスト
5…頭部支持部(心材)
51…欠損部(スリット)
52…縦桟部
56、57…欠損部(スリット)
6…支桿部(連結部材)

Claims (5)

  1. 着座者の頭部を支える支持面を構成する変形可能な頭部支持部と、
    頭部支持部の左右両側に存在して頭部支持部よりも剛性を有し、椅子本体に連結して頭部支持部を支持する支桿部とを具備してなり、
    頭部支持部の変形を通じて一方の支桿部が他方の支桿部に対して相対的に変位し得ることを特徴とする椅子のヘッドレスト。
  2. 前記椅子本体は、幅方向に離間させて配置した複数のフレーム要素により背凭れ面の上部を支持させた背凭れを具備し、その各フレーム要素を互いに独立して前後動可能としているものであって、
    一方の支桿部を一のフレーム要素に、他方の支桿部を他のフレーム要素にそれぞれ連結する請求項1記載の椅子のヘッドレスト。
  3. 頭部支持部は、幅方向に拡張しつつ可撓性を有する薄板状の心材を要素としてなる請求項1または2記載の椅子のヘッドレスト。
  4. 心材の中間部に欠損部を形成することにより中間部に可撓性をもたせながら左右両側端部の剛性を相対的に高めており、
    その左右両側端部に支桿部たる部材の一端を取着するようにしている請求項3記載の椅子のヘッドレスト。
  5. 頭部支持部及び支桿部を被覆する張地が、椅子本体の背凭れにおいて背凭れ面を構成する張地と共通化されている請求項1、2、3または4記載の椅子のヘッドレスト。
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