JP2007224761A - 送風機およびこの送風機を搭載した冷却ユニット - Google Patents

送風機およびこの送風機を搭載した冷却ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】送風機を筐体に直接取り付けても、長寿命を保証することのできる送風機およびこの送風機を搭載した、薄型化および小型化を実現した冷却ユニットを提供すること。
【解決手段】インペラ部5のボス部51とモータ部4の回転体10におけるロータハブ12との軸線方向の間には、円環形状の断熱材15が配置されている。そしてロータハブ12に固定され、軸受部20に回転自在に支持されるシャフト11とボス部51とは非接触であり、且つ軸線方向に間隙が設けられる。この構造により、インペラ部5から軸受部20への伝熱経路を長くすることができ、且つその経路の間に断熱材15を介在させるので、軸受部20へ伝わる熱量を抑えることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、送風機およびこの送風機を搭載した筐体内に存在する発熱体を冷却する冷却ユニットに関する。
従来から発熱体を収容した密閉の筐体を冷却するために、筐体の一部の外壁に送風機が取り付けられる構造が採用されている(このような従来の構造として、例えば、特許文献1参照)。
特開2002−246781号公報
しかしながら、筐体の一部に直接送風機を取り付けてしまうと、筐体内の熱が送風機の軸受部に直接伝わってしまう。そのため、軸受寿命を低下させてしまう問題が生じていた。特に送風機の軸受部が含油焼結体である場合には、筐体内の熱によって、含油焼結体の油が蒸発してしまう可能性がある。
また筐体内からの伝熱を防ぐために送風機のインペラを筐体の外側に配置する構造を採用すると、送風機の高さの分だけ筐体から突出するので、筐体全体を薄型化および小型化を図ることが困難であった。
本発明は、上記問題に鑑み、なされたものであり、その目的とするところは、送風機を筐体に直接取り付けても、長寿命を保証することのできる送風機およびこの送風機を搭載した、薄型化および小型化を実現した冷却ユニットを提供することである。
本発明の請求項1によれば、回転軸の周りを回転するロータマグネットを有する、回転体、前記ロータマグネットと対向する面を有する、ステータ、および、前記回転体を回転自在に支持する、軸受部を有するモータ部と、前記回転軸の周りを前記回転体と一体となって回転し、複数の羽根を有するインペラ部とを備える送風機であって、前記モータ部における前記回転体は、前記回転軸と同軸となるシャフトと、該シャフトに固定され、前記ロータマグネットを保持するロータハブとを有し、前記インペラ部は前記ロータハブに固定され、前記シャフトの軸線方向上端面と前記インペラ部との間に間隙が設けられることを特徴とする。
本発明の請求項1に従えば、シャフトとインペラ部とが直接接触していないことより、インペラ部から直接シャフトへ伝熱することを防ぐことができる。したがって、送風機を高温環境下にて使用したとしても、インペラ部からシャフトへの伝熱はロータハブを介すことにより伝熱経路を長くすることができる。したがって、シャフトの高熱化を防ぐことができ、シャフトを介しての軸受部への伝熱量を抑えることができる。これにより、軸受寿命の長い送風機を提供することができる。その上、高温環境下においても軸受寿命に関して信頼性の高い送風機を提供することができる。
本発明の請求項2によれば、請求項1に係わり、前記インペラ部は金属材料を塑性加工によって成形されたことを特徴とする。
本発明の請求項2に従えば、インペラ部を金属材料にて形成することによって、送風機を約200度の高温環境下に配置したとしても塑性変形を抑えることができる。またインペラ部を塑性加工にて成形することにより、インペラ部の製造コストを大幅に抑えることができる。
本発明の請求項3によれば、請求項1および請求項2のいずれかに係わり、前記インペラ部は、前記回転軸付近に形成され、軸線方向上側に略円錐形状の突起部を有するボス部と、該ボス部の外周側に形成され、前記羽根を保持する羽根保持部とを有し、前記ボス部の板厚は、前記羽根保持部の板厚より厚いことを特徴とする
本発明の請求項3に従えば、ボス部の板厚を羽根保持部の板厚より厚くすることにより、ボス部にて他の部材との固定部材による固定を行うことができる。
本発明の請求項4によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに係わり、前記インペラ部と、前記ロータハブの上面との軸線方向間には断熱材が固定されており、前記インペラ部および前記ロータハブとは非接触であることを特徴とする。
本発明の請求項4に従えば、ロータハブとインペラ部との軸線方向の間に断熱材を挟むことにより、インペラ部からロータハブへの伝熱を断熱材にて防ぐことができる。したがって、ロータハブからシャフトへの伝熱量を抑えることができ、シャフトから軸受部への伝熱量も抑えることができる。したがって、軸受部の寿命の低下を抑えることができる。
本発明の請求項5によれば、請求項4に係わり、前記断熱材は、樹脂材料であることを特徴とする。
