JP2007228097A - カメラサーバ、ネットワークカメラシステム、制御方法及びプログラム - Google Patents

カメラサーバ、ネットワークカメラシステム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】傾いて設置されたネットワークカメラの画像を、メカニカルな傾き補正手段を必要としないで、違和感の無い状態に傾き補正する。
【解決手段】ネットワークカメラにズーム手段と、数値演算処理による映像回転手段と、映像切り出し手段を設け、傾き補正角度に応じた量だけWIDE方向にズームさせて撮像し、得られる映像に対して数値演算処理による回転処理と、矩形領域の切り出し処理を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は、カメラの映像をネットワークを通して受信端末に配信するネットワークカメラシステム、カメラサーバ、制御方法及びプログラムに関する。
遠隔地の様子を、高価な設備を用いずに自在に監視する手段として、ネットワークカメラが近年注目されている。通常の放送用カメラであれば、映像の伝送に非常に大きな帯域を必要とするため、中継装置などの高価な放送設備が必要となる。ネットワークカメラでは、モーションJPEGやMPEG4などの映像圧縮技術を用い、低ビットレートで映像を伝送する。そのため、LANやインターネットなどの伝送帯域の低いネットワークを媒体として使用し、安価にシステムを構築することができる。
ネットワークカメラからの映像を受信し視聴する端末は、専用機でも良いが、PC上にインストールされたブラウザソフトや専用受信ソフトでも良く、このこともシステムを安価に構成できる一因となっている。
高機能なネットワークカメラでは、パン・チルト・ズーム機能を有し、ネットワークに接続された遠隔地の受信端末からそれらの機能を制御できるものがある。このような高機能タイプのネットワークカメラでは、視聴者が映像を確認しながら、受信端末に備わるユーザインタフェースを用いてパン・チルト・ズームを指示し、撮像範囲やズームをリアルタイムに変更することが可能である。
高機能タイプのネットワークカメラに備わるパン・チルト・ズームは便利な機能ではあるが、それだけでは十分でない場合がある。例えば地震など、何らからの原因により、設置したカメラの保持が傾いてしまった場合である。
正常な設置状態のときの撮像される映像を図2−1とする。カメラが図1のように、正面から見て右に角度θ傾いてしまった場合には、カメラが撮像する範囲は図2−2のようになる。この映像を表示端末で見ると、図2−3のように水平軸が傾いた映像になってしまう。
このような映像の傾きはパン・チルト・ズーム機能で補正できないため、視聴者は水平軸が傾いたままの映像を見なければならない。
カメラにメカニカルな傾き制御機能を搭載することにより、映像の傾きをなくすことができるが、そのような物理的機能を搭載することは、コストアップの大きな要因となり、カメラの価格が高価になってしまう。また、新たなメカ機能を格納するためのスペースが必要となり、カメラサイズが大きくなってしまう。
このような問題点を解決するために、以下のような発明が考案されている。
従来技術の一例では、カメラの映像に対して数値演算処理を施して映像を回転させ、傾きを補正した映像を作成する。
演算処理で映像を回転させた場合には、元の撮像エリアが傾いた矩形状エリアであるため、それを回転して得られるデータも、傾いた矩形状エリアのデータとなる。
このままでは映像データの圧縮符号化に適さないため、データを付加して矩形状態に変更してから、圧縮符号化してネットワークに送信することになる。
図3−1にこのような処理を行った場合の受信画像を示す。
この図を傾き補正前の図2−3と比較するとわかるように、矩形状態にするためデータを付加した部分が黒枠で表示されると共に、撮像データの部分も縮小表示されてしまう。
なお、MPEG4規格では、非矩形状のオブジェクトを圧縮符号化する方式もあるが、この場合にも受信側で矩形状の表示エリアに表示するために、受信端末上の表示映像は同じとなる。
このように黒枠が表示されるのを防ぐ方法として、撮像映像を回転処理した後にクリッピング処理し、得られた矩形状のエリアを圧縮符号化する方法もある。
図3−2に示す網掛け部分の映像が、クリッピング後に符号化送信される映像である。
この映像を受信端末上で画面サイズに合わせて表示すると、図3−3のような映像になる。
これを図2−3の傾き補正無しの図と比較するとわかるように、表示される撮像範囲が狭くなり、しかも見かけ上拡大されて表示されてしまう。
