JP2007220012A - 照明制御システム及び照明制御方法 - Google Patents

照明制御システム及び照明制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007220012A
JP2007220012A JP2006042598A JP2006042598A JP2007220012A JP 2007220012 A JP2007220012 A JP 2007220012A JP 2006042598 A JP2006042598 A JP 2006042598A JP 2006042598 A JP2006042598 A JP 2006042598A JP 2007220012 A JP2007220012 A JP 2007220012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
moving body
control
illumination
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006042598A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Koshiio
文夫 小椎尾
Kiyoshi Wakabayashi
潔 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sohgo Security Services Co Ltd
Original Assignee
Sohgo Security Services Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sohgo Security Services Co Ltd filed Critical Sohgo Security Services Co Ltd
Priority to JP2006042598A priority Critical patent/JP2007220012A/ja
Publication of JP2007220012A publication Critical patent/JP2007220012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】監視対象施設内の高精度な監視を実現する。
【解決手段】監視対象施設内にある少なくとも1つの照明機器の点灯又は消灯を制御する照明制御システムにおいて、予め設定された撮影範囲を撮影する撮像手段と、現在位置を計測する位置計測手段と、前記撮像手段により得られる画像データ及び前記位置計測手段により得られる位置情報を送信する送信手段とを設け、監視対象施設内の予め設定された経路を移動する移動体と、前記移動体からの前記位置情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御する監視制御装置とを有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明制御システム及び照明制御方法に係り、特に、監視対象施設内の高精度な監視を実現するための照明制御システム及び照明制御方法に関する。
従来、超音波や赤外線センサ等の情報に基づいて自律的に移動を行う移動体や、無線通信等により遠隔地から走行制御された移動体にカメラや通信装置を搭載し、搭載したカメラで撮影した画像を通信装置で遠隔の監視センタ等に送信することにより監視対象施設等の監視を行うシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。なお、上述の移動体としては、例えば、監視ロボットや車両、監視対象施設内を巡回する警備員等が所持する携帯端末等であってもよい。
また、移動体が搭載したカメラで撮影した画像に基づいて自己の走行位置を認識し、走行位置の修正等を行うようにした移動体もある。これらは、夜間等の暗い場所でも撮像可能とするために高感度カメラや照明装置を搭載している。
特開平6−119052号公報
しかしながら、上述したような従来技術に示されるような高感度カメラを用いた撮影を行う場合、カメラの性質上、画像の色情報や解像度が低下し、監視・環境認識の性能が低下するという問題がある。
そこで、監視・環境認識の性能を維持、向上させ高精度な監視を実現するためには、カメラの撮影範囲を明るくすることが好ましいが、移動体自体に照明装置を搭載した場合、その分の消費電力が増加する。また、監視対象施設内を巡回中は、照明を常時点灯させる必要があるため、バッテリ等で駆動する移動体では稼働時間が短くなるという問題があった。
更に、遠方や広範囲を撮影するために照明しようとする場合においては、自律移動体の照明装置だけで撮影に十分な明るさを確保するのは容易ではないという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、移動体の消費電力を低減させつつカメラの撮影範囲の明るさを確保し、監視対象施設内の高精度な監視を実現するための照明制御システム及び照明制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、監視対象施設内にある少なくとも1つの照明機器の点灯又は消灯を制御する照明制御システムにおいて、画像を撮影する撮像手段と、現在位置を計測する位置計測手段と、前記撮像手段により得られる画像データ及び前記位置計測手段により得られる位置情報を送信する送信手段とを設け、監視対象施設内を移動する移動体と、前記移動体からの前記位置情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御する監視制御装置とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載された発明は、前記監視制御装置は、前記撮像手段における撮影可能範囲を予め記憶しておく蓄積手段と、前記移動体からの前記位置情報を受信する受信手段と、前記位置情報と前記撮影可能範囲とに基づいて、前記撮影可能範囲に対応する領域に設けられた照明機器を点灯させるための制御手段とを有することを特徴とする。
また、請求項3に記載された発明は、前記監視制御装置は、前記蓄積手段に前記移動体が前記監視対象施設を移動する経路情報を予め記憶しておき、前記移動体の現在位置と、前記経路情報から得られる前記移動体が次に移動する位置に対応する照明機器を点灯させることを特徴とする。
また、請求項4に記載された発明は、前記監視制御装置は、前記移動体の移動速度を取得し、取得した移動速度に基づいて、前記移動体の現在位置付近の照明機器の点灯及び消灯を制御することを特徴とする。
また、請求項5に記載された発明は、前記移動体は、所定の条件を満たす物体を検知し、検知した方向を含む異常検知情報を生成する異常検知手段を有し、前記送信手段により異常検知情報を送信し、前記監視制御装置は、移動体からの異常検知情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御することを特徴とする。
また、請求項6に記載された発明は、監視対象施設内にある少なくとも1つの照明機器の点灯又は消灯を制御するための照明制御方法において、監視対象施設内を移動し、画像を撮影する撮像手段を設けた移動体の現在位置を計測する位置計測段階と、前記移動体に設けられた送受信手段により前記位置計測段階により得られる位置情報を送信する位置情報送信段階と、前記位置情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御する照明制御段階とを有することを特徴とする。