本発明の請求項5に従えば、樹脂材料は金属と比較して大幅な断熱効果を有しているので断熱材として適用することは望ましい。したがって、インペラ部から軸受部への伝熱を効率よく防ぐことができる。
本発明の請求項6によれば、請求項4および請求項5のいずれかに係わり、前記インペラ部と前記断熱材と前記ロータハブとは樹脂材料の固定部材にて固定されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に従えば、インペラ部と断熱材とロータハブとの固定する固定部材はインペラ部からロータハブに直結するので、樹脂材料にて断熱効果を向上させることにより、インペラ部からロータハブへの伝熱量を抑えることができる。
本発明の請求項7によれば、請求項6に係わり、前記固定部材は、ネジであることを特徴とする。
本発明の請求項7に従えば、樹脂材料のネジにてロータハブに羅着することにより、インペラ部とロータハブとの固定を確実に行うことができる。したがって信頼性の高い送風機を提供することができる。
本発明の請求項8によれば、請求項1および請求項2のいずれかに係わり、前記インペラ部は、前記回転軸付近に形成され、上面中央部に軸線方向上側に略円錐形状の突部を有する略円筒形状のボス部と、該ボス部の円筒部側面に形成され、前記羽根を保持する羽根保持部とを有し、前記ロータハブの上面と前記ボス部の下面との間には、略円環形状の断熱材が固定され、前記ロータハブは前記断熱材の内周面と嵌合する上面円筒部が設けられ、前記ボス部の前記円筒部の内周面と前記断熱材の外周面とは嵌合されることを特徴とする。
本発明の請求項8に従えば、ロータハブの上面円筒部の外周面と断熱材の内周面とを嵌合することにより、ロータハブの中心と断熱材の中心とを一致させることができる。さらに断熱材の外周面とボス部の内周面とを嵌合させることにより、断熱材の中心とボス部の中心とを一致させることができる。したがって、ロータハブの中心とボス部の中心とを一致させることができる。その結果、ロータハブとボス部を介したインペラ部との中心が精度良く一致しているので、回転体の振れ回りが小さくなり、軸受部に負担の少ない送風機を提供することができる。
本発明の請求項9によれば、請求項1乃至請求項8のいずれかに係わり、前記軸受部は、前記シャフトを回転自在に受ける、油を浸した焼結体にて形成された略円筒形状のスリーブと、該スリーブを外周側から保持するハウジングと、前記スリーブと前記ハウジングとの間に配置され、前記スリーブの外周面と当接することによって前記スリーブに油を補給する補油部材とを有することを特徴とする
本発明の請求項9に従えば、軸受部に補油部材を使用することによって、すべり軸受の寿命を大幅に延長することができる。特に高温環境下に使用するモータおよび送風機に関しては、油の蒸発が激しいので、補油部材を介在させることによって寿命の信頼性を向上させることができる。
本発明の請求項10によれば、請求項1乃至請求項9のいずれかに係わり、前記送風機は、前記ロータマグネットより軸線方向下側に位置し、前記軸受部に固定される取付板と、前記取付板に固定される回路基板と、前記取付板の少なくとも一部を収容し、且つ、前記ロータマグネットの少なくとも一部を外囲する軸線方向上側に開口する略カップ形状の取付筐体とを有し、前記取付筐体は、前記取付板に固定されることを特徴とする。
本発明の請求項10に従えば、取付筐体が取付板に固定されることにより、取付筺体が直接軸受部に固定する場合と比較して、軸受部への伝熱経路を長くすることができる。
本発明の請求項11によれば、請求項10に係わり、前記回路基板は、前記取付板の軸線方向下側に固定され、前記取付筐体の底面部における前記回路基板の対応部には、前記回路基板を露出する基板露出開口部が形成されることを特徴とする。
本発明の請求項11に従えば、取付筺体に基板露出開口部を形成することにより、回路基板での発熱を取付筺体内に閉じ込めることなく、外部へ放熱することができる。したがって、回路基板での発熱を軸受部へ伝熱させることを防ぐことができる。
本発明の請求項12によれば、請求項10および請求項11のいずれかに係わり、 前記取付筐体の底面部の一部には、開口穴が形成され、前記開口穴には、前記軸受部の少なくとも一部が挿通されることを特徴とする。
本発明の請求項12に従えば、取付筺体の底面部の開口穴と軸受部が挿通されることにより、軸受部の底面部が外部に露出する。したがって、軸受部の底面部は外部の空気によって冷却することができる。したがって、軸受部の放熱性が向上し、軸受部の寿命の低下を防ぐことができる。
本発明の請求項13によれば、冷却ユニットは、発熱体と、該発熱体を密閉する筐体と、該筐体に取り付けられ、前記発熱体を冷却する送風機と、を有する冷却ユニットであって、前記送風機は、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の送風機であり、前記インペラ部の少なくとも一部は、前記筐体内に配置されることを特徴とする。
本発明の請求項13に従えば、筺体内にインペラ部の一部を収容させることにより、送風機全部を筺体外部に配置する必要がなくなる。したがって、筺体の小型化、薄型化を図ることができる。
