JP2007219282A - 映像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示範囲を複数に分割して設定したそれぞれの分割領域の境界部で、動画像が不連続なものとして認識されないようにする。
【解決手段】光源からの照射光を光変調素子に照射し、前記光変調素子からの射出光により画像を形成する場合において、光変調素子を複数備えさせ、その複数の光変調素子で連続した複数の画像表示範囲が構成させたうえで、複数の画像表示範囲に対応させて入力映像信号を複数個の映像信号に分割し、分割された複数個の映像信号にフレーム周期の時間差を設け、分割出力部で分割された各映像信号により、それぞれ別の光変調素子を駆動させるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、DMD(Digital MicromirrorDevice)やGLV(Grating Light Valve)などの素子を使用したプロジェクタに適用して好適な映像投射装置に関し、特に、画面分割駆動技術に関する。
プロジェクタなどの画像形成装置において、画像の解像度を上げる手法として、1次元の画像表示素子からの光束を光走査手段で走査しながら画像形成手段に投影し、2次元画像を形成する方法が知られている。1次元の画像表示用の光変調素子として、米国Silicon Light Machine社が開発した静電駆動型の光回折変調素子、いわゆる回折ライトバルブ(GLV)が知られている。この光回折変調素子は、光の回折を利用したマイクロマシン位相反射型回折格子より成り、光スイッチングの作用とともに、光の階調を電気的にコントロールすることが可能となっている。そしてこの光回折変調素子を多数配置して1次元アレイ構造とし、光変調されたライン状の光をスキャンミラーで走査することによって、2次元画像が得られる。そのため、通常の2次元表示装置と比較して、このGLV型光回折変調素子を用いる場合は、画面の縦方向の画素数は1次元アレイの画素数と同じになるが、横方向は少なくとも1画素幅あれば良いので、2次元画像表示に必要な画素(ピクセル)数は少なくて済む。またこの光回折変調素子は、その光変調機能を発現する領域の寸法を小さく構成することが可能であり、高い解像度、高速なスイッチング速度及び広い帯域幅の表示が可能である。さらに、低い印加電圧で動作されるので、非常に小型化された表示装置を実現することが期待されている。
このGLV型光回折変調素子の動作原理を、図20及び図21を参照して説明する。図20は、1次元画像を表示するGLV型の光回折変調素子の一例の要部の概略斜視構成図である。図20に示すように、光回折変調素子100は、シリコン等より成る基板上に、ポリシリコン薄膜などから成る共通電極110が形成され、この共通電極110と所定の間隔を保って、条帯(ストリップ)状の可動リボン101a〜101dと、不動リボン102a〜102cとが交互に形成されている。可動リボン101a〜101dは、駆動電圧電源103に接続され、不動リボン102a〜102cは、固定電位とされる。また、図示しないがこれら可動リボン101a〜101d、不動リボン102a〜102cの少なくとも上面はアルミ又はアルミ合金等より成る反射膜が形成されており、反射部材として作用する。光回折変調素子1の動作時には、可動リボン101a〜101dが駆動電圧に応じて、反射膜の反射面と直交する方向に移動可能であり、可動リボン101a〜101dの反射面の高さ(例えば基板に対する距離)を変えることができる。不動リボン102a〜102cは固定されており、反射面の高さは不変である。なお、1つの画素(ピクセル)に対応する光回折変調素子内の可動リボン及び不動リボンの数は適宜変更可能である。
図21に動作時の一例を示すように、可動リボン101a〜101cの移動量z1を例えば入射光の波長λに対しλ/4とすると、入射方向と逆向きに反射される0次回折光(図示せず)と、±1次回折光Lr(+1)及びLr(−1)が回折光として反射される。例えば+1次回折光のみを利用することにより、1本の回折光だけを空間フィルタを通してスクリーン上に結像し、画像表示用に利用することができる。非動作時(駆動電圧をゼロとする場合)には+1次回折光は生じないため、このオフ状態は画面の暗状態に対応し、表示画面が黒になる。すなわち、可動リボン101a〜101cへの駆動電圧を外部からの画像情報に対応して調整して、移動量z1を制御することによって、画素のオン/オフとこの間の階調表示が可能となる。
このように、反射回折光のうち1本の回折光を利用する構成とすることにより、光利用率を高めることができるため、プロジェクタ等の映像投射装置としてGLVを用いることが有望視されている。
また、このような装置において、動画像の画質を向上させる手法として、フレームレートを高くし、時間再現性を向上させる手法が知られている。フレームレートの向上には、素子の反応速度の高速化が有効である他、素子を駆動する駆動回路の処理の高速化も有効である。例えば、画像表示範囲を複数に分割し、さらに各領域を上下方向に複数台スタックさせた光変調部から、複数本の走査線を投射させて画像を表示する方法が知られている。このように構成することで、1つの表示領域を同時に複数本の走査線により走査させることが可能となり、フレームレートの向上が可能となる。例えば、光回折変調素子を使用した映像投射装置において線順次走査がされる場合において、表示領域を垂直方向に3分割して駆動させた場合の説明図を、図22に示してある。図22に示すように、表示領域を領域R1、領域R2、領域R3に3分割してあり、各領域を上下に2台スタックされた光変調部に順次走査させる構成としてある。
