JP2007221447A - 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007221447A
JP2007221447A JP2006039512A JP2006039512A JP2007221447A JP 2007221447 A JP2007221447 A JP 2007221447A JP 2006039512 A JP2006039512 A JP 2006039512A JP 2006039512 A JP2006039512 A JP 2006039512A JP 2007221447 A JP2007221447 A JP 2007221447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
luminance signal
histogram
background
luminance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006039512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007221447A5 (ja
JP4760434B2 (ja
Inventor
Kazuo Watanabe
和夫 渡辺
Takahiko Tamura
孝彦 田村
Satoshi Miura
悟司 三浦
Hiroyuki Kita
宏之 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006039512A priority Critical patent/JP4760434B2/ja
Publication of JP2007221447A publication Critical patent/JP2007221447A/ja
Publication of JP2007221447A5 publication Critical patent/JP2007221447A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4760434B2 publication Critical patent/JP4760434B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

【課題】画像のコントラストを改善する。
【解決手段】ステップS31で、前段から順次入力される輝度信号Yiの1画素に注目し、ステップS32で、その画素が背景に属する画素であるか否かを判定する。背景に属する画素であると判定された場合、処理はステップS33に進み、背景カウンタ値が1だけインクリメントされる。反対に、背景に属する画素ではないと判定された場合、処理はステップS34に進み、当該画素の輝度信号Yiに対応する度数が1だけインクリメントされる。そして1画像分の画素を注目した後、ステップS36で、背景カウンタ値が輝度のダイナミックレンジの階調数で除算され、ステップS37で、その商が背景を除く1画像分の各輝度の度数に加算される。本発明は、例えばテレビジョン受像機などの画像を出力する機器に適用できる。
【選択図】図39

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラムに関し、特に、画像の輝度信号のヒストグラムに基づいてコントラストを補正する場合に用いて好適な画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラムに関する。
画像のコントラストを補正する手法として、輝度信号のヒストグラムを用いるヒストグラム法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、ヒストグラム法を適用して画像のコントラストを改善する従来のコントラスト補正装置の構成例を示している。
このコントラスト補正装置10は、画像の輝度信号Yiを入力として、補正(改善)後の輝度信号Yoを出力するものであり、ヒストグラムデータ取得部11、累積度数変換部12、正規化ゲイン演算部13、LUT輝度変換部14、およびタイミング制御部15から構成される。
コントラスト補正装置10において、前段から入力される輝度信号Yiは、ヒストグラムデータ取得部11、およびLUT輝度変換部14に入力される。
ヒストグラムデータ取得部11は、入力された画像1枚分(1フィールド分または1フレーム分)の輝度信号Yiのヒストグラムデータ、すなわち、各輝度の度数(画素の出現頻度)をカウントして累積度数変換部12に出力する。累積度数変換部12は、ヒストグラムデータ取得部11から入力されたヒストグラムデータを各輝度に対する累積度数、すなわち、輝度の最小値に対する度数から当該輝度に対応する度数までの加算値に変換して正規化ゲイン演算部13に出力する。
正規化ゲイン演算部13は、累積度数変換部12から入力された各輝度に対応する累積度数を、輝度の最大値(例えば、輝度が8ビットであるならば、255)で除算することにより正規化し、その結果得られる正規化ゲインカーブをLUT輝度変換部14に出力する。
LUT輝度変換部14は、正規化ゲイン演算部13から入力された正規化ゲインカーブをルックアップテーブル(以下、LUTと称する)として保持し、コントラスト補正装置10の前段から入力された輝度信号Yiを、保持するLUTを用いて輝度信号Yoに変換し、後段に出力する。
タイミング制御部15は、ヒストグラムデータ取得部11乃至LUT輝度変換部14の動作タイミングを制御する。
このコントラスト補正装置10によれば、ヒストグラムデータ取得部11により、例えば、入力画像の画素が720(水平)×480(垂直)であり、その輝度が8ビットであって、図2に示すようなヒスグラムデータが取得された場合、累積度数変換部12により、図3に示すような累積度数に変換され、さらに、正規化ゲイン演算部13により、図4に示すような滑らかな右上がりの正規化ゲインカーブが得られる。この正規化ゲインカーブは、LUT輝度変換部14に保持され、入力輝度信号Yiを出力輝度信号Yoに変換する際に参照される。
例えば、図2に示されたヒスグラムデータに対応する輝度信号Yiは、図5に示すヒストグラムの輝度信号Yoに変換される。図5に示されたように、出力輝度信号Yoはそのヒストグラムがダイナミックレンジの全域に亘って分布するので、画像のコントラストが改善される。
特開2002−140701号公報
しかしながら、実際にコントラストを改善しようとする画像の輝度信号のヒストグラムは、図2のように滑らかな分布であることは少なく、より複雑な分布を示していることが多い。そのような場合、コントラスト補正装置10の正規化ゲイン演算部13によって得られる正規化ゲインカーブは滑らかな右上がりの曲線とならないので、補正後の画像が劣化し見難くなってしまうことがある。
例えば、入力される輝度信号Yiのヒストグラムが図6に示されるように複数のピークを有しているような場合、得られる正規化ゲインカーブは、図7に示すように曲線の傾きが急峻である部分L1,L2や傾きの変化が急激である部分L3が生じてしまう。
この正規化ゲインカーブに基づいて輝度値を補正すると、傾きが急峻である部分L1,L2に基づく変換では、ゲインが大きくなるのでノイズ成分が強調されて画質が劣化してしまうことになる。また、傾きの変化が急激である部分L3に基づく変換では、当該L3をまたぐ輝度信号の波形に大きな歪を発生するため、階調が不足し(つぶれが生じ)画質が劣化してしまうことになる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、入力された画像の輝度の分布に拘わらず、コントラストを改善できるようにするものである。