本発明の請求項14によれば、請求項13に係わり、前記筐体の前記送風機が取り付けられる一面は前記送風機を取り付ける開口部が形成され、前記インペラ部の前記プレートの少なくとも一部は、前記開口部内に収容されていることを特徴とする
本発明の請求項14に従えば、インペラ部のプレートの一部が筺体の開口部内に収容されることにより、筺体内のインペラ部が占める部分をその分だけ減らすことができるので筺体の小型化、薄型化を図ることができる。
本発明の請求項15によれば、請求項14に係わり、前記開口部の径は、前記ロータハブの外径よりも大きく前記インペラ部の外径よりも小さく形成されることを特徴とする。
本発明の請求項15に従えば、開口部の径をインペラ部の外径より小さくすることにより、筺体内の壁にてインペラ部を覆うケースの一部を形成することができる。さらに開口部の径をロータハブの内径よりも大きくすることにより、ロータハブの一部を開口部に収容することができる。したがって、筺体の小型化、薄型化を図ることができる。
本発明の請求項16によれば、請求項13乃至請求項16のいずれかに係わり、前記インペラ部の前記プレートと前記取付筐体の円筒部の上端面との軸線方向には間隙を有し、前記間隙には、断熱材が配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項16に従えば、インペラ部のプレートと取付筺体の円筒部の上端面との間に形成される間隙に断熱材を配置することにより、筺体内の高温の熱のモータ部への侵入を防ぐことができる。
本発明の請求項17によれば、請求項16に係わり、前記断熱材は繊維材料にて形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項17に従えば、インペラ部のプレートと取付筐体の円筒部の上端面との間に配置される断熱材を繊維材料にて成形することにより、断熱材が回転するインペラ部に接触したとしても、断熱材の破損を防止することができる。
本発明の請求項18によれば、請求項13乃至請求項17のいずれかに係わり、前記取付筐体の前記円筒部には、前記筐体と取り付けるための径方向延出部が形成され、前記円筒部は、前記開口部と径方向に重なり、前記円筒部の外周面と、前記開口部の内周面とすきま嵌めされることを特徴とする。
本発明の請求項18に従えば、取付筐体の円筒部が筺体の開口部とすきま嵌めされることにより、取付筺体の円筒部の中心と筺体の開口部の中心とを一致させることができる。また径方向延出部が筺体の開口部の周縁と当接することにより、取付筺体と筺体との軸線方向の位置決めを容易に行うことができる。
本発明の請求項19によれば、回転軸の周りを回転するインペラおよびロータマグネットを含む回転体と、前記ロータマグネットと対向する面を有するステータと、前記回転体を回転自在に支持する軸受機構と、前記ロータマグネットより軸線方向下側に配置され、該軸受機構と固定される、回路基板を含む取付板と、前記取付板を収容し、前記ロータマグネットの少なくとも一部を外囲する軸線方向上側に開口する取付筐体と、前記取付筐体と固定され、前記回転体の一部を挿通する開口部を有し、他部材に搭載する板状部材と、を備える送風機の製造方法であって、
a)前記軸受機構に前記取付板および前記ステータを固定する工程と、
b)前記取付筐体および前記取付板を固定する工程と、
c)前記板状部材に前記取付筐体を固定する工程と、
d)前記回転体を前記軸受機構に挿通する工程と、
を含み、前記d)工程は、前記c)工程の後に行われることを特徴とする。
本発明の請求項20によれば、前記板状部材の開口部の径は、前記ロータハブの外径よりも大きく前記インペラ部の外径よりも小さく形成され、前記板状部材は、前記インペラ部と前記取付筐体との軸線方向の間隙に配置されることを特徴とする。
本発明の請求項19および請求項20に従えば、開口部の径をインペラ部の外径より小さくする形成することにより、インペラ部の径に係わらず開口部の径を設定することができる。したがって、開口部の周縁に取付けられる取付筺体の円筒部および径方向延出部に合わせた径の開口部を形成することができる。
本発明に従えば、送風機を筐体に直接取り付けても、長寿命を保証することのできる送風機およびこの送風機を搭載した冷却ユニットを提供することができる。
また本発明に従えば、冷却ユニットの薄型化および小型化を図ることができる。
<冷却ユニット構造>
本発明に係わる冷却ユニットの構造について図1を参照して説明する。図1は冷却ユニットの内部を示す模式図である。
