JP2007223796A - 位置検出システム及び位置検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行路に沿って複数の第1の識別体5が互いに間隔を隔てて配置され、荷物置場には複数の第2の識別体7が第1の識別体5の配置間隔よりも狭い間隔で配置されている。入力情報判断部12は、読み取り装置8の読み出しエリア内に存在する検出可能な第2の識別体7の個数に基づいてフォークリフトが荷物置場に位置するか否かを判断し、フォークリフトが荷物置場に位置すると判断した際には、出力調整部13により読み取り装置8の読み出しエリアを狭めて予め記憶している第2の読み出しエリアに設定する。その結果、読み出しエリア内に1つの第2の識別体7のみが存在することとなり、この第2の識別体7が読み取り装置8により検出される。
【選択図】図2
Description
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、低コスト且つ単純な構成で搬送装置と荷の位置を検出することができる位置検出システム及び位置検出方法を提供することを目的とする。
また、搬送装置としてフォークリフトを用いることができる。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る位置検出システムが適用された倉庫1を示す。この倉庫1内には、フォークリフト2が走行して荷を搬送するための走行路3と、フォークリフト2が荷の移載を行うための荷物置場4とがそれぞれ区画形成されている。走行路3の床面には複数の第1の識別体5が埋設されており、これら複数の第1の識別体5は走行路3に沿って互いに間隔を隔てて配置されている。また、荷物置場4には、荷物を置くための複数の荷物載置箇所6が一定の間隔で区画形成されており、それぞれの荷物載置箇所6毎に1つの第2の識別体7が配置されている。
ここで、走行路3に配置される第1の識別体5と荷物置場4に配置される第2の識別体7は、互いに同一のRFIDからなると共にそれぞれ倉庫1内における対応する位置の情報を有している。また、複数の第1の識別体5は、複数の第2の識別体7の配置間隔よりも広い間隔で配置されている。
なお、出力調整部13は、走行路3において読み取り装置8の読み出しエリア内に1つの第1の識別体5のみが存在するような第1の読み出しエリアと、この第1の読み出しエリアよりも狭く且つ荷物置場4において読み取り装置8の読み出しエリア内に1つの第2の識別体7のみが存在するような第2の読み出しエリアを予め記憶している。
なお、入力情報判断部12及び出力調整部13によりこの発明の調整手段が構成されている。
フォークリフト2が走行路3に位置しているときには、出力調整部13は読み取り装置8の読み出しエリアを予め記憶している第1の読み出しエリアに設定する。したがって、読み取り装置8の読み出しエリア内に1つの第1の識別体5のみが存在することとなり、読み取り装置8により読み出しエリア内に存在する1つの第1の識別体5を確実に検出することができる。
したがって、作業者はフォークリフト2や管理コンピュータの表示部を見ることにより、フォークリフト2の位置及び荷の位置をそれぞれ把握することができる。
また、この位置検出システムによりフォークリフト2の位置及び荷の位置を検出することにより、フォークリフト2の走行経路等の稼働状況を把握して分析したり、荷の位置を管理して正しい場所に荷の移載が行われているか否かを確認することができる。
次に図3を参照して、実施の形態2に係る位置検出システムを説明する。上述の実施の形態1では、読み取り装置8の読み出しエリア内に検出可能な識別体が複数あるときに入力情報判断部12はフォークリフト2が荷物置場4に位置すると判断していたが、その代わりに、この実施の形態2では、入力情報判断部12が、荷物置場4の複数の荷物載置箇所6のうち走行路3との境界部分に位置する荷物載置箇所6A及び6Bに配置されている第2の識別体7A及び7Bを予め記憶し、読み取り装置8の読み出しエリアが第1の読み出しエリアであるときに読み取り装置8が第2の識別体7Aまたは7Bを検出した際に、フォークリフト2が荷物置場4に位置すると判断するものである。
このように構成すれば、走行路3から荷物置場4に入る際にも、荷物置場4から走行路3に入る際にも、自動的に読み取り装置8の読み出しエリアが調整され、フォークリフト2の位置及び荷の位置を容易に且つ確実に検出することができる。
次に図4を参照して、実施の形態3に係る位置検出システムを説明する。上述の実施の形態1では、読み取り装置8の読み出しエリア内に存在する検出可能な識別体が複数あるときに入力情報判断部12はフォークリフト2が荷物置場4に位置すると判断していたが、その代わりに、この実施の形態3の位置検出システムでは、フォークリフト2に搭載されてフォークリフト2による荷の移載を検知するための移載検知手段21をさらに備え、この移載検知手段21により荷の移載が検知された際に入力情報判断部12はフォークリフト2が荷物置場4に位置すると判断するものである。移載検知手段21は、パレットセンサや荷重センサ等の在荷センサから形成することができると共に入力情報判断部12に接続されており、フォークリフト2による荷の移載を移載検知手段21が検知した際に、移載検知手段21から入力情報判断部12に信号が送出されるように構成されている。
同様に、フォークリフト2が走行路3に位置すると判断されたときにも、読み取り装置8の読み出しエリアを予め記憶している第1の読み出しエリアに設定する代わりに、読み取り装置8の読み出しエリアを徐々に広げていき、読み出しエリア内に1つの第1の識別体5が存在するようになったときに、その際の読み出しエリアを読み取り装置8の読み出しエリアとして設定することもできる。