本発明の一側面である画像処理装置は、画像の輝度信号を補正する画像処理装置において、1画像分の各画素について前記画像の背景部分に属するか否かを判定する判定手段と、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数をカウントするカウント手段と、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムを生成する生成手段と、カウントされた前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算する除算手段と、生成された前記ヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算した商を加算することにより、前記ヒストグラムを補正する加算手段と、補正済みの前記ヒストグラムに基づいてゲイン関数を作成する作成手段と、前記輝度信号を前記ゲイン関数に基づいて補正する補正手段とを含む。
本発明の一側面である画像処理装置は、前記判定手段、前記カウント手段、前記生成手段、前記除算手段、前記加算手段、前記作成手段、および前記生成手段の処理に要する時間だけ、前記輝度信号を遅延して前記補正手段に供給する遅延手段をさらに含むことができる。
本発明の一側面である画像処理装置は、前記生成手段によって生成された前記ゲイン関数の時間方向の変動を緩和して前記補正手段に供給する緩和手段をさらに含むことができる。
本発明の一側面である画像処理方法は、画像の輝度信号を補正する画像処理装置の画像処理方法において、1画像分の各画素について前記画像の背景部分に属するか否かを判定し、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数をカウントし、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムを生成し、カウントされた前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算し、生成された前記ヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算した商を加算することにより、前記ヒストグラムを補正し、補正済みの前記ヒストグラムに基づいてゲイン関数を作成し、
前記輝度信号を前記ゲイン関数に基づいて補正するステップを含む。
本発明の一側面であるプログラムは、画像の輝度信号を補正するためのプログラムであって、1画像分の各画素について前記画像の背景部分に属するか否かを判定し、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数をカウントし、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムを生成し、カウントされた前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算し、生成された前記ヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算した商を加算することにより、前記ヒストグラムを補正し、補正済みの前記ヒストグラムに基づいてゲイン関数を作成し、前記輝度信号を前記ゲイン関数に基づいて補正するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面においては、1画像分の各画素について画像の背景部分に属するか否かが判定され、1画像を構成する画素のうち、背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数がカウントされる。また、1画像を構成する画素のうち、背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムが生成される。そして、カウントされた背景画素数が輝度信号の階調数で除算され、生成されたヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、背景画素数を輝度信号の階調数で除算した商が加算されることにより、ヒストグラムが補正され、補正済みのヒストグラムに基づいてゲイン関数が作成されて、輝度信号がゲイン関数に基づいて補正される。
本発明の一側面によれば、入力された画像の輝度の分布に拘わらず、コントラストを改善することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面である画像処理装置は、画像の輝度信号を補正する画像処理装置(例えば、図8のコントラスト補正装置20)において、1画像分の各画素について前記画像の背景部分に属するか否かを判定する判定手段(例えば、図35の背景判定部101)と、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数をカウントするカウント手段(例えば、図35の背景画素カウント部103)と、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムを生成する生成手段(例えば、図35のスイッチ31、RAM32、および加算部33)と、カウントされた前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算する除算手段(例えば、図35の平均化部104)と、生成された前記ヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算した商を加算することにより、前記ヒストグラムを補正する加算手段(例えば、図35の加算部105)と、補正済みの前記ヒストグラムに基づいてゲイン関数を作成する作成手段(例えば、図8のゲイン関数生成部24)と、前記輝度信号を前記ゲイン関数に基づいて補正する補正手段(例えば、図8のLUT輝度変換部25)とを含む。
本発明の一側面である画像処理装置は、前記判定手段、前記カウント手段、前記生成手段、前記除算手段、前記加算手段、前記作成手段、および前記生成手段の処理に要する時間だけ、前記輝度信号を遅延して前記補正手段に供給する遅延手段(例えば、図25の遅延部51)をさらに含むことができる。
本発明の一側面である画像処理装置は、前記生成手段によって生成された前記ゲイン関数の時間方向の変動を緩和して前記補正手段に供給する緩和手段(例えば、図26のIIRフィルタ61)をさらに含むことができる。
本発明の一側面である画像処理方法およびプログラムは、1画像分の各画素について前記画像の背景部分に属するか否かを判定し(例えば、図39のステップS32)、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数をカウントし(例えば、図39のステップS33)、1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムを生成し(例えば、図39のステップS34)、カウントされた前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算し(例えば、図39のステップS36)、生成された前記ヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算した商を加算することにより、前記ヒストグラムを補正し(例えば、図39のステップS37)、補正済みの前記ヒストグラムに基づいてゲイン関数を作成し(例えば、図22のステップS2乃至S4)、
前記輝度信号を前記ゲイン関数に基づいて補正する(例えば、図22のステップS5およびS6)ステップを含む。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図8は、本発明の一実施の形態であるコントラスト補正装置の第1の構成例を示している。
このコントラスト補正装置20は、画像の輝度信号Yiを入力として、補正(改善)後の輝度信号Yoを出力するものであり、ヒストグラムデータ取得部21、3バンド累積度数変換部22、偏差算出部23、ゲイン関数生成部24、LUT輝度変換部25、およびタイミング制御部26から構成される。