図1を参照して、六方からの外壁によって外囲された筐体1は発熱体2が収容されている。また筐体1の外壁1aの一面には、送風機3が取り付けられる。ここで、送風機3は、モータ部4とインペラ部5とモータ部4を外壁に取り付ける筐体取付板6とから構成される。そしてインペラ部5は、筐体1の内部に収容される。また筺体1の内部に位置するインペラ部5には、筺体1内に吸気口7aを設けた遠心送風機用流路を形成するケース7が外壁1aとともにインペラ部5を外囲するように外壁1aに取付けられる。そしてケース7の吹き出し口7bより発熱体2への空気の流路を確保する発熱体案内部8が形成されている。送風機3によってケース7の吹き出し口7bより吹き出した空気は、発熱体案内部8を通り、発熱体2に空気を衝突させて発熱体2を冷却する。ここで、このような外壁1aを挟んでモータ部4およびインペラ部5を取付ける送風機3のような構造では、特に筺体1内の完全密閉を目的とする場合においては、筺体1の外部からの空気を取り入れることができないためにモータ部4側に吸気口を設けることが困難である。筺体1内側に吸気口を設けることのできる遠心送風機であることが望ましい。その上、密閉された筺体1内においては、静圧が大きくなるので、送風の風量を多くすることができる遠心送風機であることが望ましい。また外壁1aをケース7の一面として利用することができることから、外壁1aの板厚を有効利用することができるので、筺体1の小型化および薄型化を図ることができる。
<モータ部構造>
次に本発明に係わる送風機3のモータ部4の構造に関して、図2を参照して説明する。図2はモータ部4の軸線方向の模式断面図である。
図2を参照して、モータは、中心軸J1を中心に回転する回転部10、回転部10を回転自在に支持する軸受部20、軸受部20を保持する固定部30とから構成される。
回転部10は、中心軸J1と同軸に回転するシャフト11、シャフト11の上部に固定されるロータハブ12、ロータハブ12に固定され、磁性部材にて形成された略円筒形状のヨーク13、ヨーク13の円筒部内周面に固定される環状のロータマグネット14とから構成される。
ロータハブ12は、例えば、アルミニウム等の非磁性材料を下側に開口する中央部に上側に突出する円筒部12aを有する円盤状に形成される。この円筒部12aの下端部には、半径方向外側に延びる延出部12bが形成される。
ヨーク13は、ロータハブ12の延出部12bの外周縁の下面側に例えば、カシメ等の塑性加工にて固定される。そしてヨーク13の内周面には、ロータマグネット14が例えば、接着剤にて固定される。
軸受部20は、シャフト11を回転自在に支持する油を含浸した焼結材料にて成形されたスリーブ21、スリーブ21を保持する軸線方向の上側に開口した略カップ形状のハウジング22、スリーブ21とハウジング22の間に保持され、スリーブ21に油を補給する補油部材23、およびハウジング22の底部22aに配置され、シャフト11の下端部を回転自在に支持する耐摩耗性の良い樹脂材料から形成されるスラストプレート24を備える。
ハウジング22の内周面の上側には、半径方向に拡径する環状の凹部22bが形成される。この凹部22bの上端面22b1は、半径方向内方に向かうに従い、上方に傾斜するテーパ面が形成される。また凹部22bの下端面22b2は、中心軸J1に対して垂直な平面が形成される。またスリーブ21の外周面は、ハウジング22の内周面のうち、凹部22bの軸方向両側に位置する部分と当接する。そして補油部材23は、凹部22bとスリーブ21の外周面とで形成された空間に配置される。これにより、補油部材23の油の量だけ軸受部20の寿命を延長させることができるので、高温環境下においても寿命に関する信頼性を確保することができる。
固定部30は、ハウジング22の外周部に固定されるステータ31、ハウジング22の下端面の外周側に固定される取付板32、取付板32の下面に固定され、回転制御を行う回路基板33、回路基板33の下面に固定され、外部電源(不図示)との接続を行う、例えばフレキシブル回路基板等のケーブル34とから構成される。
ステータ31は、磁性体の薄板を積層させて形成されたステータコア31aと、ステータコア31aの周囲に巻回する巻線31bとから構成される。この巻回された巻線31bの端部は、回路基板33に半田等にて電気的に接続される。
外部電源からの電流は、ケーブル34を通じてステータ31に通流されることによって、ステータ31の周囲に磁場を発生させる。この磁場とロータマグネット14との相互作用によって回転部10は回転駆動力を得る。
<外壁と取付筐体との取付構造および取付筐体構造>
次に図1における筐体1の外壁とモータ部4および取付筺体6との取付構造について図3および図4を参照して説明する。図3は、外壁1aにモータ部4および取付筺体6を取り付けた際の模式断面図を示し、図4は、図3の矢視V方向より示した図面を示す。
図3を参照して、筐体1の外壁1aの送風機3(図1参照)の取付部には、開口部1bが形成されている。そして取付筐体6は、外壁1aに向かい開口する略カップ形状にて形成されている。取付筐体6の円筒部6aの内周面は、ヨーク13を径方向に外囲する。そして円筒部6aの外周面は、外壁1aの開口部1bの内周面と嵌合する。これにより、外壁1aの開口部1bの軸線方向の中心と取付筐体6の軸線方向の中心とを一致させることができる。したがって、外壁1aと取付筐体6との取付けを精度の良く行うことができる。
また取付筐体6の円筒部6aの外周面の一部には、外壁1aとの取付けを行う径方向延出部6bが形成されている。この径方向延出部6bの軸線方向上面と外壁1aの軸線方向下面とが当接することによって取付筐体6の軸線方向位置が決定される。またこれら外壁1aおよび取付筐体6の径方向延出部6bとの固定には、ネジ等の固定部材61が用いられる。この固定部材61は周方向等間隔に配置される。本実施例では、120度間隔に3個の固定部材61が用いられる(図4参照)。
