JP2007220365A - 接点装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイル端子に絡げ端子を容易に接続できる接点装置を提供することにある。
【解決手段】接点装置1は、固定接点を有する固定端子21,21、及び固定接点に接離する可動接点を有する可動接触子を備える接点ブロック2と、固定接点に可動接点が接離するように可動接触子を駆動する電磁石ブロック3と、接点ブロック2に生じるアークを短時間で消去するためのカプセルヨーク6と、接点ブロック2、電磁石ブロック3、及びカプセルヨーク6が収納されるケース7とを備え、電磁石ブロック3は、可動接触子を駆動させる磁界を生じさせるコイル50と、該コイル50の端部が絡げられる絡げ端子52と、基端部53aが絡げ端子52に接続されるとともに、先端部53bがケース7から外部へ突出されるコイル端子53とを有し、ケース7には、コイル端子53の基端部53aと絡げ端子52との接続部位Pを外部に臨ませる窓孔80aが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワー負荷用のリレーや電磁開閉器等に好適な接点装置に関するものである。
従来から、この種の接点装置としては、特許文献1に示すものが提供されており、以下にこのような従来の接点装置について図5を参照して説明する。
従来の接点装置100は、図5に示すように、絶縁材料製の封止容器111、封止容器111内に配置される固定接点(図示せず)並びに封止容器111外に配置される端子部112aを備えて封止容器111の外面部に気密接合される一対の固定端子112及び各固定接点にそれぞれ接離する可動接点(図示せず)を備えて封止容器111内に配置される可動接触子(図示せず)を備える封止接点ブロック110と、固定接点に可動接点が接離するように可動接触子を駆動する電磁石ブロック120と、接点ブロック110、及び電磁石ブロック120が収納されるケース130とを備えている。
そして、電磁石ブロック120は、可動接触子を駆動させる磁界を生じさせるコイル121と、該コイル121の端部(図示せず)が絡げられる絡げ端子122と、基端部123aが絡げ端子122に接続されるとともに、先端部123bがケース130に設けられた挿通孔(図示せず)から外部へ突出されるコイル端子123とを有している。
以上述べた図5に示す接点装置100は、固定接点及び可動接点が封止容器111内に封入されているものであるが、この他の、固定接点及び可動接点が封止容器111内に封入されていない接点装置としては、例えば特許文献2に示すものが提供されている。
特開2003−197082号公報(第1図) 特公平7−114096号公報(第2図)
ところで、図5に示すような接点装置100では、コイル端子123がケース130に固定された状態で、コイル端子123の基端部123aに、電磁石ブロック120の絡げ端子122を半田付け等によって接続する必要があるので、コイル端子123への絡げ端子122の接続作業は、電磁石ブロック120が収納されたケース130内で行われる。しかしながら、図5に示すような接点装置100では、ケース130内は非常に狭く、これにより上記の接続作業を行うことが非常に困難であるという問題があった。
上記の問題は、電磁石ブロック120をケース130内に収納する前に、電磁石ブロック120の絡げ端子122にコイル端子123を、予め半田付け等により接続しておけば解決できるように思えるが、この場合、コイル端子123の位置が所定位置からずれてコイル端子123の先端部123bをケース130の挿通孔に挿通させることができなくなるという別の問題が生じるおそれがあった。また、ケース130内に接続作業用のスペースを確保すれば、作業性の向上を図ることができるが、ケース130の大型化を招いてしまうという問題があった。
一方、後者(特許文献2)の接点装置には、コイル端子において絡げ端子が溶接される面の反対面に、溶接機の一方の電極を当接させるための案内部をケースに設けることについて記載されているが、溶接機の他方の電極は絡げ端子に当接させるために狭いケース内に差し入れなくてはならず、依然としてコイル端子に絡げ端子を容易に接続することができていなかった。