このような拡大・縮小の度合いや、クリッピングの度合いは回転角度によって異なってくるため、視聴者がユーザインタフェース操作により、リアルタイムに回転角を変更する場合には特に、表示に違和感を生じてしまう。
本発明の目的は、メカニカルな補正手段を必要としないで、かつ、あたかも映像受信者の指示に従って、カメラな傾きを物理的に補正したかのような、違和感を感ずることの無い映像を作成することにある。
本発明のカメラサーバは、カメラからの入力映像信号を符号化し、映像データをネットワークに接続されているクライアント端末に送信するカメラサーバであって、クライアント端末からのカメラ制御指示に従って、前記カメラのズーム動作を行うズーム手段と、前記クライアント端末からの回転制御指示に従って、数値演算処理を施して映像を回転させる回転手段と、前記映像の回転角度に応じた前記カメラのズーム量を決定する手段とを含み、前記クライアント端末からの回転指示に応じたズーム量だけ前記カメラをズームさせる。
本発明のネットワークカメラシステムは、カメラからの入力映像信号を符号化し、映像データをネットワークに接続されているクライアント端末に送信するカメラサーバであって、クライアント端末からのカメラ制御指示に従って、前記カメラのズーム動作を行うズーム制御手段と、前記クライアント端末からの回転制御指示に従って、数値演算処理を施して映像を回転させる手段とを備えたカメラサーバと、前記カメラサーバにネットワークを介して接続し、前記カメラサーバに前記カメラ制御指示を送り、前記カメラサーバからの映像データを受信して映像を表示するクライアント端末であって、ユーザからの回転指示入力を受け付ける手段と、回転制御指示を前記カメラサーバに送信する手段と、ズーム制御指示を前記カメラサーバに送信する手段と、回転指示角度に応じたズーム移動量を計算する手段とを備えたクライアント端末とを含む。
本発明のカメラサーバは、カメラからの入力映像信号を符号化し、映像データをネットワークに接続されているクライアント端末に送信するカメラサーバであって、前記カメラのズーム動作を行うズーム制御手段と、前記カメラの傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と、数値演算処理を施して映像を回転させる映像回転手段と、前記傾斜検知手段が検知した傾斜角度情報に応じたズーム移動量を計算する手段とを含む。
本発明の制御方法は、カメラからの入力映像データをネットワークを介してクライアント端末に送信するカメラサーバにおける制御方法であって、記クライアント端末からのカメラ制御指示に従って、前記カメラのズーム動作を行うズーム工程と、像の回転角度に応じた前記カメラのズーム量を決定する工程とを含む。
本発明のプログラムは、上記制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、傾いて設置したネットワークカメラの画像を、メカニカル傾き補正手段無しで、傾きを補正できる。受信端末上で映像を確認しながら、傾きの補正が可能となる。その場合に、回転によって撮像範囲が変わったり、表示の縮尺が変わってしまうようなことが無く、違和感を感ずることの無い自然な映像を表示できる。
数値演算処理による傾き補正で表示に違和感が生じてしまうのは、カメラをメカニカルに傾き補正した場合と同じエリアを撮像できていないことによる。
本発明では、傾き補正角度に応じたカメラのズーム量を計算し、その分だけWIDE方向にズーム制御することにより、矩形表示に必要な撮像エリアをカバーする。
以下、上記に説明した原理に基づいて本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、受信端末からネットワークカメラへ回転指示のみを送信し、カメラは受信した回転指示角度に応じて、傾き補正演算処理を行うとともにWIDE方向へのズームを行う。
図5に本発明の実施形態にかかわるネットワークカメラ部のブロック構成図を示す。
被写体からの光はレンズユニット101を通ってCCD103に到達する。
CCD103はタイミング発生器(TG)106から供給されるCCD駆動信号に従って動作し、 レンズユニット101からの入力光を光電変換し、CCD信号を発生する。発生されたCCD信号は、CDS/AGC部104により二重相関サンプリングとゲイン調整がなされる。
その後、A/D変換器105でデジタルデータに変換される。
同期信号発生器(SSG)107は所定の水平、垂直同期信号を発生し、タイミング信号発生器(TG)106に供給する。
TG(106)はまた、CDS/AGC104部に対してサンプルホールドタイミング信号を供給し、A/D変換器105に対してA/D変換タイミング信号を供給する。