また取付筐体6の底面部6cの軸線方向上面は、モータ部4の取付板32の軸線方向下面と当接する。そして、底面部6cと取付板32とは、ネジ等の固定部材62にて固定される。そしてこの固定部材62は周方向等間隔に配置される。本実施例では、120度間隔に3個の固定部材62が用いられる(図4参照)。その上、底面部6cの軸線方向の中心には、開口穴6c1が形成される。そして底面部6cと取付板32との取付けた状態にて、ハウジング22の軸線方向の下部は開口穴6c1に挿通される。そしてハウジング22の底部22aは、取付筐体6の底面部6cより軸線方向の下側に位置する。これにより、軸受部20の一部が外気に接することにより、軸受部20は冷却されるので軸受寿命を延長させることができる。
また図4を参照して、取付筐体6の底面部6cの回路基板33と軸線方向に対向する位置には、回路基板33を外気に露出する基板露出開口部6c2が形成されている。これにより、回路基板33およびケーブル34のような電流を通流する部材を外気に露出することができる。したがって、回路基板33およびケーブル34が通流することによって発熱したとしても、取付筐体6の内部に熱が停滞することなく、取付筐体6の外部へ放熱することができる。これにより取付筐体6の内部に余計な熱を加えることを防ぐことができるので、軸受部20への熱影響を防ぐことができる。
<インペラ形状およびインペラのモータ部への取付構造>
次にインペラ部5の形状およびインペラ部5とモータ部4との取付構造について図5乃至図7を参照して説明する。図5は、外壁1aに送風機3を取付けた状態の軸線方向の模式断面図であり、図6は、インペラ部5を示し、a)はインペラ部5を上面より見た図であり、b)はインペラ部5の軸線方向の模式断面図である。また図7は、図5の軸線方向に切った半図の拡大図である。
図6のb)を参照して、インペラ部5は、金属材料にて成形され、軸線方向の中心に円錐形状の突起部51aを有した略円筒形状のボス部51およびこのボス部51の円筒部51bの外周面に固定され、複数の羽根52aを有する羽根保持部52を備える。羽根保持部52は軸線方向の上側に開口した環状の略カップ形状であり、そして羽根52aは羽根保持部52の円筒部52bを周方向の所定間隔に半径方向内方に切り起こすことによって形成される。またボス部51および羽根保持部52は、プレス等の塑性加工によって形成される。そしてボス部51の円筒部51bの端部には、半径方向外方に延びる径方向延長部51cが形成される。ボス部51の円筒部51bと羽根保持部52とが嵌合し、且つ、径方向延長部51cの軸線方向の上面に羽根保持部52が当接して、カシメ等によって固定される。これにより羽根保持部52の径方向および軸線方向の位置決めを容易に行うことができる。
また羽根保持部52の円筒部52bの軸線方向の上部には、軸線方向の下側に向かい径方向内方へ広がることによって空気をインペラ部5の中央へ案内する環状の案内傾斜面52b1が形成されている。これにより、筐体1(図1参照)内の空気をインペラ部5内に効率良く吸気することができる。
案内傾斜面52b1によってインペラ部5内に吸気された空気は、ボス部51の突起部51aに衝突することによって、羽根保持部52の羽根52aの方向へ流れる。そしてこの羽根52aによって発熱体2(図1参照)へ送風することによって発熱体2を冷却する。
図6のb)を参照して、ボス部51の突起部51aと円筒部51bとを連結する蓋部51dには、後述の固定部材17を挿通する固定用穴51d1が周方向等間隔に複数形成されている。本実施例の固定用穴51d1は120°間隔にて3つ形成されている。
図5を参照して、ロータハブ12の円筒部12aの外周面および径方向延出部12bの軸線方向の上面に当接するように円環形状に形成された断熱材15が配置される。これにより、ロータハブ12の径方向の中心と断熱材15の径方向の中心とを一致させることができる。したがってロータハブ12および断熱材15の同軸度精度を向上させることができる。そしてボス部51の円筒部51bの内周面は、断熱材15の外周面と嵌合する。よって断熱材15の径方向の中心とボス部51の円筒部51bの径方向の中心とを一致させることができる。したがって、インペラ部5の回転中心とロータハブ12の回転中心とを一致させることができる。ここで、インペラ部5の回転中心とロータハブ12の回転中心とが精度良く一致していない場合、インペラ部5の振れ回りによって、シャフト11が振れまわってしまう。これによりシャフト11の外周面とスリーブ21の内周面との接触回数が増加してしまい、スリーブ21の内周面が削れてしまう可能性がある。その結果、シャフト11の外周面とスリーブ21の内周面との間にスリーブの内周面を削った削り粉が侵入してしまい、その削り粉とスリーブ21の内周面との接触によって焼きつきを発生してしまう可能性がある。さらにこの焼きつきによってシャフト11の回転がロックしてしまう不具合が発生する可能性がある。しかし、本発明の実施例のように断熱材15の軸線方向の中心とボス部51の円筒部51bの径方向の中心とを一致させることによって、インペラ部5の振れ回りを抑えることができる。したがって、上記のようなシャフト11とスリーブ21との接触によって生じる軸受寿命の低下の問題を抑えることができ、寿命に関する信頼性の高い送風機を提供することができる。