以上述べたように、従来の接点装置では、狭いケース内においてコイル端子と絡げ端子との接続作業を行わなくてはならないため、このような接続作業が非常に困難であるという問題が生じていた。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、コイル端子に絡げ端子を容易に接続できる接点装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の接点装置の発明では、固定接点を有する固定端子、及び該固定接点に接離する可動接点を有する可動接触子を備える接点ブロックと、前記固定接点に前記可動接点が接離するように前記可動接触子を駆動する電磁石ブロックと、前記接点ブロック及び前記電磁石ブロックが収納されるケースとを備え、前記電磁石ブロックは、前記可動接触子を駆動させる磁界を生じさせるコイルと、該コイルの端部が絡げられる絡げ端子と、基端部が前記絡げ端子に接続されるとともに、先端部が前記ケースから外部へ突出されるコイル端子とを有し、前記ケースには、前記コイル端子の基端部と前記絡げ端子との接続部位を外部に臨ませる窓孔が形成されていることを特徴とする。
請求項2の接点装置の発明は、請求項1の構成に加えて、前記コイル端子の基端部には、前記絡げ端子が挿通される切欠部が形成されていることを特徴とする。
請求項3の接点装置の発明では、請求項1の構成に加えて、前記コイル端子の基端部には、前記絡げ端子が挿通される孔部が形成されていることを特徴とする。
請求項4の接点装置の発明では、請求項1〜3のいずれか1項の構成に加えて、前記コイル端子の基端部には、前記絡げ端子が当接されるリブが突設されていることを特徴とする。
請求項5の接点装置の発明では、請求項3の構成に加えて、前記孔部の周縁部には、前記孔部を挿通した絡げ端子を囲繞するように前記ケースの外方に突出するとともに、前記ケースの外方に向かうほど狭口となる筒部が設けられていることを特徴とする。
請求項1の接点装置の発明は、コイル端子の基端部と絡げ端子との接続部位を外部に臨ませる窓孔がケースに設けられているので、コイル端子に絡げ端子を接続する作業を狭いケース内で行う必要が無くなって、広々とした外部のスペースを用いて接続作業が行えるようになり、これによりコイル端子に絡げ端子を容易に接続できるという効果を奏する。
請求項2の接点装置の発明は、コイル端子の基端部と絡げ端子との接触面積を増やすことができ、これにより接続作業を容易に行えるようになるという効果を奏する。
請求項3の接点装置の発明は、コイル端子の基端部と絡げ端子との接触面積を増やすことができ、これにより接続作業を容易に行えるようになるという効果を奏する。加えて、孔部に絡げ端子が挿通された状態で、コイル端子の基端部と絡げ端子とが接続されるので、ケースの窓孔をコイル端子の基端部と絡げ端子とで閉塞でき、これによりケース内への粉塵等の異物の侵入を抑制できるという効果を奏する。
請求項4の接点装置の発明は、コイル端子の基端部に、絡げ端子が当接されるリブを設けているから、コイル端子の基端部と絡げ端子との接触面積を増やすことができ、これにより接続作業を容易に行えるようになるという効果を奏する。
請求項5の接点装置の発明は、コイル端子の基端部における孔部の周縁部に、孔部を挿通した絡げ端子を囲繞するようにケースの外方に突出するとともに、ケースの外方に向かうほど狭口となる筒部を設けているから、コイル端子の基端部と絡げ端子との接触面積をさらに増やすことができ、これにより接続作業がさらに容易に行えるようになるという効果を奏する。
以下に、図1〜4を参照して本発明の一実施形態について説明する。尚、以下の説明では、説明の簡略化のために、図1(a)における上方を接点装置の上方、図1(a)における下方を接点装置の下方、図1(a)における左方を接点装置の前方、図1(a)における右方を接点装置の後方と規定する。
本実施形態の接点装置1は、例えば、初期状態において接点オフとなる所謂常開型の封止接点装置であって、図1(a)に示すように、固定接点(図示せず)を有する固定端子21,21、及び固定接点に接離する可動接点(図示せず)を有する可動接触子(図示せず)を備える接点ブロック2と、固定接点に可動接点が接離するように可動接触子を駆動する電磁石ブロック3と、接点ブロック2に生じるアークを短時間で消去するためのカプセルヨーク6と、接点ブロック2及び電磁石ブロック3並びにカプセルヨーク6が収納される略矩形箱状のケース7とを備え、電磁石ブロック3は、可動接触子を駆動させる磁界を生じさせるコイル50と、該コイル50の端部50a(図2(a)参照)が絡げられる絡げ端子52と、基端部53aが絡げ端子52に接続されるとともに、先端部53bがケース7から外部へ突出されるコイル端子53とを有し、ケース7には、コイル端子53の基端部53aと絡げ端子52との接続部位Pを外部に臨ませる窓孔80aが形成されている。