信号処理部108はデジタルデータを入力し、SSG(同期信号発生器)107から供給されるクロック信号およびタイミング信号に従ってデジタル信号処理され、輝度成分と色差成分からなる映像データに変換されて画像変換部110に送られる。
画像変換部110では、演算処理により画像の回転や切り出し、あるいは付加データの追加などを行って画像を整えた後に圧縮・符号化部111に送る。
圧縮・符号化部111では、映像信号をJPEGアルゴリズムにより圧縮し、ネットワークに伝送するための所定のヘッダ情報を付加して、パケット化/デパケット化112に送る。
パケット化/デパケット化112では、データをLANに送るのに適したパケット形式に変換してLANi/f113に送り、LANi/f113からLAN209にパケットとして映像データが送出される。
システム制御部109は、画像変換部110、圧縮符号化部111、パケット化/デパケット化部112を制御し所望の動作を行わせる。
システム制御部109はまた、ネットワーク上の受信端末からの制御コマンドをLANi/f113から受信し、パケット化/デパケット化部112を通して得られたコマンドを解釈する。
コマンドがズームレンズ制御コマンドであればレンズ部駆動回路102を制御し、レンズ駆動制御部102は、レンズユニット101に駆動信号を供給して、レンズ部のズーム動作、フォーカス動作、およびアイリス動作を制御し、所望の動作を行う。
コマンドがパン・チルト制御コマンドであれば、モータ駆動制御116を制御してパンモータ114およびチルトモータ115に所望の動作をさせる。
図6にシステム構成図を示す。601、602、603はネットワーク607に接続された本発明のネットワークカメラであり、物理的なパン・チルト・ズーム機能と演算処理による映像回転機能を有する。
604、605はネットワーク607に接続された映像受信端末で、ネットワークカメラと通信を行い、ネットワークカメラからの映像データを受信して画面に表示する。それと共に、画面上に表示されたユーザインタフェースをユーザが操作することにより、ネットワークカメラに対して、パン、チルト、ズーム、回転などの支持を送信する。
図7は、映像受信端末604、605に表示されるユーザインタフェースの一例である。
701はあらかじめ登録されているカメラリストの中から接続するカメラを選択するカメラ選択用リストボックス、702は接続されたカメラから受信する映像を表示する映像表示エリアである。703はカメラの占有的な制御件を取得するための制御件取得ボタン、704はカメラにパン動作指示を送るためのスライドバー、705はチルト動作指示を送るためのスライドバーである。706はズーム指示用スライドバー、707はカメラに映像の回転を指示するためのスライドバーである。
始めに、映像の回転とWIDE方向へのズームとを組み合わせることにより、違和感の無い映像を得られる原理について簡単に説明する。
図4−1はカメラのズームを、傾き補正角度から所定の計算方法により求めた量だけ、WIDE方向に移動した場合の撮像エリアを示している。
この状態で撮像した映像を数値演算処理により角度θ反時計回りに回転させると、図4−2のような映像が得られる。
この映像から、元の映像と同じ縦横比率で矩形エリアを切り出すと、図中で網点をかけたエリアが切り出される。
この部分を圧縮・符号化して受信端末に送信する。受信端末では、受信した映像を適宜拡大処理して、表示エリアのサイズに合わせて表示するため、図4−3のような受信映像が表示される。
これを図2−1の正常に設置した状態で撮像された図と比較してみれば、両者に相違が無いことがわかる。
次に、上記のような違和感の無い映像を得るためのズーム移動量を計算する方法を、図4−4を用いて説明する。
カメラ設置の傾き角度をθ、WIDE方向にズームした撮像範囲の縦方向の長さをA、その映像を回転及び切り出し処理した後の縦方向の長さをB、撮像範囲の縦横比率を1対Rとする。
この場合、切り出した後に得られる撮像範囲が、WIDE方向へズームする前の撮像範囲と同じであれば良いのだから、求めるズーム倍率は B/A となる。
ここで、
Bcosθ + RBsinθ = A
が成り立つ。従って、ズーム倍率は、
B/A = 1 / (cosθ + Rsinθ)
で計算できる。
例えば、縦横比が3:4、傾き角度30°のときは、
1/(cos30 + (4/3)sin30) を計算して、約60%に縮小すれば良い。
以上に説明した原理に従って、ユーザが受信端末604を操作してネットワークカメラ701と接続して映像を受信し、映像の傾きを補正するために回転指示をカメラに送る場合の、ネットワークカメラ701の動作について説明する。
ユーザはカメラ選択用リストボックス701を操作して、カメラ701を選択する。