図23は、分割された各領域における、1次元変調光の走査の状態を示した図である。横軸は画像表示領域の水平方向の位置Xを示し、縦軸は垂直方向の位置Yを示してある。スクリーン50は、画面左から領域R1、領域R2、領域R3の3領域に分割されてある。さらに、分割された各領域に表示させるフレームをそれぞれ2分割し、上下に2台スタックした各映像投射装置より、各フレームを走査させる構成としてある。図23において、1次元変調光L1a、L2a、L3aは、上下にスタックされた映像投射装置のうち、上段の映像投射装置から投射される1次元変調光であり、1次元変調光L1b、L2b、L3bは下段の映像投射装置から投射される1次元変調光であり、1次元変調光L1a、L2a、L3aと1次元変調光L1b、L2b、L3bの走査開始時間を1フレーム周期ずらして走査させる構成としてある。このように表示領域を分割して走査させることで、同じデータ量を表示させる場合も各領域における走査のスピードは1/2で済み、分割前のフレームレートが例えば120fps(frame per second)であった場合は、2倍の240fpsで画像を表示させることが可能となる。
特許文献1には、撮像の段階で入射光を分配することによりフレームレートの高い画像を撮像し、出力時には画像信号に対応する画像の表示を制御することによって、高フレームレートの映像を表示させる手法についての開示がある。
特開2005−136868号公報
ところが、表示領域を分割して駆動させる場合、複数の領域(この場合は3領域)で同時に同一のフレームを表示させると、動画像に劣化が生じるという問題があった。図24を参照して説明すると、上方向に移動する動画像を表示する場合、分割駆動を行わない例を示す図24(a)では、上昇するヘリコプターが観察者に問題なく認識されるのに対し、3分割駆動を行った例を示す図24(b)では、画像が左右方向で分割されて認識されてしまう。分割表示させている境界領域で、同一時刻に異なるフレームが表示されるためである。図25(b)に、この場合における1次元変調光の走査が各フレーム期間に行われる状態を示してあり、画面を3分割し、さらにフレームを2分割して駆動させてある。図25(a)は画面の分割駆動をしていない場合の図である。両図において横軸は時間であり、縦軸は表示領域の水平方向の位置Xを示してあり、縦軸のプラス方向が表示領域における右方向を示している。垂直方向に引かれたラインにより区切られた範囲は1フレーム周期を示してある。斜めに引かれた実線及び破線は1次元変調光の走査の変化の軌跡を示しており、実線及び破線に付されたn、n+1等の符号は、1次元変調光により走査されるフレームのフレーム番号を示している。例えば図25(a)において、1フレーム周期ごとにフレームがn−2フレーム目、n−1フレーム目といったように順次走査されていることがわかる。
図25(b)において水平方向に引かれたラインb1及びb2は各領域間の境界線を示しており、境界線で区切られた範囲は、縦軸の下方向から順に領域R1、領域R2、領域R3を示している。図中のLka及びLkbとは、分割された各領域を走査する2本の1次元変調光を示しており、Lkaは1次元変調光L1a〜L3aを示し、図中の実線はその走査の軌跡を示している。Lkbは1次元変調光L1b〜L3bを示し、図中の破線はその走査の軌跡を示している。画面分割を行った場合は、図25(b)に示されているように、例えばnフレーム目の走査が領域線b1で分断されており、境界線b上で、同一時刻に領域R1ではnフレーム目の画像が、領域R2ではn+1フレーム目の画像が表示されてしまう。このため、図24(b)に示すように、動画像が不連続なものとして認識されてしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、表示領域を分割させて、分割した各領域を複数の1次元変調光により走査させる場合における、動画像の画質劣化を防ぐことを目的とする。
本発明は、光源からの照射光を光変調素子に照射し、前記光変調素子からの射出光により画像を形成する場合において、光変調素子を複数備えさせ、その複数の光変調素子で連続した複数の画像表示範囲を構成させたうえで、複数の画像表示範囲に対応させて入力映像信号を複数個の映像信号に分割し、分割された複数個の映像信号にフレーム周期の時間差を設け、分割出力部で分割された各映像信号により、それぞれ別の光変調素子を駆動させるようにしたものである。
このようにしたことで、分割された画像表示領域の境界部で、動画像が不連続なものとして認識されることがなくなる。
本発明によると、画像表示領域の境界部をまたいで同一フレームの画像が表示されるため、境界部で動画像が不連続なものとして表示されるといった画質劣化を起こすことなく、良好な画像を表示させることが可能になる。