接点ブロック2は、例えば、図1(a)に示すように、一面(後面)が開口した絶縁材料(例えば、セラミック等の耐熱及び絶縁性を備えた材料)製の封止容器20と、封止容器20内に配置される固定接点(図示せず)及び封止容器20外に配置される端子部21aを備えて封止容器20の他面(前面)部に気密接合される一対の固定端子21,21と、両固定接点にそれぞれ接離する可動接点(図示せず)を備えて封止容器20内に配置される可動接触子(図示せず)と、封止容器20の一面開口に気密接合されて、後述する可動鉄芯(プランジャ)及び継鉄ブロックとともに磁気回路を形成する鉄等の磁性材料製の継鉄部22と、上記継鉄部22を移動自在に挿通して一端が可動接触子に連結されるシャフト(図示せず)と、継鉄部22の一面側(図1(a)における右面側)に配置されるとともにシャフトの他端が固定されて固定接点に可動接点が接離するように移動する前述の可動鉄芯(図示せず)と、可動鉄芯を移動自在に収納して継鉄部22の一面側に気密接合される非磁性材料製のキャップ部(図示せず)と、継鉄部22の一面と可動鉄芯との間に介装され可動鉄芯を継鉄部22から離間する方向へ付勢する復帰ばね(図示せず)とを備えている。
尚、固定端子21,21及び可動接触子は、銅系材料等の導電性材料を用いて形成されている。また尚、封止容器20内には、固定接点と可動接点との間に生じるアークを短時間で消すためにガスが封入されており、このようなガスとしては、アークが発生する温度領域で最も熱伝導に優れた水素ガスを主体とした混合ガスが用いられる。
上記のような接点ブロック2は、従来周知のものであるから、その構成に関する詳細な説明は省略する。
電磁石ブロック3は、図1(a)に示すように、継鉄ブロック4と、コイルブロック5とを備え、コイルブロック5のコイル50に電流を流して励磁することにより、接点ブロック2の可動鉄芯を継鉄部22に吸引させ(可動鉄芯を図1(a)における左側へ移動させ)、これにより接点ブロック2の可動接触子の駆動を行うものである。
継鉄ブロック4は、継鉄部22及び可動鉄芯とともに磁気回路を構成するものであり、鉄等の磁性金属材料を用いて、コイルブロック5の後端面及び両側面を覆う略コ字状に形成されている。
コイルブロック5は、可動接触子を駆動させる磁界を生じさせるコイル50と、該コイル50が巻装されるコイルボビン51と、コイル50の端部50a(図2(a)参照)が絡げられる一対の絡げ端子52,52と、各絡げ端子52とそれぞれ接続される一対のコイル端子53,53とを有している。
ここで、コイルボビン51は、絶縁性材料を用いて形成され、コイル50が巻装される略円筒状の巻胴部51aと、巻胴部51aの軸方向一端側(前側)に形成される鍔部51bと、巻胴部51aの軸方向他端側(後側)に形成される鍔部51cとを一体に備えている。また、コイルボビン51には、接点ブロック2のキャップ部が貫挿される孔部(図示せず)が軸方向に貫設されている。そして、一方の鍔部51bには、一対の絡げ端子52,52が埋設されている。
絡げ端子52は、例えば、銅系材料等の導電性材料製の板材から曲成され、一端部がコイルボビン51に埋設され他端側がコイルボビン51から接点ブロック2側へ延出された延出部52aと、延出部52aの他端部からケース7の外方(下方)に向けて突出され、コイル50の端部50aが絡げられる略円柱状の絡げ部52bとを一体に備えている。
コイル端子53は、外部回路(図示せず)にコイル50を接続して、外部回路からコイル50に電流を供給するためのものであり、例えば、絡げ端子52と同様の導電性材料製の板材から略L字状に曲成され、絡げ端子52に接続される平板状の基端部53aと、ケース7から外部へ突出されて外部回路との接続に用いられる平板状の先端部53bとを一体に備えている。そして、基端部53aには、絡げ端子52の絡げ部52bが挿通される略円形の孔部53cが貫設されており、コイル端子53には、コイル端子53の基端部53aの孔部53cに絡げ部52bが挿通された状態で、絡げ端子52が接続されるようになっている。
カプセルヨーク6は、接点ブロック2において固定接点から可動接点を引き離した際等に生じるアークを短時間で消去するためのものであり、鉄等の磁性金属材料を用いて互いに対向する一対の側片60a,60aを有する略コ字状に形成された磁性部材60と、一対の永久磁石61,61とで構成されている。ここで、一対の永久磁石61,61は、磁性部材60の一対の側片60a,60aにそれぞれ取り付けられており、これにより、接点ブロック2の封止容器20に可動接点の固定接点への接離方向に略直交する方向の磁場を与えることができるようになっている。
ケース7は、上記の接点ブロック2と、電磁石ブロック3と、カプセルヨーク6とを収納するためのものであって、接点ブロック2及び電磁石ブロック3が固定されるボディ8と、接点ブロック2及び電磁石ブロック3並びにカプセルヨーク6を覆うようにしてボディ8に取り付けられるカバー9とで構成されている。そして、これらボディ8とカバー9とは、ともに絶縁性材料からなる樹脂成形品からなる。
ボディ8は、略矩形平板状の下壁部80と、下壁部80の長手方向一端側(前側)に垂設される前壁部81とを一体に備えている。
ここで、下壁部80には、図1(a),(b)に示すように、コイル端子53の基端部53aと絡げ端子52との接続部位Pを外部に臨ませる窓孔80aが形成されている。さらに詳しく説明すると、この窓孔80aは、略矩形状の孔からなり、下壁部80において各絡げ端子52の絡げ部52bと対応する位置に貫設されている。また、下壁部80には、図1(b)及び図2(a)に示すように、一対のコイル端子53,53が、それぞれ先端部53b,53bを下壁部80の下面方向に突出させるとともに、基端部53aの孔部53c周片部を、窓孔80a内に位置させるようにして埋設(インサート)されている。これにより、下壁部80の窓孔80aからは、コイル端子53と絡げ端子52との接続部位Pが外部に臨むことになる。
加えて、下壁部80の短手方向(図1(b)における上下方向)両端側における長手方向一端側(前側)には、ボディ8にカバー9を取り付けるための係止凹部80bがそれぞれ形成されている。さらに、下壁部80の長手方向他端側(後側)には、同様に、ボディ8にカバー9を取り付けるための係止凹部80cが一対形成されている。
一方、前壁部81には、ケース7内に収納される接点ブロック2の固定端子21の端子部21aをそれぞれケース外に露出させる一対の開口部81aが設けられるとともに、一対の開口部81a間の部位には、端子部21a間の絶縁距離を確保するための絶縁壁81bが前方へ向けて一体に突設されている。
カバー9は、ボディ8とともにケース7を構成するものであって、ボディ8が取り付けられるように、前壁部及び下壁部が開口した略矩形の箱状に形成されている。そして、カバー9の両側壁部の下端側には、ボディ80の係止凹部80bに対応する係止爪9aがそれぞれ設けられるとともに、カバー9の後壁部の下端側には、ボディ80の一対の係止凹部80c,80cにそれぞれ対応する一対の係止爪9b,9bが設けられている。
以上述べた接点ブロック2、電磁石ブロック3、カプセルヨーク6、及びケース7により本実施形態の接点装置1は構成されており、これらは次のようにして取り付けられている。
すなわち、接点ブロック2には、封止容器20を覆うようにカプセルヨーク6が取り付けられるとともに、キャップ部をコイルボビン51の孔部に挿入した状態で電磁石ブロック3が取り付けられている。そして、このように連結された接点ブロック2と電磁石ブロック3とカプセルヨーク6とは、接点ブロック2の各固定端子21の端子部21aをボディ8の前壁部81の各開口部81a,81aからそれぞれ露出させるとともに、電磁石ブロック3の各絡げ端子52の絡げ部52bを、図2(a)に示すように、ボディ8の下壁部80に埋設された各コイル端子53の基端部53aの孔部53cにそれぞれ挿通させた状態で、ボディ8に固定配置される。このようにして、接点ブロック2と電磁石ブロック3とカプセルヨーク6とが固定されたボディ8には、カバー9が、各係止爪9a,9bをそれぞれ対応する係止凹部80b,80cに嵌合させることで取り付けられる。
そして、図2(a)に示すように、コイル端子53の基端部53aの孔部53cを挿通させた絡げ端子52の絡げ部52bを、コイル端子53の基端部53aに溶接することで、コイル端子53に絡げ端子52をコイル50の端部50aとともに(電気的に)接続し、これにより、接点装置1が完成する。
ここで、上記の溶接方法としては、半田付け等のロウ付けや、アーク熱を利用したアーク溶接や、大電流を流した際に生じる抵抗熱を利用した抵抗溶接等を用いることができる。
次に、接点装置の動作について説明する。本実施形態の接点装置は、上述したように常開型のものであり、初期状態では、復帰ばねの付勢力によって可動鉄芯(可動接触子)が継鉄部22から離間しており、この状態では、固定接点と可動接点とが離間している。そして、コイル端子53,53間に所定の電流を流して電磁石ブロック3のコイル50を励磁すると、コイル50により発生する磁界によって可動鉄芯が継鉄部22に吸引される。これにより復帰ばねの付勢に逆らって可動鉄芯が継鉄部22に近接する方向へ移動していき、やがて可動接点がそれぞれ対応する固定接点に当接する位置まで移動して接点オン(固定端子21,21間が導通状態)となる。