また、第1の識別体5及び第2の識別体7を構成するRFIDは、パッシブタイプのものでもアクティブタイプのものでも用いることができる。
また、屋内の倉庫1だけでなく、屋外に走行路3と荷物置場4が区画形成された作業領域等においても、この発明の位置検出システムを適用することができる。
Claims (10)
- 搬送装置が走行路を通って荷物置場に至り、荷の移載を行う際の搬送装置と荷の位置を検出するシステムにおいて、
走行路に沿って配置されると共にそれぞれ位置の情報を有する複数の第1の識別体と、
前記複数の第1の識別体の配置間隔よりも狭い間隔で荷物置場に配置されると共にそれぞれ位置の情報を有する複数の第2の識別体と、
搬送装置に搭載され且つ読み出しエリアを有すると共に読み出しエリア内に存在する前記第1の識別体及び前記第2の識別体を検出してその位置の情報を読み取る読み取り装置と、
搬送装置が荷物置場に位置するときには搬送装置が走行路に位置するときよりも前記読み取り装置の読み出しエリアを狭めて読み出しエリア内に1つの前記第2の識別体のみが存在するように前記読み取り装置の読み出しエリアを調整する調整手段と
を備えることを特徴とする位置検出システム。 - 前記調整手段は、搬送装置が走行路に位置するときにも前記読み取り装置の読み出しエリア内に1つの前記第1の識別体のみが存在するようにこの読み取り装置の読み出しエリアを調整する請求項1に記載の位置検出システム。
- 前記調整手段は、前記読み取り装置により前記複数の第2の識別体を一度に検出した際に搬送装置が荷物置場に位置すると判断し、前記読み取り装置の読み出しエリア内に1つの前記第2の識別体のみが存在するようにこの読み取り装置の読み出しエリアを調整する請求項1または2に記載の位置検出システム。
- 前記調整手段は、前記読み取り装置が、走行路の荷物置場との境界部分に位置する前記第1の識別体を検出した直後に、荷物置場の走行路との境界部分に位置する前記第2の識別体を検出すると、搬送装置が荷物置場に位置すると判断し、前記読み取り装置の読み出しエリア内に1つの前記第2の識別体のみが存在するようにこの読み取り装置の読み出しエリアを調整する請求項1または2に記載の位置検出システム。
- 搬送装置に取り付けられると共に搬送装置に対する荷の移載を検知するための移載検知手段をさらに備え、前記調整手段は、前記移載検知手段により搬送装置に対する荷の移載を検知した際に、搬送装置が前記荷物置場にあると判断し、前記読み取り装置の読み出しエリア内に1つの前記第2の識別体のみが存在するようにこの読み取り装置の読み出しエリアを調整する請求項1または2に記載の位置検出システム。
- 前記調整手段は、荷物置場において前記読み取り装置の読み出しエリア内に1つの前記第2の識別体のみが存在するような読み出しエリアを所定の読み出しエリアとして予め記憶し、搬送装置が荷物置場に位置するときには、前記読み取り装置の読み出しエリアを予め記憶している所定の読み出しエリアに設定する請求項1〜5のいずれか一項に記載の位置検出システム。
- 前記調整手段は、搬送装置が荷物置場に位置するときには前記読み取り装置の読み出しエリアを徐々に狭めると共にこの読み出しエリア内に1つの前記第2の識別体のみが存在するようになったときに前記読み取り装置の読み出しエリアを固定する請求項1〜5のいずれか一項に記載の位置検出システム。
- 前記第1の識別体及び第2の識別体は互いに同一のRFIDからなり、前記読み取り装置は、前記第1の識別体及び前記第2の識別体に対して信号を送信することにより前記第1の識別体及び前記第2の識別体からそれぞれ発信される信号を受信してこれら第1の識別体及び第2の識別体を検出すると共に、前記調整手段により前記読み取り装置から送信される信号の強度が調整されることによりこの読み取り装置の読み出しエリアが調整される請求項1〜7のいずれか一項に記載の位置検出システム。
- 搬送装置は、フォークリフトからなる請求項1〜8のいずれか一項に記載の位置検出システム。
- 搬送装置が走行路を通って荷物置場に至り、荷の移載を行う際の搬送装置と荷の位置を検出する方法において、
それぞれ位置の情報を有する複数の第1の識別体を走行路に沿って配置すると共に、それぞれ位置の情報を有する複数の第2の識別体を前記複数の第1の識別体の配置間隔よりも狭い間隔で荷物置場に配置し、
読み出しエリアを有すると共に読み出しエリア内に存在する前記第1の識別体及び前記第2の識別体を検出してその位置の情報を読み取る読み取り装置を搬送装置に搭載し、
搬送装置が荷物置場に位置するときには、前記読み取り装置の読み出しエリアを搬送装置が走行路に位置するときよりも狭めて読み出しエリア内に1つの前記第2の識別体のみが存在するような読み出しエリアに調整する
ことを特徴とする位置検出方法。
Priority Applications (1)
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JP2006050338A JP4687501B2 (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 位置検出システム及び位置検出方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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