コントラスト補正装置20において、前段から入力される輝度信号Yiは、ヒストグラムデータ取得部21、およびLUT輝度変換部25に入力される。
ヒストグラムデータ取得部21は、入力された画像1枚分(1フィールド分または1フレーム分)の輝度信号Yiのヒストグラムデータ、すなわち、各輝度の度数(画素の出現頻度)をカウントして3バンド累積度数変換部22に出力する。
図9は、ヒストグラムデータ取得部21の詳細な第1の構成例を示している。ヒストグラムデータ取得部21の第1の構成例は、タイミング制御部26からの制御に従い、輝度信号の有効区間には前段から入力される輝度信号Yiの値を読み出しアドレスとしてRAM32に出力し、輝度信号の無効区間(垂直ブランキング区間など)にはタイミング制御部26から供給される読み出しアドレスをRAM32に出力するスイッチ31、スイッチ31から入力される読み出しアドレスに保持している値を出力するRAM32、およびRAM32から出力された値に1を加算してRAM32に戻す加算部33から構成される。加算部33からRAM32に戻された値は、RAM32の出力前と同じアドレスに保持される。
なお、ヒストグラムデータ取得部21の第2の構成例については、図35を参照して後述する。
図8に戻る。3バンド累積度数変換部22は、ヒストグラムデータ取得部21から入力されるヒストグラムデータに基づき、輝度のダイナミックレンジを3つの領域A1,A2,A3に分割し、度数領域A1,A2,A3にそれぞれ属する輝度を有する画素数(以下、度数領域A1乃至A3の累積度数と称する)をカウントし、その結果(以下、3バンド累積ヒストグラムと称する)を偏差算出部23に出力する。
偏差算出部23は、3バンド累積度数変換部22から入力される3バンド累積ヒストグラムに基づき、例えば図10に示すように、原点(0,0)および(度数領域A3の最大輝度,累積度数最大値)の2点を結ぶ直線fと、原点(0,0)、(度数領域A1の最大輝度,度数領域A1の累積度数)、(度数領域A2の最大輝度,度数領域A1の累積度数+度数領域A2の累積度数)および(度数領域A3の最大輝度,度数領域A1の累積度数+度数領域A2の累積度数+度数領域A3の累積度数)の4点を結ぶ曲線gとを生成し、度数領域A1の最大輝度における直線fと曲線gの偏差a、度数領域A2の最大輝度における直線fと曲線gの偏差bを算出し、さらにa+bおよびa−bを算出して、これらをさらに累積度数の最大値で除算することにより正規化し、正規化されたa,b,a+bおよびa−bをゲイン関数生成部24に出力する。
ゲイン関数生成部24は、鋭角に曲がる曲線gを、偶関数と奇関数が組み合わされた傾きの滑らかなゲイン関数gc(x)に変換する。具体的には、偶関数にはCOS(x)を、奇関数にはsin(x)を用い、偏差算出部23から入力される正規化されたa,b,a+bおよびa−bに基づいて次式のようにゲイン関数gc(x)を生成する。
gc(x)=x+ks・(a-b)・sin(2π(x-xp)/(xw-xp))
+kc・(a+b)・(1-cos(2π(x-xp)/(xw-xp)))
xp≦x≦xw
gc(x)=x
0≦x<xp,xw<x≦xmax
ただし、xは入力輝度、ks,kcは任意の係数である。また、xmaxは輝度の最大値、xpは輝度のペデスタルレベル、xwは輝度の白ピークレベルであって、輝度が8ビットである場合、0≦x≦255であってxmax=255であり、このとき、ペデスタルレベルxp=16、白レベルxw=235とすることが一般的である。
なお、ゲイン関数生成部24において生成されるゲイン関数gc(x)は、偏差a,bの正負の符号に応じて4パターンの形状が生成される。すなわち、第1のパターンは、図11に示されたような-sin関数をベースとする形状である。第2のパターンは、例えば図12に示すヒストグラムに基づいて図13に示す3バンド累積ヒストグラムが生成され、これに基づいて生成される、図14に示すような+cos関数をベースとする形状である。第3のパターンは、例えば図15に示すヒストグラムに基づいて図16に示す3バンド累積ヒストグラムが生成され、これに基づいて生成される、図17に示すような-cos関数をベースとする形状である。第4のパターンは、例えば図18に示すヒストグラムに基づいて図19に示す3バンド累積ヒストグラムが生成され、これに基づいて生成される、図20に示すような+sin関数をベースとする形状である。
図8に戻る。ゲイン関数生成部24は、生成したゲイン関数gc(x)をLUT輝度変換部25に出力する。LUT輝度変換部25は、ゲイン関数生成部24から入力されるゲイン関数gc(x)をルックアップテーブル(以下、LUTと称する)として保持し、コントラスト補正装置20の前段から入力された輝度信号Yiを、保持するLUTを用いて輝度信号Yoに変換し、後段に出力する。タイミング制御部15は、ヒストグラムデータ取得部21乃至LUT輝度変換部25の動作タイミングを制御する。
図21は、LUT輝度変換部25の詳細な構成例を示している。LUT輝度変換部25は、スイッチ41およびLUT42から構成される。スイッチ41は、タイミング制御部26からの制御に従い、輝度信号の有効区間には前段から入力される輝度信号Yiの値を読み出しアドレスとしてLUT21に出力する。また、輝度信号の無効区間(垂直ブランキング区間など)にはタイミング制御部26から供給される書き込みアドレスをLUT42に出力する。LUT42は、例えばRAMによって構成され、スイッチ41を介して入力される書き込みアドレスに従ってゲイン関数生成部24から供給されるゲイン関数gc(x)に最大輝度を乗算した値をルックアップテーブルとして記憶し、スイッチ41から入力される読み出しアドレスに保持している値(すなわち、補正後の輝度信号Yo)を出力するLUT42から構成される。
次に、コントラスト補正装置20の動作(以下、コントラスト補正処理と称する)について、図22のフローチャートを参照して説明する。
コントラスト補正装置20に対して前段から画像の輝度信号Yiが入力されると、ステップS1において、ヒストグラムデータ取得部21は、入力された画像1枚分(1フィールド分または1フレーム分)の輝度信号Yiに対応するヒストグラムデータを生成して3バンド累積度数変換部22に出力する。ステップS2において、3バンド累積度数変換部22は、ヒストグラムデータ取得部21から入力されたヒストグラムデータに基づき、3バンド累積ヒストグラムを生成して偏差算出部23に出力する。
ステップS3において、偏差算出部23は、3バンド累積度数変換部22から入力された3バンド累積ヒストグラムに基づき、正規化したa,b,a+bおよびa−bを算出してゲイン関数生成部24に出力する。ステップS4において、ゲイン関数生成部24は、偏差算出部23から入力された、正規化されているa,b,a+bおよびa−bに基づいてゲイン関数gc(x)を生成し、LUT輝度変換部25に出力する。
ステップS5において、LUT輝度変換部25は、ゲイン関数生成部24から入力されたゲイン関数gc(x)をルックアップテーブルとして保持する。ステップS6において、LUT輝度変換部25は、前段から入力された輝度信号Yiを、保持するLUTを用いて輝度信号Yoに変換し、後段に出力する。
以上説明したコントラスト補正装置20のコントラスト補正処理によれば、例えば図6に示されたように、ヒストグラムに複数のピークが出現しているような場合であっても、図23に示す3バンド累積ヒストグラムが生成され、図24に示す滑らかな曲線からなる-sin関数の形状をしたゲイン関数gc(x)が生成され、生成されたゲイン関数gc(x)によって輝度が補正されるので、出力される輝度信号Yoは、ノイズ成分が強調されて画質が劣化してしまったり、階調が不足して画質が劣化してしまったりすることなく、適切にコントラストが改善されたものとなる。