この場合、表示領域の分割駆動及び各分割領域におけるフレームの分割駆動させているため、高フレームレートでの画像表示が可能となり、滑らかな動画像を表示させることが可能となる。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図7を参照して説明する。
本例においては、GLV素子を使用した映像投射装置に適用したものであり、画像表示領域を3領域に分割すると共に、分割された各領域を、上下方向に2台スタックした各映像投射装置によって走査させ、各映像投射装置間の走査のタイミングを1フレーム周期ずつずらす構成としたものである。
図1は、本例の映像投射装置の構成例を示す図である。図1に示すように、表示領域を領域R1、領域R2、領域R3に3分割してあり、領域R1を光変調部41aと光変調部41bの2台に走査させ、領域R2は光変調部42aと光変調部42b、領域R3は光変調部43aと光変調部43bに走査させる構成としてある。
図2は、光変調部の構成の例を示す図である。図2に示す光変調部40は、光源401、照明光学系402、入射光が1次元画像を表示する光に変調される光回折変調素子403、この光回折変調素子403の可動リボンに電圧を印加する駆動電圧電源408、更に対物レンズ404a、空間フィルタ405、投影レンズ404b、スキャンミラー406を有し、スキャンミラー406により走査される画像表示光がスクリーン50に照射される構成としてある。
光源401は、例えば半導体レーザなどのコヒーレントな光を射出する発光装置が用いられる。カラー画像表示を行う場合は、3原色である赤、緑及び青色の光束を射出する光源をそれぞれ含む構成としてもよい。照明光学系402は、光回折変調素子403の反射領域の形状に合わせて、光源401からの光ビームスポット径やスポット形状を変換して光回折変調素子403に照射する。
この光回折変調素子403は、可動リボンに駆動電圧を印加しない状態では、可動リボン及び不動リボンが略同一平面に配置され、照明光学系402から入射された光をほぼ反射する。これがオフ状態となる。また、可動リボンに駆動電圧を印加すると、静電力により可動リボンが下部電極側に移動し、不動リボンと所定の光路差を生じる段差が形成され、回折格子として作用する。光が入射されると、回折作用により±1次回折光などの回折光407a、407cが射出され、0次光407bと異なる各方向に進行する。この状態がオン状態となる。そして、図に示す光回折変調素子403として利用する場合は、例えば1080画素が1次元に配列されており、表示する画像に対応する駆動電圧の印加によって階調動作し、入射した照明光を反射又は回折し、反射光又は回折光を射出する。
対物レンズ404aは、光回折変調素子403からの反射光407b、又は回折光407a及び407cを平行光に変換して、空間フィルタ405に照射する。そしてこの空間フィルタ405において、対物レンズ404aから射出された平行光に含まれている±1次回折光407a、407cが透過され、対物レンズ404aから射出された反射光又は0次光407bが遮蔽される。透過した±1次回折光407a、407cはさらに投影レンズ404bによってスクリーン50上に像を結ぶように結像され、途中設けられたガルバノミラー等より成るスキャンミラー406によって水平方向に走査され、逐次的に1次元画像から2次元画像への展開が行われ、スクリーン50において2次元の画像が表示される。
図3は、映像信号が各光変調部に分配される状態を説明するブロック図である。領域分割出力部11は、入力映像信号S1を、分割した領域の数に対応させて3つに分割するようにしてあり、図3に示されるように映像信号S1、映像信号S2、映像信号S3に分割する。分割された映像信号のうち、領域2、領域3の映像信号である映像信号R2及び映像信号R3には、フレーム遅延部により遅延が加えられるようにしてある。本例においては、分割された各領域を2本の1次元変調光により走査させる構成としてあるため、例えば映像信号S2は映像信号S1に対して2フレーム周期分遅延して出力させる必要があり、各映像信号に加えられるフレーム遅延量は、映像信号S2には2フレーム遅延部21によって2フレーム、映像信号S3には4フレーム遅延部22により4フレームとなる。フレーム分割出力部30a〜cは、分割された各映像信号を、さらに、2台スタックされた各光変調部用に1フレームずつ振り分け、映像信号の出力速度より光変調部の走査の速度が小さい場合には、映像信号を光変調部の走査の速度に対応させてスキャンレート変換させた上で、各光変調部へ順次供給する構成としてある。光変調部41a〜b、42a〜b、43a〜bは、入力された映像信号に応じて1次元光の時間変調を行い、それに同期させて1次元変調光を走査するようにしてある。
次に、図4を参照して、フレーム分割出力部30により各フレームに加えられるフレーム遅延量について説明を行う。図4における数字は入力映像信号のフレーム番号を示す。光変調部kaとは、図1及び図3における光変調部41a〜43aを示し、1つの領域を走査する2本の1次元変調光のうち、最初の1本を出力する光変調部を示す。同様に、光変調部kbは光変調部41b〜43bを示し、2本の1次元変調光のうち2本目を出力する光変調部を示す。図4が示すように、入力映像信号のフレームレートが240fpsであるのに対し、光変調部ka及びkbの走査期間がその2倍の120fpsかかる場合において、240fpsのフレームレートでの動画表示を実現させたい場合は、1つの領域を走査する1次元変調光の本数を2倍にすればよく、つまり光変調部を2台スタックさせればよい。