また、請求項7に記載された発明は、前記照明制御段階は、前記位置情報と予め設定された前記撮像手段の撮影可能範囲とに基づいて、前記撮影可能範囲に対応する領域に設けられた照明機器を点灯させることを特徴とする。
また、請求項8に記載された発明は、前記照明制御段階は、予め設定される前記移動体が前記監視対象施設を移動する経路情報と、前記移動体の現在位置とに基づいて、前記経路情報から得られる前記移動体が次に移動する位置に対応する照明機器を点灯させることを特徴とする。
また、請求項9に記載された発明は、前記照明制御段階は、前記移動体の移動速度情報に基づいて、前記移動体の現在位置付近の照明機器の点灯及び消灯を制御することを特徴とする。
また、請求項10に記載された発明は、所定の条件を満たす物体を検知し、検知した方向を含む異常検知情報を生成する異常検知段階と、前記移動体に設けられた送受信手段により前記異常検知段階により得られる異常検知情報を送信する異常検知情報送信段階とを有し、前記照明制御段階は、前記異常検知情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御することを特徴とする。
また、請求項11に記載された発明は、監視対象施設内を移動し、前記監視対象施設内を撮影する撮像手段を設けた移動体により、前記監視対象施設内にある少なくとも1つの照明機器の点灯又は消灯を制御するための照明制御方法において、前記移動体の現在位置を計測する位置計測段階と、前記位置計測段階により得られる位置情報に基づいて、点灯又は消灯させるべき前記照明機器を決定する制御内容決定段階と、制御内容決定段階により得られる制御内容に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御する照明制御段階とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、移動体の現在位置に応じて施設に設置された照明を点灯させることで、所定の領域を明るくすることができ、夜間等の暗い場所でも高画質の画像を得ることができる。また、移動体自体に照明装置等を搭載する必要がなくなるため、移動体の消費電力を低減することができ、移動体の稼動効率を向上させることができる。したがって、監視対象施設内の高精度な監視を実現することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、移動体の位置情報を基準に監視対象施設内の対応する照明機器のみを点灯させることができる。これにより、監視対象施設内全体の照明機器を点灯させるより監視対象施設の消費電力を低減させることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、次の位置に対応する照明機器を点灯しておくことで、移動体の移動先の領域を明るくしておくことができる、また点灯する旨の制御信号が出力されてから実際に点灯されるまでの間にタイムラグがある場合でも、予め点灯する旨の制御を行うため、暗い状態で撮影されるのを防止することができる。これにより、より高精度な監視を実現することができる。
また、請求項4記載の発明によれば、移動体の移動速度に対応させて照明機器を適切に点灯又は消灯させることができる。
また、請求項5記載の発明によれば、異常検知情報に基づいて移動体が異常を検知した方向の照明を点灯させたり、異常を検知した方向や位置に走行経路を変更し、物体を追跡するといった制御を実現することができる。
また、請求項6記載の発明によれば、移動体の現在位置に応じて施設に設置された照明を点灯させることで、所定の領域を明るくすることができ、夜間等の暗い場所でも高画質の画像を得ることができる。また、移動体自体に照明装置等を搭載する必要がなくなるため、移動体の消費電力を低減することができ、移動体の稼動効率を向上させることができる。したがって、監視対象施設内の高精度な監視を実現することができる。
また、請求項7記載の発明によれば、移動体の位置情報を基準に監視対象施設内の対応する照明機器のみを点灯させることができる。これにより、監視対象施設内全体の照明機器を点灯させるより監視対象施設の消費電力を低減させることができる。
また、請求項8記載の発明によれば、次の位置に対応する照明機器を点灯しておくことで、移動体の移動先の領域を明るくしておくことができる、また点灯する旨の制御信号が出力されてから実際に点灯されるまでの間にタイムラグがある場合でも、予め点灯する旨の制御を行うため、暗い状態で撮影されるのを防止することができる。これにより、より高精度な監視を実現することができる。
また、請求項9記載の発明によれば、移動体の移動速度に対応させて照明機器を適切に点灯又は消灯させることができる。
また、請求項10記載の発明によれば、異常検知情報に基づいて移動体が異常を検知した方向の照明を点灯させたり、異常を検知した方向や位置に走行経路を変更するといった制御を実現することができる。
また、請求項11記載の発明によれば、移動体の現在位置に応じて施設に設置された照明を点灯させることで、所定の領域を明るくすることができ、夜間等の暗い場所でも高画質の画像を得ることができる。したがって、監視対象施設内の高精度な監視を実現することができる。
以下に、本発明における照明制御システム及び照明制御方法を好適に実施した形態について、図面を用いて説明する。
<システム構成>
図1は、本発明における照明制御システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示す照明制御システム10は、少なくとも1つの移動体11−1〜11−nと、移動体11とデータや制御信号等の無線通信による送受信を実現するための送受信装置12と、監視制御装置13と、監視対象施設内の予め設定された位置に設置された少なくとも1つの照明機器14−1〜14−nとを有するよう構成されている。
各移動体11−1〜11−nは、それぞれ所定の方向(例えば、移動方向又は周辺)の所定範囲を撮影又は集音し、得られた画像データや音声データ等を、送受信装置12を介して監視制御装置13に送信する。また、移動体11は、現在位置を計測し、その位置情報等を、送受信装置12を介して監視制御装置13に送信する。
送受信装置12は、監視対象施設内に少なくとも1つ設置されており、各移動体11−1〜11−nとデータ又は制御信号の無線での送受信を行う。なお、送受信装置12は、アンテナ等からなり、移動体11が監視対象施設内のどの位置からでも各データ等の送受信ができるよう適切な位置に設置されている。
また、監視制御装置13は、送受信装置12から得られる移動体11からの画像データや音声データ、位置情報等を取得する。また、監視制御装置13は、移動体11から得られる各データに基づいて照明機器14−1〜14−nによる照明機器毎の点灯及び消灯を制御する。なお、監視制御装置13は、移動体11や照明機器14の各装置を識別情報等で管理し、それぞれの装置に対して制御を行うことができる。
なお、監視制御装置13は、例えば移動体11に対して現在のバッテリ量の取得するための制御信号を送信し、移動体11からバッテリ量を取得したり、移動体11からエラー発生信号を受信して対応する制御信号(例えば、停止あるいは遠隔操作等)を送信することができる。
また、照明機器14−1〜14−nは、監視対象施設内の所定の位置に設置され、点灯することで所定の領域を明るくする。例えば、監視対象施設が建物等の場合には、照明機器14は各階の天井や床下等に設置される蛍光灯、ランプ等であり、監視対象施設が屋外の場合には、照明機器14は外灯等である。