なお、ステップS1乃至S5の処理は、1画像分の輝度信号Yiが入力される期間に実施されるので、LUT輝度変換部25において補正される輝度信号Yiとその際に用いられるLUTとは1画像分のずれが生ずることになるが、通常、前後する画像の輝度特性に大差はないので、この1画像分のずれは、補正後の画像が劣化してしまうなどの問題とはならない。
以上で、コントラスト補正装置20によるコントラスト補正処理の説明を終了する。
次に、補正される輝度信号Yiとその際に用いられるLUTとの1画像分のずれが問題(例えば、シーンチェンジの場面など)にも対応可能なコントラスト補正装置の構成例(以下、第2の構成例と称する)について説明する。
図25は、コントラスト補正装置の第2の構成例を示している。このコントラスト補正装置50は、図8に示された第1の構成例であるコントラスト補正装置20に対して、LUT輝度変換部25の前段に遅延部51を追加したものであり、その他の構成要素についてはコントラスト補正装置20と同様であって同一の符号を付与している。
遅延部51は、コントラスト補正装置50の前段から入力される輝度信号Yiを1画像周期だけ遅延してLUT輝度変換部25に出力する。したがって、コントラスト補正装置50のLUT輝度変換部25においては、補正される輝度信号Yiとその際に用いられるLUTとは1画像分のずれがないので、コントラスト補正装置50よりもより適切にコントラストを補正することが可能となる。
次に、コントラスト補正装置20から順次出力される輝度信号Yoの前後する画像間の変化の緩和が十分ではない場合に対応するコントラスト補正装置の構成例(以下、第3の構成例と称する)について説明する。
図26は、コントラスト補正装置の第3の構成例を示している。このコントラスト補正装置60は、図8に示された第1の構成例であるコントラスト補正装置20に対して、ゲイン関数生成部24とLUT輝度変換部25の間にIIRフィルタ61を追加したものであり、その他の構成要素についてはコントラスト補正装置20と同様であって同一の符号を付与している。
IIR(Infinite Impulse Response)フィルタ61は、ゲイン関数生成部24からのゲイン関数gc(x)を入力としてフィルタリング結果をLUT輝度変換部25に出力する。したがって、LUT輝度変換部25に供給されるゲイン関数gc(x)の時間軸方向の変動が抑止されるので、LUT輝度変換部25において、より安定した、すなわち変化が緩和な輝度変換が可能となる。
なお、IIRフィルタ61に、前後する画像間のヒストグラムの差分に基づいてシーンチェンジを検出し、検出結果に従ってIIRフィルタの時定数の設定を変更することにより応答速度を改善する機能を設けるようにしてもよい。
また、コントラスト補正装置60にも、コントラスト補正装置50と同様に、遅延部51を追加するようにしてもよい。
次に、ゲインコントロール特性によってコントラストを補正するだけでなく、輝度信号の黒レベルも補正することによって画素値を向上させるコントラスト補正装置の構成例(以下、第4の構成例と称する)について説明する。なお、黒レベルの補正とは、例えばテレビジョン放送信号では送信される黒レベルが撮影条件や記録機材等の違いにより変動しているが、この黒レベルを受信側(例えば、テレビジョン受像機など)の黒レベルであるペデスタルレベルと一致させることにより、画質を向上させることを意味する。
図27は、コントラスト補正装置の第4の構成例を示している。このコントラスト補正装置70は、図8に示された第1の構成例であるコントラスト補正装置20に対して、ローパスフィルタ71、黒レベル検出部72、黒レベル補償ゲイン計算部73、およびIIRフィルタ74を追加したものであり、その他の構成要素についてはコントラスト補正装置20と同様であって同一の符号を付与している。
ヒストグラムデータ取得部21の前段に設けられるローパスフィルタ71は、コントラスト補正装置70の前段からの輝度信号Yiを入力とし、その高周波成分を除去してヒストグラムデータ取得部21に出力する。ローパスフィルタ71によって高周波成分が除去されたことにより、輝度信号Yiの黒レベル付近の変動が抑止される。ローパスフィルタ71は、例えば次式に示されるような比較的簡易な構成のものでよい。
flpf(Z)=(1+2・Z-1+Z-2)/4
ただし、Z-1は1クロック周期分の遅延を表す。
ヒストグラムデータ取得部21の後段に設けられる黒レベル検出部72は、ヒストグラムデータ取得部21からのヒストグラムデータを入力とし、輝度=0からの累積度数が所定の値(例えば、総画素数の3%の値)に達した輝度を黒レベルBLに決定し、黒レベルBLを黒レベル補償ゲイン計算部73に出力する。
ゲイン関数生成部24の後段に設けられる黒レベル補償ゲイン計算部73は、黒レベル検出部72から入力される黒レベルBLに対応する黒補償量kaを算出し、黒補償量kaに基づいてゲイン関数生成部24から入力されるゲイン関数gc(x)を修正し、その結果得られる修正済みのゲイン関数gct(x)をIIRフィルタ74に出力する。
IIRフィルタ74は、黒レベル補償ゲイン計算部73からのゲイン関数gct(x)を入力としてフィルタリング結果をLUT輝度変換部25に出力する。
次に、コントラスト補正装置70の動作(以下、コントラスト補正処理と称する)について、図28のフローチャートを参照し、図6に示されたヒストグラムの輝度信号Yiが入力される場合を例にして説明する。この黒レベル補正を含むコントラスト補正処理は、図6に示されたヒストグラムのように、輝度が小さい範囲での度数が少なく、いわゆる画像の黒浮きが生じているような場合に効果的である。
コントラスト補正装置70に対して前段から画像の輝度信号Yiが入力されると、ステップS11において、ローパスフィルタ71は、輝度信号Yiのフィルタリングを行い、その結果得られる高周波成分が除去された輝度信号Yiをヒストグラムデータ取得部21に出力する。ステップ12において、ヒストグラムデータ取得部21は、入力された画像1枚分(1フィールド分または1フレーム分)の輝度信号Yiに対応するヒストグラムデータを生成して3バンド累積度数変換部22および黒レベル検出部72に出力する。
ステップS13において、3バンド累積度数変換部22は、ヒストグラムデータ取得部21から入力されたヒストグラムデータに基づき、3バンド累積ヒストグラムを生成して偏差算出部23に出力する。いまの例の場合、図23に示された3バンド累積ヒストグラムが出力される。
ステップS14において、偏差算出部23は、3バンド累積度数変換部22から入力された3バンド累積ヒストグラムに基づき、正規化したa,b,a+bおよびa−bを算出してゲイン関数生成部24に出力する。ステップS15において、ゲイン関数生成部24は、偏差算出部23から入力された、正規化されているa,b,a+bおよびa−bに基づいてゲイン関数gc(x)を生成し、LUT輝度変換部25に出力する。いまの例の場合、図24に示されたゲイン関数gc(x)が出力される。
ステップS16において、黒レベル検出部72は、ヒストグラムデータ取得部72から入力されたヒストグラムデータに基づき、輝度=0からの累積度数が所定の値(例えば、総画素数の3%の値)に達した輝度を黒レベルBLに決定し、黒レベルBLを黒レベル補償ゲイン計算部73に出力する。いまの例の場合、輝度=84が黒レベルBLに決定されたとする。
なお、ステップS13乃至S15の処理とステップS16の処理とは、実際には平行して実行される。
ステップS17において、黒レベル補償ゲイン計算部73は、図29に示す黒レベルBLにおけるゲイン関数gc(BL)×255と、ペデスタルレベルxpにおけるゲイン関数gc(xp)×255との差である黒伸長量ΔBを算出する。いまの例の場合、黒伸長量ΔBとして46が算出されたとする。
ステップS18において、黒レベル補償ゲイン計算部73は、図30に示すように、輝度のとり得る値の中間付近に折れ曲がり点CPを設定し、折れ曲がり点CP以上の範囲においては傾き1であり、折れ曲がり点CPにおいて滑らかにつながり、折れ曲がり点CP以下の範囲において輝度信号Yiの2次関数であり、黒レベルBLの輝度信号Yiをペデスタルレベルまで引き込むことができるゲインコントロール特性fauto(x)を算出する。