図4にて示されているように、フレーム分割出力部30に入力された入力映像信号は、光変調部ka及びkbの素子の走査の速度に合わせて120fpsにレート変換されたうえで、1フレーム目は光変調部ka用、2フレーム目は光変調部kb用といったように順次振り分けられる。つまり、本例のように光変調部2台で1つの領域を走査させる場合は、光変調部k1に出力される映像信号は、入力映像信号の奇数番目のフレームの映像信号となり、光変調部k2に出力される映像信号は、入力映像信号の偶数番目のフレームの映像信号となる。
次に、図5を参照して、上述した処理によって入力映像信号が3つの領域及び2つのフレームに分割される様子を説明する。ブロック構成は図3と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。なお、図5で説明する領域分割やフレーム分割の概念は、本発明の他の実施の形態においても共通して適用されるものとする。図5において、横軸は時間(t)を示す。図5(a)では、入力信号S10が、領域分割出力部11によって映像信号S1〜S3に3分割される様子を示してある。映像信号に付与された符号のうち、アルファベット部分は対応する表示領域の位置を示しており、Lgは左端、Cnは中央、Rgは右端を示す。数字は、Lg、Cn、Rgで構成される1画面を単位として、1から順に時系列に付与してある。ひし形で表現された1コマは、分割された各領域における映像信号の1フレーム分を示しており、ひし形の横方向の長さは1フレーム周期を示している。図5(a)に示されるように、入力映像信号S10は映像信号S1、S2、S3に分割され、入力映像信号S10のうち領域Lg用の映像信号であるLg1〜Lg4が映像信号S1として、領域Cn用映像信号であるCn1〜Cn4が映像信号S2として、領域Rg用映像信号であるRg1〜Rg4が映像信号S3として、それぞれ1番目の映像信号から順に出力される。映像信号S1〜S3の出力は同時に行われ、領域分割出力部11からは、Lg1・Cn1・Rg1、Lg2・Cn2・Rgの順に出力される。
図5(b)では、領域分割出力部11にて分割された映像信号が、2フレーム遅延部21及び4フレーム遅延部22によって、領域毎に2フレーム周期ずつ遅延される様子を示してある。映像信号S1には遅延を加えずフレーム分割出力部30へ入力させるのに対し、映像信号S2は、映像信号S1に対して2フレーム遅延させ、映像信号S1のLg2フレーム目が出力されたタイミングと同タイミングでCn1の出力を行う。映像信号S3は、映像信号S2に対して2フレーム、つまり映像信号S1からは4フレーム遅延させ、映像信号S1のLg4フレーム目が出力されたタイミングと同タイミングでRg1を出力するようにしてある。
図5(c)は、フレーム分割出力部30で各領域用の映像信号がフレーム分割される様子を示す図である。ここでは、映像信号S1がフレーム分割され、分割された各フレームが、2台の光変調部用の映像信号S1a、S1bに振り分けられる様子が示してある。映像信号S1のLg1フレーム目は映像信号S1aとして出力され、順にLg2フレーム目の映像信号は映像信号S1bとして、Lg3フレーム目の映像信号はS1aとして、Lg4フレーム目の映像信号は映像信号S1bとして分割して出力される。
次に、図6及び図7を参照して、分割された各領域を1次元変調光が走査する様子を説明する。図6は、走査開始より一定時間経過したある特定の時点において、1次元変調光が各領域を走査する状態を示す図である。横軸は画像表示領域の水平方向の位置Xを示し、縦軸は垂直方向の位置Yを示してある。スクリーン50は、画面左から領域R1、領域R2、領域R3の3領域に分割されてある。さらに、1つの領域を2本の1次元変調光が走査する構成としてあるため、ある特定の時点においては、6本の1次元変調光L1a〜L3bがスクリーン50の6つの異なる領域を同時に走査していることになる。
図7は、1次元変調光の走査が各フレーム期間に行われる様子を示した図である。横軸は時間t(秒)であり、縦軸は領域の水平方向の位置を示すXである。図中で水平方向に引かれたラインは各領域間の境界線を示しており、境界線b1及びb2で区切られた範囲は、縦軸の下方向から順に領域R1、領域R2、領域R3を示している。垂直方向に引かれたラインで区切られた範囲は、入力映像信号の1フレーム周期を示してある。斜めに引かれた実線及び破線は1次元変調光の走査の変化の軌跡を示しており、Lkaは図4にて説明した光変調部kaより出射される、1次元変調光L1a〜L3aを示し、実線で記されているのに対し、Lkbは光変調部kbより出射される1次元変調光L1b〜L3bを示し、破線で記されている。実線及び破線に付されたn、n+1等の符号は、1次元変調光により走査されるフレームのフレーム番号を示しており、例えば領域R1において1次元変調光Lkaがnフレーム目を走査している時、1次元変調光Lkbはn−1フレーム目を走査していることがわかる。