上述した照明制御システムにより、移動体の位置に対応して施設に設置された照明機器を点灯させることで、所定の領域を明るくさせることができ夜間等の暗い場所でも高画質の画像を得ることができる。また、監視対象施設内全体の照明機器を点灯させるより監視対象施設の消費電力を低減させることができる。また、移動体自体に照明装置を搭載する必要がないため、移動体のバッテリの消費を低減することができ、移動体の稼動効率を向上させることができる。これにより、監視対象施設内の高精度な監視を実現する。なお、上述した送受信装置12は、監視制御装置13に含まれていてもよい。
次に、上述した移動体11及び監視制御装置13の具体的な機能構成について図を用いて説明する。
<移動体11>
図2は、移動体の機能構成の一例を示す図である。図2に示す移動体11は、送受信手段21と、撮像手段22と、走行手段23と、蓄積手段24と、電力供給手段25と、位置計測手段26と、異常検知手段27と、制御手段28とを有するよう構成されている。
送受信手段21は、アンテナ等からなり無線通信により上述した送受信装置12とのデータ又は制御信号の送受信を行う。つまり、送受信手段21は、監視制御装置13からの制御信号を受信したり、画像データや音声データ、エラー発生時等の制御信号等を監視制御装置13に送信する。
また、撮像手段22は、各方向を撮影する複数のカメラ、又はパンチルトカメラ等の高精細カメラ等からなり、例えば移動体11の移動方向又は移動体を中心にした円形範囲等、予め設定された方向又は周囲の画像を標準又はズーム画像等で撮影する。なお、撮像手段22は、マイク等の集音手段を設けていてもよく、その場合には撮影した画像データと共に音声データを取得する。
また、撮像手段22により取得した画像データや音声データは、送受信手段21により監視制御装置13に送信される。なお、画像データや音声データの送信時には、各移動体11−1〜11−nを監視制御装置13で識別するための識別情報が付加することができる。また、送信時には、撮影又は集音した日時情報等が付加されてもよい。更に、画像データや音声データは、蓄積手段24に蓄積させてもよい。
上述の画像データや音声データにより監視制御装置13において、監視対象施設内の監視を行うことができる。
また、走行手段23は、移動体11本体を移動させる機能を有する。具体的には、走行手段23は、車輪や球等の回転部と、回転部を所定速度が回転させる駆動手段と、移動体の方向を変更させる旋回手段等を有している。また、走行手段23は、制御手段28からの制御信号により所定の方向に移動体11を移動させる。なお、走行手段23は、平面だけでなく、斜面や階段等の段差や溝等がある場所でも移動可能な機構(例えば、2足歩行等)であってもよい。
また、蓄積手段24は、送受信手段21により取得したデータ(信号)や、撮像手段22により撮影された画像データ、音声データ、予め設定された監視対象施設内の経路情報、走行手段23を制御するための走行制御情報、位置計測手段26による移動体11の位置情報等を蓄積する。また、蓄積手段24に蓄積されたデータは、制御手段28により、必要に応じて読み出され、またデータ等の更新、追加等の書き込み、削除等を行うことができる。
また、電力供給手段25は、バッテリ等からなり、移動体11における各構成装置を動作させるための電力を供給する。
また、位置計測手段26は、現在の位置を3次元の位置情報として取得する。なお、位置情報を取得する手段としては、例えばGPS(Global Positioning System)等の機能を用いてもよい。また、例えば監視対象施設内に設置される複数の送受信装置12を用いて、移動体11からの信号を受信した複数の送受信装置の設置位置と、各送受信装置で受信した同一信号の時間差情報との関係から位置情報を取得してもよい。このように、3次元の位置情報を取得しておくことで、例えば高層の建物内を移動する移動体11が、どの階にいるか、又はエレベータの移動等といった詳細な位置情報を取得することができる。
なお、位置計測手段26は、移動体11の位置を所定の時間間隔(例えば、数秒から数十秒等)で計測する。また、位置計測手段26は、計測した位置情報を蓄積手段24に出力してもよく、また送受信手段21により監視制御装置13に送信させてもよい。
また、異常検知手段27は、移動体11の周辺を移動する物体を検知する検知センサや温度センサ等の警備センサを有し、例えば警備センサにより、移動する物体を検知したり体温に近い物体を検知した場合には、異常があったと判断し、移動体11の現在位置、異常を検知した方向、時刻等からなる異常検知情報を生成する。なお、異常検知情報における移動体11の現在位置情報は、位置計測手段26により監視制御装置13に送信される情報であるため、異常検知情報に含めなくてもよい。また、異常検知手段27は、生成した異常検知情報を蓄積手段24に出力してもよく、また送受信手段21により監視制御装置13に送信させてもよい。
異常検知手段27を有することにより、移動体11が異常を検知した方向の照明を点灯させたり、異常を検知した方向や位置に走行経路を変更し、物体を追跡するといった制御を実現することができる。なお、異常検知手段27は、制御手段28により異常検知処理を実行又は停止させることができ、実行中は継続的に異常検知処理を行う。
また、制御手段28は、移動体11の各構成部全体の制御を行う。具体的には、制御手段28は、撮像手段22により撮影させたり、走行手段23により移動体を所定の方向に、所定の移動速度で移動させたり、位置計測手段26により位置情報を計測させたり、異常検知手段27により異常検知処理を実行(又は停止)させるといった処理を制御する。
なお、上述した移動体11では、移動体11の現在位置を計測する位置計測手段26を有していたが、本発明においてはこの限りではなく、例えば、位置計測手段26の代わりに、超音波や赤外線センサ等を備え周囲の環境の特徴を検出して、その検出した特徴を予め蓄積手段24に設定されたフロア(地図)情報等と照合して自己位置を認識してもよい。
また、移動体11は、従来のように所定方向を照明する照明手段を有していてもよい。この場合、照明手段は、移動体11が所定の巡回経路を移動中に常時点灯させておく必要はなく、例えば監視制御装置13からの点灯指示(制御信号)があった場合にのみ点灯させるといった制御を行うことができる。
<監視制御装置13>
次に、監視制御装置13の機能構成例について、図を用いて説明する。図3は、監視制御装置の機能構成の一例を示す図である。図3に示す監視制御装置13は、送受信手段31と、入力手段32と、出力手段33と、蓄積手段34と、移動体管理手段35と、照明管理手段36と、制御手段37とを有するよう構成されている。
送受信手段31は、通信回線等からなり送受信装置12を介して無線通信により所定の移動体11とデータ又は制御信号の送受信を行う。また、送受信手段31は、所定の照明機器14に対して点灯、消灯を行わせるための制御信号の送受信を行う。
また、入力手段32は、使用者等からの各照明機器14−1〜14−nに対する点灯又は消灯指示や、移動体11への指示情報、本発明における照明制御の開始、終了等の各種処理の入力を受け付ける。なお、入力手段32は、例えばキーボードや、マウス等のポインティングデバイス、音声により指示を入力するためのマイク等からなる。