fauto(x)=x−ka・(x−CP)2 0≦x≦CP
fauto(x)=x CP≦x≦255
さらに、上式に黒レベルBLにおける関係を代入して黒レベル補償量kaを算出する。
BL−ΔB=BL−ka・(BL−CP)2
ΔB=ka・(BL−CP)2
ka=ΔB/(BL−CP)2
いまの例の場合、黒レベル補償量ka=46/(84−CP)2が算出される。
ステップS19において、黒レベル補償ゲイン計算部73は、黒レベル補償量kaに基づいて、折れ曲がり点CP以下のゲイン関数gc(x)を以下のように修正して、修正後のゲイン関数gct(x)を生成し、IIRフィルタ74を介してLUT輝度変換部25に出力する。
gct(x)=x−ka・(x−CP)2 0≦x<xp
gct(x)=x+ks・(a-b)・sin(2π(x-xp)/(xw-xp))
+kc・(a+b)・(1-cos(2π(x-xp)/(xw-xp)))
−ka・(x−CP)2 xp≦x≦CP
gct(x)=x+ks・(a-b)・sin(2π(x-xp)/(xw-xp))
+kc・(a+b)・(1-cos(2π(x-xp)/(xw-xp))) CP<x≦xw
gct(x)=x xw<x≦xmax
いまの例の場合、修正後のゲイン関数gct(x)は図31に示すとおりとなる。すなわち、黒レベルBLの輝度信号Yiをペデスタルレベルまで引き込み、かつ、コントラスト改善の特性も有するものとなる。
ステップS20において、LUT輝度変換部25は、IIRフィルタ74を介して入力されたゲイン関数gct(x)をルックアップテーブルとして保持する。ステップS21において、LUT輝度変換部25は、前段から入力された輝度信号Yiを、保持するLUTを用いて輝度信号Yoに変換し、後段に出力する。
以上説明したコントラスト補正装置70のコントラスト補正処理によれば、コントラスト改善と黒レベル補償による安定した黒レベルの再現が可能となる。特に、コントラスト補正装置70では、IIRフィルタ74によりコントラスト改善と黒レベル補償の変動の緩和に関する時定数を共通化することができるので、より安定した時間応答特性とすることができる。よって、コントラスト改善量の係数と黒レベル補償量をより大きく設定することでき、画質改善効果を従来もより引き出すことが可能となる。
図32は、ゲイン関数gc(x)で変換した場合と、ゲイン関数gct(x)で変換した場合の変換後の輝度信号Yoのヒストグラムを示している。ゲイン関数gc(x)で変換した場合では、一見、輝度の全域に亘って度数が分布してようにではあるが、輝度が50以下の度数がほとんど存在せずに黒浮きの状態となる。これに対して、ゲイン関数gct(x)で変換した場合、輝度が50以下の範囲も含めて全域に度数が分布する。したがって、輝度のダイナミックレンジが十分に使用されてコントラスト改善が行われていることがわかる。
以上で、コントラスト補正装置70によるコントラスト補正処理の説明を終了する。
ところで、例えば図33に示す画像のように一様な背景を有する画像の場合、そのヒストグラムは図34に示すように、背景に対応する輝度(150付近)の度数が被写体に対応する輝度信号の度数よりも突出して高くなることが多い。このようなヒストグラムに基づいてコントラスト補正が行われると、被写体のうち、背景の輝度と同じ輝度を部分のコントラストが不必要に補正されてしまい不自然で見苦しい画像となってしまう。
このような背景の問題に対処するため、ヒストグラムデータ取得部21の第2の構成例を提案する。図35は、ヒストグラムデータ取得部21の第2の構成例を示している。このヒストグラムデータ取得部21の第2の構成例は、図9に示された当該第1の構成例に対し、背景判定部101、インバータ102、背景画像カウント部103、平均化部104、および加算部105を追加したものであり、その他の構成要素については当該第1の構成例と同様であって同一の符号を付与している。
背景判定部101は、前段から入力される輝度信号Yiが背景の画素に対応するものであるか否かを判定し、背景の画素に対応するものであると判定した場合には1を、背景の画素に対応するものではないと判定した場合には0をインバータ102および背景画素カウント部103に出力する。
図36は、背景判定部101の詳細な構成例を示している。背景判定部101は、ローパスフィルタ111、バンドパスフィルタ112、絶対値変換部113、ローパスフィルタ114、比較部115、連続性判定部116から構成される。
ローパスフィルタ111は、前段から入力される輝度信号Yiの高周波成分を除去してバンドパスフィルタ112に出力する。バンドパスフィルタ112は、ローパスフィルタ111の出力のうち、所定の周波数帯域のみを絶対値変換部113に通過させる。
ローパスフィルタ111とバンドパスフィルタ112の周波数特性の2例を図37に示す。なお、同図の横軸は周波数を示し、縦軸はゲインを示している。またfsはサンプリング周波数であり、fs/2はfsでサンプリングされた信号の最大通過周波数である。同図に示すように、ローパスフィルタ111とバンドパスフィルタ112との総合特性は、信号通過帯域の低域側のバンドパスフィルタ112の通過帯域のうち、低域側を通し、高域側を減衰させるものとなる。これにより、輝度信号Yiの高域のノイズ成分が除去される。
このような総合特性は、特に、輝度入力信号Yiが、MPEG等の動画像圧縮技術を使用した信号であるような場合、1画像ごとに高域のノイズ成分量が変動していることがあるが、その変動周期で背景部分の判定度数が変動して、ゲイン特性が変動してしまうことを防止することができる。
図36に戻る。絶対値変換部113は、バンドパスフィルタ112からの入力の絶対値をローパスフィルタ114に出力する。ローパスフィルタ114は、絶対値変換部113の絶対値変換によって発生する高次周波数を減衰させて平滑化し、比較部115に出力する。比較部115は、ローパスフィルタ114の出力と所定の判定レベルとを比較し、ローパスフィルタ部114の出力が所定の判定レベル以上である場合には1を、ローパスフィルタ部114の出力が所定の判定レベルより小さい場合には0を連続性判定部116に出力する。
連続性判定部116は、図38に示すように、1ビットの入力を1サンプルクロック分だけ遅延して出力する遅延部(D)121乃至124、およびNOR演算部125から構成され、比較部115の出力が5個連続して0である場合には背景であると判定して1を後段に出力し、その他の時には0を後段に出力する。なお、この遅延部の数を増やすことにより、より輝度の変化が平坦な部分を検出することができる。
図35に戻る。インバータ102は、背景判定部101からの入力を反転して加算部33に出力する。したがって、背景の画素に対応するものではないときのみ、RAM32において保持される度数がインクリメントされることになる。背景画素カウント部103は、背景判定部101からの入力を順次加算し、1画像分の輝度信号Yiが入力された時点でその加算値(背景カウンタ値)を平均化部104に出力した後、背景カウンタ値を0にリセットする。
平均化部104は、背景画素カウント部103から入力された背景カウンタ値を、輝度のダイナミックレンジの階調数(8ビットの場合、256)で除算し、その商を加算部105に出力する。この除算は、例えば、背景画素カウント部103の出力を、輝度のビット数だけ下位ビットから切り捨てることにより簡単に算出される。例えば輝度が8ビットである場合、背景画素カウント部103の出力の下位8ビットを切り捨てればよい。
加算部105は、1画像毎にRAM32から出力される背景以外の部分が反映された各輝度の度数に、平均化部104から入力される値を加算して後段に出力する。したがって、加算部105から後段に出力されるヒストグラムの総度数は1画像分の画素数と同数となる。
次に、ヒストグラムデータ取得部21の第2の構成例の動作(以下、背景を除去したヒストグラム生成処理と称する)について、図39のフローチャートを参照して説明する。