一方、接点オンの状態において、電磁石ブロック3のコイル50の励磁が切られると、可動鉄芯が継鉄部22に吸引されなくなって、復帰ばねの付勢力によって、可動接触子とともに継鉄部22から離間する方向へ移動していき、これに伴なって可動接点が固定接点から引き離され、初期状態へと復帰することになる。
ここで、可動接点が固定接点から引き離された際には、上述したように可動接点と固定接点との間にアークが発生することになるが、このアークはカプセルヨーク6の磁場によって可動接触子の移動方向に直交する方向へ十分に引き伸ばされるとともに、封止容器20内に封入されたガスによって冷却される。これによりアーク電圧が急激に上昇し、このアーク電圧が接点間の電圧を上回った時点でアークが遮断されることになる。つまり、上記の接点装置1では、カプセルヨーク6による磁気ブローと、封止容器20内に封入したガスによる冷却とで、アーク対策が講じられており、これによりアークを短時間で遮断することができるようになって、固定接点及び可動接点の消耗が小さくなる。
以上述べた本実施形態の接点装置1によれば、コイル端子53の基端部53aと絡げ端子52の絡げ部52bとの接続部位Pをケース7の外部に臨ませる窓孔80aがケース7に設けられているので、コイル端子53に絡げ端子52を接続する作業を狭いケース7内で行う必要が無くなって、広々とした外部のスペースを用いて接続作業が行えるようになり、これによりコイル端子53に絡げ端子52を容易に接続できるという効果を奏する。さらに、ケース7内に、コイル端子53に絡げ端子52を接続するための作業用スペースを確保する必要が無くなるので、ケース7のコンパクト化を図ることができるという効果を奏する。
また、図2(a)に示すように、コイル端子53の基端部53aに、絡げ端子52の絡げ部52bが挿通される孔部53cを設けるようにしているので、コイル端子53の基端部53aと絡げ端子52との接触面積を増やすことができ、これにより接続信頼性が増すとともに、接続作業を容易に行えるようになるという効果を奏する。加えて、孔部53cに絡げ端子52の絡げ部52bが挿通された状態で、コイル端子53の基端部53aと絡げ端子52とが接続されるので、ケース7の窓孔80aをコイル端子53の基端部53aと絡げ端子52とで略閉塞でき、これによりケース7内への粉塵等の異物の侵入を抑制できるという効果を奏する。
ここで、コイル端子53の形状は、図2(a)に示すものに限られるものではない。例えば、コイル端子53としては、図2(b)に示すように、基端部53aに略円形の孔部53cを設ける代わりに、絡げ端子52の絡げ部52bが挿通される略矩形状の孔部53dを貫設するとともに、この孔部53dの一辺に、絡げ端子52の絡げ部52bが当接される略直方体状のリブ53eを突設したものであってもよい。このようにコイル端子53の基端部53aに絡げ端子52が当接されるリブ53eを設けた際には、リブ53eの分だけコイル端子53の基端部53aと絡げ端子52との接触面積を増やすことができ、これにより接続信頼性が増すとともに、接続作業を容易に行えるようになるという効果を奏する。
また、コイル端子53としては、図3(a)に示すように、絡げ部52bの外径よりも大きい内径を有する略円形の孔部53c(図2(a)参照)の周縁部に、孔部53cを挿通した絡げ端子52の絡げ部52bを囲繞するようにケース7の外方に突出するとともに、ケース7の外方に向かうほど狭口(絡げ部52bの外径と同程度の内径)となる筒部53fを設けたものであってもよい。このようにコイル端子53の基端部53aにおける孔部53cの周縁部に、孔部53cを挿通した絡げ端子52を囲繞するようにケース7の外方に突出するとともに、ケース7の外方に向かうほど狭口となる筒部53fを設けた際には、筒部53fの内周面に絡げ部52bを当接させることが可能となり、これにより図2(b)に示すリブ53eを設ける場合に比べて、コイル端子53の基端部53aと絡げ端子52との接触面積を増やすことができて、接続信頼性のさらなる向上が図れるとともに、接続作業がさらに容易に行えるようになるという効果を奏する。
ところで、以上述べた図2(a),(b)及び図3(a)に示す例では、ケース7の窓孔80aの全体を、孔部53cを有するコイル端子53の基端部53aで閉塞するようにしているが、例えば、図3(b)に示すように、孔部53cを設ける代わりに、基端部53aによってケース7の窓孔80aの全体ではなく略半分を閉塞するようにしてもよい。この場合、絡げ端子52のコイル端子53への接続は、絡げ部52bを基端部53aの端面53gに溶接等によって接続することによって行う。
