JP2007219511A - 商圏情報表示システム及び商圏情報表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インターネット3を介してサーバ1から提供される航空写真又はサテライト写真にクライアント4で商圏情報を重ね合わせて表示する際に、下になるサテライト写真等における地形、建物等の形状を識別できるように、商圏情報をデータ内容に応じて色分けすると共にその色の透過度を調整可能とする透過度調整手段を設け、複数の商圏情報を複数のレイヤーで管理し、オーバレイ順番を変更する順番変更手段を設けた商圏情報表示システム及び商圏情報表示方法である。
【選択図】 図1
Description
尚、商圏情報とは、特定地域における商圏を形成する情報のことであり、例えば、特定地点から半径5km以内に、対象年齢の女性が行政界毎に何人いるかを示すデータ等であり、更にそれらのデータを人数に応じて色分けして表示するものである。
また、最近、特定サイトで、一般地図の情報だけでなく、地図に相当する衛星写真(サテライト写真)等を提供するところがある。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る商圏情報表示システム及び商圏情報表示方法は、インターネットを介してサーバから提供される航空写真又はサテライト写真と商圏情報とを重ね合わせて表示する際に、下になるサテライト写真等における地形、建物等の形状を識別できるように、商圏情報をデータ内容に応じて色分けすると共にその色の透過度を調整可能としたものである。
また、商圏情報表示の際に、表示画面の一部(通常画面左上)に表示される凡例にも商圏情報と同期して透過度を変更するものである。
これにより、利用者にとってサテライト写真等と商圏情報の双方を容易に把握できることになり、利用者の利便性を向上できる。
本発明の実施の形態に係る商圏情報表示システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る商圏情報表示システムの概略構成図である。
本発明の実施の形態に係る商圏情報表示システム(本システム)は、図1に示すように、サーバ1と、不動産DB2a、防災DB2b、行政DB2cと、インターネット3と、クライアント4とから基本的構成される。
尚、図1では説明を簡単にするために、クライアント4を一台しか描画していないが、本来は、複数のクライアント4がサーバ1にアクセスして接続する構成となっている。
サーバ1は、クライアント4がインターネット3を介してアクセスされ、記憶するサテライト写真等の地図情報をクライアント4に表示出力すると共に、更にクライアント4からの要求により、不動産、防災、行政に関連する情報を不動産DB2a、防災DB2b、行政DB2cから読み込んで地図情報上にポイント情報、ライン情報、エリア情報として表示させる。
サーバ1の構成及び処理については後述する。
サーバ1に接続するデータベース(DB)には、例えば、不動産DB2a、防災DB2b、行政DB2cがある。データベースは、これらに限定されるものでなく、その他の種々の情報をデータベースとしてサーバ1に提供するため接続する構成であってもよい。
また、サーバ1は、サテライト写真等の地図情報を提供するものであるから、当然にサテライト写真等の地図情報のデータベースも備えている。
不動産DB2aは、マンション、家屋、公示価格、公共機関、目標物、商業施設、名所旧跡等のポイントの地域情報が座標情報と共に記憶されている。尚、国道、鉄道、地下鉄、航路、空路等のライン情報も座標情報と共に記憶するようにしてもよい。
防災DB2bは、震源地、観測所、その他地震、台風、洪水等に関する地域情報が座標情報と共に記憶されている。尚、台風の経路等のライン情報を座標情報と共に記憶するようにしてもよい。
行政DB2cは、行政界、学区、郵便番号界、郵便配達エリア、折込広告配布エリア、診療圏、商圏等に関するエリアの地域情報が座標情報と共に記憶されている。エリア情報は、ライン情報における始点と終点が同じものと考えることができる。
尚、データベースは、上記以外にも種々設けることが考えられる。
クライアント4は、インターネット3を介してサーバ1に接続し、サテライト写真等の地図情報上に商圏情報を重ね合わせて表示出力する。また、クライアント4は、商圏情報のオーバレイの順番を変更したり、商圏情報の色の透過度を調整する。
クライアント4の構成及び処理については後述する。
次に、本システムにおけるサーバ1及びクライアント4の構成について図2を参照しながら説明する。図2は、サーバ又はクライアントの内部構成図である。
サーバ1及びクライアント4の内部構成は、図2に示すように、制御部11と、メインメモリ12と、記憶部13と、インタフェース14とから基本的に構成されている。
メインメモリ12は、一時記憶のメモリであり、処理プログラムがロードされ、プログラム実行に必要なデータ、パラメータ等を一時的に記憶する。
インタフェース14は、インターネット3に接続するためのインタフェース、サーバ1の場合には各種DB2に接続するためのインタフェース、クライアント4の場合には表示部及び入力部に接続するインタフェースを備えている。