このように構成することで、各領域の境界線b1、b2において、例えばnフレーム目の走査が分断されることが無くなるため、表示される動画像が不連続なものとして認識されることも無くなり、動画像の画質向上を図れる。
なお説明を分かり易くするため、図7で示される各1次元変調光の走査範囲には、ブランキング期間、つまり1次元変調光の走査が右端まで進んだ後に走査開始位置である左端へ戻る時間を入れていないが、次の図8にブランキング期間が非零の場合の説明図を示しておく。図8において、図7と対応する部分には同一符号を付し、説明を省略する。図8ではブランキング期間を考慮してあるため、例えば図中に丸で示した部分において、同じnフレーム目の走査が領域R1とR2の境界部で不連続となり、nフレーム目の画像は異なる時間に表示されることとなるが、時間差が小さいため、画質上は問題とならない。以降、1次元変調光の走査の軌跡について説明するにあたり、図7と同様のブランキング期間を考慮しない図を用いる場合も、同様の説明が適応されるものとする。
また、上述した実施の形態では、領域分割出力部11とフレーム分割出力部30との間にフレーム遅延部を設け、各映像信号に遅延を発生させるようにしたが、フレームメモリを使用して映像信号を順次バッファさせ、所定のフレームずつ遅延させて光変調部に入力させるようにしてもよい。この場合の構成例を、図9のブロック図にて示してある。図9に示すように、領域・フレーム分割出力部60は、分割する領域の数をn、1つの領域を走査する1次元変調光の本数をmとした場合、入力映像信号S1をn×m個の領域及びフレームに分割すると共に、分割した映像信号をフレームメモリ61に入力するようにしてある。フレームメモリ61は、1フレームもしくは複数フレーム分の映像信号を記憶することができるようにしてあり、フレームメモリ61に記憶された各映像信号は、領域・フレーム分割出力部60により所定のフレーム周期ずつ遅延が加えられ、順次光変調部40 1−1〜40 n−mに出力される構成としてある。このように構成することで、分割された各信号にフレーム遅延部を設ける構成と同様の効果が得られる。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図10〜図13を参照して説明する。この図10〜図13において、第1の実施の形態で説明した図1〜図7に対応する部分には同一符号を付す。
本例においても第1の実施の形態と同様に、GLV素子を使用した映像投射装置に適用したものであり、画像表示領域を水平方向に3分割、垂直方向に2分割の計6領域に分割すると共に、分割された各領域を、上下方向に2台スタックした各映像投射装置によって走査させ、走査のタイミングを1フレーム周期ずつずらす構成としたものである。図10は、本例の映像投射装置の構成例を示す図である。図10に示すように、表示領域を領域R1〜R6の6領域に分割してあり、光変調部41aと光変調部41bは領域R1を、光変調部42aと光変調部42bは領域R2を、光変調部43aと光変調部43bは領域R3を、光変調部44aと光変調部44bは領域R4を、光変調部45aと光変調部45bは領域R5を、光変調部46aと光変調部46bは領域R6を走査する構成としてある。なお、領域R1とR4は共に表示領域の左側を構成しており、光変調部による走査も両領域においては同タイミングで行われるものとする。領域R2とR5、領域R3とR6も同様であり、光変調部による走査は、表示領域を水平方向に3分割した各領域を構成する上下の2つの領域(領域R1とR4等)においては同タイミングで行われ、水平方向に分割された3つの領域間では所定のフレーム周期ずつずれて行われる。走査のタイミングの詳細については後述する。
図11は、映像信号が各光変調部に分配される状態を説明するブロック図である。領域分割出力部11は、入力映像信号S1を、分割した領域の数に対応させて6つに分割するようにしてあり、図11に示されるように映像信号S1〜S6に分割する。本例においては、分割された各領域を2本の1次元変調光により走査させる構成としてあるため、例えば映像信号S2は映像信号S1に対して2フレーム周期分遅延して出力させる必要があり、映像信号S3は、映像信号S1に対して4フレーム周期分遅延して出力させる必要がある。映像信号S4〜S6は、対応する表示領域の水平方向の位置が映像信号S1〜S3と同一であるため、加えられる遅延も映像信号S1〜S3と同量となる。よって、映像信号S4にはS1と同様にフレーム遅延なし、映像信号S5にはS2と同様に2フレーム、映像信号S6にはS3と同様に4フレームの遅延が加えられる。フレーム分割出力部30a〜fは、分割された各映像信号を、さらに、2台スタックされた各光変調部用に1フレームずつ振り分け、所定のフレーム周期単位の遅延を加えた上で、各光変調部へ供給する構成としてある。光変調部41a〜46a、41b〜46bは、入力された映像信号に応じて1次元光の時間変調を行い、それに同期させて1次元変調光を走査するようにしてある。なお、フレーム分割出力部30の処理は図4で説明した処理と同様であるものとし、説明を省略する。