また、上記の図3(b)に示す構成に加えて、図4(a)に示すように、基端部53aの端面53g周辺部に、絡げ端子52が挿通される略半円形状の切欠部53hを形成し、絡げ端子52の絡げ部52bを切欠部53hの内周面に接続することで、絡げ端子52をコイル端子53に接続するようにしてもよい。このようにすれば、図3(b)に示すように端面53gに絡げ部52bを接続する場合に比べて、コイル端子53の基端部53aと絡げ端子52との接触面積を増やすことができ、これにより接続信頼性が増すとともに、接続作業を容易に行えるようになるという効果を奏する。
或いは、上記の図3(b)に示す構成に加えて、図4(b)に示すように、基端部53aの端面53g周辺部に、絡げ端子52が挿通される略矩形状の切欠部53iを形成するとともに、切欠部53iの一辺部に、絡げ端子52が当接される略直方体状のリブ53jを形成し、絡げ端子52の絡げ部52bを切欠部53iの内周面及びリブ53jに接続することで、絡げ端子52をコイル端子53に接続するようにしてもよい。このようにすれば、図4(a)に示すように切欠部53hの内周面のみに絡げ部52bを接続する場合に比べて、リブ53jの分だけコイル端子53の基端部53aと絡げ端子52との接触面積を増やすことができ、これにより接続信頼性が増すとともに、接続作業を容易に行えるようになるという効果を奏する。
尚、コイル端子53の形状は、上記の図2〜4に示すものに限られるものではなく、状況に応じて好適なものを採用すればよい。
また尚、接点装置の構成としては、上記のような常開型のものに限られるものではなく、常閉型のものであってもよいし、常開接点と常閉接点を有するラッチング型のものであってもよい。さらに、固定接点と可動接点とが封止容器内に封入されているものに限られず、状況に応じて様々な種類のものを用いることが可能であることは勿論である。
(a)は、接点装置の概略断面図であり、(b)は、下面図である。 (a)は、図1(b)にAで示す部位の概略斜視図であり、(b)は、コイル端子の他の例を示す概略斜視図である。 (a)は、コイル端子の他の例を示す斜視図であり、(b)は、コイル端子の他の例を示す斜視図である。 (a)は、コイル端子の他の例を示す斜視図であり、(b)は、コイル端子の他の例を示す斜視図である。 従来の接点装置の概略断面図である。
符号の説明
1 接点装置
2 接点ブロック
21 固定端子
3 電磁石ブロック
50 コイル
52 絡げ端子
53 コイル端子
53a 基端部
53b 先端部
6 カプセルヨーク
7 ケース
80a 窓孔
P 接続部位

Claims (5)

  1. 固定接点を有する固定端子、及び該固定接点に接離する可動接点を有する可動接触子を備える接点ブロックと、前記固定接点に前記可動接点が接離するように前記可動接触子を駆動する電磁石ブロックと、前記接点ブロック及び前記電磁石ブロックが収納されるケースとを備え、前記電磁石ブロックは、前記可動接触子を駆動させる磁界を生じさせるコイルと、該コイルの端部が絡げられる絡げ端子と、基端部が前記絡げ端子に接続されるとともに、先端部が前記ケースから外部へ突出されるコイル端子とを有し、前記ケースには、前記コイル端子の基端部と前記絡げ端子との接続部位を外部に臨ませる窓孔が形成されていることを特徴とする接点装置。
  2. 前記コイル端子の基端部には、前記絡げ端子が挿通される切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接点装置。
  3. 前記コイル端子の基端部には、前記絡げ端子が挿通される孔部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接点装置。
  4. 前記コイル端子の基端部には、前記絡げ端子が当接されるリブが突設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接点装置。
  5. 前記孔部の周縁部には、前記孔部を挿通した絡げ端子を囲繞するように前記ケースの外方に突出するとともに、前記ケースの外方に向かうほど狭口となる筒部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の接点装置。
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