ステップS31において、背景判定部101は、前段から順次入力される輝度信号Yiの1画素に注目し、ステップS32において、その画素が背景に属する画素であるか否かを判定する。
ステップS32において、背景に属する画素であると判定された場合、処理はステップS33に進められる。ステップS33において、背景判定部101は1をインバータ102および背景カウント部103に出力する。インバータ102に入力された1は、0に反転されて加算部33に供給される。背景画素カウント部103に入力された1は、それまで保持されている背景カウンタ値に加算される(すなわち、背景カウンタ値は1だけインクリメントされる)。したがって、当該画素の度数は、RAM32には反映されず、背景カウンタ値にのみ反映される。
反対にステップS32において、背景に属する画素ではないと判定された場合、処理はステップS34に進められる。ステップS34において、背景判定部101は0をインバータ102および背景カウント部103に出力する。インバータ102に入力された0は、1に反転されて加算部33に供給される。背景画素カウント部103に入力された0は、それまで保持されている背景カウンタ値に加算される。したがって、当該画素の度数は、RAM32に反映され(すなわち、当該画素の輝度信号Yiに対応する度数が1だけインクリメントされ)、背景カウンタ値には実質的には反映されない。
ステップS35において、背景判定部101は、前段から順次入力される輝度信号Yiの画素を1画像分注目したか否かを判定し、1画像分の画素を注目した判定するまで、処理はステップS31に戻り、それ以降の処理を繰り返す。そして、ステップS35において、1画像分の画素を注目した判定した場合、処理はステップS36に進められる。
ステップS36において、背景画素カウント部103は、背景カウンタ値を平均化部104に出力する。平均化部104は、背景画素カウント部103から入力された背景カウンタ値を、輝度のダイナミックレンジの階調数で除算し、その商を加算部105に出力する。
ステップS37において、RAM32は、タイミング制御部26からスイッチ31を介して指定された読み出しアドレスに従い、それまで保持していた値を出力することにより、背景を除く1画像分の各輝度の度数を加算部105に出力する。加算部105は、1画像毎にRAM32から出力された背景以外の部分が反映された各輝度の度数に、平均化部104から入力された値を加算して後段に出力する。
加算部105から出力されるヒストグラムは、ヒストグラムデータ取得部21に入力される画像が例えば図33に示されたように一様な背景を有するものであっても、図40に示すように、背景に対応する輝度の度数が突出することなく、背景に対応する輝度の度数を輝度の全域に亘って均等に分散される。したがって、このヒストグラムに基づいてコントラスト補正を行えば、被写体のうち、背景の輝度と同じ輝度の部分のコントラストが不必要に補正されてしまい不自然で見苦しい画像となってしまうようなことを抑止することができる。
上述したように、背景を除去してヒストグラムを生成する方法は、自然画像だけでなく、コンピュータグラフィックやアニメーション画像などの平坦な部分が多い画像に対しても、平坦部分の度数を除去する効果がある。さらに、カラーバーなどのテスト信号などでも、同様に、平坦部分が多く存在し、従来例では不必要なゲイン特性を発生していたが、このような作られた信号にも、効果を発揮することができる。
以上で、ヒストグラムデータ取得部21の第2の構成例による、背景を除去したヒストグラム生成処理の説明を終了する。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図41に示すように構成された汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。

このパーソナルコンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)201を内蔵している。CPU201にはバス204を介して、入出力インタフェース205が接続されている。バス204には、ROM(Read Only Memory)202およびRAM(Random Access Memory)203が接続されている。
入出力インタフェース205には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウス等の入力デバイスよりなる入力部206、合処理対象の画像などを表示するCRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイよりなる出力部207、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部208、およびモデム、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インタネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部209が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどの記録媒体211に対してデータを読み書きするドライブ210が接続されている。
このパーソナルコンピュータ200に上述した一連の処理を実行させるプログラムは、記録媒体211に格納された状態でパーソナルコンピュータ200に供給され、ドライブ210によって読み出されて記憶部208に内蔵されるハードディスクドライブにインストールされている。記憶部208にインストールされているプログラムは、入力部206に入力されるユーザからのコマンドに対応するCPU201の指令によって、記憶部208からRAM203にロードされて実行される。
なお、本明細書において、プログラムに基づいて実行されるステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、プログラムは、1台のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来のコントラスト補正装置の構成の一例を示すブロック図である。 輝度のヒストグラムの一例を示す図である。 図2のヒストグラムに対応する累積ヒストグラムを示す図である。 図3の累積ヒストグラムに基づくゲインコントロール特性を示す図である。 図2のヒストグラムに対応する補正後のヒストグラムを示す図である。 輝度のヒストグラムの一例を示す図である。 図6のヒストグラムに対応するゲインコントロール特性を示す図である。 本発明を適用したコントラスト補正装置の第1の構成例を示すブロック図である。 図8のヒストグラムデータ取得部の第1の構成例を示すブロック図である。 3バンド累積ヒストグラムの一例を示す図である。 図10の3バンド累積ヒストグラムに基づくゲイン関数を示す図である。 輝度のヒストグラムの一例を示す図である。 図12のヒストグラムに対応する3バンド累積ヒストグラムを示す図である。 図13の3バンド累積ヒストグラムに基づくゲイン関数を示す図である。 輝度のヒストグラムの一例を示す図である。 図15のヒストグラムに対応する3バンド累積ヒストグラムを示す図である。 図15の3バンド累積ヒストグラムに基づくゲイン関数を示す図である。 輝度のヒストグラムの一例を示す図である。 図18のヒストグラムに対応する3バンド累積ヒストグラムを示す図である。 図19の3バンド累積ヒストグラムに基づくゲイン関数を示す図である。 図8のLUT輝度変換部の構成例を示すブロック図である。 コントラスト補正装置の第1の構成例によるコントラスト補正処理を説明するフローチャートである。 図6のヒストグラムに対応する3バンド累積ヒストグラムを示す図である。 図23の3バンド累積ヒストグラムに対応するゲイン関数を示す図である。 