JP2007223062A - ドライ金型 - Google Patents

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Masaharu Yamazumi
正治 山住
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Abstract

【課題】水に濡らすことなく凹金型と凸金型を適温に冷却できるドライ金型を提供する。
【解決手段】凹金型2と凸金型4とが互いに接離自在となるように対向して配設され、両金型2,4が閉じた状態にて、凹金型2に形成される凹部と凸金型4に形成される凸部の間に形成されるキャビティCに原材料を充填して成形品を成形するようにした金型において、凹金型2と凸金型4の外面に沿って冷却水を流通させるための温調管21,22を凹金型2と凸金型4の外面にそれぞれ外付けにより取り付け、前記冷却水により凹金型2と凸金型4が水に濡れることなく冷却されるように構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂成形用のドライ金型に係り、詳しくは、ドライな状態で冷却できるようにした金型に関する。
例えば、発泡スチロール成形用金型では、原材料を金型内に充填して本加熱を行った後、外部からスプレイノズルによって金型に冷却水を散布して放冷(減圧)した後、離型(成形品の取り出し)を行うようにしていた。その冷却水の散布構造について具体的に説明すると、例えば、図6に示すように、固定フレーム1に取付部材2aを介して支持された凹金型2と、駆動機構等(図示省略)によって移動操作される移動フレーム3に取付部材4aを介して支持された凸金型4とが上下に対向して接離可能に配設され、その両金型2,4間に成形品を成形するためのキャビティCが形成され、その凹金型2の外側には冷却配管5に接続されたスプレイノズル6,7,8が臨設される一方、凸金型4の外側には冷却配管9に接続されたスプレイノズル10,11がそれぞれ臨設されていた。このような構成により、本加熱終了後には、スプレイノズル6〜8,10,11から凹金型2と凸金型4に冷却水を散布していた。なお、図6にて、符号12は材料供給手段としてのフィラー、13は成形品を押し出すためのプッシャー、14,15は支持部材である。
しかし、上述のような従来の冷却方法では、以下のような問題があった。即ち、金型の理想的な表面温度は、加熱時110℃〜離型時60℃の範囲であるが、スプレイノズル6〜8,10,11による放水冷却では、金型の温度が下がり過ぎる傾向があり、例えば、40℃ぐらいまで低下してしまうことがあった。そのため、サイクル加熱時により多くの熱エネルギーが必要とされるという問題があった。また、冷却水によって両金型2,4が水に濡れるため、原材料充填時の充填性が損なわれるという問題もあった。さらに、成形品が濡れるため、水切り、乾燥工程等に時間を要し、製造コストが高くなるという問題もあった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、水に濡らすことなく凹金型と凸金型を適温に冷却できるドライ金型を提供することを目的とする。
(1)本発明のドライ金型は、接離自在に対向して配設される凹金型と凸金型が閉じた状態にて前記両金型間に形成されるキャビティに原材料を充填して成形品を成形するようにした金型において、前記凹金型と凸金型の外面に冷却水を流通させるための温調管をそれぞれ配設し、前記冷却水により前記両金型が水に濡れることなく冷却されるようにしたことを特徴とする。
このような構成によれば、凹金型と凸金型の外面に沿って冷却水を流通させることができるため、両金型を水に濡れさせることなく冷却することができる。従って、原材料の充填性の向上を図ることができ、かつ、成形品が濡れないため、水切り、乾燥工程等が不要となり製造コストを低減することができる。その冷却水の温度を適温に設定すれば、凹金型と凸金型を熱伝導によって適温に冷却することができるため、従来のように金型の温度が下がり過ぎるのを防止することができ、サイクル加熱時の熱エネルギー(スチーム)の消費量を低減することができる。
(2)前記凹金型が固定フレームに支持される一方、前記凸金型が移動フレームに支持され、前記温調管が前記凹金型と凸金型の外面にそれぞれ所定の間隔をおいて外付けにより取り付けられるようにしてもよい。例えば、発泡スチロールの成形工程では、金型の加熱と冷却を反復継続するため、キャビティを取り巻く金型の厚みが均一でないと焼きつきが発生することがあるが、本発明のように、凹金型と凸金型に温調管をそれぞれ外付けにより取り付ける場合、金型本体の厚みを均一にすることができるため、焼きつき等のトラブルの発生を回避することができる。また、既存の金型に容易に温調管を取り付けることができる。そして、各温調管同士を接続パイプで連通状態に連結して可撓管を介してその一端側を外部の冷却水供給装置に接続し、他端側を排水装置に接続すれば冷却水供給系統を構成することができる。
(3)前記温調管を流通する冷却水の温度を20℃〜30℃に設定してもよい。このように冷却水の温度を設定すれば、金型の冷却時に金型を適温に冷却することができ、サイクル加熱時の熱エネルギー(スチーム)の消費量を節減することができる。
本発明のドライ金型は、凹金型と凸金型の外面に沿って冷却水を流通させるための温調管を前記凹金型と凸金型にそれぞれ配設し、前記冷却水により前記両金型が水に濡れることなく冷却されるようにしたので、原材料充填性の向上を図ることができ、かつ、成形品が濡れないため、水切り、乾燥工程等が不要となり製造コストを低減することができる。また、その冷却水の温度を適温に設定すれば、凹金型と凸金型を熱伝導によって適温に冷却することができるため、従来のように金型の温度が下がり過ぎるのを防止することができ、サイクル加熱時の熱エネルギー(スチーム)の消費量を節減することができ、省エネ効果を達成することができる。そして、凹金型と凸金型に温調管をそれぞれ外付けにより取り付ければ、金型本体の厚みを均一にすることができるため、焼きつき等のトラブルの発生を回避することができる。また、既存の金型に容易に温調管を取り付けることができる。
以下に、本発明の最良の実施の形態に係るドライ金型について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は発泡スチロールの成形等に使用されるドライ金型の断面図、図2は凹金型の斜視図、図3は凸金型の斜視図、図4は凹金型群(6個取り)の斜視図、図5は凸金型群(6個取り)の斜視図である。なお、これらの図において、図6に示す従来の金型と同一又は同等部材については同一符号を付し、その説明を省略する。このドライ金型は、凹金型2が取付部材2aを介して固定フレーム1に支持される一方、凸金型4が取付部材4aを介して移動フレーム3に支持され、その凹金型2と凸金型4とが接離自在となるように対向して配設され、両金型2,4が閉じた状態にて、凹金型2に形成される凹部と凸金型4に形成される凸部の間にキャビティCが形成され、その凹金型2と凸金型4の外面には、図1に示すように、冷却水を流通させるための温調管21,22がそれぞれ所定の間隔をおいてボルト締結等により外付けされている。
図2乃至図5に示すように、各温調管21,22同士を接続パイプで連通接続して固定フレーム1に支持された冷却配管23と移動フレーム3に支持された冷却配管24にそれぞれ連通接続し、その両冷却配管23,24を、図示は省略するが、可撓管を介してその一端側を外部の冷却水供給装置に接続し、他端側を排水装置に接続することにより、冷却水供給系統を構成している。このような構成により、温調管21,22に流通させる冷却水の温度を適温(例えば、20℃〜30℃)に設定することで、凹金型2と凸金型4を熱伝導によって適温に冷却することができるため、従来のように金型の温度が下がり過ぎるのを防止することができ、サイクル加熱時の熱エネルギー(スチーム)の消費量を節減することができる。つまり、省エネ効果を得ることができる。なお、図2における符号12aはフィラー取付孔、13aはプッシャー取付孔である。
そして、温調管21,22がそれぞれ所定の間隔をおいて凹金型2と凸金型4の外面にボルト締結等により外付けされているので、キャビティCを取り巻く金型本体の厚みを均一にすることができるため、焼きつき等のトラブルの発生を回避することができる。また、既存の金型に容易に温調管21,22を取り付けることもできる。このように、温調管21,22を凹金型2と凸金型4の外面に配設しているため、温調管21,22内を流通する冷却水によって凹金型2と凸金型4を水に濡れさせることなく冷却することができる。従って、原材料充填性の向上を図ることができ、かつ、成形品が濡れないため、水切り、乾燥工程等が不要となり製造コストを低減することができる。なお、図示は省略するが、金型本体の厚みを均一にすることができれば、温調管21,22を金型本体と一体的に形成してもよい。
本発明は、実施の形態に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、設計変更や改良等を行うのは自由であり、例えば、両金型2,4によって形成されるキャビティCは形状の如何を問わない。両金型2,4も、例えば、分割可能に構成されてもよく、その構成の如何を問わない。凸金型4が固定フレーム1に支持され、凹金型が移動フレーム3に支持されてもよい。温調管21,22の形状や配列パターンも適宜に選択設定されてよい。また、このドライ金型は、発泡スチロールの成形に限定されることなく、その他の合成樹脂材の成形にも適用できるのは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係るドライ金型の要部断面図である。 同凹金型に配設される温調管の配列を示す斜視図である。 同凸金型に配設される温調管の配列を示す斜視図である。 同凹金型群(6個取り)の斜視図である。 同凸金型群(6個取り)の斜視図である。 従来の金型の要部断面図である。
符号の説明
1…固定フレーム、2…凹金型、3…移動フレーム、4…凸金型、21,22…温調管、C…キャビティ

Claims (3)

  1. 接離自在に対向して配設される凹金型と凸金型が閉じた状態にて前記両金型間に形成されるキャビティに原材料を充填して成形品を成形するようにした金型において、前記凹金型と凸金型の外面に冷却水を流通させるための温調管をそれぞれ配設し、前記冷却水により前記両金型が水に濡れることなく冷却されるようにしたことを特徴とするドライ金型。
  2. 前記凹金型が固定フレームに支持される一方、前記凸金型が移動フレームに支持され、前記温調管が前記凹金型と凸金型の外面にそれぞれ所定の間隔をおいて外付けにより取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のドライ金型。
  3. 前記温調管を流通する冷却水の温度を20℃〜30℃に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のドライ金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2697028B1 (en) * 2011-04-13 2020-06-10 Tryonic Limited Process to mould objects with a dust material
JP2020531330A (ja) * 2017-08-18 2020-11-05 ヴェルクツォイクバウ ジークフリート ホフマン ゲーエムベーハー 泡立て用工具
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