次に、図12及び図13を参照して、分割された各領域を1次元変調光が走査する様子を説明する。図12は、走査開始より一定時間経過したある特定の時点において、1次元変調光が各領域を走査する状態を示す図である。横軸は画像表示領域の水平方向の位置Xを示し、縦軸は垂直方向Yの位置を示してある。スクリーン50は、画面左上から領域R1、R4、R2、R5、R3、R6の6領域に分割されてある。さらに、1つの領域を2本の1次元変調光が走査する構成としてあるため、ある特定の時点においては、12本の1次元変調光L1a〜L6bがスクリーン50の12の異なる領域を同時に走査していることになる。
図13は、1次元変調光の走査が各フレーム期間に行われる様子を示した図である。横軸は時間t(秒)であり、縦軸は領域の水平方向Xの位置を示す。図10に示されたように、スクリーン50は垂直方向には領域R1〜R3と、領域R4〜R6の2領域に分割されており、両領域において、1次元変調光の走査の開始位置や、付与される遅延量は同一となる。両領域における走査の様子が分かるように、図を分けており、図13(a)には領域R1〜R3における1次元変調光の走査の様子を示してあり、図13(b)には領域R4〜R6における1次元変調光の走査の様子を示してある。図中で水平方向に引かれたラインは各領域間の境界線を示しており、図13(a)において境界線b1、b2で区切られた範囲は、縦軸の下方向から順に領域R1〜領域R3を示しており、図13(b)において境界線b3、b4で区切られた範囲は、縦軸の下方向から順に領域R4〜R6を示している。垂直方向に引かれたラインで区切られた範囲は、入力映像信号の1フレーム周期を示してある。斜めに引かれた実線及び破線は1次元変調光の走査の変化の軌跡を示しており、実線は1次元変調光Lkaの走査、破線は1次元変調光Lkbの走査の変化の軌跡を示している。実線及び破線に付されたn、n+1等の符号は、1次元変調光により走査されるフレームのフレーム番号を示しており、例えば領域R1及びR4において1次元変調光Lkaがnフレーム目を走査している時、1次元変調光Lkbはn−1フレーム目を走査していることがわかる。
このように構成することで、各領域の境界線b1、b2及びb3、b4において、例えばnフレーム目の走査が分断されることが無くなるため、表示される動画像が不連続なものとして認識されることも無くなり、動画像の画質向上を図れる。
なお、以上説明した第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、入力信号の1フレームを1次元変調光が2フレーム周期かけて走査する場合を説明したが、他の走査期間を持つ光変調部を用いる場合にも適用が可能である。図14は、入力信号の1フレームを、1次元変調光が1フレームの走査期間で走査する場合のフレーム分割出力部30の処理例を示す図であり、光変調部をm台スタックさせてある。光変調部において、入力映像信号の出力速度と同じ速度で走査が可能な高速なデバイスを使用した場合の例として示してある。フレーム分割出力部30は、上述した実施の形態における処理と同様に、入力映像信号を光変調部k1〜km用映像信号に分割し、順次1フレームずつ遅延をさせて出力する制御を行う。光変調部のスタック数がmであるため、入力映像信号は、光変調部k1〜kmに順次振り分けられる。よって、光変調部k1用映像信号に振り分けられる映像信号は、1フレーム目の次はm+1フレーム目となり、続いて2m+1となる。同様に、光変調部k2には2、m+2、2m+2フレーム目が割り当てられ、光変調部kmにはm、m+m、2m+mフレーム目が割り当てられる。
また、第1及び第2の実施の形態では、領域分割出力部11とフレーム分割出力部30との間に個別にフレーム遅延部を設け、各映像信号にそれぞれ適正な遅延量の遅延を発生させるようにしたが、領域及びフレームの分割処理を行うためのフレームメモリを使用して、分割処理と遅延処理を同時に行うようにしてもよい。この場合の構成例を、図15のブロック図にて示してある。図15に示すように、入力映像信号S10が供給される領域・フレーム分割出力部60を設ける。この領域・フレーム分割出力部60では、分割する領域の数をn、1つの領域を走査する1次元変調光の本数をmとした場合、入力映像信号S1をn×m個の領域及びフレームに分割すると共に、分割した映像信号を必要により遅延させるようにしたもので、その分割と遅延を、フレームメモリ61に入力映像信号S10を一旦記憶させて、その記憶された映像信号の読出しタイミングの設定で遅延を行うようにしてある。フレームメモリ61は、複数フレーム分の映像信号を記憶することができるようにしてある。分割されて必要により遅延された映像信号は、対応する光変調部40に出力される。このように構成することで、分割された各信号にフレーム遅延部を設ける構成と同様の効果が得られる。
また、図16のブロック図に例示されるように、領域分割出力部11の前にフレームレート変換部70を設け、入力映像信号S1のフレームレートをハイフレームレートに変換させてから領域分割出力部11に入力する構成としてもよい。入力映像信号S1のフレームレートが例えば60Hzである場合、フレームレート変換部により120Hzまたは240Hzの映像信号に変換後に画面分割駆動を行わせるよう構成すれば、より高いフレームレートでの表示を得ることができ、動画像の画質がより良好なものとなる。