本発明を適用したコントラスト補正装置の第2の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用したコントラスト補正装置の第3の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用したコントラスト補正装置の第4の構成例を示すブロック図である。 コントラスト補正装置の第4の構成例による動作を説明するフローチャートである。 黒レベル補償なしのゲイン関数の一例を示す図である。 係数kaの算出を説明するための図である。 図29のゲイン関数に対応する、黒レベル補償有に補正したゲイン関数を示す図である。 コントラスト補正装置の第4の構成例による補正後のヒストグラムを示す図である。 均一な背景を含む画像の一例を示す図である。 図33の画像に対応する輝度のヒストグラムを示す図である。 ヒストグラムデータ取得部の第2の構成例を示すブロック図である。 図35の背景判定部の構成例を示すブロック図である。 背景判定部を構成するローパスフィルタとバンドパスフィルタの特性を示す図である。 図36の連続性判定部の構成例を示すブロック図である。 ヒストグラムデータ取得部の第2の構成例の動作を説明するフローチャートである。 ヒストグラムデータ取得部の第2の構成例から出力される、背景部分が除去されたヒストグラムを示す図である。 汎用パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
20 コントラスト補正装置, 21 ヒストグラムデータ取得部, 22 3バンド累積度数変換部, 23 偏差算出部, 24 ゲイン関数生成部, 25 LUT輝度変換部, 51 遅延部 ,61 IIRフィルタ, 71 ローパスフィルタ, 72 黒レベル検出部, 73 黒レベル補償ゲイン計算部, 74 IIRフィルタ, 101 背景判定部, 102 インバータ, 103 背景画素カウント部, 104 平均化部, 105 加算部, 201 CPU, 211 記録媒体

Claims (5)

  1. 画像の輝度信号を補正する画像処理装置において、
    1画像分の各画素について前記画像の背景部分に属するか否かを判定する判定手段と、
    1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数をカウントするカウント手段と、
    1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムを生成する生成手段と、
    カウントされた前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算する除算手段と、
    生成された前記ヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算した商を加算することにより、前記ヒストグラムを補正する加算手段と、
    補正済みの前記ヒストグラムに基づいてゲイン関数を作成する作成手段と、
    前記輝度信号を前記ゲイン関数に基づいて補正する補正手段と
    を含む画像処理装置。
  2. 前記判定手段、前記カウント手段、前記生成手段、前記除算手段、前記加算手段、前記作成手段、および前記生成手段の処理に要する時間だけ、前記輝度信号を遅延して前記補正手段に供給する遅延手段を
    さらに含む請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記生成手段によって生成された前記ゲイン関数の時間方向の変動を緩和して前記補正手段に供給する緩和手段を
    さらに含む請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 画像の輝度信号を補正する画像処理装置の画像処理方法において、
    1画像分の各画素について前記画像の背景部分に属するか否かを判定し、
    1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数をカウントし、
    1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムを生成し、
    カウントされた前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算し、
    生成された前記ヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算した商を加算することにより、前記ヒストグラムを補正し、
    補正済みの前記ヒストグラムに基づいてゲイン関数を作成し、
    前記輝度信号を前記ゲイン関数に基づいて補正する
    ステップを含む画像処理方法。
  5. 画像の輝度信号を補正するためのプログラムであって、
    1画像分の各画素について前記画像の背景部分に属するか否かを判定し、
    1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属すると判定された画素の数である背景画素数をカウントし、
    1画像を構成する画素のうち、前記背景部分に属さないと判定された画素の輝度信号の分布を示すヒストグラムを生成し、
    カウントされた前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算し、
    生成された前記ヒストグラムの輝度信号の各階調の度数に、前記背景画素数を前記輝度信号の階調数で除算した商を加算することにより、前記ヒストグラムを補正し、
    補正済みの前記ヒストグラムに基づいてゲイン関数を作成し、
    前記輝度信号を前記ゲイン関数に基づいて補正する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2006039512A 2006-02-16 2006-02-16 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム Expired - Fee Related JP4760434B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006039512A JP4760434B2 (ja) 2006-02-16 2006-02-16 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006039512A JP4760434B2 (ja) 2006-02-16 2006-02-16 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007221447A true JP2007221447A (ja) 2007-08-30
JP2007221447A5 JP2007221447A5 (ja) 2009-03-26
JP4760434B2 JP4760434B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38498215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006039512A Expired - Fee Related JP4760434B2 (ja) 2006-02-16 2006-02-16 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4760434B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124451A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Samsung Electronics Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および表示装置