またロータハブ12とインペラ部5のボス部51とは、断熱材15が軸線方向の間に介在するので、直接接触しない。したがって、インペラ部5のボス部51からロータハブ12への伝熱経路には、必ず断熱材15を経由する必要があるので、ボス部51からロータハブ12への伝熱量を抑えることができる。
さらに軸受部20のスリーブ21に直接回転支持されるシャフト11とインペラ部5とは、直接接触しない。そしてその上、シャフト11の軸線方向の上端面とインペラ部5のボス部51との軸線方向には間隙が形成されている。この構造により、インペラ部5からシャフト11へ直接伝熱することはないので、シャフト11の高熱化を防ぐことができる。その結果、シャフト11を介したスリーブ21への伝熱を防ぐことができる。
したがって、筐体1(図1参照)内に配置されるインペラ部5からスリーブ21への伝熱経路は、インペラ部5→断熱材15→ロータハブ21→シャフト11→スリーブ21となる。すなわち、インペラ部5からスリーブ21までの伝熱に他の部材を多く入れることによって伝熱経路を長くし、スリーブ21への伝熱を防ぐことができる。したがって、スリーブ21の熱による油の蒸発を防ぐことにより、軸受部20の寿命の低下を防ぐことができ、信頼性の高い送風機を提供することができる。
次に図7を参照して、取付筐体6の円筒部6aの軸線方向の上端面は、外壁1aの軸線方向の上面より軸線方向の下側に形成される。そして、ボス部51の径方向延長部51cの軸線方向の下端面は、外壁1aの軸線方向の上面より軸線方向の下側に形成される。この構造により、外壁1aの軸線方向の厚さを有効に利用することができるので、筐体1(図1参照)の小型化を実現することができる。
さらに取付筐体6の円筒部6aの軸線方向の上端面およびボス部51の径方向延長部51cの軸線方向の下端面の軸線方向には間隙が設けられる。そしてこの間隙には、断熱材16が配置される。この断熱材16はボス部51との接触によって削られることを避けるために繊維材料にて形成される。
これら断熱材15、16によって、筐体1内が例えば、約200度という高温下においても軸受部20の寿命を損なうことなく使用することができる。すなわち、インペラ部5からの軸受部20への伝熱を断熱材15によって防ぐことができ、その上、筐体1内の高温下の熱流がモータ部側に侵入することを断熱材16によって防ぐことができる。したがって、軸受部20を筐体1内の熱によって高温にさせることを防ぐことができるので、軸受部20におけるスリーブ21の油の蒸発を防ぐことができる。
また図5を参照して、インペラ部5、断熱材15、およびロータハブ12の固定には、樹脂材料にて成形された固定部材17を用いるとよい。固定部材17に樹脂材料を使用することにより、インペラ部5からロータハブ12への伝熱を抑えることができる。また固定部材17の固定方法は、ネジ形状にして羅着しても、棒状に形成した樹脂材料の軸線方向両端側を溶着して固定してもよい。
<送風機3の組立方法>
次に本発明に係わる板状部材である外壁1aを含めた送風機3の組立方法について図8および図9を参照して説明する。図8は工程を示す図であり、図9は工程に従う組立図である。
まず図9のa)を参照して、軸受部20を作製する。そして、この軸受部20に取付板32およびステータ31等の固定部30を固定する(図8のステップS1)。
次に図9のb)を参照して、取付筐体6と固定部30の取付板32とを固定部材61にて固定する(図8のステップS2)。この際に、軸受部20のハウジング22の底部22a、回路基板33およびケーブル34は外部に露出する。
次に図7のc)を参照して、取付筐体6の円筒部6aと外壁1aの開口部1bとをすきま嵌めによって円筒部6bの径方向の中心と開口部1bの径方向の中心とを合わせる。また取付筐体6の径方向延出部6cの上面と外壁1aの下面とを当接して軸線方向の位置を決定する。この状態にて、径方向延出部6cと外壁1aとを固定部材61にて締結する。そしてその後に、断熱材16を取付筐体6の円筒部6aの軸線方向の上端面に配置する。(図6のステップS3)
最後に図7のd)を参照して、予めインペラ部5、回転部10および断熱材15を固定部材17にて固定した回転ユニット10aを作製する。そして回転部10のシャフト11を軸受部20のスリーブ21内に挿通する(図6のステップS4)。このインペラ部5を回転部10に固定した回転ユニット10aを最後に固定部30に組み込むことによって、外壁1aの開口部1bの径方向の内径がインペラ部5の半径方向の外径よりも小さい場合においても送風機3を組み立てることができる。すなわち、開口部1bの内径はインペラ部5の外径よりも大きくするという制約を受けることがない。したがって、送風機3の固定部30および取付筐体6を小さくしても、開口部1bの内径を自由に設定することができることにより、開口部1bの内径を取付筐体6の円筒部6aの外径に合わせることができる。開口部1bの内径を自由に設定することができることにより、取付筐体6の円筒部6aの内径も自由に設定することができる。その結果、円筒部6aの内周面は回転体10の径方向の外径に対して径方向に微小間隙を有して形成することができるので、筐体1内の熱が固定部30および軸受部20に侵入することを防ぐことができる。さらに図7のc)において、断熱材16を取付筐体6の円筒部6aの上端面に配置することによってより筐体1内の熱の軸受部20への侵入を防ぐことができる。