次に、本発明の第3の実施の形態を、図17〜図19を参照して説明する。この図17〜図19において、第1の実施の形態で説明した図1〜図7及び第2の実施の形態で説明した図10〜図13に対応する部分には同一符号を付す。
本例においても第1の実施の形態と同様にGLV素子を使用した映像投射装置に適用したものであり、画像表示領域を3領域に分割し、各領域においてフレームを2分割した上で、奇数番目領域における走査と偶数番目の領域における走査とを逆方向に行わせるようにしたものである。
図17は、映像信号が各光変調部に分配される状態を説明するブロック図である。領域・フレーム分割出力部60は、分割する領域の数をn、1つの領域を走査する1次元変調光の本数をmとした場合、入力映像信号S1をn×m個の領域及びフレームに分割すると共に、分割した映像信号をフレームメモリ61に入力するようにしてある。フレームメモリ61は、1フレームもしくは複数フレーム分の映像信号を記憶することができるようにしてあり、フレームメモリ61に記憶された各映像信号は、領域・フレーム分割出力部60により奇数番目の領域と偶数番目の領域においては逆方向に読み出しが行われた上で、所定のフレーム周期単位で遅延が加えられて、光変調部に40出力される構成としてある。光変調部40では、入力された映像信号に応じて1次元光の時間変調を行い、それに同期させて1次元変調光を走査するようにしてある。
次に、図18及び図19を参照して、分割された各領域を1次元変調光が走査する様子を説明する。図18は、走査開始より一定時間経過したある特定の時点において、1次元変調光が各領域を走査する状態を示す図である。横軸は画像表示領域の水平方向の位置Xを示し、縦軸は垂直方向の位置Yを示してある。スクリーン50は、画面左から領域R1、領域R2、領域R3の3領域に分割されてある。図18に示されるように、ある特定の時点において、領域R1を走査する1次元変調光L1a、L1bと、領域R3を走査するL3a、L3bは横軸プラス方向に走査を行っているのに対し、領域R2を走査する1次元変調光L2a、L2bは横軸マイナス方向に走査を行っている。
図19は、1次元変調光の走査が各フレーム期間に行われる様子を示した図である。横軸は時間t(秒)であり、縦軸は領域の水平方向の位置Xを示す。図中で水平方向に引かれたラインb1及びb2は各領域間の境界線を示しており、境界線で区切られた範囲は、縦軸の下方向から順に領域R1、領域R2、領域R3を示している。垂直方向に引かれたラインにより区切られた範囲は、入力映像信号の1フレーム周期を示してある。斜めに引かれた実線及び破線は1次元変調光の走査の変化の軌跡を示しており、実線は1次元変調光Lka、破線は1次元変調光Lkbの走査の変化の軌跡を示している。実線及び破線に付されたn、n+1等の符号は、1次元変調光により走査されるフレームのフレーム番号を示しており、例えば領域R1と領域R1において、1次元変調光Lkaがn−2フレーム目を横軸のプラス方向に走査している時、領域R2の1次元変調光Lkaは同じn−2フレーム目を横軸のマイナス方向に走査していることがわかる。
このように構成した場合でも、本例第1及び第2の実施の形態と同様に、分割された表示領域間の境界線b1及びb2上で、同一のフレームの画像が分断して表示されることがなくなるため、表示される動画像の画質劣化を防ぐことが可能となる。
なお、本例の構成によれば、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と比べて、フレーム遅延量が少なくなるため、より少ないフレーム量での映像表示が可能となり、データを保存するディスクの容量を削減できるため、低コスト化を図ることができる。ただし、動画像の画質は第1の及び第2の実施の形態の方が良好となるため、動画像の画質を重視する場合は、第1及び第2の実施の形態を採用することが好ましい。
また、ここまで説明した各実施の形態では、GLV素子を使用した映像投射装置に適用した例としたが、DMD素子などのその他の素子を使用したプロジェクタにも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態による映像投射装置の構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態による光変調部の構成の例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態による映像信号の流れを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態によるフレーム分割出力部の処理例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態による領域分割の状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態による各領域における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態による各フレーム期間における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