また、出力手段33は、ディスプレイ等からなり入力手段32により入力された指示内容や、移動体11からの画像データ、位置情報の内容等を表示する。なお、出力手段33は、ディスプレイ等の表示機能の他にもスピーカ等の音声出力機能を有し、移動体11から送信された音声データを出力することもできる。また、出力手段33は、移動体11から画像データ等を受信した場合に、スピーカ等により警告音を出力することにより、使用者(監視者)等に画像データを取得したことを迅速に知らせることができる。
更に、出力手段33は、プリンタ等の機能を有していてもよく、その場合には画像データの内容等、取得可能なデータを紙等の印刷媒体に印刷して、管理者等に提供することができる。
蓄積手段34は、監視対象施設のエリア情報、監視対象施設内に設置された各照明機器14〜14nが点灯した際に各照明1〜nにより照明されるエリアを示すエリア情報、各移動体11−1〜11−nの移動(走行)する経路情報等を蓄積する。また、蓄積手段34は、送受信手段31により受信した移動体11からの画像データや音声データ、位置情報、異常検知情報、各移動体11−1〜11−n及び各照明機器14−1〜14−nの識別情報等の個別情報等を蓄積する。なお、蓄積手段34に蓄積されたデータは、制御手段37により必要に応じて読み出したり、データ等の更新、追加等の書き込み、削除等を行うことができる。
移動体管理手段35は、各移動体11−1〜11−nの撮影可能範囲、走行速度(移動速度)、バッテリ量等を管理する。また、移動体管理手段35は、監視対象施設内を監視(巡回)するための移動体毎の走行経路、及び現在移動している移動体11の位置情報等の管理を行う。また、移動体管理手段35は、移動体11から異常検知情報を取得した場合には、移動体11の現在位置や異常を検知した方向等に基づいて、異常を検知した方向に走行経路を変更し、移動体11に新たな走行経路を送受信手段31により送信させる。なお、移動体管理手段35により管理される各データは、蓄積手段34に蓄積される。
照明管理手段36は、各照明機器14−1〜14−nが監視対象施設内のどの位置に設置されているかを管理する。また、照明管理手段36は、対象となる移動体11の位置情報からどの照明機器を点灯又は消灯の選択を行い、選択された照明機器に対して点灯又は消灯を指示する制御信号を生成し、対応する照明機器に出力する。
具体的には、照明管理手段36は、移動体管理手段35により得られる移動体11の現在の位置情報と、撮影可能範囲とに基づいて、撮影可能範囲に対応する領域に設けられた照明機器を点灯させる。また、照明管理手段36は、既に通過した経路に対応する照明機器を消灯させる。
ここで、照明管理手段36は、移動体管理手段35により得られる移動体11の現在の位置情報、撮影可能範囲、走行経路情報から、移動体が次に移動する位置に対応する照明機器を点灯させてもよい。これにより、次の位置に対応する照明機器を点灯しておくことで、点灯する旨の制御信号が出力されてから実際に点灯されるまでの誤差により暗い状態で撮影されるのを防止することができる。
また、照明管理手段36は、複数の異なる位置情報と、それぞれの位置情報を受信した時間の情報から移動速度情報を算出し、算出した移動速度に基づいて点灯又は消灯の選択を行ってもよい。これにより、移動体の移動速度に対応させて照明機器を適切に点灯又は消灯させることができる。
更に、照明管理手段36は、移動体11からの異常検知情報により得られる移動体11の現在位置及び異常を検知した方向に基づいて選択された1又は複数の照明機器を点灯させる。具体的には、照明管理手段36は、移動体11の現在位置及び異常を検知した方向の情報と、各照明機器の現在の点灯(消灯)状態の情報とを比較し、対応する照明機器が消灯中の場合に点灯させる。これにより、撮像手段22を用いて異常を検知した方向又は物体を高精度に撮影することができる。
また、照明管理手段36は、例えば異常を検知しなくなってから予め設定した時間が経過した場合や、監視員による異常の確認が完了した場合等、異常状態が解除された場合には、対応する照明機器を消灯させる。
また、制御手段37は、監視制御装置13の各構成部全体の制御を行う。具体的には、制御手段37は、送受信手段24により得られた画像データを出力手段33に表示させたり、移動体管理手段35により移動体11を管理させたり、照明管理手段36により所定の場所の照明機器14の点灯又は消灯を行わせる制御信号を生成させるといった処理を制御する。また、制御手段37は、例えば休日等の日中等の明るい時間帯に移動体11による巡回を行う場合は、上述の照明の点灯又は消灯の制御を行わないといった制御を行うこともできる。これにより、不必要な照明の制御を行わずに監視対象施設内の効率的な監視が実現できる。
上述した機能構成により、移動体11の位置に応じて施設に設置された照明設備を点灯させることで、夜間等の暗い場所でも高画質の画像を得ることができる。また、移動体11自体に照明装置を搭載する必要がないため、移動体11のバッテリの消費を低減することができ、稼動効率を向上させることができる。これにより、監視対象施設内の高精度な監視を実現することができる。
次に、本発明における照明制御処理の具体的な実施例について図面等を用いて説明する。<実施例1>
図4は、移動体における照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、自らが走行可能である移動体11は、予め設定されている走行経路を走行すべく、走行を開始すると共に搭載したカメラ等による画像の撮影を開始する(S01)。この場合、マイク等による集音を行ってもよい。また、移動体11は、GPS等により現在走行している位置情報を計測し(S02)、撮影した画像データ及び現在走行している位置を示す位置情報を監視制御装置13に送信する(S03)。なお、S03の処理においては、移動体11の各識別情報や時間情報等を付加して送信してもよい。
また、移動体11は、予め設定された走行経路において上述の処理を継続して行う。また、移動体における上述の処理は、以下の各実施例においても共通の処理として行われる。
また、図5は、実施例1における監視制御装置の照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。監視制御装置13は、移動体11からの画像データ、音声データ、位置情報等の各データを受信し、そのデータから位置情報を取得する(S11)。このとき、画像データや位置情報をディスプレイ等により表示させたり、音声データをスピーカ等により出力させてもよい。
また、監視制御装置13は、S11の処理により取得した位置情報と、監視対象施設のエリア情報とを比較し、移動体の現在位置が所定の照明機器(例えば、図5においては照明機器1とする)のエリア内であるか否かを判断する(S12)。ここで、移動体11の位置が、照明機器1の照明エリア内である場合(S12において、YES)、照明機器1を点灯する(S13)。
また、移動体11の位置が照明機器1の照明エリア外である場合(S11において、NO)、次に移動体11の経路情報から照明機器1の照明エリアは、移動体11が直前にいたエリアであるか否かを判断する(S14)。なお、直前のエリアとは、現在位置を基準に所定の距離範囲を示し、走行している場所や速度、方向、各照明機器における照明範囲等に基づいて設定させる。
ここで、移動体11の位置が直前にいたエリアでない場合(S14において、NO)、既に通過したエリア等のように点灯しておく必要がないエリアであるため、そのエリアに対応して設置された照明機器1が点灯していれば消灯する(S15)。