以上、本発明に係わる送風機3およびこの送風機3を搭載した冷却ユニットの構造の実施例についての説明を行ったが、本発明はこの実施例に限定されることはない。本発明は、特許請求項の範囲内にて種々の変形が可能である。
本発明の実施例におけるハウジング22は略カップ形状に一部材にて形成されていたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、ハウジング22の底部22aを別部材にて形成してもよい。
また本発明の実施例における軸受部20は、油を浸した焼結体であるスリーブ21を採用したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、ボールベアリングを採用してもよい。ボールベアリングにおいてもボールベアリング内部にグリスを使用しており、このグリスが高温になってしまうと寿命に係わる不具合を発生させてしまうので、本発明のような断熱材15および16を使用する構造およびシャフト11をインペラ部5に直接接触させない構造は有用である。
また本発明の実施例におけるインペラ部5は金属材料にて形成されているが、本発明はこれに限定されることはない。筺体1内が約200°と高温の場合、金属材料であると塑性変形量を抑えることができるので有利であるが、樹脂材料でもこのような高温環境下において耐久性のあるものであれば、使用可能である。ただしこのような高温環境下に耐え得る樹脂材料は金属材料と比較して高価であるデメリットが存在する。
本発明に係わる筐体内の模式図である 本発明に係わる送風機のモータ部の模式断面図である 本発明に係わる外壁とモータ部との取付けを示す模式断面図である 図3の矢視Vから見た下面図である 本発明に係わるインペラ部とモータ部とを取付けた構造を示す模式断面図である 本発明に係わるインペラ部を示した図である 図5の半図の拡大図である 本発明に係わる送風機の製造方法のフロー図である 図6に係わる組立図である
符号の説明
1 筐体
1a 外壁
1b 開口部
2 発熱体
3 送風機
4 モータ部
5 インペラ部
51 ボス部
51a 突起部
51b 円筒部
52 羽根保持部
52a 羽根
52b 円筒部
6 筐体取付板
6a 円筒部
6b 径方向延長部
6c 開口穴
10 回転部
11 シャフト
12 ロータハブ
14 ロータマグネット
15 断熱材
16 断熱材
17 固定部材
20 軸受部
21 スリーブ
22 ハウジング
23 補油部材
30 固定部
32 取付板
33 回路基板
61 固定部材
62 固定部材

Claims (20)

  1. 回転軸の周りを回転するロータマグネットを有する、回転体、
    前記ロータマグネットと対向する面を有する、ステータ、および、
    前記回転体を回転自在に支持する、軸受部、
    を有するモータ部と、
    前記回転軸の周りを前記回転体と一体となって回転し、複数の羽根を有するインペラ部と、
    を備える送風機であって、
    前記モータ部における前記回転体は、
    前記回転軸と同軸となる、シャフトと、
    該シャフトに固定され、前記ロータマグネットを保持する、ロータハブと、
    を有し、
    前記インペラ部は前記ロータハブに固定され、前記シャフトの軸線方向上端面と前記インペラ部との間に間隙が設けられることを特徴とする送風機。
  2. 前記インペラ部は金属材料を塑性加工によって成形されたことを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記インペラ部は、
    前記回転軸付近に形成され、軸線方向上側に略円錐形状の突起部を有するボス部と、
    該ボス部の外周側に形成され、前記羽根を保持する羽根保持部と、
    を有し、
    前記ボス部の板厚は、前記羽根保持部の板厚より厚いことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の送風機。
  4. 前記インペラ部と、前記ロータハブの上面との軸線方向間には、断熱材が配置されており、
    前記インペラ部および前記ロータハブとは前記断熱材を介して固定され、前記インペラ部および前記ロータハブとは非接触となることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の送風機。
  5. 前記断熱材は、樹脂材料であることを特徴とする請求項4に記載の送風機。
  6. 前記インペラ部と前記断熱材と前記ロータハブとは樹脂材料の固定部材にて固定されていることを特徴とする請求項4および請求項5のいずれかに記載の送風機。
  7. 前記固定部材は、ネジであることを特徴とする請求項6に記載の送風機。
  8. 前記インペラ部は、