受信端末604からカメラ701に接続要求が送られ、ネットワークカメラは要求を受け付けて映像を受信端末604に送信する。
端末604で受信した映像は映像表示部702に表示される。
映像を見たユーザは、カメラの傾きに気づき、スライドバー707を操作して、映像回転を指示し、端末604からカメラ601に映像回転コマンドが送信される。
図8は本発明のネットワークカメラが映像回転コマンドを受信する場合の処理を説明するフローである。
回転コマンドを受信すると(S801)、指示された回転角度から、すでに説明した所定の計算方法に従って、必要なズーム操作倍率を計算する(S802)。
その後、現在のズーム位置を調べる。ズームレンズの位置がすでにWIDE端に達していれば(S803)、適切な回転操作ができないことを示す警告メッセージを端末604に送信し(S804)、処理を終了する。
WIDE端にいなければ、内部に保有するズームユニットの制御テーブルを参照し、現在のズーム位置からWIDE方向へのズーム動作を始めて、ステップS802で求めた倍率までズーム可能かを調べる(S804)。
可能であれば、ステップS806に進み、目標位置までのズーム操作を開始する。
可能でなければ、ズーム可能な範囲にズーム操作量を補正してから(S805)、ズーム操作を開始する(S806)。
ズーム操作を開始してからレンズが目標位置まで到達するまでにはある程度の時間を要する。
その間に、現在のズーム位置を調べ、ズーム位置に応じた角度で映像の回転処理を行う(S808)。
回転処理が行われた映像は、随時ネットワークを介して端末604に送信される。ズームレンズが目標位置まで到達したら(S807)、ズーム制御を停止する(S809)。
その後、目標回転各に到達したかを調べ(S810)、到達していれば回転コマンド受信処理を終了する。到達していなければ、回転未達成の警告メッセージを送信し処理を終了する(S804)。
ここで、ステップS808の映像回転処理については、従来技術による数値演算を用いた画像処理であるため、詳しい説明は省略した。
以上の処理によって、WIDE方向へのズームを行いながら回転処理が行われるため、映像受信端末では、あたかも物理的にカメラの傾きを補正したかのような自然な映像を表示することができる。
受信端末から回転指示が連続的に送られる場合にも、図8のフローを繰り返すことにより処理が行えるため、ユーザは回転指示のフィードバックを受信映像で確認しながら、好みの程度まで傾きを補正することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、ユーザからの回転指示を受けた受信端末で、回転指示角度に応じて、映像回転指示とズーム指示をカメラに送信する。
第2の実施形態におけるネットワークカメラのブロック構成は図5に示す第1の実施形態におけるブロック構成と同じである。
また、システム構成は図6に示したものと同じであるが、ユーザからの回転指示を受けた場合の処理が、ネットワークカメラ601、602、603、映像受信端末604、605でそれぞれ異なる。
すなわち、第2の実施形態ではネットワークカメラ601、602、603は回転指示コマンドを受信したときに、映像の回転のみを行う。
また、受信端末604、605の処理は、ユーザからの回転指示を受けたとき場合に、回転コマンドを送信するのみならず、指示角度に応じた程度のWIDE方向へのズームコマンドを送信する。
図9は映像受信端末601がユーザから回転指示を受け付ける場合の処理をフローに示したものである。
カメラ選択リストボックス701から接続するカメラ601をユーザが選択すると、カメラに接続が開始され、受信映像が表示される。
ネットワークカメラ701からの受信映像を見たユーザは、カメラの傾きに気づき、カメラの制御開始ボタン703を押し、カメラ制御開始コマンドがカメラに送信される。
他のユーザがカメラをコントロールしていなければカメラから肯定レスポンスが返り、制御件が取得される。
最初にカメラ601の制御権を取得した場合に、カメラに問い合わせコマンドを送信し、カメラのズーム可能範囲情報を取得する(S902)。
ユーザはしてスライドバー707を操作して、映像回転を指示する。受信端末704は映像回転の指示を受け付けて(S903)、回転指示角度からWIDE方向へのズーム操作倍率を計算する(S904)。
カメラに問い合わせコマンドを送信して、現在のズーム位置を取得する(S905)。
取得した現在位置とあらかじめ取得しておいたズーム可能範囲情報とを比較する(S906)。すでにWIDE端にいる場合には、回転単独コマンドをカメラに送信する(S918)。
WIDE端でなければ、計算した倍率までズーム可能かを調べる(S907)。
可能でない場合には、可能な範囲内にズーム量を補正する(S908)。可能であれば、そのままステップ(S909)に進む。