態によるブランキング有りの場合の各フレーム期間における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態による映像信号の流れを示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による映像投射装置の構成例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態による映像信号の流れを示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による各領域における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態による各フレーム期間における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態の変形例によるフレーム分割出力部の処理例を示す説明図である。 本発明の実施の形態の変形例による映像信号の流れを示すブロック図である。 本発明の実施の形態の変形例による映像信号の流れを示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による映像信号の流れを示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による各領域における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態による各フレーム期間における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。 光回折変調素子の動作原理を示す構成図である。 光回折変調素子の回折態様を示す説明図である。 従来の映像投射装置の構成例を示す説明図である。 従来の各領域における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。 動画像の表示例を示す説明図である。 従来の各フレーム期間における1次元変調光の走査の例を示す説明図である。
符号の説明
11…領域分割出力部、21…2フレーム遅延部、22…4フレーム遅延部、30…フレーム分割出力部、40〜46…光変調部、50…スクリーン、60…領域・フレーム分割出力部、61…フレームメモリ、70…フレームレート変換部、100…光回折変調素子、101…可動リボン、102…固定リボン、103…駆動電圧電源、110…共通電極、401…光源、402…照明光学系、403…光回折変調素子、404…対物レンズ、405…空間フィルタ、405a…回折部、405b…光透過部、405c…遮光部、406…スキャンミラー、b1〜b4…境界線、L1〜L6…1次元変調光、Lka、Lkb…1次元変調光、R1〜R6…領域、S1〜S6…映像信号

Claims (5)

  1. 光源からの照射光を光変調素子に照射し、前記光変調素子からの射出光により画像を形成する映像投射装置であり、
    前記光変調素子を複数備えて、その複数の光変調素子で連続した複数の画像表示範囲が構成される映像投射装置において、
    前記複数の画像表示範囲に対応させて、入力映像信号を複数個の映像信号に分割し、分割された複数個の映像信号にフレーム周期の時間差を設ける分割出力部と、
    前記分割出力部で分割された各映像信号で、それぞれ別の光変調素子を駆動する駆動部とを備える
    映像投射装置。
  2. 請求項1記載の映像投射装置において、
    前記複数の光変調素子は、少なくとも一部が同じ画像表示範囲に投射する配置としてあり、
    前記同じ画像表示範囲に投射する複数の光変調素子を駆動する映像信号について、所定の時間差を設けたことを特徴とする
    映像表示装置。
  3. 請求項1記載の映像投射装置において、
    入力映像信号のフレームレートをハイフレームレートに変換するフレームレート変換部を備え、
    前記1フレームはハイフレームレートの1フレームであることを特徴とする
    映像投射装置。
  4. 光源からの照射光を光変調素子に照射し、前記光回折変調素子からの射出光により画像を形成する映像投射装置であり、
    前記光変調素子を複数備えて、その複数の光変調素子で連続した複数の画像表示範囲が構成される映像投射装置において、
    前記複数の画像表示範囲に対応させて、入力映像信号を複数個の映像信号に分割し、分割した各映像信号の1走査ライン単位の読み出しを、分割領域毎に正方向と逆方向に変えたうえで、分割された複数個の映像信号にフレーム周期の時間差を設ける領域・フレーム分割出力部と、
    前記分割出力部で分割された各映像信号で、それぞれ別の光変調素子を駆動する駆動部とを備える
    映像投射装置。
  5. 請求項4記載の映像投射装置において、
    入力映像信号のフレームレートをハイフレームレートに変換するフレームレート変換部を備え、
    前記1フレームはハイフレームレートの1フレームであることを特徴とする
    映像投射装置。
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