また、S14の処理において、移動体11の位置が直前にいたエリアである場合(S14において、YES)、又はS13、S15の処理が終了後、移動体の経路情報から次の照明機器(例えば、図5においては照明機器2とする)の照明エリア内であるか否かを判断する(S16)。ここで、照明機器2の照明エリア内である場合(S16において、YES)、照明機器2を点灯する(S17)。また、移動体11の位置が照明機器2の照明エリア内でない場合(S16において、NO)、移動体11の位置が直前にいたエリアであるか否かを判断する(S18)。
ここで、移動体11の位置が直前にいたエリアでない場合(S18において、NO)、既に通過したエリア等のように点灯しておく必要がないエリアであるため、そのエリアに対応して設置された照明機器2が点灯していれば消灯する(S19)。
また、S18の処理において、移動体11の位置が直前にいたエリアである場合(S18において、YES)、又はS17、S19の処理が終了後、移動体11が直前にいたエリアの照明を消灯する(S20)。また、監視を終了するか否かを判断し(S21)、監視を終了しない場合(S21において、NO)、S11に戻り上述した処理手順を継続して実行する。また、監視を終了する場合(S21において、YES)、照明制御処理を終了する。
ここで、図6は、実施例1における照明制御の様子を説明するための一例の図である。なお、図6には、各照明機器に対応する照明エリア40がそれぞれの照明機器毎にマス目で示されている。また、暗い照明エリア40は網線で示されており、照明機器の点灯により明るい照明エリア40は網線がないものとする。
まず、図6(A)に示すように、監視制御装置13は、移動体11から受信した位置情報とエリア情報を比較し、移動体の位置が照明のエリア内であれば、図6(A)(a)に示すように、対応するエリアの照明を点灯させる。その後、移動体が走行経路41上を移動し、照明のエリア外へ移動すると新たなエリアの照明を点灯させ(図6(A)(b))、移動体11が新たなエリアへ移行した後、移動体11が既に通過したエリアの照明を消灯する(図6(A)(c))。
なお、移動体11に設けられたカメラの撮影可能範囲が広い場合、監視制御装置13(移動体管理手段)は、カメラの撮影可能範囲を記憶しておき、移動体11から送信される位置情報と記憶しているカメラの撮影可能範囲に基づいて、図6(B)(a)〜(c)に示すように複数のエリアの照明を同時に制御する。
上述した実施例により、移動体の現在位置に応じて施設に設置された照明を点灯させることで、所定の領域を明るくすることができ、夜間等の暗い場所でも高画質の画像を得ることができる。また、移動体自体に照明装置等を搭載する必要がなくなるため、移動体の消費電力を低減することができ、移動体の稼動効率を向上させることができる。したがって、監視対象施設内の高精度な監視を実現することができる。
<実施例2>
実施例2では、監視制御装置13は、照明を点灯させるにあたり、移動体11の現在位置と予め記憶している移動体11の走行経路情報に基づいて移動体が次に移動するエリアを求め、そのエリアの照明を事前に点灯させるようにする。
ここで、実施例2における照明制御処理手順についてフローチャートを用いて説明する。なお、移動体11における照明制御処理手順は、上述した図4と同様であるため、ここでの説明は省略する。
ここで、図7は、実施例2における監視制御装置の照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。監視制御装置13は、移動体11からの画像データ、音声データ、位置情報等の各データを受信し、そのデータから位置情報を取得する(S31)。このとき、画像データや位置情報をディスプレイ等により表示させたり、音声データをスピーカ等により出力させてもよい。
また、監視制御装置13は、S31の処理により取得した位置情報と、監視対象施設のエリア情報とを比較し、移動体の現在位置が所定の照明機器(例えば、図7においては照明機器1とする)のエリア内であるか否かを判断する(S32)。ここで、移動体11の位置が、照明機器1の照明エリア内でない場合(S32のおいて、NO)、照明機器1は次の走行エリアであるか否かを判断する(S33)。ここで、走行エリアである場合(S33において、YES)、又は照明機器1のエリア内である場合(S32において、YES)、照明機器1を点灯する(S34)。
また、S33の処理において、照明機器1は移動体11の次の走行エリアでない場合(S33において、NO)、移動体11の位置が直前にいたエリアであるか否かを判断する(S35)。ここで、移動体11の位置が直前にいたエリアでない場合(S35において、NO)、既に通過したエリア等のように点灯しておく必要がないエリアであるため、そのエリアに対応して設置された照明機器1が点灯していれば消灯する(S36)。
また、S35の処理において、移動体11の位置が直前にいたエリアである場合(S35において、YES)、又はS34、S36の処理が終了後、走行経路情報から次の照明機器(例えば、図7においては照明機器2とする)の照明エリア内であるか否かを判断する(S37)。ここで、照明機器2の照明エリア内でない場合(S37において、NO)、照明機器2は移動体11の次の走行エリアであるか否かを判断する(S38)。ここで、照明機器2は、次の走行エリアである場合(S38において、YES)、又は照明機器2のエリア内である場合(S37において、YES)、照明機器2を点灯する(S39)。
また、S38の処理において、照明機器2は移動体11の次の走行エリアでない場合(S38において、NO)、移動体11の位置が直前にいたエリアであるか否かを判断する(S40)。ここで、移動体11の位置が直前にいたエリアでない場合(S40において、NO)、既に通過したエリア等のように点灯しておく必要がないエリアであるため、そのエリアに対応して設置された照明機器2が点灯していれば消灯する(S41)。
また、S40の処理において、移動体11の位置が直前にいたエリアである場合(S40において、YES)、又はS39、S41の処理が終了後、移動体11が直前にいたエリアの照明を消灯する(S42)。また、監視が終了するか否かを判断し(S43)、監視を終了しない場合(S43において、NO)、S31に戻り上述した処理手順を継続して実行する。また、監視を終了する場合(S43において、YES)、照明制御処理を終了する。
ここで、図8は、実施例2における照明制御の様子を説明するための一例の図である。なお、図8は、図6と同様に、各照明機器における照明エリア40がそれぞれの照明機器毎にマス目で示されている。また、暗い照明エリア40は網線で示されており、照明機器の点灯により明るい照明エリア40は網線がないものとする。
図8に示すように、監視制御装置13は、照明を点灯させる際、移動体11の現在位置と走行経路41とに基づいて、移動体11が次に移動するエリアを求め、当該エリアの照明を点灯させるようにする(図8(a)〜(c))。
このように、実施例2により、次の位置に対応する照明機器を点灯しておくことで、移動体11の移動先の領域を明るくしておくことができる、また点灯する旨の制御信号が出力されてから実際に点灯されるまでの間にタイムラグがある場合でも、予め点灯する旨の制御を行うため、暗い状態で撮影されるのを防止することができる。これにより、より高精度な監視を実現することができる。
<実施例3>
実施例3では、監視制御装置13は、移動体11の移動速度を取得し、取得した移動速度に基づいて、移動体11の現在位置付近の照明機器の点灯及び消灯を制御する。なお、移動速度の取得は、例えば移動体11から現在の位置情報が定期的に複数回送信される場合は、複数の位置情報と、その位置情報取得時の時間情報とに基づいて、速度情報を取得することができる。なお、本発明において移動速度の取得手法はこの限りではなく、例えば移動体管理手段等により予め設定されている速度情報を用いてもよく、更には、移動体11に速度計測手段を有し、計測された速度情報を監視制御装置13に送信することで取得してもよい。
ここで、移動体11における照明制御処理手順は、上述した図4と同様である。また、監視制御装置13における照明制御処理手順については、取得した移動速度情報に基づき、移動速度が所定速度より遅い場合には、上述した実施例1に対応した第1の照明制御処理を行い、移動速度が所定速度より速い場合には、次のエリアの照明も予め点灯しておく必要があるため、上述した実施例2に対応した第2の照明制御処理が行われる。このとき、移動速度が速い場合には次のエリアの照明を点灯させるタイミングを早めたり、より移動速度が速い場合は、2エリア先まで照明を点灯させる等、移動速度に応じて点灯させるタイミングを変えたり、予め点灯させるエリアの数を変える等の制御を行ってもよい。
ここで、図9は、実施例3における照明制御の様子を説明するための一例の図である。なお、図9は、図6と同様に、各照明機器における照明エリア40がそれぞれの照明機器毎にマス目で示されている。また、暗い照明エリア40は網線で示されており、照明機器の点灯により明るい照明エリア40は網線がないものとする。
ここで、図9(A)は、移動体11が低速移動している際の照明の様子を示しており、この場合には、上述した図6(A)と同様の処理を行う(図9(A)(a)〜(c))。また、移動体11が高速移動している際には、図9(B)に示すように、次の走行経路41に対応する照明機器の点灯も行う(図9(B)(a)〜(c))。
このように、実施例3により、移動体の移動速度に対応させて照明機器を適切に点灯又は消灯させることができる。
<実施例4>
実施例4では、監視制御装置13は、異常検知手段27からの異常検知情報を取得し、取得した異常検知情報に基づいて、移動体11の現在位置から異常を検知した方向にある照明機器の点灯及び消灯を制御する。
ここで、実施例4における照明制御処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図10は、実施例4における移動体の照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、実施例4における移動体11は、図4に示す照明制御処理の他に図10に示す異常検知処理が実行される。
まず、移動体11は、異常検知処理の実行中に移動体11の周辺で警備センサ等により異常を検知したかを判断する(S51)。ここで、異常を検出した場合(S51において、YES)、移動体11の現在位置及び異常を検知した方向、時刻等からなる異常検知情報を生成する(S52)。また、移動体11は、S52の処理にて生成した異常検知情報を監視制御装置13に送信する(S53)。また、S51の処理において、異常を検出していない場合(S51においてNO)、処理を終了する。なお、S53の処理においては、移動体11の各識別情報や、異常を検知したときに撮影した画像データ、音声データ等を付加して送信してもよい。移動体11は、異常検知処理が終了するまで上述の処理を継続して行う。
また、図11は、実施例4における監視制御装置の照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、実施例4における監視制御装置の照明制御処理は、上述した実施例における照明制御処理の他に図11に示す照明制御処理が実行される。
監視制御装置13は、移動体11からの異常検知情報を取得する(S61)。このとき、異常検知情報等をディスプレイ等により表示させたり、音声データをスピーカ等により出力させてもよい。
また、監視制御装置13は、S61の処理により取得した移動体11の位置情報及び異常を検知した方向の情報と、各照明機器の現在の点灯(消灯)状態の情報とを比較し、異常を検知した方向が消灯中の照明機器のエリア内であるか否かを判断する(S62)。ここで、異常を検知した方向が消灯中の照明機器のエリア内である場合(S62において、YES)、異常を検知した方向に対応する照明機器を点灯する(S63)。なお、このとき点灯させる照明機器は1つの照明エリアでもよく、また複数の照明エリアでもよい。
また、S62の処理において、異常を検知した方向が点灯中の照明機器のエリア内である場合(S62において、NO)、又はS63の処理が終了後、検知した異常状態が解除されたか否かを判断する(S64)。具体的には、異常を検知しなくなってから所定時間が経過したか、又は監視員による確認が完了しているか等により異常状態が解除されたか否かが判断される。
ここで、異常状態が解除された場合(S64のおいて、YES)、異常検知により点灯させた照明機器を消灯する(S65)。また、S64の処理において、異常状態が解除されていない場合(S64において、NO)、又はS65の処理が終了後、監視を終了するか否かを判断し(S66)、監視を終了しない場合(S66において、NO)、S61に戻り上述した処理手順を継続して実行する。また、監視を終了する場合(S66において、YES)、照明制御処理を終了する。
ここで、図12は、実施例4における照明制御の様子を説明するための一例の図である。なお、図12は、図6と同様に、各照明機器における照明エリア40がそれぞれの照明機器毎にマス目で示されている。また、暗い照明エリア40は網線で示されており、照明機器の点灯により明るい照明エリア40は網線がないものとする。
図12に示すように、監視制御装置13は、照明を点灯させる際、移動体11の現在位置を点灯させるようにする(図12(a)〜(c))。更に、監視制御装置13は、移動体から異常検知情報を取得すると、移動体11の現在位置と異常検知方向42とに基づいて対応する照明エリア40を1又は複数点灯させる(図12(b),(c))。
このように、実施例4により、異常を検知した方向に対応する照明機器を点灯させることで、異常を検知した方向を高精度に撮影することができる。これにより、より高精度な監視を実現することができる。
なお、実施例4において、自律移動体11は、取得した異常検知情報に基づいて、走行経路の目的地を異常検知方向に再設定するようにしてもよい。これにより、自律移動体11を異常検知した方向に向かわせ、より詳細な状況を確認させることができるため、より高精度な監視を実現することができる。この場合、異常検知した方向が走行経路上の地点となるため、実施例1から3に示したような制御方法により照明を制御してもよい。
<その他の実施例>
ここで、上述した実施例では、移動体11が位置情報や異常検知情報等を監視制御装置13に送信し、これらの情報から監視制御装置13が照明機器の点灯又は消灯の制御を行っていたが、例えば移動体11に上述した本発明に係る監視制御装置13の構成を具備させ、移動体11自体が点灯又は消灯させる照明機器の制御内容を設定し、設定した制御内容に基づいて直接照明機器に点灯又は消灯の信号を送信してもよい。また、移動体11は、各照明機器に対する制御内容を監視制御装置13に送信し、点灯又は消灯の制御のみを監視制御装置13で行わせてもよい。
また、本発明においては、上述の実施例に限定されず、例えば監視対象施設の状況や時間帯、場所、監視体制等の各監視条件に基づいて、上述の実施例を複数組み合わせてもよい。
上述したように本発明によれば、監視対象施設内の高精度な監視を実現することができる。具体的には、移動体の現在位置に応じて施設に設置された照明を点灯させることで、所定の領域を明るくすることができ、夜間等の暗い場所でも高画質の画像を得ることができる。また、移動体自体に照明装置等を搭載する必要がなくなるため、移動体の消費電力を低減することができ、移動体の稼動効率を向上させることができる。したがって、監視対象施設内の高精度な監視を実現することができる