JP2010093684A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Oki Data Corp 画像処理装置
JP2011228807A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Nikon Corp 画像処理プログラム、画像処理装置、および画像処理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0373668A (ja) * 1989-08-15 1991-03-28 Sony Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JPH07202608A (ja) * 1993-11-23 1995-08-04 Philips Electron Nv 非線形回路
JPH1079854A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Fuji Photo Film Co Ltd 画情報の変換方法、画情報の変換条件設定方法及び画像記録装置
JP2003281527A (ja) * 2002-02-26 2003-10-03 Sony Internatl Europ Gmbh コントラスト強調方法及びコントラスト強調装置
JP2003319263A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Olympus Optical Co Ltd 画像合成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0373668A (ja) * 1989-08-15 1991-03-28 Sony Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JPH07202608A (ja) * 1993-11-23 1995-08-04 Philips Electron Nv 非線形回路
JPH1079854A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Fuji Photo Film Co Ltd 画情報の変換方法、画情報の変換条件設定方法及び画像記録装置
JP2003281527A (ja) * 2002-02-26 2003-10-03 Sony Internatl Europ Gmbh コントラスト強調方法及びコントラスト強調装置
JP2003319263A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Olympus Optical Co Ltd 画像合成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124451A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Samsung Electronics Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および表示装置
JP2010093684A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Oki Data Corp 画像処理装置
JP4700721B2 (ja) * 2008-10-10 2011-06-15 株式会社沖データ 画像処理装置
JP2011228807A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Nikon Corp 画像処理プログラム、画像処理装置、および画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4760434B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2497301C2 (ru) Устройство для совершенствования изображений, способ совершенствования изображений, программа для совершенствования изображений и устройство для обработки сигналов
US5848181A (en) Image processing method, image processing apparatus, noise removing method, and noise removing apparatus
JP4556276B2 (ja) 画像処理回路及び画像処理方法
JP4221434B2 (ja) 輪郭補正方法、画像処理装置及び表示装置
US8189941B2 (en) Image processing device, display device, image processing method, and program
US8150198B2 (en) Image processing apparatus and method and image display apparatus
US20110150353A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP2005217574A (ja) 映像信号処理装置及び方法
JP2004221644A (ja) 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2005341564A (ja) ノイズ処理が可能なガンマ補正装置およびその方法
JP4760433B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム
JP5152203B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像補正装置
JP4760434B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム
JP2002290773A (ja) 画像強調装置および画像強調プログラム
US20070258653A1 (en) Unit for and Method of Image Conversion
JPH07170428A (ja) 画像表示方法およびその装置
JP4674437B2 (ja) 画像処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2008259097A (ja) 映像信号処理回路および映像表示装置
JP2010124257A (ja) 映像処理装置、映像表示装置、及びフレームレート変換方法
JP4632100B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記録媒体、およびプログラム
KR100632679B1 (ko) 디지털 디스플레이 디바이스의 영상처리장치
WO2010116522A1 (ja) 画像処理装置、その方法、そのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、および表示装置
JP3803231B2 (ja) 階調補正装置
US20110033171A1 (en) Signal processing device, reproducing device, signal processing method and program
JP2004172815A (ja) 映像信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110411

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees