JP2007222513A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】センター飾り等のユニット役物自体の構造と共に該ユニット役物にて発光装飾を施す部材の取り付け構造をも改善し、該発光装飾を施す部材の取り付けに係る作業性及び保守性を向上し得るように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】本パチンコ機では、一対の前枠部23a及び後枠部23bからなるセンター飾りを備えさせる。そして、該前枠部23aには、光透過性を有した光拡散部115aと光透過部116aとを配設し、後枠部23bには、該光拡散部115aから透過させる光を発するLED76aを実装した発光素子基板76と光透過部116aから透過させる光を発する不図示の発光素子基板とを配設させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくはステージを有するセンター飾り等のユニット役物における組み立て構造に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上述のような従来のパチンコ機において、遊技領域の中央部分にセンター飾りを備え、このセンター飾りの側部にワープ導入口を備え、このワープ導入口から入球した遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させるステージを備えたものが存在する(特許文献2参照)。
また、上記したようなセンター飾りを有するパチンコ機にあって、該センター飾りにて発光装飾を施す際には、発光手段(例えばLED)を搭載した基板を、該センター飾りのベースとなる取付ベース部材に背面側から取り付け、該取付ベース部材に形成されたレンズ部材や発光用開口等を通して前面側に照射させる態様をとっている(特許文献3参照)。このように、一般的なパチンコ機においては、センター飾りをなす枠体の1箇所に、発光装飾を施すレンズやLED等の部材をすべて集約させて配設する態様となっている。
特開2003−236210号公報 特開2001−327672号公報 特開2006−006440号公報
しかし、上記特許文献3に記載されるようなパチンコ機では、センター飾りを製造する際に、発光装飾に関連する部材を取付ベース部材にすべて取り付けるなど、センター飾りに多くの部材を配設してから遊技盤に組み付けなくてはならなかった。このため、センター飾りを遊技盤に組み付ける際には、センター飾りに各種部材の略々すべてを取り付ける工程を経なくては進めることができず、遊技機における生産性の低下を招くものとなっていた。
また、このような構造で作られたセンター飾りにおいて発光装飾に関連する部材に故障や不具合等が発生した際には、その改修作業を行うためにセンター飾り全体を取り外す必要が生じるなど、保守に係る作業負荷は大きなものとなっていた。
そこで本発明は、センター飾り等のユニット役物自体の構造と共に該ユニット役物にて発光装飾を施す部材の取り付け構造をも改善し、該発光装飾を施す部材の取り付けに係る作業性及び保守性を向上し得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図12参照)、遊技領域(3a)を形成する遊技盤(3)の前面及び背面から該遊技盤(3)を挟む形で組み付けられる一対の前枠部(23a)及び後枠部(23b)からなるユニット役物(23)を備え、該ユニット役物(23)が配設される前記遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出すことで遊技してなる遊技機(1)であって、
前記前枠部(23a)は、光透過性を有した光透過部(115a,116a)を該前枠部(23a)の少なくとも一部をなすような一体の状態で有し、
前記後枠部(23b)は、光を発する発光装置(76)を有し、該発光装置(76)により前記前枠部(23a)と該後枠部(23b)とが前記遊技盤(3)に組み付けられた状態にて前記光透過部(115a,116a)から光を透過させてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図1ないし図3、及び図7参照)、前記光透過部(116a)が、ネジ止めにより前記前枠部(23a)をなす枠体と一体化される別部材からなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技機が、一対の前枠部及び後枠部からなるユニット役物を備え、前枠部は、光透過性を有した光透過部を該前枠部の少なくとも一部をなすような一体の状態で有し、後枠部は、光を発する発光装置を有すると共に、該発光装置により上記光透過部から光を透過させてなるので、光の性状を変更させるようなレンズとして機能する光透過部を前枠部に形成もしくは配設させ、該光透過部から透過させる光の光源となる発光装置を後枠部に配設させることができる。これにより、光透過部と発光装置とからなる照明装置をユニット役物にすべて一括して組み付けていた従来型の製造工程を、光透過部を前枠部に取り付ける工程と発光装置を後枠部に取り付ける工程との、2つの製造工程に分けて分散させることができるようになり、ユニット役物における製造作業の効率化を図ることができる。また、光透過部や発光装置等といった各種部材をユニット役物1箇所に集中させず、前枠部及び後枠部に分散させて構造を単純化させることは、上記発光装置に関わるハーネス等の引き回し作業の容易化にも繋がるものとなる。
また、光透過部が前枠部に、発光装置が後枠部にそれぞれ取り付けられるので、一方の発光装置に電気的な故障や不具合等が生じた場合にあっても、ユニット役物全体ではなく後枠部のみを着脱させて修理作業を行うことができ、保守や点検作業に費やされる手間や時間等の軽減を図ることができる。
請求項2に係る本発明によると、光透過部が、ネジ止めにより前枠部をなす枠体と一体化される別部材からなるので、万が一、光透過部が破損したような場合にあっても、前枠部とネジ止めによって着脱させることが可能であることから、容易に交換することができる。また、機種のバージョンアップやリサイクル等を行う際、つまり光透過部の形状は変更せず光透過度や色等の性状だけを変更させるような場合にあっても、部品として容易に交換することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。図1は、本実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図、図2は、本パチンコ機に備えた遊技盤を単体で示す正面図である。なお、後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。
本実施形態のパチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でセンターアタッカー4又は右アタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。なお、本実施の形態において、後述する第1及び第2抽選手段83,84それぞれの抽選で得られる大当たりは、出玉の多い第1大当たりでの確変当たり態様と通常当たり態様、及び、出玉の少ない第2大当たりでの確変当たり態様と通常当たり態様のいずれかである。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上方及び下方左右にはスピーカー(図示せず)を有する放音装置12が配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右部には、発射装置(図示せず)を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球を遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
図1及び図2に示すように、遊技領域3aの中央部にはセンター飾り(ユニット役物)23が配置されており、該センター飾り23の中央部には開口部36が形成され、該開口部36の下側にはステージSが形成されている。遊技盤3の中央部には、少なくとも上記開口部36より大きい不図示の開口部が形成されており、この開口部にその前後から遊技盤3を挟んで互いに接合するようにして、上記センター飾り23が、予め設定された基準位置に位置決めされた状態で装着されている。また遊技領域3aには、全体としてセンター飾り23の左側に位置する遊技球の第1流下経路56aと、センター飾り23の右側に位置する遊技球の第2流下経路56bとが形成されている。
遊技盤3には、画像表示装置35が、開口部36から画面35aを露出させた状態で遊技盤裏側から装着されている。センター飾り23の下部左方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる三連の入賞口25が配設されており、センター飾り23の下方には、第1始動チャッカー27とセンターアタッカー4とが順次配設されている。第1始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。センターアタッカー4の左右には、特別図柄表示装置24及び状態表示装置29がそれぞれ配設されている。特別図柄表示装置24の上部には、4個のLEDからなる大当たり抽選保留表示装置24aが配置されている。
センターアタッカー4の下方には、発射ハンドル2の操作で遊技領域3aに打ち出された遊技球を遊技盤3の裏面に排出するためのアウト口66が設けられている。上記入賞口25及びセンターアタッカー4は、主に第1流下経路56aを流下してくる遊技球を入賞させる配置となっている。センターアタッカー4の前方には、センターアタッカー4の開閉扉4a(図4参照)から所定距離離れるように半透明カバー32が配置されており、右アタッカー5の前方には、右アタッカー5の開閉扉5a(図4参照)から所定距離離れるように半透明カバー34が配置されている。また、センター飾り23は、第1流下経路56aを流下してくる遊技球を導入してステージSに導き入れるワープ導入口37を有しており、このワープ導入口37を臨む位置には、上下一対の障害釘39が打ち込まれている。
一方、第2流下経路56b側には、遊技領域3aの上下方向の中央部に、普通図柄抽選の契機となる入球が行われる普通図柄作動ゲート33が配設されており、該普通図柄作動ゲート33の下方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる1つの入賞口26が配設されている。第2流下経路56bの経路に沿った入賞口26の左下方には、第2始動チャッカー28が配設されており、該第2始動チャッカー28の左下方には、第2始動チャッカー28への入賞に基づいて行われた大当たり抽選に当選した際に開放する右アタッカー5が配設されている。
第1及び第2始動チャッカー27,28は、それぞれ大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、このうち第2始動チャッカー28は、始動チャッカー開閉ソレノイド69(図11参照)によって、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。第2始動チャッカー28は開閉式作動入賞部(所謂チューリップ)として形成されており、第1始動チャッカー27は、開閉式作動入賞部ではない非作動な入賞口として形成されている。
センターアタッカー4及び右アタッカー5は、それぞれ大当たり抽選で当選した際に入賞が行われるものであり、センターアタッカー4はセンターアタッカー開閉ソレノイド70(図11参照)によって、また右アタッカー5は右アタッカー開閉ソレノイド71(図11参照)によって、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。そして、センターアタッカー4は、第1始動チャッカー27への入賞に基づいて第1抽選手段83で行われた大当たり抽選で当選した際に上記開閉動作を行い、右アタッカー5は、第2始動チャッカー28への入賞に基づいて第2抽選手段84で行われた大当たり抽選で当選した際に上記開閉動作を行う。センターアタッカー4は、大当たり中、遊技球を入賞させる際、1回の開放で9個の入球(すなわち、9カウント)を完了した時点で閉じ、この開閉動作を15回(すなわち、15ラウンド)繰り返すように構成される。右アタッカー5は、大当たり中、遊技球を入賞させる際、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、この開閉動作を7回(すなわち、7ラウンド)繰り返すように構成される。なお、これらカウント数及びラウンド数は、9個や、15回、7回等に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aにおけるセンター飾り23の下方には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘39を含む多数の障害釘が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを第1及び第2始動チャッカー27,28等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、第1始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて第1始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を第1始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
次に、センター飾り23の構造について図3ないし図5、及び図7を参照して詳細に説明する。図3は、吹き出し部材や照明パネルを画像表示装置の画面前側に進出させた状態の遊技盤3を示す正面図、図4は、遊技盤3を右斜め上方から見下ろした状態で示す斜視図、図5は、図3のA−A線に沿って断面した状態で示す遊技盤3の平面断面図、図7は、前枠体23aと後枠体23bとを前後方向に並べて示した斜視図である。なお、図4では、図1ないし図3に記載した障害釘30,39は便宜上、図示を省略している。
すなわち、図3ないし図5に示すように、センター飾り23は、開口部36を中央部に有する略筒状の前枠体(前枠部)23aと、遊技盤3の前面側に固定された該前枠体23aに対して遊技盤3を介して背面側から位置決め固定された後枠体(後枠部)23bと、を有しており、前枠体23aの周囲に、その複数箇所から外方に張り出すように形成されたブラケット部8を有している。それぞれのブラケット部8には、上記した各枠体23a,23bを遊技盤3に埋め込んだ形でネジ止めするために表裏貫通した孔8aが形成されている。
センター飾り23は、開口部36の上方に照明装置31を有し、開口部36の左右内側に照明装置115を有し、開口部36下方のステージS周辺に照明装置116を有している。照明装置31は、複数の発光ダイオード(LED)117aを実装した発光素子基板117からの光を、前枠体23aに設けられる光拡散部(いわゆるレンズ)を通して遊技盤3前面へと照射する。なお、図1ないし図4、及び図7においては、該光拡散部を不図示とし、背面側に位置する発光素子基板117を透過して見せるように記載している。
また、図7に示すように、例えば前枠体23aの正面視右側に配設された照明装置115は、後枠体23bに設けられた発光素子基板(発光装置)76に実装されたLED76aからの光を、前枠体23aに設けられている拡散用のシボ加工が施された光拡散部(光透過部)115aを通して、開口部36内方(矢印L1方向周辺)や遊技盤3前面側(矢印L2方向周辺)へと照射する。なお、図1の紙面左側に示す照明装置115は、後枠体23bに設けられた不図示の発光素子基板に実装されたLED(図示せず)からの光を、右側の上記証明装置115と同様の光拡散部115aを通して、開口部36内方や遊技盤3前面側へと照射する。また、照明装置116は、同じく後枠体23bに設けられた不図示の発光素子基板からの光を、前枠体23aに設けられている透明な光透過部116aを通してステージS中央部から遊技盤3前面側(矢印L3方向周辺)へと照射する。このように、センター飾り23に設けられた照明装置115,116は、前枠体23aと後枠体23bとが遊技盤3の前面及び背面から組み付けられることにより、それぞれが一体となった照明装置として構成される。
センター飾り23は、その下部中央に放出口67を有している。該放出口67は、第1始動チャッカー27の直上方に位置して、放出されて落下する遊技球Baが一対の障害釘30の間を通って第1始動チャッカー27にほぼ確実に(つまり、97〜99%の高確率で)入賞し得るように位置決め形成されている。
また、センター飾り23は、開口部36の上部左右に延びるように設けられた上段レール98(図6参照)と、開口部36の略々中段部の左右に退避した状態で設けられた第1中段レール79と、該第1中段レール79に対して進退自在に設けられた第2中段レール77と、上段レール98及び各中段レール77,79にそれぞれ上部と下部を摺動可能に支持されて、画像表示装置35の画面35a下側を空けた状態で開口部36の前側を左右方向にスライド移動するように支持された吹き出し部材63,64(吹き出し領域形成部材)と、サブタイトル等が表面に記載された状態で内部に多数のLED65b(図3参照)を有する演出用照明パネル65と、を有している。これら吹き出し部材63,64及び演出用照明パネル65は、ガタ吸収部材によってガタが吸収されるように構成されている。吹き出し部材63,64は、それぞれ画面35aに表示されるキャラクタの発する台詞(セリフ)等が遊技者側から視認可能となるように透明パネルを嵌め込んだ形に構成されている。
上記吹き出し部材63,64は、それぞれ、背面側に位置する画像表示装置35の画面35aに表示されるキャラクタの台詞(セリフ)を視認可能に区画する透明パネル部63a,64aを有している。演出用照明パネル65は、タイトルを表示する表示部65aを有している。
センター飾り23における開口部36の下部に配置されたステージSには、ワープ導入口37から導入された遊技球を第1始動チャッカー27に向けて落下させるための放出口67を有している。ステージSは、ワープ導入口37から導入されて放出口44から放出された遊技球を該ステージSの図3の左側から右側に案内する第1案内路48と、該第1案内路48の中央部に設けられた太鼓橋状ブリッジ49と、該太鼓橋状ブリッジ49を右側に通過した遊技球をステージSの後側に導く第2案内路57と、該第2案内路57に導かれた遊技球を放出口67と該放出口67とは異なる方向に振り分ける振り分け路(図示せず)と、太鼓橋状ブリッジ49の下方に設けられた上記光透過部116aと、を有している。センター飾り23の左側には、ワープ導入口37から導入した遊技球を放出口44に案内する案内路42が形成されている。
第1案内路48上における太鼓橋状ブリッジ49の左右には、ステージS前側に向かって左右にやや広がる形で下降する形状の凹部54,54が形成されている。右側の凹部54の更に右側には、太鼓橋状ブリッジ49を通過した遊技球を第2案内路57側に導くための凹部55が形成されている。第2案内路57には、凹部55から導入された遊技球を太鼓橋状ブリッジ49の下方に導いて、放出口67に連通する落下孔58に落下させる導入溝(図示せず)と、該導入溝の左右に形成されて遊技球を第1始動チャッカー27とは異なる方向に導く方向の傾斜面61に導く導入溝(図示せず)とが形成されている。これら導入溝によって上記振り分け路が構成されている。
ステージSにおける上記傾斜面61の前側には、ステージSから第1始動チャッカー27の左右に落下させるための傾斜湾曲面62,62が形成されている。放出口67の上部は、左右の傾斜湾曲面62,62から上方にせり上がるように形成されると共に、このせり上がり部分の中央には、ステージS上にありながら落下孔58に落下せず、傾斜湾曲面62,62にも導かれなかった遊技球を案内して、第1始動チャッカー27に向けて落下させるガイド溝60が形成されている。このガイド溝60も放出口67と同様に、放出されて落下する遊技球Baが障害釘30の間を通って第1始動チャッカー27にほぼ確実に(つまり、97〜99%の高確率で)入賞し得るように位置決め形成されている。
ここで、センター飾り23の後部を形成する後枠体23bについて、図6を参照して説明する。なお、図6は、遊技盤3に配設された状態における後枠体23bを背面側から見た状態で示す背面図であり、装着したセンター飾り23の配置構造を理解し易くするため、センター飾り23の背面側に本来装備される画像表示装置35やサブ制御基板38等は図示を省略している。また、図6における遊技盤3を仮想線(二点鎖線)で記載することにより、該遊技盤3前面に配設される右アタッカー5等の主だった装置と後枠体23bとの位置関係を視認可能にしている。
すなわち、後枠体23bは、図6の正面視において外形が略々矩形形状を呈しており、該後枠体23bの背面をなす背面部104(図6の紙面手前側)の周縁には、紙面奥行き方向に向かう外周壁部材103が垂設されている。さらに、この外周壁部材103の前面側左右には、それぞれ外側に張り出す張出し部102が形成されることにより、後枠体23bは平面断面視においてハット形(プレス加工の曲げ型の1つで、例えばシルクハットを縦に剪断したような形状)を呈するものとなっている。
背面部104には、矩形状の開口部105が設けられ、前述した前枠体23aの開口部36と前後方向に重なり合うことにより、設置時における画像表示装置35の画面を露出させる。ここで、後枠体23bの大きさは、その幅において遊技盤3の略々左右端部まで達し、上下高さ方向にあっては遊技領域3aの高さにおける半分以上の長さを有することによって、前面側の前枠体23aを略々覆い隠すものとなっている。
一方、後枠体23bの前面四隅、つまり左右の張出し部102におけるそれぞれの上部及び下部には、前方(図6の紙面奥側)に向かう不図示の突起部が形成され、さらに該張出し部102には12箇所のネジ挿入孔102aが左右対向する位置にそれぞれ対をなすように配設されている。これにより、後枠体23bは、その組み付けの際、上記突起部が遊技盤3の背面に設けられた不図示の凹部に係合されることで位置決めされ、その後ネジ挿入孔102aがそれぞれネジ止めされることによって遊技盤3の背面に堅固に固着される。
上記ネジ挿入孔102aは、張出し部102の最前部(図6の奥側)をなし且つネジ挿入孔102a近傍を囲う程度の狭小な平面部106に形成されている。この平面部106の外周縁には、図6の紙面手前方向に向かう壁部材107が形成され、さらに張出し部102にはこの壁部材107同士が一続きとなるような壁部が配設され、該張出し部102を複数に仕切ってなる箱型領域108が配設されている。ここで、背面部104の左右に垂設されている外周壁部材103は、上記箱型領域108の一部の壁面をなしつつ背面部104へと一続きに形成されている。そして、この箱型領域108の背面側からは、該外周壁部材103に向かって三角形状のリブ部109が形成され、後枠体23bにおける左右部の強度向上が図られるものとなっている。
また、背面部104の背面には、格子形状を呈するリブ部110が全面に亘って形成され、該背面部104の下部前面側には、その下端から一続きに形成されている外周壁部材103に向かって三角形状のリブ部113が形成されている。そして、背面部104のリブ部110上には、画像表示装置35の荷重を支え得る強度を有した固定用突起111が、該画像表示装置35に貫通形成されたネジ止め孔(不図示)と対向する位置の4箇所に突出形成されている。
背面部104の領域AR内で水平方向に設けられているリブ部110は、他のリブ部110に比して高さが低く形成されている。これによって、パチンコ機1の完成時におけるリブ部110上方には間隙が形成され、該間隙内にはセンター飾り23に搭載される各種装置に係るハーネスが引き回される。該ハーネスは領域AR内に設けられた鈎針状の爪部112に通すように引き回され、散乱しないように結束される。
一方、後枠体23b上部には、吹き出し部材63をスライド駆動するモータM1と、吹き出し部材64をスライド駆動するモータM2と、演出用照明パネル65をスライド駆動するモータM3とがそれぞれの回転軸(図示せず)を前面側に向けて配設されている。これら各モータM1,M2,M3は、それぞれ遊技中の演出における所定の契機にて、後述する演出制御手段91からの信号を受け、各回転軸からギヤ列(図示せず)を介して回転を伝達し、吹き出し部材63,64、演出用照明パネル65をスライド駆動させるものである。図6では、吹き出し部材63,64及び演出用照明パネル65が、モータM1,M2,M3の回動により上部左右レール98を伝って中央部に引き出され、それぞれが開口部36に対して最大限に進出した状態で示されている。このとき、演出用照明パネル65は、被ガイド部材78が第1中段レール79を伝って摺動し、上記進出した状態で支持され、吹き出し部材64は、被ガイド部材93が第2中段レール77を伝って摺動し、上記進出した状態にて支持されている。
ついで、吹き出し部材63,64及び演出用照明パネル65の支持構造について、図8及び図9を参照して説明する。なお、図8は、図6に示す後枠体23bを正面から見た状態で示す正面図、図9は、遊技盤3から取り外した状態で示す後枠体23bの正面図である。
すなわち、図8に示すように、後枠体23bは、センター飾り23の全体における開口部36に対応する開口部99を有しており、この開口部36,99の上縁部99aには、その長手方向に延びるように上段レール98が設けられ、開口部36,99における下縁部99bと上縁部99aとの間には、該開口部36,99の左右方向に延びるように第1中段レール79,96及び第2中段レール77(図6参照)が設けられている。第1中段レール79,96は、開口部36,99の左右幅方向の両側に固定配置されており、第2中段レール77は、第1中段レール79に対して進退動作するように支持されている。吹き出し部材63,64及び演出用照明パネル65は、画面35aを、吹き出し部材63,64及び演出用照明パネル65より下側を含む開口部36,99の全域から露出するように、上記レール77,79,96,98によってスライド自在に支持されている。
つまり、図8及び図9に示すように、演出用照明パネル65は、上段レール98の左レール98aによって上部を摺動自在に支持されると共に、第1中段レール96によって下部を摺動自在に支持されており、吹き出し部材63は、上段レール98の右レール98bによって上部を摺動自在に支持されると共に、第1中段レール96によって下部を摺動自在に支持されている。吹き出し部材64は、上段レール98の右レール98bによって上部を摺動自在に支持されると共に、第2中段レール77によって下部を摺動自在に支持されている。
また、図8に示すように、第2中段レール77における同図右方には第1中段レール79に摺動自在に係合する被ガイド部材78が設けられている。更に、吹き出し部材63における同図左方には第1中段レール96に摺動自在に係合する被ガイド部材95が設けられている。この被ガイド部材95は、前側に屈曲して突出する突出部95aと、該突出部95aにおける右端部の前端から下方に鉤状に屈曲して第1中段レール96に摺動自在に係合する鉤部95bと、突出部95aにおける左端部の前端から下方に鉤状に屈曲し且つ前方のカバー部材100の裏面に弾性的に摺接する板バネ部95cと、を有している。
上述した演出用照明パネル65及び吹き出し部材63は、開口部36,99の左右幅方向の一側(演出用照明パネル65の場合は図8の右側、吹き出し部材63の場合は図8の左側)から画面35aの前側に向けて進出し又は該一側に向けて退避するように構成されている。また吹き出し部材64は、開口部36,99の左右幅方向の一側(図8の右側)から画面35aの前側に向けて進出し又は該一側に向けて退避するように構成されている。吹き出し部材63,64は、それぞれ、背面側に位置する画像表示装置35の画面35aに表示されるキャラクタの台詞(セリフ)を視認可能に区画する透明パネル部63a,64aを有している。演出用照明パネル65は、サブタイトルを表示する表示部65aを有している。
上記左レール98a及び右レール98bは、それぞれ合成樹脂等のカバー部材から構成されており、これらレール98a,98bを取り外した状態を図8に示す。同図に示すように、カバー部材からなる左レール98aの内部には、吹き出し部材63の上部に固定された被案内部材154と、該被案内部材154から連続するように一体形成されたラック155と、が摺動自在に収容されている。また、カバー部材からなる右レール98bの内部には、演出用照明パネル65の上部に固定された被案内部材158と、該被案内部材158から連続するように一体形成されたラック159と、が摺動自在に収容されている。更に、右レール98bの内部におけるラック159の奥側には、吹き出し部材64の上部に固定された被案内部材156と、該被案内部材156から連続するように一体形成されたラック157と、が摺動自在に収容されている。
上記被案内部材154,156,158及び上記ラック155,157,159は、それぞれ後枠体23bの左右幅方向に延在するように形成されている。後枠体23bの上部におけるラック155に対向する位置には、該ラック155とでラックアンドピニオン(rack and pinion)を構成するピニオン151が噛合するように配置され、該ピニオン151の奥側には、該ピニオン151を回転させるモータM1が配置されている。後枠体23bの上部におけるラック157に対向する位置には、該ラック157とでラックアンドピニオンを構成するピニオン152が噛合するように配置され、該ピニオン152の奥側には、該ピニオン152を回転させるモータM2が配置されている。後枠体23bの上部におけるラック159に対向する位置には、該ラック159とでラックアンドピニオンを構成するピニオン153が噛合するように配置され、該ピニオン153の奥側には、該ピニオン153を回転させるモータM3が配置されている。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図10を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図10に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図11に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド69、センターアタッカー開閉ソレノイド70、右アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置11、画像表示装置35、賞球装置46、演出用照明パネル65、照明装置31,115,116、及びモータM1〜M3と、を備えている。
遊技制御装置80は、図10に示した主制御基板40やサブ制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、第1抽選手段83、第2抽選手段84、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が第1及び第2始動チャッカー27,28、入賞口25,26、センターアタッカー4、右アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する第1及び第2始動チャッカー27,28、入賞口25,26、センターアタッカー4、右アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
第1抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの第1始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、第2抽選手段84側との合計の最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、第1大当たり(ビッグボーナス)及び第2大当たり(レギュラーボーナス)を含む各種大当たりの何れかに当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して大当たり抽選を実行する。また第2抽選手段84は、入賞信号出力手段82からの第2始動チャッカー28に対応する入賞信号の入力時、第1抽選手段83側との合計の最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、第1大当たり及び第2大当たりを含む各種大当たりの何れかに当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して大当たり抽選を実行する。本実施形態では、第1及び第2抽選手段83,84のいずれかで第1大当たりに当選した場合、作動制御手段88の制御で作動する右アタッカー開閉ソレノイド71によって右アタッカー5が、1回の開放で9個の入球(即ち9カウント)を完了した時点で閉じ、この開閉を15回(15ラウンド)繰り返すように動作させられる。一方、抽選手段83,84のいずれかで第2大当たりに当選した場合、作動制御手段88の制御で作動するセンターアタッカー開閉ソレノイド70によってセンターアタッカー4が、1回の開放で9個の入球(即ち、9カウント)を完了した時点で閉じ、この開閉を7回(即ち7ラウンド)繰り返すように動作させられる。
そして第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で第1大当たりに当選した場合には、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、「333」や「777」等の図柄が画面35a上の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で第2大当たりに当選した場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、「222」や「444」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で外れた場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「258」や「186」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
普通図柄抽選手段94は、第2始動チャッカー28を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、普通図柄作動ゲート32への入球を契機として実行する。
遊技制御手段86は、放音装置12に放音演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、演出用照明装置11、及び照明装置31,115,116に発光演出をさせる契機となる指令を演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データに応じて、発光、及び駆動に係る演出制御をさせる契機となる指令を演出制御手段91に送り、演出用照明パネル65、及びモータM1〜M3の制御を行わせる。さらに、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、第1及び第2抽選手段83,84での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。
保留手段87は、第1、第2抽選手段83,84のいずれかから出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、特別図柄表示装置24の大当たり抽選保留表示装置24aに、始動チャッカー27,28双方での合計が最大4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、合計の保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が4個未満となった場合、第1、第2抽選手段83,84で行われる第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド69に駆動信号を送って該ソレノイド69を作動させ、第2始動チャッカー28を開閉動作させる。作動制御手段88は、第1大当たりに当選した場合に、右アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、右アタッカー5を15ラウンドだけ開閉動作させるように制御する。また作動制御手段88は、第2大当たりに当選した場合に、センターアタッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送り、センターアタッカー4を7ラウンドだけ開閉動作させるように制御する。更に作動制御手段88は、第1始動チャッカー27、第2始動チャッカー28、入賞口25,26、センターアタッカー4、右アタッカー5に入賞した旨の入賞信号を入賞信号出力手段82から受けた場合、それぞれの入賞に対応する賞球数となるように賞球装置46を作動制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド69、センターアタッカー開閉ソレノイド70、右アタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド69にあって、第2始動チャッカー28の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94での普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド70,71のそれぞれにあって、アタッカー4,5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド69、センターアタッカー開閉ソレノイド70、右アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、遊技者の聴覚に訴える演出を行う。また、演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、演出用照明装置11及び照明装置31,115,116を発光駆動し、遊技者の視覚に訴える演出を行う。また、演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、表示制御手段92の制御で画面35a上に表示される演出内容に対応するようにモータM1〜M3をそれぞれ時計方向又は反時計方向に回転駆動させる。つまり、演出制御手段91は、画面35a上に表示される、キャラクタ(例えば、本パチンコ機1のテーマに関連した種々の登場人物)が発する台詞(文字列等)と連係動作し得るように、吹き出し部材63,64を移動/停止するようにモータM1〜M3を作動制御する。その際、演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、演出用照明パネル65に備えた多数のLED65bを点灯及び/又は点滅させ、画面35a上の表示内容に対応するような演出を行う。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、第1及び第2抽選手段83,84それぞれによる各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従い、画像表示装置35の画面35aを2分割した形で各表示領域にそれぞれ時系列的に演出表示し、或いは、双方の表示領域を一体に使用した形で時系列的に演出表示する。
また、始動チャッカー開閉ソレノイド69は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、第2始動チャッカー28を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド70,71は、それぞれ、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー4,5を開閉動作させる。
放音装置12は、演出制御手段91の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置11は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。照明装置31,115,116は、演出制御手段91の制御に従ってそれぞれが内蔵するLED117a、LED76a、及び不図示のLEDを発光駆動(例えば点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。演出用照明パネル65は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵するLED65aを発光駆動(例えば点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。モータM1〜M3は、演出制御手段91の制御に従ってそれぞれ吹き出し部材63,64及び演出用照明パネル65の移動を制御させ、演出に応じた開閉動作を行う。画像表示装置35は、表示制御手段92の制御に従って作動し、演出データや第1、第2抽選手段83,84での抽選結果に応じた演出表示を行う。
賞球装置46は、作動制御手段88により作動制御されて、第1始動チャッカー27、第2始動チャッカー28、入賞口25,26、センターアタッカー4、右アタッカー5それぞれへの入賞に対応する賞球数を供給する。
次に、本パチンコ機1による作用について、図12のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、第1、第2始動チャッカー27,28や入賞口25,26に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口66から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、案内路42に案内されて放出口44から放出され、第1案内路48、凹部54、太鼓橋状ブリッジ49、凹部54を通って凹部55に至り、更に第2案内路57に転動して、太鼓橋状ブリッジ49下方の上記振り分け路(図示せず)で進路を振り分けられる。その結果、落下孔58に落下した遊技球は、放出口67から放出されて、高い入賞確率(略100%)で第1始動チャッカー27に入賞する。この遊技球は、殆どの場合、第1始動チャッカー27に入賞することになるが、障害釘30(図1,2参照、図4には不図示)への当接状況によっては入賞できないこともある。
一方、傾斜面61側に振り分けられた遊技球は、傾斜湾曲面62から第1始動チャッカー27とは異なる方向にステージS下方に落下するが、場合によっては、障害釘30の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、障害釘30に絡んでその間を落下して第1始動チャッカー27に入賞することもある。
ところで、第1及び第2始動チャッカー27,28や入賞口25,26の何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、第1、第2抽選手段83,84で行われる第1及び第2始動チャッカー27,28への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
ステップS3において、大当たり抽選で当選した場合、第1、第2抽選手段83,84のうち該当する側が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり第1大当たりにおける確変当たり態様か通常当たり態様、或いは、第2大当たりにおける確変当たり態様か通常当たり態様のいずれかに対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段86が、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
そして、画面35a上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでセンターアタッカー開閉ソレノイド70又は右アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド70又は71を作動させてセンターアタッカー4又は右アタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定ラウンドだけ繰り返させる。これにより、センターアタッカー4又は右アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が、球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
ここで、上記したパチンコ機1におけるセンター飾り23の組み付け過程について説明する。
前枠体23aは、ステージS等の各種部材がそれぞれに取り付けられることにより、前枠体23a単体として組み上げられる。そして、この前枠体23aには、左右側部に形成された光拡散部115aと、ステージS中央下部にネジ止めにより固着された光透過部116aとが、一体的に成型されている。また、後枠体23bは、吹き出し部材63,64やこれらを駆動させるモータM1,M2等の各種演出部材と共に、上記光拡散部115aから光を透過拡散させる発光素子基板76と上記光透過部116aから光を透過させる不図示の発光素子基板とが取り付けられ、後枠体23b単体として組み上げられる。
上記単体で組み上げられた前枠体23aは、ブラケット部8に形成された孔8aにて遊技盤3前面の所定位置に位置決めされ、ネジ止めされることで組み付けられる。また、後枠体23bは、モータM1,M2等の電気的部材を結線するハーネス等を引き回しつつ、張出し部102に配設されたネジ挿入孔102aにて遊技盤3背面の所定位置に位置決めされ、ネジ止めされる。このようにして、前枠体23aと後枠体23bとが、遊技盤3の前面及び背面から結合された状態となり、一体的なセンター飾り23として形成される。
センター飾り23が形成されると、前枠体23aの光拡散部115aが後枠体23bにおける発光素子基板76と前後方向に並設された状態となり、両者によって照明装置115が構成される。同様に、光透過部116aは、後枠体23bに取り付けられた不図示の発光素子基板と前後方向に並設されることによって、照明装置116として構成される。これらにより、単独の各照明装置として構成されている照明装置115,116が、光の性状を変更する所謂レンズの働きをする光拡散部115a及び光透過部116aと、発光素子基板76等の光源をなす発光部と、の2つの機能部分に分割され、それぞれが別の工程を経て組み付けられることが示されるものとなっている。したがって、照明装置115,116が、上記したような構造によって分割して組み付け可能であることは、故障や不具合等が発生した場合に、必要に応じて前枠体23a又は後枠体23bをそれぞれ単体で取り外すことが可能となり、保守・点検等における作業性の向上が図られるものとなる。
さらに、従来におけるパチンコ機においては、各種の演出に係る役物等多くの部材がセンター飾りに一括して取り付けられた状態となることが一般的であったことから、その重量が嵩み、遊技盤への組み付け作業の効率が低下したり、組み付け時における落下事故を招いたりする虞があった。これは、近年液晶パネル等からなる画像表示装置のサイズが大型化することに起因して、センター飾り自体の大きさが大型化していることからも自明なものとなっている。このような問題に対しても、本パチンコ機1におけるセンター飾り23のように、前枠体23aと後枠体23bとからなる構造を有すると共に、これらに対して必要に応じて各種部材を分散して配置させることによって、全体の重量バランスを有効に配分させることができるようになる。
ついで、本パチンコ機1の電源投入時から遊技に際しての照明装置115,116の発光動作について補足して説明する。
すなわち、本実施の形態におけるパチンコ機1は、該パチンコ機1背面に配設された電源スイッチ(図示せず)をオン状態とすることにより電源投入される。この際、主制御基板40やサブ制御基板38等の各種初期設定に伴い、前扉7に配設された演出用照明装置11や、センター飾り23に配設された照明装置31等の発光演出に係る各装置が、遊技制御手段86からの指令に基づく演出制御手段91の制御によって発光駆動される。
一方、照明装置115,116は、基本的にセンター飾り23自体やその開口部36内を明るく発光させる役割を有していることにより、演出制御手段91にて発光に係る制御がなされるものの、パチンコ機1における電源投入以降は、その発光状態が略々一定に保たれるものとなっている。このような照明装置115からの光は、光拡散部115aがシボ加工されていることにより、主に矢印L1(図7参照)周辺の内方側や矢印L2(図7参照)周辺の前方側に向かって拡散及び透過されて照射される。また、照明装置116からの光は、光透過部116aから透過し、例えば矢印L3(図7参照)に示す前方側に向かって照射される。これらの光を視認することにより、ホール等の担当者であればパチンコ機1の起動状態を確認することができ、また、遊技者であれば本パチンコ機1特有の発光演出の雰囲気を視認して本パチンコ機1における遊技への期待や意気込み等を抱くものとなる。なお、照明装置115,116は、上記において発光状態が略々一定に保たれるものとして説明したが、点滅等の動的な変化をするものであってよく、その動作は特に限定されるものではない。さらには、各種演出(スーパーリーチ等)を契機とし、その発光動作(点滅等)や発光状態(色の変化や強弱等)等を変更させてよいことは勿論である。
なお、本実施の形態では、センターアタッカー4及び右アタッカー5として2つのアタッカーを備えたパチンコ機1について説明したが、本発明は、このようなパチンコ機に限らず、アタッカーを1つのみ備えたパチンコ機にも適用し得ることは勿論である。
以上のように、本実施の形態によると、パチンコ機1が、一対の前枠部23a及び後枠部23bからなるセンター飾り23を備え、該前枠部23aは、光透過性を有した光拡散部115aと光透過部116aとを有し、後枠部23bは、該光拡散部115aから透過させる光を発するLED76aを実装した発光素子基板76を有してなるので、光の性状を変更させるようなレンズとして機能する光拡散部115aを前枠部23aに配設させ、該光拡散部115aから透過させる光の光源となるLED76aを実装した発光素子基板76を後枠部23bに配設させることができる。これにより、光拡散部115aと発光素子基板76とからなる照明装置115をセンター飾り23にすべて一括して組み付けていた従来型の製造工程を、光拡散部115aを前枠部23aに取り付ける工程と発光素子基板76を後枠部23bに取り付ける工程との、2つの製造工程に分けて分散させることができるようになり、センター飾り23における製造作業の効率化を図ることができるようになる。また、上記した光拡散部や発光素子基板等といった各種部材を従来のパチンコ機のようなセンター飾りの1箇所に集中させず、前枠部23a及び後枠部23bに分散させて構造を単純化させることは、上記発光素子基板76に関わるハーネス等の引き回し作業の容易化にも繋がるものとなる。
また、光拡散部115a及び光透過部116aが前枠部23aに、発光素子基板76が後枠部23bにそれぞれ取り付けられるので、一方の発光素子基板76に電気的な故障や不具合等が生じた場合にあっても、センター飾り23全体ではなく後枠部23bのみを着脱させて修理作業を行うことができ、保守や点検作業に費やされる手間や時間等の軽減を図ることができるようになる。
また、光透過部116aが、ネジ止めにより前枠部23aをなす枠体と一体化される別部材からなるので、万が一、光透過部116aが破損したような場合にあっても、前枠部23aとネジ止めによって着脱させることが可能であることから、容易に交換することができるようになる。また、機種のバージョンアップやリサイクル等を行う際、つまり光透過部116aの形状は変更せず光透過度や色等の性状だけを変更させるような場合にあっても、部品として容易に交換することができるようになる。
また、光拡散部115aが、シボ加工を施した合成樹脂材からなるので、後枠部23bが有する発光素子基板76からの光を有効に拡散させることができるようになる。
また、発光素子基板76が、該基板に実装されるLED76aを光源としてなるので、発光素子基板76の光源として、一般的な発光ダイオード(LED)を用いることができるものとなる。また、LED76aを光源とすることにより、発光装飾に費やす電力をランプ等に比して低減させると共にその耐久性を向上させることができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本パチンコ機に備えた遊技盤を単体で示す正面図である。 吹き出し部材や照明パネルを画像表示装置の画面前側に進出させた状態の遊技盤を示す正面図である。 遊技盤を右斜め上方から見下ろした状態で示す斜視図である。 図3のA−A線に沿って断面した状態で示す遊技盤の平面断面図である。 遊技盤に配設された状態における後枠体を背面側から見た状態で示す背面図である。 前枠体と後枠体とを前後方向に並べて示した斜視図である。 図6に示す後枠体を正面から見た状態で示す正面図である。 遊技盤から取り外した状態で示す後枠体の正面図である。 本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3 遊技盤
3a 遊技領域
23 ユニット役物(センター飾り)
23a 前枠部(前枠体)
23b 後枠部(後枠体)
76 発光装置(発光素子基板)
115a 光透過部(光拡散部)
116a 光透過部
Ba 遊技球
S ステージ

Claims (2)

  1. 遊技領域を形成する遊技盤の前面及び背面から該遊技盤を挟む形で組み付けられる一対の前枠部及び後枠部からなるユニット役物を備え、該ユニット役物が配設される前記遊技領域に遊技球を打ち出すことで遊技してなる遊技機であって、
    前記前枠部は、光透過性を有した光透過部を該前枠部の少なくとも一部をなすような一体の状態で有し、
    前記後枠部は、光を発する発光装置を有し、該発光装置により前記前枠部と該後枠部とが前記遊技盤に組み付けられた状態にて前記光透過部から光を透過させてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記光透過部は、ネジ止めにより前記前枠部をなす枠体と一体化される別部材からなる、
    請求項1に記載の遊技機。
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