映像の回転とカメラのWIDE方向へのズーム動作をなめらかに同期させるために、回転角度を微小ステップづつに分割し(S909)、微小ステップ分のズーム移動量を計算する(S910)。
微小ステップ分の回転コマンドをカメラに送信し(S911)、続いて微小ステップ分のズーム移動コマンドをカメラに送信し(S912)、ズーム完了を待つ(S913)。カメラからズーム完了を受信すると、分割した微小ステップを全て送信したか調べる(S914)。
まだ残りの角度があれば、ステップS910に戻り、カメラの回転とズーム制御処理を続ける。
残りの角度が無ければ、カメラに問い合わせコマンドを送信して、現在の映像回転角度を取得し(S915)、取得した回転角度をユーザ入力が受け付けた指示角度と比較する(S916)。指示角度まで回転されていれば処理を終了する。
角度が足りなければ、不足分の角度を計算し(S917)、映像回転単独コマンドを送信する(S918)。
カメラは回転単独コマンドを受信して、数値演算処理により映像の回転処理を行い、回転後の映像を送信する。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、カメラに傾き検知手段を設け、受信端末からの指示無しで、カメラが傾き補正演算処理とズーム処理をリアルタイムに行う。
第3の実施形態におけるネットワークカメラのブロック構成は図11に示す。
第1の実施形態におけるブロック構成(図5)と比較して、傾斜角度検知手段117が追加され、システム制御部に接続されている。
なお、システム構成は図6に示したものと同じである。
カメラと受信端末が既に接続されている状態で、カメラが傾いた場合のフローを、図10を用いて説明する。
カメラは傾斜角度検知手段により、傾斜角度情報を取得する(S1001)。
傾斜角度が所定のスレッシュホルドを超えているか比較する(S1002)。
スレッシュホルド以内である場合には、傾き補正は行わない。スレッシュホルドを超えている場合には、傾き補正処理に進む。
取得した傾斜角度から、その角度の補正に必要なズーム倍率を計算する(S1003)。
現在のズーム位置を調べ(S1004)、既にWIDE端であれば傾斜警告メッセージを受信端末に送信し(S1013)、処理を終了する。
WIDE端でなければ、回転補正余地があるので次の処理に進み、所望の倍率までWIDE方向へのズームが可能か調べる。
可能であれば、そのままステップ(S1007)に進む。
所望の倍率まではズームできなれば、可能な範囲内に設定ズーム量を補正する(S1006)。
WIDE方向へのズーム動作を開始する(S1007)。
ここで、第1,第2の実施形態では、位置指定でズーム動作を行ったのに対して、本実施形態では、ズーム中にも細かい回転制御を行うために、位置指定ではないズーム開始操作を行う。
現在のズーム位置が目標ズーム位置に到達したか否かを調べる(S1008)。
到達していなければ、現在のズーム位置の応じた角度で映像の回転処理を行う。目標位置に到達していればズームを停止し(S1010)、ズームの最終停止位置応じた角度で映像を回転処理する(S1011)。
映像の回転角度が目標角度に達したか否かを調べ、目標角度に達していれば処理を終了する。
達していなければ、傾斜警告メッセージを送信し(S1013)、処理を終了する。
以上、本発明の3つの実施形態について説明した。
説明の中で受信端末と示したものは、専用機であっても、PC上にアプリケーションを動作させる形態であってもよい。
なお、本実施形態における図8、図9及び図10の一連のステップのプログラムコード等は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム、及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明の実施形態に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、以下のものを用いることができる。即ち、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)である。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