なお、上述した照明制御システムは、例えば監視員が監視対象施設内をパトロールする際にも適用することができる。その場合、位置情報として上述の移動体における位置計測手段及び撮像手段等の機能を有する携帯端末等を所持することになる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明における照明制御システムの概略構成の一例を示す図である。 移動体の機能構成の一例を示す図である。 監視制御装置の機能構成の一例を示す図である。 移動体における照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施例1における監視制御装置の照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施例1における照明制御の様子を説明するための一例の図である。 実施例2における監視制御装置の照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施例2における照明制御の様子を説明するための一例の図である。 実施例3における照明制御の様子を説明するための一例の図である。 実施例4における移動体の照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 、実施例4における監視制御装置の照明制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施例4における照明制御の様子を説明するための一例の図である。
符号の説明
10 照明制御システム
11 移動体
12 送受信装置
13 監視制御装置
14 照明機器
21,31 送受信手段
22 撮像手段
23 走行手段
24,34 蓄積手段
25 電力供給手段
26 位置計測手段
27 異常検知手段
28,37 制御手段
32 入力手段
33 出力手段
35 移動体管理手段
36 照明管理手段
40 照明エリア
41 走行経路
42 異常検知方向

Claims (11)

  1. 監視対象施設内にある少なくとも1つの照明機器の点灯又は消灯を制御する照明制御システムにおいて、
    画像を撮影する撮像手段と、現在位置を計測する位置計測手段と、前記撮像手段により得られる画像データ及び前記位置計測手段により得られる位置情報を送信する送信手段とを設け、監視対象施設内を移動する移動体と、
    前記移動体からの前記位置情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御する監視制御装置とを有することを特徴とする照明制御システム。
  2. 前記監視制御装置は、
    前記撮像手段における撮影可能範囲を予め記憶しておく蓄積手段と、
    前記移動体からの前記位置情報を受信する受信手段と、
    前記位置情報と前記撮影可能範囲とに基づいて、前記撮影可能範囲に対応する領域に設けられた照明機器を点灯させるための制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。
  3. 前記監視制御装置は、
    前記蓄積手段に前記移動体が前記監視対象施設を移動する経路情報を予め記憶しておき、前記移動体の現在位置と、前記経路情報から得られる前記移動体が次に移動する位置に対応する照明機器を点灯させることを特徴とする請求項2に記載の照明制御システム。
  4. 前記監視制御装置は、
    前記移動体の移動速度を取得し、取得した移動速度に基づいて、前記移動体の現在位置付近の照明機器の点灯及び消灯を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の照明制御システム。
  5. 前記移動体は、
    所定の条件を満たす物体を検知し、検知した方向を含む異常検知情報を生成する異常検知手段を有し、前記送信手段により異常検知情報を送信し、
    前記監視制御装置は、移動体からの異常検知情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の照明制御システム。
  6. 監視対象施設内にある少なくとも1つの照明機器の点灯又は消灯を制御するための照明制御方法において、
    監視対象施設内を移動し、画像を撮影する撮像手段を設けた移動体の現在位置を計測する位置計測段階と、
    前記移動体に設けられた送受信手段により前記位置計測段階により得られる位置情報を送信する位置情報送信段階と、
    前記位置情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御する照明制御段階とを有することを特徴とする照明制御方法。
  7. 前記照明制御段階は、
    前記位置情報と予め設定された前記撮像手段の撮影可能範囲とに基づいて、前記撮影可能範囲に対応する領域に設けられた照明機器を点灯させることを特徴とする請求項6に記載の照明制御方法。
  8. 前記照明制御段階は、
    予め設定される前記移動体が前記監視対象施設を移動する経路情報と、前記移動体の現在位置とに基づいて、前記経路情報から得られる前記移動体が次に移動する位置に対応する照明機器を点灯させることを特徴とする請求項7に記載の照明制御方法。
  9. 前記照明制御段階は、
    前記移動体の移動速度情報に基づいて、前記移動体の現在位置付近の照明機器の点灯及び消灯を制御することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の照明制御方法。
  10. 所定の条件を満たす物体を検知し、検知した方向を含む異常検知情報を生成する異常検知段階と、
    前記移動体に設けられた送受信手段により前記異常検知段階により得られる異常検知情報を送信する異常検知情報送信段階とを有し、
    前記照明制御段階は、前記異常検知情報に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御することを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の照明制御方法。
  11. 監視対象施設内を移動し、前記監視対象施設内を撮影する撮像手段を設けた移動体により、前記監視対象施設内にある少なくとも1つの照明機器の点灯又は消灯を制御するための照明制御方法において、
    前記移動体の現在位置を計測する位置計測段階と、
    前記位置計測段階により得られる位置情報に基づいて、点灯又は消灯させるべき前記照明機器を決定する制御内容決定段階と、
    制御内容決定段階により得られる制御内容に基づいて、前記照明機器の点灯又は消灯を制御する照明制御段階とを有することを特徴とする照明制御方法。
JP2006042598A 2006-02-20 2006-02-20 照明制御システム及び照明制御方法 Pending JP2007220012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006042598A JP2007220012A (ja) 2006-02-20 2006-02-20 照明制御システム及び照明制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006042598A JP2007220012A (ja) 2006-02-20 2006-02-20 照明制御システム及び照明制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007220012A true JP2007220012A (ja) 2007-08-30