本システムにおいて、クライアント4に表示される画面について図3を参照しながら説明する。図3は、表示画面の例を示す概略図である。
表示画面は、図3に示すように、画面の中心にはサテライト写真等の地図情報と商圏情報とが重ね合わされて表示される地図表示部21がある。その地図表示部21の中で左上に商圏情報の指標となる凡例22が表示される。
操作部は、地図のズームを行うズームバー25と、地図を左回転させる左回転ボタン26と、地図を上下左右にスクロールさせるスクロールボタン27と、地図を右回転させる右回転ボタン28と、地図を真上からだけでなく斜め方向からも見ることができるように角度を持たせる角度付けバー29とを備えている。表示されている地図は、斜め方向から見た状態となっている。
透過度調整手段とオーバレイ順番変更手段は、処理プログラムの実行によって表示及び制御の処理が為されるものである。
次に、本システムのクライアント4の記憶部に格納されているレイヤー情報テーブルについて図4を参照しながら説明する。図4は、レイヤー情報テーブルの概略図である。
レイヤー情報テーブルは、商圏分析解析ソフトウェアを用いて生成した商圏情報をレイヤーID(識別子)単位で管理するものである。
また、サーバ1から提供する情報(商圏情報又は不動産、防災、行政の一般情報)についてのレイヤーは、サーバ1の記憶部に格納したレイヤー情報テーブルで管理する。
商圏情報のレイヤーは、地図情報上に貼り付けられた画像情報として認識させるためのものであり、形状がメッシュであるとすると、当該画像の四隅の点(画像の変化点)を座標情報として記憶し、当該画像内の商圏情報のデータを記憶し、当該画像の最小単位であるドットにおける色の情報も記憶している。
メッシュのマスの大きさの情報は、予め設定によって特定され、マス内におけるドットの色の情報は、商圏情報が生成される際に特定され、レイヤー毎にレイヤー情報テーブルに記憶される。
この場合も、レイヤーは、地図情報上に貼り付けられた画像情報として認識させるために、画像の変化点を座標情報として記憶し、当該画像内の商圏情報のデータを記憶し、当該画像の最小単位であるドットにおける色の情報もレイヤー情報テーブルに記憶している。
尚、レイヤーの外周及びレイヤー内を区分する線は、レイヤー内のマスと同様にドットで、画像の一部として描画されるものである。
また、地図情報上にレイヤーの画像情報を表示する場合、地図情報の座標とレイヤー四隅(画像の変化点)の座標から地図上に表示される画像の対応する点を計算して、レイヤーの画像を表示するものである。更に、地図情報の上下左右、斜め方向への移動の際には、地図情報の座標の変更に伴って、レイヤー四隅(画像の変化点)の座標の情報を基に、移動に対応する点を計算し直し、レイヤーの画像を表示するものである。
次に、本システムのクライアント4の記憶部に格納されているオーバレイ管理テーブルについて図5を参照しながら説明する。図5は、オーバレイ管理テーブルの概略図である。
オーバレイ管理テーブルは、図5に示すように、オーバレイ順番に対応して、レイヤーID、透過度情報(透過度のパーセンテージ)、透過対象を示す選択フラグが設定される。
尚、オーバレイ管理テーブルにレイヤーが登録されると、透過度情報は規定値を設定し、選択フラグは「1」(透過対象)を自動的に設定するようになっている。また、表示画面の管理部23において、レイヤーを透過対象外にする指示が入力されると、選択フラグは「0」(透過非対象)に設定されるようになっている。
また、サーバ1の記憶部に格納されるレイヤー情報テーブルに、統計分析解析ソフトウェアで生成した情報を設定するようにしてもよい。例えば、行政関連の情報、防災関連の情報等の一般情報である。
従って、オーバレイ管理テーブルは、クライアント4のレイヤー情報テーブルとサーバ1のレイヤー情報テーブルの双方で管理されるレイヤーについてオーバレイの順番を規定している。
クライアント4の制御部11における処理について図6を参照しながら説明する。図6は、クライアントの処理を示すフローチャートである。
まず、クライアント4は、クライアント4にインストールされている商圏分析解析ソフトウェア又はサーバ1にインストールされている商圏分析解析ソフトウェア若しくは統計分析解析ソフトウェア等を用いて商圏情報若しくは一般情報を生成する。
生成した商圏情報等は、座標情報を有しており、クライアント4は、生成された商圏情報等を、例えば、表示画面の管理部23で登録を行う。登録によって、クライアント4又はサーバ1のレイヤー情報テーブルにおいて、商圏情報等にレイヤーIDが付与されて設定される。
クライアント4のレイヤー管理テーブルで管理される商圏情報等については、クライアント4は登録後に、オーバレイ管理テーブルに登録の順でレイヤーIDを設定することになる。
尚、レイヤー情報テーブルに設定されたレイヤーがオーバレイ管理テーブルに新規に追加されると、オーバレイ管理テーブルにおいては自動的に選択フラグ「1」が設定されるようにしている。