ネットワークカメラを角度θ傾いて設置した状態を示す図である。 正常に設置した状態で撮像される範囲を示す図である。 傾いて設置した状態の撮像範囲を示す図である。 受信端末の表示画面に表示される映像を示す図である。 従来技術による映像回転処理後の受信画像を示す図である。 映像回転処理後に切り出した画像を示す図である。 映像観点処理後に画像を切り出した場合の受信画像を示す図である。 B/Aに縮小されるようにWIDE方向へズームした場合の撮像範囲を示す図である。 ズーム後に回転処理し、切り出した画像を示す図である。 ズーム後に回転処理し、切り出した画像の受信画像を示す図である。 角度θ回転する場合のズーム倍率の計算を示す図である。 第1の実施形態及び第2の実施形態におけるネットワークカメラのブロック構成図である。 システム全体の構成図である。 受信端末上に表示されるユーザインタフェースを示す図である。 第1の実施形態におけるネットワークカメラの処理を示すフロー図である。 第2の実施形態における受信端末の処理を示すフロー図である。 第3の実施形態におけるネットワークカメラの処理を示すフロー図である。 第3の実施形態におけるネットワークカメラのブロック構成図である。
符号の説明
100 ネットワークカメラ
101 レンズユニット
102 レンズユニットの駆動制御部
103 CCD
104 CDS/AGC
105 ビデオA/D
106 タイミング信号発生器(TG)
107 同期信号発生器(SSG)
108 信号処理部
109 システム制御部
110 画像変換部
111 圧縮・符号化部
112 パケット化/デパケット化部
113 LANインタフェース
114 パン用モータ
115 チルト用モータ
116 モータ駆動制御部
117 傾斜角度検知部
200 LAN
601、602、603 ネットワークカメラ
604、605 映像受信端末
606 ネットワーク
700 受信端末上のユーザインタフェース
701 カメラ選択リストボックス
702 受信映像表示部
703 カメラ制御開始ボタン
704 チルト制御スライドバー
705 パン制御スライドバー
706 ズーム制御スライドバー
707 回点制御スライドバー

Claims (5)

  1. カメラからの入力映像信号を符号化し、映像データをネットワークに接続されているクライアント端末に送信するカメラサーバであって、
    クライアント端末からのカメラ制御指示に従って、前記カメラのズーム動作を行うズーム手段と、
    前記クライアント端末からの回転制御指示に従って、数値演算処理を施して映像を回転させる回転手段と、
    前記映像の回転角度に応じた前記カメラのズーム量を決定する手段と
    を含み、
    前記クライアント端末からの回転指示に応じたズーム量だけ前記カメラをズームさせることを特徴とするカメラサーバ。
  2. カメラからの入力映像信号を符号化し、映像データをネットワークに接続されているクライアント端末に送信するカメラサーバであって、
    クライアント端末からのカメラ制御指示に従って、前記カメラのズーム動作を行うズーム制御手段と、
    前記クライアント端末からの回転制御指示に従って、数値演算処理を施して映像を回転させる手段と
    を備えたカメラサーバと、
    前記カメラサーバにネットワークを介して接続し、前記カメラサーバに前記カメラ制御指示を送り、前記カメラサーバからの映像データを受信して映像を表示するクライアント端末であって、
    ユーザからの回転指示入力を受け付ける手段と、
    回転制御指示を前記カメラサーバに送信する手段と、
    ズーム制御指示を前記カメラサーバに送信する手段と、
    回転指示角度に応じたズーム移動量を計算する手段と
    を備えたクライアント端末と
    を含むことを特徴とするネットワークカメラシステム。
  3. カメラからの入力映像信号を符号化し、映像データをネットワークに接続されているクライアント端末に送信するカメラサーバであって、
    前記カメラのズーム動作を行うズーム制御手段と、
    前記カメラの傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と、
    数値演算処理を施して映像を回転させる映像回転手段と、
    前記傾斜検知手段が検知した傾斜角度情報に応じたズーム移動量を計算する手段と
    を含むことを特徴とするカメラサーバ。
  4. カメラからの入力映像データをネットワークを介してクライアント端末に送信するカメラサーバにおける制御方法であって、
    前記クライアント端末からのカメラ制御指示に従って、前記カメラのズーム動作を行うズーム工程と、
    映像の回転角度に応じた前記カメラのズーム量を決定する工程と
    を含むことを特徴とする制御方法。
  5. 請求項4に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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