Family

ID=38497220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006042598A Pending JP2007220012A (ja) 2006-02-20 2006-02-20 照明制御システム及び照明制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007220012A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101015577B1 (ko) 2010-09-02 2011-02-17 주식회사 베스트디지탈 자동 조명제어 기능을 구비한 영상녹화장치
KR101271679B1 (ko) 2011-10-18 2013-06-04 삼성중공업 주식회사 하이브리드형 감지기 및 이를 이용한 선박의 전원관리시스템
CN103548332A (zh) * 2011-05-24 2014-01-29 松下电器产业株式会社 装置管理系统和程序
KR101386400B1 (ko) * 2012-06-26 2014-04-17 이시헌 점등을 이용한 감시 통제 시스템 및 방법
WO2021261480A1 (ja) * 2020-06-23 2021-12-30 Thk株式会社 自律移動ロボット連係システム及び自律移動ロボット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07254094A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Matsushita Electric Works Ltd 異常監視システム
JP2005148960A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Matsushita Electric Works Ltd 自律移動体の周辺機器連携システム
JP2006031144A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自律走行監視装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07254094A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Matsushita Electric Works Ltd 異常監視システム
JP2005148960A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Matsushita Electric Works Ltd 自律移動体の周辺機器連携システム
JP2006031144A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自律走行監視装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101015577B1 (ko) 2010-09-02 2011-02-17 주식회사 베스트디지탈 자동 조명제어 기능을 구비한 영상녹화장치
CN103548332A (zh) * 2011-05-24 2014-01-29 松下电器产业株式会社 装置管理系统和程序
US9131286B2 (en) 2011-05-24 2015-09-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Device management system and program
KR101271679B1 (ko) 2011-10-18 2013-06-04 삼성중공업 주식회사 하이브리드형 감지기 및 이를 이용한 선박의 전원관리시스템
KR101386400B1 (ko) * 2012-06-26 2014-04-17 이시헌 점등을 이용한 감시 통제 시스템 및 방법
WO2021261480A1 (ja) * 2020-06-23 2021-12-30 Thk株式会社 自律移動ロボット連係システム及び自律移動ロボット
JP7489463B2 (ja) 2020-06-23 2024-05-23 Thk株式会社 自律移動ロボット連係システム及び自律移動ロボット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10165232B2 (en) Method for monitoring a parking facility for motor vehicles, and drone
JP4188394B2 (ja) 監視カメラ装置及び監視カメラシステム
JP7009987B2 (ja) 自動運転システム及び自動運転方法
AU2019233735B2 (en) Method for obtaining information about a luminaire
JP2007155699A (ja) カメラ及び標識を用いた移動ロボットの測位システム及び方法
JP2007220012A (ja) 照明制御システム及び照明制御方法
US20220073057A1 (en) Parking assist apparatus, parking assist method and non-transitory computer-readable medium
JP2010257742A (ja) 照明システム
KR101916248B1 (ko) 조선소 내 데이터 수집 시스템
KR101850297B1 (ko) 조명 및 촬영을 위한 무선 비행체
US9282230B2 (en) Automatic tracking camera system
JP2007147506A (ja) 配管検査システム及びそれに用いる自走式配管検査装置
JP2013109639A (ja) 画像処理装置、サーバ、携帯端末装置、及び画像処理方法
WO2017138049A1 (ja) 飛行体及びその制御システム
CN204906574U (zh) 监控装置及其系统
JP5298929B2 (ja) 架線検測装置
JP2020154745A (ja) 処理装置、路側機及び情報処理装置
KR101131469B1 (ko) 지역방범시스템 및 이의 운영방법
JP2020017129A (ja) 移動体
JP6381585B2 (ja) 自車位置推定装置
CA2688492A1 (en) Transportable mobile observation platform
JP2013119328A (ja) 自動追尾カメラシステム
JP2006270561A (ja) ハンズフリーモバイルカメラ
WO2016051468A1 (ja) 列車監視システム
JP2009010860A (ja) ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A521 Written amendment

Effective date: 20110719

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110830

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02