また、処理S7における透過度を調整する別の処理は、サテライト写真等の地図情報におけるドットの色とその上に重ね合わされる商圏情報等のドットの色との合成割合を調整することで透過度を調整できる。つまり、地図情報のドットの色の割合を高くし、商圏情報等のドットの色の割合を低くすると、透過性を高くすることが可能である。
このように表示した地図情報と商圏情報に対して、サーバ1で各DB2における地域情報を、その座標情報と地図の座標情報とを対応付けることにより、ポイント情報として数値、文字列をラベル表示できる。
本発明の実施の形態に係る商圏情報表示システム及び商圏情報表示方法によれば、衛星写真や航空写真等の地形又は建物の形状が判別できる地図情報上にレイヤーの商圏情報等を重ねて表示する際に、商圏情報等の透過度を調整可能としているので、下側の地図情報も参照できると共に合わせて商圏情報等をも認識できる効果がある。
また、衛星写真等の地図情報上にポイント情報、ライン情報、エリア情報をプロットできるので、地図を更に分かりやすいものとすることができる。
上記の実施の形態では、レイヤーを平面の画像としたものであるが、レイヤーを立体画像とすることもできる。
つまり、レイヤー内のメッシュ内のマス、又はレイヤー内の区分けされたエリアに各々高さの情報(高さの座標データ)を持たせて立体図形を生成して表示するものである。
つまり、レイヤー情報テーブルにおいて、レイヤー内の区分されたエリア毎に、平面の座標データと高さの座標データ、更に色情報を記憶し、これらの情報に基づいてエリア毎の立体図形を生成して地図情報上に表示する。
この場合、レイヤー情報テーブルにおいて、レイヤーIDに対して2以上の複数の商圏情報を保持することになる。
このようにすることにより、複数の商圏情報をより見易く表示できるものである。
Claims (11)
- インターネットを介してクライアントに航空写真又は衛星写真の地図情報を提供するサーバを有する商圏情報表示システムにおいて、
前記クライアントは、前記地図情報に生成された商圏情報を重ねて表示出力する際に、前記商圏情報の画像の色の透過度を調整する透過度調整手段を備えることを特徴とする商圏情報表示システム。 - クライアントは、複数の商圏情報を各々異なるレイヤーとして管理し、透過対象のレイヤーとして選択されている一つ又は複数のレイヤーの商圏情報について、透過度調整手段が選択されている商圏情報の画像の色の透過度を同時に調整することを特徴とする請求項1記載の商圏情報表示システム。
- クライアントは、商圏情報のオーバレイの順番を変更する順番変更手段を備えることを特徴とする請求項2記載の商圏情報表示システム。
- クライアントは、地図情報が表示される画面の一角に商圏情報の指標となる凡例を表示し、透過度調整手段が、当該凡例における色を商圏情報の画像の色に同期して透過度を同時に調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の商圏情報表示システム。
- サーバは、地図情報上にポイント情報、ライン情報、又は/及びエリア情報を表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の商圏情報表示システム。
- クライアントは、レイヤー内を区分するエリア毎に平面の座標データを記憶すると共に、当該エリアの商圏情報に応じた高さの座標データを記憶し、これら座標データに基づいて前記エリア毎に立体画像を生成して立体レイヤーとすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の商圏情報表示システム。
- クライアントは、レイヤー内を区分するエリアの高さの座標データを、第1の商圏情報の数値に対応させ、当該エリア内の色情報を、第2の商圏情報の数値に対応させて立体レイヤーを生成することを特徴とする請求項6記載の商圏情報表示システム。
- サーバが、インターネットを介してクライアントに航空写真又は衛星写真の地図情報を提供する商圏情報表示方法であって、
前記クライアントが、前記地図情報に生成された商圏情報を重ねて表示出力し、透過度調整手段の制御により、重ねて表示出力された商圏情報の画像の色の透過度が調整されることを特徴とする商圏情報表示方法。 - クライアントが、複数の商圏情報を異なるレイヤーで重ねて表示出力し、透過度調整手段の制御により、選択されている一つ又は複数のレイヤーの商圏情報の画像の色の透過度が同時に調整されることを特徴とする請求項8記載の商圏情報表示方法。
- クライアントは、レイヤー内を区分するエリア毎に平面の座標データを記憶すると共に、当該エリアの商圏情報に応じた高さの座標データを記憶し、これら座標データに基づいて前記エリア毎に立体画像を形成して立体レイヤーを生成することを特徴とする請求項8又は9記載の商圏情報表示方法。
- クライアントは、レイヤー内を区分するエリアの高さの座標データを、第1の商圏情報の数値に対応させ、当該エリア内の色情報を、第2の商圏情報の数値に対応させて立体レイヤーを生成することを特徴とする請求項10記載の商圏情報表示方法。
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