    前記回転軸付近に形成され、上面中央部に軸線方向上側に略円錐形状の突部を有する略円筒形状のボス部と、
    該ボス部の円筒部側面に形成され、前記羽根を保持する羽根保持部と、
    を有し、
    前記ロータハブの上面と前記ボス部の下面との間には、略円環形状の断熱材が固定され、
    前記ロータハブは前記断熱材の内周面と嵌合する上面円筒部が設けられ、
    前記ボス部の前記円筒部の内周面と前記断熱材の外周面とは嵌合されることを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の送風機。
  9. 前記軸受部は、
    前記シャフトを回転自在に受ける、油を浸した焼結体にて形成された略円筒形状のスリーブと、
    該スリーブを外周側から保持するハウジングと、
    前記スリーブと前記ハウジングとの間に配置され、前記スリーブの外周面と当接することによって前記スリーブに油を補給する補油部材と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の送風機。
  10. 前記送風機は、
    前記ロータマグネットより軸線方向下側に位置し、前記軸受部に固定される取付板と、
    前記取付板に固定される回路基板と、
    前記取付板の少なくとも一部を収容し、且つ、前記ロータマグネットの少なくとも一部を外囲する軸線方向上側に開口する略カップ形状の取付筐体と、
    を有し、
    前記取付筐体は、前記取付板に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の送風機。
  11. 前記回路基板は、前記取付板の軸線方向下側に固定され、
    前記取付筐体の底面部における前記回路基板の対応部には、前記回路基板を露出する基板露出開口部が形成されることを特徴とする請求項10に記載の送風機。
  12. 前記取付筐体の底面部の一部には、開口穴が形成され、
    前記開口穴には、前記軸受部の少なくとも一部が挿通されることを特徴とする請求項10および請求項11のいずれかに記載の送風機。
  13. 発熱体と、
    該発熱体を密閉する筐体と、
    該筐体に取り付けられ、前記発熱体を冷却する送風機と、
    を有する冷却ユニットであって、
    前記送風機は、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の送風機であり、前記インペラ部の少なくとも一部は、前記筐体内に配置されることを特徴とする冷却ユニット。
  14. 前記筐体の前記送風機が取り付けられる一面は前記送風機を取り付ける開口部が形成され、
    前記インペラ部の少なくとも一部は、前記開口部内に収容されていることを特徴とする請求項13に記載の冷却ユニット。
  15. 前記開口部の径は、前記ロータハブの外径よりも大きく前記インペラ部の最外径よりも小さく形成されることを特徴とする請求項14に記載の冷却ユニット。
  16. 前記インペラ部と前記取付筐体の円筒部の上端面との軸線方向には間隙を有し、
    前記間隙には、断熱材が配置されていることを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれかに記載の冷却ユニット。
  17. 前記断熱材は繊維材料にて形成されていることを特徴とする請求項16に記載の冷却ユニット。
  18. 前記取付筐体の前記円筒部には、前記筐体と取り付けるための径方向延出部が形成され、
    前記円筒部は、前記開口部と径方向に重なり、
    前記円筒部の外周面と、前記開口部の内周面とすきま嵌めされることを特徴とする請求項13乃至請求項17のいずれかに記載の冷却ユニット。
  19. 回転軸の周りを回転するインペラ部およびロータマグネットを含む、回転ユニットと、
    前記ロータマグネットと対向する面を有する、ステータと、
    前記回転ユニットを回転自在に支持する、軸受部と、
    前記ロータマグネットより軸線方向下側に配置され、該軸受部と固定される、回路基板を含む取付板と、
    前記取付板を収容し、前記ロータマグネットの少なくとも一部を外囲する軸線方向上側に開口する取付筐体と、
    前記取付筐体と固定され、前記回転ユニットの一部を挿通する開口部を有し、他部材に搭載する板状部材と、
    を備える送風機の製造方法であって、
    a)前記軸受部に前記取付板および前記ステータを固定する工程と、
    b)前記取付筐体および前記取付板を固定する工程と、
    c)前記板状部材に前記取付筐体を固定する工程と、
    d)前記回転ユニットを前記軸受部に挿通する工程と、
    を含み、前記d)工程は、前記c)工程の後に行われることを特徴とする送風機の製造方法。
  20. 前記板状部材の開口部の径は、前記ロータハブの外径よりも大きく前記インペラ部の最外径よりも小さく形成され、
    前記板状部材は、前記インペラ部と前記取付筐体との軸線方向の間隙に配置されることを特徴とする請求項19に記載の送風機の製造方法。
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